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Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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味方をふやす技術
味方をふやす技術―[よのなか]の歩き方〈3〉   ちくま文庫味方をふやす技術―[よのなか]の歩き方〈3〉 ちくま文庫
(2002/01)
藤原 和博

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:味方をふやす技術
 副題:「よのなか」の歩き方3
 著者:藤原和博
 出版:ちくま文庫
 定価:580円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4480036849/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1406825%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 心を通わせたいなら「ネガティブ・コミュニケーション」で
 第2章 「エネルギーを奪う人」から今すぐ逃げよ!
 第3章 愛情について?「愛」を「愛」という言葉以外で語ってみる
 第4章 あなたを貧しくする「常識」を脱ぎ捨てよう



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2002年1月に出版されています。
 
 著者は、民間出身で初の中学校の校長になった方で、現在は大阪府
 の特別顧問をされています。
 
 著書も多数あります。



 「よのなか」をうまく渡るためにはどうすればいいのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)「よのなか」はどのようにして歩けばいいのか?



 歩き方はいろいろあるとは思いますが...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)「よのなか」はどのようにして歩けばいいのか?

 「人間が持っているエネルギーにも、プラスとマイナスが引き合い、
 マイナスがプラスを引き寄せる磁石のような性質がある、と私は
 思う。だからこれを『マイナス・イオンの法則』と名付けた」

 「名刺という手段に殺されて、第一印象を残せない人もいる。
 『はじめまして』も『おはようございます』も『佐藤です』の
 言葉もなく、ただ名刺を捧げ持って立っている。名刺の奴隷となって、
 本人はその運び屋に徹している」
 
 「残念ながら渡された瞬間に、私の頭から、その人の名前は吹っ
 飛んでしまう。ただ会社のマークの糸だけが、かすかに記憶の
 断片に戻る」
 
 「この人たちの名刺ホルダーは、きっとキレイに整理されているに
 違いない。すき間なく整理することが、彼の人生を充実させる
 かのように。四角い紙切れの大佐で、自分の人生の重みを計る
 かのように。名刺入れやケータイのアドレス帳の豊かさに、自分の
 存在をかけている」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 自分のあたりまえの行動を疑ってみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「よのなか」はどのようにして歩けばいいのか?

▽著者の本は、これまでに何冊か読んでいて、「処世術」をはじめ
 面白い本をたくさん書かれています。
 
 今回紹介する本は、著者がリクルートでのサラリーマンを脱して
 「フェロー」という制度で会社と対等な契約を結んだ後に書かれた
 ものです。
 
 内容的には、「味方をふやす技術」というよりも、著者のエッセイ的
 な内容だと考えた方が良いと思います。
 
 今回はそのなかから、「なるほど」と思った部分を紹介します。
 
▽人と話をする際、自己紹介するときに自分のネガティブな部分を
 ネタに話をした方が、他人の印象には残りやすいそうです。
 
 著者は言います。
 
 「人間が持っているエネルギーにも、プラスとマイナスが引き合い、
 マイナスがプラスを引き寄せる磁石のような性質がある、と私は
 思う。だからこれを『マイナス・イオンの法則』と名付けた」
 
 確かに、初対面の人と話をする場合に、自分がいかに優れているか
 ということを話されるより、自分がどのような失敗をしてきたか、
 自分がどのくらいバカなのか、といったことを話してくれた方が
 印象に残りやすいです。
 
 人は、人間のネガティブな部分に引き寄せられるみたいで、それが
 自分が持っているのと同じようなネガティブな部分だったりすると
 忘れられない人になります。
 
 これは、就職活動の面接の時も役に立つそうで、面接官の印象に
 残るためには、出来る自分をアピールするよりも、どのような
 失敗をして、その失敗からどのようなことを学んだかということを
 話した方が良いみたいです。
 
▽誰かの講演会やセミナー等に参加して、名刺交換して廻る場合が
 ありますが、あの名刺交換にはほとんど意味がありません。
 
 私も名刺を配ることもあって、まったく個人的な名刺なので、
 それをネタに会話を始めると会話に入っていきやすいので、とり
 あえず先に交換する場合もあります。
 
 しかし、そうやって配った名刺は、名刺ホルダの中に収められ、
 「コレクション」として保存される可能性が高いです。
 
 名刺交換して、少し会話を交わしただけでは決して親しくはなれ
 ないし、ただ知り合っただけの存在になります。
 
 そこから脱するために、自分を紹介する時にネガティブな部分を
 さらけ出して話をすると、知っているだけの存在から一歩踏み
 出せます。
 
▽長年サラリーマンをしていると、自分では何の気もなしにやって
 いる行動が、実はあまり意味のない行動だったということもある
 みたいです。
 
 例えば、前記した名刺をあいさつ代わりに渡す人がいるそうです。
 
 著者は次のように書いています。
 
 「名刺という手段に殺されて、第一印象を残せない人もいる。
 『はじめまして』も『おはようございます』も『佐藤です』の
 言葉もなく、ただ名刺を捧げ持って立っている。名刺の奴隷となって、
 本人はその運び屋に徹している」
 
 「残念ながら渡された瞬間に、私の頭から、その人の名前は吹っ
 飛んでしまう。ただ会社のマークの色だけが、かすかに記憶の
 断片に戻る」
 
 「この人たちの名刺ホルダーは、きっとキレイに整理されているに
 違いない。すき間なく整理することが、彼の人生を充実させる
 かのように。四角い紙切れの多さで、自分の人生の重みを計る
 かのように。名刺入れやケータイのアドレス帳の豊かさに、自分の
 存在をかけている」
 
 確かに著者が言うとおり、その人の人となりを覚えようとした
 瞬間に名刺交換に入ってしまうので、その後は渡された名刺を
 見ながらなんらかの話題を作ろうとします。
 
 それだと、その人の印象はほとんど残らないです。
 
 他にも、PCやネットに使われてしまっている人、会議が好きな人、
 四六時中携帯を見ている人等々、自分では当たり前にやっていること
 が実は無意味な行動だと気が付かない場合が多いそうです。
 
 そこに気が付いたら「いち抜けた!」と宣言する。
 
 当たり前の行動を疑ってみると、いろいろなことが見えてくるかも
 しれません。





 この本は、著者がサラリーマン時代に体験したことを書いた本で、
 「味方をふやす技術」というよりも、エッセイ的な感覚で様々な
 ことが書かれています。
 
 味方をふやすことに重点を置いているわけではなく、いわゆる
 「処世術」を著者の視点で書いた内容となっています。
 
 書評を書きづらい内容でした。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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破壊(2回目)
破戒 (新潮文庫)破戒 (新潮文庫)
(1954/12)
島崎 藤村

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:破壊
 著者:島崎藤村
 出版:新潮文庫
 定価:560円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101055076/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和29年12月に出版されています。
 
 明治38年(1905年)に寄稿され、翌年に自費出版されています。
 
 著者は、日本の小説家、詩人です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 差別はやめよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽昔から丑松が父親に言われ続けたこと。

 それは「穢多であることを決して口外してはならない。隠せ」
 というものでした。
 
 そして、父親が臨終の際に丑松に残した言葉も同じでした。
 
 それほど、明治時代後期は穢多に対する賤民意識が強かったみたい
 です。
 
 現代では考えられないほど一般市民の間では、穢多に対する差別
 がありました。
 
 丑松は自分の秘密を誰にも言えないことで、悩み苦しんでいました。
 
 それは、「自分の出身が穢多であること」、もう一つが「それを
 隠して生活しているため、周囲の人たちを騙していること」。
 
 同じ穢多出身でありながら、それを公言して堂々と世間に意見を
 突きつけている猪子蓮太郎にすら、自分の素性を明かすことが
 できません。
 
 丑松は、そのような自分が嫌になってきます。
 
▽父親の葬儀も終わり2週間くらいして戻ってくる途中、行きの
 汽車の中で見かけた高柳利三郎という、次の代議士選挙に立候補
 しようとしている人物を再び見かけます。
 
 高柳には女性の連れがいて、穢多で大富豪の娘を嫁にもらったの
 でした。
 
 彼は代議士選挙に出馬しようとしていましたが、選挙資金が乏しく
 そのために、大富豪の娘を嫁にもらったのでした。
 
 もちろん、嫁さんが穢多出身であることは秘密です。
 
 丑松は、その女性の出身を知っていましたが、そんなことは他言
 するつもりは全くありません。
 
▽帰ってきた翌日、お互いに顔は知っていたけれど言葉を交わした
 ことがない高柳利三郎が、丑松が下宿している寺へ訪ねてきます。
 
 高柳ははっきりしたことは言いませんが、「お互いに秘密は黙って
 いよう」と丑松に持ちかけます。
 
 高柳の話にとぼけていた丑松でしたが、彼の話によると、先日
 結婚した穢多の富豪の娘が丑松のことを知っていて、丑松の素性が
 穢多であることがばれていたのです。
 
 丑松は「なにを言っているのか分からない」と、とぼけ通します。
 
▽学校では、校長と甥の藤野文平が丑松のうわさ話をしていました。

 校長は、自分の地位と名誉を守るため新しい時代の人間である
 丑松や、丑松の友人の土屋銀之助等の青年教師のことが煙たく
 なっていました。
 
 甥の藤野文平のように自分の言うことを聞いてくれないし、教育
 について語るとよく意見が衝突し、何かにつけて邪魔になります。
 
 校長は、「学校の統一」を建て前として丑松を煙たがっていまし
 たが、実際には保身を考えていたのでした。
 
 そこで、甥の藤野文平にスパイの役割をさせ、学校内の教師から
 あがってくる不平や不満等の情報を集めると同時に、特に丑松を
 学校から追い出すための情報を探していました。
 
 そのような校長の元へ、丑松に関する重大な情報が入ってきます。
 
 「瀬川丑松は穢多出身である」
 
 情報をもたらしたのは甥の藤野文平で、情報源は「代議士選挙に
 立候補しようとしている確かな人」でした。
 
 校長は丑松を学校から追い出す糸口を発見したのでした。
 
▽丑松がひた隠しにしても、一度誰かの口から出た話は瞬く間に
 広まっていきます。
 
 友人の土屋銀之助に問われても「何の事やら分からない」と答えて
 いた丑松でした。
 
 しかし、世間では次第に噂が広まっていました。
 
 どうやら校長が色々と手を回して広めていたみたいです。
 
▽その頃、猪子蓮太郎と弁護士の市村が、市村弁護士の代議士選挙
 のために、丑松が住む飯山という町へきていました。
 
 猪子蓮太郎は市村弁護士の応援演説をやる予定になっていたのです。
 
 対抗馬はあの高柳利三郎。
 
 おそらく金をばらまいていると予想されます。
 
 猪子蓮太郎の演説は聞きに来た民衆の心を捉えます。
 
 彼は肺病のため、血を吐きながらの壮絶な演説でした。
 
 そして、対抗馬の高柳利三郎の政略結婚を取り上げ、それを糾弾
 したのでした。
 
 そのため、猪子蓮太郎は宿へ帰る途中、高柳利三郎の一派に襲われ
 死んでしまいます。
 
▽その日、丑松は猪子蓮太郎に会いに行き、全てを告白する積もりで
 いました。
 
 しかし、その思いも叶わず、丑松はとうとう自らを「破壊」する
 ことを決意します。
 
 学校へは進退伺いを提出し、教室で生徒達に向かって自分の素性
 を明かしたのでした。
 
 「黙っていて申し訳ない」と生徒の前で手を付いて。
 
 学校中大騒ぎになります。
 
 そして...





 この物語は、自らが賤民出身であることを隠し通すことに悩み、
 苦しんだ青年の話です。
 
 どこの国に行っても、いろいろな形で「差別」があります。
 
 それは、現在の狭い日本でも同じで、この物語とは違う形で差別が
 残っているみたいです。
 
 人と比べ競い合って生きることが当たり前の社会だと、差別は
 絶対になくならないと思われます。



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破壊
破戒 (新潮文庫)破戒 (新潮文庫)
(1954/12)
島崎 藤村

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:破壊
 著者:島崎藤村
 出版:新潮文庫
 定価:560円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101055076/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和29年12月に出版されています。
 
 明治38年(1905年)に寄稿され、翌年に自費出版されています。
 
 著者は、日本の小説家、詩人です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 差別はやめよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者は、浪漫派詩人として活動していました。

 後に小説家に転じ、7年の歳月を費やして、今回紹介する「破壊」
 を書き上げています。
 
 「破壊」は、長野県が舞台の「差別」をテーマにした作品で、
 この差別は現在でも残っている地域があるみたいです。
 
 本屋さんに行くと、著者の詩集も並んでいますが、詩はその良さが
 理解できないので小説を読むことにしました。
 
▽簡単にあらすじを紹介します。

 物語の時代背景は、明治後期の長野県。
 
 主人公は、瀬川丑松という小学校教師を務める男性です。
 
 丑松には、隠しておかなければならない秘密があります。
 
 それは、「穢多(えた)」であること。
 
 穢多とは、江戸幕府の元で確立された身分制度で、士農工商以下の
 身分で、同じ人間として扱われなかった人たちのことです。
 
 「穢」とは「けがれ」という意味で、主に屠殺等の動物の死体を
 扱う集団だったそうです。
 
 殺生を嫌う仏教と、血を穢れとして扱い神道によって、差別の
 対象となってしまったのでした。
 
▽丑松の父の代まで、穢多が多数住む地域にいましたが、父親が
 普通の人たちが住む地域に移ってから穢多出身であることを隠して
 きました。
 
 そんな父親が丑松にいつも言って聞かせたのは「穢多であることを
 決して口外してはならない」ということでした。
 
 現在でも「部落問題」として、差別の対象になることがあるそう
 です。
 
 ただ、問題としてはかなり難しいらしく、報道機関でもなかなか
 扱わないとのこと。
 
 ただ、ウィキペディアを読む限り、現在ではかなり差別問題は
 解消されてきているとのこと。
 
 明治政府が解放令を出してはいましたが、明治時代後半はまだまだ
 一般市民には差別意識がしっかり植えられていました。
 
 穢多はこの頃「新平民」と言われていて、名前こそ「平民」ですが、
 穢多の別名として使われていたそうです。
 
▽丑松は父親の言葉をしっかり胸に刻み、学校の教員になった今でも
 誰にも穢多出身であることがばれていません。
 
 周りの人たちも、小学校教員になった人が穢多であるとは思いも
 しなかったようです。
 
 丑松は最近、ある人の思想に心頭していました。
 
 ある人とは、同じ穢多出身でありながらそれを公言し、差別問題に
 ついていろいろな論文を発表している人で「猪子蓮太郎」という
 人物でした。
 
 自分は穢多であることを隠して生きているのに、それを公言して
 堂々と生きている猪子への憧れと、差別問題を深く考えることが
 あって、著書が出ると必ず購入していました。
 
 丑松は、穢多であることは隠していましたが、猪子廉太郎の著書
 を読んで研究していることは隠していません。
 
 師範校時代から友人の土屋銀之助には、昔は快活だったのに、
 最近よく悩むようになったのは猪子先生の著書を読んでいるからだ
 と指摘されてしまいます。
 
▽ある日、丑松が住む下宿から穢多出身の大金持ちが追い出される
 という事件が起きます。
 
 その金持ちは、病気で入院していた病院で「穢多である」という
 理由で追い出され、仕方なく丑松が住んでいた下宿に移りますが、
 そこでも他の下宿人達に「出て行け」と言われ、追い出されて
 しまったのです。
 
 お金があっても「穢多である」ということで差別されてしまう
 時代でした。
 
 丑松のような小学校教員であればなおさら過去は隠しておかな
 ければなりません。
 
 金持ちが下宿を追い出された事件があってすぐ、そこへ住みたく
 なくなった丑松は、お寺へ引っ越します。
 
▽丑松は学校で生徒から慕われています。

 その丑松について、校長はあまり良い感情を持っていません。
 
 丑松は追従を言わないし、校長に対して臆することなく意見も
 言うので、校長から嫌われていました。
 
 校長は何とかして学校から丑松を追い出したいと思っていて、
 その後釜に、自分の甥を当てようと考えていました。
 
▽ある日、丑松の父親が突然亡くなってしまいます。

 父親が牧場を営んでいた故郷へ帰る汽車の中で、丑松はある男性を
 目撃します。
 
 その男性は、高柳利三郎という次の選挙で代議士に立候補しよう
 としている人物で、天長節(天皇誕生日)に記念式典の式場で
 演説していたので、生徒を引率してきていた丑松の顔を知って
 いました。
 
 また同じ汽車に、丑松が傾倒している猪子廉太郎が乗っていて、
 以前会ったことがあったため、親しく話をすることになります。
 
▽父の元へ帰ってみると、叔父の手ですでに葬式の準備が行われて
 いました。
 
 父親は、借りてきて種牛が暴れていなくなったのを探しに出かけ、
 牛に腹をさされ、それが原因で亡くなったのでした。
 
 父親が最後に残した丑松への伝言は、「穢多であることを決して
 口外してはならない」というものでした。
 
 「それだけは隠し通せ」という父親の遺言でした。
 
 父親は穢多出身だということが知れたら、この日本では生きて
 いけないということを身に染みて分かっていたみたいです。
 
▽しかし、丑松は誰かにこの苦しみを分かってもらいたくてしかたが
 ありません。
 
 しかし、父親の遺言でもあるため、絶対に他人には言わないように
 しています。
 
 同じ穢多出身の猪子廉太郎にも自分の秘密は言わないでいました。





 続きは次回。



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生まれ出づる悩み
生まれ出づる悩み (角川文庫)生まれ出づる悩み (角川文庫)
(1997/06)
有島 武郎

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:生まれ出づる悩み
 著者:有島武郎
 出版:角川文庫
 定価:340円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4041029031/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f133621%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 生まれ出づる悩み
 フランセスの顔
 クララの出家
 石にひしがれた雑草



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和44年5月に出版されています。
 
 「生まれ出づる悩み」は大正7年に発表されています。
 
 著者は、明治から大正へかけて活躍した小説家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような作品なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 好きなことができる自由に感謝しよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品は今回初めて読みます。

 大蔵官僚の長男として生まれ、画家の弟と小説家の弟がいる芸術家
 兄弟の長兄でした。
 
 代表作に「或る女」「カインの末裔」「惜みなく愛は奪ふ」等が
 あります。
 
▽簡単にあらすじを紹介します。

 今回のような作品を物語と言っていいのかどうか分かりません。
 
 全編に渡って「私」が、「君」について語る文章で、何らかの
 物語というよりも、「君」の人生について「私」が感じている
 ことが書いてあります。
 
 「私」はもちろん著者のことで、「私」が札幌に住んでいたころに
 一人の中学生の少年が訪ねてきます。
 
 この少年が「君」で、実在のモデルがいて、漁夫画家の木田金次郎
 という人がその人です。
 
 不機嫌そうな少年は、「私」に「絵を見てくれ」と抱えきれない
 ほどの油絵や水彩画を持ってきました。
 
 「私」は、その絵を見て、稚拙な技術の中にも不思議な力を感じて
 いました。
 
 「私」は絵を誉めますが、少年は悪いところを指摘してくれと
 言い張り、正直に至らない点を指摘します。
 
 話をしてみると、少年は北海道の岩内という土地の出身で、東京の
 学校に通ってましたが、家の都合で郷里へ帰ることになっている
 とのこと。
 
 本当は絵を書くのが好きで画家になりたいのだけど、実家の都合と
 絵が下手だから、という理由で諦めようとしていました。
 
 どうやら、踏ん切りをつけるために著者の家に絵を見せにきた
 らしいです。
 
 絵の専門家でもない「私」は、「画家になれ」とも何とも言えず、
 その後少年は、何度か手紙を来ただけで消息が途絶えてしまいます。
 
 それから十年の年月が経過し、文学という芸術に苦しんでいた
 「私」は、あの時の少年が画家を目指さずに勤勉に働いていて
 くれることを願っていました。
 
▽ある日、東京にいた「私」の元へ、魚臭い小包が届きます。

 最初は干物か何かが包まれているかと思い開けてみると、中には
 スケッチ帳が3冊入っていて、手紙が一通添えられていました。
 
 スケッチ帳はどれも鉛筆で書かれていて、それが北海道の風景画で
 あることが分かりました。
 
 その絵は、本物の画家のみが到達しうる領域の作品でした。
 
 「私」は、とうとう少年が画家になったと、思わず嬉しくなり
 添えられていた手紙を読みました。
 
 そこには、成長した少年が貧乏漁師をしていて、ずっと絵を描き
 たかったけど、仕事が忙しくてなかなか描けないでいたが、今年の
 7月から鉛筆で絵を描き始めた、と描かれていました。
 
 絵の具は高くて買えないので鉛筆で書いているとのことです。
 
 「私」は、ちょうど北海道行きを予定していたので、岩内の「君」
 の元へ手紙を出し、「私」が持っている北海道の農場へ来て欲しい
 と伝えます。
 
▽10年ぶりに会った「君」は、10年前の少年の姿とは全く違って
 いて、かなりの大男に成長していました。
 
 その日、2人は夜更けまで話し込み、「私」は少年の身に起こった
 ことを知ります。
 
 元もと、東京の学校へ行けるほどの裕福な漁師だった実家が、
 岩内港が廃れると共に、貧しくなっていきました。
 
 年老いた父と、あまり漁師には向かない体力の兄がいて、少年は
 漁師にならざるを得なくなっていました。
 
▽「君」の話と、幾度かやり取りした手紙から、「私」は「君」の
 現在の生活について語り始めます。
 
 北海道の冬の厳しい気候と、その気候の中で毎日漁へ出なければ
 ならない「君」。
 
 しばらくはその漁の様子や、厳しい自然との闘いが、「私」の
 力強い文体で描かれます。
 
 「君」は漁師をしているけれど、本当は絵が描きたくて仕方が
 ないのです。
 
 しかし、家の状況がそれを許しません。
 
 年老いた父と、兄夫婦、妹が細々とやっている貧乏漁師の家では
 「画家になりたい」と故郷を後にすることは、やさしい「君」には
 できないことでした。
 
▽再び絵を描き始めた「君」は、周りの人たちから笑われます。

 「貧乏漁師が絵を描いてどうする」といった嘲笑でした。
 
 春になると、「君」はいくらか暇ができて、一人でスケッチ帳を
 持ってまだ雪深い山へ行くようになります。
 
 そこで、昼ご飯も食べずにずっとスケッチをしていました。
 
 しかし、その間にも家では家族が黙々と働いています。
 
 絵を描きたい気持ちが大きく、しかし家の事情がそれを絶対に
 許さない状況にあって、「君」は次第に精神的に追いつめられて
 しまい、自殺しようとまで考えてしまいます。
 
▽この地球上には、「君」と似たような境遇にいて、同じ苦しみを
 感じている人たちがいます。
 
 著者は次のように結んでいます。
 
 「ほんとうに地球は生きている。生きて呼吸をしている。この
 地球の生まんとする悩み、この地球の胸の中に隠れて生まれ出よう
 とするものの悩み?それを僕はしみじみと君によって感ずることが
 できる」
 
 「生まれ出づる悩み」とは、一人の芸術家が生まれようとする苦悩
 を語ったものでした。





 この本は、全編に渡って「私」の視点で「君」のことが書かれて
 います。
 
 著者の文章表現力はとてもすばらしいのですが、私には推敲に
 推敲を重ねて、何度も書き直したように感じる文章です。
 
 簡単に言うと「無理して書いてる」感じがします。
 
 そのためか、途中で「創作力」が衰え、最終的に女性と心中して
 しまいます。
 
 文章は無理しないで書くのが長く書くコツだと思うのですが、
 著者の作品とはレベルの違う話なので、私が批評できるものでも
 ありません。
 
 80ページくらいの作品なので、一度読んでみることをお勧め
 します。



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アルケミスト
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
(1997/02)
パウロ コエーリョ

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:アルケミスト
 副題:夢を旅した少年
 著者:パウロ・コエーリョ
 出版:角川文庫
 定価:520円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/404275001x/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、平成9年2月に出版されています。
 
 1994年12月に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、ブラジル出身の作家で、現在は世界中で絶賛されるベスト
 セラー作家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品は、今回で2冊目の紹介です。

 以前「ベロニカは死ぬことにした」を読みました。
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080827060000000.html
 
 今回紹介する作品が売れて有名になったということなので読んで
 みることにしました。
 
 内容的には、自己啓発書としても読めるし、ファンタジー冒険小説?
 として読むこともできます。
 
 どちらかというと自己啓発書に近いかもしれません。
 
▽簡単なあらすじを紹介します。
 
 主人公はサンチャゴという名の羊飼いの少年です。
 
 ある日の夕方、少年は見捨てられた教会にやってきます。
 
 教会の祭壇だった場所に1本の大きなイチジクの木が生えていま
 した。
 
 少年はそこで一夜を過ごし、1週間前に見た夢と同じ夢を見ます。
 
 その夢が気になった少年は、夢を解釈してくれる老女に自分が
 見た夢のことを聞きに行きました。
 
 少年がみた夢は、羊と遊んでいた子供が、少年の手を掴んでエジ
 プトのピラミッドへ連れて行った、という内容でした。
 
 その夢の中で子供が少年に「あなたがここに来れば、隠された
 宝物を発見できるよ」と話し、その正確な場所を教えようとした
 瞬間に夢が覚めてしまったのです。 
 
 こんな夢を2回も見たら、何らかの意味があると思うのも無理は
 ないかもしれません。
 
 私も小学生の頃、全く同じ夢を何度も何度も見たことがあります。
 
 今でも内容を断片的に覚えているので、けっこう頻繁に見てい
 たのだと思われます。
 
 内容的には、良いも悪いもなくて、自分の母親を捜している夢で
 した。
 
 何時の頃からかその夢は1度も見なくなりました。
 
 ジークムント・フロイトが「夢判断」という本を書いているように、
 夢には何らかの意味が隠されているようです。
 
 夢判断の老女は「ピラミッドのことは知らないけれど、お前は
 そこで宝物を見つけてお金持ちになるだろう」と少年に話します。
 
▽その日、少年はある老人と出会います。

 その老人は、セイラムという国の王様で、メルキゼディクと名乗り
 ます。
 
 その老人は、「おまえが持っている羊の10分の1をわしにくれ
 れば、どうやって隠された宝物を探せばいいか教えてやろう」と
 少年に話します。
 
 老人は十分に怪しいけれど、なぜか少年のことを良く知っていて、
 少年に人生について語ります。
 
 翌日、少年は6頭の羊を残し、残りの羊は友人に売って老人に
 会いに行きます。
 
 老人は、「宝物はエジプトのピラミッドの近くにある」と少年に
 告げ、また「神様がお前のために残してくれた『前兆』を読んで
 ゆくだけでいい」と話します。
 
 老人は少年に、ウリムとトムミムと呼ばれる白い石と黒い石を
 渡します。
 
 「黒は『はい』を、白は『いいえ』を意味し、少年が前兆を読め
 なくなったとき、この石が助けてくれる」と話します。
 
▽少年は夢を実現するためにアフリカへ渡ります。

 アフリカへ渡った初日、バーに入った少年はスペイン語が通じる
 少年に出会い、その少年に全財産を盗まれてしまいます。
 
 少年は途方に暮れますが、丘の上のクリスタルを売る店で働く
 ことになります。
 
 その店で1年ほど働き、少年は以前飼っていた羊を倍買えるくらい
 のお金を貯め、再度羊飼いになろうと考えていました。
 
 しかし、砂漠を横断する巨大なキャラバン隊が準備されている
 ことを知り、その一行に加えてもらうことにします。
 
▽やがて、キャラバン隊はあるオアシスに到着し、しばらくそこに
 滞在することになりました。
 
 ところが、部族間の戦争が始まっていて、その戦いが終わるまで、
 キャラバン隊は動くことができなくなってしまいます。
 
 そんな時、少年は錬金術師(アルケミスト)と出会います。
 
 錬金術師を案内人としてピラミッドまで旅をすることになった
 少年は、錬金術師や砂漠や砂、そして自然から様々なことを学び
 ます。
 
▽様々な危機を乗り越え、錬金術師と少年はピラミッドの近くまで
 旅をし、そこからは少年一人でピラミッドへ向かうことになりま
 した。
 
 そして、とうとう少年は...





 この物語は、「自分の宝物を発見するにはどう生きていけば良いのか」
 ということを教えてくれる内容となっています。
 
 世界の99%くらい人々は、「自分の宝物」は発見できずに死んで
 いきます。
 
 宝物があることすら知らない人も多いのではないでしょうか。
 
 個人的に、人生とは人生でやるべきことを発見したり、宝物を
 見つけることではないような気がしています。
 
 夢や希望を持って青い鳥を発見することではなくて、足下に青い鳥が
 うじゃうじゃいることに気がつきなさい、ということではないかと
 感じています。
 
 自己啓発書としてはありふれた内容ですが、冒険小説としても
 読めるのでそこそこ楽しめます。



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伊豆の踊子
伊豆の踊子 (新潮文庫)伊豆の踊子 (新潮文庫)
(1950/08)
川端 康成

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:伊豆の踊子
 著者:川端康成
 出版:新潮文庫
 定価:362円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101001022/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 伊豆の踊子
 温泉宿
 抒情歌
 禽獣



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和25年8月に出版されています。
 
 著者は、日本人初のノーベル文学賞を受賞した方です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品を読むのは今回で3冊目で、今回紹介する本は短編が
 4作品収録されています。
 
 川端康成という名を聞いて名前が挙がる作品は、「雪国」「古都」
 「伊豆の踊り子」です。
 
 今回は、「伊豆の踊子」を紹介します。
 
▽伊豆の踊子は1926年(大正15年、昭和元年)1月に発表
 されています。
 
 英語訳では「The Izu Dancer」と書くそうで、伊豆の踊子と
 「The Izu Dancer」が結びつかないです(笑)
 
 これまでに、何度も映画やテレビドラマ化されていて、私が知って
 いる人では、美空ひばりさんや吉永小百合さん、山口百恵さんが
 踊り子役を演じています。
 
 また、現在集英社文庫から出版されている伊豆の踊子は、表紙の
 絵が話題になってましたが、私が読んだ踊り子のイメージと絵の
 イメージが合ってないように感じます。
 
▽簡単にあらすじを紹介します。

 主人公は、二十歳の高等学校の学生で、二十歳なので今で言う
 大学生くらいでしょうか。
 
 この男性は一人で伊豆の旅に出ていました。
 
 なぜ一人で旅に出たかというと、文中では次のように書かれてい
 ます。
 
 「自分の性質が孤児根性で歪んでいると厳しい反省を重ね、その
 息苦しい憂うつに耐えきれないで伊豆の旅に出て来ているのだった」
 
 ここだけ読むと何のことやら良く分かりませんが、著者の生い立ちを
 知ると理解できます。
 
 著者は、幼い頃に肉親を全て失っているそうです。
 
 ウィキペディアには、「2歳で父、3歳で母、7歳で祖母、10歳
 で姉、16歳で祖父が死去し、孤独となってしまった」とあります。
 
 その著者が19歳の時に伊豆に旅をした体験を書いたのが「伊豆の
 踊子」です。
 
▽旅に出た学生は、雨に追われ天城峠の茶屋で旅芸人の一行と一緒に
 なります。
 
 偶然一緒になったように見せかけてますが、学生の計算通りでした。
 
 旅芸人の一行は、17歳くらいに見える踊り子、40代の女性が
 一人、若い女性が2人、25歳くらいの男性が一人います。
 
 この学生は、ここへ来る前に2度ほど踊り子を見ていて、旅芸人の
 一行が出発した後をつけてきたのでした。
 
▽この頃の学生と旅芸人では「身分格差」みたいなものがあるらしく、
 峠の茶屋の婆さんは学生を別室へ案内してくれます。
 
 茶屋の婆さんの話っぷりからすると、旅芸人のことを軽蔑している
 みたいなので、当時の旅芸人の身分というのはあまり良くなかった
 みたいです。
 
 せっかく踊り子を追って来て、茶屋に入った時は踊り子の向かいに
 座ることが出来たのに、婆さんが別室へ案内してしまいました。
 
 先に茶屋を出た旅芸人の一行を追って、学生も茶屋を出ます。
 
 何とか追いついて、女性達を追い越し、先頭を歩いていた一行の
 中の男性と話を始めました。
 
 確かに、いきなり女性に話しかけると怪しまれるかもしれないけど
 一行の中の男性と仲良くなれば、連れの女性と話すことも不自然
 ではなくなります。
 
 そういった計算をしていたかどうか分かりませんが、旅芸人の男性
 と仲良くなった学生は、一緒に下田まで旅をすることにしました。
 
▽学生が気に入ったのはもちろん「踊り子」。

 歩いている間に何とかして2人きりで話す機会を作ろうとします。
 
 踊り子の方も学生のことが気に入ったみたいです。
 
 ただ、彼らは旅芸人でなので、旅の途中で座敷へ呼ばれたら宴会を
 盛り上げなければなりません。
 
 学生は、その騒ぎを別の場所で聞きつつ、踊り子の身を案じたりも
 します。
 
▽17歳くいらかと思っていた踊り子は、実際は14?15歳くらい
 でした。
 
 一行の男性の妹で、名前は「薫」です。
 
 一行との下田までの旅は、踊り子と付かず離れず楽しい旅でしたが、
 旅には終わりがあります。
 
 学生が下田から東京へ帰る出発の日、踊り子と2人きりになる
 機会がありましたが、土地の人に、小さな子ども3人を抱えた
 婆さんを上野駅まで電車に乗せてやってくれと頼まれ、気持ちを
 伝えることも出来ずに別れてしまいます。
 
 学生は、踊り子と別れたのと、旅も終わる寂しさから涙がぽろぽろ
 とこぼれてしまいます。
 
 物語りはここで終わります。
 
 孤独に苛まれていた学生は、旅の終わりにすがすがしい気分になれ、
 こんな自分でも頼ってくれる人がいる、と満足していました。





 著者は、文章の美しさとか、文章から想像される映像の美しさを
 表現するのを得意としています。
 
 「淡い恋心」とか「旅情」を感じることはできますが、物語自体は
 そんなに面白くないです。
 
 短い作品ですから一度くらいは読んでみるのもいいと思います。



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痴人の愛(2回目)
痴人の愛 (新潮文庫)痴人の愛 (新潮文庫)
(1947/11)
谷崎 潤一郎

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:痴人の愛
 著者:谷崎潤一郎
 出版:新潮文庫
 定価:629円+税



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和22年11月に出版されています。
 
 著者は、明治期から昭和にかけて活躍した日本の小説家です。
 
 「日本の文豪」というと、著者の名があがります。
 
 著書も多数あります。



 今回の作品はどのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽譲治はナオミとダンスクラブへ通うようになってから、ナオミの
 交友関係が以外に広いことに気が付きます。
 
 特に男友達との交友関係が広く、いろいろな人となれなれしく
 会話を交わしたりします。
 
 普段は家にいて、英語とピアノを習いに行っていただけだと思って
 いた譲治にとって、心配の種が出来てしまいます。
 
 ある日、その男友達の中の浜田と熊谷という名の2人が、譲治と
 ナオミが住む家に遊びに来た時に、夜帰る頃になって天気が悪く
 なってきたため、2人が泊まっていくことになりました。
 
 別々の場所に寝れば良いのに、ナオミは狭い蚊帳の中で寝ることを
 提案し、譲治とナオミと浜田と熊谷の4人はくっつきあって寝る
 ことになります。
 
 譲治はナオミの行動が気が気ではありません。
 
 この頃から、譲治は心の中に様々な疑いを持ち始めます。
 
▽心配事があると、そんなときに限って悪い噂を耳にします。

 譲治が勤める会社の送別会があった時、「君子」で通っている
 譲治に、「ダンスホールで女性と一緒だっただろう」と問いつめる
 者がいました。
 
 その男性は、譲治が一緒にいたナオミの噂話をします。
 
 会社には譲治は独身で通っていたため、気軽にナオミの噂を聞かせ
 たのでした。
 
 その噂話とは、「ナオミが複数の男性と関係がある」というもの
 でした。
 
 会社の同僚は、実際に関係があった学生の友だちから聞いた話だ
 と言っていました。
 
 その時点で譲治は何事もなかったように振る舞いますが、心の中
 ではナオミに対する疑いがさらに大きくなってしまいます。
 
▽譲治はナオミに、会社の同僚の噂話を聞かせ、ナオミの反応を
 窺います。
 
 ナオミはその話に憤慨し、そんな噂話は嘘だと言い張ります。
 
 確かに、夜は必ず家で寝ています。
 
 このように疑いを持たれると、ナオミは自らの身体で譲治を誘惑し
 うやむやにしてしまいます。
 
▽そんな時、ナオミから「今年の夏は2人で鎌倉へ行こう」と誘われ
 ます。
 
 譲治も鎌倉から会社へ通うことができるので、休暇もとりつつ
 1ヶ月くらい鎌倉へ滞在することにしました。
 
 滞在先は、ナオミが知り合いの女性から斡旋された借家がある
 というので、彼女が一切の手続きを済ませ、譲治はお金だけ支払う
 ことになしました。
 
 鎌倉へ到着し、海水浴をしに海へ行ってみると、ナオミの男友達の
 浜田と熊谷に偶然出会います。
 
 譲治が鎌倉でこの2人に会ったのは数回だけで、何の心配もなく
 鎌倉の滞在先から会社へ出勤していました。
 
 ところが、残業で遅くなる予定の日に、たまたま早く帰ってみると
 ナオミがいません。
 
 そこで、譲治がその家におかみさんにいろいろと話を聞いてみると
 ナオミが熊谷と2人で頻繁に出かけていることが判明します。
 
 しかも、借りている家は熊谷家の持ち家でした。
 
 全てはナオミと熊谷の計画通りで、夏の間2人でいたいために
 鎌倉を滞在先に選んだのでした。
 
 おかみさんに根ほり葉ほり聞いた譲治は、全てを悟ります。
 
 ナオミを探しに行った譲治は、5?6人の男性と海岸を歩いている
 酒に酔ったナオミを発見します。
 
▽ナオミと借家へ帰ってから、譲治は問いつめます。
 
 しかし、ナオミは「彼らはあくまでも友だちで、あやしい関係
 ではない」としらを切り通します。
 
 譲治は、ナオミを借家へ監禁状態にして、証拠を探しに1ヶ月
 くらい空き家になっている自分の家に捜索しに向かいました。
 
 家に入ってみると、なんとナオミの男友達の一人の浜田が家に
 いました。
 
 合い鍵を持って家に入っていました。
 
 譲治は浜田からナオミに関する真実を聞き出します。
 
 浜田もナオミの身体に釣られ騙されていた男の中の一人で、譲治と
 ナオミは親類だと思っていたみたいです。
 
 ところが熊谷やその他の男性との関係を知ってしまい、そのことを
 ナオミに問いつめると、「今日この家で待っていて」と言われた
 とのこと。
 
 ナオミはあらゆる男を自分の身体の魅力で手玉に取っていました。
 
 しかし、ナオミと付き合っている男性は、ナオミのことはよく
 知っていて、真剣に付き合おうとしている人もいないこともいない
 ことが分かります。
 
 譲治と浜田以外は、身体だけの関係だと割り切って付き合っていた
 ことも判明します。
 
▽「愛する者に裏切られた」という思いより「ナオミを失いたくない」
 という思いが強い譲治は悩みます。
 
 書いてはいないけど胃に穴が空くくらい心配したのではないかと
 思われます。
 
 別れようかとも思いましたが、ナオミの魅力から離れられません。
 
 ある日、家を出るときにナオミがいつもより念入りに化粧をして
 いることに気が付いた譲治は、家を出てすぐに隠れてナオミが
 家を出た後を付いていきました。
 
 すると、家の近くにある宿泊もできるある料亭で熊谷と密会して
 いるところを発見してしまいます。
 
 家に帰ってきたナオミを問いつめ、譲治はとうとう「出て行け!」
 と怒鳴ります。
 
 ナオミは身の回りの物を持ってそそくさと出て行ってしまいます。
 
 このころナオミのことが気になって会社も休みがちになっていた
 譲治は、母の死も重なり、全てにやる気がなくなっていました。
 
 ナオミを失ってしまったショックが大きく、方々探しますが見つ
 からず、同じくナオミに騙されていた浜田に諭され、ナオミのことは
 諦めてしまいます。
 
 譲治はとうとう会社も辞めてしまいます。
 
▽ある日、誰かが家の鍵を開ける音がします。

 誰かと思って見てみるとナオミでした。
 
 合い鍵を持っていたのです。
 
 ナオミは泊めてくれる男はたくさんいたけれど、住む家があり
 ませんでした。
 
 そこで、また譲治を利用しようと考えたのでした。
 
 やがて、ちょくちょく譲治の家にやってくるようになり、譲治は
 ナオミの魅力に再び引きずり込まれて行くようになります。
 
 そして...





 この物語は、奔放な女性を好きになってしまった真面目が男性が、
 その身体に魅せられ、次第に全てを失っていく様を描いたものです。
 
 このような物語は現在でもあって、女性と男性の立場を逆にした
 ケースも存在するのではないかと思います。
 
 全く違うケースで、譲治と似たような状況になったことがあるので、
 譲治の気持ちが少しだけ理解できるような気がします。
 
 切ない過去が思い出せる作品です。



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痴人の愛
痴人の愛 (新潮文庫)痴人の愛 (新潮文庫)
(1947/11)
谷崎 潤一郎

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 ◆今日読んだ本
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 題名:痴人の愛
 著者:谷崎潤一郎
 出版:新潮文庫
 定価:629円+税



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 ◆今日の本 購入情報
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 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/410100501x/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和22年11月に出版されています。
 
 著者は、明治期から昭和にかけて活躍した日本の小説家です。
 
 「日本の文豪」というと、著者の名があがります。
 
 著書も多数あります。



 今回の作品はどのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽「少将滋幹の母」以来の谷崎文学です。

 著者の作品の中では、初めて長編を読みます。
 
 1924年3月(大正13年)から新聞に連載されています。
 
▽簡単なあらすじを紹介します。

 主人公は「河合譲治」という名の、登場した時は28歳の男性。
 
 その譲治が自分の妻である「ナオミ」という女性について語る
 物語です。
 
 ナオミの名字は分かりません。
 
 漢字では「奈緒美」と書きますが、漢字で書かれたのは最初の
 一度だけで、物語の最後まで「ナオミ」で書かれています。
 
 この物語が書かれた大正時代後半は「ナオミ」という名はハイカラ
 だったみたいです。
 
▽譲治は、電気技師でかなりの高給取りです。

 公務員の初任給が70円、銀行員の初任給が40円の時代に、
 社会人7年目の譲治は月給150円をもらっていました。
 
 譲治は模範的なサラリーマンで、道楽することもないし、会社では
 「君子」と呼ばれ、評判も高い男性でした。
 
 ある日譲治はカフエエ・ダイヤモンドで給紙女をしていたナオミを
 見かけます。
 
 この時、ナオミは15歳、カフエエでウェイトレスの見習いを
 していました。
 
 ナオミは(当時は)名前が西洋人っぽくて、その顔立ちもどこか
 西洋人のように見えました。
 
 顔は当時ハリウッドの大スターだった「メリー・ピクフォード」
 という女優に似ていたそうです。
 
 ウィキペディアで「メリー・ピクフォード」の写真を発見しました。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Mary_Pickford_portrait_2.jpg
 
 譲治はナオミを自分の元に引き取り、教育をして将来自分の妻に
 しようと考えます。
 
 そのために、それまでに住んでいた下宿を引き払い、絵描きが
 住んでいたアトリエ跡に引っ越します。
 
 ナオミを引き取る際に一応ナオミの家族に了解をとりに行きますが
 ナオミの家は貧しく、家族からも特に反対されることもありません
 でした。
 
▽譲治はナオミに英語とピアノを習わせます。

 譲治とナオミは戸籍上夫婦になりますが、友だちのような夫婦で
 いよう、ということになりました。
 
 友だちのような夫婦関係は、2人の関係だけ見れば良い関係なの
 かもしれません。
 
 しかし、「生活」ということを考えると、そうそう上手くはいき
 ません。
 
 次第に家事はやらなくなり、食事も外で済ませるようになって
 しまいます。
 
 時が経つに連れてわがまま放題になっていくナオミに説教しよう
 とする譲治ですが、ナオミがすねたり怒ったりすると許してしまい
 ます。
 
 惚れた男の弱みでしょうか。
 
▽ナオミが成長するに従って、顔立ちも体も美しくなり、惚れた
 弱みというのもあって、譲治はナオミの体に溺れていきます。
 
 自分が男を惹きつける能力を持っていることに気が付いたナオミは、
 譲治にばれないように他の男と付き合い始めます。
 
 ある日、早めに家に帰ってきた譲治は、家の前で浜田という若い
 男性と話をしているナオミを発見します。
 
 譲治はナオミを問いただしますが、ナオミはしらを切り通します。
 
 譲治はナオミに疑いを持ちますが、ナオミが自分から離れていく
 ことを恐れあまり深く追求できません。
 
 ナオミの説明によると、浜田はダンスクラブができるので是非
 入って欲しいと伝えにきただけだと言うことでした。
 
 ナオミにねだられた譲治は、高い月謝を払いダンスクラブに通う
 ことになります。
 
 ダンスクラブに通い出すと、ナオミには譲治が全然知らなかった
 男友達がたくさんいることを知ります。
 
 ナオミは「ただの友だち」と言い張りますが、譲治は気が気では
 ありません。
 
 2人が夫婦ではなく、譲治が遊び人であれば割り切って付き合う
 こともできたのかもしれません。
 
 しかし、譲治は会社で「君子」と呼ばれるほど真面目な男だった
 のでナオミのことが心配でたまりません。
 
 心配でナオミの行動を全て知りたいくらいですが、それができずに
 悶々とします。
 
 ダンスクラブに通うようになって、ナオミの生活はさらに派手に
 なっていきます。
 
 譲治は会社では真面目な男だったので、その時の給料はボーナスを
 含め月平均400円ももらっていました。
 
 かなりの高給取りにもかかわらず、2人の生活は譲治の毎月の
 給料では足りなくなってきて、貯金を取り崩して生活していました。
 
 今も昔も貢ぐ男は存在します。





 続きは次回



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永遠の夫(2回目)
永遠の夫 (新潮文庫 (ト-1-6))永遠の夫 (新潮文庫 (ト-1-6))
(1979/06)
ドストエフスキー千種 堅

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:永遠の夫
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:360円



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 ◆今日の本 購入情報
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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和54年6月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 「永遠の夫」とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽トルソーツキイの娘のリーザが、自分の血を分けた子どもだと
 確信したヴェリチャーニノフは、虐待されていたリーザをトルソー
 ツキイから引き離し、自分の親類の家に強引に連れて行ってしまい
 ます。
 
 リーザはその親類の家で熱が出て病気になってしまい、命の危険に
 さらされていました。
 
 ヴェリチャーニノフはリーザが父親の元へ帰りたがっていたため
 さっそくトルソーツキイを探しに行きますが、泊まっているはずの
 ホテルには存在せず、どこにも姿が見えません。
 
 ヴェリチャーニノフが仕方なく家に帰ってみると、トルソーツキイ
 が酒を飲みながら待っていました。
 
 ヴェリチャーニノフはリーザが重体であることをトルソーツキイに
 伝え、明日リーザの元へ必ず連れて行くから、今日はこのまま
 泊まって行けと強制します。
 
 明け方、ヴェリチャーニノフが目を覚ましてみると、トルソーツキイは
 部屋から消えていました。
 
▽ヴェリチャーニノフが色々と手を尽くして、医者を呼んだり、
 トルソーツキイを探したりしますが、リーザは親類の家に連れて
 行かれてから十日目に亡くなってしまいます。
 
 ヴェリチャーニノフは酒に酔っているトルソーツキイをやっとの
 ことで探し出し、リーザが死んだことを伝えます。
 
 しかし、トルソーツキイはリーザの葬式には参列せず、リーザ
 の亡骸があるヴェリチャーニノフの親類の家に使いの者をやって
 手紙と金を渡しただけでした。
 
▽リーザの葬式も終わり、やっとヴェリチャーニノフの訴訟問題も
 方がつきます。
 
 しかし、ヴェリチャーニノフにはリーザの死がショックで、しば
 らく落ちこんでいました。
 
 ある日、自分では気が付かないままリーザを埋葬した墓地に迷い
 込んでしまったヴェリチャーニノフは、その墓地の近くでトルソー
 ツキイに出会います。
 
 トルソーツキイは娘のリーザが死んだことは眼中にないように、
 自分が結婚することになったことをヴェリチャーニノフに伝えます。
 
 ヴェリチャーニノフは、その時はトルソーツキイと話をしたく
 なくて別れます。
 
 しかし、翌朝トルソーツキイが家を訪ねてきました。
 
 そこでトルソーツキイはヴェリチャーニノフにあるお願いをします。
 
 お願いとは、これから自分の花嫁の家にいくのだけれど、ぜひ
 ヴェリチャーニノフに同行して欲しい、というものでした。
 
 何のために同行しなければならないのか理由がよくわからない
 ヴェリチャーニノフは断ります。
 
 しかし、トルソーツキイの結婚相手の父親は、ヴェリチャーニノフ
 の訴訟相手のために働いていた相手で、彼はこの父親に会いたくて
 1ヶ月くらい探していたのでした。
 
 ヴェリチャーニノフはトルソーツキイの友人として同行することに
 します。
 
▽トルソーツキイが結婚しようとしていた相手は、まだ15歳の少女
 でした。
 
 この時トルソーツキイは50歳を超えています。
 
 財産を目の前にちらつかせて、結婚しようとしていたようです。
 
 ヴェリチャーニノフがトルソーツキイと一緒に、結婚相手がいる
 ザフレビーニン家に行ってみると、そこには子どもが8人もいて
 さらに近所の子や親類の子が集まって、大変な騒ぎになって
 いました。
 
 ザフレビーニン家では、25歳になる長女をヴェリチャーニノフ
 に引き合わせようと画策していたようです。
 
 しかし、事態は思わぬ方向へ向かいます。
 
 トルソーツキイの結婚相手の15歳の少女は、トルソーツキイには
 全く興味がなく、贈り物すら受け取ろうとしません。
 
 それどころか、集まっていた子どもたちにもバカにされる始末です。
 
 そこで、人が集まる場所での振る舞いに慣れているヴェリチャー
 ニノフは、集まった人たちの注目をあびつつ、しかも皆を大いに
 楽しませたのです。
 
 25歳の長女はもちろん、15歳の少女もヴェリチャーニノフに
 注目していました。
 
 危機感を抱いたトルソーツキイは、ヴェリチャーニノフを強引に
 連れて帰ります。
 
 帰り際に、ヴェリチャーニノフは15歳の少女から、トルソー
 ツキイに返して欲しいと彼からの贈り物を手渡されます。
 
▽ヴェリチャーニノフの家に着いて2人が話をしているところへ、
 19歳の青年が訪ねてきました。
 
 この青年が言うには、あの15歳の少女は自分と将来を誓い合った
 仲なので手を引け、とトルソーツキイに迫ります。
 
 明日もう一度来ることを誓って青年はいなくなります。
 
▽その夜、ヴェリチャーニノフの家に泊まっていったトルソーツキイは
 突然の体の不調に苦しむヴェリチャーニノフを熱心に介抱します。
 
 しかし、夜中にヴェリチャーニノフが目を覚ました時、トルソー
 ツキイはカミソリを持って、寝ていたヴェリチャーニノフに襲い
 かかろうとしていました。
 
 親しくしたいのか、憎みたいのか良く分かりません。
 
 とっくみあいになりましたが、がっしりした体格のヴェリチャー
 ニノフはトルソーツキイを押さえつけて縛り上げます。
 
 落ち着いたところで、ヴェリチャーニノフはトルソーツキイに
 帰ってくれと言い、そのまま別れてしまいます。
 
 その日、ヴェリチャーニノフが外に出たところで、昨日訪ねてきた
 青年がトルソーツキイからの手紙を手渡します。
 
 ヴェリチャーニノフが手紙を開けてみると、中にはトルソーツキイの
 筆跡ではない古い手紙が入っていました。
 
 その手紙は、トルソーツキイの亡くなった妻、9年前にヴェリチャー
 ニノフの不倫相手だったナターリヤが書いたものでした。
 
 9年前にヴェリチャーニノフがナターリヤから実際に受け取って
 いた手紙は別れを告げる内容でした。
 
 しかし、その手紙には「子どもができた」こと、その子はヴェリ
 チャーニノフの子であるとことが書かれていて、生まれたら会いに
 来て欲しい、というようなことが書かれていました。
 
 この手紙は出さずに別の内容の手紙を出していたのです。
 
 ということは、トルソーツキイは自分の妻とヴェリチャーニノフの
 関係を全て知っていたということになります。
 
▽それから2年が過ぎ、元気になったヴェリチャーニノフは、ある
 駅で、何やらもめている酔っぱらいを見つけます。
 
 その酔っぱらいの片方の軍人には、綺麗な女性が付いていて、
 その女性に惹かれたヴェリチャーニノフは、軍人と女性を助けます。
 
 そこから女性と親しくなったヴェリチャーニノフがいろいろ話を
 聞いてみると、酔っている軍人は女性の親戚で、夫と一緒だったのが
 必要な時にいない、と罵っていました。
 
 2人が親しく話している所へ割り込んできたのが、なんとあの
 トルソーツキイでした。
 
 トルソーツキイはヴェリチャーニノフと別れてから、結婚して
 いたのです。
 
 ヴェリチャーニノフの過去を知っているトルソーツキイは、愕然と
 します。
 
 そして...





 この物語の題名になっている「永遠の夫」の意味は、物語の中では
 ハッキリ語られていません。
 
 読みとれるのは、「浮気な妻の夫のこと。生涯ただの夫であること」
 を意味しているみたいです。
 
 悲しい夫の物語です。



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 ◆今日読んだ本
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 題名:永遠の夫
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:360円



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 ◆今日の本 購入情報
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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



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 ▼本の成分解析
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 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和54年6月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 「永遠の夫」とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



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 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽ドストエフスキーの作品は、今年の7月か8月に読んだ「カラマー
 ゾフの兄弟」以来です。
 
 著者の作品は、どの本も分厚くて、しかもどのページも文字が
 沢山詰まっていて読むのに時間と根性が必要です。
 
 それだけに、読み終わった後に達成感や満足感が湧いてきます。
 
 もちろん、長いうえに面白いです。
 
 現在、著者の作品のコレクターをしていて、「悪霊」や「白痴」、
 「貧しき人々」「地下室の手記」「賭博者」、そして今回紹介する
 「永遠の夫」が手元に在ります。
 
 「永遠の夫」は、著者の作品の中では短い方で、250ページ
 くらいです。
 
 それでもとても1日では読み切れなかったので、2回に分けて
 紹介します。
 
▽簡単にあらすじを紹介します。

 物語はヴェリチャーニノフという舌を噛みそうな名の男性を中心に
 展開されます。
 
 ヴェリチャーニノフは38歳か39歳、背は高くがっしりした
 体格で、上流社会の教育を受けた色男です。
 
 ただ最近は「憂鬱症」に罹っていて、訴訟問題をはじめ気を揉む
 ような問題をいくつか抱えています。
 
 特に最近は物忘れがひどく、読む限り「ボケ」が始まっている
 ような感じです。
 
 つい最近のことを忘れてしまったり、すっかり忘れていた人の
 ことを思い出したりと危ないです。
 
▽ある夏の日、ヴェリチャーニノフは路上で帽子に喪章を付けた
 紳士に出会います。
 
 その時は、挨拶もなにもかわさないで通り過ぎただけでしたが
 ヴェリチャーニノフは何となくこの紳士が気になってしかたが
 ありません。
 
 物忘れがひどくまったく思い出せないでいました。
 
 しかし、翌日再びこの紳士と出くわし、覚えていないけれど嫌悪感を
 感ずる顔でした。
 
 どこかであったことは思いだしましたが、どこで会った人なのか
 がどうしても思い出せません。
 
 その2日後三度目に出会った時、その紳士は今にもヴェリチャー
 ニノフに声を掛けようとしたところ止めてしまった様子でした。
 
 紳士との出会いが5度目に及んだとき、ヴェリチャーニノフは
 この紳士に「あなたはどなたです」と声を掛けます。
 
 あきらかにヴェリチャーニノフの後を付けていた感じでした。
 
▽最終的に、帽子に喪章を付けた紳士が、夜中の三時にヴェリチャー
 ニノフの家を訪ねてきました。
 
 この紳士の名は、「パーヴェル・パーヴロヴィチ・トルソーツキイ」
 と言って、9年前にT市でヴェリチャーニノフが親友同然の付き
 合いをしていた男性でした。
 
 親友同然の付き合い、と言ってもヴェリチャーニノフの目的は
 トルソーツキイの夫人の「ナターリヤ・ヴァシーリエヴナ」でした。
 
 この夫婦と親友同然に付き合ってはいましたが、ナターリヤの
 浮気相手がヴェリチャーニノフだったのです。
 
 9年前は、夫のトルソーツキイには全然ばれていませんでした。
 
 そのナターリヤが死んだので、夫のトルソーツキイは喪章を付け
 ていました。
 
 この2人は会話を始めますが、夜中3時で、しかもトルソーツキイ
 が酒に酔っている風で、親友同然に付き合っていたはずが、ギス
 ギスした会話になっています。
 
▽ヴェリチャーニノフとナターリヤとの関係は、ヴェリチャーニノフが
 T市を離れるまで1年くらい続いていました。
 
 いろいろと話をしてみると、ナターリヤは夫がいるにもかかわらず
 次々と浮気相手を作っていたことが分かりました。
 
 妻の死んだ時に遺品を整理していると、昔やり取りした手紙の束
 が出てきて、妻の浮気が判明してしまったのでした。
 
 ただ、ヴェリチャーニノフはナターリヤに秘密の手紙を出した
 ことはなく、バレていないのではないか?と思っていました。
 
 というのも、トルソーツキイはハッキリしたことを言わないのです。
 
 お互いの腹のさぐり合いをしているような感じです。
 
 手紙の発見でばれたのは、ヴェリチャーニノフの後、1年くらい
 して親友同然に付き合っていたバガウートフという青年でした。
 
 トルソーツキイがバガウートフに会いにペテルブルグに来てみると、
 バガウートフは数日前に亡くなっていました。
 
 そして、トルソーツキイがもう一人会いにきたのがヴェリチャー
 ニノフでした。
 
 この時点でトルソーツキイが過去のことを何処まで知っているのか
 分かりません。
 
▽その翌日、トルソーツキイが泊まっているホテルに行ってみると、
 そこには8歳になる女の子が一緒でした。
 
 トルソーツキイの話によると、その女の子はヴェリチャーニノフが
 T市を去って約8ヶ月後にナターリヤが生んだ子どもでした。
 
 それを聞いてヴェリチャーニノフは自分の子どもだと確信します。
 
 顔は母親のナターリヤに似ていたので、実際は誰の子どもか分かり
 ません。
 
▽トルソーツキイは娘をペテルブルグに連れてきていましたが、
 あきらかにお荷物状態で、ホテルの部屋に閉じこめたまま、朝方
 まで飲み歩いたり、また、ヴェリチャーニノフがホテルを訪ねた
 時は、トルソーツキイに殴られていました。
 
 話を聞いて自分の娘だと確信したヴェリチャーニノフは、娘が
 可哀想になり、自分には子どもが沢山いる親類がいて、ペテルブルグ
 にいる間、そこに預かってもらってはどうかと提案し、無理矢理
 娘を馬車に乗せ、親類の家に連れて行きます。
 
 いい加減な父親でも、やはり父親は父親で、女の子は虐待され
 ながらもトルソーツキイの元へ帰りたがっていました。
 
 その翌日、トルソーツキイを連れて親類の家に行く予定でしたが
 トルソーツキイは捕まらず、ヴェリチャーニノフは一人で親類の
 家に行ってみると、女の子は熱を出して危険な状態でした。





 続きは次回



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海と毒薬
海と毒薬 (新潮文庫)海と毒薬 (新潮文庫)
(1960/07)
遠藤 周作

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 ◆今日読んだ本
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 題名:海と毒薬
 著者:遠藤周作
 出版:新潮文庫
 定価:362円+税



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 ※目次はありません。



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 ▼本の成分解析
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 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和35年7月に出版されています。
 
 昭和33年に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、日本の小説家で、多数の賞を受賞しています。
 
 紹介文によると、一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を
 追求する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある、とのこと。
 
 著書も多いです。



 どのような事件だったのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
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 ■この本のどこを読むか
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 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



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 ★今日から実行すること
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 【 特にありません 】



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 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽何日か前に読んだ、同じ著者の「沈黙」が面白かったので、今回の
 「海と毒薬」を読んでみることにしました。
 
 この作品も著者の作品の中ではよく名前を聞く作品です。
 
 1945年に実際にあった「九州大学生体解剖事件」を題材として
 書かれています。
 
 ウィキペディアで調べてみると、本土空襲によって捕虜になった
 B?29の搭乗員を、九州帝国大学医学部において、軍事医学上の
 実験解剖の試料として使用した事件です。
 
 戦後、GHQによって戦争犯罪を問われたそうですが、内容的には
 ほとんどでっち上げみたいです。
 
 著者の「創作」として読んだ方が良さそうです。
 
▽物語のあらすじを紹介します。

 物語は、新宿から電車で1時間の住宅地に引っ越したある男性の話
 から始まります。
 
 この男性は、肺気胸(肺に穴が空く病気)を患っていて、毎週1回は
 肺に空気を入れなければなりません。
 
 引っ越し先でやっと見つけた医院は、勝呂(すぐろ)という医者が
 一人だけいました。
 
 そこで気胸を入れてもらうことになるのですが、勝呂医者は暗く
 陰気な部屋の中でほとんど話をしません。
 
 しかし、腕は確かで男性は週に一度肺に空気を入れてもらうことに
 しました。
 
 ところが、この男性が義理の妹の結婚式に出席するため、九州の
 F市へ行った際に、勝呂医師の過去を知ってしまいます。
 
 ここから場面は変わって、勝呂医師達の物語が始まります。
 
▽九州帝国大学医学部の研究生である勝呂医師は、初めての患者
 である「おばはん」が、治る見込みがなく死を待つだけであること
 を知っていました。
 
 それを見越して、病院側がおはばんを手術の実験材料に使おうと
 考えていました。
 
 「どうせ死ぬ患者だから」実験に使おうとする病院のやり方に
 納得のいかない勝呂でしたが、研究生の身である彼にはどうしようも
 ありません。
 
▽当時の大学病院は、学部長がかなり力を持っていました。

 その学部長が急死したため、後任を狙って軍部を巻き込んだ派閥
 争いが起きていました。
 
 その派閥争いのため、前学部長の親類の若い女性の手術をして
 得点を稼ごうとした外科部長がいて、この外科部長が勝呂の上司に
 あたります。
 
 若い女性は手厚く看護され、そんなに難しくない手術を受けますが、
 外科部長の手術ミスによって、術中に死亡してしまいます。
 
 術中の死亡は隠され、容態が悪化し死亡したことにされます。
 
 しかし、大学病院内では手術の失敗はばれていて、外科部長の
 昇進はほぼなくなってしまいます。
 
 手術の失敗によって、実験として手術されようとしていた
 「おばはん」の手術は延期されますが、結局おばはんは亡くなって
 しまいます。
 
▽手術に失敗した外科部長は名誉挽回のため、軍部を巻き込んだ
 「生体解剖実験」を引き受けてしまいます。
 
 その実験に勝呂も参加することにしました。
 
 アメリカ人捕虜を実験材料として使用することになっていて、
 実験の内容は「肺を切除した場合、どのくらいの切除まで耐え
 られるか」というものでした。
 
 実験への参加は強制ではなく自由参加でした。
 
 勝呂はなぜこの実験に参加したのか自分でも良く分かっていません。
 
 外科の医師ですから、人間の死と死体には慣れています。
 
 しかも、病院では毎日のように誰かが死んでいたし、街ではB?29
 の空襲によって大量に死者が出ていました。
 
▽生体実験に参加したのは、教授が2名、助手が勝呂を含め3名、
 看護婦が2名、他に、見物に来た軍部のお偉方が数名いました。

 人間の死に対して感覚が麻痺していた勝呂でしたが、いざ実験が
 始まると、「殺す」という意識が頭の中に浮かんできて、実験に
 参加できなくなってしまいます。
 
 やっていることは普段の手術とほぼ同じでしたが、今回の実験では
 確実に死ぬことが分かっています。
 
 やがて実験は終了し、勝呂は参加していないにもかかわらず罪の
 意識に苛まれます。
 
▽ここで物語は終わってしまいます。

 実際に生体実験があったかどうかは、先程も書きましたが疑わしい
 です。
 
 著者がこの作品を発表した後、事件の関係者から抗議を受けた
 こともあったそうです。
 
 いずれにしろ、読んだ後に気分が良くなる物語ではありません。





 この物語は「日本人とはいかなる存在なのか?」を書いた作品
 ということです。
 
 しかし、日本人のみならずどこの国の人間でも結局似たような
 ことはやっています。
 
 「戦争」という狂気がそうさせるのかもしれません。
 
 生体実験も空襲も人殺しには変わりありません。



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アンナ・カレーニナ 中巻(2回目)
アンナ・カレーニナ (中巻) (新潮文庫)アンナ・カレーニナ (中巻) (新潮文庫)
(1972/02)
トルストイ木村 浩

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:アンナ・カレーニナ 中巻
 著者:トルストイ
 出版:新潮文庫
 定価:781円+税



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 ◆今日の本 購入情報
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 ◆本の目次
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 ※目次はありません。



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 ▼本の成分解析
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 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和47年2月に出版されています。
 
 著者は、ロシアの文豪です。
 
 著書も多数あります。



 母と女性の間で揺れ動くアンナの運命は...



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 有名な作品です。期待できます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽上巻と、中巻(1回目)のあらすじは以下を参照ください。

 アンナ・カレーニナ 上巻(1回目)Vol.760,2008/09/19配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080919060000000.html

 アンナ・カレーニナ 上巻(2回目)Vol.761,2008/09/22配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080922060000000.html

 アンナ・カレーニナ 中巻(1回目)Vol.793,2008/11/10配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20081110060000000.html

▽前回は、キチイとリョービンが結婚したところまで紹介しました。

 この小説は、二つのカップルの物語が対照的に描かれています。
 
 ひとつはアンナとブロンスキー、もうひとつはキチイとリョービン
 です。
 
 最初はキチイとブロンスキーの恋物語で始まり、リョービンは
 キチイにふられてしまいます。
 
 元もと、リョービンにも好意を寄せていたキチイでしたが、リョービン
 からの結婚の申し込みは、ブロンスキーが存在したため、その時は
 断ってしまいます。
 
 しかし、アンナの出現によってキチイは捨てられ、ブロンスキーは
 人妻のアンナを追いかけ始めます。
 
 しばらくは、傷心状態にあったキチイとリョービンでしたが、
 ある程度時間が経ってから出会った2人は、あっと言う間に何とも
 なかったように惹かれ合います。
 
 元もとお互いに好意を寄せていたため、ブロンスキーという障壁
 がなくなったために、久々に会ったにもかかわらず、2人はその日に
 結婚を決意します。
 
 ブロンスキーとの結婚には反対していたキチイの父親(シチェバル
 ツキー公爵)も、しっかりした仕事をしているリョービンには
 好意を寄せていました。
 
 2人の周りには結婚に反対する者は一人もなく、皆から祝福され
 結婚します。
 
▽一方、不倫の末ブロンスキーの子どもを出産したアンナは、産褥熱
 によって一時は死にかけますが、一命はとりとめます。
 
 また、アンナの不倫の相手ブロンスキーは、アンナの夫カレーニン
 の寛大さに自らが恥ずかしくなり、アンナとの関係が終わって
 しまったことを知りピストル自殺を図りますが、これも一命は
 とりとめます。
 
 やがて、カレーニンが離婚を決意したと知った2人は、生まれた
 ばかりの女の子を連れて国外へ旅行へ出かけます。
 
▽この2人もお互いに惹かれ合っていますが、大きな障害はアンナが
 貴族世界でも名の知れたカレーニン伯爵の妻であることでした。
 
 カレーニンはアンナのためを思い、自らの地位を危うくなることを
 知りつつも離婚を決意します。
 
 しかし、人間関係で成り立っている貴族社会は、そになに簡単に
 不貞をはたらいた妻を受け入れてはくれません。
 
 つまり、余程親しい人間でないとアンナと親交を持とうとする
 貴族の女性はいなくなってしまったのです。
 
 これは、ブロンスキーの方も同じでした。
 
 元もと父親が資産家だったので、暮らすには不自由はありません。
 
 しかし、ある程度の地位にあって昇進も約束されていた軍隊を、
 アンナと一緒になるために辞めてしまい、これ以上の地位の向上は
 望めなくなってしまいます。
 
 一度の失態が後々まで尾を引くのが貴族社会でした。
 
▽アンナが精神的に追いつめられているのは、そのような貴族社会
 からの疎外だけではありません。
 
 アンナはブロンスキーとの間にできた娘もいましたが、カレーニンの
 家に置いてきた長男のセリョージャに合いたくてしかたがなかったの
 です。
 
 女性と母親との間で揺れ動く心は、次第に精神的に追いつめられて
 しまいます。
 
 国外旅行から一時的にペテルブルグに戻ったとき、何とかして
 息子の誕生日に会いに行こうと手を尽くしますが、家への出入りを
 断られてしまいます。
 
 アンナは色々と考えた末、息子の誕生日の早朝、強引に家に押し
 入り、ほんのわずかな時間久々に長男に合うことができました。
 
 しかし、一度会ってしまうと、会えない辛さがさらに身に染みて
 感じられます。
 
 その辛さをブロンスキーに当たるアンナに、ブロンスキーも次第に
 持て余すようになってきます。
 
 ブロンスキーに捨てられると、貴族社会では生きていけないアンナ
 は、精神的にかなり不安定になってきます。
 
▽一方、皆から祝福され結婚したリョービンとキチイは、リョービン
 の兄のニコライが死にかけていることを知らされます。
 
 様子を見に行った2人は、死を目前に控えたリョービンの兄を
 手を尽くして看病をし、その死を看取ります。
 
 そこで、キチイが妊娠していることが判明します。





 中巻では、二つのカップルが対照的に描かれています。
 
 失意から始まったカップルと、華々しい世界から始まった不倫の
 カップルです。
 
 二つのカップルの物語が交差して描かれ、バランスよく構成され
 ていて面白いです。
 
 結末がどうなるか楽しみになってきました。



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アンナ・カレーニナ 中巻
アンナ・カレーニナ (中巻) (新潮文庫)アンナ・カレーニナ (中巻) (新潮文庫)
(1972/02)
トルストイ木村 浩

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:アンナ・カレーニナ 中巻
 著者:トルストイ
 出版:新潮文庫
 定価:781円+税



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 ◆今日の本 購入情報
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 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102060022/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和47年2月に出版されています。
 
 著者は、ロシアの文豪です。
 
 著書も多数あります。



 はたしてアンナの運命は...



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 有名な作品です。期待できます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽アンナ・カレーニナの上巻から2ヶ月近く経ってしまいました。

 よろしければ上巻の紹介も参照ください。
 
 アンナ・カレーニナ 上巻(1回目)Vol.760,2008/09/19配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080919060000000.html

 アンナ・カレーニナ 上巻(2回目)Vol.761,2008/09/22配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080922060000000.html
 
 今回紹介するのは中巻で、上巻もぶ厚い本でしたが、中巻も600頁
 を超えていてぶ厚いです。
 
 ちなみに下巻は550頁で、いずれにしろ全て読むには時間と
 気合いが必要です。
 
▽では、かなり荒いあらすじを紹介します。
 
 前回の上巻では、アンナが夫のカレーニン伯爵に、ブロンスキー
 公爵のことが好きで、あなたのことが嫌いだと告白したところで
 終了しました。
 
 しかも、アンナはブロンスキーの子どもを妊娠していたのです。
 
 人ごとながら、人間関係が面白くなってきたところで上巻が終了
 しました。
 
 カレーニンは、立場上世間体を気にする人で、今回の事態にどう
 対処すれば自分の立場が危うくならないか必死に考えます。
 
 ブロンスキーとアンナのようなゴシップは、貴族社会ではあっと
 言う間に広まってしまい、皆の注目の的になってしまいます。
 
 そのような社会で夫のカレーニンが取る態度によっては、自らの
 地位も危うくしかねません。
 
▽この時代のロシアでは、侮辱を与えられた場合「決闘」という
 手段がありました。
 
 しかし、カレーニンはこれまでに一度も武器を手にしたことはなく
 勝てるとは思えません。
 
 決闘の他には「離婚」という手段が考えられました。
 
 しかし、カレーニンの複雑な立場上、離婚調停のための事実の
 証言は自分の身を危うくするだけで、離婚することはカレーニンに
 とって何も良いことがありません。
 
 高い地位に留まるということは私生活にも気を付けなくてはなり
 ません。
 
 そこでカレーニンが取った手段は、「何もしない」ということで
 した。
 
 決闘もしないし、離婚もしない、これまで通りアンナはカレーニン
 夫人として形だけの夫婦関係を続けていくことに決めます。
 
 アンナには、これまでの関係を続けていくこと、ブロンスキーを
 家に呼ぶことは許さないこと等を伝えます。
 
 もしアンナが家を出るようなことがあれば、息子のセリョージャは
 置いていかなければなりません。
 
 アンナは八方ふさがりになり、精神的に追いつめられてしまいます。
 
▽ある日、どうしてもブロンスキーに会いたかったアンナは、夫が
 留守の時間帯をメモに書いて、友人の女性からブロンスキーに手渡
 してもらいます。
 
 ブロンスキーが馬車を飛ばしてアンナの家に到着すると、家の前で
 カレーニンと鉢合わせしてしまいます。
 
 ブロンスキーを一瞥しただけで、何も無かったように出かけて
 しまったカレーニンでしたが、もうアンナがいる家には帰らない
 ことにし、遂に離婚することを決意します。
 
 カレーニンは離婚をどう処理するか真剣に考えているところへ、
 アンナから「死にかけている」という報を受け取ります。
 
 アンナはブロンスキーの子どもを出産した直後から産褥熱を出して
 医者にも見放され死にかけていました。
 
 カレーニンは、アンナがこのまま死んでくれれば全てが丸く収まる
 と考えていました。
 
 しかし、実際に死にかけてカレーニンに許しを求めているアンナを
 見て、あっさりと許してしまいます。
 
 カレーニンはこれまでの冷たい自分を反省し、とても寛大な気持ち
 になってアンナとブロンスキーに相対します。
 
 ブロンスキーは、寛大な心のカレーニンに恥ずかしくなり、また、
 これでアンナとの関係が終わってしまったことを悲観し、家に
 帰ってピストル自殺を図りますが失敗してしまいます。
 
 アンナは一命を取り留めます。
 
 療養中に夫が寛大な心に変心したことを知りますが、夫が寛大に
 なればなるほど、夫に嫌悪感を感じるようになります。
 
 カレーニンは、アンナのことを考え離婚することを決めます。
 
 ピストル自殺に失敗したブロンスキーは、アンナとの関係は終わった
 ものとして地方への転勤を決意します。
 
 しかし、カレーニンが離婚を決意したことを知ると、軍隊を辞めて
 しまい自分の地位を捨ててアンナと2人だけで外国旅行へ出て
 しまいます。
 
 身勝手と言えばかなり身勝手です。
 
▽物語は、アンナとブロンスキー、カレーニンの語とは別に、
 リョービンとキチイの話が交差しながら進展します。
 
 リョービンとキチイの詳細な関係は、上巻のあらすじを参照して
 ください。
 
 アンナと旅行に出かけたブロンスキーと結婚すると思っていた
 キチイでしたが、上巻では見事にふられ傷心旅行へ出かけてしまい
 ました。
 
 すっかり良くなって帰ってきたキチイは、姉ドリイの夫オブロンスキー
 の取りなしで、リョービンとある会合で一緒になり、その場で
 2人は結婚を決意します。





 続きは次回。



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椿山課長の七日間(2回目)
椿山課長の七日間 (朝日文庫)椿山課長の七日間 (朝日文庫)
(2005/09/15)
浅田 次郎

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:椿山課長の七日間
 著者:浅田次郎
 出版:朝日文庫
 定価:600円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 沙羅の咲く道
 相応の事情
 現世到着
 親分の災難
 父の秘密
 
 他、多数あるため省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :□□□□□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2005年9月に出版されています。
 
 2002年9月に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、日本の作家で、国内の様々な賞を受賞されている方です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 悔いの残らない人生を送ろう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽椿山課長が現世に戻った時、死後すでに4日経過していたため
 元の体は火葬されていて存在していません。
 
 別の体を借りて行動することになるのですが、その場合生前の
 自分を知っている人に出会っても正体がばれないように似ても
 似つかない体を借りることになります。
 
 椿山課長は40歳くらいのきれいな女性の姿で現世に出現しました。
 
▽その姿で最初に向かったのは妻と子がいる自宅。

 始発電車に乗っていると、ボケて老人ホームに入っているはずの
 自分の父親に出会います。
 
 自分の父親を見て思わず泣いてしまった和山椿ですが、その姿を
 父親に見られ声を掛けられてしまいます。
 
 ボケて徘徊しているのかと思っていましたが、父親と話してみると
 しっかり受け答えをしています。
 
 いろいろと話をしていると、父親はボケたフリをしていることが
 判明しました。
 
 父親は、家族の世話になりたくなくてボケたフリをして家を出て
 いました。
 
 そして、4日前に自分の息子が亡くなったことも知っています。
 
 孫、つまり椿山課長の小学2年生になる息子の陽介に知らせて
 もらったとのこと。
 
 実は父親がボケたのがウソだと知っていたのは孫の陽介だけでした。
 
 父親は、自分がふがいないせいで息子が大学に進学せずデパート
 に就職し苦労させてしまった、と告白します。
 
▽父親の本当の姿を知った後、和山椿は自宅に到着し、犬の散歩に
 出てきた息子の陽介を捕まえて、弔問客といつわり自宅に上がり
 ます。
 
 椿山課長は40歳くらいのきれいな女性の姿で訪問したため、
 妻に夫との関係を疑られ、陽介には「愛人ですか?」と聞かれて
 しまいます。
 
 息子の陽介は2年生にしては頭も良く、容姿も椿山課長とは全く
 違っていました。
 
 ところが妻の由紀と話をしているところへ、職場の部下である
 嶋田という男が、椿山課長が生前着ていたパジャマを着て2階から
 降りてきました。
 
 嶋田は由紀と同期入社で、仲が良かったことは知っていましたが、
 まさかそんな関係にあるとは思いもしませんでした。
 
 結婚した8年前から、その関係は続いていたらしく後ほど判明する
 事ですが、息子の陽介も嶋田の子どもだったみたいです。
 
 現世に戻るとろくなことがない、というのは嘘ではなさそうです。
 
▽椿山課長は和山椿の姿で、現世に残してきた気になることを次々と
 解明していきます。
 
 買ったばかりの家のローンは大丈夫か?
 バーゲン初日で死んでしまったため、そのバーゲンでの売上げ
 目標が達成されたのかどうか?
 
 そして、もう一つは「邪淫の罪」が誤審であることを証明すること
 でした。
 
 そこで、結婚する前18年間都合の良い女友だちとして付き合って
 いた佐伯知子と話をする機会を得ます。
 
 椿山課長は知子とは同期入社で、お互いに割り切った関係でいた
 と思っていました。
 
 だから、知子から好きな人ができたと言われれば、会いに来なく
 なり、ふられたと言われればまた付き合い始めるといった、関係
 でした。
 
 しかし、そう思っていたのは椿山課長だけで、知子はずっと椿山
 課長のことを愛していました。
 
 しかも、結婚してから8年経つ今でも、つまり合計26年間も
 椿山課長のことが忘れられないでいました。
 
 それなのに、椿山課長は社内結婚し、しかもエンゲージリングを
 売り場主任の知子がいる売り場に買いに行くほど鈍感だったのです。
 
 それでも、知子は椿山課長の幸せを願って祝福していました。
 
 これが「邪淫の罪」と診断された事実でした。
 
▽物語は椿山課長の他に、二つの人物のストーリーが絶妙に絡まって
 います。
 
 一つは、一緒に再審査を受けたヤクザの武田勇の物語。
 
 武田は弁護士の姿となり、この世に思い残したことを一つひとつ
 解き明かします。
 
 誰かに間違われてヒットマンに殺されてしまった武田でしたが、
 自分を殺したのは誰なのか?
 
 そして、自分の組の若い衆がその後どうなったのか?
 
 もう一つのストーリーは、車にはねられて死んだ少年、根岸雄一
 の物語。
 
 雄一は、死んだときと同じくらい(小学2年生くらい)の可愛い
 女の子の姿で、この世に思い残したことを成し遂げようとして
 いました。
 
 雄一は3歳くらいの時に、児童養護施設から養子に出ていて、
 本当の両親にあって「生んでくれてありがとう」と言いたい、
 というのがこの世に戻ってきた理由でした。
 
▽椿山課長、武田勇、根岸雄一の3人がこの世に残した思いを解き
 明かして行く過程で、それぞれの登場人物が絡み合って物語が
 進展します。
 
 まるで小説のように。
 
 そして死後7日が経過しSACに戻った3人には意外な結末が待って
 いました。





 この物語は、話としては出来過ぎと言えば確かに出来すぎで、
 あまりにも上手く3人の物語が絡み合っています。
 
 でも、そこは浅田ワールド。
 
 一度引き込まれると、次々と先が読みたくなってしまいます。
 
 そして、電車の中で思わず涙ぐんでしまいました。



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椿山課長の七日間
椿山課長の七日間 (朝日文庫)椿山課長の七日間 (朝日文庫)
(2005/09/15)
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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:椿山課長の七日間
 著者:浅田次郎
 出版:朝日文庫
 定価:600円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 沙羅の咲く道
 相応の事情
 現世到着
 親分の災難
 父の秘密
 
 他、多数あるため省略します。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :□□□□□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2005年9月に出版されています。
 
 2002年9月に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、日本の作家で、国内の様々な賞を受賞されている方です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 悔いの残らない人生を送ろう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品は久々に読みます。

 かなり前に「メトロに乗って」や「壬生義士伝」を読んだことが
 あります。
 
 何年かぶりで著者の作品を読むことになります。
 
 著者の作品は、電車の中等で油断して読んでいると思わず涙ぐん
 でしまうことがあるので要注意です。
 
 今回の作品も、映画化そして舞台化されている有名な作品で、
 油断していると涙しそうな予感がします。
 
▽物語のあらすじを簡単に紹介します。

 主人公は椿山和昭という名の46歳の中年男性で、背は低く、
 頭も薄く、太っています。
 
 椿山課長は、妻と息子の3人家族です。
 
 父親もいて、ボケて老人ホームへ入っています。
 
 デパートの婦人服売り場の課長をしていて、ハードな毎日を送って
 いました。
 
 物語は、椿山課長がなぜだかわからないけど、広い道路を歩いて
 いる場面から始まります。
 
 広い道路には人影はまばらで、皆同じ方向に向かって歩いていま
 した。
 
 歩きながら思い出してみると、椿山課長はバーゲンの初日、閉店後
 に仕入先から接待を受けていて、そこで倒れそのまま死んでしまった
 みたいです。
 
▽皆が歩く方向に一緒に歩いていくと、役所か学校のような4階
 建ての建物に到着します。
 
 周りをみてみると年寄りばかりで、椿山課長と同じ年齢の人は
 あまりいません。
 
 皆が到着した建物は、現世と来世の中間で、俗に冥土と呼ばれる
 中陰の世界でした。
 
 昔は「中陰役所」と呼んでいたそうですが、現在は「SAC」
 「スピリッツ・アライバル・センター」と呼ばれています。
 
 SACはやけに事務的な場所で、自動車の免許センターのような
 感じです。
 
 ここで、生前の行いを審査し、講習を受け、反省をすると極楽へ
 行けるということらしいです。
 
 SACでは生前信仰していた宗教毎に講習が分けられ、椿山課長は
 仏式で講習を受けることになりました。
 
 ここでは、名前は戒名で呼ばれます。
 
 椿山課長の戒名は「昭光道成居士」。
 
 戒名は、長い名前の場合は金額が張りますが、SACでは戒名の
 長さは全然関係がなく平等に扱われます。
 
▽宗教毎に分けられた人たちは、さらに生前犯した罪によって、
 いくつかの部屋に分けられます。
 
 椿山課長が指示された部屋は「邪淫の罪」を犯した人たちが講習を
 受ける部屋でした。
 
 椿山課長は「邪淫の罪」に身に覚えはなく憤慨します。
 
 しかし、審査に不服がある場合「相応の事情」があれば再審査を
 してくれるとのこと。
 
▽講習会ではスライドを見せられます。
 
 そのスライドは椿山課長の罪を解説したものでした。
 
 椿山課長が犯した邪淫の罪とは、結婚する前に付き合っていた
 佐伯知子という名の同期入社の女性に対して犯していたようです。
 
 2人の関係は18年間も極秘裏に続いていました。
 
 お互いに気のあった友人同士で、お互いに好きな人ができたら
 別れることになっていました。
 
 お互いがそう思っていると考えていた椿山課長でしたが、彼女の
 方はそう思ってなくて、18年間プロポーズを今か今かと待って
 いたのです。
 
 ところが18年後に椿山課長は別の女性を好きになってしまい、
 別れた後に結婚してしまいます。
 
 別れてから8年経った今も佐伯知子は椿山課長のことが忘れられ
 ませんでした。
 
 それが「邪淫の罪」の全貌でした。
 
▽講習会が終わった人たちは、机に取り付けてある「反省ボタン」を
 押すことによって罪は償われ極楽往生できるシステムになってい
 ます。
 
 しかし、自分の罪に不服がある椿山課長は再審査を要求し、しかも
 「どうしてもこのまま死ぬわけにはいかない」ということで現世に
 戻りたい旨を伝えます。
 
 椿山課長は、再審査を請求してもろくなことにならないから止めた
 方が良いと説得されますが、邪淫の罪に納得できないのと、どう
 しても思い残したことがあるので現世に帰ることを希望します。
 
 再審査をする部屋はSACの別館になっていて、そこへ行って
 みると、別に2人の人たちがいました。
 
 一人は、見るからにこわもてのヤクザ者、もう一人は7歳の少年
 でした。
 
 ヤクザ者の名は武田、テキ屋で生計を立てている貧乏な組の組長で
 誰かに間違われてヒットマンに殺されていました。
 
 誰に間違われたのか、組の若い衆たちがどうなったのかを知り
 たくて現世に戻りたかったのです。
 
 7歳の少年の名は雄一、青信号で横断歩道を渡っていたところを
 車にはねられ気が付いたらSACにいました。
 
 この少年もどうしても確かめたいことがあって、現世に戻ることを
 希望していました。
 
▽現世に戻るには、「RMR(リライフ・メイキング・ルーム)」で
 説明を受けなければなりません。
 
 現世へ戻れるのは死後七日間だけ。
 
 椿山課長の場合、すでに4日が経過しているので残り三日しか
 ありません。
 
 現世に戻る時は、死んだときの自分とは似ても似つかない姿で
 戻ります。
 
 そして、約束事が3つあって、「制限時間の厳守、復讐の禁止、
 正体の秘匿」、この3つの約束を破ると「こわいこと」になります。
 
▽椿山課長は係の人から「よみがえりキット」を渡されます。
 
 カバンを開けると、その時に必要な物が出てくるカバン、SACと
 つながる携帯電話、必要な額だけ出てくる財布です。
 
 これだけ持って現世に戻ることになります。
 
▽椿山課長が現世に戻ってみると、40歳くらいの美しい女性の
 姿になっていました。
 
 名前は「和山椿」。
 
 この姿で、現世で思い残したことを確認することになります。





 続きは次回。



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ヴェニスに死す
トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す (新潮文庫)トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す (新潮文庫)
(1967/09)
トーマス・マン高橋 義孝

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す
 著者:トーマス・マン
 出版:新潮文庫
 定価:400円
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 トニオ・クレーゲル
 ヴェニスに死す



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■□□□



 この本は、昭和42年9月に出版されています。
 
 著者(1875年?1955年)は、ドイツの作家で、ノーベル文学賞を
 受賞しています。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽今回読んだ本は新潮文庫版で「トニオ・クレーゲル」と「ヴェニスに死す」
 が収録されています。
 
 以前、岩波文庫版の「トニオ・クレエゲル」を紹介したことが
 あります。
 
 Vol.713,2008/07/10配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080710060000000.html
 
 今回は、同じ著者の「ヴェニスに死す」が読みたくて買いました。
 
 元もと著者の作品で名前を知っていたのは「ヴェニスに死す」
 だけで、作品名を知っているだけで内容は知りませんでした。
 
 「トニオ・クレーゲル」は、繊細な少年と、その少年が大人に
 なった時に思い出す少年時代がなんとなく切ない感じが描かれて
 いました。
 
 しかし、芸術に関する著者の主張というか哲学が延々と書かれて
 いる部分があって、その部分は真剣に読んでも良く分かりません。
 
▽簡単にあらすじを紹介します。
 
 背景は、19xx年(20世紀初頭)のミュンヘン。

 主人公は、グスタフ・アシェンバハという50代の作家です。
 
 アシェンバハは少し疲れた芸術家で、ある日散歩をしたおりに
 旅に出ることを決意します。
 
 アシェンバハは名の知れた作家だったのお金は持っています。
 
 やはり、ここで芸術についての考察といいますか、おそらく著者の
 哲学だと思いますが、その記述が続きます。
 
 そして、やっぱり書いてあることは理解できません。
 
 この辺りの芸術に関する部分は知らなくても、物語に何の影響も
 ないと思われるので読み飛ばします。
 
▽最初はアドリア海(バルカン半島とイタリア半島に挟まれた海)
 の、ある島に逗留します。
 
 しかし、そこが気に入らなかったため、ヴェニスに向かうことに
 しました。
 
 ヴェニスとはイタリア北東部の県の名前で、「ヴェネツィア」とか
 「ベネチア」とも呼ばれていて、英語読みで「ヴェニス」とか
 「ベニス」と呼ばれています。
 
 ヴェニスは運河が発達していて、移動はゴンドラやモーターボート
 で行います。
 
▽ヴェニスに到着したアシェンバハは、逗留先のホテルで、ある少年
 に出会います。
 
 ホテルには、ロシア、英国、アメリカ、フランス、ドイツ等様々な
 国から観光客が来ていました。
 
 その中に、ポーランド語を話す家族がいて、その家族の中に14歳
 くらいの少年がいました。
 
 その少年は髪を伸ばしていて、アシェンバハはこの少年の美しさに
 魅了されてしまいます。
 
 「少年の美しさに魅了される芸術家のおじさん」というのがいま
 いち理解できません。
 
▽一度は、ヴェニスの気候が肌に合わず、逗留を止め別の土地へ
 移動しようとしますが、少年がいるためにヴェニスに留まることに
 しました。
 
 この辺から、アシェンバハは「ストーカー」と化します。
 
 食堂等で少年が近くを通ると視線を向け観察し、少年が海辺で
 遊んでいると、近くに小屋を借り観察ていました。
 
 また、少年が家族と供に出かける時は、つかず離れずし後を付け
 ます。
 
 さらに、少年の家族が泊まっている部屋を覗いたり、ドアの前で
 立ち止まったりと、現在なら確実に怪しまれるおじさんと化して
 いました。
 
▽アシェンバハが逗留している間に、観光客が減っていることに
 気が付き、さらに町の至る所で消毒の匂いがし始めます。
 
 最初は何事か分かりませんでしたが、「コレラ」が流行してしまい、
 このヴェニスでも死者が続出しているとのことでした。
 
 気が付いたら、アシェンバハが泊まっているホテルも観光客が
 いなくなっていました。
 
 アシェンバハもヴェニスを去ろうかと考えますが、あのポーランド人
 の家族がホテルに滞在しています。
 
 少年に魅了されたアシェンバハは、移動したくてもできなくて、
 自分の身に危険が迫りつつも少年を追うことを止めませんでした。
 
▽そして、少年の家族がヴェニスを去る日、いつものように海辺で
 少年を観察していたアシェンバハは...





 この作品は、美少年に魅了された芸術家が、身に危険が迫っている
 にもかかわらず、その少年から離れることができず、やがて死んで
 しまう物語です。
 
 昔で言えば「自分の死をも省みず美しいものに魅了される芸術家」
 ですが、現在なら「命知らずのストーカー」といったところで
 しょうか。
 
 ノーベル賞受賞作家に対して失礼かもしれませんが、素人の意見
 としてはもう一ひねり欲しかったと思います。



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夢の女
夢の女 (集英社文庫)夢の女 (集英社文庫)
(1993/03)
永井 荷風

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:夢の女
 著者:永井荷風
 出版:集英社文庫
 定価:400円
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1993年3月に出版されています。
 
 作品自体は明治36年(1903年)に書かれています。
 
 著者は、日本の小説家で、明治期から昭和に掛けて活躍した人です。
 
 著書も多数あります。
 
 
 
 どのような作品なのでしょうか?
 
 
 
 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品は初めて読みます。

 「文豪」とは呼ばれていませんが、日本の作家としては有名な方
 です。
 
 1879年(明治12年)に生まれ、1959年(昭和34年)
 に亡くなっています。
 
 主な作品は、「ぼく東綺譚(ぼくとうきだん」、「腕くらべ」、
 「あめりか物語」「ふらんす物語」等で、他に著者の日記である
 「断腸亭日乗」があります。
 
 今回読んだ作品は、著者の若い頃25歳の時の作品です。
 
 著者の作品は、遊郭の女性のことを描いた作品が多いらしく、
 今回読んだ「夢の女」も、妾から花魁へと身を沈めていく女性の
 ことが書かれています。
 
▽簡単にあらすじを紹介します。

 主人公は「お浪」という女性。
 
 登場したときは、まだ18歳でした。
 
 お浪は士族の娘でしたが親が没落し、その家を助けるために妾に
 なります。
 
 お浪の家族は、父と母、そして妹がいました。
 
 お浪は16歳の時に、ある商人の妾になり築地に家を与えられ、
 「囲われ」ていました。
 
 18歳で子を生み、「お種」という娘がいます。
 
▽ある日の夜、お浪の元へお浪を囲っている商人が死んだことが
 知らされます。
 
 そうなると困るのが妾の身。
 
 何の後ろ盾もない女性は身の施しようがありません。
 
 お浪は、本妻宅へ呼ばれますが、ほんのわずかな手切れ金を渡され
 放り出されてしまいます。
 
 当時、お浪の身の回りの世話をしていたばあやがいました。
 
 お浪はばあやに励まされますが、どうにも仕様がありません。
 
 実家に帰っても、没落した士族の家庭は生活に窮していて、お浪が
 帰ったとしても生活できる補償がありません。
 
 数日悩んだ結果、養子の当てがあったばあやに、断腸の思いで
 お種を預け、お浪は一人田舎の実家へ戻ることにしました。
 
▽実家に戻った時、父親は新しい事業を興している最中で、これが
 軌道に乗れば、生活が安泰すると意気込んでいます。
 
 お浪も安心していました。
 
 しかし、父親が関係していた事業は詐欺だったらしく、その方棒を
 担いでいた父親は逮捕されてしまいます。
 
 父親も騙されていて、何ヶ月後かに無罪放免となります。
 
 その後、父親は働く気もなく家の中でしょんぼりしているだけです。
 
 ただでさえ苦しい実家は収入の道もなく、どうしようもなくなって
 います。
 
 そうなると、被害が及ぶのはいつも女性です。
 
 お浪の母親は、自分の娘に「奉公に行って欲しい」と娼妓となる
 ことを勧め、お浪も家族の為ならと、東京深川の遊郭へ身を沈めて
 しまいます。
 
 明治期は没落した武士階級の娘が生活に困って遊郭へ身を売る
 ことが多々あったようで、当時の女性の厳しい立場が分かります。
 
▽遊郭に身を売り、花魁(おいらん)となった当初は泣いて暮らし
 ますが、それも数ヶ月のうちに慣れ、「楓(かえで)」という
 源氏名でお浪は21歳となり、深川では売れっ子の遊女となって
 いました。
 
 お浪に熱を上げていたある男性がいて、地道に商売をしていましたが、
 商売が上手くいきだしてから遊郭へ遊びに来るようになった客は
 はまる場合が多いらしく、その男性もお浪に金をつぎ込むように
 なり、身を崩してしまいます。
 
 そういった部分は今も昔も変わらないのかもしれません。
 
 ある日、その男性がお浪の元へ遊びに来たときに、お浪に騙された
 と分かり、首を吊って遊郭で自殺してしまいます。
 
 それからお浪を指名する客も少なくなり、お浪自信も自暴自棄に
 なって酒に溺れるようになります。
 
▽そんな時にお浪を指名した客が、自分の妾として身請けをし、お浪は
 「待合」を任されるようになります。
 
 「待合」がどういう場所なのか良く分かりませんが、とにかく
 お浪が女将となって一生懸命働き、店も繁盛します。
 
 収入も相応に手にはいるようになったので、田舎から両親と妹を
 呼び、自分の娘も呼び寄せます。
 
 一段と店は繁盛し、お浪は幸せな日々を過ごしていました。
 
▽そんな中、自分を遊郭から身請けしてくれた男性が、別の女性を
 囲っていることが判明します。
 
 何の支援がなくても独りでやっていけるほどの収入があったお浪
 はあっさり諦めます。
 
 しかし、この世に何の後ろ盾もないお浪は、自分の現在を考えて
 みると心細くて仕方がありません。
 
 そんな中、ある事件が起き...





 この物語は、時代に翻弄され、幸せと不幸を行きつ戻りつしながらも
 したたかに生きていく一人の女性を描いた作品です。
 
 現代では、日本も豊かになったので、自分の娘を売ってまでお金を
 得る親もいないとは思います。
 
 いざというとき、男は何の役にも立たず、女性の方が強いのは
 昔も今も変わらないのかもしれません。
 
 著者の作品はさらに読んでみたいと思います。



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