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Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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男の勘ちがい(2回目)
男の勘ちがい 男の勘ちがい
斎藤 学 (2004/07)
毎日新聞社

この商品の詳細を見る



──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:男の勘ちがい
 著者:斎藤学
 出版:毎日新聞社
 定価:1238円+税
 購入:ブックオフで700円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4620317012/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1696465%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 逃げる男と逃げない男
 第2章 男に足りないもの
 第3章 男たちと世間
 第4章 虐待する男たち
 第5章 男は脆いよ
 第6章 男たちの結婚
 第7章 父親してるか?男たち
 第8章 男児から男へ
 第9章 大人の男として生きたい



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は2004年7月に出版されています。
 
 著者は精神科医で、アルコール依存、児童虐待、過食症、拒食症
 問題などに長年取り組み、治療方法として、自助グループで語る
 手法を日本に広めた第一人者、と紹介されています。
 
 著書も多数あります。
 
 このメルマガでも何度か紹介しています。
 



 家族の人間関係に詳しい精神科医の分析を知りたいです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)少年Aの家庭環境とは?



 今とても知りたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)少年Aの家庭環境とは?

 「『父の掟』とは『日は東から昇り西に沈むものであって、決して
 その逆は起こらない』とか、『人は人を殺してはならない』と
 いったものを含むものであって、1人の男が家族を支配するための
 瑣末(さまつ)で恣意(しい)的なルールだけを指しているわけ
 ではない。こうした『父の掟』に従って生きる他ない自己を認識
 すること、それによって子どもは人間のひとりになる」

 「少年たちによる反社会的行為の大半は『父=掟』の探索という
 意味を持つと思う。家の中に父(掟)がいない子がそれを探し
 まわり、ついには国家権力という掟にぶつかるというのが非行の
 本質なのだろう」
 
 「しかし罰が心の糧になるように受け入れられるためには、罰の
 意味を説くやさしい父が必要で、既述のように、その役割は得て
 して母によって引き受けられることが多い」

 「1997年2月から5月にかけて、神戸市須磨区で発生した、
 小学生連続殺傷事件の加害者の少年(当時)についても、私は
 あれを『父親探し』だったのだと考えている。最後の事件で校門に
 さらした学童の首に加害者の少年は『挑戦状』を銜えさせた。
 そしてその一週間後に新聞社宛てに『挑戦状』を送った」
 
 「『さあゲームの始まりです愚鈍な警察諸君ボクを止めてみたまえ』
 という挑戦状冒頭の一句は、私には『早く捕まえてよ、僕を止め
 てよ』という悲鳴のように読める」
 
 「私はこの少年が意識からは排除していた父を必死で捜していた
 ものだと考えている」

 「Aはたびたび自分を『罪深い者』と語っているというが、この
 罪悪感の根源に父を見ておかないと、彼についての物語の中から、
 最も重要な存在が消えてしまう」
 
 「酒鬼薔薇聖斗が、挑発し愚弄して止まない学校、社会、警察
 とはすべて父のメタファー(隠喩)である」
 
 「少年Aは父を恐れて回避し、酒鬼薔薇聖斗は社会を挑発し愚弄
 するという構図である。そして酒鬼薔薇の暴虐の結果としての
 処罰を受けるのは少年A、彼はそれを無意識のうちに必要として
 いたはずである」
 
 「少年Aはなぜ家庭内暴力に入らなかったのか、と問う人がいる。
 以上を考えれば、Aにそのゆとりはなかったことが理解されるで
 あろう。母への愛着もさることながら、生身の少年Aにとって、
 父は単なる『不在の父』ではなかった、得も言えず恐ろしい人で
 あったのだと私は思う」

 「Aの母は、この夫への不満や怒りをAに向け、そうした気持ちの
 高まりの中でAの気質の矯正を考えてたのかも知れない。こう
 なると、単に兄弟げんかを叱られる兄の話ではなくなってくる」

 「彼の母は、少年Aの気質(内気、消極的、おとなしい、しかし
 短気)の中に夫(つまり少年Aの父親)とよく似たものを認め、
 それを矯正しようとしたのではないか」
 
 「つまり、母親は父親に物足りなさと嫌悪を感じていて、それが
 Aの養育に影響したのではないかと推測するわけである」
 
 「もしそうであれば。Aはその気質が顔をのぞかせ始めたごく
 幼いうちから、この夫婦の葛藤の中に投げ込まれていたという
 ことになる」
 
 「母の怒りや無視に直面した子はかえってその母にまとわりつく。
 子は母への密着を維持しようとあらゆる努力を惜しまなくなり、
 その過程で母に迎合し、その価値観を無批判に取り入れることに
 なりやすい」
 
 「その母の価値観の中に自分自身の『生の無意味さ(僕なんか
 生きていてもしかたがない)』が含まれているとしたら恐ろしい」
 
 「こうした密着した二人関係の中でこそ、親の支配と子の隷従は
 危険なものになる。こうした関係は、それ自体が暴力的なのだから、
 もはや身体的暴力もネグレクト(無視)も必要ではない」
 
 「私はかねてから、この種の『やさいし暴力』(情緒的虐待として
 定義されているものより広く、周囲に見えにくい)こそ、児童
 虐待の本質ではないかと考えている」

 「こうした融合的二者関係が成立し、長引く原因の一端は父親に
 ある。前に書いたように『父なる者』とは、このような母子融合を
 切断するという役割を担うものだからである」
 
 「子どもはそのような父を見て、母と我が身を一体化する子宮回帰
 (その究極な形は死である)の誘惑を断念できるようになる」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「少年Aの家庭環境」とはどのようなものだったのでしょうか?

▽この本を読んでいたときに、偶然にも神戸連続幼児殺傷事件の
 犯人である少年Aのことが書かれていました。
 
 ちょうど、
 「少年A 14歳の肖像」(高山文彦著)
 「「少年A」この子を生んで……」(「少年A」の父母著)
 「淳」(土師守著)
 と読んできたところだったので、家族の人間関係に詳しい精神
 科医の分析を興味深く読ませてもらいました。
 
 「「少年A」この子を生んで……」を読んでみても、少年Aの
 精神が形成されるに至った家庭の状況というのがはっきりと分かり
 ません。
 
 「少年A 14歳の肖像」は第3者が書いた本ですが、これには
 幼少期の母親の厳しい躾が原因だと書いてありました。
 
 しかし、母親の厳しい躾といっても、それぐらいの躾でしたら
 どこの家庭でも存在するものです。
 
 納得はしつつも、もっと他に何らかの原因があるのではないかと
 なんとなく考えていたところ、偶然この本に少年Aのことが書か
 れているのを発見したのです。
 
▽この本は、「男性がどう生きるべきか」を書いた本です。

 したがって、男性の家庭における役割というのが書かれている
 わけですが、その中に「父の掟」というのがあります。
 
 著者は言います。
 
 「『父の掟』とは『日は東から昇り西に沈むものであって、決して
 その逆は起こらない』とか、『人は人を殺してはならない』と
 いったものを含むものであって、1人の男が家族を支配するための
 瑣末(さまつ)で恣意(しい)的なルールだけを指しているわけ
 ではない。こうした『父の掟』に従って生きる他ない自己を認識
 すること、それによって子どもは人間のひとりになる」
 
 父の掟とは、人間社会の基本的なルールのことです。
 
 父親の役割は、その掟を子どもたちに教えることにあります。
 
 当然父親本人が「掟」を理解してないと教えることはできません。
 
▽また、著者は言います。

 「少年たちによる反社会的行為の大半は『父=掟』の探索という
 意味を持つと思う。家の中に父(掟)がいない子がそれを探し
 まわり、ついには国家権力という掟にぶつかるというのが非行の
 本質なのだろう」
 
 「しかし罰が心の糧になるように受け入れられるためには、罰の
 意味を説くやさしい父が必要で、既述のように、その役割は得て
 して母によって引き受けられることが多い」
 
 人間社会を普通に生きるには、「父の掟」が必要なのです。
 
▽そして、著者は神戸で起きた少年Aの事件について、次のように
 書いています。
 
 「1997年2月から5月にかけて、神戸市須磨区で発生した、
 小学生連続殺傷事件の加害者の少年(当時)についても、私は
 あれを『父親探し』だったのだと考えている。最後の事件で校門に
 さらした学童の首に加害者の少年は『挑戦状』を銜えさせた。
 そしてその一週間後に新聞社宛てに『挑戦状』を送った」
 
 「『さあゲームの始まりです愚鈍な警察諸君ボクを止めてみたまえ』
 という挑戦状冒頭の一句は、私には『早く捕まえてよ、僕を止め
 てよ』という悲鳴のように読める」
 
 「私はこの少年が意識からは排除していた父を必死で捜していた
 ものだと考えている」
 
 なるほど、「父の役割」のことを考えるとそういうことになるの
 ですね。
 
 母親の厳しい躾がその原因のように言われます。
 
 それも原因の一つではありますが、もっと深いところでは、
 「父親探し」をしていたみたいです。
 
 著者は言います。
 
 「Aはたびたび自分を『罪深い者』と語っているというが、この
 罪悪感の根源に父を見ておかないと、彼についての物語の中から、
 最も重要な存在が消えてしまう」
 
 「酒鬼薔薇聖斗が、挑発し愚弄して止まない学校、社会、警察
 とはすべて父のメタファー(隠喩)である」
 
 「少年Aは父を恐れて回避し、酒鬼薔薇聖斗は社会を挑発し愚弄
 するという構図である。そして酒鬼薔薇の暴虐の結果としての
 処罰を受けるのは少年A、彼はそれを無意識のうちに必要として
 いたはずである」
 
 「少年Aはなぜ家庭内暴力に入らなかったのか、と問う人がいる。
 以上を考えれば、Aにそのゆとりはなかったことが理解されるで
 あろう。母への愛着もさることながら、生身の少年Aにとって、
 父は単なる『不在の父』ではなかった、得も言えず恐ろしい人で
 あったのだと私は思う」
 
 少年Aにとって、父親は恐ろしい存在だったのです。
 
 事実、父親は普段は無口でおとなしい人だったのですが、怒ると
 怖かったみたいです。
 
 そして、この父親は、自分で少年Aのことを「自分に似ている」と
 思っていたそうです。
 
▽そして、母親もそう思っていたみたいです。
 
 また、母親は少年Aを「普段はおとなしいのに、怒り出すと手が
 つけられなくなる」とも考えていたそうで、そうなると、父親と
 少年Aはよく似ていることになります。
 
 著者は言います。
 
 「Aの母は、この夫への不満や怒りをAに向け、そうした気持ちの
 高まりの中でAの気質の矯正を考えてたのかも知れない。こう
 なると、単に兄弟げんかを叱られる兄の話ではなくなってくる」
 
 少年Aの母親が少年Aを叱るとき、そこに自分の夫を見ていると
 なると、これは教育とか躾とかではすまなくなります。
 
 著者はこの部分をさらに次のように解説しています。
 
 少し長いですが引用します。
 
 「彼の母は、少年Aの気質(内気、消極的、おとなしい、しかし
 短気)の中に夫(つまり少年Aの父親)とよく似たものを認め、
 それを矯正しようとしたのではないか」
 
 「つまり、母親は父親に物足りなさと嫌悪を感じていて、それが
 Aの養育に影響したのではないかと推測するわけである」
 
 「もしそうであれば。Aはその気質が顔をのぞかせ始めたごく
 幼いうちから、この夫婦の葛藤の中に投げ込まれていたという
 ことになる」
 
 「母の怒りや無視に直面した子はかえってその母にまとわりつく。
 子は母への密着を維持しようとあらゆる努力を惜しまなくなり、
 その過程で母に迎合し、その価値観を無批判に取り入れることに
 なりやすい」
 
 「その母の価値観の中に自分自身の『生の無意味さ(僕なんか
 生きていてもしかたがない)』が含まれているとしたら恐ろしい」
 
 「こうした密着した二人関係の中でこそ、親の支配と子の隷従は
 危険なものになる。こうした関係は、それ自体が暴力的なのだから、
 もはや身体的暴力もネグレクト(無視)も必要ではない」
 
 「私はかねてから、この種の『やさいし暴力』(情緒的虐待として
 定義されているものより広く、周囲に見えにくい)こそ、児童
 虐待の本質ではないかと考えている」
 
 少年Aは母親の価値観、つまり、自分の夫の気質を嫌悪している
 ということを無批判に取り入れながら育ったということになります。
 
 こうなると、少年Aは混乱し自分が分からなくなります。
 
 どちらも自分にとっては神様のような父親と母親なのに、片方が
 片方を否定していると、子どもはどうしていいか分からなくなる
 のです。
 
▽では、どうすればいいのでしょうか?

 著者は言います。
 
 「こうした融合的二者関係が成立し、長引く原因の一端は父親に
 ある。前に書いたように『父なる者』とは、このような母子融合を
 切断するという役割を担うものだからである」
 
 「子どもはそのような父を見て、母と我が身を一体化する子宮回帰
 (その究極な形は死である)の誘惑を断念できるようになる」
 
 父親は重要な存在なのです。





 今回は、少年Aの親子関係の解説を中心に紹介しました。
 
 少年Aの犯罪は「父親の不在」が原因で、しかも、その父親は
 少年Aにとって、「恐ろしい存在」だったと解説されています。
 
 真実は誰にも分からず、おそらく少年Aにも分からず、その両親
 にも分からないと思われます。
 
 ただ、長年似たようなケースをいくつも経験してきた著者による
 分析には重みがあります。
 
 
 家族の人間関係はなかなか奥が深いです。



 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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