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Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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大地の子
大地の子〈1〉 (文春文庫)大地の子〈1〉 (文春文庫)
(1994/01)
山崎 豊子

商品詳細を見る



──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:大地の子1?4
 著者:山崎豊子
 出版:文春文庫
 定価:各610円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167556014/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167556022/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167556030/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167556049/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 ※多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■■



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽たしか中学生の頃、「中国残留日本人孤児」の肉親探しをテレビの
 ニュースで見た記憶があります。
 
 明らかに着慣れてない服を着た、中年のおじさんやおばさんが
 何十年ぶりかで日本に住む肉親と再開し、涙ながらに抱き合って
 いる様子が報道されていました。
 
 ウィキペディアで調べてみると、1980年代に入ってから厚生省
 が中心となって中国残留日本人孤児の肉親探しが本格化し始めた
 とのこと。
 
 私は1967年の生まれなので、1980年代というと中学生
 以降ということになります。
 
 当時は、肉親探しのニュースが何度か流れていると、「また同じ
 ことやってる」くらいにしか思えなくなってたような気がします。
 
 涙もろい母親は、ニュースを見るたびに「かわいそうにねぇ」と
 目をうるうるさせていました。
 
 結婚して家庭を築き、子供を授かってみると、中国残留日本人
 孤児の方々がどれだけつらい思いをしてきたのか、その100分
 の1くらいは理解できるようになったのではないかと思ってます。
 
 今回紹介する「大地の子」は、中国残留日本人孤児がテーマの
 作品です。
 
▽著者の山崎豊子さんは、1924年(大正13年)に大阪市で
 生まれています。
 
 ということは、現在86歳!
 
 2009年には、取材と執筆で8年かかった長編作品「運命の人」
 を出版しています。
 
 著者の作品は、本屋さんで平積みされていることが多く、最近の
 作品では上記した「運命の人」が、文庫本コーナーでは、「不毛
 地帯」や「沈まぬ太陽」が全巻平積みされている本屋さんもあり
 ます。
 
 映像化されている作品が多く、知るところでは「白い巨塔」や
 「不毛地帯」、「沈まぬ太陽」がドラマ化や映画化されています。
 
 また、さまざまな賞も受賞されています。
 
 1958年に「花のれん」で直木賞を、1991年には菊池寛賞を、
 1991年には「大地の子」が文藝春秋読者賞を、2009年には
 「運命の人」が毎日出版文化賞特別賞を受賞しています。
 
 というように、日本では有名な作家ですが、私自身は著者の作品を
 今回初めて読みました。
 
 最近、長編はなぜか外国の作家の作品を読むことが多く、日本人
 作家の作品では檀一雄さんの「火宅の人」以来の作品です。
 
▽本のテーマである「中国残留日本人孤児」について、勉強も兼ねて
 少しだけ調べてみました。
 
 情報源はウィキペディアです。
 
 「中国残留日本人孤児」は、日本の法律やメディアでは一般に
 「中国残留邦人」と呼ばれるそうです。
 
 大まかに言うと、「太平洋戦争末期のソ連軍侵攻と関東軍の撤退に
 よる中国東北部における混乱で、日本に帰ることができず中国大陸
 への残留を余儀なくされた日本人のこと」を中国残留日本人孤児と
 言います。
 
 1931年(昭和6年)9月18日以降の満州事変の後、日本政府は
 清国最後の皇帝「溥儀」を担ぎ出し、現在の中国東北部に満州国を
 造ります。
 
 日本から直ちに満蒙開拓移民が組織され、計画では500万人、
 実数32万人以上の開拓民を送り込みます。
 
 当時、アメリカ合衆国発の世界恐慌の影響を受け、日本でも昭和
 恐慌に突入、その影響で日本の農村は困窮を極め、農民は強い
 移民志向を持っていたとのこと。
 
 しかし、太平洋戦争末期の1945年8月、ソ連が日ソ不可侵条約
 を一方的に破棄し、8月9日になるとただちに中国東北部(満州国)
 への侵攻を開始します。
 
 満州国の日本からの移民達は、「関東軍が守ってくれる」と思って
 いたそうですが、ソ連の参戦を予測していた関東軍は、トラックや
 車を民間人から徴用し、列車も確保。
 
 軍人関係の家族等は、その夜のうちに列車で満州東部へ非難します。
 
 翌日以降にソ連侵攻の事実を知った多くの一般人は移動手段もなく
 徒歩で非難するしかありません。
 
 関東軍最悪です。
 
 さらに、関東軍は国境付近の在留法人の成人男性を「国境警備軍」と
 称し、ソ連軍と対峙することを命じます。
 
 関東軍卑怯です。
 
 成人男性はソ連侵攻の最前線へ出され、避難民はほとんどが老人と
 子供、そして女性でした。
 
 ソ連の侵攻と関東軍の卑怯な撤退によって満州における日本の
 支配権は失われ、開拓民の帰国は困難を極めます。
 
 「大地の子」の中でも描かれていますが、ソ連軍の侵攻から避難
 の途中でソ連軍に殺されたり、自決したりで命を落とした人が
 沢山いたそうです。
 
 そのような混乱のさなか、家族が離散したり親とはぐれた子供
 たちは、人身売買等によて中国人の養子(残留孤児)になったり、
 また女性は同様に中国人の妻(残留婦人)となって生き延びること
 になります。
 
 終戦時に逃げ遅れた日本人は、ソ連軍によって数年間にわたり
 収容され帰国が遅れたり、また翌年日本への引き上げが再開され、
 100万人以上の日本人が帰国しますが、中国国内での内戦が
 再開するにつれ、中華民国軍や中国共産党軍に徴兵されたり、
 労働力として徴用されたりと、日本人に対する過酷な支配が強まり
 ます。
 
 物語中でも出てきますが、主人公は親が日本人というだけで差別を
 受け、強制収容所のようなところへ押し込まれたり大変な目に会い
 ます。
 
 その後成立した、中華人民共和国と日本は国交を結ばなかったため、
 日本政府は1958年には集団引き上げを打ち切ってしまいます。
 
 その後の政府の対応は冷たく、強制的に残留者対策の終息を図ろう
 としていました。
 
 中国に取り残された残留邦人は、中国で過酷な体験をします。
 
 「大躍進政策」といわれる毛沢東による愚策によって、大飢饉
 (推計2000万人?5000万人の餓死者が発生)を体験したり、その
 愚策による毛沢東の権力低下を回復させるための「文化大革命」
 による政治動乱を体験したり、中国に残された残留邦人は過酷な
 人生を生き抜きます。
 
 日中国交正常化によって、中国国内の事情が明らかになってくると
 離ればなれになった肉親の消息を知りたいという活動が始まります。
 
 しかし、活動を始めたのは個人で、日本政府も中国政府も残留邦人
 探しに積極的に参加しようとしません。
 
 1980年になって、個人による肉親探しのための訪中が実現し、
 この肉親探しによって、中国残留邦人の存在が日本に知られる
 ようになります。
 
 1981年、政府もやっと重たい腰を上げ、厚生省が中心となり
 中国残留日本人孤児の肉親探しが開始されました。
 
 しかし、1981年というと、終戦後既に35年以上経過していて、
 残留孤児の中には日本語を話す事ができない人も多く、肉親が
 判明したとしても、元の家族として普通に生活できる人は少な
 かったようです。
 
 帰国者の8割以上が生活保護を受けており、国や政府からの援助金や
 ボランティア団体の寄付金などで生活しているのが現実です。
 
 残留孤児の問題は遠い昔のことのように考えていましたが、実は
 そうでもありません。
 
 つい数年前まに損害賠償訴訟が起こっていて、いずれも原告側に
 厳しい判決が続いてたようです。
 
 また、現在では帰国した残留孤児の2世や3世がマフィア化し、
 問題となっているようです。
 
 以上、ごく簡単に「中国残留日本人孤児」について書いてきました。
 
▽今回紹介する「大地の子」の主人公、中国名「陸一心(ルーイースン)」
 日本名「松本勝男」は、満蒙開拓団として満州国に移り住んだ
 家族の長男でした。
 
 家族構成は、祖父、両親、勝男(7歳)、妹(5歳)、生まれた
 ばかりの弟の5人。
 
 終戦間近、「満州への移民は兵隊に取られない」という話は軽く
 無視され、父親が徴兵されてしまいます。
 
 そして、日ソ不可侵条約を破棄したソ連の参戦と、関東軍の身勝手な
 撤退。
 
 残された家族は、開拓団の人たちと着の身着のまま逃避行を始め
 ます。
 
 逃避行の途中、赤ん坊は死に、祖父も力尽き、母親、勝男、妹の
 三人になってしまいます。
 
 そこへソ連軍の集中砲火が始まり、母親は血まみれになって息絶え、
 勝男と妹のあつ子は何とか命だけはつなぎ止めました。
 
 やっと生き延びたところへ中国人が現れ、勝男とあつ子はバラバラ
 にさらわれてしまったのです。
 
 この時の過酷な体験で、勝男は記憶喪失になってしまいます。
 
▽勝男は、さらわれた中国人の家で「大福」と名づけられ、過酷な
 労働を強いられます。
 
 度重なる虐待にやっとの思いで逃亡に成功しますが、再び人さらいに
 捕まり、街角で売られそうになったところに、中国で小学校の教師
 をしていた「陸徳志」に拾われます。
 
 勝男は「一心」と名づけられ、貧しいながらも子供がいない夫婦に
 大切に育てられます。
 
 一心は教育もしっかりと受けさせてもらい、立派な青年に成長
 します。
 
▽出自が日本人であることは、当時の中国ではかなりのマイナス
 要因でした。
 
 人種差別にも耐え、育ててくれた両親に恩を返し、中国の発展の
 ために尽くそうと決心し、必死に勉強した一心は、やがて製鉄所へ
 の就職が決まります。
 
 そこそこのエリートでなければ就職出来ない職種でした。
 
▽しかし、そこへ「文化大革命」という現代の日本人には考えられ
 ない発想による革命が始まります。
 
 一心は、生みの親が日本人であるというだけで犯罪者扱いされ、
 労働改造所(強制収容所)へ送られてしまいます。
 
 一心は、同じ労働改造所に収容されていた、日本語を話す中国人
 と知り合い、ひそかに日本語を教えてもらいます、
 
▽いつ終わるともしれない労働改造所で5年、両親には何処にいるか
 すら知らされず、行方不明のまま過ごしていました。
 
 労働改造所で破傷風を罹った一心は、運良く血清を投与され助け
 られます。
 
 その時、付きっきりで看病してくれたのが、巡回医療チームの
 看護婦をしていた「江月梅」でした。
 
 やがて、江月梅の働きによって、両親と中国共産党の幹部になって
 いた大学時代の友人に、一心の所在を知らせてもらい、両親と
 友人の必死の嘆願により、ようやく労働改造所を出ることができ
 ました。
 
▽労働改造所を出た一心は、国家プロジェクトである製鉄所の製造に
 参加することになりました。
 
 宝華製鉄と名づけられた製鉄所は、国交を回復した日本の製鉄所と
 日本政府の協力でスタートします。
 
 しかし、宝華製鉄プロジェクトは難航します。
 
 中国と日本の国民性の違いと、中国人は日本の被害者だという
 意識が強く働く中国側は、何かと「中日友好の精神で...」と
 日本側に譲歩を要求してくるのです。
 
 その中国側技術者の一人が一心で、日本の製鉄所の現場の所長を
 していたのが、一心と血のつながった父親、松本耕次でした。
 
 当初、二人は親子であることは分からず、一心は生き別れた妹を
 探し、父親の松本耕次は行方知れずの家族を捜していました。
 
 やがて一心は妻の江月梅の協力により、生き別れた妹のあつ子と
 出会います。
 
 しかし、あつ子は病気と過酷な労働のため、既に死の床にあった
 のです。
 
 妹の死に目に何とか間に合った一心は葬式の最中に、娘をやっと
 探し当てた松本耕次と出会い、お互いに親子である事がはじめて
 判明します。
 
 しかし...
 
▽太平洋戦争終結後、国交が無かった中国と日本は、全く別々の
 方向へ向かっていました。
 
 片方は経済大国にのし上がり、片方は打倒ブルジョワ、形ばかりの
 肉体労働者称賛を「革命」と称して実施し、大量虐殺を行った国です。
 
 一心と血のつながった父親が親子であることが判明しても、30年
 の時間と、国のあり方の違いが大きな壁となり、自由な親子が演じ
 られません。
 
 逆に中国共産党側に一心と松本耕次の関係を利用され、日本側の
 譲歩を引き出すために利用されてしまいます。
 
 現代の中国共産党がどのような思想で国を動かしているのかよく
 知りません。
 
 ただ、中国共産党が歩んできた、第二次大戦後の約70年の短い
 歴史から見ると、現在の中国の状況は、毛沢東が掲げた当初の
 思想とは180度違う路線を歩んでいるとしか思えません。
 
 「打倒インテリ、打倒ブルジョワ」を叫んでいた政府が、ブルジョワ
 の国になっています。
 
 多くの問題をはらみつつ、中国は肥大化しているような気がします。
 
▽「大地の子」は、著者自身の数年の取材の末、事実を再構成し、
 小説として描いたものです。
 
 350頁超えの本を4巻読み通す勇気が必要ですが、実はあっと
 いう間に4冊読めてしまいます。
 
 おすすめの作品です。



 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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