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Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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フランス文学案内
フランス文学案内―代表的作家の主要作品・文学史年表・翻訳文献等の立体的便覧フランス文学案内―代表的作家の主要作品・文学史年表・翻訳文献等の立体的便覧
(1996/05)
篠沢 秀夫

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:フランス文学案内
 副題:代表的作家の主要作品・文学史年表・翻訳文献等の立体的便覧
 著者:篠沢秀夫
 出版:朝日出版社
 定価:5049円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4255960100/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f804517%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 文学とは何か
 フランス文学とは
 作家解説1
 作家解説2
 重要作品
 フランス文学史表覧
 重要事項解説
 翻訳文献・参考書案内
 おわりに
 索引



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1980年7月に出版されています。
 
 著者は、学習院大学の名誉教授です。
 
 専攻は、フランス文学。
 
 著書も多数あります。



 フランス文学にはどのような作家と作品があるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)フランス文学とは?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)フランス文学とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●フランス文学とは?

▽今回紹介する本は、索引まで含めると544頁、厚さ3.5センチ
 のぶ厚い本です。
 
 書かれているのはフランス文学の歴史と作家と作品の紹介。
 
 書いたのは、現在学習院大学の名誉教授、篠沢秀夫さんです。
 
 篠沢秀夫さんというと、思い出すのは子どもの頃、土曜日の夜7時
 半から8時まで放送されていた「クイズダービー」の1枠です。
 
 クイズダービーは、1976年(昭和51年)から1992年
 (平成4年)まで放送されていたとのこと。
 
 1枠は篠沢教授、2枠は女優さん、3枠ははらたいらさん、4枠は
 竹下景子さん、5枠はゲスト回答者。
 
 このような記憶しかありませんが、実際はそれぞれの枠でもっと
 たくさんの人たちが出演していたようです。
 
 ついこの間迄、篠沢教授はフランス語の教授だとばかり思って
 いましたが、本当はフランス文学の教授でした。
 
▽先日読んだ谷沢永一さんの本に、「篠沢教授の『篠沢フランス
 文学講義』という本が最高に面白い」と書かれていたので、早速
 図書館に予約しました。
 
 その時同時に予約したのが今回紹介する本「フランス文学案内」
 です。
 
 「フランス文学講義」はまだ最初の方しか読んでいませんが、
 確かに面白いです。
 
 いずれ紹介できると思います。
 
 「フランス文学講義」の方は、講義の内容がそのまま活字になって
 いて、語り口調です。
 
 「フランス文学案内」は、文献なので固い感じで書かれています。
 
▽今回紹介する本は、フランス文学講義の中でも参考テキストとして
 語られているので、学習院大学でフランス文学の講義を受けた人
 には必須の本だったのでしょう。
 
 私は大学に通ったことがないので、5000円もする本が授業に
 必須になるかどうか分かりません。
 
 大学の授業で使用する本なので、書いてある事が難しいかと言うと
 実はそうでもありません。
 
 きっと一般向けにも気を配って書かれているのだと思われます。
 
 「文学とはなにか」から始まり、フランス文学に最も重要な作家が
 何名か、その次に重要な作家が多数紹介され、その後に重要作品
 が紹介されています。
 
▽紹介されている作家は、一番古くて1135年の人です。

 もちろんそれ以前にも詩人や劇作家が存在しているはずですが、
 文献として残っていて、しかもフランス文学に重要な作家として
 名が残っているのが1135年の人だったということになります。
 
 紹介されている作家は、どのような時代に活躍した人で、どういった
 人の影響を受け、フランス文学にどのような功績を残したのかが
 詳細に書かれていて、重要な作品の紹介と分析が書かれています。
 
 大学の講義を受けた事がないので何とも言えませんが、大学の
 教授になる人は、自分の専門分野が好きじゃなきゃ絶対にできない
 ような気がします。
 
 仕事としてやっているのではなく、おそらく90%以上は趣味なの
 ではないかと思えるくらい詳細に書かれています。
 
 フランスの哲学者にサルトルがいて、「存在と無」という哲学書が
 紹介されています。
 
 一度試しに最初の方を読んだことがありますが、何が書いてある
 のかほとんど理解できませんでした。
 
 参考文献があるとは思いますが、その哲学書の大筋がまとめて
 紹介されています。
 
 大筋も難しくて良く分かりませんが...
 
▽これだけの作家と、その作家が残した重要作品をいくつか紹介
 しているということは、それだけの文献と作品を読んで調べ上げた
 ということです。
 
 それだけでも感心してしまいますが、大学教授となると当たり前の
 ことなのでしょうか?
 
▽紹介されている作家の中には、その作品を読んだ事がある作家が
 何人か紹介されています。
 
 ゾラ、ロラン、モリヤック、サン=テグジュペリ、カミュ、バル
 ザック、スタンダール等々、知っているだけの名前なら他にも
 多数あります。
 
 フランス文学に興味がないと、こんなぶ厚い本は読む気にもなら
 ないでしょう。
 
 今のところたまにフランス文学を読んでいるので、面白く読め
 ました。
 
 かなり詳しい文学案内だと思えば気軽に読めます。





 この本は、クイズダービーの回答者として知っている篠沢教授と
 フランス文学者としての篠沢教授のギャップを感じることができる
 一冊です。
 
 この本を読むと、読みたい本が確実に増えます。



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銀の匙(2回目)
銀の匙 (岩波文庫)銀の匙 (岩波文庫)
(1999/05)
中 勘助

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:銀の匙
 著者:中勘助
 出版:岩波文庫
 定価:350円



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 ◆今日の本 購入情報
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 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4003105117/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1935年11月に出版されています。
 
 著者は、東京出身の詩人、作家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽体が弱く、人見知りが激しく、それでもやっとのことで学校に
 行き始めた「私」は、学校で何か困った事がおきると、とにかく
 泣いてばかりいました。
 
 でも、子どもが環境に慣れるのは早いもの。
 
 泣きべそを書きながらも、次第に成長し、自分の世界を広げて
 いくようになります。
 
▽「私」が子どもの頃の感性はとても鋭敏で、しかも普通の男の子
 が感じる部分とは違う分部に興味をひかれます。
 
 それは、ひらがなの「を」の文字だったり、キレイな貝殻だったり。
 
 また、夜中になると三日に一度は恐い夢にうなされていました。
 
▽著者が書いているのは子どもの頃の思い出で、前編と後編を合わ
せて生まれてから17歳までのことが書かれています。
 
 生まれてから物心がつくまでは、おそらく誰かから聞いた話を
 書いているのだと思います。
 
 にしても、まるでその場にいたかのような情景描写がされています。
 
 これは、物語全編にわたって言える事です。
 
 著者がこの作品を書いたのは27歳の頃。
 
 それなのに、あたかもその当時の子どもが見たままの情景を、
 大人が文章を書いているような感じなのです。
 
 文章表現の天才の子が書いたような文章とでも言えばいいので
 しょうか。
 
 その文章表現も、夏目漱石他、たくさんの大人達が絶賛しただけ
 あって、普通の人には掛けないような文章です。
 
 それが全編に渡って描かれています。
 
 当時の記憶が鮮明に残っているのか、想像力がすごいのか、その
 へんは良く分かりませんが、「美しい」と言える日本語で著者の
 子どもの頃の事が語られています。
 
 おそらく、記憶力と想像力、そして文章表現の感性がいずれも
 素晴らしい人なのだと思われます。
 
▽小学校にあがった頃の「私」は、「脳が弱い」と親から先生に
 伝えてあったようで、学校の先生も、家族も「お前が一番だ。
 えらいえらい」と誉められていました。
 
 そのために、「自分は一番だ」と思い込んでいましたが、実は
 一番ではなくビリから一番だということに始めて気が付いたのです。
 
 自分が一番だと思い込んでいたために、一切勉強などしなかったし、
 怠けてばかりいたのでした。
 
 そのことが分かってから「私」は勉強を始めます。
 
 元もと出来る子だったのか成績も良くなり、ひ弱だった体も次第に
 強くなり、相撲等も強いグループの中に入るようになってきました。
 
▽年齢を重ねるに従って、知能のつき、体も丈夫になった「私」
 でしたが、鋭敏な感受性は変わっていません。
 
 その感受性と真っ向から相対するのが「私」の兄でした。
 
 兄は明治時代の厳格な男性像を代表するような少年で、感受性が
 強く一見軟弱に見える「私」を、自分と同じような男に仕立て
 ようとするのです。
 
 兄は釣りが好きだったので「私」を無理矢理釣りに連れて行き、
 当然「私」は嫌々ながらそれに付いて行ってました。
 
 兄は「私」のやることなすこと全てに小言を言います。
 
 釣りの帰りに暗くなった夜空の星を見ながら歩いている「私」が
 「お星様をみてたんです」と言うと、「ばか。星っていえ」という
 ような兄でした。
 
 正反対の感受性を持つ兄と付き合っても合うはずももなく、ある日
 魚を採りに行った時、川の中で白い石を拾っていた「私」は、石を
 拾う事に小言を言う兄と口論となり、それ以来一緒に行動する事は
 なくなったのでした。
 
▽16歳になった時、「私」は憂鬱症を治すため、一人旅に出され
 ます。
 
 その帰りに、幼少の頃に親以上に親身に育ててくれた伯母さんの
 家を尋ねました。
 
 伯母さんは何年か前に病気で倒れ、回復はしていましたが、年齢が
 年齢だけに遠くに行けなくなっていたのです。
 
 何年かぶりにあった伯母さんは、目が悪くなりかなり老人になって
 いました。
 
 伯母さんは尋ねてきたのが「私」だと分かると、嬉しくてたまらず、
 食べきれないくらいのご馳走を作ってくれるのでした。





 物語全てが、子どもの頃の思い出で綴られています。
 
 簡単に言えば自伝ですが、簡単に自伝というにはあまりにも美し
 過ぎる宝のような思い出ばかりです。
 
 読んでいると、しきりに自分の子どもの頃を、切ない感情とともに
 思い出してしまいます。
 
 ハラハラドキドキは一切ありませんが、子どもの頃の宝物に触れる
 ような作品です。



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銀の匙
銀の匙 (岩波文庫)銀の匙 (岩波文庫)
(1999/05)
中 勘助

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:銀の匙
 著者:中勘助
 出版:岩波文庫
 定価:350円



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 ◆今日の本 購入情報
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1935年11月に出版されています。
 
 著者は、東京出身の詩人、作家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の中勘助(なかかんすけ、1885年5月22日?1965年5月3日)は
 高校の頃から東京帝国大学文学部英文科の頃まで、夏目漱石の
 教えを受けていました。
 
 後に国文科に転入してからも、夏目漱石と関連のあった人です。
 
 巻末の解説によると、この作品の前編は明治44年の夏に信州
 野尻湖畔で書かれています。
 
 作者が27歳の時です。
 
 後編は、翌大正2年の夏に叡山で書かれています。
 
 いずれも、漱石に絶賛され東京朝日新聞に掲載されます。
 
 漱石に師事してはいましたが、漱石一門からは距離を置いて付き
 合っていて、文壇政治には関わらないことにしていました。
 
 当時の文壇の流行に惑わされることなく、常に自分の心で感じた
 こと、自分の目で見て耳で聞いたことを自分の心に正直に作品に
 表現しているとのこと。
 
 この作風は、著者の他の作品でも貫かれていて、時代が変わって
 流行が変わった現在でも、古くささを感じない作品です。
 
▽今のところ、まだ半分程度しか読めていません。

 読んだところまでを紹介します。
 
 物語の主人公は「私」。
 
 この作品は「私」によって語られる、著者の自伝的作品です。
 
 「私」の書斎の本箱の引き出しにしまってある小箱には、子供の
 頃の様々な思い出の品々が入っています。
 
 その中に珍しい形の「銀の小匙(こさじ)」があって、これを
 見るたびに昔のことを思い出すのでした。
 
 この銀の匙を見つけた、子供の頃の「私」は、それを母親の元へ
 持って行くと、母親がその由来を話してくれました。
 
 ここから物語が始まります。
 
▽「私」の父は、(おそらく)名家の武士だった人で、「私」は
 「坊っちゃん」と呼ばれていました。
 
 「私」は元もと体が弱く、生まれてすぐ腫物(できもの)が、
 頭から全身に一面に「松かさ」のようにできていて、いつもかゆ
 がってぐずっていました。
 
 母親も体が弱く、「私」はほとんど伯母に育てられます。
 
 伯母の夫は侍だったけれど、明治維新以降落ちぶれてしまい、
 コレラが流行った時に夫が亡くなってしまいます。
 
 そんなこともあって、伯母は「私」と一緒に住むようになります。
 
 伯母は、「私」がこの世に生きているのが唯一の楽しみだった
 みたいです。
 
 元もと子供がなく、夫が亡くなって今の家に住むようになってから、
 1歳違いの「私」の兄が病気で亡くなった翌年に「私」が生まれた
 ので、兄の生まれ変わりだといって我が子のように育ててくれた
 のです。
 
▽「私」は病弱で、皮膚病ももっていたため、家の外に出るときは
 伯母さんの背中から離れようとしません。
 
 良く言うと「大切に育てられた」、悪く言うと「甘やかされて
 育てられた」のです。
 
 体が虚弱で、知恵のつくのも遅れ、人に何か聞かれてもろくに
 返事もできず、いくじなしの人見知り、知らない人の顔をみれば
 伯母さんの背中に顔を隠して泣き出す始末でした。
 
 「私」は、やせ細って肋骨が浮き出ていて、頭が大きくて目が
 引っ込んでいたため、家の者には「章魚坊主(たこぼうず)」と
 呼ばれていました。
 
▽このように、虚弱な幼年時代を送っていた「私」でしたが、記憶力は
 優れていたようです。
 
 「私」が語る、幼少期の思い出は、細かい部分まで美しい映像
 として記憶されています。
 
 その映像記憶と、文章技術によって、読む物の頭の中に美しい
 映像が映し出されます。
 
 もちろん、その時代の本物の情景は、昭和40年代生まれの私には
 そのまま想像出来るものではありません。
 
 ただ、自分の子供の頃に覚えている映像に、文章から想像される
 映像をプラスしてなんとも懐かしい、そして、なんとなく切ない
 感情が思い起こされます。
 
▽伯母さんは、我が子でもないのに、我が子以上に「私」を大切に
 育てていました。
 
 伯母さんは、漢字の読み書きはできないけれど、いろいろな話を
 語ってくれます。
 
 そして、「私」とチャンバラごっごをして遊んでくれたり、外に
 出ていじめられる私をかばって逃げてくれたりと、母親でもあり
 唯一の友だちでもありました。
 
▽元々は東京の神田に家がありましたが、「私」と母の健康を考えて
 現在の東京文京区にある「小石川」という場所に引っ越します。
 
 引っ越し先で、ようやく見つけた友だちは「お国さん」という
 女の子でした。
 
 遊びも女の子の遊びです。
 
 「私」は伯母さんの背中を離れ、少しずつ友だちの輪と行動範囲を
 広げていました。
 
 なんとか小学校へ進学した「私」でしたが、最初は案の定いじめ
 られます。
 
 そして、泣いてばかりいました。





 続きは次回



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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モーパッサン短編集(一)
モーパッサン短編集 (1) (新潮文庫 (モ-1-6))モーパッサン短編集 (1) (新潮文庫 (モ-1-6))
(1971/01)
モーパッサン

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:モーパッサン短編集(一)
 著者:モーパッサン
 出版:新潮文庫
 定価:552円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 トワーヌ
 酒樽
 田舎娘のはなし
 ベロムとっさんのげだもの
 紐
 
 他、多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和46年1月に出版されています。
 
 著者は、フランスの作家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 もっと人間を楽しもう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽ウィキペディアによると、著者(1850年8月5日?1893年7月6日)は、
 フランスの自然主義の作家、劇作家、詩人と書かれています。
 
 正しい名前は「アンリ・ルネ・アルベール・ギ・ド・モーパッサン」。
 名字と名前の区別が分かりませんが、普通はモーパッサンで通じ
 ます。
 
 このメルマガでは、以前「脂肪の塊・テリエ館」という作品を
 紹介しています。
 
 「脂肪の塊・テリエ館」,Vol.863,2009/02/27配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20090227060000000.html
 
 著者は、「女の一生」等の長編を6作品、中短編を300余り
 残しています。
 
 先日読んだ「居酒屋」のゾラと同様に、日本の作家にも影響を
 与えています。
 
 大学生の頃に、普仏戦争に招集され敗走した経験があります。
 
 その影響か、38歳の頃に不眠に悩まされはじめ、晩年発狂し、
 自殺未遂を起こし43歳で亡くなっています。
 
▽以前読んだ本に、「人生の勉強をしたいならモーパッサンの短編集
 を読んだ方がいい」と書かれていたのを本屋さんで思い出したので
 購入しました。
 
 短編集の名の通り、一つ一つの作品が短いです。
 
 長い作品でも30頁くらいしかありません。
 
 以前は、短編集は読んでませんでした。
 
 なんとなく深みがなくて、もっと読みたいと思ったところで終わって
 しまうためです。
 
 ところが、短編でも面白い作品はやっぱり面白いです。
 
 今回紹介する短編集は、全部で24作品、面白い作品が多く収録
 されています。
 
 面白いと言っても、個人の趣味の問題もあります。
 
 私にとってはとても面白い作品ばかりでした。
 
▽実はまだ全てを読み切ってません。
 
 4分の3ほど読んだ中で、全ての作品が取り扱っているのは男女の
 人間関係に関することです。
 
 小説は人間関係を扱ったものが多いですが、著者の作品は必ず
 男女の物語になっています。
 
 登場する人物は、貴族の男女、町人の男女、農民の男女、貧しい
 人から豊かな人まで、あらゆる階級の人たちが登場します。
 
 話の形式も、誰かが語る3人称形式から、告白形式まで様々な
 手法が採られています。
 
▽登場人物はとても個性的な人たちばかり。
 
 一番最初に収録されている「トワーヌ」という作品にに登場する
 のは「トワーヌじいさん」。
 
 トワーヌじいさんは、居酒屋の亭主で「でぶトワーヌ」と呼ばれ
 ています。
 
 トワーヌじいさんは飲んだくれで、客と話をしながらいつもただ酒
 にありついています。
 
 そんなトワーヌじいさんには友人がたくさんいて、毎日居酒屋で
 楽しそうに飲んでいます。
 
 トワーヌじいさんと女房は、夫婦になって30年、毎日喧嘩し続け
 ています。
 
 トワーヌじいさんの女房は短気で、いつもプリプリしています。
 
 女房はトワーヌじいさんがいつも遊んでいて金を儲けているので
 それが気に入らないのでした。
 
 ある日トワーヌじいさんは、女房の予言通り卒中で倒れ、体が
 動かなくなってしまいます。
 
 動かなくなったトワーヌじいさんに悪態をつく女房でしたが、
 ある時、動く事が出来ずに寝てばかりいる爺さんの脇の下で
 ニワトリの卵をか孵すことを思いつきます。
 
▽登場するのは、夫婦だけではありません。

 一人暮らしの婆さんが住んでいる土地と家を狙う男が、ばあさんが
 なかなか首を縦に振らないので一策を講じます。
 
 男が土地と家を買うけど、ばあさんはずっと住んでいていい。
 
 そして、ばあさんにとっては高額のお金を毎月支払う。
 
 その代わり婆さんが死んだら土地と家は俺のものだ。
 
 という契約です。
 
 ばあさんは老い先短いから、毎月お金を払っても男の損にはなら
 ないと計算したのです。
 
 しかし、ばあさんはなかなか死にません。
 
 3年が過ぎてもまだピンピンしてます。
 
 男はさらに考え、婆さんの好きな酒を酒樽ごとプレゼントします。
 
 酒樽がなくなったら新たな酒樽をプレゼントし、ある日婆さんの
 家を尋ねてみると、男の予想通り婆さんは昼間から酒臭くなって
 いたのです。
 
 とうとう酔っぱらった婆さんは、雪の中に倒れて亡くなってしまい、
 婆さんの土地と家は男のものになってしまいます。
 
▽恋物語から夫婦の話、そして上記のような男女関係の話もあります。

 恋だの愛だの、世の中に小説には美しくさまざまな男女関係が
 語られてます。
 
 しかし、この短編集に登場する男女は、生々しい人間らしさを
 描いています。
 
 「人生の勉強になる」という言葉に嘘はありません。





 この短編集は、「自然主義の作家」の通り、世の中に普通に存在
 する人たちが主人公となり、様々な人間模様を展開します。
 
 私にはそれがとても面白く読めました。
 
 現実の人間関係は、もっと複雑でもっと奥深いものだと思います。
 
 「事実は小説よりも奇なり」で、きっとモーパッサンの短編集
 よりも面白いのではないかと思います。



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はばかりながら「トイレと文化」考
「トイレと文化」考―はばかりながら (文春文庫)「トイレと文化」考―はばかりながら (文春文庫)
(1993/06)
スチュアート ヘンリ

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:はばかりながら「トイレと文化」考
 著者:スチュアート・ヘンリ
 出版:文春文庫
 定価:450円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167408023/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 文明と文化について
 排泄行為と羞恥心について
 清潔感について
 お尻を拭く話
 極寒の世界で
 トイレの変遷
 石の文化とトイレ
 糞尿の利用法



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1993年6月に出版されています。
 
 著者は、紹介文によると文学博士で、1975年以来、十数回に
 わたって極北民族を中心に民俗学、考古学調査を行い、研究を
 続けているそうです。
 
 著書も何冊かあります。



 他の国のトイレ事情はどのようになっているのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本の町が清潔だった理由とは?



 高かったみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本の町が清潔だった理由とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●日本の町が清潔だった理由とは?

▽全世界の人々に共通なことを上げてみると、なかなかそう多くは
 ありません。
 
 文化が違えば人間のとる行動も全く違ってきます。
 
 でも、体の機能に関しては同じ(はず)です。
 
 息を吸って吐く、瞬きをする、物を食べ、そして出す。
 
 人間の遺伝子に組み込まれたプログラムは、どの時代のどの国に
 行っても同じです。
 
 今回紹介する本は、共通的な人間の機能のうち「出す」方の話、
 つまりトイレの雑学です。
 
 雑学といっても、その歴史から文化まで、かなり深く掘り下げて
 研究されています。
 
 日本で生活していると男性に限って言えば、「小」の場合はだい
 たい皆同じような状況で用を足しています。
 
 細かい部分を見ていくと若干の違いはありそうですが...
 
 しかし、「大」の方は個室での作業のため、果たして他人と同じ
 なのか違うのか、見当もつきません。
 
 もしかしたら、他人と全く違う方法で用を足してるのかもしれ
 ないです。
 
▽現在の日本では、「個室」という状況で用を足しますが、これは
 日本国内でも時代によって、また文化・民族によっても変わって
 くるそうです。
 
 まして、全世界で比較してみると、時代と地域によっていろいろと
 違います。
 
 文化が発達しているから衛生的なトイレ事情かというと、実は
 そうでもありません。
 
 森の中で生活している人たちが、すごく清潔に、そして汚物を
 決して他人に見られないように処理する文化があったりする反面、
 家の前に壺を置いて、他人がそこにいようがいまいが、そこで
 済ます文化もあります。
 
 また、これは有名な話ですが、中世から近世ヨーロッパでは、
 糞尿がかなりの問題となっていて、町中至る所に汚物が何センチ
 も堆積した状態で人々は生活していたそうです。

 町中では、住民が建物の2階や3階から壺に入った汚物を窓から
 投げ捨てていたとのこと。
 
 上げ底の靴が開発されたり、一説によると女性のハイヒールは
 堆積した汚物対策に考案されたとも言われています。
 
 また、フランスのベルサイユ宮殿には、ルイ14世の時代に274個
 の椅子式便器が設置されていたという記録が残っているそうです。
 
 ベルサイユ宮殿には1000人の廷臣と4000人の召使いが生活
 していたそうですが、それだけの人数に274個のトイレは少な
 すぎるとのこと。
 
 著者によると、ベルサイユ宮殿内でも部屋の隅や廊下に汚物が
 溜まっていたのではないかと予想しています。
 
▽一方、日本はどうなのかと言うと、昔から清潔だったみたいです。

 日本では人の糞尿を田畑の肥料として使っていました。
 
 西暦927年、平安京近郊の菜園で糞尿が肥料として使われていた
 記録が残っているとのこと。
 
 鎌倉時代に入ると、幕府が二毛作を奨励したため、地力を回復
 させるために畑に糞尿をまくことが盛んになってきました。
 
 江戸時代になって都市が発展してくると、人口が増えると肥料
 としての糞尿に価値が出てくるようになります。
 
 糞尿は肥料に、生ゴミは家畜の餌に、紙くずや木片は燃料に使用
 して町の美観を保っていたようです。
 
 リサイクルが上手くいっていました。
 
▽江戸時代には、糞尿が高値で取り引きされるようになります。
 
 長屋では、住民の糞尿を、家主が処分する権利があって、それ
 なりの額の収入があったそうです。
 
 最初は、農家が糞尿を汲み取って回っていましたが、繁忙期は
 追いつかないこともあって、中間の取り引き業者が出現します。
 
 中間業者は家々を回って糞尿を集め、それを農家に売って生計を
 立てていました。
 
 特に武士階級の糞尿は高値で取り引きされていまいした。
 
 このような状況のため、日本ではヨーロッパの様に糞尿が町中に
 堆積することもなく、清潔な町が維持されていたそうです。





 この本には、トイレに関連する様々な情報が書かれています。
 
 お尻のふき方から、トイレの構造、女性の「小」のやり方の違いや
 エスキモーのトイレのやり方等、知らないことがたくさん書かれ
 ています。
 
 電車や飛行機ののトイレのことも書かれていて、なかなか面白い
 本です。



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彼岸過迄(2回目)
彼岸過迄 (新潮文庫)彼岸過迄 (新潮文庫)
(1952/01)
夏目 漱石

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:彼岸過迄
 著者:夏目漱石
 出版:新潮文庫
 定価:360円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
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 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101010110/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和27年1月に出版されています。
 
 著者は、日本の文豪です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽物語は、敬太郎の友人の須永市蔵が中心となります。

 須永の父親は、彼が子供の頃に亡くなっています。
 
 妹もいましたが、父親が亡くなる前に幼くして亡くなっています。
 
 現在は母と二人暮らし、軍人だった父親の遺産で生活して
 います。
 
 須永は、昨年大学を卒業したのに就職について考えた事がありま
 せんでした。
 
 このような須永を、彼の母親はあまり細かいことは言わずに見
 守っていたのです。
 
▽ただ、一つだけ母親が須永に対して心配していたのは結婚のことで
 した。
 
 須永の母親は、叔父の田口の娘、従妹の千代子と結婚させたがって
 いたのです。
 
 母親のその考えは、昨今始まったわけではなく、田口家で千代子が
 生まれた時に、「この子を市蔵の嫁にくれないか?」と田口夫婦に
 頼んだほどでした。
 
 その時は、田口夫婦が快く承諾してくれたそうですが、その口約束が
 どのくらい有効なのかは分かりません。
 
▽須永が高校生になると、母親は千代子との結婚をほのめかします。
 
 ただ、須永にしてみると、小さい頃から一緒に遊んでいた千代子が
 自分の嫁になるのはどうも考えづらかったのです。
 
 須永が大学生になったとき、母親から再び千代子との結婚の話を
 持ち出されます。
 
 今回は真剣に結婚話をされ、須永も真剣に意識せざるを得なく
 なってきたのです。
 
 その場は「大学を卒業するまでまってくれ」とその問題から逃れ
 ました。
 
▽田口家に遊びに行っても、結婚の話が出るようになります。

 ただ、田口家の叔父も叔母も千代子との結婚を意識しているわけ
 ではありません。
 
 少なくとも表面上は千代子との結婚話はしていません。
 
▽須永が千代子との結婚を真剣に考えられない理由の一つに、二人の
 性格の違いがありました。
 
 須永は、自ら宣言している通り神経過敏で、物事を誇大に考え
 すぎたり、余計なひがみ根性を持ったり、と多少ひねくれた思考
 を持っています。
 
 それとは正反対に千代子は、細かいことは気にしないタイプの
 女性で、心の中と見た目と一致しているような快活な女性でした。
 
 ただ、須永の母親が千代子に向かって真剣に「嫁に来て欲しい」
 と話し込まれたりすると、「そう言うわけなら嫁に来てあげま
 しょう」と承知しかねないような女性だったのです。
 
 要するに正反対の性格の二人だったのです。
 
▽須永は、千代子を嫁に貰ったときどのようになるのか、その過敏な
 神経で考えていました。
 
 「千代子が僕の所へ嫁に来れば必ず残酷な失望を経験しなければ
 ならない。彼女は美しい天賦の感情を、有るに任せて惜しげも
 なく夫の上に注ぎ込む代わりに、それを受け入れる夫が、彼女
 から精神上の営養を得て、大いに世の中に活躍するのを唯一の
 報酬として夫から予期するに違いない」
 
 千代子と結婚したときに、このような千代子の要求に応えるような
 男ではないことを、須永は自分自身で理解していました。
 
 だから、千代子を嫁に貰うことは考えづらかったのです。
 
▽須永が大学3年生から4年生に移る夏休みに、須永と母親と田口家
 で、鎌倉へ避暑に行く事になりました。
 
 須永は母親を連れて鎌倉へ行ってみると、そこには千代子の妹、
 百代子の友人の兄の高木という名の男性が来ていたのです。
 
 高木は、近くの別荘に遊びに来ていたのでした。
 
 彼は、イギリス帰りで須永とは違って、体はがっちりとしていて
 血色の良い好青年です。
 
 自分と高木を比べると、雲泥の差です。
 
 この鎌倉で、須永は自分が知らなかったことを感じるようになり
 ました。
 
 それは「嫉妬」でした。
 
 千代子と親しく話す高木に嫉妬している自分に気が付きます。
 
 ところが、彼の性格はひねくれていて、嫉妬心を言葉には表さず
 にいましたが、仕草や行動に表れていました。
 
 微妙な須永のひねくれた態度に、彼の嫉妬心を感じる千代子。
 
 その嫉妬心を絶対に千代子に告げようとしない須永。
 
 須永は単身、母親を置いてその翌日に自宅に帰ってしまいます。
 
 しかし、その翌日千代子が須永の母親を連れて帰ってきて、須永家に
 一泊していったのです。
 
 そこで、二人の間に交わされた会話は...





 この物語は、著者の宣言通り、いくつかの短篇をつなぎ合わせた
 ような形の小説になっています。
 
 それぞれの話が絡み合って繋がっているので、「全く別の話」
 というわけではありません。
 
 著者の作品に登場する男性は、女性に対してなかなかハッキリと
 物を言わない人が多いような気がします。
 
 この物語に登場する須永も、女性に対してハッキリした態度が
 できません。
 
 「好きなのか嫌いなのかハッキリしろ!」と思わず言いたくなる
 ような男性です。
 
 物語の最後の方では須永のある秘密が明かされます。
 
 知りたい方は読んでみて下さい。



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彼岸過迄
彼岸過迄 (新潮文庫)彼岸過迄 (新潮文庫)
(1952/01)
夏目 漱石

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:彼岸過迄
 著者:夏目漱石
 出版:新潮文庫
 定価:360円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和27年1月に出版されています。
 
 著者は、日本の文豪です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品には「前期三部作」と呼ばれる、「三四郎」「それから」
 「門」があります。
 
 「門」の執筆中に胃潰瘍で倒れ大量に吐血、著者は長期入院を
 余儀なくされます。
 
 退院後、たびたびの病気に悩まされながらも「後期三部作」と
 呼ばれる、「彼岸過迄」「行人」「こころ」を執筆します。
 
 大正5年12月9日、「明暗」執筆中に死去します。
 
 今回紹介する「彼岸過迄(ひがんすぎまで)」は、後期三部作の
 一作目です。
 
▽著者の作品の題名は、それからは物語がほとんど想像出来ない
 場合が多いです。
 
 「我が輩は猫である」や「坊っちゃん」はなんとなくイメージ
 できそうですが、「それから」や「門」、「こころ」という題名
 からはどのような物語なのか見当も付きません。
 
 実際、著者の作品にとって題名はあまり意味をなさないようです。
 
 「彼岸過迄」も、著者は冒頭で以下のように述べています。
 
 「『彼岸過迄』というのは元旦から始めて、彼岸過迄書く予定
 だから単にそう名づけたまでに過ぎない実は空しい標題である」
 
 春の彼岸は春分の頃、3月20日頃です。
 
 このような題名の付け方なので、物語とは何の関係もありません。
 
▽この作品は、物語を語る人の視点が何人か入れ替わります。

 これも、作品の冒頭部分で次のように語られています。
 
 「かねてから自分は個々の短篇を重ねた末に、その個々の短篇が
 相合して一長編を構成するように仕組んだら、新聞小説して存外
 面白く読まれはしないだろうかという意見を持していた。が、
 ついそれを試みる機会もなく今日まで過ぎたのであるから、もし
 自分の手際が許すならばこの『彼岸過迄』をかねての思わく通りに
 作り上げたいと考えている」
 
 文脈からすると、作品を書く前に「実験」を宣言しているようです。
 
 全般に登場するのは敬太郎で、最も詳細に登場するのが「須永市蔵」
 という男性。
 
 この須永が物語の主人公と見て良いと思います。
 
▽物語の最初に登場するのは「田川敬太郎」という名の、地方から
 出てきて大学を卒業したばかりの青年です。
 
 途中まで、この敬太郎を中心として物語が進行します。
 
 敬太郎は大学を卒業したはいいけれど、何かしなくちゃと思い
 つつも職がなく、なんとなくブラブラしています。
 
 敬太郎と同じ下宿に住んでいる「森本」という名の30過ぎの
 男性がいて、彼は役所に勤めていました。
 
 森本は、今は役所に勤めてますが、これまでにいろいろな場所で
 様々な体験をしてきた人物です。
 
 何処までが嘘で何処までが本当か分かりませんが、特に何をして
 いるわけでもない敬太郎にとって、森本の冒険談を聞くのは、
 楽しいことでした。
 
▽ところが、ある日気が付いてみると森本の姿が見えなくなって
 しまいます。
 
 敬太郎にも下宿先の主人にも、何の連絡もなく部屋の荷物もその
 ままで失踪してしまったのです。
 
 しばらく経つと、森本の部屋には新たな住人が入居し、部屋の
 荷物は下宿屋の主人が勝手に処分してしまいます。
 
 ある時、森本から敬太郎の元へ手紙が届き、満州で映画関係の
 仕事をしている旨が書いてありました。
 
 自分の荷物は主人が勝手に処分しているだろうから、敬太郎には
 玄関の傘立てにある洋杖(ステッキ)があるので、記念に敬太郎に
 あげるとあります。
 
▽敬太郎には須永市蔵という友人がいました。
 
 須永は大学を出たにもかかわらず、働きもせず母親と二人で父親の
 遺産で暮らしていました。
 
 この須永の設定は、著者の作品ではよくあるパターンで、著者
 自身が「高等遊民」という言葉を充てています。
 
 現在の言葉を当てはめるとすると何になるのでしょうか。
 
 「ニート」や「プー太郎」とはまた違った感じがします。
 
 須永のような人種は、当時の一般庶民には存在しない人種であった
 ため、新聞で作品を発表すると、逆に受け入れられたのかもしれ
 ません。
 
▽須永の母には妹と弟がいて、妹は田口家へ嫁いでいます。
 
 須永の叔父の田口は手広く商売をしていました。
 
 その話を須永から聞いていた敬太郎は、以前から田口への口利きを
 須永へ頼んでいました。
 
 友人の叔父のツテでそれなりの地位の仕事にありつこうとして
 いたのです。
 
 須永の紹介で田口へ会いに行った敬太郎は、数日中に仕事を依頼
 してもらうことを約束します。
 
▽数日後、田口から詳細は速達で知らせるからそれに従うように
 との連絡が入ります。
 
 手紙には、ある時間帯にある駅で眉間に黒子(黒子)を持つ男が
 降りるはずだから、その人物の行動を2時間尾行して報告しろ、
 というものでした。
 
 いわゆる「探偵」です。
 
 以前、須永と話していた時に、「探偵をやってみたい」と話して
 いたのを田口が須永から聞いて、今回の依頼になったのです。
 
▽依頼された駅に行って男が来るのを待っていると、同じ場所に人を
 待っている女性がいました。
 
 敬太郎はその女性を気にしつつも、眉間に黒子がある男性を探して
 いました。
 
 田口と約束した時間が過ぎても、女性が気になってずっと待って
 いた敬太郎は、探していた男性が現れその女性と待ち合わせいた
 ことを知ります。
 
 二人は親しげに話しながら歩き、洋食屋で食事をし、その後別れ
 ます。
 
 敬太郎はその後、男性の後を追いますが途中で見失ってしまい
 ます。
 
▽翌日、田口に報告に行った敬太郎は、意外な事実を知ります。

 敬太郎が尾行した人物は、田口の義理の弟の松本という男性だった
 のです。
 
 田口に試されたみたいです。
 
 敬太郎は、田口に松本への紹介状を書いてもらい、松本にも会う
 ことになりました。
 
▽数日後、紹介された松本を尋ねてみるとまたもや意外な話を聞き
 ます。
 
 松本が話をしていた女性の方は、千代子という名の田口の娘だった
 のでした。
 
 この出来事があって、敬太郎は田口にそれなりの地位の仕事を
 紹介してもらい、田口の家に遠慮なく出入り出来る身になります。
 
 いろいろと事情が分かってきた敬太郎は、須永の母が田口の娘で
 従妹の千代子と須永を結婚させたがっていることを知ります。
 
 このあたりから、物語は須永の話へ移っていきます。
 
 
 続きは次回。



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死の家の記録
死の家の記録 (新潮文庫)死の家の記録 (新潮文庫)
(1973/07)
ドストエフスキー

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:死の家の記録
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:743円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/410201019x/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和48年7月に出版されています。
 
 著者は、ロシア文学を代表する世界的に有名な作家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽これまで紹介した、著者の作品は以下の通りです。

 「カラマーゾフの兄弟 上(1回目)」,Vol.720,2008/07/22配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080722060000000.html
 「カラマーゾフの兄弟 上(2回目)」,Vol.721,2008/07/23配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080723060000000.html
 「カラマーゾフの兄弟 上(3回目)」,Vol.722,2008/07/24配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080724060000000.html
 「カラマーゾフの兄弟 中(1回目)」,Vol.726,2008/07/30配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080730060000000.html
 「カラマーゾフの兄弟 中(2回目)」,Vol.727,2008/07/31配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080731060000000.html
 「カラマーゾフの兄弟 中(3回目)」,Vol.728,2008/08/01配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080801060000000.html
 「カラマーゾフの兄弟 下(1回目)」,Vol.738,2008/08/19配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080819060000000.html
 「カラマーゾフの兄弟 下(2回目)」,Vol.739,2008/08/20配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080820060000000.html
 「カラマーゾフの兄弟 下(3回目)」,Vol.740,2008/08/21配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080821060000000.html
 「カラマーゾフの兄弟 下(4回目)」,Vol.741,2008/08/22配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080822060000000.html
 「永遠の夫(1回目)」,Vol.796,2008/11/13配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20081113060000000.html
 「永遠の夫(2回目)」,Vol.797,2008/11/14配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20081114060000000.html
 「賭博者(1回目)」,Vol.825,2009/01/05配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20090105060000000.html
 「賭博者(2回目)」,Vol.826,2009/01/05配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20090105060000000.html

 長編ばかりで、一つの作品を読むのにかなりの時間が必要ですが、
 とても好きな作家です。
 
 今回紹介する「死の家の記録」も、少しずつ読んできました。
 
 しかし、560頁中200頁を残して挫折しようとしています。
 
▽著者は、1849年に「ペストラシェフスキー事件」で逮捕され
 ます。
 
 ウィキペディアによると、ミハイル・ペトラシェフスキーが主宰
 する空想的社会主義サークルのサークル員になったために逮捕
 されたとのこと。
 
 危険な思想家として逮捕されたようです。
 
 逮捕後死刑を宣告され、死刑場での刑の執行直前に、恩赦に
 よってシベリア流刑を言い渡されます。
 
 1850年から4年間、オムスク要塞監獄で徒刑囚として服役
 しています。
 
 その間、獄中で体験した記録が「死の家の記録」として出版され
 ました。
 
▽この作品は、1860年9月から雑誌に発表が開始され、1862年
 に完結します。
 
 著者は、危険思想を持っていて逮捕・投獄されたので、作品の
 発表は検閲が厳しかったみたいです。
 
▽一応、小説という形式をとっているため、単なる著者の記録として
 は書かれていません。
 
 「ロシアの貴族地主で、妻殺しの罪で徒刑囚となり、十年の刑期を
 勤め上げ、シベリアの小さな町でひっそりと死んでいった男の手記」
 
 という形式をとっています。
 
 その手記の中に、ぶ厚い手帳があって、その手帳の中に10年間の
 獄中生活の記録が書かれてあって、その紹介ということになってい
 ます。
 
▽著者の人間観察は「すごい」の一言です。

 監獄内の囚人の衣服や食べ物、仕事、酒盛り、賭博、芝居等々、
 その詳細な情景描写は絶対にマネ出来ません。
 
 すごいのは情景描写だけではなく、囚人達の性格や心理面の描写
 も素晴らしいものがあります。
 
 巻末の解説によると次のように書かれています。
 
 「『死の家の記録』は、ドストエフスキーにしては珍しく、鏡に
 映るがごとく現実を再現するというロシア・リアリズムの正道を
 踏み、緻密な観察者の目を通して描かれた作品である」
 
 その通り、読んでいるとその情景が浮かび上がってくるようです。
 
▽たしかに素晴らしい作品だということは理解できます。

 ところが、私には読み進めるのが少し辛かった。
 
 というのも、「記録」なので囚人の観察やイベントの描写等が
 並べてあるだけでストーリー性が全くなく、「次どうなるのか?」
 といった期待感がありません。
 
 記録を読んでいるだけなのです。
 
 もちろん、個人の趣味の問題もあります。
 
 著者の「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」や「賭博者」は、
 かなり面白く読ませてもらいました。
 
 個人的に、小説には「物語性」を期待してしまうため、記録だけの
 内容を560頁読むのは、私にはかなり辛いです。
 
 ここまで読んできて、残り200頁程度、普通の小説1冊分くらい。
 
 せっかくなので、少しずつ時間を見つけて最後まで読もうと思って
 ます。





 この本は、当時のロシアの監獄内の様子や、犯罪心理を知るには
 いい本だと思います。
 
 ただ、本文中にも書いたように物語ではないので、個人的には
 読み進めるのが辛い作品でした。



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おとなの小論文教室。
おとなの小論文教室。 (河出文庫)おとなの小論文教室。 (河出文庫)
(2009/02/04)
山田 ズーニー

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:おとなの小論文教室。
 著者:山田ズーニー
 出版:河出文庫
 定価:588円



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 ◆今日の本 購入情報
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 自分を表現してますか?
 第2章 自分の才能って?
 第3章 一人称がいない
 「ほぼ日」コラムを書きはじめた理由



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2009年2月に出版されています。
 
 2006年1月に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、ベネッセコーポレーションの小論文編集長として高校生
 の考える力・書く力の育成に尽力し、2000年に独立。
 
 現在は全国各地をまわって、表現力・考える力・コミュニケー
 ション力の育成に幅広く活躍中とのこと。
 
 著書も多数あります。



 自分はどのように表現すればいいのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)「自分の才能」とは?



 「自分の才能」沢山持ってます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)「自分の才能」とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「自分の才能」とは?

▽著者の本を読むのは今回で2冊目です。

 『あなたの話はなぜ「通じない」のか』,Vol.528,2007/10/21配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20071021060000000.html
 
 なかなか身に染みる本だったのを記憶しています。
 
 今回紹介する本は、自宅の最寄り駅前にある本屋さんをぶらついて
 いたときに、ふと目に止まった本です。
 
 「小論文」というものが、どのようなものなのか、その区分けが
 私には良く分かりませんが、「はじめに」で次のように書かれて
 いたので買ってしまいました。
 
 「『おとなの小論文教室。』は、自分の頭で考え、自分の想いを、
 自分の言葉で表現したいという人に、『考える』機会と勇気、
 小さな技術を提供する教室です」
 
 この部分を読んで、てっきり「文章術」の本だと思い、目次と
 本文をパラパラと眺めただけで買ってしまいました。
 
 素人が何の学習もなく文章を書いているので、他人の文章テク
 ニックが気になります。
 
▽私は今のところ、このメルマガで、書評とは別に自分の身の回りに
 起こったことや考えた事を、自分なりに解釈し自分の言葉で表現
 しています。
 
 平日は毎日パソコンに向かいながら、多少頭を使いつつ文章を
 書いています。
 
 したがって、「自分の言葉で自分を表現する」ということに、
 さして抵抗を感じていません。
 
▽「文章を書く」ということは、口で話すよりも時間が掛かります。
 
 いったん口から出た言葉は取り戻す事はできず、一回きりのチャンス
 ですが、「書く」ということは、自らそれを発信する前に、いくら
 でも推敲することができます。
 
 「書く」という行為は、「話す」ことよりも自分を表現するのに
 適しているのはないかと思います。
 
 もちろん、いくらでも推敲ができるということは、逆に言うと
 いくらでも嘘がつける、ということにもなりますが...
 
 そこを考えると、「文章を書くこと」は「完璧に自分を表現しない
 こと」も可能です。
 
 そこが「話すこと」と違う部分で、話す人の映像と音を発しない
 文字は、自分を表現するのに適した手段ですが、実はその人の
 真意を「確実」に表現することが難しいのです。
 
 自分を自由に表現できる、「文章テクニック」を学ぼうと、いろ
 いろと本を読んでます。
 
▽今回紹介する本も、そのような目的があって買った本です。

 ところが、実際に読んでみると、文章テクニックのことはほとんど
 書いてありません。
 
 何が書いてあるかというと、「生き方」が書いてあります。
 
 自分を表現するためにはどうすればいいのか?
 
 何を他人に伝えればいいのか?
 
 自分を表現するためには、何をどう考えればいいのか?
 
 等々、文章テクニック以前の問題をどう考えるのかが書かれてい
 ます。
 
 予想とは違った内容でしたが、いくつか納得できる部分もあり
 ました。
 
▽「おとなの小論文教室。」は、「ほぼ日刊イトイ新聞」に現在も
 連載されています。
 
 そのため、読者から人生相談のメールが送られてくるみたいです。
 
 本に紹介されていたメールには、「何がやりたいのか分からない」
 と書かれていました。
 
 「やりたいことが見つからない」
 「何がやりたいのか分からない」
 「自分の才能が分からない」
 
 といった悩みは誰もが持つものらしいです。
 
 普通は20代前半に。
 
 はずかしい話ですが、かく言う私は、40歳を目前にして悩んで
 いました。
 
 ほんの数年前の話です。
 
 その関連で始めたのが読書とメルマガ発行でした。
 
 著者は本の中で、次のように書いています。
 
 「才能は自分の中になく、社会の中にある」
 「才能は自分の中になく、他者の中にある」
 
 私が最近やっと気が付いたのもこの部分でした。
 
 「やりたいこと」は、もちろん自分がやってみて面白いこと、
 という条件がつきますが、それは社会(他人)との関連の中で
 認識されます。
 
 実際にやってみて自分ではなんとなく面白いことも、自分以外の
 他人(社会)の評価がないと、自己満足だけでは不満が残ります。
 
 それは「すごい」とか「天才」とかいった技術や能力といった
 ことではなくて、ほんのささいなことかもしれません。
 
 自分以外の他人(社会)に喜んでもらえることで、「自分のやり
 たいこと」や「自分の才能」が見えてくるのではないかと思って
 ます。
 
 もしかしたら、全くお金にならないことかもしれません。
 
 どのようなことでもいいので、それをすることによって他人に
 喜んでもらえる、というのが「自分のやりたいこと」「自分の
 才能」なのではないかと思ってます。
 
 ということは、「自分のやりたいこと」を知るには時間がかかる
 ということになります。
 
 20代で自分のやりたいことが見つかる人もいるかと思いますが、
 おそらくほとんどの人は、自分が何者かも分からず、なんとなく
 大人になって、何となく日々を過ごし、何となく40歳くらい
 になっているのではないでしょうか。
 
 でも、40歳くらいになると、自分と社会の関わりが見えてきます。
 
 自分は社会の中で何の役割を担っているのか?
 
 ということがなんとなくわかってきたら、おそらくそれが
 「自分のやりたいこと」「自分の才能」じゃないかと思うのです。
 
 もしかしたら、一時的にリストラ等で苦況に陥る場合もあるかも
 しれません。
 
 それでも自分の人生を眺めてみると、何となく「これかな?」
 という部分が見えてくるのではないでしょうか?
 
 おそらくそれが「自分の才能」であり、「自分のやりたいこと」、
 そして「この世での自分の役割」なのではないかと思います。
 
 もしかしたら、お金にならないかもしれないし、全然パッとしない
 かもしれません。
 
 でも、他人に少しだけ喜んでもらえると嬉しい。
 
 それが、「自分の才能」だと思います。





 この本は、文章を書く前の「生き方」について、考えるヒントを
 与えてくれる内容となっています。
 
 申し訳ありません。
 
 全然書評になってませんね。
 
 なんとなく生きている人には、何かヒントになることが書かれいる
 かもしれません。



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百年の誤読
百年の誤読百年の誤読
(2004/10)
岡野 宏文豊崎 由美

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:百年の誤読
 著者:岡野宏文、 豊崎由美
 出版:ぴあ
 定価:1600円+税(文庫版が出版されています)



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/483560962X/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第一章 1900?1910年
 第二章 1911?1920年
 第三章 1921?1930年
 第四章 1931?1940年
 第五章 1941?1950年
 
 他、多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2004年11月に出版されています。
 
 著者の一人、岡野さんは、フリーライター&エディターで、
 演劇雑誌等に書評・劇評を連載中とのこと。
 
 著書が数冊あります。
 
 もう一人の著者、豊崎さんはフリーライターで、さまざまな雑誌て
 書評を担当しているそうです。
 
 著書が何冊かあります。



 どのような本が紹介されているのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)何か面白そうな本はないか?



 迷作が沢山ありそうです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)何か面白そうな本はないか?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 もっとたくさん読もう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●何か面白そうな本はないか?

▽「何か面白い作品はないか?」と調べる時は、読書術や書評本を
 読んで、そこに紹介されている本を、携帯にメールしておいて、
 本屋で探します。
 
 そうやって集めた「まだ読んでない本」は、すでに100冊を
 優に超えていて、読んでない本用に割り当てた棚に入りきれなく
 なっています。
 
 それなのに、図書館に行った時に、文学作品が紹介されている
 本を借りてきてしまう、という多少依存症的な傾向にあります。
 
 そこで借りたのが今回の紹介する本、「百年の誤読」です。
 
 この本には、1900年から2004年までを、10年ごとに
 区切り、その10年間にベストセラーになった本を、著者2人の
 対談形式で紹介していく内容となっています。
 
 ベストセラーの選択は、戦後は記録が残っていますが、戦前は
 そのような集計が残っていないので、いくつかの資料を参照して
 その時々の話題を呼んだ作品を取り上げているそうです。
 
 なお、本のタイトルは、G.ガルシア=マルケスの「百年の孤独」
 をもじったとのこと。
 
▽本書の書評のスタイルは、当時ベストセラーになった本は、実は
 そんなに言うほど素晴らしい作品じゃないのかも...という
 視点で書評が語られています。
 
 ただ、現在の人が歴史を語って、その当時の思想や人々の行動を
 評価するのと同じで、現在の私たちが生活している環境から見て
 作品を評価してしまうと、見方が全然違ってしまいます。
 
 そのあたりを考慮しながら読む必要がありそうです。
 
▽紹介されている作品は、主に日本の文学作品で、たまに日本以外の
 作品も紹介されています。
 
 私が最近読むようになったジャンルなので、読んだ事がある作品が
 いくつか紹介されていました。
 
 たとえば、1910年にベストセラーとなったのは、夏目漱石の
 「それから」という作品。
 
 「それから」,Vol.782,2008/10/23配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20081023060000000.html
 「それから(2回目)」,Vol.783,2008/10/24配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20081024060000000.html
 
 個人的には、夏目漱石の作品は好きな方で、楽しく読ませても
 らってます。
 
 ただ、おそらく当時の庶民の生活とは違う人たちの生活を描いて
 いるような感じがしていて、夏目漱石は、そこも狙って物語を
 構成したのではないかと思われます。
 
 「それから」は、友人と友人の妻と代助という主人公の三角関係
 を描いた物語で、夏目漱石の作品に多く見られるパターンです。
 
 物語に登場する女性は、頭の中で想像するしかありませんが、
 どの物語に登場する女性も美しく、なんとなく繊細な感じがします。
 
 夏目漱石の作品が、「百年の誤読」で紹介されると、主人公の
 設定が酷評されます。
 
 代助という名の主人公は、特に仕事をしているわけではなく、
 実家から金をもらって生活していて、無職なのに優雅に暮らして
 いる青年です。
 
 それを「高等遊民」と罵っています。
 
▽著者二人の対談形式の書評は、現在、その作品を読んでみて、
 読む必要がある作品なのかどうか、今読んでも名作と呼ばれる
 程の作品なのか、といった視点で語られています。
 
 当時のベストセラー作品が、何年か時間を置いて読んでみると
 全く面白くない、というのは多々あることで、「なぜこの本が
 売れたのだろう」という作品によく出会います。
 
 個人的な趣味の問題もあるかと思いますが、「名作」と「迷作」は
 時間が経ってみないと分からないのかもしれません。
 
▽この本で紹介されている作品は、基本的に「辛口」で見ていますが、
 良い作品はしっかり誉めています。
 
 夏目漱石の作品も、登場人物の設定には辛口ですが、著者のテーマや
 文章の上手さ等は絶賛しています。
 
 また、とにかく著者の二人は、紹介している作品を、とことん
 読み込んでいるのが分かります。
 
 作品に関連する人物の名前がポンポン出てくるし、どのような
 時代背景で書かれた作品なのかも会話の中に出てきます。
 
 また、ページの下段に、言葉の解説が小さな字で書かれていて、
 いろいろな知識も知る事ができるようになっています。
 
 文学案内としてそれなりの本だと思います。





 この本には、「百年の誤読 海外文学編」というのもあって、
 同時に図書館で借りてきました。
 
 読んでいて思うのは、「ベストセラーってどういう要素で決まるの
 だろう?」ということです。
 
 現在、個人的には新聞や書店で「ベストセラー」と銘打ってある
 作品を、手に取ることはほとんどありません。
 
 読んでいるジャンルが違う、というのもありますが、なぜか手が
 伸びないです。
 
 単にひねくれているだけかもしれません...



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居酒屋 (新潮文庫 (ソ-1-3))居酒屋 (新潮文庫 (ソ-1-3))
(1970/12)
ゾラ

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:居酒屋
 著者:ゾラ
 出版:新潮文庫
 定価:895円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和49年12月に出版されています。
 
 著者は、フランスの小説家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽物語の舞台は、フランスはパリ。

 「フランス」「パリ」と聞くと思い浮かべるのは「貴族」の華やか
 な社会。
 
 フランス貴族にあこがれて、ロシア等の国々が貴族体制を真似る
 ということもあったみたいです。
 
 フランスの歴史に疎いので、ナポレオン3世による「フランス
 第二帝政」がどのような社会だったのかよく分かりません。
 
 フランス革命以降、市民の不満が溜まりに溜まっていた時期だと
 いうことは理解できます。
 
 支配者が、王から皇帝に変わっただけで、下層市民の生活は何も
 変わらなかったのではないでしょうか。
 
▽「貧しい」ことは、「不幸」とイコールではないはずですが、
 不幸に近いことは確かなようです。
 
 貧乏人が住むアパートでは、子供を抱えた母親は夫の帰りを待ち、
 夫は酒に酔って帰宅し、何が気に入らないのか妻に暴力を振る
 ってしまうのでした。
 
 社会や仕事の鬱憤を、酒と家族にぶちまける、どうしようもない
 男達。
 
 自分の妻を殴り殺したある男は、後悔すると思いきや、今度は
 8歳になる娘が、二人の姉弟の世話をしながら、父親の暴力の
 犠牲になってしまいます。
 
 毎日酒に酔って帰宅する父親は、とうとう「ムチ」を手にし、
 結果的に、娘は病気と飢えと暴力の中、残される幼い姉弟を心配
 しながら死んでしまいます。
 
 これが、特別な出来事ではなくて、どこにでもある風景でした。
 
▽男による、酒と暴力。

 物語の主人公、洗濯女のジェルヴェーズも例外ではありません
 でした。
 
 夫の暴力に耐えながらも、けなげに生きていた彼女の元から、
 夫は金目の物を全て持ち去り姿を消してしまいます。
 
 子供を二人抱えて途方に暮れていた時、ジェルヴェーズはクーポー
 という名のブリキ職人に言い寄られます。
 
 最初は拒否していたジェルヴェーズでしたが、貧困からの脱出と
 甘い言葉に乗って、クーポーと結婚することにしました。
 
 クーポーは真面目な職人で、酒もブドウ酒を飲む程度で、ランチエの
 ように酒に酔って暴力を振るうようなことはしない男性でした。
 
 ある時期までは...
 
▽この物語に登場する女性達は、みな個性豊かな人たちばかりです。

 悪口、陰口、いない人への誹謗中傷、あることないこと自分の
 頭で想像したことを隣近所へ吹聴し、それが日々の楽しみでもある
 みたいです。
 
 他に醜いのは「妬み」。
 
 他人が少しでも自分より良い生活をしていると、それが気に入ら
 ないために、悪口をぶちまけてしまいます。
 
 クーポーと結婚したジェルヴェーズは、「ロリユのおかみ」と
 「マダム・ルラ」という名の二人の義姉が親戚になります。
 
 このうち「ロリユのおかみ」は強烈な性格の人で、自分の身の
 回りに起きる事に対して全てが気に入らないようなタイプの人。
 
 クーポーとジェルヴェーズが真面目に働き、やがてジェルヴェーズが
 自ら洗濯屋を始め、豊かになり始めると、「ロリユのおかみ」には、
 それが気に入らないのです。
 
 「ロリユのおかみ」だけではありません。
 
 豊かな他人は、妬みの題材になるだけでした。
 
▽借金して、洗濯屋を始めたジェルヴェーズは少しだけ豊かになって
 行きます。
 
 しかし、幸せの崩壊の足音も同時に近づいていました。
 
 二人の間には、ジェルヴェーズにとっては3人目の子供が生まれ、
 名前を「ナナ」と名付けます。
 
 「ルーゴン・マッカール叢書(そうしょ)」で、「居酒屋」の
 次の作品が「ナナ」という題名で、ジェルヴェーズとクーポーの
 子供「ナナ」が主人公の物語です。
 
 子供が出来て、仕事も順調な時、クーポーが仕事中に足を滑らせて
 屋根から落ち、足を折るケガをしてしまいます。
 
 家は洗濯屋でそれなりにお金が捻出されるので、クーポーは足が
 治っても働きに行かず、次第に仲間と飲み歩くようになり、やがて
 ブドウ酒は安ブランデーに変わり、クーポーは酔って帰るように
 なってしまいます。
 
 その頃、ジェルヴェーズの前に現れたのが、前の夫ランチエ。
 
 どう取り入ったのか分かりませんが、ランチエとクーポーは飲み
 友だちとなり、一緒に住むようになってしまうのです。
 
▽今の夫と前の夫、二人の穀潰しを抱え次第に出費が多くなって
 いく家庭。

 ジェルヴェーズも、豊かな生活に慣れきってしまい、収入よりも
 支出の方が多くなり、借金はかさむばかり。
 
 次第に仕事もいい加減になり、結果的に店の権利を手渡してしま
 います。
 
 そこから、坂を転がるように転落の人生が始まります。
 
 クーポーは文字通り酒に溺れ、暴力を繰り返し、結果的に酒で
 気が狂って命を落としてしまいます。
 
 ジェルヴェーズも酒に溺れるようになり、もはや仕事にもあり
 つけず、身の回りの物は全て質屋に売り払い、家にはベッドすら
 ない始末。
 
 空腹のため、ジェルヴェーズはやがて夜の街をうろつき、男性に
 声を掛けていました。
 
 しかし、ジェルヴェーズを相手にするような男性は一人もいません。
 
 やがてジェルヴェーズは...





 この物語を鵜呑みにするならば、当時のパリの労働者階級は、
 「貧乏、暴力、酒、悪口、陰口、堕落...」が支配する社会
 だったのではないかと思われます。
 
 もちろん、ある一面からしか語られていないので、この物語が
 全てだと考えるのは間違っています。
 
 ただ、著者の取材の末に書かれた物語なので、真実であることは
 確かです。
 
 機会があったら是非読んでみてください。
 
 とてもお勧めな一冊です。



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居酒屋
居酒屋 (新潮文庫 (ソ-1-3))居酒屋 (新潮文庫 (ソ-1-3))
(1970/12)
ゾラ

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:居酒屋
 著者:ゾラ
 出版:新潮文庫
 定価:895円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102116036/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f133423%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和49年12月に出版されています。
 
 著者は、フランスの小説家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽今回紹介する作品は、かなり前に買って本棚に飾ってあった本です。

 というのも、あとがきを入れて全部で727ページもあって、
 なかなか手が伸びなかったためです。
 
 だいたいこの手の小説は、私の読書時間だと一日に120ページ
 くらいしか読めずに、時間がかかってしまいます。
 
 どうしても読みたくなって手にとってしまいました。
 
▽著者のエミール・ゾラ(1840年4月2日?1902年9月29日)は、フランス
 の小説家。
 
 「自然主義文学」の定義者として有名な人で、この人の作品に
 影響を受けた日本人作家も多数いるとのこと。
 
 「自然主義文学」とは何かというと、ウィキペディアには次の
 ように書かれています。
 
 「エミール・ゾラにより定義された学説の下、19世紀末、フランス
 を中心に起こった文学運動。自然の事実を観察し、『真実』を描く
 ために、あらゆる美化を否定する」
 
 「チャールズ・ダーウィンの進化論やクロード・ベルナール著
 『実験医学序説』の影響を受け、実験的展開を持つ小説のなかに、
 自然とその法則の作用、遺伝と社会環境の因果律の影響下にある
 人間を描き見出そうとする」
 
 何だか難しそうですが、「『真実』を描くために、あらゆる美化を
 否定する」とあるように、物語自体は格調高いわけではなく、
 フランス労働者階級のどうしようもない貧しい環境の中を、堕落
 しつつも何とかして生き残ろうとする様を描いた魅力ある作品と
 なっています。

▽今回紹介する「居酒屋」は、著者のライフワークである、全20作
 からなる「ルーゴン・マッカール叢書(そうしょ)」の中の一作品
 です。
 
 フランス第二帝政下(1852年から1870年まで存在した君主体制)の
 社会を全て描こうとした一連の作品群となっています。
 
 その中で第七作目の「居酒屋」はゾラの出世作となり、フランス
 読者層(ブルジョワ階級)に大反響を巻き起こすことになります。
 
 物語に描かれているのは、下層階級の人たちの生活で、実際に
 物語を読むのは下層階級とは違う階級の人たちです。
 
 作品を書く前に、著者は綿密に取材を行ったそうで、そこに描か
 れている労働者階級の生活は、ほぼ真実に近いものとなっています。
 
▽日本でも著者の影響を受けた人たちがいました。
 
 ただ、日本では「自然主義とは現実を赤裸々に描くものと解釈」
 されてしまいます。
 
 ゾラの小説に見られた客観性や構成力は失われ、その流れはもっ
 ぱら作家の身の回りや体験を描く私小説に矮小化されていくように
 になったとのこと。
 
 影響を受けた人が書いた作品もいくつか読んだことがありますが、
 はっきり言うと、違いがよく分かりません(笑)
 
 とにかく面白ければいいのではないかと思います。
 
▽物語の主人公は、「ジェルヴェーズ」という名の女性です。

 ジェルヴェーズの仕事は「洗濯」、彼女は物語中では「洗濯女」と
 呼ばれています。
 
 ジェルヴェーズは、夫のランチエと二人の子供、8歳のクロードと
 4歳のエチエンヌとともに貧しい生活を送っていました。
 
 ランチエはどこかで女性と泊まり込んで、家に帰ってこないところ
 から物語はスタートします。
 
▽この物語には沢山の魅力ある人たちが登場します。

 主人公のジェルヴェーズをはじめ、帽子職人でどうしようもない
 暴力夫のランチエ、ランチエに捨てられたあとジェルヴェーズが
 結婚するブリキ職人のクーポー。
 
 クーポーも最初は真面目にブリキ職人をしていますが、ケガをし
 働きに行かなくなるとズルズルと自堕落になってしまいます。
 
 クーポーは、母親のクーポーばあさん、姉のマダム・ルラ、姉の
 ロリユの女房の3人姉弟です。
 
 この姉たちも強烈な個性を持っています。
 
 特にロリユの女房はケチで口が悪く、ある事無い事吹聴して回り
 ます。
 
 他にも、あるアパートの門番をしているボッシュとボッシュの
 おかみさん、ジェルヴェーズがお世話になっている洗濯屋のフォーコ
 ニエの奥さん等々、一癖も二癖もある人たちが登場します。
 
▽ランチエは26歳。

 ジェルヴェーズが14歳の時に知り合い、子供ができてその子が
 8歳なのでジェルヴェーズは現在22歳。
 
 口では大きいことばかり言って、家族が食べるためのお金を持ち
 出し、自分の遊興費とお酒に使ってしまいます。
 
 それをジェルヴェーズに指摘されると、逆上し暴力を振るい、
 挙げ句の果てに妻子を置いて家を出て行ってしまう、そんな男
 でした。
 
 ランチエは出て行くとき、家の有り金全てを持って出て行って
 しまい、ジェルヴェーズは幼い子供二人を抱え途方に暮れてしま
 います。
 
 パリの労働者階級は、何処に行っても似たような状況の家庭ばかり
 でした。
 
 
 続きは次回。



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本はこうして選ぶ買う
本はこうして選ぶ・買う本はこうして選ぶ・買う
(2004/01/17)
谷沢 永一

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:本はこうして選ぶ買う
 著者:谷沢永一
 出版:東洋経済新報社
 定価:1400円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4492222448/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1633484%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 一 最初の二冊
 二 斎藤孝『読書力』の検討
 三 次に買う二冊
 四 読んだ本から枝葉を生やす
 五 再び本を買おうと思案する時
 六 本についての“せぬはよき”
 七 辞書の買い方
 八 本を読む前の思案五カ条
 九 古本屋と昵墾になる法



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2004年一月に出版されています。
 
 著者は、文芸評論家・書誌学者で、専攻は日本近代文学です。
 
 著書も多数あります。



 本はどのように選べばいいのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)本の選び方とは?



 読みたい本を選んでます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)本の選び方とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 本は楽しんで読もう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●本の選び方とは?

▽著者の本はこれまでに何冊か読んでいます。

 「嫉妬する人される人」,Vol.212,2006/12/04配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20061204060000000.html

 「人間通」,Vol.259,2007/01/25配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20070125060000000.html

 「読書の悦楽」,Vol.876,2009/03/23配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20090323060000000.html
 
 この他、メルマガでは紹介しなかった本も何冊か読んでいます。
 
 いくらか本をたくさん読むようになると、読書に関することを
 書いた本を読む機会が多くなります。
 
 著者は、本職が書誌学者なので、読書術系の本がたくさん出版
 されて、本屋さんで手に取る機会が多くなりますが、内容が簡単
 ではないのと、なかなか辛口のため手にとっても買わない場合が
 多いです。
 
 今回紹介する本は、図書館で書評関連の本を探していたときに
 一緒に借りてきたものです。
 
▽本文中には、辛口批評の部分も多々あって、また著者の専門分野
 に関することを、延々と述べている部分もあります。
 
 その中から抜粋して紹介します。
 
▽この本の最初の目次が「最初の二冊」と書かれていて、最初に
 読むべき本二冊の選び方が書かれているらしいので早速読んで
 みると、次のようなことが書いてありました。
 
 「世の中には古今東西絶え間なく対立がある。それは至って人間的
 な風景なのだ。そこで書店の本棚に立ったとき、対立する立場の
 著述を二冊だけ買うという術策がある」
 
 なるほど、です。
 
 で、そこに挙げられているのが対立する著述家の組み合わせでした。
 
 ケインズ対シュムペーター
 プラトン対アリストテレス
 ヴァレリー対バフチン
 マックス・ウェーバー対ゾムバルト
 谷崎潤一郎対徳田秋声
 
 何人かは名前を聞いたことはありますが、作品を読んだ事がある
 のは谷崎潤一郎しかありません。
 
 困っているところに、実際例を挙げて紹介されていたのが以下の
 二冊の本でした。
 
 梅棹忠夫「知的生産の技術」岩波新書
 渡部昇一「知的生活の方法」講談社現代新書
 
 著者は、渡部さんと共著で何冊か本を出しているので、もちろん
 渡部さんの味方です。
 
 結果的に、梅棹さんは批判され、渡部さんは支持されています。
 
 その中で、私が共感した部分があります。
 
 「渡部の説くところは、ある一つの思考が完全に脱色され排除
 されている。すなわち、功利主義、である。著述を出して名を
 売るという魂胆が計算のなかに入っていない」
 
 「渡部の目指すのは五体に文化が滲(にじ)み混んだ生活である。
 であるから、梅棹の知的生産と渡部の知的生活とは、何だか表向き
 似ているようで、実際にはその間に千里の遠い懸隔(けんかく:
 大きな隔たり)が横たわっている光景を認めざるを得ない」
 
 「梅棹はよい業績を以て尊しとする。渡部はよい生活を以て尊し
 とする。新聞雑誌の世界では、梅棹のような型を、お急ぎの方、
 と嘲り呼ぶ。渡部のような型を、蔵構えの方、と敬して呼ぶ。
 急がずして貯えるところ大なり、の意である」
 
 嘲るのはどうかと思いますが、たしかに実利だけを求めて本を
 読むのは、本を読むという行為が楽しくありません。
 
 本の読み方は人それぞれでいいと考えてますが、純粋に「楽しみ
 ながら読む」という方法も、ぜひ取り入れて貰いたいと思います。
 
▽「最初の二冊」の後、斉藤孝さんの「読書力」という著作に
 対して、痛烈な批判が7ページに渡って書かれています。
 
 そこには次のように書いてありました。
 
 少し長いですが引用します。
 
 「この人は生来、説教癖があるらしく、本は別に読まなくても
 いい、という考え方に猛反対して、読書は是非とも習慣化すべき
 『技』であるとまで頑固に言い張っている」
 
 「私は三五年間、大学の教師をして、学生諸君に、本は特に読ま
 なくてもよい、と訓してきたのもだから、この章句に接して、
 私自身が叱られているような気がした」
 
 「齋藤孝はまだ若いから、世間経験に乏しいのかも知れないが、
 世には多くの本を読んで誇り衒(てら)う役立たずの奴も少なく
 ない。逆にほとんど本を読んでいないが、人格が立派で有能な
 人が珍しくない」
 
 「日本経済新聞社が刊行している『私の履歴書』の『経済人』篇
 全二〇冊を通読してみるがよい。経済界の雄となった俊傑には、
 実業に成功したものの、読書を習慣化した人はほんの僅かである」
 
 「読書は物知りをつくるかも知れないが、実生活の成功および
 人格の養成とは何の関係もないのである。本は読みたくなった
 ときに読めばよいのであって、習慣化は必ずしも必須ではない」
 
 読書術系の本を読むと、人それぞれ本に対する接し方が違うのが
 良く分かります。
 
 著者は「読書は何よりの娯楽である」と言い切っているくらい、
 本を読むことを楽しんでいる人です。
 
 そこを否定されたのもだから、7ページに渡って「読書力」の
 批判を書いています。
 
 ただ、著者の主張に納得できる部分もあります。
 
 個人的には、読書は必要だとは思ってますが、強制して読ませる
 ものではないと思ってます。
 
 あくまでも、自発的に読むのが一番楽しめる読書です。
 
 だから、読む本はマンガでも何でも良いのです。
 
 本を手に取る習慣があれば、いつかは普通の本を読むようになる
 のではないでしょうか。
 
 しかし、著者が言うように、本を沢山読んだからといって、それが
 人格の形成に繋がるとは考えられません。
 
 人格の形成は、実生活の実践の上に成り立つものなので、実践の
 伴わない単なる知識は、人格の形成には役立たないです。





 このに本は、本を選び購入する時に知っておくべきことが書かれて
 います。
 
 この手の本はたくさん出版されているので読み比べてみると面白い
 かもしれません。
 
 著者は批評家でもあるので、著書に対して辛口です。
 
 自分とは違った見方があるということを知る事ができるので、
 なかなか新鮮な感じがしました。



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日本語の魅力
日本語の魅力 (玉川学園教養シリーズ)日本語の魅力 (玉川学園教養シリーズ)
(1991/02)
小原 哲郎

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:日本語の魅力
 著者:小原哲朗 編
 出版:玉川大学出版部
 定価:1500円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4472030217/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 日本語の魅力
 表現の力
 能のすすめ
 小説を書く楽しみ
 ユーモア表現



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、1991年3月に出版されています。
 
 「編者」は現在、玉川学園の名誉総長をされている方です。



 日本語とはどのような言語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本語の魅力とは?



 表現の多様さにあると思います。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本語の魅力とは?



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 日本で生まれたことに感謝しよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●日本語の魅力とは?

▽今回紹介する本は、各界の著名人が書いた日本語に関連する講演や
 文章を集めたものです。
 
 著者は、以下の5人。
 
 金田一春彦(日本の言語学者、国語学者)
 芳賀やすし(国語学者、評論家)
 中森昌三(能楽師)
 赤川次郎(小説家)
 浜田正秀(玉川大学教授)
 
 それぞれの著者が書いた文章の中から、今回は金田一春彦さんが
 書いた「日本語の魅力」について紹介します。
 
▽表題にもなっている「日本語の魅力」は、1985年に玉川学園で
 行われた特別講演の様子を文章にしたものです。
 
 講演者の故金田一春彦さんは、国語辞典の編者として知られてい
 ます。
 
▽「日本語の魅力」といっても、私自身、英語は話せないし、まして
 ドイツ語やフランス語や中国語が話せるわけではありません。
 
 日本語しか知らないので、日本語の魅力と言われてもなかなか
 ピンときません。
 
 著者は日本語の魅力の一つとして次のように述べています。
 
 「日本語の魅力として第一に言いたいことは、日本語ならば
 どんなことでも言えるということです」
 
▽日本の大学での講義は全て日本語で行われていて、それは当たり
 前の事だと思っていました。
 
 母国語で大学の講義ができるのは、実は当たり前ではないそうです。
 
 東南アジア諸国の言語学者が集まった時の各国の学者たちの話
 では、母国語で大学の授業をすると、半分くらいの学生にしか
 理解できないそうです。
 
 したがって、仕方なく英語やフランス語等で講義をしているとの
 こと。
 
 自国の言葉で講義ができない理由は他にもあって、新しい物理学・
 科学・医学などの産んだ単語、難しい思想を現す言葉が足りなくて、
 仕方なく英語やフランス語で講義することになるとのこと。
 
 日本は明治の最初、外国人が教える講義を聴きながら、何とか
 日本語に訳そうと努力し、それぞれの単語に漢字を当てていった
 のです。
 
 江戸時代の日本は、江戸の武士階級で理解できる言葉を標準語
 として統一していたそうです。
 
 明治になった時、東京の言葉をもとに標準語を制定したため、
 日本全国何処へ行っても標準語が通じるようになったそうです。
 
 さらに当時、諸外国の講師から学んだ、欧米の科学用語や、思想
 用語を、日本語に訳していったのです。
 
 サイエンスは「科学」、エコノミーは「経済」等々、先人達の
 努力の結果、日本では母国語で大学の授業ができるようになった
 のでした。
 
 その土壌として、日本語には中国から取り入れた「漢字」があり
 ました。
 
 漢字は象形文字なので、一文字に意味があります。
 
 例えば、「人類学」というと日本人であれば中学生でも、「人類の
 ことを研究する学問」だというが何となく理解できます。
 
 しかし、「人類学」を英語では"anthropology"という綴りで、
 アメリカ人は大学生でなければ何のことか検討もつかないとのこと。
 
 英語はアルファベットの組み合わせで出来ていて、日本語は漢字と
 ひらがなとカタカナの組み合わせで構成されています。
 
 漢字一文字に意味があるので文字を組み合わせれば、なんとなく
 その言葉がどのような意味なのかが理解できてしまいます。
 
 しかし、アルファベットの組み合わせだと、その単語自体を知ら
 ないと、何を現す言葉なのかが検討もつきません。
 
 また、日本語はひとつの文章を多様に表現することができます。
 
 何通りか言いかえることが可能なのです。
 
▽さらに、日本語は文字で書きやすい言語なのだそうです。

 著者は次のように述べています。
 
 「外国語と比べて発音の単位の数が少ないということで、日本人は
 非常に得をしています」
 
 どういうことかと言うと、日本語には「ア」とか「イ」とか「カ」
 「キ」というのが発音の単位になっています。
 
 日本語は、この発音の単位が外国語と比べると極端に数が少ない
 とのこと。
 
 金田一さんの勘定だと112しかないそうです。
 
 112の発音の単位を覚えるには、小学1年生の1学期があれば
 覚える事が可能です。
 
 「イ」と「ヌ」の発音を知っていれば「イヌ」を読む事ができます。
 
 ところが英語となるとそうはいきません。
 
 例えば、"dog,cat,boy,girl"といった単語は、別々の発音の単位で、
 それぞれ別個に覚えるしかないのです。
 
 英語の発音の単位は3万以上はあるとのころ。
 
 つまり、習わない単語は書けないのです。
 
▽もちろん発音の単位が少ないというのは、弊害もあります。

 「橋と箸」「雨と飴」のように、同じ発音で違う意味の言葉が
 たくさん出てきます。
 
 この場合は、文章の意味から単語の意味を決定するということを
 日本人は無意識のうちにやっています。
 
▽また、日本語というのは数字の表現が簡単なのだそうです。

 したがって、日本の小学生が九九を覚えるのは難しいことでは
 ないけれど、ヨーロッパやアメリカには九九がなく、丸暗記だとの
 こと。
 
 他にも、日本語の素晴らしい特徴がいくつか説明されています。
 
 日本語が素晴らしいことは理解できますが、別の言語との比較の
 しようがないので、もしかしたらその素晴らしさは半分も理解
 してないのかもしれないです。





 この本は、紹介した「日本語の魅力」の他に、日本語に関する
 さまざまな見方、考え方、文章の書き方等が解説されています。
 
 日本語は素晴らしい言語だと勝手に思っていましたが、どうやら
 真実だったみたいです。



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エリック・ホッファー自伝
エリック・ホッファー自伝―構想された真実エリック・ホッファー自伝―構想された真実
(2002/06)
エリック ホッファー

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:エリック・ホッファー自伝
 副題:構想された真実
 著者:エリック・ホッファー
 出版:作品社
 定価:2200円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 失明、母、そして父の死
 子ども部屋から貧民街へ
 オレンジ売り
 運命の極点
 構想された真実
 
 他、多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、2002年6月に出版されています。
 
 著者(1902?1983)は、アメリカの社会哲学者・港湾労働者です。
 
 著書も多数あります。
 
 
 
 何をした人なのでしょうか?
 
 
 
 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人間にとっての幸せとは?



 「幸せ」は人それぞれですが...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人間にとっての幸せとは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 どう生きるか?をもう一度考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●人間にとっての幸せとは?

▽どの本だったか忘れてしまいましたが、最近読んだ何冊かの書評本
 のどれかで紹介されていた本です。
 
 図書館から借りてきました。
 
 これまで(おそらく)誰かの自伝は読んだことがありません。
 
 「自分で自分の業績を語る」という主旨に素直に共感することが
 できず、本屋さんや図書館でもなかなか手が伸びません。
 
 実はこの本を借りるときも、あまり期待してませんでした。
 
 ただ、「独学の哲学者」という言葉にひかれ借りました。
 
▽著者は、ドイツ系移民の子として、1902年にニューヨークに
 生まれます。
 
 5歳の時に、母親が著者を抱いたまま階段から落ち、それが元で
 母親は体をこわしてしまい2年後に亡くなってしまいます。
 
 著者は母親が死んだ年、7歳の時に失明します。
 
 ついでに、しばらくの間は記憶も無くしていたとのこと。
 
 父親は独習の家具職人で、自宅の本棚にはドイツ語と英語の様々
 なジャンルの本が100冊くらい並べてあって、著者はその本を
 分類するのが好きだったそうです。
 
▽15歳の頃、著者は突然視力を回復します。
 
 こういう人には、なぜか身近で親身になって接してくれる人が
 出現します。
 
 著者の場合は、マーサという女性で、親戚だったのか家政婦だった
 のか分かりませんが、著者を愛情持って育ててくれたそうです。
 
 15歳で視力が戻った著者は、目を酷使することなどまったく
 心配せず、それから3年間朝から晩まで本を読んで過ごします。
 
 いつ再び目が見えなくなるかもしれないので、目が見えなくなる
 前に読めるだけ読んでおこうと考えたのでした。
 
▽1920年、著者が18歳の時、父親が50歳で亡くなり天涯
 孤独となります。
 
 家具職人組合から300ドルのお金をもたっら著者は、そのお金を
 持って温かいカリフォルニアへ向かいます。
 
 著者は、天涯孤独となっても将来に対する不安はまったくなかった
 そうです。
 
 お金を稼ぐにはどうすればいいのか、それすらも知らなかった著者
 でしたが、もらった300ドルが尽きるまで、市立図書館の近くに
 アパートを見つけ、一日中読書をして過ごしていました。
 
 ついに、お金が底をつき、「飢え」が著者を襲います。
 
 食事にありつくため、あるレストランで皿洗いをするから食事を
 させてくれと申し込み、そこの店員に世の中のことをいろいろと
 教えてもらいます。
 
 「職を探しているなら、貧民街にある州立職業紹介所に行きな」
 と教えられ、著者は一夜にして貧民街に飛び込んだのでした。
 
▽そこから著者は様々な職業を転々とします。
 
 日中は働き、仕事が終わると読書をしながら、数学、科学、物理、
 地理等、大学の教科書を読み、勉強に没頭します。
 
 著者のすごいところは、その日暮らしの生活に将来の何の不安・
 不満も感じることもなく、満足していたこと。
 
 定職がなくその日仕事にありつけるかどうか分からない生活は、
 将来に不安を感じるのが普通です。
 
 ところが、著者のすごいところは、その日暮らしの仕事であり
 ながらも、自分で納得できない仕事はやらないことにしていた
 ことです。
 
 例えば、セールス。
 
 オレンジを持って、家々を回りお世辞を言いながら、ありもしない
 作り話をして売り歩くことは、著者にはその才能がありながらも、
 「精神を腐敗させる」として二度とやりませんでした。
 
 定職に就いたこともありますが、いくらかお金が貯まった頃に
 仕事を辞め、一年間働かないで読書と勉強をして過ごすという
 ことにも、将来に対する何の不安を感じる事もなく決断してしまう
 のです。
 
▽著者は、「安定した生活」を避けるように生きていました。

 大学で働くことを進められたこともありますが、それも断り、
 職を転々とします。
 
 1941年、著者が40歳の時、サンフランシスコで港湾労働者
 となり、そこで25年間過ごします。
 
 その間に、書くことを学び、本を数冊出版します。
 
 著者は「沖仲士の哲学者」と呼ばれるようになります。
 
▽この本の中で、一番「なるほど」と感心したのは、次のような
 話でした。
 
 著者が職にありついたある農場で、クンゼという名の農場主に
 出会います。
 
 クンゼは、もともと金物屋で財を成していましたが、第一次世界
 大戦後のヨーロッパ諸国の猛烈なインフレを目の当たりにし、
 財産が安全ではないことを知ります。
 
 クンゼは、パンと肉を自給できる者だけが安全な生活を得る事が
 できると、金物屋から農夫へ変わったのでした。
 
 そのクンゼが著者の放浪生活を聞いて、次のように言ったのです。
 
 「あんたのことは理解できない。将来のことを考えた事はないの
 かい。どうして知性あふれる人間が安心感なしで生きられるんだ
 ろう」
 
 その問いに対し、著者は次のように答えます。
 
 「信じられないでしょうが、私の将来はあなたの将来より、ずっと
 安全です。あなたは農場が安全な生活を保障してくれると考えて
 います。でも革命が起こったら、農場はなくなりますよ」
 
 「一方、私は季節労働者ですから、何も心配することはありません。
 通貨と社会体制に何が起ころうが、種まきと取り入れは続くで
 しょうから、私は必要とされます」
 
 「絶対的な安全が欲しいなら道楽者になって、季節労働者として
 生計を立てる方法を学ぶべきでしょうね」
 
 人間にとって何が「幸せ」なのか、それは人それぞれ違います。
 
 だけど、一般的に「不安」を感じさせる不安定な仕事でも、考え方
 によっては、「安全」と捕らえることもできるのです。
 
 クンゼのように、財産と不安を抱えながら生きるのが幸せなのか、
 著者のように、いつなくなるか分からない財産は持たず、どこに
 でも仕事がある状態に幸せを感じるのか、どちらでも選べます。
 
 人生は「何をなすべきか?」ではなく、「どう生きるか?」の方が
 大切だと感じました。





 この本は、自伝と言いながらも自慢話はなく、著者のドキュメン
 タリーとなっています。
 
 しかも、何かを成し遂げた人でもなく、「どう生きたか?」が
 人に感動を与えたのではないかと思います。
 
 かなりお勧めの一冊です。



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雁    岩波文庫 緑 5-5雁 岩波文庫 緑 5-5
(2002/10)
森 鴎外

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:雁
 著者:森鴎外
 出版:岩波文庫
 定価:260円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4003100557/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1493330%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1936年に出版されています。
 
 著者は、誰もが知っている日本の文豪です。
 
 著者も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽巻末の解説によると、この作品は著者が四十九歳の時書き始められ、
 五三歳の時に完成作が発表されています。
 
 著者は文豪ということで知られています。
 
 ウィキペディアを参照してみると、「小説家、評論家、翻訳家、
 戯曲家、陸軍軍医、官僚(高等官一等)、陸軍軍医総監(中将相当)・
 正四位・勲二等・功三級・医学博士・文学博士」と、様々な方面で
 活躍していたようです。
 
 文豪と言われながらも、本職は陸軍軍医という意識があったよう
 です。
 
▽主人公は、お玉という名の女性。
 
 語り手は「僕」。
 
 「僕」が昔を思い出しながら、三五年前の出来事を語ります。
 
 当時、ある下宿屋に住んでいた「僕」の隣に住んでいたのが岡田
 という名の東京大学の学生でした。
 
 「僕」は岡田と親しくなり、いろいろなことを話すようになります。
 
 岡田は容姿端麗、競漕の選手だったので体格もガッチリしています。
 
▽岡田は、いつも散歩するコースに、美しい女性が住んでいる家を
 発見します。
 
 偶然目があった時から、岡田が散歩する時は必ずといって良いほど
 笑顔を見せてくれるようになります。
 
 挨拶するわけでもなく、ただ目を合わせて女性がニッコリする
 だけです。
 
 家の前を通るとき、必ず美しい女性にニッコリ微笑まれでもした
 日には、そりゃ普通の男性は有頂天になっても仕方がありません。
 
 いつの間にか、岡田は帽子を脱いで礼をするようになっていました。
 
 その女性の頬も赤く染まり笑顔になったのです。
 
 女性にこのような態度で接せられると「気に入られている」と
 思って当たり前です。
 
▽岡田が帽子をとって挨拶するようになった女性が主人公のお玉
 でした。
 
 お玉はその家に女中と二人で住んでいました。
 
 明治一三年当時、女性が一人で生計を立てるのは難しいことでした。
 
 実はお玉はある高利貸しの囲い者(妾)だったのです。
 
 物語の三分の二は、お玉とその父親、高利貸しの末造、その妻お常、
 の話が書かれています。
 
▽お玉は、幼い頃に母親が生まれると同時に亡くなってしまい、
 その後は父親と二人でずっと暮らしていました。
 
 ある時、田舎に妻子のある警察官に騙され、お玉は結婚してしまい
 ます。
 
 騙されたことが分かってからは世間体もあって、もともと住んで
 いた場所も引き払い、お玉は結婚せずに父親と二人で暮らして
 いました。
 
▽お玉が美しく成長した頃、小間使いから身を起こし高利貸しに
 なった末造は、生活にやつれた妻には黙って妾を囲うことを思い
 つきます。
 
 末造はこれまで、特に道楽をすることもなく高利貸しを営んでい
 ました。
 
 そのケチぶりは板に付いていて、妻子にすらみずぼらしい身振り
 をさせていたほど。
 
 高利貸しも起動に乗り始め、口やかましい妻に嫌気がさし、妾を
 持つことを考えます。
 
 男は、仕事も生活も同じで、余裕ができるとロクなことを考えま
 せん。
 
 庄造が思いついたのは、まだ一六、七の頃に見たお玉でした。
 
 引っ越してひっそり暮らしていた親子を見つけ出し、人を通じて
 お玉親子に「妾(囲い者)」になることを説得します。
 
 お玉は、自分が一度は騙されて所帯を持ったこともあって、普通の
 結婚はできないと思っていて、でも次第に年老いてゆく父親の今後
 を心配し、末造の妾になることを決意します。
 
 父親を近くに住まわせることを条件にお玉は末造の妾になります。
 
▽末造の妾になってみると、いろいろと知らなかったことが判明
 します。
 
 末造には妻子がいること、高利貸しであること、自分は、近所では
 「高利貸しの妾」として蔑まれていること等々。
 
 自由がありそうで自由のない囲われているだけの存在のお玉は
 次第に末造から心が離れてしまいます。
 
▽そこへ、毎日のように顔を合わせるようになった容姿端麗な岡田。
 
 顔を合わせるだけの存在は、やがて挨拶する間柄に変わります。
 
 お玉の心は岡田に傾き始め、毎日挨拶するのが楽しみになって
 来るほどでした。
 
▽ある日、カゴの中の小鳥が蛇に食べられそうになっていた時、
 岡田が蛇を退治します。
 
 すっかり心を奪われたお玉。
 
 岡田もお玉の様子から、自分に好意を持っていることを感じ、
 彼もお玉に好意を持っていました。
 
▽ある日の朝、末造がお玉の所へやってきて、今日は遠出するので
 今夜は寄らないことを伝えます。
 
 それを聞いたお玉は、女中に翌日まで暇をやり、家の中で一人に
 なります。
 
 お玉は、毎日挨拶する岡田に声を掛けようと考えていました。
 
▽その日、「僕」は岡田を散歩に誘い出してしまいます。
 
 二人でお玉の家の前を通ってしまったため、お玉は岡田に挨拶
 するだけで声を掛けることがきません。
 
 散歩がてら、岡田は近々ドイツに留学することになったことを
 話します。
 
 二人はその先で、共通の知人である石原と出会います。
 
 石原は池で泳いでいる雁(がん)を何とかして捕まえようとして
 いました。
 
 投げた石がたまたま雁に当たり、日が暮れたら池に入って雁を
 拾う事に決めます。
 
 この時代、どうやら雁を捕る事は何らかの罪になったみたいです。
 
 日が暮れてから三人は岡田の外套の下に雁を隠し、その周りを
 二人が囲んで石原の自宅まで雁を運ぶことになりました。
 
 雁を運ぶ途中、お玉の家の前を通る時も、三人が連れ立っていた
 ため、お玉は岡田に声を掛けることができません。
 
 そのまま岡田はドイツに留学することになり、お玉と岡田は二度と
 顔を合わせることはがありませんでした。
 
 二人が出会う最後のチャンスは、「僕」と「雁」によってつぶ
 されてしまうことになったのです。





 この物語は、現在の恋愛小説等と比較すると、何とも歯がゆい
 展開で、特に波乱が起きることもなく終わってしまいます。
 
 ところが、この時代の男女関係を描いた作品に慣れてくると、
 これがなかなか面白いのです。
 
 そして、著者の流れるような文章にグイグイと引き込まれてしまい
 ます。
 
 短い作品ですので、ぜひ一度読んでみてください。



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こころの遊歩道
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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:こころの遊歩道
 副題:一日五分こころの散歩
 著者:小林正観
 出版:弘園社
 定価:1500円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 弘園社
 http://www.koensha.com/



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 足を知る
 幸と不幸のたまご構造
 30年映画
 悩みの本質
 依存
 
 他、多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■■■■
 おすすめ:■■■■■


 この本は、1997年4月に出版されています。
 
 著者は、心学研究家、心理学博士、教育学博士、社会学博士、
 コンセプター、作詞家&歌手、デザイナー、ブランドオーナー等々
 多才な方です。
 
 著書も多数あります。
 
 
 
 今回は何が得られるでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)仁とは?



 人が二人で「仁」です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)仁とは?

 「『仁』という文字は『人が二』、『二人』と書きます。『仁』
 という字は『人が二人いる』という意味です」

 「自分の存在が(自分がこの世に生まれたことが)、感謝され、
 喜ばれるという『幸せ』を一度味わってしまうと、“至上の喜び”
 です。もう引き返す事はできません。この『喜び』や『幸せ』を
 味わうと。何回も何十回もそれを味わってみたくなります。この
 『喜び』は、三次元的な『喜び』とは全く異質なもので、『魂が
 うち震えるほどの喜び』です」

 「『仁』とは、何もしなくてもいい。ただ、その人のそばにいて
 あげること。それが、究極の愛の姿なのではないでしょうか」
 
 「その人のそばにいてあげるというのは、必ずしも時間的に、
 距離的に、地理的に近くにいるという意味ではありません。例えば、
 北海道と九州に別れていても、精神的にいつもその人のそばにいて
 あげる。そういうことを『仁』というのだと思います」
 
 「究極の愛というのは、特別なことをしなくてもいい。特別な
 形をとらなくてもいい。最終的に、最もシンプルで、しかも最初で
 最後の純粋な愛の形は、おそらく『仁』であると思うのです」

 「イエス・キリストは『仁』の人であった、『仁』の塊であった
 ということが言えるのではないでしょうか」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 喜ばれる存在になろう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●仁とは?

▽先日参加した著者の講演会で購入した二冊のうちの一冊です。

 今回も紹介したい部分がたくさんありますが、その中から「仁」
 という題のついたお話を紹介します。
 
 「仁」という文字を国語辞典で引いてみると、

 「いつくしみ。なさけ。あわれみ。おもいやり。愛情を他に及ぼす
 こと。同情」
 
 と書かれています。
 
 その意味を分析してみると、自分だけのことではなく、相手が
 いてはじめて成り立つ文字であることが分かります。
 
 著者は言います。
 
 「『仁』という文字は『人が二』、『二人』と書きます。『仁』
 という字は『人が二人いる』という意味です」
 
 一人だけではなく、必ず二人(もしくはそれ以上)いて成立する
 文字です。
 
 では、「仁」の行動とは、どのようなことを言うのでしょうか?
 
▽著者によると、人間の「喜び」や「幸せ」というのは、三つの
 かたちをとるのではないかと言います。
 
 一つ目は「過去、自分に起きたことを全て受け入れること」。
 
 いくら辛い過去だったとしても、自分に必要だったのだと全て
 受け入れる事ができると、過去の全てが感謝の対象となります。
 
 二つ目は「現在の全てを受け入れること」。
 
 たとえ現在が、病気やケガで心身共に辛い状況にあったとしても、
 人間関係で思い悩んでいたとしても、自分を取り巻いている全ての
 状況を受け入れてしまう、過去の全てを受け入れたのと同じように、
 現在目の前にある状況を、自分には必要なことなのだと受け入れる
 事ができれば、現在の全てが感謝の対象となります。
 
 過去のことはまだしも、現在起きている全てのことを感謝の対象と
 考えることは、なかなか難しいことです。
 
 自分に起きる事は、全てが自分にとってどうしても必要なこと
 なのだと考えることができた時、どのような状況にあったとしても
 そこに「喜び」「幸せ」を感じることができるようになるのです。
 
 三つ目は、「自分の存在が感謝される」こと。
 
 「あなたがそばにいてくれて嬉しい」と思ってもらえれば、確かに
 これほど嬉しいことはありません。
 
 著者は言います。
 
 「自分の存在が(自分がこの世に生まれたことが)、感謝され、
 喜ばれるという『幸せ』を一度味わってしまうと、“至上の喜び”
 です。もう引き返す事はできません。この『喜び』や『幸せ』を
 味わうと。何回も何十回もそれを味わってみたくなります。この
 『喜び』は、三次元的な『喜び』とは全く異質なもので、『魂が
 うち震えるほどの喜び』です」
 
 まだまだ修行中の身で、なかなか人に「喜ばれる」ということが
 できません。
 
 でも、想像するだけでも楽しそうです。
 
▽著者は「究極の喜ばれること・愛」というのは、「その人のそばに
 いてあげること」なのではないかと言います。
 
 もちろん、そばにいるのを嫌がられる存在だと意味がありません。
 
 その人のそばにいても嫌がられない存在であることが前提条件に
 あります。
 
 著者は次のように言います。
 
 「『仁』とは、何もしなくてもいい。ただ、その人のそばにいて
 あげること。それが、究極の愛の姿なのではないでしょうか」
 
 「その人のそばにいてあげるというのは、必ずしも時間的に、
 距離的に、地理的に近くにいるという意味ではありません。例えば、
 北海道と九州に別れていても、精神的にいつもその人のそばにいて
 あげる。そういうことを『仁』というのだと思います」
 
 「究極の愛というのは、特別なことをしなくてもいい。特別な
 形をとらなくてもいい。最終的に、最もシンプルで、しかも最初で
 最後の純粋な愛の形は、おそらく『仁』であると思うのです」
 
 例えば、地理的に遠く離れていたとして、どんなに忙しくても、
 自分がどんなに大変な状況にいたとしても、たとえ真夜中であった
 としても、笑顔で対応してあげること。
 
 そして、「あなたがいてくれてよかった」と感謝されること。
 
 これが「仁」という状態、究極の愛の形だということです。
 
▽「その人のそばにいてあげること」という言葉を聞くと思い出す
 のが、遠藤周作さんの「イエスの生涯」という作品です。
 
 「イエスはさまざまな奇蹟を起こした」と伝えられています。
 
 確かに、病気を治したり、ケガを治したりしたのでしょう。
 
 でも、本当のイエスは何もできない、この世では無力の男でした。
 
 そのイエスが人々に説いたのは、「神の愛」「愛の神」です。
 
 現在が辛い状態にあっても、神はあなたのそばに必ずいて、あなた
 を見守ってくれている。
 
 これがイエスが人々に説いたことで、そして、イエスが実践した
 ことです。
 
 この本にもそのことが書いてあります。
 
 フランスの宗教史家ルナンが書いた「イエス伝」にはこう書いて
 あるそうです。
 
 「何もできなかった。ただし、苦しむ人を見捨てなかった。孤独な
 老人のそばに、じっと腰かけていた。女達が泣いている時、その
 そばにいた。自分を裏切った者に、恨みごとひとつ言わなかった。
 イエスの生涯は、ただそれだけだった」
 
 著者は言います。
 
 「イエス・キリストは『仁』の人であった、『仁』の塊であった
 ということが言えるのではないでしょうか」
 
 「魂がうち震えるほどの喜び」を体験してみたいです。





 この本には、私が知りたかったことがたくさん書かれていたのと、
 自分の中で「こうなのかなぁ」と考えていたことが肯定されていた
 部分がいくつかあって、自分にとっては幸せになれる内容です。
 
 著者は常々「人間がこの世に生を受けた意味は、喜ばれる存在に
 なること」という話をしてくれます。
 
 何かを成し遂げるのが目的ではなく、喜ばれる存在になること。
 
 もちろん、何かを成し遂げたことで、人々に喜んでもらえる人も
 存在します。
 
 たとえ華々しくなくても、自分の近くにいる人たち、家族や友人、
 知人に喜んでもらえる存在になれれば、それで人生の目的は達成
 できたことになりそうです。



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こころの花畑
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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:こころの花畑
 副題:心があたたまるすてきな話
 著者:小林正観
 出版:弘園社
 定価:1500円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 弘園社
 http://www.koensha.com/



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 「やさしさ」と「業」
 無財の七施
 人間を磨く
 序破急
 「光」に生きる
 
 他、多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■■■■
 おすすめ:■■■■■


 この本は、2008年7月に出版されています。
 
 著者は、心学研究家、心理学博士、教育学博士、社会学博士、
 コンセプター、作詞家&歌手、デザイナー、ブランドオーナー等々
 多才な方です。
 
 著書も多数あります。



 何度読んでも新しい気づきがあります。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人がこの世に生を受けた理由とは?



 なぜ、生まれてきたのでしょう?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人がこの世に生を受けた理由とは?

 「人が地球上に人間として生を受けたのは、『喜ばれること。
 目の前の人、こと、もの、に対して、いかに自分が喜ばれて生き
 るか』ということでした」
 
 「間違っても、人と比べ合うこと、他人と競い合うことではあり
 ません」

 「目の前の人、もの、状況が、ライバルではなく、競争相手でも
 なく、『全部仲間で味方なのだ』と思ってみてください。そう
 すると全然違う人生になると思います」
 
 「逆に、『あれをやらなくちゃいけない、これをやらなくちゃ
 いけない。誰かと比べなくちゃいけない。世の中と闘わなくちゃ
 いけない』と思い、達成目標、努力目標を設定して生きている
 人は、いつも(ストレスを感じて)毛細血管を狭めてしまって
 います」
 
 「『ストレスを感じて』というより、『ストレスを自分で作って
 いる』のかもしれません」
 
 「夫も受け入れ、肯定する、子供も受け入れ、肯定する。友人、
 知人も職場の同僚も上司も部下も、ぜーんぶ受け入れて肯定する。
 そういう肯定をやってみてください」

 「世の中に嫌な事、嫌な人、嫌な物というのは存在しません。
 自分が勝手に感情で裁いて、勝手に評価しているだけ」
 
 「すべてを受け入れ、どんな状況でも穏やかで、感謝する心を
 持つ人のことを、人格者、器の大きな人というのだと思います」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 全てを受け入れて生きていこう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●人がこの世に生を受けた理由とは?

▽先日の金曜日、神奈川県の川崎市で行われた著者の講演会に行って
 きました。
 
 講演会に行くたびに、まだ手元にない本を2冊買うのを楽しみに
 しています。
 
 講演会に参加するたびに、著書が2冊以上増えていくので、購入
 する本がなくなることがありません。
 
 今回は、2冊のうちの一冊を紹介します。
 
▽著者の話もそうですが、本の内容も書いてあることは同じ事を
 伝えようとしている場合が多いです。
 
 どの本のどこから読み始めても大丈夫で、似たようなことが書いて
 あるにもかかわらず、やはり別の本も読みたくなるし、講演会も
 しっかりリピーターになっています。
 
▽現在の私の物事の考え方は、著者の影響をかなり受けています。
 
 その考え方の一つが「き・く・あの法則」です。
 
 「き・く・あ」とは、競わない、比べない、争わない、の頭文字
 をとって「きくあの法則」と言います。
 
 現在の日本の社会は小学校の頃から、他人と比較し、ライバルと
 競い合って、受験戦争を勝ち抜いていくことを強制されます。
 
 社会が発展していくには必要だったのでしょう。
 
 お陰で日本は暮らしやすい社会が実現できていると思います。
 
 ただし、競うこと、比べること、争うことは、人が「幸せ」を
 感じることとは別です。
 
 著者は次のように言います。
 
 「人が地球上に人間として生を受けたのは、『喜ばれること。
 目の前の人、こと、もの、に対して、いかに自分が喜ばれて生き
 るか』ということでした」
 
 「間違っても、人と比べ合うこと、他人と競い合うことではあり
 ません」
 
 自分は何も達成できてないし、社会に対して何かを投げかけている
 わけでもないけれど、自分の周りにいる人たちに「この人が一緒
 にいてくれてよかった」と思ってもらえれば、それだけでこの世に
 生まれた目的は達成できたことになるのではないかと思います。
 
 他人と自分を比べて、自分はあの人より劣っている、あの人よりも
 この部分がすぐれている、このような見方をしていくと、他人を
 見る目が厳しくなります。
 
 もちろん自分を見る目も厳しくなります。
 
 そして、自分より劣っている部分をみつけると、そこを指摘せず
 には居られなくなる傾向にあります。
 
 他人にもトゲトゲして、自分にもムチ打っているのは、あまり
 楽しそうではありません。
 
 著者は次のように言います。
 
 「目の前の人、もの、状況が、ライバルではなく、競争相手でも
 なく、『全部仲間で味方なのだ』と思ってみてください。そう
 すると全然違う人生になると思います」
 
 「逆に、『あれをやらなくちゃいけない、これをやらなくちゃ
 いけない。誰かと比べなくちゃいけない。世の中と闘わなくちゃ
 いけない』と思い、達成目標、努力目標を設定して生きている
 人は、いつも(ストレスを感じて)毛細血管を狭めてしまって
 います」
 
 「『ストレスを感じて』というより、『ストレスを自分で作って
 いる』のかもしれません」
 
 「夫も受け入れ、肯定する、子供も受け入れ、肯定する。友人、
 知人も職場の同僚も上司も部下も、ぜーんぶ受け入れて肯定する。
 そういう肯定をやってみてください」
 
 「競うこと、比べること、争うこと」は、自分の目の前に起きて
 いる現象を否定するところから始まります。
 
 目の前の現象を否定すると、そこからストレスを感じて、それが
 積もり積もると、やがて心身に影響が出てきます。
 
 自分が劣っていると感じた時にそれがストレスとなり、自分が
 誰かより勝っていると感じた時に、自分より劣っている者を見下し
 優越感を感じる傾向にあります。
 
 目の前にどの様な人が現れても、受け入れられることができれば
 世の中楽しくなりそうな気がします。
 
 著者はさらに言います。
 
 「世の中に嫌な事、嫌な人、嫌な物というのは存在しません。
 自分が勝手に感情で裁いて、勝手に評価しているだけ」
 
 「すべてを受け入れ、どんな状況でも穏やかで、感謝する心を
 持つ人のことを、人格者、器の大きな人というのだと思います」
 
 人格者を目指すなら「き・く・あの法則」を自分に取り入れて
 みるのがいいと思います。





 この他にも、お伝えしたいことがたくさんあります。
 
 会社で昼休みに読んでいて、なぜか涙がこぼれてしまった部分も
 ありました。
 
 読めば必ず何かしら感じる部分があると思います。
 
 おすすめの一冊です。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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