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私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇(2回目)
恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇 (岩波文庫)恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇 (岩波文庫)
(1970/12)
菊池 寛

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇
 著者:菊池寛
 出版:岩波文庫
 定価:500円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4003106318/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 三浦右衛門の最後
 忠直卿行状記
 恩讐の彼方に
 藤十郎の恋
 形
 名君
 蘭学事始
 入れ札
 俊寛
 頚縊り上人



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽前回の続きです。

 十日間、寄進を続けた了海でしたが、誰一人としてお金を出そうと
 する者がいないので、槌と鑿(のみ)を手に入れ一人で絶壁を
 掘り始めます。
 
 槌を一度振り下ろすと、2,3のかけらが飛び散るだけの岩を
 ただひたすら、行き交う人たちに笑われながら掘り進みます。
 
 掘り続けること丸4年、トンネルの長さは五丈(約15メートル)
 になり、さらに掘り進め、9年目に二十二間(約40メートル)
 の長さになります。
 
 ここで、了海を手伝おうとする人たちが出てきて、自ら寄進を
 して数名の石工を雇い、了海と一緒に掘り進めます。
 
 しかし、1年後に工事の進捗を確認すると、全体の4分の1も
 掘り進んでないことを知り、了海はまた一人で掘る事になって
 しまいます。
 
 途中手伝う者が出てきますが、ほとんどは了海が一人黙々と掘り
 進め、十八年経った時、約半分の長さが掘られていました。
 
 了海は、20年者間ずっと座って掘っていたため、足は萎え歩く
 には杖が必要となっていて、しかも日光を見ず、飛び散る石の
 破片が目に当たったりして、両目は視力が落ちていました。
 
 さらに、老いが迫っていました。
 
▽昔の了海(市九郎)によって殺された、市九郎の主人の中川三郎
 兵衛の一人息子実之助は、13歳の時に自分の父親が殺された
 ことを知り、19歳の年に復讐の旅に出ました。
 
 一度も見た事がない敵の市九郎を探して27歳まで空虚な旅を
 続けていました。
 
 親戚一同に見送られ、江戸を出発してから9年目、実之助は九州
 福岡にやってきました。
 
 茶店で聞いた話によると、昔人を殺したことがある僧がトンネル
 を掘っている話を聞き、翌朝早速現場に行ってみます。
 
 トンネルの入り口にいた石工に、了海への取り次ぎを依頼すると、
 出てきたのは一人の乞食僧で、足が萎えた人間の残骸のような
 男が出てきたのです。
 
 実之助が了海にいろいろと聞いてみると、紛れもなく父の敵の
 市九郎でした。
 
 実之助は復讐を果たそうと了海に「勝負せよ」と挑みます。
 
 了海は心を決めていて、まだトンネルは開通してないのが心残り
 だけど、これも自らの悪行の報いであると、あっさり死を覚悟し
 ます。
 
 復讐を果たそうと9年も旅を続けてきた実之助と、抗うことなく
 死を覚悟した了海。
 
 実之助の目的は果たされたかに見えましたが...
 
▽表題作の「恩讐の彼方に」のあらすじを紹介してきました。

 短編ということもあって、文章には一切無駄がありません。
 
 辺りの風景を描写する場合も、必要最低限の言葉で手短に、そして
 簡単に説明されています。
 
 物語の展開もスピーディーで、固い文章ですがあっという間に
 読み終わります。
 
 他の作品もこのペースで書かれています。
 
 短編だから可能な文章テクニックと物語の展開です。
 
 同じ著者の作品で、上下巻二冊の長編「真珠夫人」が手元にあり
 ますが、どのような文章で綴られているのか楽しみになってきま
 した。
 
▽その他の作品、「三浦右衛門の最後」は、織田に討たれた今川の
 身分の高い落人の少年が、織田と今川の中間に位置していた天野
 刑部に悲惨な最後を強いられる物語です。
 
 「忠直卿行状記」は、徳川家康の孫であったため、わがままいっ
 ぱいに育てられた松平忠直の物語。
 
 ある時、何気なしに聞こえてきた臣下の本音の言葉に、全てが
 信じられなくなり、愚行を繰り返すようになります。

 その他の作品もどれをとっても面白い作品ばかりです。
 
 機会があったら読んでみることをお勧めします。



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恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇
恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇 (岩波文庫)恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇 (岩波文庫)
(1970/12)
菊池 寛

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──────────────────────────────
 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:恩讐の彼方に・忠直卿行状記 他八篇
 著者:菊池寛
 出版:岩波文庫
 定価:500円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4003106318/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 三浦右衛門の最後
 忠直卿行状記
 恩讐の彼方に
 藤十郎の恋
 形
 名君
 蘭学事始
 入れ札
 俊寛
 頚縊り上人



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽菊池寛の作品は、だいぶ前から「真珠夫人」が本棚に並んでいます。

 ただ、上下巻2冊あってそれぞれが厚いので、なかなか手が出せ
 ないでいました。
 
 そこで発見したのが今回紹介する短編集です。
 
 長編を読む前に試しに読んでみることにしました。
 
 短編読んで面白くなかったら「真珠夫人」はどうすんだ?
 
 という話もありますが、大丈夫、かなり面白い短編集です。
 
▽情報はいつもの通りウィキペディアから。

 著者の菊池寛(1888年(明治21年)12月26日?1948年(昭和23年)3月6日)
 は、小説家、劇作家、ジャーナリストとして活躍しました。
 
 実業家としても活躍し、文芸春秋社を立ち上げた人でもあります。
 
 文藝春秋社の成功で富豪となった著者は、日本文藝家協会を設立。
 
 芥川賞、直木賞の設立者でもあります。
 
 また、菊池寛賞の設立も著者です。
 
 ちなみに、芥川賞の選考基準は以下の通りです。
 
 「純文学の新人に与えられる文学賞。新人作家による発表済みの
 短編・中編作品が対象となり、選考委員の合議によって受賞作が
 決定される。文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考、授賞
 される」
 
 また、直木賞の選考基準は以下の通りとなっています。
 
 「無名・新進及び中堅作家による大衆小説作品に与えられる文学賞。
 現在は財団法人日本文学振興会により運営されている。空想性が
 極端に高い、推理、SF、ファンタジー等を嫌うのが直木賞の特徴
 である」
 
 菊池寛賞は以下の通りです。
 
 「先輩作家の業績をたたえ、敬意を表すために制定された賞。
 文芸・映画など様々な文化分野において業績をあげた個人や団体
 が対象」
 
 芥川賞や直木賞は、発表になるとテレビや新聞、雑誌等で報道
 されますが、どちらの受賞作もなぜかほとんど読んだことがない
 です。
 
▽今回紹介する岩波文庫版の短編集には、以下の十作品が収録されて
 います。
 
 三浦右衛門の最後
 忠直卿行状記
 恩讐の彼方に
 藤十郎の恋
 形
 名君
 蘭学事始
 入れ札
 俊寛
 頚縊り上人
 
 いずれの作品も、日本が舞台で時代背景はそれぞれ違います。
 
 ここでは、表題作にもなっている「恩讐の彼方に」のあらすじを
 簡単に紹介します。
 
▽時代背景は江戸時代で、主人公の名は市九郎。
 
 市九郎は、自分の主人の妾、お弓と通じてしまい、主人と闘う
 ことになり、とうとう「主殺し」となってしまいます。
 
 殺した中川三郎兵衛には、3歳になる一子実之助が残されただけ
 でした。
 
 お弓と市九郎は江戸を抜け出しますが、結局お金にこまるように
 なり、二人で悪事を働くようになります。
 
 最終的には、一番手っ取り早い「切り取り強盗」を正統な家業と
 するまでに落ちぶれてしまいます。
 
 二人は信濃から木曾へかかるある峠で、昼は茶屋を開き、夜は
 強盗を働くようになっていました。
 
 何年かすると、そうした生活に何の躊躇もなくなってしまい、
 年に3、4回お金を持ってそうな旅人を狙って強盗殺人を働く
 ようになります。
 
▽ある日、どこかの富農の若夫婦が茶屋を訪れた時、市九郎は次の
 標的をこの夫婦に決めました。
 
 夫婦で言葉巧みに旅人の出発を遅らせ、宿にたどり着くまでの
 道のりが暗くなるように仕向け、その途中で殺してしまうのです。
 
 旅人が出発した後、市九郎は刀を持って二人を追い越し、暗く
 人通りがない場所で待ち伏せします。
 
 最初は、殺さずに金と衣類だけ置いていけば命を助けてやろうと
 思ってました。
 
 しかし、顔を見られてしまい、峠の茶屋の主人だということが
 ばれてしまったため、男の方を刀で惨殺し、命乞いする女性を
 着物を汚さないように、手ぬぐいで首を締めて殺してしまったの
 でした。
 
 市九郎がこれまでに殺してきたのは老人や商人といった人たちで
 若夫婦を殺したことがなかったため、急に人を殺した恐怖を感じ、
 良心の呵責を感じてしまいます。
 
 家に帰ってきて、強奪してきた獲物をお弓へ渡すと、お弓は
 「なぜ、女の頭の飾りを持ってこなかったのか?」と市九郎を
 責めるのです。
 
 若い二人を殺してしまったことを深く悔いているところへ、お弓
 の言葉は市九郎を深く傷つけます。
 
 全てが嫌になった市九郎は、お弓が髪飾りを取りに行っている間に
 家を出て、家から遠いあるお寺に駆け込んだのでした。
 
 お寺で上人に諭され仏道に帰依し、了海という法名をもらいます。
 
 身命を捨てて人を救うことを誓い、半年間の辛い修行に耐え、
 「諸人救済」という願いを実現するため諸国雲水の旅に出ます。
 
▽了海は、自らの罪を一生掛けて償える場所を探して全国を旅して
 廻っていました。

 ある時、九州のある場所で、約30メートルの絶壁の真下に川が
 流れている場所があって、その絶壁を通るために年に3、4人、
 多いときで年に10名もの人の命が奪われる難所がありました。
 
 了海は、ここを自分の罪を償う場所と決め、絶壁の下に二百余間
 (約360メートル)のトンネルを掘って、人々の命を救おうと
 考えます。
 
 絶壁はもちろん固い岩でできています。
 
 了海はその日から、その絶壁を利用する付近の村々にトンネルを
 掘るための寄進(お金集め)を始めます。
 
 しかし、誰一人了海の話に耳を傾ける者はなく、ただ笑われる
 だけでした。
 
 そのようなトンネルを掘るのは不可能だと。
 
 
 続きは次回。



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地底旅行(2回目)
地底旅行 (角川文庫)地底旅行 (角川文庫)
(2008/09/25)
ヴェルヌ

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 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:地底旅行
 著者:ヴェルヌ
 出版:角川文庫
 定価:590円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/404202212X/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 第一章 リデンブロック教授の帰宅
 第二章 羊皮紙のルーン文字
 第三章 解けない暗号
 第四章 解読成功
 第五章 トランクを用意しろ!
 
 他多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■■



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽物語の語り手のアクセルは慎重派で、現実的な考え方をします。

 違う言い方をすれば3人の中では臆病なタイプです。
 
 一番命が助かりやすい性格かもしれません。
 
 冒険を始めて二十日間経過し、延々と坂を下っていて、計算上は
 地球の半径の百分の一の地点に到達したことが分かった時に、
 地球の中心までに必要な日数を計算し、約5年半掛かると推測
 します。
 
 「現実的には不可能だ」と一所懸命主張するのがアクセル。
 
 一方、リデンブロック教授が頼っているのは、16世紀の錬金術師
 が羊皮に残したメモだけ。
 
 彼が到達したのに自分たちが到達しないわけはない。
 
 かなりの夢想家かもしれません。
 
 ただ、さまざまな場面でリデンブロック教授の科学者としての
 想像力と計算力が3人の命を救います。
 
 案内人のハンスはいつでも冷静沈着。
 
 案内人ではあるけれど、地底を案内できるわけではありません。
 
 リデンブロック教授とアクセルに意見することもなく、ひたすら
 雇い主であるリデンブロック教授に付き従い、二人を助けます。
 
 週に一度土曜日に、どのような状況にあろうともガイド料をリデン
 ブロック教授に請求します。
 
▽ちぐはぐに見える3人が、お互いに助け合い、励まし合いながら
 旅をし、やがて想像もしていなかった光景を目にします。
 
 冒険に出発してから48日目、ひたすら地球の中心へ向かって
 歩いていた3人は海を発見します。
 
 場所を計算してみると、出発地点のアイスランドから直線距離に
 して1355キロ、スコットランドの山岳地帯の真下です。
 
 深さは136キロ、地球の極半径は約6400キロなので、地球の
 中心にはほど遠いですが、そこは紛れもない海でした。
 
 早速発見者の名前を付け、その海は「リデンブロック海」と名付け
 られます。
 
 太陽の光が届くはずがない地下はなぜか明るく、古代の植物が
 生い茂っていて、地表では化石でしか発見できない動物の骨が
 足下に散らばっています。
 
 遙か昔の地球をそのまま閉じこめたような風景が広がっていました。
 
 リデンブロック教授は海を渡るため、ハンスに筏(いかだ)を
 作ってもらい、3人はリデンブロック海へ出航します。
 
▽筏は風に乗ってグングンと進み大海原を進みます。

 しかし、筏はなかなか向こう岸へ到着しません。
 
 出航してから六日経っても、広い海が続くだけ。
 
 そこへ、長さ12メートルの巨大な亀の甲羅を持っている蛇と、
 鼻面はイルカ、頭はトカゲ、歯はワニで長さ30メートルもある
 古代爬虫類の闘いに巻き込まれます。
 
 出航してから八日目、やっと島を発見し、その島を「アクセル島」
 と名づけます。
 
 アクセル島を出発したところで猛烈な嵐に遭遇し、四日間もの間
 猛スピードでリデンブロック海をさまよい、どこかの海岸に到着
 しました。
 
 リデンブロック教授はやっと海が渡れたのでウキウキし、アクセル
 は、帰りのことや食料のことを心配しています。
 
 しかし、リデンブロック教授がコンパスを使って方角を確かめて
 みると、どうやら最初に筏で出発した海岸付近に戻ってきている
 みたいでした。
 
 アクセルは悲嘆し、教授は再び出発しようとするし、ハンスは
 教授の性格を読んで黙って筏を修理しています。
 
 アクセルと教授は付近を散歩し、今後の計画を話し合います。
 
 散歩している間に二人は人類の骨を発見し、身長が3メートル
 以上もある人間の群れを発見しました。
 
 やがて二人はトンネルを発見し、アクセルはここからの脱出を
 考え始め、教授はさらに地球に中心へ向かうことを考えていました。
 
 そして...
 
▽ざっとあらすじを紹介してきました。

 大胆で計画がありそうに見えて、実は無計画なのではないかと
 思われるリデンブロック教授と、慎重で臆病、どちらかというと
 物事を悪い方へ考えてしまう甥のアクセル。

 リデンブロック教授の性格を読んで、言葉少なに黙々と作業を
 進める優秀な案内人のハンス。
 
 地底への旅行はリデンブロック教授の性格に引きずられてしまう
 ため、様々に危険を伴った冒険旅行になっています。
 
 物語に主に登場するのはのこの三人だけですが、三人の性格と
 行動が微妙なバランスを取りながら物語が進行するため、読んで
 いて飽きがきません。
 
 地底旅行はだれもやったことがないので、想像も付かないので
 ドキドキしながら先が読めます。
 
 個人的にはかなりお勧めの一冊です。



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地底旅行
地底旅行 (角川文庫)地底旅行 (角川文庫)
(2008/09/25)
ヴェルヌ

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 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:地底旅行
 著者:ヴェルヌ
 出版:角川文庫
 定価:590円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/404202212X/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 第一章 リデンブロック教授の帰宅
 第二章 羊皮紙のルーン文字
 第三章 解けない暗号
 第四章 解読成功
 第五章 トランクを用意しろ!
 
 他多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■■



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽「何か面白い本ないかなぁ」とブックオフをうろついていて
 ふと目に止まったのが今回紹介する本です。
 
 現在、外国の作家で多く読んでいるのは、多少ドロドロした人間
 関係を描いた小説が多いです。
 
 「まだ読んでいない本棚」には、恋愛ものや人間の悲喜こもごもを
 描いた作品が沢山並んでます
 
 そのような読書傾向のなか、何となく気が惹かれたのか「地底旅行」。
 
 自分の本棚には並んでいないジャンルで、たまにはこういうのも
 読んでみようかと買ってみました。
 
▽著者は、ジュール・ヴェルヌ(1828年2月8日?1905年3月24日)。

 フランスの小説家で、「SFの父」とも呼ばれているそうです。
 
 実は、巻末にある「あとがき」を読むまで、ヴェルヌが何者なのか
 思い出せなかったのです。
 
 著者の作品には、「十五少年漂流記」や「海底二万里」、「八十日
 間世界一周」等々、地底に行ったり、海底に行ったり、気球に
 乗ったり、月へ行ったり、南極へ行ったりと、当時考え得る様々な
 冒険作品を書いています。
 
 小学生の頃に「十五少年漂流記」を読んだ記憶がありますが、
 物語の内容はほとんど覚えてません。
 
 他に、「八十日間世界一周」は、これも子供の頃アニメ映画を
 見た記憶があります。
 
 確か長靴を履いた猫が冒険の旅に出る内容でした。
 
 早速検索してみると、「東映まんがまつり」という名のアニメ映画
 を、夏休みと冬休みに上映していた作品の中に発見しました。
 
 「長靴をはいた猫80日間世界一周」という作品が、1976年
 (昭和51年)に公開されています。
 
 ちなみにその時、同時上映されていたのが以下の作品。
 
 ・ロボコンの大冒険
 ・UFOロボグレンダイザー対グレートマジンガー
 ・秘密戦隊ゴレンジャー 真赤な猛進撃!
 ・一休さん
 
 テレビでよく見ていた記憶はありますが、内容はほとんど覚えて
 ないです。
 
 ただ、80日間世界一周だけは、ドキドキハラハラしながら見て
 いた記憶があります。
 
▽子供の頃はドキドキした作品も、大人なってから読むとその時の
 感動がなくなっている場合もあります。
 
 今回読んだのは「80日間世界一周」ではなく、「地底旅行」
 ですが、子供の頃のハラハラドキドキが味わえる作品となって
 と思います。
 
 主人公は3人、リデンブロック教授、その甥のアクセル、そして
 道案内役のハンス。
 
 物語の語り手は、甥のアクセルです。
 
 ヨハネウム学院の鉱物学専門のリデンブロック教授は地質学にも
 優れています。
 
 甥のアクセルは地質学を勉強していて、また鉱物学者になる下地
 もある青年で、リデンブロック教授と一緒に住んでいます。
 
 リデンブロック教授はかなりせっかちな性格で、気難しい感じです。
 
▽ある日、リデンブロック教授がある店で見つけた本の中から、
 1枚の羊皮が滑り落ちたました。
 
 そこにはルーン文字で何かが書かれています。
 
 ルーン文字とは、昔アイスランドで用いられた文字です。
 
 羊皮のルーン文字は暗号になっているらしく、リデンブロック教授
 は暗号解読に没頭します。
 
 アクセルはふとしたことから暗号解読の方法を発見し、そこには
 サクヌッセンムという名の16世紀の著名な錬金術師が書いた
 文章で、以下のように書かれていました。
 
 「大胆な旅行者よ、7月1日以前にすカルタリスの影がなでる
 スネッフェスルのヨクルの噴火口におりよ。しからば汝は地球の
 中心に到達すべし。余はそれを為せり」
 
 このメモを読んだリデンブロック教授は、アクセルが止めるのも
 聞かずに、早速旅の準備を始めてしまいます。
 
 もちろん嫌がるアクセルを引きずって。
 
▽アイスランドに到着してから、現地で有能な案内人のハンスを
 雇い、3人はスネッフェスル山の火口を降りて行きます。
 
 案内人のハンスは、無口ですが何があっても落ち着いていて、
 しばしばリデンブロック教授とアクセルの危機を救います。
 
 地底への冒険は難航を極め、飲み水は無くなるし、アクセルが
 ボーッとして先頭を歩いていると、一人迷路に迷い込んでしまうし、
 いろいろと困難にぶつかりつつ3人は次第に地下へ降りて行きます。
 
 地球の中心に近づくほど、温度が上がると考えられていた地質学の
 常識は覆され、ほとんど気温は上がらず空気も普通に存在してます。
 
 
 続きは次回。



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高野聖(2回目)
高野聖 (角川文庫)高野聖 (角川文庫)
(1971/04)
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 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:高野聖
 著者:泉鏡花
 出版:角川文庫
 定価:470円
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4041010020/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 義血侠血
 夜行巡査
 外科室
 高野聖
 眉かくしの霊



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽前回の続きです。

 この本に収録されている他の作品、「義血侠血」は、若い男性と、
 見世物小屋で水芸を見せる白糸という女性の物語です。
 
 男性は向学心があるけれど、士族の父親が亡くなってしまったため、
 学問を途中であきらめて、何とか働き口を見つけ貧乏生活をして
 いました。
 
 男性が気に入ったのと、男性の将来を有望視した白糸は、自慢の
 水芸で、ある程度の収入があったので、男性に仕送りをして学問を
 させることを約束します。
 
 男性と、その母親への仕送りをしながら、必死に働く白糸でし
 たが、次第に生活が苦しくなり、とうとう前借りまでして仕送り
 するようになります。
 
 数年が経過し、あと少しで男性も卒業という頃、やっと借金をして
 手元に残った仕送り分のお金を、ある日強盗に強奪されてしまい
 ます。
 
 途方にくれる白糸。
 
 もう少しで男性も卒業し、身を立てることができるというのに、
 自らの生活もままならない状況に陥ってしまったのです。
 
 白糸は死のうと決意し、強盗が落としていった包丁を、これも強盗
 ともみ合っていたときに白糸が引き裂いたの強盗の服の袖で包み
 懐に持ち、死に場所を探していました。
 
 そんな時、白糸はある金持ちの家に迷い込んでしまい、そこで
 出くわした家の主人を、思わず包丁で刺し殺してしまいます。
 
 そこへ、主人を捜しに来た夫人も、騒がれそうになったために
 殺してしまい、白糸は包丁と、それを包んでいた強盗の袖を現場に
 残したまま姿をくらましてしまいます。
 
▽包丁と、服の袖から犯人は強盗犯人の一人だとされ、白糸の金を
 盗んだ強盗は警察に捕まり、強盗の証言から白糸にも疑いがかけ
 られていました。
 
 裁判がはじまり、いよいよ大詰めとなった頃、学問を終え立派に
 なった男性が裁判所の検事代理として赴任してきたのです。
 
 自分の恩人を、検事として裁く事になった男性は、苦しみながらも
 白糸を諭し、真実を告白させようとします。
 
 立派になった男性の姿を見た白糸は全てを語り、男性は死刑を
 求刑し、刑が確定します。
 
 自らの大恩人に死刑の求刑をした男性は...
 
▽「夜行巡査」も短いですが面白い作品です。

 職務に忠実で融通の利かない若い真面目な巡査には、お互いが
 好意を寄せている女性がいました。
 
 しかし、その女性の唯一の肉親である伯父は、ある個人的な恨み
 からその女性が幸せになるのを邪魔しようとしていました。
 
 伯父の個人的な恨みとは、昔、この女性の母親のことが気に入って
 いたけれど、相手にしてもらえず、女性は別の男性と結婚。
 
 やがて、女性を残して母親と父親は亡くなってしまい、伯父に
 引き取られます。
 
 伯父は、自分を袖にした女性の母親に、いつか恨みを晴らそうと
 していましたが、亡くなってしまったため、その矛先を娘に変えた
 のです。
 
 女性との結婚を反対している女性の伯父は、巡査にとっては殺し
 ても飽き足らないくらいの存在でした。
 
 ある日、結婚式に出席した娘と伯父は、帰りに酒に酔った伯父から
 娘の母親への恨みの話を聞き愕然とします。
 
 伯父が巡査との結婚に反対していたのは、自分には謂われもない
 恨みごとだったのです。
 
 絶望した女性は、河に身を投げようとし、それを止めようとした
 伯父が逆に河に落ちてしまいます。
 
 巡回しながら、二人の近くで伯父の話をずっと聞いていた巡査は、
 憎いはずの伯父が冬の河に落ちたのを見て、自分は全く泳げない
 のに助けに行こうとします。
 
 女性に「泳げないじゃありませんか」と言われながらも、「僕も
 殺したいほどの老爺(おやじ)だが、職務だ!断念ろ(あきらめろ)」
 と、河の中へ飛び込んでしまいます。
 
 融通が利かない巡査は、殺したいほど憎い者を助けるために、
 かなづちでありながらも命を捨ててしまったのでした。
 
▽「外科室」は、隠された恋の話です。

 病気のため手術しなくてはならなくなった伯爵夫人は、麻酔を
 拒否してしまいます。
 
 麻酔をすると、言いたくない事まで口走ってしまう可能性がある、
 それを知られるくらいなら死んでしまった方がまし、とわがままを
 言うため手術ができません。
 
 執刀医の男性は、麻酔無しで伯爵夫人の手術を始めます。
 
 しかし、耐えられるはずもなく、夫人は途中で半身を起こし
 「あなただから、あなただから」と言いながら亡くなってしまい
 ます。
 
 ところがその医師も「でも、あなたは、あなたは、私を知ります
 まい」
 
 と言いつつ、メスを持っていた手に伯爵夫人の手を添えて、自分の
 胸を刺してしまったのです。
 
 二人とも手術中に亡くなってしまいます。
 
 伯爵夫人と医師は、どこかで密会していたわけではなく、夫人が
 結婚する前にお互い一度見ただけの存在で、その後付き合って
 いたことはなかったのです。
 
 伯爵夫人が麻酔を拒否してまで言いたくなかったこととは、医師に
 好意を寄せていたことでした。
 
▽それぞれの作品を簡単に紹介してみました。

 どの作品もストーリーが練られていて、短いですが面白い作品に
 仕上がっています。
 
 逆に言うと、短いからダレることなくキッチリした物語に仕上
 がっているのかもしれません。
 
 長編の作品にありがちな、長々とした情景描写は極力抑えられて
 いて、必要最小限の言葉で、歯切れ良く情景が描写されています。
 
 読んでいても歯切れがよく、気分が良くなる作品ばかりです。
 
 著者の他の作品も読みでみたいです。



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高野聖
高野聖 (角川文庫)高野聖 (角川文庫)
(1971/04)
泉 鏡花

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 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:高野聖
 著者:泉鏡花
 出版:角川文庫
 定価:470円
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4041010020/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 義血侠血
 夜行巡査
 外科室
 高野聖
 眉かくしの霊



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽著者の泉鏡花(1873年(明治6年)11月4日?1939年(昭和14年)9月7日)は、
 金沢市に生まれます。
 
 泉鏡花は「いずみきょうか」と読みます。
 
 本名は、泉鏡太郎。
 
 「金色夜叉」で知られる尾崎紅葉に師事し、小説の勉強を始めます。
 
 22歳の時に発表した「夜行巡査」「外科室」が称賛され、以降
 作家として活躍します。
 
 ウィキペディアには次のように紹介されています。
 
 「江戸文芸の影響を深くうけた怪奇趣味と特有のロマンティシズム
 で知られる。また近代における幻想文学の先駆者としても評価
 される」
 
 その説明の通り、著者の文章には独特の雰囲気が漂います。
 
 高野聖の冒頭の一文を抜き出してみます。
 
 「飛騨(ひだ)から信州へ超える深山(みやま)の間道で、ちょうど
 立ち休らおうという一本の樹立ち(こだち)もない、右も左も山
 ばかりじゃ。手を伸ばすと達き(とどき)そうな峰があると、
 その峰へ峰が乗り、嶺(いただき)が被(かぶ)さって、飛ぶ鳥も
 見えず、雲の形も見えぬ」
 
 最初は取っつきづらい文章ですが、漢字にルビがふってあって、
 なれるとスラスラと読めるようになります。
 
▽本のカバーに著者の若い頃の写真が掲載されています。

 見た目がとても繊細そうで、おそらくかなり神経質な性格の人
 なんだろうなと思いつつ、ウィキペディアを読んでいると、予想
 通り「潔癖性」だったとのこと。
 
 潔癖性のため、「豆腐」という漢字が嫌いで、必ず「豆府」と
 書いていたとか。
 
 谷崎潤一郎らと鳥鍋を囲んだ時は、無頓着な谷崎は「半煮えくらい
 がうまい」と言って次々に鶏肉を食べてしまうが、しっかり
 火の通った肉しか恐くて食べられない著者は、鍋に線を引いて
 「ここからは私の領分だから手を出すな」と言ったとのこと。
 
 そのような性格のため、著者の文章は練りに練られていて、隙の
 ない文章になっています。
 
▽今回読んだ角川文庫版には、以下の5作品が掲載されています。

 義血侠血
 夜行巡査
 外科室
 高野聖
 眉かくしの霊
 
 「眉かくしの霊」以外は、著者の初期の頃の作品です。
 
 どれも面白い作品ですが、せっかくですので、著者の代表作の
 一つでもあり、表題作にもなっている「高野聖」を中心に紹介
 したいと思います。
 
▽「高野聖」は「こうやひじり」と読みます。
 
 高野聖とは、ウィキペディアによると以下のように解説されてます。
 
 「日本の中世において、高野山から諸地方に出向き、勧進と呼ば
 れる募金のために勧化、唱導、納骨などを行った僧」
 
 「高野山における僧侶の中でも最下層に位置付けられ、一般に
 行商人を兼ねていた」
 
 「諸国に高野信仰を広め、連歌を催すなど文芸活動を行い民衆に
 親しまれたが、一部においては俗悪化し、『夜道怪(宿借)』
 とも呼ばれた」
 
 怪しい僧から、真面目な僧までいろいろといたみたいです。
 
 物語に登場する旅僧は、真面目な信仰心を持った高野聖です。
 
 時代背景は、汽車が登場するので、明治以降の話だと思われます。
 
 新橋から若狭(福井県)へ帰省途中の「私」は、汽車の中で一人の
 旅僧と出会います。
 
 「私」と旅僧は同じ宿に泊まることにし、そこで寝物語に旅僧から
 聞いた話が今回の物語です。
 
 この旅僧は、後で聞くと有名な説教師で、あるお寺の大和尚でした。
 
▽この僧が若い頃の話で、飛騨の山越えをしたとき、ある宿で薬売り
 に出会います。
 
 旅僧はその薬売りにからかわれ、そうそうに宿を出て旅路を急いで
 いると、薬売りに追いつかれ何の言葉も交わさずに薬売りは先へ
 行ってしまいます。
 
 途中道が二手に分かれていて、薬売りはその一方へ進んでいき
 ました。
 
 旅僧は、二手に分かれる所で、出会った百姓に尋ねてみると
 一方は近道だけど五十年ばかり前までは人が通っていたけど、
 現在は旧道となってほとんど人が通らない道だとの事。
 
 もう一方が本筋で、百姓はこちらの道を進めます。
 
 旧道は、目的地は同じで、七里(約28キロ)くらい近いけど
 現在はほとんど人が入らず、命に関わるかもしれないからやめて
 おけ、とのことでした。
 
 旅僧は、旧道を諦め本筋を行こうと考えますが、気になるのは
 先程旧道に入っていった薬売りのこと。
 
 このまま無視して行ってもも良いのですが、自分をからかった人
 だけに、見捨ててしまうと、わざとそうしているような気がして
 自らも旧道に進んだのです。
 
▽その旧道は、百姓の言う通りとんでもない道で、途中蛇が横た
 わっているし、1丈(約3メートル)の大蛇もいるし、気味の悪い
 道が続いています。
 
 そして極めつけは木の上から降ってくる「蛭」。
 
 幅が5分(約1.5センチ)、長さが3寸(約9センチ)の蛭が
 雨のように頭上から降ってくるのです。
 
 全身蛭に吸い付かれながら僧は一目散に駈け、なんとか蛭の森を
 脱したところで、馬の鳴き声を聞き、ある一軒家を発見します。
 
 人気のない山の中の一軒家。
 
 あやしい設定です。
 
 そこで発見したのは、様子のおかしい22?23歳の男性が一人。
 、
 返事をすることもできず、手足を動かす事もできず、縁側に座って
 います。
 
 さらに人を呼んでみると、中からまだ若い女性が出てきました。
 
 かなりあやしい設定です。
 
▽旅僧は、身体を拭くために濡れた雑巾を貸してくれと言うと、
 その女性は、近くにきれいな流れの河があるので、そこへお米を
 とぎに行くついでに案内しましょう、と僧と一緒に崖の下へ降りて
 いくのでした。
 
 途中、女性が「おじ様」と呼ぶ男性がいて、少しだけ話をします。
 
 おじ様はこの女性のことを「嬢様」と呼んでいます。
 
 年の設定が分かりませんが、まだそれなりに若い女性みたいです。
 
 女性が崖を降りていく途中、蟇(ひき、がまがえるのことか?)が
 女性の足にからみつきます。
 
 その時の女性の言葉。
 
 「お客様がいらっしゃるではないかね、人の足になんかからまって、
 ぜいたくじゃあないか、おまえたちは虫を吸っていればたくさん
 だよ」
 
 聞き流せば何ともない言葉ですが、よくよく考えてみるとおかしな
 言葉です。
 
 旅僧が身体を拭いていると、その女性が手伝ってくれて、しかも
 次第に大胆になり怪しい雰囲気が漂い始めます。
 
 何かに引きずり込まれそうな甘美な雰囲気を何とか耐えた僧の
 そばで、女性が服を脱いで身体を拭き始めました。
 
 そこへ、鳥ほどもある大きな蝙蝠が飛んできたり、女性の裸の
 腰の辺りへ抱きつく小猿が出てきたり、やはりなんとなくおかしい
 状況です。
 
 「畜生、お客様が見えないかい。おまえたちは生意気だよ」
 
 女性のこの言葉も、なんとなくおかしいです。
 
 家の近くへくると、先程の「おじ様」が出てきてこう言います。

 「やあ、だいぶ手間が取れると思ったに、御坊様もとの体で帰
 らっしゃたの」
 
 やはり何かがおかしいです。
 
▽おじ様は一頭の馬を引いていて、これから馬市へ出そうとしている
 とのこと。
 
 ところがこの馬が言う事を聞きません。
 
 旅僧の方をじっと見ながら四つ足を突っ張って動こうとしないの
 です。
 
 女性は旅僧に聞きました。
 
 「あなたここへいらっしゃる路でだれかにお逢いなさりはしま
 せんか」
 
 旅僧は旧道に入ってからは誰にも出会っていません。
 
 自分が入る前に、宿で自分をからかった薬売りが入っただけでした。
 
 「もしやこちらへまいりませなんだでございましょうか」
 
 という質問には、
 
 「いいえ、存じません」
 
 と、きっぱりした答えが女性から返ってきました。
 
 やっぱり、そうとう怪しいです。
 
 動こうとしない馬は女性に顎を触られるとおとなしくなり、おじ様
 に引かれていきました。
 
▽その後、女性の家で食事をさせてもらい、旅僧はその場で、女性と
 動きの鈍い男性は納戸で寝る事になったのです。
 
 夜、旅僧が寝付かれないでいると、家の外が騒がしくなってきま
 した。
 
 沢山の畜生の足音や、鼻息、羽音が聞こえ、それらが家の周りを
 取り囲んでいるのが分かります。
 
 すると、女性の声で、
 
 「今夜はお客様があるじゃないか」
 
 という声が聞こえたのです。
 
▽翌日、旅僧は女性宅を後にし、途中で馬を引いていったおじ様と
 出会います。
 
 そのおじ様から聞いた話とは...
 
▽高野聖のような作品を「幻想文学」というそうです。
 
 「江戸文芸の影響を深くうけた怪奇趣味と特有のロマンティシズム」
 
 が著者の作品の特徴の一つだとのこと。
 
 この本に収録されている作品のうち、高野聖の他には「眉かくし
 の霊」が幻想文学にあたります。
 
 「眉かくしの霊」も怪しい雰囲気の物語で、なかなか味わい深く
 読めます。
 
 明治から昭和にかけての作品で、「高野聖」や「眉かくしの霊」の
 ような物語は始めて読んだので新鮮でした。
 
 また、著者のムダや隙のない、カッチリとした文章が話を引き
 締めていて、若干表現が難しい部分もありますが、読んでいて
 気持ちのいい文です。



 続きは次回。



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星の王子さま(2回目)
星の王子さま (新潮文庫)星の王子さま (新潮文庫)
(2006/03)
サン=テグジュペリ

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 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:星の王子さま
 著者:サン=テグジュベリ
 出版:新潮文庫
 定価:476円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102122044/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽最後、7番目の星は地球です。
 
 どうやら王子さまはアフリカの砂漠に落ちてきたようです。
 
 地球はこれまで訪れた星と違って大きな星でした。
 
 王様は111人、地理学者は7千人、実業家は90万人、酔っぱ
 らいは750万人、大物気取りは3億1100万人いたのです。
 
 蛇に出会い、花びらが3枚だけの花に出会い、庭園に咲くバラに
 出会い、そしてキツネに出会います。
 
 このキツネはちょっとめんどくさいキツネです。
 
 「お願い。なつかせて!」と言っているのに、友だちになろうと
 すると、「急には友だちになれない」と言い出すのです。
 
 なつくにはお互いが我慢強くなって、毎日同じ時間に少しずつ
 距離を縮めていかなくてはならないとのこと。
 
 時間をかけてキツネと友だちになった王子さまは、自分の星に
 残してきた一輪のバラが、自分にとってかけがえのないバラだと
 いうことが分かります。
 
 王子さまはキツネと別れる時に、とても大切なことを教わります。
 
 「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばん大切な
 ことは、目に見えない」
 
 「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラの
 ために費やした時間だったんだ」
 
 「人間たちは、こういう心理を忘れてしまった。でも、きみは
 忘れちゃいけない。きみは、なつかせたもの、絆を結んだもの
 には、永遠に責任を持つんだ。きみは、きみのバラに、責任が
 ある」
 
▽キツネと別れたあと、王子さまは路線のポイントを切り替える
 鉄道員と出会います。
 
 特急列車に乗った人間たちは、自分のいる場所には決して満足
 できずに特急列車に乗ってあちこちに移動するのです。
 
 子どもたちだけが何が大切か分かっているのです。
 
▽次に出会ったのは物売りです。

 物売りは、一粒飲めば一週間何も飲みたいとは思わなくなる薬を
 売っていました。
 
 その薬を飲むと、一週間に53分の節約ができるのです。
 
 53分節約することができれば、その時間好きなことができるの
 です。
 
▽王子さまの話を聞いているうちに、砂漠での一週間が過ぎようと
 していました。
 
 そして、水は底をついてしまったのです。
 
 井戸を求めて「ぼく」と王子さまは砂漠を歩き始めます。
 
 もうじき喉が渇いて死ぬかもしれなくてイライラしている「ぼく」
 に、王子さまはいろいろな話をしてくれます。
 
▽王子さまが地球に落ちてからちょうど1年が経とうとしていました。

 自力では帰ることができない王子さまは、ある方法で自分の星に
 帰ろうとしていたのです。
 
 その方法とは...
 
▽絵がふんだんに挿入され、使われている言葉も簡単なものばかり
 なので、ついつい児童書だと思いがちです。
 
 ただ、そこに書かれているのは明らかに大人へのメッセージです。
 
 著者が生きていた時代は、1900年?1944年(日本では
 明治33年?昭和19年)。
 
 第一次世界大戦(1914年?1918年)が勃発し、その後
 第二次世界大戦(1939年?1945年)が行われています。
 
 著者は、二度の大戦を自ら体験し、人間の愚かしさを十分に理解
 し「星の王子さま」を執筆しています。
 
 そのためか、読み方によってはさまざまな社会的なメッセージが
 含まれているみたいです。(詳細はウィキペディアを検索してみて
 ください)
 
 王子さまが旅に出て出会う人たちは、おかしな大人ばかりです。
 
 読んでいた私自信も「へんな大人だな」と思って読んでいましたが、
 よくよく考えてみると、この物語に登場する大人たちは、現在でも
 たくさん存在します。
 
 キツネが教えてくれた次の言葉。

 「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばん大切な
 ことは、目に見えない」
 
 「きみのバラをかけがえのないものにしたのは、きみが、バラの
 ために費やした時間だったんだ」
 
 子どもの頃は、キツネの言葉は理解できなかったかもしれないけど、
 体験的に理解していたのではないでしょうか。
 
 大人になるに従って、周囲の大人たちに影響され、やがて大人の
 世界に染まってしまう。
 
 そして、「いちばん大切なことは、目に見えない」ということを
 忘れてしまうのです。
 
 「いまさら星の王子さま?」
 
 と思わずに、一度読んでみる事をお勧めします。
 
 忘れていた何か大切なものが見えてくるかもしれません。



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星の王子さま
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(2006/03)
サン=テグジュペリ

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 ◆今回紹介する本
──────────────────────────────
 題名:星の王子さま
 著者:サン=テグジュベリ
 出版:新潮文庫
 定価:476円+税
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102122044/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ◆成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



──────────────────────────────
 ◆内容紹介
──────────────────────────────
▽ずっと子供用の本かと思って手に取ってもみなかった「星の王子さま」。

 手元にある本の表紙には、小さな星に立っている少年の絵が描か
 れています。
 
 この絵が本の中にもふんだんに挿入されています。
 
 本文中の絵も著者が描いたものです。
 
▽著者の正式な名前は、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
 (1900年6月29日?1944年7月31日)。
 
 フランスの作家であり、飛行機の操縦士でもありました。
 
 名門貴族の子弟としてフランスのリヨンに生まれます。
 
 海軍兵学校の受験に失敗後、兵役で航空隊に入隊。
 
 除隊後、航空会社の路線パイロットとなり、多くの冒険を体験
 します。
 
 1929年に処女作「南方郵便機」を発表。
 
 以後、「夜間飛行」「人間の土地」「戦う操縦士」「星の王子さま」
 等を発表し、「行動主義文学」の作家として活躍しました。
 
 第2次大戦時、偵察機の搭乗員として出撃を重ね、1944年7月
 31日、コルシカ島の基地を出撃したまま消息を絶ちました。
 
▽今回紹介する「星の王子さま」は、1943年にアメリカで出版
 されています。
 
 ウィキペディアによると、2009年現在、全世界で8000万部!、
 日本では600万部が売れているとのこと。
 
 絵と語り口は児童文学ですが、内容が示唆しているのは、すさんだ
 心を持つ大人向けのメッセージです。
 
 この作品は、著者が1935年にリビア砂漠で体験した飛行機
 墜落事故が元になっているとのこと。
 
 そのため、物語は砂漠が舞台です。
 
▽著者(物語の中では「ぼく」と書かれているので、以降「ぼく」
 とします)が6歳の頃、「ゾウを飲み込んだ大蛇ボア」の絵を
 描いて大人に見せたところ、「そんな絵は放って置いて算数や
 歴史を勉強しなさい」と言われたところから物語がスタートします。
 
 「ゾウを飲み込んだ大蛇ボア」の絵は、その後、「ぼく」が大人に
 なってからも、大人に見せたけれど、誰一人として理解してくれ
 た人は誰もいなかったのでした。
 
▽「ぼく」が操縦する飛行機がサハラ砂漠に墜落し、飲み水が一週間
 しか無い状況で飛行機を修理する事になりました。
 
 第一日目の夜、眠りに就いた「ぼく」は、夜明けに少年の声で起こ
 されます。
 
 「おねがい...ヒツジの絵を描いて」
 
 と。
 
 人が住む地から千マイル(約1610キロ)の砂漠で少年に会う
 とは思ってなかった「ぼく」は驚きます。
 
 この少年は、「ぼく」が書いた「ゾウを飲み込んだ大蛇ボア」の
 絵を一発で見破ります。
 
▽「ぼく」は、砂漠で出会った小さな王子さまと、様々な話をします。
 
 王子さまの生まれた星は、1軒の家よりほんの少し大きいぐらいで
 あること。
 
 したがって、一日に44回夕暮れが見られること等。
 
 そして、王子さまは自分の星の一輪のバラと喧嘩をしたのをきっかけ
 に、いろいろな世界を見学するための旅に出ます。
 
 それから様々な星に住む、様々な人に出会います。
 
▽旅に出て最初の星で出会ったのは「王様」。
 
 その星には一人しかいないのに王様で、王子さまが訪ねると
 「民が来た!」と威張ってます。
 
 王様は絶対君主だけれど性格のいい王様でした。
 
 が、自分の威厳を保つため、たった一人しかいない王子さまに様々な
 ややこしい命令を下します。
 
 王子さまはつまらなくなってその星を後にします。
 
▽次に到着した星には、「大物気取りの男」が住んでいました。

 その男は、今まで誰も通りがかったことがないのに皆からの称賛を
 待っていたのです。
 
 「大物気取りの男」は王子さまに自分を称賛してくれるように頼み
 ますが、王子さまは面白くなくなってその星をあとにします。
 
▽次に到着した星には、「酒浸りの男」が住んでいました。

 酒浸りの男は、酒を飲んで酔っていることを恥じていて、恥じて
 いることを忘れるために酒を飲んで酔っているのです。
 
 王子さまはわけがわからなくなってその星もあとにします。
 
▽次に到着した星には、「実業家の星」です。

 実業家は自分を有能な人間だと思っていて、星の数を数えてその星を
 自分のものだと宣言し、管理しようとしていました。
 
 星を管理していればお金になるからと、ひたすら星の数を数え
 直していたのです。
 
 星の数を数えて紙に書いて、その紙を銀行に預ける、それが有能な
 人間のすることだと思っています。
 
 王子さまは、その実業家が星にとってなんの役にもたってない
 ことを指摘し、その星を後にします。
 
▽次に到着した星は小さくて、ガス灯が一本と、そこに火を灯す
 「点灯人」が一人いました。
 
 それだけでこの星はいっぱいです。
 
 点灯人は日が沈むとガス灯を点灯し、日が昇るとガス灯を消すのが
 仕事です。
 
 そういう指示で働いています。
 
 最初はもっとゆっくりした周期で星が自転していたけど、今では
 休む間もなくガス灯を消したり点けたりしています。
 
 この星の自転周期は1分だったのです。
 
 最初の指示を守りひたすら働き続ける点灯人を残して、王子さま
 は旅立ちます。
 
▽次に到着した星には「地理学者」が住んでいました。

 地理学者は自ら調査することはしません。
 
 真面目な探検家が現れるのを待っていて、その話を聞いて記録
 するのです。
 
 地理学者は、地に咲いていてる花などは「はかない」ので記録
 せず、決して変わる事のない山や海を書くとのこと。
 
 王子さまは自分の星の残してきた一輪のバラの花のことを思い出し、
 切ない気分に浸っていました。
 
 
 
 続きは次回。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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