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Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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蜘蛛男
少年探偵江戸川乱歩全集 42少年探偵江戸川乱歩全集 42
(2000)
江戸川 乱歩

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:蜘蛛男
 副題:少年探偵江戸川乱歩全集42
 著者:江戸川乱歩
 出版:ポプラ社
 定価:700円
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4591001512/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 なぞの美術商
 からっぽの家
 クモのおどり
 奇妙な広告
 黒柳博士
 
 以下、多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽小学生の頃、学校の図書館で借りて読んだ江戸川乱歩の少年探偵
 シリーズ。
 
 ポプラ社から出版されている単行本の全集は、全部で46巻あり
 ます。
 
 しかも、カバーの絵や挿絵も子供の頃読んだ本と全く同じで、
 ブックオフで見つけた時に懐かしくて思わず買ってしまいました。
 
 46巻のうち、どれを読んだかもう覚えていませんが、題名だけ
 鮮明に覚えていたのが今回紹介する「蜘蛛男」です。
 
 なぜ鮮明に覚えていたかというと、表紙を開いた巻頭にカラーの
 挿絵が載っていて、そこには恐怖の表情で逃げる学生服を着た少年
 と、そのうしろの水槽には全裸の女性の水死体が浮かんでいたため
 です。
 
 なぜかこの挿絵が子供心にショックだったらしく、今でも記憶に
 残っていました。
 
▽少年探偵シリーズと言えば、登場するのは名探偵明智小五郎と、
 少年探偵団の小林少年。
 
 そして、怪人二十面相も忘れてはなりません。
 
 まだ見てませんが、昨年映画化されています。
 
 怪人二十面相は、ルブランのアルセーヌ・ルパンと同様に人を
 殺しません。
 
 少年探偵シリーズはそこが特徴だったような気がしますが、今回
 紹介する「蜘蛛男」は人が死にます。
 
 しかも、美しい女性が殺され、バラバラにされ、石膏で固められ
 たり、水族館の水槽に投げ込まれたり、タルの中に塩漬けされて
 いたり、最近のサスペンス映画並です。
 
 したがって、怪人二十面相は登場しません。
 
 また、少年には荷が重いためか、小林少年と少年探偵団も登場
 しません。
 
 子供には多少ショッキングな作品です。
 
▽物語は、謎の美術商稲垣平造の登場で始まります。

 関東ビルの13号室を借り、美術商らしく適当に家具や絵画を
 購入して飾り、新聞に女性事務員募集の広告を出します。
 
 応募してきた女性の中で、気に入った美しい最後の女性だけ採用し、
 面接のことを誰にも話してないと確認すると、この女性を誘拐して
 しまいます。
 
 その三日後、稲垣美術店はセールスマンを募集します。
 
 セールスマンは口べたな6人が採用され、その日のうちに手や足
 などの石膏の人体模型を持たされて、都内の中学校へ置いてくる
 ように言い渡されます。
 
 石膏模型はよくできていて、まるで本物の女性の体の一部のよう
 でした。
 
 その日雇われたセールスマンの一人に悪いヤツがいて、口べたを
 装って6人の一人に選ばれ、渡された手の石膏模型を額縁屋へ
 持ち込んでお金に換え、自分の懐に入れてしまったのでした。
 
▽続いて登場するのが法医学博士で犯罪学の権威黒柳博士。
 
 黒柳博士は素人探偵も兼ねていて、警察が手こずっていた難事件に
 智恵を貸し、これまでに何度か事件を解決に導いていました。
 
 黒柳博士は変人で通っていて、自分が気に入った事件にしか口を
 出しません。
 
▽黒柳博士と助手の野崎三郎は黒柳博士の書斎で、新聞の広告に
 ついて話をしていました。
 
 黒柳博士が発見したのは稲垣美術商の人材募集の広告と、美術商が
 入居していた貸しビルの広告でした。
 
 そこに犯罪の臭いをかぎ取った黒柳博士は貸しビルの経営者に
 電話をかけて事情を聞き出し、そのビルへ行ってみることにします。
 
 出かけようとしたとき、若い美しい女性が黒柳博士を訪ねてきます。
 
 その美しい女性は、先日稲垣美術商に面接に来た女性の姉で、
 「妹を捜して欲しい」という依頼でした。
 
 難事件を解決に導いたことがある黒柳博士を頼ってやってきたの
 です。
 
 女性に、夜もう一度来てくれとお願いし、黒柳博士と野崎助手は
 稲垣美術商が入居していた貸しビルを調査しに行きました。
 
 2人が稲垣美術商について調査していたところ、何日か前にセー
 ルスマンとして雇われた男性の一人がやってきました。
 
 その男性は、渡された石膏を額縁屋へ売って小遣いにしてしまった
 青年です。
 
 黒柳博士は青年にお金を渡して真実を聞き出し、青年が行った
 額縁屋へ行って石膏模型を手に入れます。
 
 黒柳博士はいくつかの情報と状況から事件の臭いをかぎつけて
 ました。
 
▽自宅に帰った黒柳博士は野崎助手と、ちょうど訪ねてきた妹を
 探している女性の前で、腕の石膏模型を金槌で砕いてしまいます。
 
 そのなかから出てきたのは、切断された女性の腕でした。
 
 腕の特徴から、その腕が行方不明になった女性の妹のものである
 ことが判明します。
 
▽ここから事件が急展開を始めます。

 犯人は自らを「青ひげ」と名乗り、黒柳博士と警察に挑戦状を
 叩きつけるのです。
 
 同じ顔立ちの女性の命を巡って、私立探偵と警察、神出鬼没の
 犯人の息の詰まりそうな闘いが始まります。
 
 犯人が警察に追いつめられると、犯人は煙のように消えてしまい
 ます。
 
 どうしても掴まえられない犯人。
 
 そのような状況で、名探偵明智小五郎が後半3分の2過ぎくらい
 から登場し、難事件を解決していきます。
 
 (子供の頃)最初に読んだときは、明智小五郎が謎を解くまで、
 犯人の見当がつきませんでした。
 
 今回、読む前は内容を忘れていましたが、途中まで読んで犯人を
 思い出し、後は細部を検討しながら読めました。
 
 名探偵明智小五郎の登場で、全く打つ手がなかった警察側が、
 逆に犯人を追いつめていくようになります。
 
 明智小五郎は、警察から情報を聞いただけで誰が犯人なのか目星が
 つたようです。
 
 読んでいる方の気分が良くなるほどサクサクと真相をあばいて
 しまいます。
 
▽今回、久々に江戸川乱歩の作品を読みました。

 おそらく30年ぶりくらいです。
 
 今回の作品には怪人二十面相が登場しなかったので、次回読む
 ときは二十面相が活躍?する作品を読みたいと思います。
 
 子供も大人も楽しめる作品です。



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外套・鼻
外套・鼻 (岩波文庫)外套・鼻 (岩波文庫)
(2006/02)
ゴーゴリ

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:外套・鼻
 著者:ゴーゴリ
 出版:岩波文庫
 定価:260円
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4003260538/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 外套
 鼻



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽今回紹介する本は、ロシアの小説家、劇作家であるゴーゴリ
 (1809年3月31日?1852年3月4日)が書いた短編が二篇収録され
 ています。
 
 ゴーゴリの正式名は「ニコライ・ヴァシーリエヴィチ・ゴーゴリ」
 です。
 
 ウクライナ生まれのロシア帝国時代に活躍した作家で、その作品は
 ドストエフスキー(1821年11月11日?1881年2月9日)をはじめ、
 様々な作家に影響を与えたとのこと。
 
 読み終わった後、何となく「川端康成の作品に似てるなぁ」という
 感想を持ったのですが、どうやら川端康成をはじめ日本の作家にも
 かなりの影響を与えているみたいです。
 
▽著者が生きたロシアの時代背景としては、1812年にナポレオン
 率いるフランス軍に攻め込まれますが、大損害を被りつつもこれを
 撃退します。
 
 その後ロシアは近代化の道を歩みますが、帝政ロシアは弱体化し
 社会主義運動が活発になります。

 歴史的にはロマノフ王朝が支配する帝政ロシアと呼ばれる時代、
 近代化を目指し始めた頃のロシアの作家です。
 
▽帝政ロシアも終盤の頃ということで、2作品とも「役人中の役人」
 と言えそうな感じの役人が登場します。
 
 「外套」は万年九等官、アカーキイ・アカーキエウィッチという
 名の男が主人公です。
 
 九等官がどのような仕事なのか良く分かりませんが、いずれにしろ
 「下級役人」と呼ばれる役人です。
 
 彼は真面目に仕事に取り組みますが、清書する能力しかなく、
 他の仕事は真剣にやっても彼にはできませんでした。
 
 生活は楽ではなく、貧乏な生活をしています。
 
▽ロシアの冬は厳しく、外を出歩く時は外套がなければ生命の危険に
 晒されます。
 
 しかし、収入が少ない下級役人の彼にとって、外套を新調するには
 相当な費用が必要です。
 
 アカーキイ・アカーキエウィッチは、同僚から「半纏(はんてん)」
 と陰口を言われながらも、ボロボロになった外套を修繕して着て
 いました。
 
 ある時、いつもの修繕屋に外套を持ち込んだところ、「この外套は
 もう直せない」と言われ、外套を新調するように言われます。
 
 半分は長年貯め込んだ貯金から、残りは偶然多くもらえた賞与から
 出し、やっとのことで外套を新調しました。
 
 彼は上機嫌、同僚にも喜んでくれる人がいて、パーティを開催
 するほどの騒ぎになります。
 
▽ところがそのパーティの帰り、新調したばかりの外套を追い剥ぎに
 奪われてしまいます。
 
 アカーキイ・アカーキエウィッチは外套を取り戻そうと方々手を
 尽くしますが...
 
 外套一着のために人生を掛け、下級役人のために上級役人には
 まともに相手をしてもらえず、逆に叱責されてしまう悲しい人。
 
 以前読んだ、ドストエフスキーの作品「虐げられた人びと」に
 登場するような、まさに「虐げられた人」が物語の主人公です。
 
 虐げられた恨みは、キッチリ返します。
 
 別の形で。
 
▽もう一つの作品「鼻」は、八等官のコワーリョフという男が主人公
 です。
 
 ある朝、理髪店を営むイワン・ヤーコレヴィッチという男性が、
 妻が焼いた朝食のパンの中から「鼻」をほじくり出します。
 
 しばらく鼻を眺めていたイワン・ヤーコレヴィッチは、この鼻が
 客のコワーリョフのものだと気が付きます。
 
 困ったイワンは鼻を捨てに行きます。
 
▽一方コワーリョフは、朝起きて鼻に出来たニキビを確認しようと
 鏡を見た瞬間、自分の鼻が無いことに気が付きます。
 
 鼻があった場所がのっぺらぼうになっていて、何とも格好が付き
 ません。
 
 困ったコワーリョフは誰かに相談しに行こうと出かけますが、
 その途中、五等官に化けた自分の「鼻」を発見します。
 
 この辺り、なんとも発想が面白いです。
 
 八等官の自分が五等官の鼻に話しかける時に、言葉遣いが変わって
 しまうとこなど、なかなか面白い場面です。
 
 当時のロシアの「等級」というのは、自分の鼻に話しかける時にも
 敬語を使ってしまうほど厳しい階級だったのでしょう。
 
 この後、自分の鼻を探す真剣なコワーリョフが描かれています。
 
 そして...
 
▽発想がとても面白く、なかなか楽しめた作品です。
 
 ページ数は100ページ足らずで、あっと言う間に読めてしまい
 ます。
 
 ただ、もう少し長編が読んでみたい気がしました。



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虐げられた人びと(2回目)
虐げられた人びと (新潮文庫)虐げられた人びと (新潮文庫)
(1973/10)
ドストエフスキー

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:虐げられた人びと
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:819円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010203/oyajimushicom-22/ref=nosim/



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 ◆目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



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 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■■



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽前回の続きです。

 老人とアゾルカの惨めな死は、「虐げられた人びと」の冒頭から
 始まります。
 
 老いてしまっても、国家や他人からは何の保障もなく、貧乏な
 まま死を待つ人びと。
 
 一方で、たまたま生まれた境遇に恵まれ、何の努力もなしに特権
 階級に属する人びとも存在します。
 
 何時の時代でもどの国でもその構造は同じで、恵まれる者はとこ
 とん恵まれ、恵まれない者はどこまでも恵まれません。
 
 そして、恵まれる者が恵まれない者を食い物にするのも、いつでも
 どこでもやはり同じこと。
 
 「虐げられる人びと」は、どこにでも存在し、「なぜこれほど
 恵まれないのだろう。なぜこれほどいじめられなければならない
 のだろう」と感じながら生活しています。
 
▽虐げる人と虐げられる人の構造は、この物語中で幾重にも構成
 されています。
 
 絶大な権力と財産を持つワルコフスキー公爵と、わずかな資産を
 掛け訴訟を起こし、全てをはぎ取られようとしているイフメーネフ
 家の人びと。
 
 根も葉もないことを指摘され、自分の名誉のためだけに訴訟を
 起こしますが、事実はどうであれ弁護士も司法も権力と富を持つ
 者の味方です。
 
 大きな視点で見ると、持つ者と持たざる者という見方もできます。
 
 他には、惨めな死に方をした老人と、老人を惨めにした原因を
 作った者。
 
 また、その老人には孫娘がいて、その少女と好意で世話をして
 いると言ってはばからない娼婦宿の女主人。
 
 この少女は、女主人から罵られ、殴られ、蹴られ、客を取らされ
 そうになっていました。
 
 他にも、ワルコフスキー公爵の一人息子のアリョーシャと、その
 恋人のナターシャ。
 
 2人は手を取り合って、お互いの家を飛び出します。
 
 しかし、2人の親同士が訴訟で争っていて、アリョーシャは父親の
 公爵の策略で、別の財産持ちの貴族の娘と近づけられ、アリョーシャ
 はその娘にも惹かれるようになります。
 
 アリョーシャは正直者で、自分の身の上に起きたことを全てナターシャ
 に話をしてしまいます。
 
 他の女性に惹かれたことも全て。
 
 ナターシャの心はズタズタになりながらも、アリョーシャを愛して
 いました。
 
 虐げている意識はないにしても、虐げられる人と虐げられる人の
 構造が見えてきます。
 
 そして、アリョーシャに惹かれるナターシャを愛している語り手の
 ワーニャ。
 
 本物の兄妹のように育った2人は、妹が相談し、親身になって
 相談にのってやる理解のある兄という構造から抜けられません。
 
 「虐げる」という言葉は正しくないかもしれませんが、ワーニャは
 かなりつらい立場です。
 
▽行きがかり上、老人の死後の世話をすることになったワーニャは、
 老人が住んでいたアパートに引っ越してきて、そこに住み始めます。
 
 老人が亡くなってからしばらくすると、少女が家を訪ねてきました。
 
 少女の名はネリー。
 
 惨めに死んだ老人の孫娘でした。
 
 ネリーの出現によって、新たな虐げる人と虐げられる人の話が
 始まり、二つの話がつながりはじめ、二重に展開されていきます。
 
▽メインは虐げる人と虐げられる人の話ですが、そこに虐げられた
 者同士の心温まる話も同時に展開されていきます。
 
 人間は虐げる者ばかりではなく、弱い者同士助け合うことができる
 存在。
 
 それも、どの場所でもいつの時代でも変わりません。
 
 そのような人間ドラマを、ドストエフスキー独特の人物描写で
 書いているのがこの作品です。
 
 「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」等で挫折してしまった人にも
 読みやすい作品です。



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虐げられた人びと
虐げられた人びと (新潮文庫)虐げられた人びと (新潮文庫)
(1973/10)
ドストエフスキー

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:虐げられた人びと
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:819円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010203/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■■



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽今回紹介するドストエフスキーの作品は、これまで読んだ「罪と罰」、
 「カラマーゾフの兄弟」「白痴」に比べると、とっても読みやすい
 作品です。
 
 というのも、ドストエフスキーは上記三つの作品の中で、登場
 人物の口を借りて延々と自分の思想を延べる部分があって、それを
 理解するのにひと苦労するパターンが何度かあるためです。
 
 著者が物語中で語る思想は、キリスト教に根ざしたものが多く、
 それなりの知識がないと理解できません。
 
 「カラマーゾフの兄弟」の中で次兄のイワンが語る「大審問官」
 は、何度か真剣に読んだけれど、何が言いたいのか私には理解
 できませんでした。
 
 今回読んだ「虐げられた人々」には、そのような難しい思想は
 書かれていません。
 
 その分、スラスラと読める作品です。
 
▽物語の語り手は、死に瀕した貧乏作家のワーニャ(イワン・ペト
 ローヴィチ)。
 
 病の床でこの物語を書いている、という設定です。
 
 ワーニャは子供の頃に両親を亡くし孤児になりますが、ニコライ・
 セルゲーイッチ・イフメーネフという小地主の家に引き取られ、
 育てられます。
 
 イフメーネフに我が子のように育てられ、三つ年下のナターシャ
 とともに、実の兄妹のようにして育ちました。
 
 そして、25歳で昔を思い出しながらこの物語を書いているという
 設定になっています。
 
▽ニコライ・セルゲーイッチは、若い頃に賭博で財産を減らしますが、
 その後真面目に農場経営を行い、優秀な地主になります。
 
 ある日、隣の領地にワルコフスキー公爵という名の地主がやって
 きます。
 
 公爵は、自分の領地の経営をニコライ・セルゲーイッチに任せ
 ます。
 
 公爵には一人息子アリョーシャがいて、ある年ニコライ・セルゲー
 イッチにアリョーシャを預けます。
 
 この頃、語り手のワーニャは大学に在学中で家を出ていて、ナター
 シャは17歳、アリョーシャは20歳になっていました。
 
 ナターシャはアリョーシャの心を掴み、村中には根も葉もない噂が
 流れるようになります。
 
 この辺りから、公爵とニコライ・セルゲーイッチの関係がおかしく
 なリ始めます。
 
 公爵はいつの頃からか貪欲な男に変貌していて、自分が任せた
 領地に関することで、公爵を騙して金を得たといいがかりをつけ、
 最終的に訴訟になってしまったのです。
 
 この訴訟のため、イフメーネフ一家は自分の領地の経営を他人に
 任せ、ペテルブルグへ引っ越してきました。
 
▽ワーニャが家族に再会したとき、ナターシャは予想通り美しく
 なっていて、昔から運命の女性だと確信していたワーニャでしたが、
 この時改めてそのことを実感します。
 
 ワーニャはこの頃、駆け出しの作家で、処女作が出始めた頃でした。
 
 公爵とニコライ・セルゲーイッチが訴訟で争っている最中に、
 公爵の一人息子アリョーシャが再びイフメーネフ家に現れます。
 
 元もと人の良いニコライ・セルゲーイッチは、訴訟相手の息子で
 あるにも関わらず、昔預かっていたアリョーシャを我が子のように
 迎えてしまいます。
 
 当然のように再びアリョーシャとナターシャの恋愛が始まります。
 
▽アリョーシャは生活力の全くない男性で、嘘や隠し事ができない
 人で何でもナターシャに話してしまいます。
 
 自ら仕事をしているわけではないので、父親の「公爵」という
 立場がなければ生きていけない青年でした。
 
 生活力は全くないけど、心にやましい部分がなく素直なところに
 引かれたナターシャは、家を出てアリョーシャと2人で暮らす
 ことを考え始めます。
 
 この頃、ワーニャはナターシャに惹かれていたにもかかわらず、
 毎日のようにイフメーネフ家を訪れ、育ての親の話を聞いてあげ
 たり、ナターシャの恋の相談に乗ったりしていたのでした。
 
 なかなかつらい立場です。
 
▽このような状況の中、ワーニャはペテルブルグの町中で、死人の
 ようなやせこけた老人を発見します。
 
 老人は毎日のようにある喫茶店に入り、何も注文せず何時間か
 黙って座ったまま過ごし喫茶店を出ます。
 
 死にそうな老人には、同じように死にそうなやせこけた犬があとに
 ついていました。
 
 興味を持ったワーニャはある日、老人の後を追って喫茶店に入り
 ます。
 
 老人はその日も3?4時間身動きもしないで座っていました。
 
 喫茶店を出る時になって、老人は足下で寝ていた犬を起こそうと、
 犬に声を掛けます。
 
 「アゾルカ」と呼ばれた犬は、なかなか起きず、老人の杖でつつ
 かれてもピクリとも動きません。
 
 老人の足下でアゾルカは死んでいたのでした。
 
 老人は死んだアゾルカを店内に残したまま喫茶店を出てしまいます。
 
 ワーニャは老人の後を追って店を出、近くの建物に囲まれた暗い
 場所で座っていた老人を発見します。
 
 ワーニャは老人に、家まで送りましょうと声を掛けます。
 
 しかし、老人は突然苦しみ始め、地面に倒れ込みアゾルカと同じ
 ようにそのまま息を引き取ってしまいます。
 
 
 続きは次回。



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ガリヴァ旅行記
ガリヴァ旅行記 (新潮文庫)ガリヴァ旅行記 (新潮文庫)
(1951/07)
スウィフト

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:ガリヴァ旅行記
 著者:スウィフト
 出版:新潮文庫
 定価:590円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102021019/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 刊行者の言葉
 第一篇 リリパット(小人国)渡航記
 第二篇 ブロブディンナグ(大人国)渡航記
 第三篇 ラピュタ、バルニバービ、グラブダブドリッブ、ラグナグ
     および日本渡航記
 第四篇 フウイヌム国渡航記



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■□□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽ガリヴァ旅行記というと、どうしても「子供が読む本」という
 イメージがあります。
 
 頭の中に浮かんでくるのは、人間がこびと達によって地面にはり
 つけにされている絵で、実際に新潮文庫版の表紙にもイメージ通り
 の絵が描かれています。
 
 おそらく子供の頃に読んだか、もしくは読んでもらったかして、
 記憶に残っているのは、小人国と巨人国に行ったことだけで、
 実際の物語としては覚えていません。
 
 文庫版で約400ページもある物語です。
 
 子供の頃に知った物語は、かなり省略されたストーリーだった
 みたいです。
 
▽著者のジョナサン・スウィフトは、17世紀のイギリスの人で、
 様々な方面で活躍した人です。
 
 ウィキペディアから引用します。
 
 「ジョナサン・スウィフト(1667年11月30日?1745年10月19日)は、
 英国系アイルランド人の司祭、諷刺作家、随筆家、政治パンフ
 レット作者、そして『ガリヴァー旅行記』・『穏健なる提案』・
 『ステラへの消息』・『ドレイピア書簡』・『書物合戦』・
 『桶物語』などの作品で知られる詩人である」
 
 ガリヴァ旅行記は、単なる楽しい旅行記ではなく、かなり風刺の
 効いた物語らしいです。
 
 読んだくせに「らしい」という曖昧な感想なのは、風刺の内容が
 良く分からないため。
 
 著者が活躍した時代にいないと、著者が描く風刺の面白さが全く
 見えてきません。
 
 実際の政治の様々な出来事を、物語の中で別の国の出来事に置き
 換えて批判したり、イギリス王族の行動を物語中で別の人物に
 置き換えてみたり、当時のイギリスの政治の世界を知った上で
 物語を読まなければ、おそらくその面白さというのは10分の1
 も分からないのではないかと思われます。
 
 実際に読んでみても、注釈がある部分は風刺であることが理解
 できますが、それ以外の部分ではどこが風刺なのか全く理解でき
 ません。
 
 注釈を読んでもその歴史を知らないため、何が面白いのかすらも
 理解できないのです。
 
 本を読む前に、この頃のイギリスの歴史を少しでも知っていると
 もっと楽しく読めるのではないかと思います。
 
▽文章は、とても子供が読めるような簡単なものではなく、大人
 向けに書かれています。
 
 1726年の出版当初、大衆の怒りを予想した出版元が、原本を
 大幅に改訂して出版してしまいますが、予想とは逆に人気が出て
 きたため、1735年には完全版が出版されたとのこと。
 
 ガリヴァ旅行記の正式な題名は、
 
 「船医から始まり後に複数の船の船長となったレミュエル・ガリヴァー
 による、世界の諸僻地への旅行記四篇」
 
 とかなり長いです。
 
 ガリヴァは題名の通り、最初は船医として航海に乗り出します。
 
 何度か航海に出発し、後に船長としても旅に出ますが、そのたびに
 船が遭難したり、船員達に乗っ取られ、自分は近くの島に置き
 去りにされてしまいます。
 
 そうやって到着する場所は、私たちのような普通の人間が住んで
 いる所ではなく、小人の国だったり巨人の国だったり、役に立たない
 科学者が支配する空飛ぶ島ラピュタやその支配下にある地上だったり、
 魔法使いの国だったり、不死の人間がいる国だったり、なんと
 日本にも少しだけ滞在し、最後に馬が支配する国へ漂着します。
 
 そのような不思議な国に漂着したガリヴァは、おもしろおかしく
 過ごしているわけではありません。
 
 その国の言葉を理解しようと努力し、話す練習をし、統治や政治の
 システムを学び、自国イギリスの政治と比較し、良い点悪い点を
 論じ、そこに巧みに風刺をおりまぜているのです。
 
 その話は子供が理解できるような話ではなく、大人でも気合い
 入れて読まないと理解できなくなるほどです。
 
 ガリヴァ旅行記の原本は、決して子供が楽しむために書かれた
 本ではなく、大人が現在の政治を批評し、論じるために書かれた
 本なのです。
 
▽ガリヴァは、さまざまな国に漂着して、どの国も数ヶ月から数年で
 脱出したり、追い出されたり、別れを惜しみながら出航したりして、
 一旦は自宅へ戻ります。
 
 しかし、自宅へ戻って数ヶ月すると、航海に誘われ出発してしまい
 ます。
 
 そんなガリヴァが一番長く滞在し、一番影響を受けた国が、最後に
 訪ねたフウイヌム国です。
 
 フウイヌムは馬が支配する国で、ヤフーと呼ばれる人間に似た
 醜悪な生き物は、道徳もなく、知性もなく、貪欲なため、馬種族
 から蔑まれていました。
 
 馬であるフウイヌム族は高潔な種族で、人間のように欲深くなく、
 誇り高き存在です。
 
 フウイヌム族の家族と過ごした数年は、ガリヴァにかなり影響を
 与えました。
 
 フウイヌム国は、ヤフーに似ているということで追い出される
 ことになってしまったのですが、祖国イギリスに戻ってからも、
 その影響はなかなか抜けませんでした。
 
▽小人国と巨人国の話しか知らない人は一度読んでみてはいかがで
 しょうか。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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