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おやじむし

Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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日本人と組織
日本人と組織 (角川oneテーマ21 A 68)日本人と組織 (角川oneテーマ21 A 68)
(2007/06)
山本 七平

商品詳細を見る



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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:日本人と組織
 著者:山本七平
 出版:角川新書
 定価:686円+税
 購入:ブックオフで350円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4047100919/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4421163%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第一章 日本人の家族型組織観
 第二章 契約の「上下関係」と「相互関係」
 第三章 日本人の組織が持つ二重拘束性
 第四章 ユダヤ人に学ぶ口伝立法
 第五章 日本人の盆地文化
 第六章 空間的組織観と時間的組織観
 第七章 組織の解体と再生の必要性
 第八章 聖なる世俗組織“キブツ日本”
 第九章 「知」を窒息させる「信」の肥大化
 第十章 組織と個人の矛盾
 第十一章 組織を“読み”、“注記”を加える
 第十二章 “索引づくり”による組織の再構築



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2007年6月に出版されています。
 
 この本の原稿は1970年代後半に執筆されたそうです。
 
 著者は、日本研究者で「日本人論」に関して読書界に大きな影響を
 与えているそうです。
 
 著書も多数あります。



 日本人が組織をつくるとどうなってしまうのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本人の盆地文化とは?



 なかなか面白い分析です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本人の盆地文化とは?

 「彼らの世界を『中心軸主義』とするなら、われわれの世界は
 『枠内主義』といえる。いわば一方は、一つの中心的原理から
 引き出した諸原則で全体を律しようとし、われわれは、まず枠を
 設定して全体を拘束し、その枠の中では『融通無碍(ゆうづうむげ)』
 にしておこうとする。これは、相互の組織の根本的な違いといわ
 ねばならない」

 「この枠の中は、一見『中心的軸』があるようにみえて、実は、
 融通無碍だったわけである。枠をきびしく固定しながら、内部に
 融通性・流動性をもたすのは、日本の伝統的いき方であり、した
 がって、もし本当の中心的統制を加えられれば、すべての日本人は
 二重の拘束を受けねばならなくなる」
 
 「それは、あらゆる面で耐えられないから、われわれは常に、
 中心的な統制を排除する方向に向かうわけである。これは『絶対に
 手を触れ得ぬ神命的契約を中心におき、これで組織を統制する』
 モノティズム的いき方とは、全く別のいき方といわねばならない」

 「日本自体が島国という枠の中にあり、同時にこの枠は、北海道を
 除けば神話時代から現在まで、全く変化なき枠だからである」
 
 「第二が、日本語という枠である。日本のように、国土・国籍・
 文化圏・言語圏・汎神論的宗教圏・自然的環境がぴたりと一致
 している国は、人類史の例外といわねばならない。おそらくこれ
 だけで、もう中央的統制は不要であろう」
 
 「第三の特色は、その文化の基礎が『盆地文化』乃至は『準盆地
 文化』だということである」

 「日常生活には、山に囲まれた平地という枠があり、すべては
 この枠内で処理されねばならない。その処理に際して、この枠を
 無視することは、遊牧民が砂漠という現実を無視するのと同様に、
 不可能なことである」
 
 「枠は規定され、人は、好むと好まざるとにかかわらず、その
 枠内で秩序を保っていかねばならない。枠自体が強力な統制だから、
 内部秩序に強力な統制は必要でなく、この枠内を『すべて丸く
 おさめる』ことが第一になる」

 「この枠から恩恵をうけて、それに依存している限り、生存と
 平和と秩序を保ちうるのである、この枠を無視することは自己の
 存在をも含め、全てを無視することにほかならない」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本人の盆地文化」とはどのようなものなのでしょうか?

▽日本の政府は、しばしば「無責任体質」だと言われます。

 政治家はもちろんのこと、実際に国を動かしている官僚も、責任
 の所在がハッキリしていません。
 
 したがって、社会保険庁で何か不正問題が起きても、厚生労働省の
 責任で薬害が起きても、何とか省で税金の無駄遣いが発覚しても
 だれも責任をとらない組織となっています。
 
 これが如実に表れたのが、太平洋戦争当時の軍部で、誰が意思決定
 をしているのか分からない状態で戦争に突入、その場の空気だけで
 戦争が進んでいく、そういった組織構造をしています。
 
 この組織構造は、最近始まったわけではなく、江戸時代から、
 もしくはそれよりもっと昔から、日本人はそういった組織構造の
 中で生活してきたみたいです。
 
▽西洋の組織構造と日本の組織構造を比較してみると、その違いが
 良く分かります。
 
 著者の言葉を借りると、日本とはパンティズム(汎神論)の世界
 であり、西欧はモノティズム(一神論)の世界です。
 
 モノティズムの世界とは、「神」が中心にいて、「神」と契約を
 結ぶことで組織が成り立っています。
 
 パンティズムの世界は「神」は中心とはなりません。
 
 あくまでも「一つの枠の中」という発想で組織が成り立っています。
 
 著者は言います。
 
 「彼らの世界を『中心軸主義』とするなら、われわれの世界は
 『枠内主義』といえる。いわば一方は、一つの中心的原理から
 引き出した諸原則で全体を律しようとし、われわれは、まず枠を
 設定して全体を拘束し、その枠の中では『融通無碍(ゆうづうむげ)』
 にしておこうとする。これは、相互の組織の根本的な違いといわ
 ねばならない」
 
 「枠内主義」でその枠内では「融通無碍」というのは、どうなるの
 かというと、例があげられています。
 
 幕末に日本へやってきて条約を結ぼうとした外国人が、日本と
 交渉するときに、だれが決定権と責任を持っているのか、ハッキリ
 しなくて、そうとう困ったそうです。
 
 当時、日本と条約を結ぼうとすると、徳川幕府しかなかったはず
 ですが、ところが徳川幕府と条約を結んでも、それで日本と条約を
 結んだことにはならないのです。
 
 徳川家と諸藩はあくまでも同列の存在で、徳川家は単純に「武家の
 統領」だっただけなのです。
 
 幕府が条約を結んだとしても、それが他の藩にも遡及するかと
 いうとそんなことはなかったのです。
 
 武家の地位は、形式的には天皇家からの任命で位が決まっていた
 ので、日本の責任者は天皇なのかというと、そんなこともなく、
 権威は持っているけれど何の権力を持っていないのが天皇だった
 のです。
 
 つまり、当時の日本には「中央政府」なるものは存在してなかった
 ということになります。
 
 こういった組織とは正反対の「中心軸主義」、つまり、責任の
 所在が常にはっきりしている西欧の人たちにとってみると、怒る
 のも当然です。
 
 日本の組織の決定権は「枠内」が持っていて、個人が持っている
 わけではないのです。
 
 これは、太平洋戦争当時も同じだったみたいです。
 
 著者は言います。
 
 「この枠の中は、一見『中心的軸』があるようにみえて、実は、
 融通無碍だったわけである。枠をきびしく固定しながら、内部に
 融通性・流動性をもたすのは、日本の伝統的いき方であり、した
 がって、もし本当の中心的統制を加えられれば、すべての日本人は
 二重の拘束を受けねばならなくなる」
 
 「それは、あらゆる面で耐えられないから、われわれは常に、
 中心的な統制を排除する方向に向かうわけである。これは『絶対に
 手を触れ得ぬ神命的契約を中心におき、これで組織を統制する』
 モノティズム的いき方とは、全く別のいき方といわねばならない」
 
 こういった組織構造は、実は現在も日本社会の中で連綿と存在
 していて、形式上は社長が会社のトップにいるけど、実際に組織を
 動かすのは、「枠」つまり組織全体の意思であるということが多々
 あるみたいです。
 
▽なぜこのような組織構造が生まれたかというと、著者は「風土的
 秩序」という言葉を使っています。
 
 著者は言います。
 
 「日本自体が島国という枠の中にあり、同時にこの枠は、北海道を
 除けば神話時代から現在まで、全く変化なき枠だからである」
 
 「第二が、日本語という枠である。日本のように、国土・国籍・
 文化圏・言語圏・汎神論的宗教圏・自然的環境がぴたりと一致
 している国は、人類史の例外といわねばならない。おそらくこれ
 だけで、もう中央的統制は不要であろう」
 
 「第三の特色は、その文化の基礎が『盆地文化』乃至は『準盆地
 文化』だということである」
 
 例えば、日本の象徴的な文化としては、京都や奈良があげられますが、
 両者とも盆地のなかにあります。
 
 また、盆地の一部が海である場所、例えば鎌倉などが「準盆地文化」
 となります。
 
 盆地文化とは「枠の文化」です。
 
 「盆地文化(枠の文化)」を著者は次のように解説しています。
 
 「日常生活には、山に囲まれた平地という枠があり、すべては
 この枠内で処理されねばならない。その処理に際して、この枠を
 無視することは、遊牧民が砂漠という現実を無視するのと同様に、
 不可能なことである」
 
 「枠は規定され、人は、好むと好まざるとにかかわらず、その
 枠内で秩序を保っていかねばならない。枠自体が強力な統制だから、
 内部秩序に強力な統制は必要でなく、この枠内を『すべて丸く
 おさめる』ことが第一になる」
 
 枠の文化の中にいる日本人にとって、枠の存在は自己の存在を
 保てる空間です。
 
 「この枠から恩恵をうけて、それに依存している限り、生存と
 平和と秩序を保ちうるのである、この枠を無視することは自己の
 存在をも含め、全てを無視することにほかならない」
 
 つまり日本の組織とは、どこかに強力な中心を求めるものではない
 ということになります。
 
 このような日本の「盆地文化(枠の文化)」は古代から延々と
 続けられ、そして現在にいたっても、その組織構造に変わりは
 ないのです。
 
 つまり、責任の所在ははっきりしないけれど、集団としては素晴
 らしい力を発揮する(場合がある)ということです。





 この本は、日本の組織構造について、昔から続く日本独特の文化を
 もとに詳細に解説しています。
 
 日本の組織、特に官僚組織は、国民から「無責任だ!」と非難
 されています。
 
 ただ、非難している本人も、自分が属している組織では、役職は
 あるけれど、最終的に誰が責任を負っているのかわからないという
 状況にあるのではないかと思います。
 
 日本人の良い部分でもあり、悪い部分でもあります。
 
 そして、今後も同じような組織形態が続いていくのだと予想され
 ます。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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