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おやじむし

Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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高野聖
高野聖 (角川文庫)高野聖 (角川文庫)
(1971/04)
泉 鏡花

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:高野聖
 著者:泉鏡花
 出版:角川文庫
 定価:470円
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4041010020/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 義血侠血
 夜行巡査
 外科室
 高野聖
 眉かくしの霊



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽著者の泉鏡花(1873年(明治6年)11月4日?1939年(昭和14年)9月7日)は、
 金沢市に生まれます。
 
 泉鏡花は「いずみきょうか」と読みます。
 
 本名は、泉鏡太郎。
 
 「金色夜叉」で知られる尾崎紅葉に師事し、小説の勉強を始めます。
 
 22歳の時に発表した「夜行巡査」「外科室」が称賛され、以降
 作家として活躍します。
 
 ウィキペディアには次のように紹介されています。
 
 「江戸文芸の影響を深くうけた怪奇趣味と特有のロマンティシズム
 で知られる。また近代における幻想文学の先駆者としても評価
 される」
 
 その説明の通り、著者の文章には独特の雰囲気が漂います。
 
 高野聖の冒頭の一文を抜き出してみます。
 
 「飛騨(ひだ)から信州へ超える深山(みやま)の間道で、ちょうど
 立ち休らおうという一本の樹立ち(こだち)もない、右も左も山
 ばかりじゃ。手を伸ばすと達き(とどき)そうな峰があると、
 その峰へ峰が乗り、嶺(いただき)が被(かぶ)さって、飛ぶ鳥も
 見えず、雲の形も見えぬ」
 
 最初は取っつきづらい文章ですが、漢字にルビがふってあって、
 なれるとスラスラと読めるようになります。
 
▽本のカバーに著者の若い頃の写真が掲載されています。

 見た目がとても繊細そうで、おそらくかなり神経質な性格の人
 なんだろうなと思いつつ、ウィキペディアを読んでいると、予想
 通り「潔癖性」だったとのこと。
 
 潔癖性のため、「豆腐」という漢字が嫌いで、必ず「豆府」と
 書いていたとか。
 
 谷崎潤一郎らと鳥鍋を囲んだ時は、無頓着な谷崎は「半煮えくらい
 がうまい」と言って次々に鶏肉を食べてしまうが、しっかり
 火の通った肉しか恐くて食べられない著者は、鍋に線を引いて
 「ここからは私の領分だから手を出すな」と言ったとのこと。
 
 そのような性格のため、著者の文章は練りに練られていて、隙の
 ない文章になっています。
 
▽今回読んだ角川文庫版には、以下の5作品が掲載されています。

 義血侠血
 夜行巡査
 外科室
 高野聖
 眉かくしの霊
 
 「眉かくしの霊」以外は、著者の初期の頃の作品です。
 
 どれも面白い作品ですが、せっかくですので、著者の代表作の
 一つでもあり、表題作にもなっている「高野聖」を中心に紹介
 したいと思います。
 
▽「高野聖」は「こうやひじり」と読みます。
 
 高野聖とは、ウィキペディアによると以下のように解説されてます。
 
 「日本の中世において、高野山から諸地方に出向き、勧進と呼ば
 れる募金のために勧化、唱導、納骨などを行った僧」
 
 「高野山における僧侶の中でも最下層に位置付けられ、一般に
 行商人を兼ねていた」
 
 「諸国に高野信仰を広め、連歌を催すなど文芸活動を行い民衆に
 親しまれたが、一部においては俗悪化し、『夜道怪(宿借)』
 とも呼ばれた」
 
 怪しい僧から、真面目な僧までいろいろといたみたいです。
 
 物語に登場する旅僧は、真面目な信仰心を持った高野聖です。
 
 時代背景は、汽車が登場するので、明治以降の話だと思われます。
 
 新橋から若狭(福井県)へ帰省途中の「私」は、汽車の中で一人の
 旅僧と出会います。
 
 「私」と旅僧は同じ宿に泊まることにし、そこで寝物語に旅僧から
 聞いた話が今回の物語です。
 
 この旅僧は、後で聞くと有名な説教師で、あるお寺の大和尚でした。
 
▽この僧が若い頃の話で、飛騨の山越えをしたとき、ある宿で薬売り
 に出会います。
 
 旅僧はその薬売りにからかわれ、そうそうに宿を出て旅路を急いで
 いると、薬売りに追いつかれ何の言葉も交わさずに薬売りは先へ
 行ってしまいます。
 
 途中道が二手に分かれていて、薬売りはその一方へ進んでいき
 ました。
 
 旅僧は、二手に分かれる所で、出会った百姓に尋ねてみると
 一方は近道だけど五十年ばかり前までは人が通っていたけど、
 現在は旧道となってほとんど人が通らない道だとの事。
 
 もう一方が本筋で、百姓はこちらの道を進めます。
 
 旧道は、目的地は同じで、七里(約28キロ)くらい近いけど
 現在はほとんど人が入らず、命に関わるかもしれないからやめて
 おけ、とのことでした。
 
 旅僧は、旧道を諦め本筋を行こうと考えますが、気になるのは
 先程旧道に入っていった薬売りのこと。
 
 このまま無視して行ってもも良いのですが、自分をからかった人
 だけに、見捨ててしまうと、わざとそうしているような気がして
 自らも旧道に進んだのです。
 
▽その旧道は、百姓の言う通りとんでもない道で、途中蛇が横た
 わっているし、1丈(約3メートル)の大蛇もいるし、気味の悪い
 道が続いています。
 
 そして極めつけは木の上から降ってくる「蛭」。
 
 幅が5分(約1.5センチ)、長さが3寸(約9センチ)の蛭が
 雨のように頭上から降ってくるのです。
 
 全身蛭に吸い付かれながら僧は一目散に駈け、なんとか蛭の森を
 脱したところで、馬の鳴き声を聞き、ある一軒家を発見します。
 
 人気のない山の中の一軒家。
 
 あやしい設定です。
 
 そこで発見したのは、様子のおかしい22?23歳の男性が一人。
 、
 返事をすることもできず、手足を動かす事もできず、縁側に座って
 います。
 
 さらに人を呼んでみると、中からまだ若い女性が出てきました。
 
 かなりあやしい設定です。
 
▽旅僧は、身体を拭くために濡れた雑巾を貸してくれと言うと、
 その女性は、近くにきれいな流れの河があるので、そこへお米を
 とぎに行くついでに案内しましょう、と僧と一緒に崖の下へ降りて
 いくのでした。
 
 途中、女性が「おじ様」と呼ぶ男性がいて、少しだけ話をします。
 
 おじ様はこの女性のことを「嬢様」と呼んでいます。
 
 年の設定が分かりませんが、まだそれなりに若い女性みたいです。
 
 女性が崖を降りていく途中、蟇(ひき、がまがえるのことか?)が
 女性の足にからみつきます。
 
 その時の女性の言葉。
 
 「お客様がいらっしゃるではないかね、人の足になんかからまって、
 ぜいたくじゃあないか、おまえたちは虫を吸っていればたくさん
 だよ」
 
 聞き流せば何ともない言葉ですが、よくよく考えてみるとおかしな
 言葉です。
 
 旅僧が身体を拭いていると、その女性が手伝ってくれて、しかも
 次第に大胆になり怪しい雰囲気が漂い始めます。
 
 何かに引きずり込まれそうな甘美な雰囲気を何とか耐えた僧の
 そばで、女性が服を脱いで身体を拭き始めました。
 
 そこへ、鳥ほどもある大きな蝙蝠が飛んできたり、女性の裸の
 腰の辺りへ抱きつく小猿が出てきたり、やはりなんとなくおかしい
 状況です。
 
 「畜生、お客様が見えないかい。おまえたちは生意気だよ」
 
 女性のこの言葉も、なんとなくおかしいです。
 
 家の近くへくると、先程の「おじ様」が出てきてこう言います。

 「やあ、だいぶ手間が取れると思ったに、御坊様もとの体で帰
 らっしゃたの」
 
 やはり何かがおかしいです。
 
▽おじ様は一頭の馬を引いていて、これから馬市へ出そうとしている
 とのこと。
 
 ところがこの馬が言う事を聞きません。
 
 旅僧の方をじっと見ながら四つ足を突っ張って動こうとしないの
 です。
 
 女性は旅僧に聞きました。
 
 「あなたここへいらっしゃる路でだれかにお逢いなさりはしま
 せんか」
 
 旅僧は旧道に入ってからは誰にも出会っていません。
 
 自分が入る前に、宿で自分をからかった薬売りが入っただけでした。
 
 「もしやこちらへまいりませなんだでございましょうか」
 
 という質問には、
 
 「いいえ、存じません」
 
 と、きっぱりした答えが女性から返ってきました。
 
 やっぱり、そうとう怪しいです。
 
 動こうとしない馬は女性に顎を触られるとおとなしくなり、おじ様
 に引かれていきました。
 
▽その後、女性の家で食事をさせてもらい、旅僧はその場で、女性と
 動きの鈍い男性は納戸で寝る事になったのです。
 
 夜、旅僧が寝付かれないでいると、家の外が騒がしくなってきま
 した。
 
 沢山の畜生の足音や、鼻息、羽音が聞こえ、それらが家の周りを
 取り囲んでいるのが分かります。
 
 すると、女性の声で、
 
 「今夜はお客様があるじゃないか」
 
 という声が聞こえたのです。
 
▽翌日、旅僧は女性宅を後にし、途中で馬を引いていったおじ様と
 出会います。
 
 そのおじ様から聞いた話とは...
 
▽高野聖のような作品を「幻想文学」というそうです。
 
 「江戸文芸の影響を深くうけた怪奇趣味と特有のロマンティシズム」
 
 が著者の作品の特徴の一つだとのこと。
 
 この本に収録されている作品のうち、高野聖の他には「眉かくし
 の霊」が幻想文学にあたります。
 
 「眉かくしの霊」も怪しい雰囲気の物語で、なかなか味わい深く
 読めます。
 
 明治から昭和にかけての作品で、「高野聖」や「眉かくしの霊」の
 ような物語は始めて読んだので新鮮でした。
 
 また、著者のムダや隙のない、カッチリとした文章が話を引き
 締めていて、若干表現が難しい部分もありますが、読んでいて
 気持ちのいい文です。



 続きは次回。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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