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私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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動物農場(2回目)
動物農場 (角川文庫)動物農場 (角川文庫)
(1995/05)
ジョージ・オーウェルGeorge Orwell

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:動物農場
 著者:ジョージ・オーウェル
 出版:角川文庫
 定価:476円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4042334016/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 動物農場
 象を射つ
 絞首刑
 貧しい者の最後



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽メージャー爺さんの後を継いで、動物たちの主導的な立場に立った
 のがスノーボール(豚)とナポレオン(豚)でした。
 
 動物たちの中では豚が一番賢い存在だったので、他の動物の教育や
 組織作り等を自然と豚が引き受けるようになったのです。
 
 その他、天才的な雄弁家スクィーラー(豚)の1匹を加え、合計
 3匹がメージャー爺さんの後を継いで動物たちの主導権を握ります。
 
 3匹の豚たちは動物農場の「七戒」を壁に書き、動物たちにとって
 の理想社会を作ろうと希望に満ちていました。
 
▽その頃ジョーンズ氏は、訴訟沙汰で金をすってしまい仕事にやる
 気がなくなってしまい、毎日酒を飲んで仕事を怠けていました。
 
 農場で働いている4人の作男たちも、主人が真面目に働かないため
 怠けて、やるべき仕事をやらずにいたため、動物たちはエサを
 まともに与えられず、栄養不良になってしまいます。
 
 耐えられなくなった動物たちは、飼料倉庫のドアをぶち破りそれ
 ぞれエサを食べ始めます。
 
 目を覚ましたジョーンズ氏と作男達はムチを持って動物たちを
 手当たり次第たたいてまわります。
 
 我慢ができなくなった動物たちはジョーンズ氏達に飛びかかり、
 やがて農場から追い出してしまいます。
 
 動物たちの革命が成功した瞬間でした。
 
▽革命が成功した動物たちは新しい世界に感動していました。
 
 しかし、徐々に主導権を握った豚たちの行動が怪しくなってきます。
 
 当初はジョーンズ氏を追い出して、理想的な農場を作ることは
 動物たちは夢だと思っていました。
 
 読み書きが出来るようになった豚たちが、他の動物たちに文字を
 教え、農場の他の動物たちも次第に読み書きができるようになって
 ました。
 
 動物によっては限界があって、アルファベットは覚えたけれど
 単語が綴れなかったり、ABCDまでは覚えられてもEFGHが
 覚えられなかったり、Aだけしか覚えられなかったり、学習能力
 には差が出てきます。
 
 当然「七戒」を読めず、覚えられない動物たちの方が多く、やがて
 「七戒」も豚たちによっていつの間にか都合の良いように書き換え
 られてしまいます。
 
▽動物たちの主導権を握ったスノーボール(豚)とナポレオン(豚)は
 互いに反発し始めます。
 
 やがて、ナポレオンの策略によってスノーボールは農場から追い
 出されてしまい、二度と姿を見せなくなってしまいます。
 
 邪魔者がいなくなったナポレオンは、雄弁家のスクィーラー(豚)
 を使ってでっち上げたデマを流し、自分の身の回りには生まれて
 すぐ自ら育てていた何匹かの獰猛な犬を置き、恐怖政治を始め
 ます。
 
 ナポレオンは、姿が見えなくなったスノーボールを利用し、自分
 の正当性を主張して特権を行使しはじめます。
 
 やがて動物たちは、ジョーンズ氏が経営していた時代よりもさらに
 過酷な状況に追い込まれていきます。
 
 ナポレオンは付近の農場主や別の業者たちと商売を始め、人間と
 同じように2本足で立つまでになってしまいます。
 
 そして...
 
▽この物語は、見事に動物に例えられていますが、明らかにどこかの
 国(旧ソ連)の人間社会がモデルとなっています。
 
 スノーボールのモデルがレーニンで、ナポレオンのモデルがスター
 リンとなっているとのこと。
 
 ソ連に限らず、独裁政治を行っていた国では似たり寄ったりな
 状況になっているのではないかと思います。
 
 国民の中のほんの一握りの特権階級が全てを牛耳ってしまい、国民
 の命は風船よりも軽く、陰口一つで刈り取られてしまいます。
 
 人間の恐ろしさは、特権階級にありついた状態が自分の当然の
 権利だと勘違いしてしまうこと。
 
 特権階級に属さない人たちの命は、自分たちの自由になると思って
 いることではないかと思います。
 
 理想郷を夢見ていたはずの当初の予定は、自分だけの理想郷に
 取って変わってしまい、それに反発を抱く者は粛正され、言葉に
 することすらできなくなってしまいます。
 
 動物農場は、愚かな人間が作り上げた世界を、動物たちになぞらえ
 て批判した見事な作品となっています。
 
 あまり気分良くなることはできませんが、お勧めの一冊です。



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動物農場
動物農場 (角川文庫)動物農場 (角川文庫)
(1995/05)
ジョージ・オーウェルGeorge Orwell

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:動物農場
 著者:ジョージ・オーウェル
 出版:角川文庫
 定価:476円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4042334016/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 動物農場
 象を射つ
 絞首刑
 貧しい者の最後



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽人間は賢いのか愚かなのか良く分かりません。

 現在のところ、総合すると愚かな存在のような気がします。
 
 自らの発展のために、自らが住んでいる場所の環境を破壊し、
 住めない場所にしてしまい、これじゃいけないと慌てて手当を
 しようとしています。
 
 政治の世界も同じです。
 
 それまで搾取され続けた体制をやっと倒したと喜んだのも束の間、
 今度は命まで搾取する体制に代わってしまいます。
 
 自らの権益を守るため、自国民の命を草でも刈るように刈り取り、
 命を失う恐怖で圧政を敷いたりします。
 
 自国民が飢えて死のうが知ったことではなく、しかも自国から
 逃げだそうとすると命を奪ってしまうという、あまりにも身勝手な
 人間たちが後を絶ちません。
 
 ほんの一握りの人たちが権力を握り、いろいろなことを誤魔化し
 ながら国を運営してしまいます。
 
 その結果、世界を何度も破滅させる事ができるほどの核兵器を
 保持し、今度はその核兵器の維持ができなくなってしまうのです。
 
 そのような体制の国にいながら、その体制に対して批判を叫ぶと
 あっと言う間に命を失ってしまいます。
 
 このような愚かな人間たちを動物になぞらえ、国を農場に例えて
 風刺した作品が今回紹介する動物農場です。
 
▽著者のジョージ・オーウェルは、イギリスの作家です。
 
 父親の仕事の関係で、当時イギリスの植民地だったインドのベン
 ガルで生まれ、1歳の時に父親を残し帰国します。
 
 1922年、著者が19歳の時、イギリスを離れビルマでインド
 警察の訓練所に入り、5年間を現地で勤務します。
 
 しかし、帝国主義の片棒を担ぐ警察の仕事が嫌になり、1927年
 イギリスへ帰り辞表を提出し二度とビルマへはもどりませんでした。
 
 ビルマでの5年間の警察体験は、著者を次第にアナーキズム
 (無政府主義)へ傾倒させていきます。
 
 その後、スペインの内戦に参加し、そこでソ連の援助を受けた
 共産党軍に疑問を抱きます。
 
 第二次大戦後、1945年に「動物農場」を発表。
 
 1947年に結核を患いつつ、「1984年」という作品を執筆
 を開始し、1949年「1984年」を完成させ、翌年の1950
 年、46歳の時にロンドンで亡くなります。
 
▽今回紹介する「動物農場」は、当時のソビエトに対する風刺として
 描かれています。
 
 見方によっては、独裁体制下にあった様々な国に共通する風刺の
 ようにも見えてきます。
 
 当時で言えばナチスドイツとか、現在で言えば北朝鮮とか...
 
 最初は、平等な社会を目指していたはずが、なぜか一部の特権
 階級を生みだし、その特権階級が生命の危険を武器に圧政を敷き
 始めてしまいます。
 
 人間の弱い部分をさらけ出します。
 
▽物語は、どこまでも真面目におとぎ話が語られます。
 
 荘園農場を経営するのがジョーンズ氏(人間)で、豚や犬、鶏、
 羊、牛、馬、ヤギ、ロバ、アヒル、猫等の家畜を使っていました。
 
 ある日、ジョーンズ氏が酔っぱらって寝た後、動物たちは集会を
 開き、農場で一番尊敬されていたメージャー爺さん(豚)が、伝説
 となる革命的な演説を打ちます。
 
 我々は搾取されている、農場の動物は悲惨な奴隷生活の一生を
 送らねばならない、人間こそわれわれ動物の唯一の真の敵である、
 人間をこの農場より追放せよ、人間は生産せずに消費する唯一の
 動物である、等々、メージャー爺さんは農場の動物たちに向かって
 「人間を農場から追い出せ」と、動物による理想社会を打ち立てる
 よう演説を行いました。
 
 演説にはどこかで聞いたことがある「同士」とか「同胞」という
 言葉が使われ、最後には「イギリスのけだものたち」という歌まで
 飛び出し、集会に集まった動物たちは盛り上がります。
 
 集会から三日後、メージャー爺さんは静かに息を引き取ります。
 
 その夜の集会は伝説となります。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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不機嫌な職場(2回目)
不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)
(2008/01/18)
河合 太介高橋 克徳

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:不機嫌な職場
 副題:なぜ社員同士で協力できないのか
 著者:高橋克徳、河合太介、永田稔、渡部幹
 出版:講談社現代新書
 定価:720円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062879263/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 第1章 いま、職場で何が起きているのか
 第2章 何が協力関係を阻害しているのか
    (協力関係を阻害する「構造的要因」)
  1 進む組織のタコツボ化
  2 評判情報流通と情報共有の低下
  3 インセンティブ構造の変化
 第3章 協力の心理を理解する
 第4章 協力し合う組織に学ぶ
  1 グーグル
  2 サイバーエージェント
  3 ヨリタ歯科クリニック
 第5章 協力し合える組織をつくる方法
    (協力関係再構築に必要な姿勢/経営者の責務)
  1 役割構造に対する工夫
  2 評価情報に対する工夫
  3 インセンティブに対する工夫
 最終章 協力への第一歩の踏み出し方



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽前回の続きです。

 では、何が社員同士の協力関係を阻害しているのでしょうか?

 著者は三つのことを提示しています。
 
 1.組織のタコツボ化
 
  元もと曖昧だった日本の企業における仕事の定義を、成果主義を
  導入する事によって、明確化することによって、従来の組織が
  持っていた「遊び」をなくし、従業員間の「壁」を高くしていった。
  
 2.仲間に関する評判情報流通や情報共有の度合いの低下
 
  日本の企業が持っていた「共同体」が失われ、共同体が持って
  いたコミュニティや牽制機能が失われている。
  
 3.インセンティブ構造の変化
 
  転職によるゼロからの人間関係構築の不利や、長期雇用による
  安定という「期待」を、上司や先輩を見て実感していたが、
  大きな会社の倒産や容赦ないリストラを見て、期待を実感でき
  なくなってしまい、個人のスキルアップだけがインセンティブと
  なってしまった。
 
 昔の日本企業が全て良いというわけではないと思います。
 
 いろいろな問題がありつつも、曖昧さを抱えた日本企業はそれ
 なりにうまくバランスをとっていたようです。
 
 現在はそのバランスが崩れ、お互いが協力できない個人主義の
 職場になっているのです。

▽このようなギスギスした職場はどうすればいいのでしょうか?

 この本には、そのような職場とは無縁の職場として、3つの企業が
 紹介されています。
 
 グーグル、サイバーエージェント、ヨリタ歯科クリニックの三企業
 です。
 
 読んでみると、「こんな職場で働いてみたい」と思えるような
 素晴らしい会社ですが、このような企業はおそらくほんの一握り
 だけでしょう。
 
 ほとんどの企業では、何とかしたいと思いつつ、何ともならない
 現実に頭を悩ませているのではないでしょうか。
 
 この本では、前記した役割構造、評判構造、インセンティブの
 三つに分けて、それぞれの工夫を説明しています。
 
 まとめてみると以下のように書かれています。
 
 1.役割構造に対する工夫
 
  ・共通目標・価値観の「共有化」

   人間は自己最適化しやすい動物である。利己的な行動にひた
   走らないようにするためには、一人ひとりのタコツボを超越
   した共通利益を「共有化」する必要がある。共通利益は必ず
   しも物理的なものを指さない。精神的なものや、定性的な
   状態を含む。
  
   目標の「設定」止まりでは、協力関係構築上、まったく意味
   をなさない。共有化とは、全員が納得して「腹に落ちている」
   状態である。
  
  ・発言や参加の壁をつくらない
  
   組織は会議等での「壁をつくる発言」を許してはいけない。
   
   協力を促進するのであれば、負のエネルギーが組織で伝染
   しないようにするだけではいけない。正のエネルギーが組織
   に満ちるような工夫を加えることも必要となる。
  
  ・「特定の人にしかわからない」状況をつくらない
  
   仕事がタコツボ化してくると、次第にその人にしか、内容が
   分からない状況ができてくる。結果として、他の人が協力で
   きない状況をつくり、手伝いたくても手伝えなくなってしまう。
   この状況は組織の健康を蝕む。
   
   このような状況に陥る前に、誰もが助け合える構造をつくって
   おくことが必要となる。
   
  ・考えた異動と、異動損しない仕組み
  
   「個人の力」の側面から言うと、周辺分野の学習機会となる
   「異動」自体が問題なのではない。問題があるとしたら無目的
   な異動にある。たとえば、「二年たったからそろそろ」と
   いったような、慣習的あるいは玉突き的な異動である。
   
   評価を下げることが目的ではなく、その人のことを考えて
   異動させるのが目的であるならば、異動しても評価が下がら
   ない仕組みを工夫すべきである。
   
 2.評判情報に対する工夫
 
  ・インフォーマル活動の見直し
  
   インフォーマル活動とは、運動会、社員旅行、社員サークル
   等の、社員がセクションや階層を超えて、みんなで集まって
   何かをする活動。
   
   景気の悪化と共に、真っ先に削減された部分だが、知らない
   人と知り合う機会、気楽な関係性を構築する機会も、減って
   しまった。
   
   インフォーマル活動を見直すならば、他の個人的な行事に
   競争力を持つくらいのクオリティーに対する工夫が必要である。
   
 3.インセンティブに対する工夫
 
  ・損得「勘定」から根源的「勘定」へ
   
   いわゆる「馬ニンジン」ではなく、もっと人間の内発的・
   根源的「感情」に訴えかけるようなところにインセンティブ
   のあり方を見いださなければならない。
   
   協力をすると、相手から「効力感(相手から真っ当な反応が
   返ってきた、その時の心地よい感触)」という内発的・根源的
   感情のご褒美を受け取れることが、自然体の協力行動を引き
   出すカギとなる。
   
   自分の好意が認知され、自分の好意に効力感を得る。そして、
   その好意を認知してくれた個人、組織、社会に貢献しよう、
   役に立とうとする。その自然な感情が持つ力にもっと企業は
   着目し、工夫を考えるときにきている。
   
 いずれの項目も、短期間で出来るものもなく、そうとうな経営努力
 が必要になりそうです。
 
 しかし、少しずつ始めないとギスギスした職場はギスギスしたまま、
 やがて組織の崩壊を招いてしまいます。
 
 それぞれの人が、それぞれ出せる力の範囲内でお互いを認める
 ことができる職場を作ることができれば、居心地の良い職場を
 作ることができそうです。
 
 組織運営に悩んでいる管理職や経営者の方にお勧めの一冊です。



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不機嫌な職場
不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)
(2008/01/18)
河合 太介高橋 克徳

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 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:不機嫌な職場
 副題:なぜ社員同士で協力できないのか
 著者:高橋克徳、河合太介、永田稔、渡部幹
 出版:講談社現代新書
 定価:720円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062879263/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 第1章 いま、職場で何が起きているのか
 第2章 何が協力関係を阻害しているのか
    (協力関係を阻害する「構造的要因」)
  1 進む組織のタコツボ化
  2 評判情報流通と情報共有の低下
  3 インセンティブ構造の変化
 第3章 協力の心理を理解する
 第4章 協力し合う組織に学ぶ
  1 グーグル
  2 サイバーエージェント
  3 ヨリタ歯科クリニック
 第5章 協力し合える組織をつくる方法
    (協力関係再構築に必要な姿勢/経営者の責務)
  1 役割構造に対する工夫
  2 評価情報に対する工夫
  3 インセンティブに対する工夫
 最終章 協力への第一歩の踏み出し方



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 ◆成分解析
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 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
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▽日本人は、社会人になると約35年から40年の間、仕事をします。

 サラリーマンを例にして単純計算してみると、一日8時間職場に
 拘束されたとすると、一ヶ月(二十日間)で160時間、1年で
 1920時間、35年間働いたとすると67200時間(2800日、
 8年間弱)も働いていることになります。
 
 残業が日常化していればもっと時間数は増えます。
 
 長い時間拘束される職場がもしギスギスしていて、居心地の悪い
 職場だとしたら、仕事に行くのが嫌になってしまいます。
 
 この本では、ギスギスした職場を以下のように定義しています。
 
 「一人ひとりが利己的で、断絶的で、冷めた関係性が蔓延しており、
 それがストレスとなる職場」
 
 具体的には以下のような職場です。
 
 ・「皆のために」と一所懸命頑張ったのに、反応が薄い
 ・熱意を込めて書いた提案メールに、レスポンスがない。あるいは
  冷ややかな反応ばかり返ってくる
 ・何回頼んでも、誰もきちんと対応してくれない
 ・そのくせ、一方的な指示を出してきて、こちらが対応をしてい
  ないと、キレる
 ・ランチタイムは社員同士ばかりつるんで、派遣社員やパート社員
  は蚊帳の外だ
 ・イライラした空気が職場に蔓延し、会話がない
 ・困っていても、「手伝おうか」の一言がない
 ・「おはよう」等の挨拶もなく、皆淡々と仕事をはじめる
 
 現在の自分の職場を思い出してみると、該当する部分が全くない
 こともないですが、概ね該当しません。
 
 幸せな職場にいるということでしょうか。
 
▽人間どこかでイライラを感じると、どこかで発散する傾向があり
 ます。
 
 その矛先は弱いところへ向き、例えばコンビニの店員さんとか、
 家族とか、部下とか...
 
 その場で発散できない職場でのストレスは、自分が関係する周囲に
 毒をまき散らします。
 
 不機嫌な職場は、どこも共通的な状況が起きているそうです。
 
 例えば、何時の頃からか日本の企業にも「個人成果」という考え方
 が出てきて、現在ではある程度定着しているような感があります。
 
 個人成果の考え方としては、自分に割り振られた仕事以外、自分の
 成果にはあまり関係のない仕事には手を出さない、という傾向に
 あるようです。
 
 確かに、自分の報酬につながる仕事量が限定されると、決まった
 仕事以外、やっても自分の成果にはつながらないのであればやら
 なくなるのは当たり前のような気がします。
 
 著者は次のように書いています。

 「仕事は自分で抱え、自分でやりきるものだ。そういった価値観が、
 強迫観念のように唱えられている」
 
 「さらに、マネージャーから新入社員まですべてが、個人成果への
 プレッシャーの中で働かなければならない状況に置かれている。
 会社全体やチームとしての成果よりも、まずは個々人が何をどこ
 までやるのかを明確に約束し、その成果=結果がより重く評価され、
 報酬にも大きく反映される」
 
 こうした状況は、人間関係が希薄化する原因にもなります。
 
 他人の仕事に首を突っ込まないということは、自分の仕事に対
 しても誰も興味を持ってくれなくなります。
 
 こうなると自分で全てを抱え込むしかありません。
 
 誰にも聞けない、誰からも質問されない、という状況になって
 しまいます。
 
 著者は次のように言います。
 
 「どうもまじめな人ほど、こういった心理になり、自分で抱え込み、
 自分の中で仕事を完結させようと必死になっているように思う。
 こうした一人ひとりが自分の仕事の中に閉じこもり、お互いが
 声を掛けない、声を掛けづらい状態。なんとなく沈滞した冷めた
 空気が蔓延している『関係が希薄化した状態』である」
 
 人間関係が希薄化してくると、さらに状況を悪化させてしまう
 ようなことが起きるそうです。
 
 さらに次のように言います。
 
 「助けて欲しいときに、誰も気づいてくれなかった、誰も声を掛け
 てくれなかった、声を上げたのに手伝ってもらえなかったという
 経験である」
 
 「これを繰り返してしまうと、何もしない方がよいという学習を
 してしまう。『学習性無力感』というものだ。ひどい場合は、自分
 の殻に閉じこもってしまい、精神的、体力的に追い込まれ、つぶれ
 てしまう人も出てしまう」
 
 「その結果、自分の心と身体を守るために、自分の内と外の世界に
 明確に線を引き、そこに踏み込ませないようにする。何か起きたら
 自分には関係ないと無関心を装う」
 
 「それでも踏み込んできたら防御する。されに度が過ぎると、周囲
 に対して攻撃的な態度を取り始める。自分の領域に踏み込ませない
 ように、自分は忙しいと主張し、踏み込んでこられそうになると
 強く抵抗する」
 
 こうなってしまうと職場の人間関係は最悪の状態になってしまい
 ます。
 
 協力しないとできない仕事のはずなのに、協力が全くない人間関係
 が希薄化した職場では働きたくないです。
 
▽この他にも、不機嫌な職場では様々な現象が起きています。

 「追い込まれる中間管理職」
 
 「精神的、体力的に追い込まれリタイヤする人が多くなる」
 
 「企業は、産業医やカウンセラーに解決を任せてしまう」
 
 「生産性や品質が低下する」
 
 「不正が起きる」
 
 「他者を軽視し、他者を否定する」
 
 こういったことは、必ず連鎖します。
 
 転職する前の職場がまさにこのような状況で、何の解決策も提示
 されないまま転職してしまいました。
 
 
 続きは次回。



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赤と黒(2回目)
赤と黒 (上) (新潮文庫)赤と黒 (上) (新潮文庫)
(1957/02)
スタンダール

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赤と黒 (下巻) (新潮文庫)赤と黒 (下巻) (新潮文庫)
(1958/05)
スタンダール

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 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:赤と黒 上巻
 著者:スタンダール
 出版:新潮文庫
 定価:440円
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102008039/oyajimushicom-22/ref=nosim/

 題名:赤と黒 下巻
 著者:スタンダール
 出版:新潮文庫
 定価:560円
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102008047/oyajimushicom-22/ref=nosim/



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 ◆目次
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 ※目次はありません



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 ◆成分解析
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 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



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 ◆内容紹介
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▽前回の続きです。

 ある日、ジュリアンは聖体祭のための大聖堂の飾り付けを手伝い、
 聖体行列の警備をしていたとき、久々にレーナル夫人と出会います。
 
 レーナル夫人は、ジュリアンとの恋愛中に子供が病気になって
 しまい、自分の不道徳のせいだと思い込み、ジュリアンが去った
 あとすっかり信心深くなっていました。
 
 久しぶりにレーナル夫人に出会ったジュリアンでしたが、レーナル
 夫人はジュリアンを見ると気を失ってしまい、レーナル夫人の
 友人のデルヴィル夫人に「あなたのやり方はひどすぎる」と非難
 されてしまいます。
 
▽神学校に入ったジュリアンは、頭脳の明晰さが知れ渡るようになり
 やがて神学校長のピラール神父に認められるようになります。
 
 そのピラール神父も政敵に追われ神学校を去り、ジュリアンは
 ピラール神父から、ラ・モール侯爵の秘書に推薦されます。
 
 神学校からパリへ向かう途中、ジュリアンは梯子を買い、レーナル
 家へ向かいます。
 
 暗くなってから、レーナル夫人の部屋に梯子をかけて忍び込み
 レーナル夫人と一夜を明かします。
 
 しかし、レーナル氏と使用人に見つかり、服を抱えたまま銃声の
 中を逃走します。
 
▽パリのラ・モール侯爵の秘書となったジュリアンは、本物のフランス
 貴族の世界を目の当たりにします。
 
 そこは退屈な世界でした。
 
 全てが形式通り、人は皆うわべだけで生きていて、毎日くだらない
 おしゃべりで時間を費やしていました。
 
 ラ・モール家には、夫人と息子、そして娘のマチルド嬢がいました。
 
 ジュリアンはお高くとまっているマチルドに見下されたため、
 マチルドを自分のものにしようと心に誓います。
 
 マチルドには取り巻きの貴族青年たちが何名かいました。
 
 取り巻きは皆貴族で、ジュリアンは木こりの息子です。
 
 家柄からすると全く勝負になりません。
 
 しかし、ジュリアンには頭脳と野心という武器がありました。
 
 取り巻きの貴族青年が持っていないものを秘書のジュリアンが
 持っている。
 
 マチルドは次第にジュリアンの存在が気になり始めます。
 
 ジュリアンは知り合いになった貴族から恋の手ほどきを受け、
 いろいろと策略を実行した結果、やがてマチルドと激しく愛し合う
 ようになります。
 
 この辺りの恋の駆け引きは、おそらく今の日本ではあまり役には
 立たないと思います。
 
▽やがてマチルドはジュリアンの子を身ごもります。

 貴族はとにかく家柄を気にします。
 
 ラ・モール侯爵はマチルドの強硬な態度に根負けし、ジュリアンを
 ある貴族の子孫だということにして陸軍中尉にしてしまいます。
 
 ジュリアンが昔から望んでいた出世の世界がやっと開けたのでした。
 
 それと同時にラ・モール侯爵はレーナル家に身元を確認する手紙を
 送っていました。
 
 その頃のレーナル夫人は、以前にも増して信心深くなっていて、
 教会の司祭に言われるまま、「ジュリアン・ソレルは女性を誘惑
 して出世を狙っている」と書いてラ・モール侯爵へ返信してしま
 います。
 
 それを読んだラ・モール侯爵は怒ってしまい、マチルドとジュリ
 アンの結婚を取り消そうとします。
 
 レーナル夫人の手紙を読んだジュリアンは、カッとなってしまい
 レーナル家があるヴェリエールに飛んでいって、教会にいたレー
 ナル夫人を持っていたピストルで撃ってしまいます。
 
 レーナル夫人は怪我をしただけで命に別状はなく、逆に、牢に
 いるジュリアンを心配して訪ねたりします。
 
 そこへ、ジュリアンを何とか助けようとお金にものを言わせて
 かけずり回るマチルドが登場します。
 
 現在なら、殺人未遂でしかも被害者が望んでいるわけでもないのに
 死刑になることはないと思いますが、当時殺人未遂は死刑になる
 確率が高かったようです。
 
 マチルドはお金と父の権力を使っていろいろと奔走しますが、
 やがて・・・
 
▽ジュリアンは頭脳明晰、記憶力抜群で、ラテン語に精通し、一度
 聞いたことをそっくりそのまま記憶することができる羨ましい
 人物です。
 
 しかも、容姿端麗で言う事無しの青年ですが、出身が卑しい木こり
 の家だということが、当時のフランス貴族社会で出世するには唯一
 ネックとなっていました。
 
 もう一つ、最初は計算高くいろいろ考え行動しますが、恋に溺れて
 しまったり、ついカッとなってしまったりと、大切なところで
 人間らしい部分を出してしまいます。
 
 著者の作品には、男女の恋の駆け引きを書いた作品が多く、
 「恋愛論」というエッセイも書いています。
 
 驚くのは、今回紹介した「赤と黒」、そして「恋愛論」は、著者が
 44歳の時に書いた作品だということ。
 
 いろいろと経験を積んだ44歳だから書けるのかもしれませんが、
 私には絶対に描けない世界です。
 
 今さら体験することもできないし...
 
 恋の駆け引きを勉強するには良い作品かもしれません。



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赤と黒
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 ◆今回紹介する本
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 題名:赤と黒 上巻
 著者:スタンダール
 出版:新潮文庫
 定価:440円
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 題名:赤と黒 下巻
 著者:スタンダール
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 ◆目次
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 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



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 ◆内容紹介
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▽外国の恋愛小説を読むようになってから知った作家が、今回紹介
 するスタンダール(1783年1月23日?1842年3月23日)です。
 
 スタンダールはペンネームで、本名はマリ=アンリ・ベール。
 
 グルノーブル(フランスの南東部にある都市)出身のフランスの
 小説家です。
 
 スタンダールが生きた時代のフランスはどのような歴史の中に
 あったのでしょうか。
 
 ざっと書き並べてみます。
 
 情報源はウィキペディアです。
 
 ・1789年-1794年
  ブルボン王朝及び貴族・聖職者による圧制に反発した民衆が
  1789年7月14日にバスティーユ牢獄を襲撃する。いわゆるフランス
  革命が勃発。
  
 ・1792年
  1792年8月10日事件で王政が廃止され、国民公会でルイ16世を
  処刑し、国民公会、総裁政府、総領政府に分かれた共和制の成立
  を宣言する(第一共和制時代)。
  
  その後、政権はいろいろな派閥の手に渡る。
 
 ・1799年
  「ブリュメールのクーデター」によってナポレオン・ボナパルト
  が執政政府を樹立し独裁権を掌握した。
  
  フランス革命以来、惰性で続いていたブルジョワによる革命が
  終止符を打つ。
  
  歴史的には、フランス革命はこれで終結したと見る。
  
 ・1804年
  ナポレオン1世が皇帝に即位。ヨーロッパ諸国に戦争を仕掛けるが
  ライプツィヒの戦いに敗れ、1814年に退位する(第一帝政時代)。
  
  その後フランスにブルボン家が王として復位することになる。

 ・1815年
  エルバ島から脱出し、パリに戻ったナポレオン1世が復位。
  しかし、ワーテルローの戦いで完敗。ナポレオン1世は再び
  退位した(百日天下)。
  
 ・1814年
  ナポレオン1世の失脚後、ルイ16世の弟であるルイ18世が
  フランス国王に即位した(復古王政)。
  
 ・1824年
  ルイ18世が死去すると、その弟のシャルル10世が即位し
  貴族の特権を復活させるような政治を推し進める

 ・1830年
  七月革命が勃発してシャルル10世は失脚する。
  
  革命の中心は立憲君主派であったために共和政には移行せず、
  自由主義に理解を示すオルレアン家のルイ・フィリップが王
  として選ばれる(七月王政)。

  一部の大ブルジョワジーしか政治参加が認められなどの政策を
  実施した。
  
  フランス産業革命の勃興により、中小ブルジョワジーや労働者
  は選挙法改正運動を展開したが、政府に抑圧されたため、18
  48年に二月革命が起こる。

 著者が生きた時代のフランスは、まさに激動の革命時代でした。
 
 「赤と黒」の原稿は1827年に書かれていて、作品がちょうど
 発行されようとしていたとき、1830年の七月革命が起きた
 とのこと。
 
 1827年というと、シャルル10世が貴族の特権を復活させる
 政治を展開していた頃。
 
 立憲君主制による治世に書かれた作品です。
 
▽著者は、七歳の時に母親を亡くします。

 異常なまでに母親を偏愛し、その反動で王党派の父親を憎み続け、
 共和主義者として生涯を送ります。
 
 ナポレオンの治世時代に順調に出世し、ナポレオンの没落に伴い
 著者自身も没落します。
 
 「赤と黒」は、この不遇の時代に書かれた作品で、発表当初は
 全く評判にならなかったそうです。
 
 というのも、作品自体は恋愛ものですが、旧来の支配階層に対する
 批判が込められていたためです。
 
 作品を書き終わって発表する頃には、批判の対象とした体制
 (シャルル10世による立憲君主制の政治体制)が倒れていました。
 
▽このように、少しタイミングの悪かった「赤と黒」ですが、現在
 読むと悪かったタイミングもあまり関係ありません。
 
 当時のフランスの様子も同時に知ることができる作品です。
 
 物語の主人公は、ヴェリエールという町に住む貧しい木こりの子
 ジュリアン・ソレルという青年です。
 
 ジュリアンは力仕事が不得意で、親兄弟から虐待されていました。
 
 しかし記憶力は抜群で、町の司祭から神学とラテン語を学び、
 かなりのラテン語の使い手となっていました。
 
 そこをこの町の町長レーナル氏に知られ、レーナル氏は見栄も
 あって、ジュリアンを3人の子どもたちの家庭教師として、住み
 込みで雇う事にしたのです。
 
 ジュリアンは、表面上神学者として、王政復古の世の中では羽振り
 の良い聖職者を目指していました。
 
 しかし、本心はナポレオンを崇拝し、軍人として出世することに
 野心を燃やす青年でした。
 
 ナポレオンを崇拝していることをひた隠し、神学とラテン語に
 精通した家庭教師として振る舞っていました。
 
▽レーナル家にはレーナル氏の妻、レーナル夫人がいました。

 レーナル夫人は美しく素朴な人で、3人の子供に囲まれ、自分では
 夫婦円満だと思い込んでいました。
 
 しかし、しばらくするとレーナル夫人とジュリアンは恋に落ち、
 不倫関係になってしまいます。
 
 もちろん隠してはいましたが、使用人が何人かいるレーナル家では
 隠し通すことは難しく、やがてどこからともなく噂が漏れるように
 なります。
 
 田舎町では、そのような色恋沙汰の噂はあっという間に広まります。
 
 そこでレーナル夫人は夫を説き伏せて、噂を回避しジュリアンを
 レーナル家から遠ざけるため神学校へ入れる事をレーナル氏に
 承諾させます。
 
 3人の母親であり、従順な妻であったレーナル夫人は、ジュリアン
 との不倫関係によって大胆な行動を取ることもできるようになって
 いました。
 
▽ジュリアンは計算高く、大胆に振る舞うこともありますが、つい
 カッとなって冷静さを失う場合もあります。
 
 特に恋愛が絡むと女性をコントロールし、主導権を握ろうとする
 けれど、自分を制御できなくなるときもあって、大胆な行動に出る
 場合もあります。
 
 神学校の中でも抜群の頭脳を持つジュリアンは、一つ勘違いを
 していました。
 
 勉強や成績で目立とうとしていたジュリアンでしたが、神学校で
 求められていたのは「権威と模範」に盲従する人間で、自分で考え
 自分自身で判断して行動する人物は悪徳に染まっていると見られて
 いたのです。
 
 気が付いた時にはすでに遅く、ジュリアンは神学校で孤立してい
 ました。
 
 ここでまたジュリアンの計算高さが発揮されます。
 
 自分をコントロールし、徹底的に神学校で求められる人物を演じ
 ることにしたのです。
 
 
 続きは次回。



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