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おやじむし

Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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本は10冊同時に読め!
本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)
(2008/01/21)
成毛 眞

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:本は10冊同時に読め!
 副題:本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術
 著者:成毛眞
 出版:知的生きかた文庫
 定価:533円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4837976913/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5361199%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 仕事も生活も劇的に変わる!?「速読」かつ「多読」の読書術
 第2章 一生を楽しみつくす読書術?人生は、読書でもっともっと面白くなる!
 第3章 「人生を楽しむ力」と「読書量」?忙しい人ほど本を読んでいる!
 第4章 まずは「同時に3冊」から!?実践!「超並列」読書術
 第5章 「理屈抜きで楽しめる」読書案内?私はこんな本を読んできた!



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本はね2008年2月に出版されています。
 
 著者は、1986年にマイクロソフトに入社し、1991年に同社
 代表取締役社長に就任。
 
 2000年にマイクロソフトを退社し投資コンサルティング会社を
 設立されています。
 
 著書も多数あります。



 10冊同時に読む効果とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)本の読み方とは?



 読み方は人それぞれです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)本の読み方とは?

 「『超並列』読書術とは、1冊ずつ本を読み通す方法ではない。
 場所ごとに読む本を変え、1日の中で何冊もの本に目を通す読書
 法である」

 「今は年金に対する不安も広がっており、20代からコツコツ
 貯金をしている人が多い。節約をしたり投資をしたり、マネー
 関係のセミナーに参加して勉強したりする人もいる。これこそ
 死んだお金の使い方だと思う」
 
 「今から40年以上も先の将来を考えてお金を貯めている人は、
 ずっと老後だけを考えて生きていくことになるだろう。それでは
 今現在を生きるのを放棄するようなものだ」
 
 「そんなお金のために40年をムダにするぐらいなら、今もらって
 いる給料の半分を本代に費やすべきである」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 本は楽しんで読もう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●本の読み方とは?

▽久々の「知的生きかた文庫」。

 三笠書房なので自己啓発書も兼ねています。
 
 著者のことは、Windows95が発売された当時、マイクロ
 ソフト日本法人の社長としてテレビに登場していたのを見て知り
 ました。
 
 著者紹介文によると、ビジネス界きっての読書家として知られて
 いて、多くの新聞・雑誌に書評を書いているとのこと。
 
 その著者が語る読書術とはどのようなものか、タイトルと「超並列
 読書術」という文句に惹かれて買ってしまいました。
 
 ただ、気になるのは副題の「本を読まない人はサルである!」と
 いう言葉。
 
 読みたくても読めない人もいるので、本なんて読んでも読まなく
 てもどちらでも構いません。
 
 と、最初から若干批判的になってます。
 
▽自分の偏見をたしなめつつ「はじめに」を読んでいくと、さすが
 三笠書房から出版されるだけあって、

 「庶民から脱するための読書術」
 「読書の仕方を変えるだけで高額所得階級になれる可能性がある」
 「本書の通りに読書をすれば人生が豊かになる」
 
 等々啓発的な言葉がたくさん並んでいます。
 
 現在の私の思想とは異なる思想で書かれているので、細かい部分を観
 ていくとどうしても批判的になってしまいます。
 
 役に立ちそうな部分を拾って紹介します。
 
▽「超並列読書術」とはどのような読み方かというと、次のように
 書かれています。

 「『超並列』読書術とは、1冊ずつ本を読み通す方法ではない。
 場所ごとに読む本を変え、1日の中で何冊もの本に目を通す読書
 法である」
 
 家の中で自分が居座る場所、リビングや寝室、トイレ、会社では
 机の上、通勤用にカバンの中等、自分が行動するいたるところに
 本を積んでおきます。
 
 積む本の種類はまったくバラバラで良くて、エッセイが置いて
 あったり冒険小説でも良いとのこと。
 
 時間があったらそれらの本に目を通すと、一日に10冊くらいの
 本に目を通すことができるそうです。
 
 これを「超並列読書術」と読んでいます。
 
 速読はしません。
 
 とにかく本に目を通すだけです。
 
 「超並列読書術」の効果は、様々なジャンルの本を同時に並列的に
 眺めるために、それぞれの分野の本からいろいろな情報が得られ、
 それがビジネスに必要な感性を磨くことになります。
 
 必要ならやってみてください。
 
▽現在の20代の人たちは、貯金をしている人がたくさんいるそう
 です。
 
 以前、テレビでやっていた街頭インタビューでも、「将来の不安
 のために貯金している」という人たちがいました。
 
 著者は次のように主張しています。
 
 「今は年金に対する不安も広がっており、20代からコツコツ
 貯金をしている人が多い。節約をしたり投資をしたり、マネー
 関係のセミナーに参加して勉強したりする人もいる。これこそ
 死んだお金の使い方だと思う」
 
 「今から40年以上も先の将来を考えてお金を貯めている人は、
 ずっと老後だけを考えて生きていくことになるだろう。それでは
 今現在を生きるのを放棄するようなものだ」
 
 「そんなお金のために40年をムダにするぐらいなら、今もらって
 いる給料の半分を本代に費やすべきである」
 
 著者の目的は、将来のビジネスのためですが、目的は違っても
 私も著者の意見に賛成です。
 
 将来に不安を感じていると、不安な将来がやってきます。
 
 自分の20代を思い出してみても、本はそれなりに読んできま
 したが、もっと様々なジャンルのたくさんの本を読んでおけば
 良かったと思ってます。
 
 20代の給料はほとんどがバイクに消えていったし、今さら仕方
 ないですけど...
 
 「貯金をするくらいなら本を読んだ方が良い」という意見には
 賛成です。
 
▽この他、著者の読書術には賛成できる部分とできない部分がそれ
 ぞれいくつかあります。
 
 著者の場合、読書を自分の将来とビジネスに結びつけようとして
 います。
 
 現在の私は、読書を楽しもうとしています。
 
 目的が違っているので、納得できる部分とできない部分が出てきて
 当たり前です。
 
 本の読み方は人それぞれ。
 
 それを批判する必要はないと思います。





 この本には、著者が実践している読書術が書かれています。
 
 「成功法則本を読んで人のマネするな」と書いてあって、でも
 「この本の通りに実践すれば...」とも書いてあったりもして
 多少内容に矛盾が生じています。
 
 自分に必要な部分だけ拾って実践すればいいと思います。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

猫と庄造と二人のおんな
猫と庄造と二人のおんな (新潮文庫)猫と庄造と二人のおんな (新潮文庫)
(1951/08)
谷崎 潤一郎

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:猫と庄造と二人のおんな
 著者:谷崎潤一郎
 出版:新潮文庫
 定価:324円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101005052/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f137405%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和26年8月に出版されています。
 
 著者は、明治末期から戦後にかけて活躍した文豪です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品は、これまでに以下の2冊を紹介しています。

 「少将滋幹の母」,Vol.770,2008/10/06配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20081006060000000.html
 
 「痴人の愛(1回目)」,Vol.798.2008/11/17配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20081117060000000.html
 
 「痴人の愛(2回目)」,Vol.799.2008/11/19配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20081119060000000.html
 
 お時間がありましたらご覧ください。
 
▽今回の作品は1936年(昭和11年)著者が50歳頃の作品
 です。
 
 著者の作品は、まだそんなにたくさん読んではいないのでハッキリ
 とは言えないですが、作品のテーマは女性。
 
 小説には男女関係を扱った作品が多いですが、中でも著者の女性に
 対する思い入れは別格のような気がします。
 
 いや、男性は誰でも同じですね...
 
 「少将滋幹の母」も「痴人の愛」も、以前に読んだ「春琴抄」も、
 そして、今回紹介する「猫と庄造と二人のおんな」も女性が前面に
 登場します。
 
 著者は私生活でも3度の結婚を体験する等、自らの小説に負けず
 劣らず女性がテーマとなっています。
 
▽作品の主人公は、庄造という名の30代の愚昧な男性。

 家は父親が遺した荒物屋(雑貨屋)ですが、商売は全く真剣では
 なく、でも財産があるわけでもなく、なんとなく生きています。
 
 こんな庄造にも、なぜか惹かれる女性がいて、二人目の妻を貰って
 います。
 
 物語は、離婚した一人目の妻福子から、二人目の妻品子へ宛てた
 手紙から始まります。
 
 先妻の福子は、潔癖性な部分があって、庄造に惹かれはしたけれ
 ども、その結婚生活にはどうにも我慢のならないことがあったの
 です。
 
 それは庄造が買っていた、リリーという名の雌のペルシャ猫。
 
 庄造はリリーを10年くらい前から飼っていて、福子が嫁にくる
 以前から一緒に生活していたので、嫁よりもリリーの方を大切に
 していました。
 
 リリーに嫉妬した福子は、潔癖性の性格も相まって、一緒に住んで
 いた姑と上手く行かず、庄造も福子の性格が嫌になっていたところ
 へ、庄造の伯父の娘、従妹の品子を庄造とくっつけようと、姑と
 伯父と庄造がグルになって福子を追い出し、品子と庄造をくっつけ
 たのです。
 
 品子は男性関係が派手な女性で、貰い手に困っていたのでした。
 
 庄造の母の目的は伯父の財産、伯父の目的は娘の落ち着き先、
 庄造は福子と離れたい、という3人が共謀し福子を家から追い出し
 品子と庄造を結婚させてしまいます。
 
▽嫁が変わっても、庄造にとっての一番の女性は猫のリリーです。

 グルになって福子を追い出した二人目の妻品子も、リリーに対する
 庄造の対応に嫉妬していました。
 
 そこへ、福子から品子へ手紙が届いたのです。
 
 手紙の主旨は、「一人暮らしで寂しいのでせめて猫のリリーを
 私にくれないか?」というものでした。
 
 庄造と暮らしていた時に、あれほど憎んでいたリリーを欲しい
 のには、ある理由があったのです。
 
 リリーと姑には我慢がならないけれど、まだ庄造に未練がある
 福子は、リリーを自分の手元に置けば彼が近寄って来るだろう
 と見込んでいたのでした。
 
 そこで、そろそろ猫に我慢がならなくなっているはずの品子の
 元へ、他人の名前を表書きにして手紙を出したのです。
 
▽福子の予想通り、庄造のリリーを中心にした生活に我慢がならなく
 なっていた品子は、庄造にリリーを福子へ渡すように迫ります。
 
 品子は資産家の父親の元でわがまま放題に育った娘で、自分の
 言う通りにしない庄造をつねったりひっかいたり叩いたり、暴力
 を持って言うことを聞かせます。
 
 結局、品子の迫力と、母親の説得によって、リリーは福子の手に
 渡されてしまいます。
 
 庄造はやがてリリーを一目見るために行動を開始しますが...





 この物語は、猫のリリーに魅せられ振り回される庄造と、庄造の
 家族とリリーに振り回され一人になった福子と、福子を追い出して
 庄造と一緒になったけれど、追い出した猫のリリーを追って動き
 始めた庄造とそれを自分に知らせなかった姑に怒りをぶちまける
 品子。
 
 猫と庄造、そして福子と品子の二人のおんな。
 
 猫のリリーに振り回される人間模様を描いた作品です。
 
 個人的には、もう一人庄造の母親を加えるべきだと思います。
 
 「猫と庄造と二人のおんなと庄造の母」
 
 題名長すぎかも。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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パニック・裸の王様(2回目)
パニック・裸の王様 (新潮文庫)パニック・裸の王様 (新潮文庫)
(1960/06)
開高 健

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:パニック・裸の王様
 著者:開高健
 出版:新潮文庫
 定価:440円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101128014/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f137666%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 パニック
 巨人と玩具
 裸の王様
 琉亡記



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和35年6月に出版されています。
 
 著者は、小説家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照して下さい。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽前回に引き続き、開高健の「パニック・裸の王様」から、今回は
 「裸の王様」を紹介します。
 
 「裸の王様」は1958年に芥川賞を受賞した作品です。
 
▽子供が描く絵には、その子の、その時々の様々な感情が表現され
 ます。
 
 例えば、長い間戦争を体験している国の子どもたちに自由に絵を
 描いてもらうと、楽しくてワクワクしてくる絵は書けません。
 
 暗い色の絵の具を使って、暗いテーマの絵を描きます。
 
 逆に、毎日を楽しく過ごしている子供が描く絵には明るい色が
 使われ、明るいテーマの絵が描かれます。
 
 技術を身につけていない子供の絵は、表面を覆うことない心の
 様子がストレートに表現されるみたいです。
 
 物語の主人公「ぼく」は、子供を対象に画塾を開いています。
 
 小学校の教師をしながら自分でも絵を描いている、知り合いの
 山口から、あることを依頼されます。
 
 山口が担任のクラスの生徒の大田太郎を、「ぼく」の画塾で面倒
 見てくれないだろうか、という依頼でした。
 
 山口は個展の準備で忙しく、太郎の親からの申し出を引き受ける
 ことができなかったのです。
 
▽太郎の父親の大田氏は、山口のパトロンで、絵具会社を経営して
 います。
 
 その一人息子の太郎は、生みの母親とは死別し、現在は後妻の
 大田夫人が太郎の面倒を見ています。
 
 「ぼく」が開いている画塾では、子供の本来の個性を引き出す
 ために、絵のテクニックを教えるのではなく、いろいろな方法で
 殻に閉じこもった子供の心を開かせる工夫をしています。
 
 初めて連れてこられた太郎は、画塾の壁に掛かっている、様々な
 絵には何の興味も示さず、じっと椅子に座っているだけでした。
 
 太郎は、仕事で忙しい父親には構ってもらえず、家では後妻の
 大田夫人にいろいろなことを制限され、遊ぶ友だちすら親が選んで
 いたのでした。
 
 太郎の心は厚い殻の中に閉じこもっていて、小学校2年生の子供
 らしい振る舞いができずにいたのです。
 
▽太郎の面倒を引き受けた「ぼく」は、様々な方法で太郎の殻を
 破ろうと試みます。
 
 最初は殻に閉じこもって出てこない太郎でしたが、少しずつ厚い
 殻が破られてきました。
 
 時間はかかりましたが、太郎は自分の絵の中に、自分の感情を
 込めることができるようになってきたのです。

▽ある日「ぼく」は、デンマークの文部省宛に手紙を書き、昔からの
 宿願だった外国の児童画を入手しようと計画します。
 
 子供にアンデルセンの童話を話して、その絵を描かせて、お互いに
 交換しようというものです。
 
 何通かの手紙を出した後、コペンハーゲンのアンデルセン振興会
 というところから「ぼく」のところへ手紙が届きます。
 
 しかし、この試みは偶然、太郎の父親が同じアンデルセン振興会
 と連絡をつけ「ぼく」と同じように絵の交換をしようとしていた
 ことが判明します。
 
 「ぼく」は大田氏に呼ばれ、一緒に手を組んで企画をやらないか
 と誘われます。
 
 大田氏は、この企画を全国の小学校へ広げ、全国的な運動にしよ
 うとしていたのです。
 
 子供のためというよりは、自分の商売のために。
 
 「ぼく」はその考えに反対します。
 
 イベントにして、学校で入選者を選ぶということは、子供の自由な
 発想を阻害する可能性がある。
 
 絵は、どうせ絵本に書いてある絵の模倣になるだけで、入選した
 子供は得意になって、以後その模倣を繰り返し、他の子どもたちは
 その入選作を真似するようになる。
 
 これが「ぼく」の主張でした。
 
 確かに、何らかの基準で入選作を選考するとなると、そこには
 絵のテクニックが必要とまります。
 
 技術的に上手い子供の絵が選ばれることになり、その絵の発想は
 子供が持っている想像力から捻出されるわけではなく、何かの
 模倣になってしまいます。
 
 「ぼく」はそのような児童画が欲しいのではなく、子供が本来
 持っている想像力から描かれた絵が欲しかったのです。
 
 テキストは見せずに話を聞かせて自由に絵を描いてもらう。
 
 そうすることによって、子供の心理が理解できるようになる。
 
 「ぼく」はそう考えて大田氏に訴えますが、結局その考えは無視
 され、アンデルセン童話の絵は全国的な展開を始めてしまうのです。
 
▽「ぼく」の画塾では、アンデルセンの話をアレンジして子どもたち
 に聞かせ、現在開催されているアンデルセンのコンクールとは関係
 ないように見せて子どもたちに絵を描いてもらいます。
 
 「ぼく」がアレンジした話とは「裸の王様」でした。
 
 「裸の王様」とは分からないように、話のスジはそのままで、
 周辺の環境はまったくそれとは分からないように話して聞かせたの
 でした。
 
 次の日の昼、画塾の日ではなかったけど、太郎が運転手に連れ
 られてやってきました。
 
 昨日の話の絵を描いたから見て欲しいとのこと。
 
 この頃には、太郎はすっかり自分の感情を絵に込めることができる
 ようになっていて、テクニックはないけれどすばらしい絵が書か
 れていたのです。
 
 昨日、子どもたちに話して聞かせたのは「マッチ売りの少女」
 「人魚姫」「シンデレラ」、そしてアレンジした「裸の王様」
 でした。
 
 太郎が書いた「裸の王様」は、背後に松並木とお堀端が描かれていて
 越中フンドシにチョンマゲを載せた「大名」が描かれていたのです。
 
 太郎のイメージの中には「えらい男」が大名になっていたのでした。
 
 「ぼく」が欲しかった子供の自由な発想が、まさにこれだったの
 です。
 
▽アンデルセンコンクールは全国の小学校で開催され、選考会場
 には全国から大量の絵が届けられていて、名だたる選考委員が
 絵を選んでいました。
 
 そこへ大田氏に呼ばれた「ぼく」は、太郎が書いた越中フンドシの
 裸の王様を持って選考会場へ向かいます。
 
 選考委員が選んでいる絵は、西洋のお城をバックに描かれた、
 明らかに何かの参考書を見て書いた素晴らしい絵ばかりでした。
 
 そこへ、こっそり「裸の王様」の絵を持ち込んだ「ぼく」は、
 選ばれた素晴らしい絵と、太郎が書いた「裸の王様」の絵を比べ、
 子どもたちの心が表現されていないことを、選考委員の前で話
 はじめます。
 
 口々に「裸の王様」の絵をけなしていた選考委員たちは、その絵が
 自分のパトロンの大田氏の子供の絵だとわかると、うつむいたまま
 何も言えなくなってしまうのでした。





 この作品は、当時の教育のあり方を風刺した作品に仕上がってい
 ます。
 
 それは、現在でも同じかもしれません。
 
 教育とは何か?という問いを投げかけると、大人はそれぞれ自分の
 考えを持っています。
 
 何を大切にするかは、人それぞれ違うので一概にどれが正しいか
 ということは分かりません。
 
 子供が描く絵を心の奥の現れだと見ると、○○コンクールは
 それを阻害するイベントでしかないのかもしれません。
 
 芥川賞を受賞したこの作品は、テーマとしては固い感じがしますが、
 なぜか引き込まれてしまう著者の文章力によって、あっという間に
 読めてしまいます。
 
 著者の別の作品を読むのが楽しみになってきました。



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パニック・裸の王様
パニック・裸の王様 (新潮文庫)パニック・裸の王様 (新潮文庫)
(1960/06)
開高 健

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:パニック・裸の王様
 著者:開高健
 出版:新潮文庫
 定価:440円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101128014/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f137666%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 パニック
 巨人と玩具
 裸の王様
 琉亡記



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和35年6月に出版されています。
 
 著者は、小説家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照して下さい。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品を読むのは今回で2作目です。

 「ベトナム戦記」Vol.578,2007/12/14配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20071213060000000.html

 「ベトナム戦記」では、著者が現地で体験した戦争が生々しく
 描写されていました。
 
 今回読んだのは、著者の小説です。
 
 いつものようにウィキペディアから著者について引用させてもらい
 ます。
 
 開高健(かいこうたけし、1930年12月30日?1989年12月9日)は、
 大阪で長男として生まれます。
 
 太平洋戦争終了時は15歳でした。
 
 1952年に妻羊子と結婚、1954年に羊子が勤めていた壽屋
 (現サントリー)を育児のために退社するのに伴い、代わりに
 中途採用され壽屋の宣伝部に所属します。
 
 この時代、1957年に「裸の王様」で芥川賞を受賞し、これを
 機に、執筆活動に専念するようになります。
 
 1964年に、朝日新聞特派員として南ベトナム政府軍に従軍し
 最前線で取材活動を行います
 
 その時の体験を、「輝ける闇」「夏の闇」「花終わる闇(未完)」
 という作品にしています。
 
 「輝ける闇」は毎日出版文化賞を受賞しています。
 
 釣好きで、釣りに関する本を何冊か出版しており、また、食と酒に
 関するエッセイも多数出版されています。
 
 1989年に食道癌で死去、享年58歳でした。
 
▽著者の作品は、様々な賞を受賞しています。

 1957年に「裸の王様」で芥川賞を受賞。
 1968年に「輝ける闇」で毎日出版文化賞を受賞。
 1979年に「玉、砕ける」で川端康成文学賞を受賞。
 1981年に 菊池寛賞を受賞。
 1987年に「耳の物語」で日本文学大賞を受賞。
 
 著者のファンは現在もたくさんいるようです。
 
▽今回紹介する本には、4作品収録されています。
 
 いずれも著者の初期の作品です。
 
 まずは「パニック」。
 
 ある地方で、120年ぶりにいっせいに花を開いたササは、秋に
 なると沢山の実を付けました。
 
 ササの実は小麦と同じくらいの栄養価があり、昔はササの実で
 飢えをしのいだこともあったとのこと。
 
 近年は、ササの実を食す習慣はなく、誰一人収穫する者もあり
 ません。
 
 このおびただしい量のササの実があらゆる種類の「ネズミ」を
 繁殖させる要因となってしまいます。
 
 秋の間にササの実で十分に栄養を取ったネズミたちは、雪の下の
 地下で繁殖し文字通りネズミ算式に増え始めていました。
 
 冬の間は木をかじって飢えをしのいでいたネズミたちは雪解けと
 同時に食料を求めて移動を開始します。
 
 役所の山林課に所属する俊介は、秋の時点でネズミの繁殖を予測し、
 その対策を報告書にまとめ進言していました。
 
 ところが、役所にありがちな「前例がないから」という理由で、
 全て却下されていたのです。
 
 雪が解け、大量のネズミによる被害が役所に報告されるように
 なり、対策に追われます。
 
▽物語は、パニックになる人間を描くというよりは、主人公の俊介
 を中心とした、役所の上司との力関係、上司と政治家との関係、
 ネズミの被害が大きくなるに従って、保身に走り責任を部下に
 押しつけようとする上司の人間的に汚い部分が描かれています。
 
 実際の社会で全ての責任を部下の責任に仕立てるような策を考える
 人間が実際にいるのかどうか、世間知らずの私には良く分かり
 ません。
 
 ただ、私が知っている上司の中には、自分の都合が悪くなると
 無意識のうちに自分の上司の前で部下の責任を追及する上司が
 いました。
 
 作品を読みながら、過去にあった、ほろ苦い間関係を思い出して
 いました。
 
▽おびただしい量のネズミの大群に、あらゆる対策は役に立たず、
 被害は広がる一方です。
 
 飢えのため狂気に陥ったネズミたちは、いっせいに、そして
 一直線に移動を開始します。
 
 その先には...意外な結末が待っていました。
 
▽読み始めはそんなに面白くなかった物語は、しばらく読み進めると
 ともにグイグイと引き込まれ、早く結末が読みたくなってきます。
 
 引き込まれたのが文章能力なのか、物語の構成なのかよく分かり
 ません。
 
 おそらくどちらの技も持ち合わせた作家だと思います。





 次回は「裸の王様」を紹介します。



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日本近代文学の名作
日本近代文学の名作 (新潮文庫)日本近代文学の名作 (新潮文庫)
(2008/06/30)
吉本 隆明

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:日本近代文学の名作
 著者:吉本隆明
 出版:新潮文庫
 定価:400円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101289239/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 夏目漱石『こころ』
 高村光太郎『道程』
 森鴎外『高瀬舟』
 芥川龍之介『玄鶴山房』
 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
 他、多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、平成20年7月に出版されています。
 
 2001年4月に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、思想家、詩人、文芸批評家と多方面で活躍されている方
 です。
 
 著書も多数あります。



 書評はどう書けばいいのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)書評の書き方とは?



 この人の真似もできないです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)書評の書き方とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 もっと読もう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●書評の書き方とは?

▽書評の書き方の勉強の一環として読んだ1冊です。

 またもや書評本の書評となってしまいますが、読んだ本がこれ
 しかないのでお許し下さい。
 
 著者は、1924年(大正13年)に東京の月島で6人兄妹の
 4番目として生まれます。
 
 本の紹介文によると、文学、社会、政治からテレビ、料理、ネコの
 世話まであらゆる事象を扱う「思想界の巨人」と書かれています。
 
 ウィキペディアには「『戦後最大の思想家』『知の巨人』とも
 呼称される」と書かれています。
 
 2003年(平成15年)に「夏目漱石を読む」で小林秀雄賞を、
 『吉本隆明全詩集』で藤村記念歴程賞を受賞しています。
 
 現在は、視力がおぼつかないということで、原稿用紙のマスメを
 埋めることすら難しくなってきたそうで、この本は著者が語った
 内容を他の人が要約し著者が校正するという形式で書かれています。
 
 実際に著者が書いた内容ではありませんが、書評の本筋は変わって
 いないと考えられます。
 
▽この本で紹介されているのは、明治から昭和までの日本の代表的な
 文学者24名の作品の中の選りすぐりの一冊です。
 
 私が読んでいるジャンルに近い作家と作品の書評が多く掲載されて
 いるので安心して読めます。
 
 紹介されている作品を以下に全て書き出してみます。
 
 夏目漱石「こころ」
 高村光太郎「道程」
 森鴎外「高瀬舟」
 芥川龍之介「玄鶴山房」
 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
 江戸川乱歩「陰獣」
 横光利一「機械」
 川端康成「雪国」
 保田與重郎「日本の橋」
 吉川英治「宮本武蔵」
 中野重治「歌のわかれ」
 谷崎潤一郎「細雪」
 小林秀雄「無常といふ事」
 坂口安吾「白痴」
 太宰治「斜陽」
 柳田國男「海上の道」
 折口信夫「日琉語族論」
 中原中也「在りし日の歌」
 萩原朔太郎「月に吠える」
 岡本かの子「花は勁し(つよし)」
 志賀直哉「暗夜行路」
 田山花袋「田舎教師」
 島崎藤村「春」
 二葉亭四迷「平凡」
 
 この中で読んだことがあるのは、夏目漱石の「こころ」、
 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」、川端康成の「雪国」、吉川英治の
 「宮本武蔵」、太宰治「斜陽」の5作品。
 
 他に、持っていて読んでない本が何冊かあります。
 
▽読んだことがある本の書評を中心に、「書評の書き方」を研究
 しようと読み始めました。
 
 ところが予想通り、あまり参考にはなりません。
 
 このレベルの書評は、私には絶対に書けないです。
 
 例えば、夏目漱石の「こころ」の書評を読むと、おそらく漱石の
 全作品を読んでいて、全作品を通して一貫している部分を解説して
 いたり、同時代の文豪森鴎外を引き合いに出して、その作風の違い
 を解説したり、その作品がどういった時代背景のもとに書かれた
 のか、どのような思想の影響を受けてどの様な方向に向かって
 いったのか等が詳細に書かれています。
 
 著者は「夏目漱石を読む」で小林秀雄賞を受賞しているので、特に
 詳しいのでしょう。
 
 漱石の弟子の芥川龍之介の作品の性格と比較したり、夏目漱石に
 関連する人たちの作品と作風も紹介されています。
 
 やはりいろいろな積み重ねが私とは全く違います。
 
 夏目漱石の作品に思い入れがあるから詳しいのかもしれないと、
 他の本の書評も読んでみましたが、やはり同じように著者と作品
 だけではなく、その作風から関連する人やその作品までが紹介
 されています。
 
 もちろん、作品に対する著者の感想も書かれています。
 
 著者や作品に関連する様々な出来事を解説しながら、結果的に
 著者と作品の魅力を十分に引き出す文章力も素晴らしいものが
 あります。
 
 そして、素人と決定的に違うのは持っている言葉。
 
 文章中に出てくる「語彙」の豊富さはうらやましい限りです。
 
 いつかは著者のような書評が書けるようになりたいです。





 書評を研究する目的で購入した本でしたが、結局書評はあまり
 参考にならず、「読みたい本リスト」が増える結果となりました。
 
 著者の書評を読んで、自分の書評にどう活かせばいいのか、現在の
 ところ良い案が浮かびません。
 
 もっと多く読むしか方法はないのかもしれません。



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<狐>が選んだ入門書、書評家<狐>の読書遺産
“狐”が選んだ入門書 (ちくま新書)“狐”が選んだ入門書 (ちくま新書)
(2006/07)
山村 修

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書評家“狐”の読書遺産 (文春新書)書評家“狐”の読書遺産 (文春新書)
(2007/01)
山村 修

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:<狐>が選んだ入門書、書評家<狐>の読書遺産
 著者:山村修
 出版:ちくま新書、文春新書
 定価:720円+税、740円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4480063048/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 <狐>が選んだ入門書

  第1章 言葉の居ずまい
  第2章 古典文芸の道しるべ
  第3章 歴史への着地
  第4章 思想史の組み立て
  第5章 美術のインパルス


 書評家<狐>の読書遺産

 学究のパリ、文士のパリ
 「うそ!」へのジャンプ
 声が聞こえる、姿が見える
 言葉の魔術師
 多芸多才と、一芸と
 他、多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 「<狐>が選んだ入門書」は、2006年7月に出版されています。

 また、「書評家<狐>の読書遺産」は、2007年1月に出版
 されています。
 
 読書遺産の方は、「文學界」という雑誌に連載されていた「文庫
 本を求めて」をまとめたものとなっています。
 
 著者は、書評家、随筆家と紹介されています。
 
 著書も多数あります。



 どのような書評を書くのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)書評の書き方とは?



 上手い人は上手いです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)書評の書き方とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 もっと深く読もう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●書評の書き方とは?

▽今さらながら書評の書き方を勉強しようと、図書館で2冊借りて
 きました。
 
 内容的には同じ書評本なので、2冊同時に紹介します。
 
 「書評本の書評を書く」というのも変ですが、今回は紹介できる
 本がこの2冊しかないのでご了承ください。
 
▽先日、会社の近くの大きな本屋さんの文庫本コーナーに平積み
 してあった「水曜日は<狐>の書評」という本で初めて著者の
 ことを知りました。
 
 この本には、首都圏で発行されている「日刊ゲンダイ」という
 夕刊の書評コラムで紹介された書評が集められています。
 
 書評は「狐」というペンネームで連載されていました。
 
 「狐」の名で本が何冊か出版されていて、本名でも出版されて
 います。
 
▽著者は、慶應義塾大学文学部仏文学科を卒業し、青山学院の図書館
 司書をしていました。
 
 サラリーマンをしつつ、2003年7月までの約22年間半、
 1188回に渡って書評を書き続けていたそうです。
 
 日刊ゲンダイに毎週水曜日に連載していた書評は、800字弱の
 文字数で書かれていたとのこと。
 
 その書評を集めた「水曜日は<狐>の書評」は手元になくてまだ
 読んでません。
 
 800字で本を紹介できるなんてすごいです。
 
▽今回紹介する2冊の本は、800字という字数にとらわれず書いた
 一冊は「入門書」、一冊は「読書案内」です。
 
 「入門書」とあると「簡単な」とか「やさしい」といった響きが
 あります。
 
 専門書と入門者の橋渡しをする本を一般的に入門書と呼んでいます。
 
 ところが今回紹介する入門書は、それ自体が一個の作品であって、
 ある分野を学ぶためにある本ではなく、一つの文章世界をそこに
 発見することが可能な本、という位置づけで書かれているとのこと。
 
 「入門書と言ってもそれ自体が一つの作品」とは、なかなか面白
 そうです。
 
▽書評の書き方を勉強しようと思って借りてきた2冊ですが、はっきり
 言って参考になりません。
 
 全く参考にならないというわけではなくて、私にはおそらくこの本
 に書いてあるような書評は書けません。
 
 あたりまえといえばあたりまえです。
 
 まず、選んでいる本から違います。
 
 「入門書」の方で紹介されている本をいくつかあげてみます。
 
 「国語辞典の名語釈」
 「敬語」
 「古代国語の音韻に就いて」
 「文章の話」
 「文章速達法」
 「古典の読み方」
 「恋愛名歌集」
 「俳句はかく解しかく味わう」
 「詩を読む人のために」
 「現代文の鑑賞と批評」
 
 「読書遺産」で紹介されている本は以下の通り。
 
 「ガリマールの家」
 「林芙美子紀行集 下駄で歩いたパリ」
 「嵐が丘」
 「思い出のマーニー」
 「志ん朝の落語」
 「能 梅若六郎」
 「青白い炎」
 「文章読本」
 
 「入門書」に掲載されている本は、一冊も読んだことはないし、
 紹介されていなければ、おそらく一生手にすることもない本ばかり
 です。
 
 だから「入門書」という位置づけなのかもしれませんが...
 
 「読書遺産」で紹介されている本は、どちらかというと私が読んで
 いる本に近いですが、読んだことがある本は一冊もありません。
 
▽選んでいる(興味のある)本が違っても、書評の書き方は参考に
 なるだろうと読んでみても、やはりこのような書評は私には書け
 ないです。
 
 というのも、紹介しているのは本の内容だけではなく、著者の
 生い立ちから、影響を受けた人物、影響を受けた本、影響を与え
 た人、著者が書いた別の本等、著者が関係する世界が紹介されて
 います。
 
 この内容を書くには、著者に関する本を沢山読んでないと書け
 ないし、著者自信に興味がないと書けません。
 
 また、著書のある分部を引用して、その部分をさらに自分なりに
 調査し、「ここはこういう意味だ」というような解説も加えてい
 ます。
 
 「書評」というのは、本の紹介だけではなく、その本にまつわる
 人や本をさらに研究して紹介するものなのだと初めて知りました。
 
 書評の書き方は人それぞれだと思ってこれまで書いてきました。
 
 他人の真似はできないし、自分は自分だと思っています。
 
 ただ、あまりにも自分が書いている内容と、この本に書かれている
 内容の歴然とした違いに、多少へこんでしまいました。
 
▽書評の書き方としては、「入門書」は「です・ます調」で書かれ
 ていて、「読書遺産」の方は「だ・である調」で書かれています。
 
 「です・ます調」の方は、やさしい感じがし、「だ・である調」は
 カチッとした感じに仕上がっています。
 
 個人的には、書評を書くなら「だ・である調」の方がいいのかも
 しれないと思っていましたが、「です・ます調」でもぜんぜん
 おかしくないです。
 
 いずれにしても、おそらく真似できないので、参考にしつつ別の
 方法を考える必要がありそうです。





 書評を書くにも「積み重ね」が大切だということを実感した2冊
 です。
 
 作品自体に興味を持つのもさることながら、著者自身、そして
 著者の周辺に興味をもつことも必要です。
 
 書評を甘く見てたようです。



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読書の悦楽
読書の悦楽 (PHP文庫)読書の悦楽 (PHP文庫)
(1998/11)
谷沢 永一

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:読書の悦楽
 著者:谷沢永一
 出版:PHP文庫
 定価:476円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569572138/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1015231%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第一章 雑読学序説
 第二章 蒐書学序説
 第三章 読まねばソンする25冊
     絶対ソンせぬ10冊の本
     読んでソンせぬ本5冊
     絶対ソンせぬ文庫10点)



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、1998年11月に出版されています。
 
 元もとは1994年6月に出版された「読書人の悦楽」を文庫化
 したものです。
 
 著者は、文芸評論家・書誌学者で、専攻は日本近代文学です。
 
 著書も多数あります。



 本の読み方とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)本はどのように読むべきか?



 著者の読書論とは?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)本はどのように読むべきか?
 
 「私は年中そのなかへ落ちこんではまた這いあがるという情け
 ない繰り返しを重ねておりますから、ですから読書とは隠された
 強い意志力の発動によって可能なのだという事情を痛感しており
 ます。この意志力を大切に持続させることの必要、これが読書
 生活論にとって第一に押さえておくべきポイントだと思います」

 「大体この世の中の殆どの現象は、これはすべて、人がもっとも
 らしくあれこれと理屈をつけてはおりますけれど、一番の根本は
 習慣であります。大は政治の形態から、下は用便の足し方まで、
 全部これ人間は習慣で生きておりまして、習慣の型というものを
 自分たちで作りあげておきながら、同時にその型に縛られていく
 というのが、これが人間の生き方であると言えます」

 「この習慣の持続力、それの再編成あるいは修正の加上によって
 より自分の性格や、生活にふさわしいような形態にし向けてゆく、
 その半ば無意識をともなった日常不断の努力、これが、もし読書論
 というものがあり得るならば、そこが一番の根本である」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●本はどのように読むべきか?

▽著者の本は、これまでに「嫉妬する人される人」「人間通」の
 二冊を紹介しています。
 
 なかでも「人間通」は著者の代表作の一つとなっています。
 
▽著者は「書誌学者」。
 
 書誌学とは何かというと、ウィキペディアで調べてみると次の
 ように書かれています。
 
 「書籍を対象とし、その形態・材料・用途・内容・成立の変遷等の
 事柄を科学的・実証的に研究する学問のことである」
 
 「一般的には江戸時代以前の古典について、その成立・装幀・
 伝来等を含めて、その書籍に関する諸々の事柄を研究・記述する
 場合に用いられることが多い」
 
 著者の本職は、古い資料を集め、先に研究されている文献を読み
 さらに研究を深めることです。
 
 つまり、本を読むのも仕事のうちです。
 
 その著者が、昭和50年代前半に講演をした時の内容が「雑読学
 序説」、「蒐書学序説」に収められ、、他に「読まねばソンする
 25冊」として、著者が推薦する本が25冊紹介されています。
 
▽著者は、1年の3分の1の期間、鬱状態の期間があるそうで、
 鬱の期間は、何も考えることができなくなり、手紙さえ読めなく
 なってしまうとのこと。
 
 そういう状態を1年の3分の1体験しているため、文章を読む
 という行為には莫大な精神力を必要とする、ということを体験的に
 知っています。
 
 その著者が、読書を持続するためのポイントとして次のように
 書いています。
 
 「私は年中そのなかへ落ちこんではまた這いあがるという情け
 ない繰り返しを重ねておりますから、ですから読書とは隠された
 強い意志力の発動によって可能なのだという事情を痛感しており
 ます。この意志力を大切に持続させることの必要、これが読書
 生活論にとって第一に押さえておくべきポイントだと思います」
 
 鬱状態にならない私には、読書するのが難しいと感じるのは寝不足
 の時だけです。
 
 主に読むのが電車の中なので、立ってさえいれば何とか本を読む
 ことは可能です。
 
 自分の場合、本を読むのが好きなので毎日読んだとしても特に
 苦痛を感じることはありません。
 
 ところが本を読むことに何らかの決意が必要な人にとっては、
 読書を持続することは大変なことのようです。
 
 そのような人の場合、読書を「習慣」にしないと、持続して本を
 読むことが難しくなってしまいます。
 
 著者は習慣について次のように書いています。
 
 「大体この世の中の殆どの現象は、これはすべて、人がもっとも
 らしくあれこれと理屈をつけてはおりますけれど、一番の根本は
 習慣であります。大は政治の形態から、下は用便の足し方まで、
 全部これ人間は習慣で生きておりまして、習慣の型というものを
 自分たちで作りあげておきながら、同時にその型に縛られていく
 というのが、これが人間の生き方であると言えます」
 
 読書が好きという人でもない限り、意識して習慣にしないと、
 意志力を必要とする読書は習慣になりません。
 
 読書の習慣を持続する力が必要です。
 
 著者はさらに言います。
 
 「この習慣の持続力、それの再編成あるいは修正の加上によって
 より自分の性格や、生活にふさわしいような形態にし向けてゆく、
 その半ば無意識をともなった日常不断の努力、これが、もし読書論
 というものがあり得るならば、そこが一番の根本である」
 
 読書を習慣にするには努力が必要みたいです。
 
 特に何の努力も必要としなかった私は幸せなのかもしれません。
 
 この他にも様々な読書論が書かれています。
 
▽せっかくなので、「読まねばソンする25冊」から「絶対ソン
 せぬ10冊」を紹介します。
 
 「川柳末摘花詳釈」岡田舗、有光書房
 
 「孔雀の舌」開高健、文藝春秋
 
 「この世の果て」サマセット・モーム、新潮文庫
 
 「落語と私」桂米朝、ポプラ社
 
 「門番の飼猫」E・S・ガードナー、ハヤカワミステリー文庫、他
 
 「論語の新研究」宮崎市定、岩波書店
 
 「カール・マルクス」E・H・カー、未来社
 
 「攻撃」コンラート・ローレンツ、みすず書房
 
 「紋章だけの王国」向井敏、日本実業出版社
 
 「箴言と考察」ラ・ロシュフコオ、岩波文庫
 
 また、読みたいリストが増えてしまいました。





 この本は、著者の読書論と、少しだけ書評の書き方が勉強できます。
 
 読書論の方は、人によって違うと思います。
 
 著者の場合は本を読むことを仕事としているので、一般の人たち
 とは違った読書論を知ることができます。
 
 本は楽しくよむこと。
 
 私にとってはこれが一番です。



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肉体の悪魔(2回目)
肉体の悪魔 (新潮文庫)肉体の悪魔 (新潮文庫)
(1954/12)
ラディゲ

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:肉体の悪魔
 著者:ラディゲ
 出版:新潮文庫
 定価:360円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102094024/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 肉体の悪魔
 ペリカン家の人々
 ドニーズ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和29年12月に出版されています。
 
 著者は、フランスの小説家・詩人です。
 
 著書がいくつかあります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽主人公とマルト、恋に落ちた二人はお互いの肉体に魅了され、
 深みにはまります。
 
 新婚の夫が出征中にも関わらず、主人公(名前はどこにも書か
 れていない)はマルトとジャックの新居に入り浸ります。
 
 休暇を取って出征から帰ってきたジャックを邪険に扱うマルト。
 
 ジャックは意味も分からず軍隊へ戻っていったとのこと。
 
▽二人が関係を持つようになってある程度時間が過ぎると、主人公が
 マルトの家を訪問する回数が減っていきます。
 
 これもありがちなことです。
 
 主人公は一人になってみて、本当にマルトを愛しているのだろうか?
 と考え始めます。
 
 肉体の悪魔に騙されているのではないか?
 
 気が付いたのは、マルト無しの生活は考えられないということ
 でした。
 
 いずれは何らかの形で終わりが来る恋なのに...

▽ジャックからマルトのもとへ手紙が来て、ジャックが病気だと
 いうことが判明します。
 
 病院に護送される途中、マルトが住む近くの駅を通過するから、
 プラットフォームで待っていて欲しいと書かれていました。
 
 しかし、ジャックの望みは全く無視され、病気を見舞いに来て
 欲しいという希望すら無視してしまいます。
 
 なかなか厳しい妻の仕打ちです。
 
▽この物語が始まった時からある程度予想はしていた通り、マルト
 はとうとう妊娠してしまいます。
 
 父親は16歳の主人公。
 
 このような状況になると、父親に生活能力がないことが問題と
 なります。
 
 マルトは、妊娠を告げることによって主人公が自分の元から去って
 しまうのではないかと心配していました。
 
 ところが予想に反して、困ったと思いつつも、主人公はまだ生ま
 れてこない子供を愛するようになっていました。
 
 16歳の少年にしては珍しいタイプかもしれません。
 
 ただ、生まれてくる者を愛すればこそ、自分の責任能力の無さを
 痛感し、そんな責任は取れないと思い始めます。
 
 しかし、現実的には二人の関係は終わりに近づいていました。
 
 いつかは戦争が終わり、出征中のジャックは帰ってくるし、例え
 帰ってこないにしても、マルトに子供が生まれたら主人公が大きな
 顔をしてマルトの元へ入り浸るわけにはいかなくなります。
 
▽マルトの周囲の人たちには、お腹の中の子供の親はジャックだと
 ばかり思っています。
 
 マルトはジャックが休暇で帰ってきた時に、邪険に扱いつつも
 ジャックとも関係を結んでいたのです。
 
 しかし、子供が生まれれば月数が違うことで疑われてしまいます。
 
 そんなとき、ジャックは一ヶ月間の休暇が取れたということで、
 マルトはジャックの家族と休暇を過ごすことになりました。
 
 その間主人公は、激しく嫉妬したり、また安心したりと心が揺れ
 動きます。
 
▽マルトが1ヶ月いない間、主人公は別の女性に手を出そうとします。
 
 とんでもない野郎です。
 
 誘ったのは、以前合ったことがあるマルトの友人の女性。
 
 しかも、主人公はマルトの家の合い鍵を持っていて、出入り自由
 なのを利用して連れ込んでしまうのです。
 
 結果的に、何もできないで女性は帰って行きますが、主人公が
 マルトの家に女性を連れ込んだことを、家主が手紙でマルトに
 「うちは連れ込み宿じゃないから止めるように言ってくれ」と
 密告してしまいます。
 
 マルトは主人公に手紙を書き、裏切ったことを罵ります。
 
 主人公は落ち着いて、状況を説明する嘘の手紙を書き、マルトを
 納得させてしまいます。
 
 16歳にしては手慣れた扱いをしています。
 
▽やがて時間は過ぎ、戦争は休戦となります。

 この頃になると、マルトの両親も二人の関係には気づいていて
 いました。
 
 それでも、マルトのお腹の子供の父親はジャックだと思っていた
 のです。
 
▽お産が近くなったマルトは、病気になってしまいます。
 
 その頃から二人は会えずにいました。
 
 出産予定は3月。
 
 しかし、子供は1月に産まれてしまいます。
 
 マルトの弟が主人公に知らせにきたのでした。
 
 主人公は悩みます。
 
 3月に生まれれば、その子供は自分の子供だけど、1月だとジャック
 の子供の可能性があります。
 
 ちょうどその頃ジャックは休暇でマルトと一緒にいました。
 
 生まれた子は自分の子供なのか、それともジャックの子供なのか。
 
 今まで自分の子供だと信じて愛してきたのに...
 
 主人公の心配をよそに、マルトは生まれてきた子供に主人公の
 名前を付けてしまいます。
 
 マルトから主人公の元に手紙がきて、彼の心配はなくなります。
 
 子供は早産で、人工保育器で育っているということ。
 
 紛れもなく二人の子供だと手紙には書いてありました。
 
▽それから数日語、主人公はマルトの死を知ります。

 死因は分かりませんがおそらく何らかの病気です。
 
 主人公は父親と一緒に、マルトの家に行き、そこで初めて夫の
 ジャックと会ったのでした。
 
 ジャックの話だと、マルトは子供の名前を呼びながら死んでいった
 とのこと。
 
 ジャックは子供名前を呼びながら死んでいったと思っていますが、
 はたして...





 この物語は、著者が16歳から18歳の間に書いた作品だという
 ことですが、とても少年が書いたような文章ではありません。
 
 16歳でこんなに大人になってしまったとしたら、少年時代に
 体験するさまざまなことが体験できなくなってしまいます。
 
 時代が違うと言われればそうかもしれませんが...
 
 著者の作品の中で代表作と言われる「ドルジェル伯の舞踏会」が
 手元にあるのでそのうち読んでみたいと思います。



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肉体の悪魔
肉体の悪魔 (新潮文庫)肉体の悪魔 (新潮文庫)
(1954/12)
ラディゲ

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:肉体の悪魔
 著者:ラディゲ
 出版:新潮文庫
 定価:360円



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 ◆今日の本 購入情報
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 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102094024/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 肉体の悪魔
 ペリカン家の人々
 ドニーズ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和29年12月に出版されています。
 
 著者は、フランスの小説家・詩人です。
 
 著書がいくつかあります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の名前はレイモン・ラディゲ。

 何だかカッコいい名前です。
 
 1903年(明治36年)に生まれ、1923年(大正12年)、
 二十歳の時に病気で亡くなっています。
 
 パリ近郊の小都市サン=モールで生まれ、14歳から詩を書き、
 雑誌に投稿を始めます。
 
 今回紹介する「肉体の悪魔」は、著者が16歳から18歳の間に
 書かれた作品です。
 
 著者の代表作は「ドルジェル伯の舞踏会」とのことですが、名前を
 聞いたことがある作品は「肉体の悪魔」の方です。
 
▽「肉体の悪魔」は邦訳で、原書は「魔に憑かれて」とのこと。

 作品の内容からすると「肉体の悪魔」の方が合っています。
 
 時代背景は、第一次大戦が行われていた1917年頃の話。
 
 15歳の主人公は、グランジエ家の18歳になる娘マルトと出会い
 ます。
 
 出会いといっても、家族同士の付き合いの中の出会いで、ナンパ
 したとかそういうわけではありません。
 
 主人公はマルトに恋をします。
 
 この時、マルトはジャックという軍人と婚約中でした。
 
▽主人公とマルトは、マルトが婚約中にもかかわらずお互いに惹かれ
 合います。
 
 というのも、マルトとジャックが結婚して半月も経たないうちに
 ジャックは戦地へ出征してしまったため。
 
 マルトからの結婚通知を受け取っ手から1ヶ月後、主人公はマルト
 からの手紙を受け取ります。
 
 そこから、主人公とマルトの不倫関係が始まります。
 
 主人公が16歳、マルトが19歳。
 
▽この物語に登場する人物はさほど多くありません。

 主に登場するのが主人公(僕)とマルトの二人。
 
 物語は主人公の視点で書かれています。
 
 16歳の少年の視点にしては、気持ち悪いくらいませています。
 
 物語自体はフィクションだ、と著者は言い張っているみたいですが、
 作品を書いた時の年齢が16歳から18歳の間、ということなので
 自伝ではないかとも言われています。
 
 この文章を16歳の少年が書いたとしたら(実際書いていますが)、
 かなり早熟な少年です。
 
 自分が16歳の頃を思い出してみると...
 
 さすがに16歳の主人公は、これが恋なのか愛なのか良く分かって
 いません。
 
▽作品は、小説によくある詳細な風景描写がほとんどありません。

 主人公の心理描写が詳細に書かれています。
 
 16歳の少年が、19歳の人妻に恋をした心理はどのようなもの
 なのか?
 
 そのような経験がないので全く理解できません。
 
 マルト(とジャックの)の新居で、二人は頻繁に逢い引きする
 ようになります。
 
 最初、二人の間には何らかの罪悪感がありました。
 
 お互いに寄り添うだけで、あからさまにふれ合うこともできな
 かった二人でしたが、それも時間の問題で、あっという間に関係を
 結んでしまいます。
 
 ただし、二人の関係は、決して報われない関係だということが
 分かっていました。
 
 ジャックが出征から帰ってくれば、16歳の少年が何と言い張っ
 てもマルトの夫になることはできません。
 
 主人公は、親のスネをかじって生活しています。
 
 いずれ壊れてしまう関係は、逆に二人の心を燃え立たせてしまい
 ます。
 
 後先は全く見えていません。
 
 主人公は、マルトの家に入り浸るようになり、次第に周囲の人
 たちに二人の関係が知れ渡るようになります。
 
 主人公の両親すら二人の関係を知ってましたが、何も言われません。
 
 知らないのは、夫のジャックと親、そしてマルトの両親だけでした。
 
▽ジャックからマルトの元には毎日のように手紙が届きます。

 しかし、手紙は読まずに破り捨てられ、休暇を取って帰ってきた
 ジャックをマルトは邪険に扱います。
 
 ジャック、かわいそう...
 
▽最初、ワラが燃えるように一気に燃え上がった、若さに任せた
 二人の関係は、ある期間を過ぎると落ち着いてきます。
 
 「恋愛」とは、そういうもので、落ち着いたところからが大人の
 世界です。



 続きは次回。



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読書の腕前
読書の腕前 (光文社新書)読書の腕前 (光文社新書)
(2007/03)
岡崎 武志

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:読書の腕前
 著者:岡崎武志
 出版:光文社新書
 定価:780円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4334033946/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4330823%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 本は積んで、破って、歩きながら読むもの
 第2章 ベストセラーは十年後、二十年後に読んだほうがおもしろい
 第3章 年に三千冊増えていく本との闘い
 第4章 私の「ブ」攻略法
 第5章 旅もテレビも読書の栄養
 第6章 国語の教科書は文学のアンソロジー
 第7章 蔵書のなかから「蔵出し」おすすめ本




──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2007年3月に出版されています。
 
 著者は、書評を中心に執筆活動を続けている方です。
 
 著書も多数あります。



 読書の腕前とは、どういうことなのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)本はどうやって読めばいいのか?



 まずは時間の確保から。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)本はどうやって読めばいいのか?

 「恋人と、あるいは大勢の仲間と一緒に音楽を聴いたり、映画を
 観たりするのは楽しい。しかし、その瞬間だって、その楽しさを
 腹の底から感じるのはいつだってひとりの自分なのだ」
 
 「『教養』とはつまるところ『自分ひとりでも時間をつぶせる』
 ということだ。それは一朝一夕にできることではない。働き蜂
 たちの最後の闘いは、膨大な時間との孤独な闘いである」
 
 「『自分ひとりでもうまく時間をつぶせる』人のことを、『孤独な人』
 とは言わない。なぜなら、その人の時間はきわめて充実している
 からだ。私はつまるところ、『孤独』を克服し、たったひとりで
 自分の内面を深めるのは『読書』以外にない、と考えている」
 
 「孤独なんかこわくない。『読書の楽しみ』を知っている者なら、
 いつだって胸を張って言えるはずだ」

 「本を読む時間がない、と言う人は多いが、ウソだね。その気に
 なれば、ちょっとした時間のすき間を利用して、いくらでも読める
 ものなのである」
 
 「たとえ、それが二分、三分といった細切れの時間であっても、
 合計すれば一日二十、三十分にはんるはずだ。一ページ一分かかる
 としたって、毎日30ページ近くは読める。土日に少し時間を
 稼げば、新書程度の分量なら一週間に一冊は読了できる。要は、
 ほんとうに本が読みたいかどうか、なのだ」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 もっとたくさん本を読もう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●本はどうやって読めばいいのか?

▽ブックオフの新書コーナーをウロウロしている時に、目に飛び
 込んできたのが、今回紹介する「読書の腕前」です。
 
 表紙の見開きには「人間の土台は『読書』がつくる」と紹介されて
 いて、思わず嬉しくなり即購入を決意。
 
 自分の読書の腕前はどのくらいだろう?と考えながら読み始め
 ました。
 
▽著者が書いている本は、古本に関する内容が多いようです。

 著書名を見てみると、「気まぐれ古書店紀行」「古本生活読本」
 「古本極楽ガイド」「古本でお散歩」「古本道場」等々。
 
 今回紹介する「読書の腕前」にも、古本屋巡りのことが書かれて
 いました。
 
 さすがに本職だけあって、東京に住みつつ古本を求めて地方を
 あちこちさまよい歩いているようです。
 
 しかし、基本の漁場は東京神保町の古書店街、中央線沿線に点在
 する古本屋、各種古書店即売会ということです。
 
 そして、「パトロール」と称して、ほぼ日課となっているのが
 近所の新古書店回りで、近所のブックオフを自転車や車で回る
 ことのようです。
 
 仕事が暇なときは、会社の帰りに頻繁にブックオフに出没する
 私ですが、どうやら本業の人はそれが「日課」となっているよう
 です。
 
 ねらい目は沢山商品が出る週末の翌日、月曜日の午前中だとか。
 
 その時間帯にブックオフに行ったことないので一度行ってみたいと
 思います。
 
▽著者は、「読書のメリット」をいくつかあげています。

 ・本を読むことで、人間に対する理解力が深まる
 ・本を読むことで、自分がいかにものを知らないか確認できる
 ・男の顔は読書がつくる
 
 読書で男の顔ができるなら、ほんの少しだけ自信持ってもいい
 かもしれません(笑)
 
 また、読書という行為は、だいたい一人で行うものなので「孤独」
 と見られがちですが、「読書を楽しめる人というのは決して『孤独』
 ではない」と著者は言います。
 
 「恋人と、あるいは大勢の仲間と一緒に音楽を聴いたり、映画を
 観たりするのは楽しい。しかし、その瞬間だって、その楽しさを
 腹の底から感じるのはいつだってひとりの自分なのだ」
 
 「『教養』とはつまるところ『自分ひとりでも時間をつぶせる』
 ということだ。それは一朝一夕にできることではない。働き蜂
 たちの最後の闘いは、膨大な時間との孤独な闘いである」
 
 「『自分ひとりでもうまく時間をつぶせる』人のことを、『孤独な人』
 とは言わない。なぜなら、その人の時間はきわめて充実している
 からだ。私はつまるところ、『孤独』を克服し、たったひとりで
 自分の内面を深めるのは『読書』以外にない、と考えている」
 
 「孤独なんかこわくない。『読書の楽しみ』を知っている者なら、
 いつだって胸を張って言えるはずだ」
 
 本を読んでいると、どうしても集中できる空間が必要になります。
 
 私にとって集中できる場所は、身近な者が回りにいない空間、
 例えば「部屋の中で一人静かに」とか、通勤電車の中とか、(長い
 間いることはできませんが)トイレの中とか、職場で他の人が出勤
 してくる前といった「孤独な場所」です。
 
 このような空間で行う読書は孤独な行為だと思われがちですが、
 読んでいる本人は「孤独」だとは全く思ってなくて、ただただ
 楽しんでいるだけです。
 
▽よく「本を読む時間がない」という話を耳にします。

 「毎日本を読んでます」という話をすると、「よく時間が取れ
 ますね。いつ読むのですか」と聞かれることもあります。
 
 そう言われてよくよく考えてみると、本を読む時間はひねり出して
 いると言った方がいいかもしれません。
 
 とにかく「時間と空間があれば本を手にとって読む」という行為
 を繰り返していけば、必ず一日の内いくらかの時間は作れます。
 
 著者も「本を読む時間がないというのはウソ」と主張しています。
 
 「本を読む時間がない、と言う人は多いが、ウソだね。その気に
 なれば、ちょっとした時間のすき間を利用して、いくらでも読める
 ものなのである」
 
 「たとえ、それが二分、三分といった細切れの時間であっても、
 合計すれば一日二十、三十分にはんるはずだ。一ページ一分かかる
 としたって、毎日30ページ近くは読める。土日に少し時間を
 稼げば、新書程度の分量なら一週間に一冊は読了できる。要は、
 ほんとうに本が読みたいかどうか、なのだ」
 
 「本を読む時間がない」ということは、「読む気がない」という
 ことなのかもしれません。





 この本には、読書に関する著者の考え方と、著者が読んだ本が
 たくさん紹介されています。
 
 ただ、著者が紹介している本は、私がこれまでに読んできた本とは
 ジャンルが違っていて、そのほとんどを読んだことがありません。
 
 こういった「読書」に関する本を読むと、読む本の幅が広がります。
 
 いくつかリストアップして、携帯にメールを転送したので早速
 探してみます。
 
 もちろんブックオフで...



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白い人・黄色い人
白い人・黄色い人 (新潮文庫)白い人・黄色い人 (新潮文庫)
(1960/03)
遠藤 周作

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:白い人・黄色い人
 著者:遠藤周作
 出版:新潮文庫
 定価:360円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
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 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f907231%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 白い人
 黄色い人



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和35年3月に出版されています。
 
 著者は、日本の小説家で、多数の賞を受賞しています。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽近頃、著者の作品にはまっています。
 
 著者は敬虔なカトリック系クリスチャンで、キリスト教やイエスを
 テーマにした作品が多くあります。
 
 今回紹介する「白い人・黄色い人」も「神の存在」をテーマに
 しています。
 
 巻末の解説には、「白い人」について次のように書かれていました。
 
 「人間の罪の意識、欲情の深淵をのぞくことによって、人間実存の
 根源に、神を求める意志の必然性を見出すこと」
 
 言っていることが良く分かりませんが、つまり人間はこんなにも
 残忍で罪深い存在なのに、その存在自体が神の意志によって許され
 ている、それはなぜなのか?ということを著者なりに追求した
 作品だと思われます。
 
 神の存在自体を追求した作品「沈黙」は、キリスト教を信仰し
 つつも、神が果たして存在するのか、なぜ神はいつも「沈黙」
 しているのか?を追求しています。
 
▽「白い人」は著者の初期の作品で、芥川賞を受賞しています。

 今回は「白い人」を紹介します。
 
 主人公はフランス人、生まれながらに斜視で醜い顔をしています。
 
 それを面と向かってハッキリ指摘したのが父親で「右を見ろと
 言うのに、右だよ。一生、娘達にもてないよ。お前は」と多感な
 時期に言われ、父親を憎むようになります。
 
 彼の父親は放蕩の限りを尽くし、プロテスタントの母親は、その
 反動から厳しい禁欲主義を主人公に押しつけます。
 
 だいたい人間は禁欲させられると、逆に性に対する意識が強く
 なります。
 
 主人公は、次第にサディスティックを伴う欲情を意識するように
 なります。
 
▽主人公がリヨン大学に進学した頃、ヒットラーはドイツ軍にポー
 ランド進撃を命じていました。
 
 フランスにも戦争の足音が聞こえていた頃、主人公はジャック
 という神学生と、その従兄のマリー・テレーズに出会います。
 
 マリー・テレーズは幼い頃に両親を亡くし、ジャックの家に引き
 取られ育てられていました。
 
 そのため、ジャックには逆らえないでいました。
 
 ジャックは、これも醜い男で子供の頃からその辛さを味わって
 いました。
 
 そのため彼は、自分の顔が十字架だと思い、それを背負わなくては
 ならないと、神学生になったのです。
 
 そして、そんな自分に酔っていました。
 
 それとは逆に、主人公はいくら自分が十字架を背負ったとしても
 人間は変わらない、悪は変わらない、と考えていました。
 
▽マリー・テレーズは友人に舞踏会に誘われていました。

 しかし、ジャックが反対します。
 
 理由は、戦争が始まってドイツで苦しんでいる人々がいること、
 彼女が大学に来たのは舞踏会にでるためじゃないという理由で
 反対していたのです。
 
 ジャックには逆らえないマリー・テレーズは、舞踏会には行かない
 と彼に伝えます。
 
 それを、聞いていた主人公は、ジャックにとって「ユダ」が誰
 なのか理解し、残忍な計画を考えつきます。
 
 ユダとは、イエスを裏切り役人に売った弟子の一人です。
 
 主人公はマリー・テレーズを密かに舞踏会に誘い出し、酒を飲ませ
 たうえにダンスで立てなくらいに酔わせてしまうのでう。
 
 探しに来たジャックに、彼を裏切ったマリー・テレーズを引き渡し
 計画を完成させます。
 
▽ドイツ軍はフランスを陥落させ、拷問や死が隣り合わせとなり始め
 ます。

 ドイツ語が話せる主人公は、リヨン占領軍の秘密警察の通訳・
 事務員募集の広告を発見し、面接を受け採用されます。
 
 仕事は、拷問の際の通訳。
 
 実際の拷問現場を見聞きする仕事は、著者の趣味と一致していま
 した。
 
 ある日、そこへジャックが連れてこられます。
 
 ジャックは、ミサをあげながら内乱活動をやっていたとのこと。
 
 仲間の名前と住所を吐くまで拷問されてしまいます。
 
 主人公は、なかなか口を割らないジャックに対し、マリー・テレーズ
 を連れてくれば口を割るはず、と監督の中尉に報告し、連れて
 こられた彼女は、ジャックが拷問されている隣の部屋に入れられて
 しまいます。
 
 マリー・テレーズが隣の部屋にいることを知ったジャックは...
 
 ここでもやはり「神の沈黙」が執拗に、そして残虐な結果として
 表現されています。
 
▽黄色い人は、戦時中、戒律を破り長い年月神の怒りに怯える白人の
 元神父と、許嫁がいる従妹を長い間犯し続けた日本人青年の罪の
 意識の無さを比較し、「神無き黄色い人、日本人」を描いた作品
 です。
 
 ここに登場する日本人は、神や宗教について、現在とそんなに
 変わらない意識を持っています。
 
 「日本人にとって宗教とは何か?」ということを考えさせられる
 作品です。





 どちらの作品も、後に著者が書いた作品より少しトゲがあるような
 気がします。
 
 「沈黙」も厳しい作品でしたが、個人的には「沈黙」の方が好き
 です。



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雨・赤毛
雨・赤毛 (新潮文庫―モーム短篇集)雨・赤毛 (新潮文庫―モーム短篇集)
(1959/09)
サマセット・モーム中野 好夫

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:雨・赤毛
 副題:モーム短編集1
 著者:サマセット・モーム
 出版:新潮文庫
 定価:362円+税



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/410213008x/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 雨
 赤毛
 ホノルル



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和34年9月に出版されています。
 
 作品自体は1921年に出版されています。
 
 著者は、イギリスの小説家、劇作家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品は、これまでに「月と六ペンス」「お菓子と麦酒」
 「手紙」を読んだことがあります。
 
 個人的に好きな作家の一人です。
 
 裏表紙の紹介文には、「雨」という作品が「世界短編小説史上の
 傑作」と紹介されています。
 
 期待が持てます。
 
▽今回紹介する短編集に収められた3作品は、1921年に出版
 された「木の葉のそよぎ」という短編集から選別されています。
 
 著者の作品の中では「南海もの」と呼ばれているとのこと。
 
 その名の通り3作品とも、南太平洋に位置するアメリカ領サモア
 近辺が物語の舞台となっています。
 
 この辺りの気候は、ウィキペディアによると熱帯海洋性の多湿
 多温な気候で、降水量も年間5000ミリ以上の雨が降るとのこと。
 
 その雨を作品の主題とした「雨」はなかなか面白い作品です。
 
▽主人公はデイヴィッドソンという宣教師で、夫婦でキリスト教の
 宣教活動をしています。
 
 デイヴィッドソンの受け持ち区域は、サモアの北にある一群の
 島々でした。
 
 デイヴィッドソン夫妻がそこへ帰る途中、船の中で一緒になった
 のがマクフェイル博士とその夫人です。
 
▽デイヴィッドソン夫妻の話をいろいろと聞いてみると、彼の布教
 活動はまさに「圧政」でした。
 
 キリスト教や他の宗教にもよくあるように、キリスト教を「力」で
 布教していたのです。
 
 原住民たちは、執拗なデイヴィッドソンの布教活動に怖れをなして
 キリスト教に改宗していました。
 
 従わない住民からは罰金が徴収されます。
 
 それが原住民のための布教活動だと信じている、狂信的な宣教師
 夫妻です。
 
▽停泊したパゴパゴで、乗っていた船の船員が疫病にかかってしまい
 他に感染者がいないことが確認されるまで、ここで足止めされる
 ことになってしまいます。
 
 ここには宿泊できるホテルのようなものはなく、早い者勝ちで
 土地の商人の家に泊めてもらうことになっていました。
 
 デイヴィッドソン夫妻とマクフェイル夫妻は同じ建物に泊まる
 ことになり行動を共にすることになります。
 
 その下の階にミス・トムソンという名のけばけばしい女性が宿泊
 していました。
 
 夜になるとミス・トムソンは船員を引っ張り込んでパーティを
 開きます。
 
 デイヴィッドソンには、それが我慢なりません。
 
 狂信的な宣教師は、早速降りていってミス・トムソンに辞める
 ように話をしに行きます。
 
 あっさりと追い返されたデイヴィッドソンはこれまでの布教活動
 で行ってきたのと同じ方法であらゆる手段を使い、ミス・トムソンを
 ここから追い出そうとします。
 
 最終的に、この土地を監督している提督に直談判し、ミス・トム
 ソンを次の船で島から立ち退くようにし向けたのでした。
 
 かなりやりすぎの宣教師に、マクフェイル博士も眉をひそめます。
 
▽ミス・トムソンに対するデイヴィッドソンの改心の要求は、少し
 異常すぎるものでした。
 
 毎日下の階に降りていって、終日説教をしたり祈ったりして、ミス
 トムソンを改心させようとします。
 
 ミス・トムソンは立ち退きたくないため、次第にデイヴィッドソン
 の言うことを聞くようになり、その様子はいかにも改心したように
 見えました。
 
▽狂信的な改心活動が何日か続いたある夜、マクフェイル博士は
 宿泊している建物の主人にそっと起こされ、海辺に連れて行かれ
 ました。
 
 そこには、自分で喉を欠き切ったデイヴィッドソンの遺体があった
 のです。
 
 デイヴィッドソン夫人を伴って遺体安置所から宿泊所に帰って
 くる途中、ミス・トムソンが最初に出会った時と同じようにけば
 けばしい服装で蓄音機を鳴らしている姿を目の当たりにします。
 
 マクフェイル博士はミス・トムソンにどういうことなのか詰め
 寄ります。
 
 そこで彼女が言ったこととは...
 
▽「赤毛」は、25年前にある島に住むようになったニールソンと、
 そのニールソンを尋ねてきたでっぷりとした船長の話です。
 
 ニールソンは、現地人の自分の妻の話を船長に聞かせます。
 
 ニールソンの妻サリーは、二人が出会う前に、レッドという赤毛
 の男と激しい恋に落ちていました。
 
 しかし、レッドは商売に行った先で騙され、船で連れて行かれて
 しまい、それ以来サリーはレッドの帰りをずっと待っていました。
 
 そこへ病気療養に来たニールソンに出会い、説得され一緒になり
 ます。
 
 一緒になりますが、サリーの心には25年経った今でもレッドが
 居座っていたのです。
 
 25年後、サリーは昔の面影もないくらい太り、二人が話している
 ところへ用を伝えに現れます。
 
▽ニールソンが船長の名前を聞いてみると...

▽「ホノルル」は、現地の伝承を著者がアレンジした作品です。





 いずれの作品も最後のどんでん返しが面白いです。
 
 「雨」は、結末がなかなか風刺的で面白いので、読んでみることを
 お勧めします。



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氷点 下(2回目)
氷点 (下) (角川文庫)氷点 (下) (角川文庫)
(1982/01)
三浦 綾子

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:氷点 下
 著者:三浦綾子
 出版:角川文庫
 定価:460円+税



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 ◆今日の本 購入情報
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 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4041437040/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f78783%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和57年1月に出版されています。
 
 昭和39年から朝日新聞で連載されています。

 著者は、旭川生まれの小説家・エッセイストで、人間の原罪などを
 テーマにした作品が多い作家です。
 
 著書も多数あります。



 物語は後半に突入します。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽徹が札幌から連れてきた友人の北原が、辻口家に新たな波紋を
 投げかけることになります。
 
 徹は妹の陽子と血のつながりが無いと知ってから、陽子のことを
 異性として好きになっていました。
 
 しかし、やはりそれではいけないと考え、北原を陽子とくっつけ
 ようと札幌から旭川へ連れてきたのでした。
 
 そして予定通り、北原と陽子はお互いに惹かれ合います。
 
 そこへとんだ邪魔者が入ります。
 
 邪魔者とは夏枝でした。
 
 美しく明るく成長していく陽子に対し、次第に衰えを見せ始めた
 自分の美しさに納得することができず、白雪姫の継母よろしく
 陽子に対抗するようになります。
 
 夏枝は40を越していましたが、まだ美しく30前半くらいに
 しか見えません。
 
 それを利用して北原にいろいろと世話を焼くようになります。
 
 北原は幼い頃に母親を亡くしていて、優しくしてくれる夏枝に
 母親の面影を探そうとしていました。
 
 北原は一週間の滞在の後、陽子と文通することを約束しただけで、
 札幌へ帰ります。
 
▽北原が帰ってから数日後、陽子の元へ北原から手紙が届きます。

 夏枝は、その手紙を「ちょっと読ませて」と取り上げてしまい、
 手紙はそのまま戻ってきませんでした。
 
 その後、一人札幌の徹の所へ訪れた夏枝は、北原に会って、その
 手紙をそのまま突き返してしまいます。
 
 北原から陽子の元へは手紙が来なくなってしまいます。
 
 この頃の夏枝は、かなり意地の悪い継母になりはてていました。
 
▽この頃になると、啓造は明るく美しく成長した陽子を手放したく
 ないと思い始めていました。
 
 最初は「汝の敵を愛せよ」という課題を背負って、実の娘ルリ子を
 殺した犯人の娘、陽子を引き取り、憎しみはあっても愛することは
 できずにいました。
 
 ところが、時は全てを解決してくれて、今では辻口家になくてな
 ならない存在となっていたのです。
 
▽北原から陽子の元へは正月の年賀状も届きません。

 すっかり嫌われたと思っていた陽子は、旭川の街を歩いていた
 ところに、車に乗った北原に出会います。
 
 その時、北原から手紙のことを聞かされます。
 
 「なぜ最初に送った手紙をそのまま突っ返してきたのか?」と。
 
 手紙は夏枝が借りたまま陽子には返ってきませんでした。
 
 北原は、札幌で夏枝に会った時、友人の母親としてではなく、
 一人の女性として見て欲しいと言われますが、それを拒否してい
 ました。
 
 夏枝の行動に疑問を感じた北原と陽子でしたが、北原への誤解が
 解けました。
 
 北原と陽子の文通が再開します。
 
 北原と陽子の出会いと、文通の再開を知った夏枝は、陽子に嫉妬
 します。
 
 陽子は夏枝に手紙を見せようとはしなくなり、北原に拒否された
 夏枝にはそれが悔しくてならないのでした。
 
▽その頃啓造は、夏枝の友人の辰子から、陽子を預けてみないか?
 と言われていました。
 
 辰子の手で大学まで出させて、ゆくゆくは自分の財産も継がせたい
 と思っていると言われたことを、啓造は夏枝に伝えます。
 
 しかし、これも夏枝にとっては面白くありません。
 
 夏枝は大学には行ってませんでした。
 
 それが気に入らないことの一つ。
 
 そして、辰子の財産を相続するとなると、ゆくゆくは辻口家の
 財産も相続することになるため、夏枝よりも陽子の方が資産家に
 なってしまいます。
 
 それも気に入らないことの一つでした。
 
 夏枝は強行に反対し、陽子を辰子に預ける話はなくなってしまい
 ます。
 
▽陽子が高校2年生になった夏、徹から手紙と写真が届きます。

 写真には、北原が感じの良い女子学生と腕を組んで歩いている姿が
 写っていました。
 
 その写真を夏枝と陽子が見ていた時に、夏枝は「この方が北原さん
 の恋人という女性かしら」と知っているような口ぶりで話します。
 
 もちろん口から出まかせでした。
 
 それをあっさり信じてしまった陽子は、以後北原から来た手紙を
 読まずに焼いてしまうようになります。
 
▽時間が経つに連れて徹は陽子が妹としてではなく、一人の女性
 として意識するようになり、結婚したいとまで思うようになります。
 
 徹は、その思いを陽子に伝えてしまいます。
 
 しかし、陽子は徹のことを兄としか見ていません。
 
 徹は「陽子は北原とは結婚できないんだよ」と思わず言ってしまい
 ます。
 
 陽子の出生の秘密を北原が知ってしまったら結婚できない、という
 意味で徹は言ったのですが、陽子は写真の女性のことを思い浮か
 べていました。
 
▽その年のクリスマス近く、旭川の街を歩いていた陽子は、女性と
 二人で歩いている北原を見かけます。
 
 その女性は、夏枝が見せてくれた写真に写っていた女性でした。
 
 気になって、別れた女性の方の後を付けた陽子は、公衆電話で
 話す女性の会話を、後で電話を待つフリをしながら聞いていました。
 
 その女性は自分のことを「北原みちこ」と名乗ります。
 
 写真に北原と腕を組んでいた女性は、北原の妹でした。
 
 またもや夏枝に騙されていた陽子でした。
 
▽妹の存在を知った陽子は、北原に誤解していた旨を手紙に書いて
 送ります。
 
 その三日後、北原から速達で手紙が届き、クリスマス・イブに
 お宅に伺います、と書かれていました。
 
 家には陽子一人きり。
 
 そこへ、徹が帰省してきました。
 
 徹は北原が来たことを知り、自分の望みは絶たれたと思い、陽子と
 北原が話をしている間に、置き手紙を置いて出て行ってしまいます。
 
 そこへ、夏枝が帰ってきました。
 
 陽子と北原のよりが戻ったことに嫉妬した夏枝は、北原に陽子の
 出生の秘密をバラす決心をします。
 
▽正月になり北原が陽子を訪ねてきた時、陽子と北原の前で、夏枝は
 陽子の出生の秘密を嫉妬に任せて話してしまいます。
 
 陽子はショックを受け、北原は証拠を探しに札幌へ帰って行きま
 した。
 
▽翌朝、陽子は遺書を3通書き、睡眠薬を飲んで自殺を図ります。

 陽子は死ぬ前に発見され、自宅に運び込まれます。
 
 そこで新たな秘密が明かされます。
 
 その秘密とは...





 この物語は、人間の罪はどこまでが自分の罪なのか?つまり、
 自分の親が犯した罪も自分の罪となるのか?といったことを
 問うている物語です。
 
 キリスト教では人類の「原罪」をアダムとイブに定義しています。
 
 「人は生まれながらにして罪を背負っている」というのが「原罪」
 の意味だということです。
 
 その考え方もどうかと思いますが、著者は陽子の自殺によって
 「原罪」とは何か?に疑問を投げかけています。
 
 機会があったら、一度読んでみることをおすすめします。
 
 「続 氷点」というのもあるようなので、いつか読んでみたいと
 思います。



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 ◆今日読んだ本
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 題名:氷点 下
 著者:三浦綾子
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 ◆本の目次
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 ※多数あるので省略します。



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 ▼本の成分解析
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 知恵  :■■■■□
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 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和57年1月に出版されています。
 
 昭和39年から朝日新聞で連載されています。

 著者は、旭川生まれの小説家・エッセイストで、人間の原罪などを
 テーマにした作品が多い作家です。
 
 著書も多数あります。



 物語は後半に突入します。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽上巻に引き続き下巻のあらすじを紹介します。

 上巻の終わりは、京都で開催される学会へ参加するために、一人
 青函連絡船に乗り込んだ啓造が、台風の為に連絡船が遭難し、
 九死に一生を得たところまでが書かれていました。
 
 啓造は連絡船が転覆する前に、自分が持っていた救命胴衣を平然と
 他人に渡し死んでいったキリスト教の宣教師を思い出し、その犠牲に
 心を打たれます。
 
 その宣教師に比べ、自分はなんて心の狭い考え方をしているの
 だろう、そう考えた啓造でした。
 
 しかし、旭川に帰ってきてから息子の徹が、台風の日に家に来る
 ことになっていた村井の話をしてしまったのです。
 
 京都行きを急遽取りやめた妻の夏枝が、村井とそんな約束をして
 いたとは知らずにいた啓造は、妻の行動に打ちのめされます。
 
 啓造は「愛する」ということについていろいろと考え始めます。
 
▽啓造の遭難事件を機に、夏枝は村井に近づかないようにしていま
 した。
 
 村井に近づいた時に実の娘のルリ子が殺され、今回は夫啓造の
 遭難事件が起こったためです。
 
 夏枝は啓造の嫉妬と復讐を知ってから、何とか夫に復讐をしようと
 考えていました。
 
 しかし、裕福で安定した現在の生活を捨てる気はありません。
 
 自分の身振りに男が情熱を示してくれることで夫に復讐をしようと
 考えていたのです。
 
 その村井が高木のすすめで結婚することになります。
 
▽夏枝は、陽子が成長するに連れて、前にも増して疎ましくなって
 きました。
 
 実の娘ルリ子を殺した犯人の娘が元気に明るく育ち、息子の徹も
 陽子のことが好きで、何かと「陽子は?」と夏枝に尋ねてきます。
 
 そういったことが夏枝をイライラさせていました。
 
 陽子に対する夏枝の態度の冷たさに気づいていた啓造は、陽子に
 お菓子や本を買って帰るようになります。
 
 その行為がまた夏枝の感情を逆撫でするのです。
 
 夏枝はつまらないことで陽子に嫌がらせをするようになります。
 
 給食費を渡さなかったこともあります。
 
▽給食費のことがあって、小学4年生の陽子は「働きたい」と考える
 ようになります。
 
 夏枝は「家が貧乏に思われるから」と反対しますが、啓造が働く
 ことに賛成したため、陽子は牛乳配達をするようになります。
 
 すぐに辞めると思っていた陽子の牛乳配達は、冬になっても続いて
 いました。
 
 猛吹雪の朝も、牛乳屋まで歩いて行った陽子でしたが、やっと
 たどり着いた牛乳屋で疲れて寝てしまいます。
 
 ふと目を覚ました時、隣の部屋から牛乳屋の夫婦の話し声が聞こ
 えてきました。
 
 「あの子はもらい子だって...」
 
 啓造と夏枝に全く似ていない陽子は、近所の人たちには実の子供
 ではない、と思われていたのです。
 
 そして、こんな吹雪の日に娘を外に出す親はいない、と陽子の
 「もらい子説」を裏付けるようなことも話していたのでした。
 
 そのことを聞いた陽子は、別段驚きもしませんでした。
 
 夏枝の冷たい態度や、つまらない嫌がらせに、なんとなくそうなの
 ではないかと感じていたのです。
 
 陽子は牛乳配達を辞めてしまいます。
 
▽陽子が5年生、徹が中学生になった頃、それまで陽子と兄弟として
 親しく遊んでいた徹が、素直に口を利かなくなってしまいます。
 
 徹も思春期に入り、陽子を異性としてみるようになっていました。
 
 徹は以前から、陽子は本当の妹ではないと気が付いていて、一番
 身近にいる女の子が気になるようになっていたのです。
 
 そのことに気が付いた夏枝は啓造に相談します。
 
 夏枝の話を聞いて啓造は不安になります。
 
 実の息子の徹は、犯人の娘とは絶対に結ばれてはならない。
 
 戸籍上は実の兄妹ですが、血がつながっていなければ戸籍は
 どうにでもなります。
 
 啓造は陽子を実の娘として引き取っておきながら「犯人の娘」
 というレッテルを剥がすことが出来ませんでした。
 
▽夏枝は、啓造の考えに気が付きます。

 辻口家の血に、実の娘を殺した犯人の血が混じることを怖れて
 いるのだと。
 
 夏枝は「徹と陽子を結婚させる積もりで育てれば?」と啓造の
 怖れていたことを言い出しました。
 
 啓造はこの時まで、「陽子がルリ子を殺した犯人の実の娘」だ
 ということを夏枝は知らないと思っていました。
 
 夏枝は啓造に陽子の出生の秘密を知っていることを告げます。
 
 夏枝は啓造に詰め寄ります。
 
 「なぜこんなむごい仕打ちをするのだ」と。
 
 啓造は、ルリ子が殺された頃のことを思い出し、逆に夏枝を問い
 つめます。
 
 「ルリ子が殺された時に憎いヤツが3人いた。一人は犯人の佐石。
 残りの二人は夏枝と村井だ。ルリ子を殺したのはこの3人だ」
 
 啓造はあの日夏枝に言いたかったことをやっと言えたのです。
 
 夏枝は、犯人の娘を育てられるほど悪いことはしていないと主張
 します。
 
▽二人が大きな声で言い争いをしている所へ、徹が部屋に入って
 きました。
 
 徹は二人の話を全て聞いていました。
 
 徹は夏枝も啓造も許すことができません。
 
 翌日から徹は誰とも口をきかなくなってしまいます。
 
▽陽子が中学を卒業する時に、卒業生を代表して答辞をのべることに
 なりました。
 
 しかし、それが夏枝には面白くありません。
 
 夏枝はまたもやつまらない意地悪を思いつきます。
 
 卒業式当日、陽子が家を出る前に答辞の原稿を白紙にすり替えて
 しまったのです。
 
 答辞を述べようと原稿を取り出した陽子は、白紙の原稿を見て
 アドリブで答辞を述べます。
 
 それがまた素晴らしい答辞となり、周囲の喝采をあびることに
 なります。
 
 それがまた夏枝には面白くありません。
 
 陽子は、原稿を差し替えた犯人を夏枝だと断定していました。
 
 夏枝の行動を知り、陽子は「私は一体誰の子供なのだろう?」と
 考え始めます。
 
▽陽子が高校生になった夏に、徹が大学の友人北原を連れて旭川に
 帰郷します。
 
 北原の存在が、また夏枝と陽子の反発を強める結果となります。
 
 
 続きは次回。



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氷点 上(2回目)
氷点 (上) (角川文庫 (5025))氷点 (上) (角川文庫 (5025))
(1982/01)
三浦 綾子

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:氷点 上
 著者:三浦綾子
 出版:角川文庫
 定価:460円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
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 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4041437032/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和57年1月に出版されています。
 
 昭和39年から朝日新聞で連載されています。

 著者は、旭川生まれの小説家・エッセイストで、人間の原罪などを
 テーマにした作品が多い作家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽妻の夏枝から「(ルリ子の代わりに)女の子を欲しい」と言われ、
 啓造は「復讐」を思いつきます。
 
 「復讐」とは、ルリ子が殺される根本原因を作った夏枝に、犯人の
 娘を育てさせること。
 
 最初はそんなことがチラっと頭に浮かんだだけでしたが、啓造の
 頭の中では、その考えが次第に大きくなってきました。
 
 そんなとき、啓造の友人で札幌で産婦人科の医師をしている高木が
 啓造を心配して訪ねてきました。
 
 高木は、嘱託で乳児院の世話もしています。
 
 その乳児院で、犯人佐石の娘を預かっていました。
 
 啓造は高木に佐石の娘を育ててみようと考えていることを告げ
 ますが、高木には反対されてしまいます。
 
 いくら「汝の敵を愛せよ」といっても、現実的にそんなことは
 できない、育てられる娘も可哀想だからやめろ、と説得されます。
 
▽ある日、夏枝の不倫の相手だった村井が家を訪ねてきました。

 その時もまた家の中には夏枝と村井だけ。
 
 村井は結核を患っていて、洞爺(とうや)へ療養に行く前に挨拶を
 しに来たのでした。
 
 二人きりになったのを知った村井は再び夏枝に迫り、今度は首筋に
 キスをして帰って行きました。
 
 このキスが決定打となります。
 
 その日の夜遅く帰ってきた啓造は、夏枝から村井が挨拶しに来た
 ことを聞いた時、夏枝の首筋にキスマークがあることを発見します。
 
 啓造は問いただしたりはせず、ただ怒りに震えているだけでした。
 
 「犯人の娘を引き取って育てる」ことを夏枝に相談しようと思って
 いた啓造は、怒りと復讐のため夏枝には相談せずに引き取ることを
 決意します。
 
 高木を説得し、啓造は夏枝に黙って犯人の娘を引き取ります。
 
▽犯人の娘は「陽子」と名付けられ、夏枝は自分が生んだ娘として
 出生届を出すように啓造に頼みます。
 
 しかし、戸籍に自分の娘ルリ子を殺した犯人の娘の名前が載る
 ことが許せなかった啓造は、届けを出しそびれていました。
 
 夏枝に催促され啓造は一人悩みますが、結局、陽子を自分の子供
 として出生届けを提出します。
 
▽陽子の出生の秘密を一人知っている啓造は、いろいろなことに
 耐えなくてはなりません。
 
 戸籍の問題もそうですが、ルリ子が死んでからまだ年も明けない
 のに陽子を中心に他の家族が楽しそうに笑っていることに怒りが
 こみ上げてきたりします。
 
 それもこれも自分から言いだしたことでした。
 
▽陽子を引き取って7年が経ち、陽子は小学校へ通っています。

 陽子の出生の秘密を知っているのは啓造と、陽子を世話した高木
 だけでした。
 
 夏枝は高木が家を訪ねて来たときに、陽子の親がどのような人
 だったのか聞いてみますが「規則だからそれは教えられない」と
 断られてしまいます。
 
 陽子は我慢強い子供になっていました。
 
 顔は、当然啓造にも夏枝にも似てなくて、やはり犯人の佐石に
 どことなく似ています。
 
 そのため啓造は陽子を愛することはできずにいました。
 
 それとは逆に、夏枝は陽子を我が子のように愛していて、長男の
 徹も本当の妹として可愛がっています。
 
▽ある日、啓造の日記を眺めていた夏枝は、書きかけの手紙の存在に
 気が付きます。
 
 啓造の日記にはその日の出来事が書かれているだけで、特に面白い
 ことは書かれていません。
 
 日記を箱に戻そうとしたときに、その手紙が落ちてきたのです。
 
 手紙は高木に宛てた内容でした。
 
 そこには陽子の出生の秘密が書かれていたのです。
 
 啓造がなぜ犯人の子供を育てようと思ったのか、夏枝への復讐の
 こともその手紙に書かれていました。
 
 村井とのことを啓造が知っていたことを、その時初めて分かった
 夏枝でした。
 
 啓造は、7年経った今でもその恨みを忘れていなかったのです。
 
▽陽子の出生の秘密を知った夏枝は、陽子の首を絞めて殺そうと
 さえします。
 
 それ以来、夏枝は陽子とこれまで通りに接することができなく
 なってきました。
 
 陽子の秘密を知ったことは啓造には内緒にしていました。

 夏枝は啓造の復讐に対し、「浮気でもして夫に復讐してやろう」
 と考えていました。
 
▽ある日、7年前に結核の療養で洞爺に行っていた村井が、病気が
 治ったため、啓造の経営する病院に復帰することになりました。
 
 街で村井にばったり出会った夏枝は、「2,3日中に訪ねる」
 という村井の言葉に、啓造と二人で行くはずだった京都旅行を
 急遽取りやめてしまいます。
 
 夏枝は何かを期待していました。
 
 啓造は学会が開催される京都へ、一人で行くことになりました。
 
 その夜、啓造の乗った青函連絡船が遭難します。





 この物語には、今のところ宗教的な臭いはほとんどありません。
 
 一見、幸せそうな夫婦には、お互いに言えない秘密があって、
 それが原因でさらに秘密が増えてしまいます。
 
 下巻が楽しみです。



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氷点 上
氷点 (上) (角川文庫 (5025))氷点 (上) (角川文庫 (5025))
(1982/01)
三浦 綾子

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:氷点 上
 著者:三浦綾子
 出版:角川文庫
 定価:460円+税



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 ◆今日の本 購入情報
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 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4041437032/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※多数あるので省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和57年1月に出版されています。
 
 昭和39年から朝日新聞で連載されています。

 著者は、旭川生まれの小説家・エッセイストで、人間の原罪などを
 テーマにした作品が多い作家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品を紹介するのは今回で3作目です。

時間に余裕のある方は、以下の作品もご覧ください。

 『母(1回目)』Vol.816,2008/12/15配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20081215060000000.html
 『母(2回目)』Vol.817,2008/12/16配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20081216060000000.html
 『塩狩峠(1回目)』Vol.836,2009/01/20配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20090120060000000.html
 『塩狩峠(2回目)』Vol.837,2009/01/21配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20090121060000001.html
 
 著者の作品はページ数は多いですが、会話が多いせいかあっと
 いう間に読めてしまいます。
 
▽今回の作品は、1963年に朝日新聞が主催した懸賞小説公募に
 投稿され、入選。
 
 1964年12月から朝日新聞で連載が開始されました。
 
 当時71万部の大ベストセラーとなり、映画化、テレビドラマ化
 されています。
 
▽著者の作品は、キリスト教の信仰を元にした作品が多いそうで、
 今回紹介する作品もキリスト教の「原罪」を元にしているとのこと。
 
 「原罪」が何なのかよく分かりませんが、とにかく読んでみる
 ことにします。
 
▽今回の物語の主人公は誰になるのでしょうか。

 色々な人の視点でその心情が描かれているので、特定の主人公と
 いう見方ができません。
 
 時代は終戦直後、昭和21年の夏からスタートします。
 
▽旭川市郊外にある辻口病院の院長辻口啓造は、妻の夏枝、長男の徹、
 長女のルリ子の4人家族。
 
 経済的にも家族的にも何の問題もない家族でした。
 
 ところが、妻の夏枝が辻口病院の眼科医村井と「不倫」とまでは
 いかないまでも、自宅の応接室で良い感じの雰囲気で二人きりに
 なっています。
 
 夏枝は美人で、結婚するまではたくさんの人から狙われていました。
 
 結婚してからも、村井は夏枝のことを狙っています。
 
 二人きりで良い感じになっているところへ、夏枝の娘のルリ子が
 応接室に入ってきました。
 
 ルリ子は遊んで欲しくて夏枝のところへやってきましたが、邪魔
 された夏枝はルリ子を追い出してしまいます。
 
 ルリ子の登場によって、村井は帰ってしまい、そこへ夫の啓造が
 帰ってきます。
 
 テーブルには灰皿とコーヒーカップ。
 
 明らかに男性が誰か尋ねてきた様子です。
 
 が、夏枝は啓造には一言も言わないし、啓造も夏枝に問いただしたり
 しません。
 
 一見幸せそうに見える夫婦も、言いたいことが言えない夫婦でした。
 
▽夕方になっても夜になっても、夏枝に追い出されたルリ子が戻って
 きません。
 
 翌早朝、ルリ子は河原で遺体で発見されます。
 
 死因は扼殺(やくさつ)です。
 
 以外に犯人はあっさり分かります。
 
 名前は佐石土雄という名の28歳の男性で、留置所で首を吊って
 死んでいました。
 
 佐石の内縁の妻は女児を出産と同時に死亡し、佐石は赤ん坊と
 二人で生活を始めますが、赤ん坊に泣かれ一人で家を飛び出して
 歩いていたところにちょうどルリ子と遭遇し、河原へ一緒に行って
 遊ぶことにします。
 
 しかし、誰もいない河原でルリ子に泣かれた佐石は、発作的に
 ルリ子の首を絞めてしまったとのこと。
 
▽夏枝は一時期、精神病院へ入院していましたが、予想以上に回復は
 早く、退院してしまいます。
 
 啓造が許せないのは夏枝でした。
 
 夏枝がルリ子を追い出しさえしなければ、ルリ子は死なずに済ん
 だ。
 
 しかも、その時村井が一緒だった。
 
 啓造は夏枝に「復讐」したいと考え始めます。
 
▽そんな時、夏枝の学生時代からの友だちの辰子から、ある情報を
 聞き出します。
 
 啓造の古い友人で、札幌で産婦人科の医師をしている高木が、
 乳児院の嘱託をしていて、その乳児院にルリ子を殺した犯人佐石の
 娘が預けられていることを知ります。
 
 この話を聞いてから、「犯人の子供を引き取って育てる」という
 ことが啓造の頭から離れなくなってしまいます。
 
 理由の一つは昔読んだ聖書に「汝の敵を愛すべし」と書いてあって、
 高木に「いくら辻口でもそんなことはできないだろう」言われた
 ため。
 
 もう一つの理由は、夏枝への復讐のため。
 
▽そんな時、啓造は夏枝から「女の子が欲しい」と告げられます。

 夏枝はルリ子を生んだ後、避妊手術をしていたので子供は産め
 ない体になっていました。
 
 「どこかから子供をもらって欲しい」という夏枝の話に啓造は
 怒りを覚えます。
 
 ルリ子が死んでからまだ四十九日も経っていないのに、その寂し
 さを埋めるために別の女の子をもらって欲しいとは、いったい
 どういうことだと。
 
 
 続きは次回。



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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

林真理子の名作読本
林真理子の名作読本 (文春文庫)林真理子の名作読本 (文春文庫)
(2005/10/07)
林 真理子

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:林真理子の名作読本
 著者:林真理子
 出版:文春文庫
 定価:467円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167476282/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 一章 林真理子の名作読本
  「わたしが・棄てた・女」 遠藤周作
  「老妓抄」 岡本かの子
  「放浪記」 林芙美子
  「鏡子の家」 三島由紀夫
  「おはん」 宇野千代
  ほか
 二章 林真理子の文章読本
  1 何のための「いい文章」か
  2 「いい文章」とは何か
  3 「駄文」とは何か
  4 「色をつける」ということ
  5 リズムをつくる
  6 勘違いの文章



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2005年10月に出版されています。
 
 名作読本は、もともと雑誌に掲載されていたものを、「20代に
 読みたい名作」として2002年10月に出版されたものです。
 
 文章読本は、2003年4月に雑誌の別冊付録として出版されて
 います。
 
 著者は、作家、エッセイストです。
 
 様々な賞を受賞しています。
 
 
 
 文章の書き方も知りたいです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)何か面白そうな本は?



 まだまだ読みが足りないです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)何か面白そうな本は?

 「楡家の人びと」北杜夫
 
 「櫂」宮尾登美子
 
 「太陽の季節」石原慎太郎
 
 「愛と死」武者小路実篤
 
 「さぶ」山本周五郎
 
 「火宅の人」檀一雄
 
 「肉体の悪魔」ラディゲ
 
 「火車」宮部みゆき
 
 「大地」パールバック



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●何か面白そうな本は?

▽著者の本は今回初めて読みます。

 女性向けに書かれた本というイメージがあるので、本屋さんで
 たくさん並んでる著者の本を手に取ることがありません。
 
 なのに何故読むことになったかというと、アマゾンで「読書案内」
 のような本がないか探していた時に検索されてきたためです。
 
 読みたい本を集めていると、どうしても作家が偏ってしまいます。
 
 たまに、本が紹介されている雑誌を探して、読んだことのない
 作家を発見しようとしています。
 
 ところが、最近の雑誌で特集される本は、私が読んでいるジャンル
 とは違う本を紹介していることが多いです。
 
 夏目漱石や太宰治、遠藤周作、モーム、ドストエフスキー、といった
 古めの作家が書いた本を紹介した雑誌や本はなかなかみつける
 ことができません。
 
 いろいろ検索していたところ、今回紹介する本に行き当たりました。
 
 文章の書き方を書いた「文章読本」も掲載していあります。
 
▽本は全部で54冊紹介されています。

 その中で読んだことがあるのは6冊、まだ読んでいないけど持って
 いる本が5冊ありました。
 
 一人の作家が紹介している本で5分の1もヒットするのは珍しい
 です。
 
 もともと「20代に読みたい名作」として紹介されているので、
 40代はもっと別の本を読まなくてはならないのかもしれません。
 
 面白そうな新たな作家がいないか探してみました。
 
 また、書評の書き方も勉強になります。
 
▽私が小説を読んで書いているのは、書評ではなく「あらすじ」です。

 というのも、小説だと一日に120?150ページくらいしか
 読めないので、どうしても数日に分けて紹介せざるを得ません。
 
 書評だと1回分あれば書けてしまいます。
 
 あらすじだと、読んだ所まで書けば掛かった日数分紹介することが
 できます。
 
 そんなわけであらすじを書いています。
 
 もちろん著者が書いているのは書評。
 
 お手本のような書評です。
 
 やっぱり書評メルマガは、あらすじじゃなくて「書評」を書くべき
 かもしれませんね。
 
 そうなると、毎日発行というわけにはいかなくなるので...
 
▽名作読本には私の知らない作家がたくさん紹介されています。

 その中から私がマークした作家と作品を並べてみます。
 
 読んだことがある作家は省略します。
 
 「楡家の人びと」北杜夫
 
 「櫂」宮尾登美子
 
 「太陽の季節」石原慎太郎
 
 「愛と死」武者小路実篤
 
 「さぶ」山本周五郎
 
 「火宅の人」檀一雄
 
 「肉体の悪魔」ラディゲ
 
 「火車」宮部みゆき
 
 「大地」パールバック
 
 以上、9名の新たな作家と作品を、早速携帯に登録して探すことに
 なりました。
 
 また「読みたい本」が増えそうです。





 この本は、現在私が読んでいるジャンルに近い本がたくさん紹介
 されています。
 
 作家という職業の人は、おそらくもっとたくさんのジャンルを
 読んでいることと思います。
 
 著者の別のジャンルで集めた本の紹介も読んでみたいです。
 
 「文章読本」の方も紹介したかったのですが、それはまたの機会に。



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グラスホッパー
グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)
(2007/06)
伊坂 幸太郎

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:グラスホッパー
 著者:伊坂幸太郎
 出版:角川文庫
 定価:590円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/404384901X/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4432546%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、平成19年6月に出版されています。
 
 平成16年7月に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、様々な賞を受賞している作家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽近頃、本屋さんに行くと必ず本が平積みしてある作家が何人かいて、
 著者もその中の一人です。
 
 これまでに、どちらかというと古い部類に入る作品を多く読んで
 きているので、なかなかこの手の作家の本にまで手が伸びません。
 
 著者をはじめ、東野圭吾、宮部みゆき、天童荒太、等々かなり
 売れているみたいです。
 
 その中で、最近いろいろなところで目にする名前が著者です。
 
 一冊くらい読んでみようかと手に取ったのが今回紹介する作品です。
 
▽裏表紙を読んでみると、ジャンルは「ハードボイルド」になる
 のでしょうか。
 
 そこには「分類不能の殺し屋小説」と紹介されています。
 
 紹介の通り、物語に登場するのは人物はほとんどが「殺し屋」。
 
 人がたくさん死ぬ作品を読んでないので、どうかとも考えましたが、
 昔はかなり推理小説にはまっていた時期もあるので、嫌悪感の
 ようなものはありません。
 
 著者の作品には、いろいろなジャンルがあるみたいです。
 
 どれが良いのかわからなかったので、本屋さんでたまたま平積み
 してあった「グラスホッパー」を買ってみるとことにしました。
 
 ちなみに「グラスホッパー」とは何の意味が最後まで分かりません
 でした。
 
▽主人公は、いったいだれになるのでしょう。

 おそらく、鈴木という名の20代後半の男性ということになると
 思われます。
 
 物語は、3人の人物の視点で描かれています。
 
 鈴木は「フロイライン」という会社に中途入社した契約社員。
 
 「フロイライン」とはドイツ語で、日本語に直すと「令嬢」です。
 
 鈴木には妻がいましたが、事故で亡くなっています。
 
 その事故に疑問を抱いた鈴木は興信所を雇って調査をすると、
 「令嬢」の社長、寺原の長男が遊び半分で殺したということが
 判明したのです。
 
 「令嬢」は日本の裏社会で「非合法」なことで商売をしていました。
 
 亡き妻の復讐のために鈴木は教師を辞め「令嬢」に入社したのです。
 
 入社してから鈴木がやった仕事は、街で女性に声を掛けて、
 化粧品や健康飲料を売りつける、いわゆるキャッチセールスでした。
 
 鈴木が勧誘した顧客は、最終的に何らかの薬品中毒になっている
 らしい、ということは知っていましたが、寺原長男への復讐の
 ため、ここ1ヵ月間女性に声を掛け続けていました。
 
▽1ヶ月経ってから、鈴木の指導役だった比与子という女性に、
 「そろそろ次の段階へ行こうか」と、男女二人を勧誘してくる
 ように言われます。
 
 喫茶店で二人を眠らせ、車の中へ連れて行くと、比与子は鈴木に
 「二人を殺せ」と次の段階へ行く「試験」を言い渡します。
 
 鈴木は疑われていました。
 
 寺原長男に復讐するために社員として「令嬢」に入社したのでは
 ないかと疑われていて、その試験が「二人を殺す」ことだったの
 です。
 
 しかも、これから寺原長男が、ここへやってくるとのこと。
 
 比与子に拳銃を突きつけられ、殺人を強要される鈴木。
 
 そして、駐車中の車の前の横断歩道の向こう側には、復讐相手の
 寺原長男が立っていて、次に信号が青になったら鈴木と比与子が
 乗っている車までやってきます。
 
 絶体絶命のピンチに陥りながらも、憎んでも憎みきれない寺原長男
 から目が離せない鈴木は、あることを目撃します。
 
 車が横断歩道を通過する直前、寺原長男は車道に飛び出し、鈴木の
 目の前で車に轢かれてしまいます。
 
 明らかに何者かに「押され」たのでした。
 
 比与子の指示で「押し屋」を追跡する鈴木。
 
 尾行によって「押し屋」の自宅を特定した鈴木でしたが...
 
▽この物語には、殺し屋が何人か登場します。

 「自殺屋」と呼ばれ、話す相手をなぜか自殺に追い込む殺し屋。
 
 自殺屋はこれまでに自殺させた人が幻覚として現れるという精神的な
 障害に悩まされています。
 
 他に、「蝉」と呼ばれるナイフ使いも登場します。
 
 「押し屋」と「自殺屋」、「ナイフ使い」、そして「令嬢」は
 組織で「押し屋」を探し始め、「劇団」と呼ばれる組織や、政治家
 も加わり、物語は加速度を増して急展開していきます。
 
▽話の構成も上手く、また、その表現力にはすばらしいものがあり
 ます。
 
 気が付いたのは文の長さとリズム感。
 
 普通の話の部分と事件が起きる部分、例えば人が車に轢かれる
 場面や殺し屋どうしの戦いの場面は、文章を短く句読点で刻んで
 リズムを付け、そうでない部分は長めに文章が書かれています。
 
 そうすることによって読み手に緊迫感を与えています。
 
▽ただ、一貫してノリが軽いです。

 そこが狙いなのかどうかは分かりません。
 
 ノリが軽い分、「非現実的な世界」として楽しめます。





 この物語は、軽いノリで十分楽しめる分、深みはありません。
 
 読んだ後に、心が締め付けられるような感じとか、何か考えさせる
 ような感じは一切ないです。
 
 「あーおもしろかった」と楽しめる作品です。
 
 たまにはこういう作品も良いかもしれません。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

CD付[新版]生きがいの創造(16回目)
CD付[新版]生きがいの創造CD付[新版]生きがいの創造
(2003/03/20)
飯田 史彦

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:CD付[新版]生きがいの創造
 著者:飯田史彦
 出版:PHP研究所
 定価:2400円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569627943/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 過去の人生の記憶
 第2章 人生のしくみ
 第3章 愛する故人とのコミュニケーション
 第4章 「永遠の生命」を科学する意味
 第5章 「ブレイクスルー思考」による生きがい論



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■■■■
 おすすめ:■■■■■



 この本は2003年4月に出版されています。
 
 1996年6月に初版の単行本が出版されています。
 
 本の帯には「50万部を越えるベストセラーを全面改訂」とあり
 ます。
 
 「生きがいの創造」はかなり売れているようです。

 著者の本職は、「人間の価値観について研究する経営心理学者」
 と紹介されています。

 著書も多数あります。



 今回はどのような発見があるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)「すべてのことには意味がある」とは?



 偶然はないそうです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)「すべてのことには意味がある」とは?



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 人生の意味を考えて生きよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「すべてのことには意味がある」とは?

▽16回目の紹介となる「生きがいの創造」です。

 15回目までの、バックナンバーは以下の通りです。
 
 1回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070322060000000.html
 2回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070413060000000.html
 3回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070702060000000.html
 4回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070803060000000.html
 5回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070907060000000.html
 6回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20071104060000000.html
 7回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080129060000000.html
 8回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080317060000000.html
 9回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080502060000000.html
 10回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080612060000000.html
 11回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080729060000000.html
 12回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080916060000000.html
 13回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20081028060000000.html
 14回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20081211060000000.html
 15回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20090127060000000.html
 
 時間がありましたらご覧下さい。

▽前回は、「人生は敗者復活制人事システムを採用している」という
 ことをお伝えしました。
 
 人生は、例え間違った方向を選択したとしても、何時の時点から
 でも良い方向へ進んでいくことができるのです。
 
 70歳になっても80歳になっても、死ぬまで人生は敗者復活が
 可能なのです。
 
 現在の人生の状況が、人間の世界では好ましくないと思われる
 人生を歩んでいたとしても、どこからでもやり直しはできます。
 
▽「すべてのことには意味がある」という言葉は、精神世界に少し
 でも興味がある人にとっては、一度は聞いたことがあるセリフだと
 思います。
 
 「偶然に起こることは一つもない、全ては必然」
 
 どのような人生を送っていようとも、それはあらかじめ自分自身で
 設計した人生なのです。
 
 偶然に起きたと思っている出来事も、自らが選んで設計したイベント
 で、そこから何かを学ぶ必要があります。
 
 「慎重に選ぶか、無計画に選ぶかという差はあっても、この世の
 環境を選ぶのは、私たち自身です。被験者たち(過去生を見ている
 人たち)は、その人がどのような人生を歩んでいようとも、どの
 人の置かれた状況も、偶然の成り行きでも不条理でもないという
 ことを知ります」
 
 「中間生の意識状態で客観的に見れば、どの人の体験も、宇宙
 という教室の授業のひとこまに過ぎないのです。肉体を持って
 生まれてくる『人生』という授業の中で、学べば学ぶほど、私たち
 の成長も早くなるわけです」
 
 私たちの人生に起きる様々なイベントは、偶然でも不条理でもなく、
 その人がそのイベントを体験し、学ぶべきことがある、という
 ことを示しています。
 
▽このような話は、被験者に退行催眠をかけて情報を聞き出して
 います。
 
 被験者にいろいろな質問をしていると、「指導役の意識体(マスター)」
 と呼ばれる存在が、被験者の体を使って答える場合があるそうです。
 
 ある時、被験者に対し「人生をより良く生きるために、私たちは
 どうすれば良いのですか」と尋ねてみたところ、「指導役の意識体」
 が次のように答えたそうです。
 
 「人の道は、基本的にはだれにとっても同じだ。人はこの世に
 生きているあいだに、その道を学ばなければならない。ある者は
 速く、ある者はゆっくりと学ぶ」
 
 「慈悲、希望、信仰、愛など、人はこれらの全てを学ばなければ
 ならない。ひとつの信仰、ひとつの愛というように、切り離される
 ものではなく、全てはつながってる。また、それを実行する方法も
 いろいろある。しかし、人はまだ、どれもほんの少ししか知らない
 のだ」
 
 人生にはさまざまなイベントが発生します。
 
 そのイベントは、同じようなことが起きたとしても、人によって
 学ぶべき内容が違うし、学ぶ速度も違うのです。
 
 したがって、自分の人生を他人の人生と比較して生きるのは何の
 意味もないことになります。
 
 学ぶべき内容も速度も人によって違うのであれば、他人と争ったり、
 競い合ったりしても何の意味もありません。
 
 人生での学びというのは、あくまでも個人の問題なのです。
 
▽また、指導役の意識体が、被験者の体を借りて、次のように言って
 いるそうです。
 
 「大切なことは、忍耐とタイミングだ。全てのことには時がある。
 人生をあせってはならない。人生は、多くの人々が期待するように、
 うまく予定通りに(著者注:自分の望み通りに、という意味)
 いくことはない」
 
 「したがって、人はその時々にやってくるものを受け入れ、それ
 以上を望まない方が良いのだ。生命に終わりはない。人は決して
 死なないし、本当は、あらたに生まれるということもない。ただ、
 いくつもの異なる場面を通り過ぎて行くだけなのだ」
 
 客観的に自分の人生を観てみるのもいいのですが、自分の人生を
 他人の人生と比較して焦っても意味はないし、他人が持っている
 能力や物質的なもの等を羨ましく思っても意味がありません。
 
 その時の状況を受け入れて生きていくしかないのです。
 
 「人生を受け入れる」ということは「人生を諦める」ことでは
 ありません。
 
▽「人生で起きる全てのことに意味がある」と言われても、納得
 できない部分もあります。
 
 例えば、幼くしてこの世を去る人たちがいます。
 
 そのような短い人生に、何の意味があるのだろう、と考えてしまい
 ます。
 
 遺された人たちが悲しむだけで、何も成し遂げてない人生に、
 果たして「意味」があるのでしょうか?
 
 その答えを教わった被験者もいます。
 
 「ほんのしばらくの間しか、この世にいることができない人も
 たくさんいます。そういう人も、みなと同じように、大いに喜んで
 生まれていきます。自分たちにも、なすべき目的のあることが
 わかっているためです。その人達には、それ以上この世で生き
 ながらえて、成長する必要がありません。なぜなら、自分たちの
 死が、両親の成長を早める材料になっているからです」
 
 若くして死ぬ人生にも、しっかりと意味があります。
 
 自らが死ぬことによって、遺された人たちに学びを提供している
 のです。
 
 遺された人たちは、ただ悲しむだけではなく、そこから何かを
 学ぶことを要求されています。
 
 すべてのことには意味があります。





 「すべてのことには意味がある」と言葉で説明されても、自分の
 人生に起こっていることに対して、その意味を冷静に考えることが
 できる人は、そんなにいないのではないかと思います。
 
 でも、そこを冷静になって客観的に見つめてみないことには、
 成長のしようがありません。
 
 焦らずに、人生を観察した方が得策です。



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