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私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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「いいかげん」のすすめ
「いいかげん」のすすめ「いいかげん」のすすめ
(2008/03/18)
ひろ さちや

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:「いいかげん」のすすめ
 著者:ひろさちや
 出版:PHP研究所
 定価:1000円+税
 購入:ブックオフで550円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569697348/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5434537%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第一章 「あきらめ」のすすめ
 第二章 希望を持つな
 第三章 「いいかげん」のすすめ
 第四章 ご縁を大切に



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2008年4月に出版されています。
 
 著者は、紹介文によると、膨大で難解な仏教思想を、逆説やユーモアを
 駆使してやさしく説いている方です。
 
 著書も多数あります。



 「いいかげん」とはどのような意味なのでしょう?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)「いいかげん」とは?



 「てきとうにやる」というわけではなさそうです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)「いいかげん」とは?



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 いいかげんに生きよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「いいかげん」とは?

▽著者の本は、これまで何冊か紹介したことがあります。
 
 数えてみると7冊も紹介していて、おそらく仏教に興味があるのと
 書いてあることが、その時の自分の考えを示しているような感じが
 するためだと思われます。
 
 今回出会った本は「いいかげん」のすすめ。
 
 しかも、帯には次のように書いてあります。
 
 「『努力すれば幸せになれる』って、誰が決めたんですか?」
 
 今回は、帯に書いてあったこの言葉に引かれてしまい思わず買って
 しまいました。
 
▽「いいかげん」というと、普通は「中途半端」や「無責任」、
 「てきとう」といった負のイメージがあります。
 
 ただし、別の漢字を当てると「好い加減」となり、「ちょうどよい」
 「快適」といった意味に取ることができます。
 
 そして、仏教ではこの「好い加減」のことを「中道」と言って、
 仏教の基本姿勢になるそうです。
 
 今から約2600年前、釈迦が王子の身分を捨てて修行を始めた
 とき、最初は苦行をしたそうです。
 
 確か6年くらい。
 
 でも、死ぬ間際まで行った6年の苦行でも、何も得ることはなく
 釈迦は肉体をいじめる苦行では、何も悟ることができないことを
 知ります。
 
 その時にたどり着いた考えが「中道」です。
 
 王子の身分と苦行ではあまりにも極端すぎて、何かを得たとしても
 普通の生活では役に立ちそうもありません。
 
 普通の生活の中で得られた悟りこそが本物なのではないか?と
 釈迦は考えます。
 
 結果的に、釈迦は悟りを開きます。
 
▽釈迦がたどり着いた「中道」とはどういうことかというと、著者
 は次のように書いています。
 
 「中道というのは『いいかげん』です。『いいかげん』を逆に
 言えば『がんばるな!』なんです。でも、これもまた常識はずれ
 ですね」
 
 「世の中の人は『がんばる』ことがいいことだと思っていますから、
 がんばってはいけないと言われると、ビックリされます」
 
 「中道」という言葉は無責任な「いいかげん」の意味ではなく、
 「好い加減」の意味があるそうです。
 
 そして、「好い加減」というのは「頑張るな」「頑張らなくてもいい」
 ということでもあるのです。
 
▽著者も書いてますが、日本語の「頑張れ」という言葉は、どの
 ような状態の人にも掛けられる言葉です。
 
 頑張ってない人にも、頑張っている人にも、頑張りすぎている
 人にも「頑張れ」という言葉を投げかけてしまいます。
 
 上記三者の中で、「頑張れ」と声を掛けて効果があるのは「頑張って
 いる人」だけです。
 
 頑張っていない人に「頑張れ」と言うと皮肉になりますし、頑張り
 過ぎている人に「頑張れ」というと、さらにムチ打つことになり
 ます。
 
 「頑張れ」という言葉は、投げかける対象の人の状況によって
 使い分けなければなりません。
 
 ところが、先程も書いたように日本語の「頑張れ」は、例えば
 病気の人に対しても掛けられる言葉です。
 
 自分の意志に反して体の病気に罹っている人に、「頑張れ」と声を
 掛けてどう頑張ればいいのでしょうか。
 
 体の病気ならまだしも、うつ病等のように心の病気で悩んでいる
 人に対して「頑張れ」と言うと、自殺してしまうかもしれません。
 
 本人はかなり頑張っているけれど、どうにもならない状況にいて
 それで心の病気を罹っています。
 
 そこへムチ打つように「頑張れ」という言葉を投げかけると、
 「もっと頑張らなきゃならないのか?」ということになってしま
 います。
 
 「頑張れ」という言葉は使う状況を考える必要があります。
 
▽著者は、人生というのは目的を設定して、そこへ向かって頑張る
 ことではないと言います。
 
 目的を設定すると未来のために生きなければなりません。
 
 著者は言います。
 
 「たとえてみれば、人生をマラソン・レースのように考えている
 のです。ゴールを目指して、歯を食いしばって駈けるのです。
 ゴールという未来のために、現在を犠牲にする生き方をすれば、
 お釈迦さまからお叱りを受けます」
 
 「わたしたちは、現在を大事に生きねばなりません。そのためには、
 ゆったりと人生の旅を楽しむのです」
 
 その人生を楽しむためのペースが「いいかげん」です。
 
 そして「毎日楽しく生きればいい」と主張しています。
 
 「人生は旅です。そして、人生の旅の要領は『いいかげん』です。
 いいかげんのペースを身につけたとき、旅は楽しくなるでしょう。
 どうか急がないでください」
 
 私にとっての現在のテーマ「楽に楽しく生きる」ためには、
 「いいかげん」が必要みたいです。





 この本は、さまざまな仏教の教えを、見開き2ページに一つずつ、
 著者が分かりやすく解説したものです。
 
 「いいかげんがいい」、と著者は主張していて、私もその考えが
 「楽でいいなぁ」と思ってます。
 
 でも、それも人それぞれで、目標を設定してそこへ努力邁進する
 人生を否定しているわけではありません。
 
 それはその人の人生であって、どの様に生きようとその人の勝手
 です。
 
 ただ、努力してそのためにストレスを感じる人生を生きている
 ならば、努力しない「中道」を生きてみるのも一つの手かもしれ
 ません。


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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

砂漠
砂漠 (1983年)砂漠 (1983年)
(1983/05)
ル・クレジオ

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:砂漠
 著者:ル・クレジオ
 出版:河出書房
 定価:2000円
 購入:図書館で借りました



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 絶版です。



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、1983年5月に出版されています。
 
 著者は、フランス出身の小説家で、2008年のノーベル文学賞を
 受賞しています。
 
 著書も多数あります。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽今回紹介する本の著者は、今年(2008年)のノーベル文学賞を
 受賞された方です。
 
 フランス出身の作家で、正式な名前は
 「ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ」
 です。
 
 1985年に河出書房から出版されてますが、現在は絶版となって
 います。
 
 アマゾンで検索しても、古本で1万円の値段が付いています。
 
 ノーベル文学賞を受賞したので、もしかしたら復刊するかもしれ
 ません。
 
 今回は、図書館で借りてきました。
 
▽ウィキペディアから著者に関する情報を抜粋します。

 著者は、1940年にイギリス籍の父親と、フランス籍の母親の元
 フランスで生まれ、8歳の時に父の仕事の関係でナイジェリアに
 滞在します。
 
 ここで、文学に目覚めます。
 
 ナイジェリアでは英語とフランス語の環境で育ったため、どちらの
 言語も使えるとのこと。
 
 今回紹介する「砂漠」は迷った末、フランス語で書くことにした
 そうです。
 
 1963年に「調書」という作品で作家デビューをしていて、この
 作品が評価されフランス国内で有力な賞を受賞しています。
 
 主な作品としては「調書」の他、短編集の「発熱」、長編の「大洪水」、
 「戦争」、「悪魔祓い」、「巨人たち」等があります。
 
 また、近年では今回紹介する「砂漠」の他、「黄金探索者」、
 「ロドリゲス島への旅」、「オニチャ」、「パワナ」等があります。
 
 ノーベル文学賞の受賞理由は、
 「新しい出発、詩的冒険、官能的エクスタシーの作家であり、
 支配された文明社会やそれを超えた人間性の探求者」
 ということで、良く分かりません。
 
▽簡単に作品を紹介します。

 正直な話、342ページあるうち、後半の約100ページに入る
 まで退屈でした。
 
 読むのに時間が掛かるし、何度途中で投げ出そうかと思いましたが、
 「せっかくだから」と最後まで読んでしまいました。
 
 作品が良くないわけではないと思います。
 
 個人的な趣味が合わないだけで、おそらく文学的にはすばらしい
 作品なのでしょう。
 
 物語の舞台は、20世紀初頭(1909年頃)です。
 
 紀元前から北アフリカのサハラ砂漠に住んでいた先住民族の
 ベルベル人の「ヌール」という少年が主人公です。
 
 この物語に、もう一つ別の時代の物語が交差します。
 
 もう一つは、現代の北アフリカに住むモール人の娘、「ララ・ハワ」
 の物語です。
 
 時代が違う2人の物語が互いに交差しながら進展していきます。
 
 2人がどこかで接することはありません。
 
 お互いの物語が別々に進展していて、でもどこかで共通点を持った
 出来事が起きたりします。
 
 ヌールの時代には、キリスト教徒の弾圧により土地を追われた
 ベルベル人が、大族長である「マ・エル・アイニーン」を中心に
 キリスト教徒と戦う様子が描かれています。
 
 この時代は、すでに近代的な武器が出現していて、キリスト教徒
 との戦いに勝つことはできません。
 
 ララの時代には、北アフリカの貧困労働者の様子が描かれていて、
 植民地から利益を吸い上げるだけの近代文明が、ヌールの時代の
 キリスト教徒と重なって描かれています。
 
▽退屈だと言ったのは、物語の進展の遅さです。

 前半200頁を読んでも、物語はほとんど進展しません。
 
 ヌールの時代の現状説明と、ララの時代の現状説明が延々と続き
 ます。
 
 その表現方法は、きっと素晴らしいものなのでしょう。
 
 ただ、個人的に小説には物語性を求めてしまうため、話が進展しない
 小説は読んでいてあまり面白くありません。
 
 途中をかなり飛ばして読んでも、物語的には何の支障もなく捉える
 ことは可能です。
 
 この辺りは趣味の問題なので、面白いかどうかは読んでみないと
 分からないと思います。





 この本は、ノーベル文学賞を受賞した著者の作品を読んでみたくて
 借りた本です。
 
 たまたま自分の趣味に合わない本を選んでしまったみたいなので
 著者の別の本も読んでみたいと思います。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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生きる大事・死ぬ大事
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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:生きる大事・死ぬ大事
 副題:死を通して考える新しい生き方
 著者:小林正観
 出版:弘園社
 定価:1500円
 購入:講演会会場で購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 弘園社
 http://www.koensha.com/
 



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 確定的未来
 第2章 生と死の周辺
 第3章 さまざまな人生
 第4章 自由な生き方



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■■■■
 おすすめ:■■■■■



 この本は、1999年12月に出版されています。
 
 著者は、心学研究家、心理学博士、教育学博士、社会学博士、
 コンセプター、作詞家&歌手、デザイナー、ブランドオーナー等々
 多才な方です。
 
 著書も多数あります。



 人生の仕組みとは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)確定的な未来とは?



 もちろん自分で決めています。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)確定的な未来とは?

 「未来がどうも決まっているらしい。死ぬときも決まっている
 らしい」

 「死ぬのは病気でも事故でもなく、全て寿命である」

 「『私の人生に、選択肢はなかった。それしか選べなかったし、
 必ずそうなるようになっていた。他の選択肢はなかった』と。
 よく考えてみてください」
 
 「私たちに果たして『選択肢』があったのか、と。過去の全てが
 『選択の余地がなかった』のではなかったか、『そう選ばざるを
 得なかった』のではなかったか・・・」
 
 「“過去”が全てそうであるなら、これからの“未来”にも、
 多分、選択肢はないのです。全て“そのようにしか選べない。
 それしか選べない”」
 
 「“未来”について言えば、これから選択すべきどんな状況でも、
 どんなに慎重に、熟慮してもかまいません。しかし、その選択の
 結果は『全て生前からの予定どおり』『シナリオどおり』なのです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 何時死んでも良いように生きよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●確定的な未来とは?

▽先日、著者の「5時間講座」の会場で購入した2冊のうちの1冊
 です。
 
 人は必ず死にます。
 
 極端な言い方をすると、人はこの世に生まれてくると、死に向かって
 歩み始めるということになります。
 
 つまり、死ぬことをゴールとして生きていると言っても過言では
 ないと思います。
 
 もちろん死だけが目的ではなくて、その間に学ぶべき事や他の人に
 影響を与えることも人生でやるべき事でもあります。
 
 でも、生きている人のほとんどは死について考えることはありま
 せん。
 
 理由は、いつ死ぬのか分からないから。
 
 時期が確定できないことに対しては、真剣に考えることはない
 ようです。
 
 このような思想で生きていると、病気や事故等で死が身近に迫って
 きたときにあわてふためくことになります。
 
 もしかしたら今日の夜寝ても、明日の朝は死んでいるかもしれ
 ないし、今から30分後に事故にあって死んでしまうかもしれ
 ません。
 
 時期は確定できないけれど、いずれ死ぬことは確定してます。
 
 これで「未来が確定的に決まっている」ことの証拠が一つ発見
 できました。
 
▽著者は、大学生時代に「精神科学研究会」というサークルに所属
 していて、そこで潜在能力を開発する訓練をいろいろとやった
 そうです。
 
 その結果、人の顔をしばらく見ていると、死ぬ時が分かるように
 なったとのこと。
 
 これまで、見ようと思って見た人、見えてしまった人の死ぬ時は
 ことごとく当たっていたそうです。
 
 もしかしたら病気なら分からなくもないですが、健康な人でも
 事故で死ぬことが分かってしまった、つまり、「死ぬことが決
 まっていた」という結論が出てきたそうです。
 
 著者は言います。
 
 「未来がどうも決まっているらしい。死ぬときも決まっている
 らしい」
 
▽それから、著者の30年に及ぶ研究の結果、

 「死ぬのは病気でも事故でもなく、全て寿命である」
 
 という結論に至ったそうです。
 
 人が死ぬのは、「病気のため仕方なく」ではなく、「事故のため
 急に」でもなく、その時に死ぬことがあらかじめ決まっているから
 死ぬのです。
 
 例えばガンになって手術して死ぬ人もいれば、生きる人もいます。
 
 それは手術が成功してそうなったわけではなく、「たまたま死ぬ
 時期が違っていた。寿命はまだ先だった」ということになります。
 
 ほとんどの人は自分の死ぬ時が分からないから、「急に亡くなった」
 とか「九死に一生を得た」と思ってしまいます。
 
 しかし、人生の仕組みを考えると、どうやらそうではないらしい
 のです。
 
 生まれるのも死ぬのも全て自分で「決めて」人はこの世に生まれて
 きます。
 
 これは、飯田史彦さんをはじめ、精神世界の本を読むとどの本にも
 書かれていることです。
 
 著者の場合、聞いた話ではなく、自らの体験的に分かったとのこと。
 
 そして、著者の体験といろいろな情報を集めてきて導き出された
 結果、著者は次のように言います。
 
 「『私の人生に、選択肢はなかった。それしか選べなかったし、
 必ずそうなるようになっていた。他の選択肢はなかった』と。
 よく考えてみてください」
 
 「私たちに果たして『選択肢』があったのか、と。過去の全てが
 『選択の余地がなかった』のではなかったか、『そう選ばざるを
 得なかった』のではなかったか・・・」
 
 「“過去”が全てそうであるなら、これからの“未来”にも、
 多分、選択肢はないのです。全て“そのようにしか選べない。
 それしか選べない”」
 
 「“未来”について言えば、これから選択すべきどんな状況でも、
 どんなに慎重に、熟慮してもかまいません。しかし、その選択の
 結果は『全て生前からの予定どおり』『シナリオどおり』なのです」
 
 私たちが選択する全ての「選択肢」はあらかじめ何を選ぶか全て
 決まっているそうです。
 
 「選択肢」に見えて、実は選択してない、あらかじめ引かれた
 レールの上を走っている電車のようです。
 
 そのことが分かってくると、いろいろ考えることができます。
 
 どこかで誰かに会ったり、本を読んだり、曲を聴いたり、テレビを
 見たりするのも、全て自ら書いたシナリオ通りです。
 
 ということは、もしかしたら誰かが、もしかしたらあの本が、
 自分の人生にとても大切な存在なのかもしれません。
 
 偶然に人に出会ったり、偶然に本を読んだりしているわけでは
 なく、全て自ら書いたシナリオ通りに人に出会い、本を読んで
 いるのです。
 
 このことが分かると、どう生きるべきかが見えてきます。





 この本は、著者が自らの体験で得た「死生観」を詳細に伝えてい
 ます。
 
 死ぬことを考えることは、生を考えることにもなります。
 
 何時死んでも良いように生きること。
 
 3分後に死んで、何らかの悔いが残るなら考え方を変えた方が
 良いかもしれません。
 
 考え方を変えるか変えないかもシナリオどおりですが...



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CD付[新版]生きがいの創造(13回目)
CD付[新版]生きがいの創造CD付[新版]生きがいの創造
(2003/03/20)
飯田 史彦

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:CD付[新版]生きがいの創造
 著者:飯田史彦
 出版:PHP研究所
 定価:2400円
 購入:ブックオフで1250円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569627943/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1539848%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 過去の人生の記憶
 第2章 人生のしくみ
 第3章 愛する故人とのコミュニケーション
 第4章 「永遠の生命」を科学する意味
 第5章 「ブレイクスルー思考」による生きがい論



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■■■■■
 おすすめ:■■■■■



 この本は2003年4月に出版されています。
 
 1996年6月に初版の単行本が出版されています。
 
 本の帯には「50万部を越えるベストセラーを全面改訂」とあり
 ます。
 
 「生きがいの創造」はかなり売れているようです。

 著者の本職は、「人間の価値観について研究する経営心理学者」
 と紹介されています。

 著書も多数あります。



 今回はどのような発見があるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人生設計の方法とは?
 2)試練の組み合わせとは?



 私たちは何をしに物質世界に生まれてくるのでしょうか?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人生設計の方法とは?

 「私たちは、物質世界を離れて精神的な世界(光の世界)へと
 戻ったあとにも、「人に与えるための何か」を学んでいるという
 ことです。生まれていく人生で、人々に与えるべき『何か』・・・
 それは、きっと、『愛』であるに違いありません」
 
 「つまり、私たちは、生まれる前の世界で『愛』の意味について
 学び、そこで学んだ知識を、この物質世界で人間として生きる
 人生において、実践することに挑戦しているのです」
 
 「なぜなら、愛に満ち、善なる存在たちの世界である『生まれる前』
 の状態に留まっていても、そこには愛を疎外するものが存在しない
 ため、『愛の実践が難しい過酷な状況の中で愛を実践する』という、
 高度な学びのチャンスがないからです」


 2)試練の組み合わせとは?

 「人生は、いくつもの分岐点によって仕組まれた『枝分かれ図』
 のようになっています。一本の木が、根の部分から幹が生え、
 幹から何本もの枝が分岐し、さらにそれぞれの枝から小枝が分岐
 していくように、人生も、自分の言動によって、将来の展開が
 変わってくるのです」
 
 「人生の中で目前に現れてくる分岐点でどの選択肢を選ぶかに
 よって、その後の人生展開が変わってきます」

 「どの選択肢を選びながら生きていくのが最も理想的な人生展開
 なのかは、その人生を終えるまでは知ることができません」
 
 「なかには、ある大切な人と、ある場所でちょうど隣り合わせに
 なるなど、その人生で、たった一度だけ、ほんの数十秒間しか
 出会わないように仕組んでおく場合もあり、その数十秒の間に
 特定の言動をするかしないかによって、その後の人生展開が大きく
 変わってしまうのです」
 
 「例えば、勇気を出してその人に声をかけるとか、困っている
 らしい姿を見て助けてあげるなどの言動が、人生の分岐点で
 『運命』という名のスイッチを入れることになるわけです」

 「いずれにしても、常識的にわかるのは、『常に、より愛のある、
 創造的な選択をしていくこと』こそが、最も理想的な選択肢を
 選び続ける鉄則だということです」
 
 「人生が、自分で自分に与える試験問題の組み合わせであり、
 問題集であることを考えれば、これ以上の『必勝テクニック』は
 存在しないはずです」
 
 「また、人生は自分で自分に与える問題集ですから、自分の能力に
 応じて、最適なレベルの試験問題を組み合わせます」
 
 「まだ『足し算・引き算』のレベルで苦しんでいるのに、『因数分解』
 の問題に挑戦しても、解けるはずがないからです」
 
 「人生計画を立てる際には、意識体としての自分の成長に応じて、
 『がんばって手を伸ばせば届く程度』の、ちょうど良いレベルの
 問題を用意しておくというわけです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 人生は全て計画通り。思い悩むのはやめよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●人生設計の方法とは?

 2007年3月から紹介している「生きがいの創造」も、今回で
 13回目の紹介となります。

 時間がある方は、バックナンバーも参照してください。
 
 1回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070322060000000.html
 2回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070413060000000.html
 3回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070702060000000.html
 4回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070803060000000.html
 5回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20070907060000000.html
 6回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20071104060000000.html
 7回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080129060000000.html
 8回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080317060000000.html
 9回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080502060000000.html
 10回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080612060000000.html
 11回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080729060000000.html
 12回目: http://archive.mag2.com/0000194014/20080916060000000.html
 
 もしかしたら本を読んだ方が早いかもしれません(笑)
 
▽前回は、物質世界に生まれてくる目的について紹介しました。

 その目的とは、不自由な物質世界で精神的に成長するためです。
 
 また、物質世界では何者にも認めてもらわなくても良い、誰も
 求めなくても、「光の存在」が自分の存在を認めてくれている、
 ということも紹介しました。
 
 したがって、どのような人生を送ろうとも何も心配することは
 ありません。
 
 今回は、その続きから紹介します。
 
 私たちが物質世界で死んでから、次に生まれてくるまでの中間生は
 どのくらいの時間があるかというと、人それぞれみたいです。
 
 中間生でただ待っているだけかというと、そうではなく、中間生
 でも同じように学んでいるみたいですが、物質世界のように学ぶ
 ための障害があまりないそうです。
 
 時間と空間の概念もなく、思ったことが即実現する世界なので、
 物質世界の学びとは比較にならないそうです。
 
 その中間生に、地球の時間で120年いた人の話が紹介されて
 います。
 
 中間生にいる期間は数十年から数百年までで、魂の成長の計画に
 よって違っているそうです。
 
 著者は言います。
 
 「私たちは、物質世界を離れて精神的な世界(光の世界)へと
 戻ったあとにも、「人に与えるための何か」を学んでいるという
 ことです。生まれていく人生で、人々に与えるべき『何か』・・・
 それは、きっと、『愛』であるに違いありません」
 
 「つまり、私たちは、生まれる前の世界で『愛』の意味について
 学び、そこで学んだ知識を、この物質世界で人間として生きる
 人生において、実践することに挑戦しているのです」
 
 「なぜなら、愛に満ち、善なる存在たちの世界である『生まれる前』
 の状態に留まっていても、そこには愛を疎外するものが存在しない
 ため、『愛の実践が難しい過酷な状況の中で愛を実践する』という、
 高度な学びのチャンスがないからです」
 
 私たちは中間生で予習をして、生まれてから物質世界で人々に
 「愛」を与えることの実践をしているのです。
 
 考えようによっては、物質世界に生まれたことで周りの何人かに
 愛を与えています。
 
 「人々に何かを与えるため、愛の実践をするため」にこの世に
 生まれてきたことを覚えておきましょう。

●試練の組み合わせとは?

▽中間生にいる間に、次の人生を自ら計画しますが、その計画の
 内容は、前世で計画した課題だったけど達成できなかったことを
 再度盛り込んだり、まったく新しい計画を立てたり、とそれぞれです。
 
 そして、自ら計画する人生はいくつもの枝分かれをしているそうです。
 
 著者は言います。
 
 「人生は、いくつもの分岐点によって仕組まれた『枝分かれ図』
 のようになっています。一本の木が、根の部分から幹が生え、
 幹から何本もの枝が分岐し、さらにそれぞれの枝から小枝が分岐
 していくように、人生も、自分の言動によって、将来の展開が
 変わってくるのです」
 
 「人生の中で目前に現れてくる分岐点でどの選択肢を選ぶかに
 よって、その後の人生展開が変わってきます」
 
 この辺のことは、精神世界の話をする他の人の意見も統合して
 みると、おそらく、大きなイベント、例えば「病気」とか「結婚」
 とか「出産」とか「死」等は、起きるタイミングや、人選は既に
 決定していて、そこに至るまでの道のりが細かく枝分かれして
 いるのではないかと考えられます。
 
 枝の選択によっては、起きたり起きなかったりする計画もある
 みたいです。
 
 「どの選択肢を選びながら生きていくのが最も理想的な人生展開
 なのかは、その人生を終えるまでは知ることができません」
 
 「なかには、ある大切な人と、ある場所でちょうど隣り合わせに
 なるなど、その人生で、たった一度だけ、ほんの数十秒間しか
 出会わないように仕組んでおく場合もあり、その数十秒の間に
 特定の言動をするかしないかによって、その後の人生展開が大きく
 変わってしまうのです」
 
 「例えば、勇気を出してその人に声をかけるとか、困っている
 らしい姿を見て助けてあげるなどの言動が、人生の分岐点で
 『運命』という名のスイッチを入れることになるわけです」
 
 そう考えると、人生ってかなりスリリングです。
 
 どの選択がベストなのか、死んでみないと分からないのです。
 
 逆に言うと、あまり思い悩むこともないということになりそうです。
 
 さらに著者は言います。
 
 「いずれにしても、常識的にわかるのは、『常に、より愛のある、
 創造的な選択をしていくこと』こそが、最も理想的な選択肢を
 選び続ける鉄則だということです」
 
 「人生が、自分で自分に与える試験問題の組み合わせであり、
 問題集であることを考えれば、これ以上の『必勝テクニック』は
 存在しないはずです」
 
 「また、人生は自分で自分に与える問題集ですから、自分の能力に
 応じて、最適なレベルの試験問題を組み合わせます」
 
 「まだ『足し算・引き算』のレベルで苦しんでいるのに、『因数分解』
 の問題に挑戦しても、解けるはずがないからです」
 
 「人生計画を立てる際には、意識体としての自分の成長に応じて、
 『がんばって手を伸ばせば届く程度』の、ちょうど良いレベルの
 問題を用意しておくというわけです」
 
 ということは、「人生には乗り越えられない苦しみはない」と
 いうことになりそうです。
 
 何事も、自己計画の範囲内でしか起きないと考えると、思い悩む
 必要もないことが分かります。
 
 そこが理解できると、「自分の人生、計画通り」と自信を持って
 言えるのではないでしょうか。
 
 たとえ、どのような人生を送っていたとしても...





 私たちは、思いもよらない出来事によって悩み、苦しんで、夜も
 寝られないこともあり、最悪の場合自殺を考えてしまいます。
 
 しかし、「自分の人生、計画通り」と考えることができれば、
 自殺なんて考える必要もないことが理解できます。
 
 現在、これといった人生計画を持たない人生を送っている私も、
 全ては計画通り、順調な人生を歩んでいます。



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可愛い女・犬を連れた奥さん
可愛い女(ひと)・犬を連れた奥さん―他一編 (岩波文庫)可愛い女(ひと)・犬を連れた奥さん―他一編 (岩波文庫)
(2004/09)
チェーホフ神西 清

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:可愛い女・犬を連れた奥さん
 副題:他一遍
 著者:チェーホフ
 出版:岩波文庫
 定価:200円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4003262239/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1777983%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 犬を連れた奥さん
 ヨーヌィチ
 可愛い女



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、1940年に出版されています。
 
 著者は、ロシアを代表する劇作家、短編小説家です。
 
 著書も多数あります。



 どの様な物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品を読むのは、今回で2回目です。

 以前「かもめ・ワーニャ伯父さん」を紹介したことがあります。
 
 Vol.698,2008/6/19配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080619060000000.html
 
 ウィキペディアを参照して、著者のことを少し紹介します。
 
 著者の正式な名前は「アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ」。
 
 生きていた年代は、1860年1月29日?1904年7月15日で、日本では
 安政6年?明治33年です。
 
 ロシアを代表する劇作家・短編小説家で、多くの作品を残してい
 ます。
 
 「かもめ」という作品が、モスクワ芸術座で成功を収め、その後
 三つの戯曲「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「桜の園」を書き
 ます。
 
 「モスクワ芸術座」の名はチェーホフの名と同義になったとのこと。
 
 ロシア文学は明治期の日本にも多数紹介されていたみたいです。

 先日読んだ林芙美子さんの「放浪記」にも「チェホフ」として
 何度か名前が出ていました。
 
 著者の作品は、日本だけではなく、様々な国の作家に影響を与えて
 います。
 
▽三つの作品の中から「可愛い女」のあらすじを簡単に紹介します。

 「可愛い女」の主人公は、オーレンカという女性です。
 
 オーレンカは若く、可愛かったため男性からはもちろん、女性も
 思わず「可愛い人ねえ」と声を掛ける程皆から好かれています。
 
 オーレンカはとにかく誰かを好きになっていないといられない
 女性でした。
 
 身近にいた、自宅近くの遊園(?)の経営者であるクーキンという
 愚痴の多い男性が好きになりやがて結婚します。
 
 オーレンカは、「可愛い女」ではありましたが「自分の主義・主張」
 というのがありません。
 
 その時好きになった対象によって、口にする内容が変わってきます。
 
 クーキンは愚痴の多い男だったので、仕事を手伝っていたオーレンカ
 も愚痴が多くなります。
 
 それでも2人は幸せに暮らしていました。
 
▽ある日、クーキンがモスクワへ出張中に亡くなってしまい、オー
 レンカは悲しみに暮れます。
 
 それから3ヶ月後、悲しんでいるオーレンカを励ましていた、
 プストヴァーロフという木材置き場の管理を任されていた近所の
 男が好きになってしまいます。
 
 やがて2人は結婚します。
 
 オーレンカはプストヴァーロフの仕事を手伝い、やがて話す内容は
 材木の話になります。
 
▽何年か経ったある日、プストヴァーロフは病気になり、あっさりと
 亡くなってしまいます。
 
 夫が亡くなって6ヶ月、次に好きになったのが、以前から家に
 出入りしていた獣医のスミールニンという妻子持ちの男性でした。
 
 オーレンカが口にする言葉は、スミールニンの受け売りで、自分の
 考えや意見を話すことはありませんでした。
 
 オーレンカは誰かに打ち込まずに1年と暮らせない女性だったのです。
 
 しかし、獣医は妻子があり結婚することはできません。
 
 そのうち、連隊(軍隊?)に付いて遠い土地へ移ってしまいます。
 
▽オーレンカはすでに美しい盛りの年齢は過ぎていて、誰かを好きに
 なることもありません。
 
 そうなると、彼女には自分の意見というものがないので、話をする
 ことすらなくなってきました。
 
 その状態のまま、何の生きがいもなく何年かが過ぎ、オーレンカの
 家も、オーレンカも年を重ねてしまいます。
 
▽何年かしたある日、獣医のスミールニンがオーレンカの所へやって
 きました。
 
 スミールニンは家族と住む家を探していて、オーレンカのところへ
 訪ねてきたのです。
 
 オーレンカは喜びます。
 
 自分は離れに住むから、と言って自分の家を貸すことにします。
 
 次にオーレンカが打ち込む対象となったのはスミールニンの息子の
 サーシャでした。
 
 今度は年齢差がありすぎるので、オーレンカはサーシャを自分の
 息子のように可愛がります。
 
 やがて、サーシャの母親は姉の所へ行って戻ってこなくなり、
 スミールニンは忙しく働いていて何日も家に戻らない事が多く
 なります。
 
 しばらくすると、サーシャの母親はオーレンカのようになってき
 ました。
 
 オーレンカが口にする言葉は、学校のことや教育のことになります。
 
 物語はここで終わります。
 
 他人事ながら、サーシャが独り立ちしたらオーレンカはどうするのか
 心配です(笑)





 「可愛い女」の他の2作品、「犬を連れた奥さん」と「ヨーヌィチ」も
 それぞれで面白い作品です。
 
 ただ、個人的には「短すぎる」感じがします。
 
 わがままを言えば、それぞれがもう少し長くて深いともっと面白く
 なるような感じがします。



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それから(2回目)
それから (新潮文庫)それから (新潮文庫)
(2000)
夏目 漱石

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:それから
 著者:夏目漱石
 出版:新潮文庫
 定価:400円+税
 購入:ブックオフで250円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和23年11月に出版されています。
 
 明治42年に朝日新聞に連載されています。
 
 著者は、日本の小説家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽この作品の主人公の代助は30歳になっても定職に就かず、成功
 した実業家の父親のお金で暮らしていました。
 
 その身分で一軒家に住み、身の回りの世話をする近所の婆さん
 一人と、門野という名の書生を一人養っています。
 
 書生は、先生に就いて何やら勉強する存在かと思ってましたが、
 この物語を読む限り、特にそう言った感じはありません。
 
 門野は、代助の身の回りのお世話をする婆さんの知人のお母さん
 から頼まれて書生として養っていました。
 
 ご飯を食べさせなければならないので、書生を養うということは
 相応の財力がないとできません。
 
 代助は、それも実家から受け取っているお金でまかなっていました。
 
▽このような身分でいるため、これまでの代助は、父親の言うことや
 説教に対して決して反論することはありませんでした。
 
 素直にはいはいと聞くだけ聞いてのらりくらりとかわしていたの
 です。
 
 何度となく父親から勧められる縁談ものらりくらりとかわしてい
 ました。
 
▽世の中は不況の波が押し寄せ、父親が経営する会社もなかなか
 大変みたいです。
 
 本人は引退しようかと考えていましたが、安全だと思えるくらい
 会社を建て直してから引退しようとしていました。
 
 そのような状況の父親は、代助に大地主の娘との縁談を持って
 きました。
 
 この時期、実業で成功していてもかなり不安定だったみたいで、
 土地を持っている資産家が親類にいれば何かと安心です。
 
 いわゆる政略結婚です。
 
 父親にしてみると、代助は自分で養って自由にさせているのだから、
 結婚相手は自分が決めても文句言わないだろう、くらいの気持ち
 でいたのです。
 
 しかし、代助は誰とも結婚する気はありませんでした。
 
 代助の気持ちは、平岡の妻である三千代にあったのです。
 
 3年前、お互いに惹かれあっていたにもかかわらず、友人の平岡の
 願いによって三千代を譲ってしまった代助でしたが、実はその時の
 三千代への気持ちは今でも変わっていなかったのです。
 
 それもあって父親が勧める縁談も全てかわしていたのです。 
 
▽3年前に結婚して京阪地方に転勤した平岡夫婦は、3年後に平岡が
 部下の不始末のため勤めていた銀行を辞めて東京へ戻っていた時には
 様子がかなり変わっていました。
 
 端から見ても夫婦関係が上手くいっているようには見えないし、
 平岡の話からも、上手くいってないという話を聞いていました。
 
 三千代も一度子どもを産んだ後、心臓が悪く病気がちになって
 いました。
 
 ある日、三千代が代助に借金の申し込みをしに来ます。
 
 平岡は東京に戻ってきたまでは良かったのですが、仕事もまま
 ならず、しかもどうしても返さなければならない借金があって
 その工面に奔走していました。
 
 代助に借金の申し込みにきても、親のスネをかじっている代助には、
 もちろん自由になるお金はありません。
 
 それでも何とかしてあげたい代助は、平岡の職と併せて実家の
 兄に頼んでみますが、あっさりと断られます。
 
 借金の方は、兄に黙って嫂(あによめ)にお願いして、一部を
 工面してもらえました。
 
▽そうやって2度ほど美千代にお金を渡していた代助は、三千代と
 何度か会う毎に、三千代への思いが強くなってきます。
 
 三千代もハッキリしたことは言いませんが、平岡との間は修復
 しようがないと思っているみたいでした。
 
 代助はいろいろと悩んだ末、めずらしくある決断をします。
 
 代助にとっては一世一代の決断でした。
 
 三千代が代助の家に来た時に、思い切って自分の気持ちを伝えて
 しまいます。
 
 しかし、人妻である三千代にはいかんともし難い状況でした。
 
 現在ではそういった離婚は珍しくもありませんが、当時はいわゆる
 「不倫」の関係は、本人達が良くても世間が許してくれなかった
 のです。
 
 行き着く先は「心中」のような悲劇の結末が多かったようです。
 
 それでも代助は自分の気持ちをこれ以上抑えることができずに、
 三千代に気持ちを伝え、そして実家にも結婚する気がないことを
 伝えます。
 
 平岡にも直接会って、三千代のことについて話をしました。
 
 代助は、自分の気持ちに素直になることによって、自分がどう
 なってしまうのか、もちろん十分に理解した上での行動です。
 
 事態は代助の予想通りに進みますが...





 やっぱり夏目漱石の作品は面白いです。
 
 「三四郎」「門」とは若干違うタッチで物語が描かれているように
 感じられます。
 
 思想的な解説が難しい部分もありますが、物語の構成はさすが
 としか言いようがないです。
 
 お勧めの作品です。



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 ◆今日読んだ本
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 題名:それから
 著者:夏目漱石
 出版:新潮文庫
 定価:400円+税
 購入:ブックオフで250円



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 ◆今日の本 購入情報
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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



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 ▼本の成分解析
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 知恵  :■■■■□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和23年11月に出版されています。
 
 明治42年に朝日新聞に連載されています。
 
 著者は、日本の小説家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽夏目漱石の作品を紹介するのは、今回の作品で4作目です。

 時間がありましたらご覧ください。
 
 「それから」Vol.694,2008/06/13配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080613060000000.html

 「三四郎」 Vol.732,2008/08/07配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080807060000000.html

 「こころ」1回目 Vol.750,2008/09/04配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080904060000000.html

 「こころ」2回目 Vol.751,2008/09/05配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080905060000000.html

 「坊ちゃん」Vol.756,2008/09/12配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080912060000000.html

 今回紹介する「それから」は、「三四郎」「それから」「門」と
 続く、著者の「前記三部作」の2作目となります。
 
 「三四郎」の続きかというとそうではなく、この作品単独で読ん
 でも話は通じます。
 
 「三四郎」「門」とは全く別の人物が登場します。
 
▽「三四郎」では、心を寄せる女性に勇気がなくて告白できない
 男性のことを描いていました。
 
 今回の「それから」のテーマは「不倫」です。
 
 「不倫」といっても、ドロドロした人間関係が描かれているわけ
 ではありません。
 
 描かれているのは人間関係ですが、ドロドロというよりはのらり
 くらりといった方がいいかもしれません。
 
 結末だけ多少ドロドロします。
 
▽簡単なあらすじを紹介します。

 時代背景は、1909年(明治42年)に作品が新聞に連載されて
 いるので、その辺りだと思われます。
 
 日露戦争が終了して4年くらい経過していて、日露戦争後の好景気
 も下降線となり、日本が不況で喘いでいる時期です。
 
 主人公は、長井代助という30歳の男性です。
 
 代助は、30歳ですが定職に就いてません。
 
 何をしているかと言うと、何もしていません。
 
 代助は思想家ですが、特に世の中にその考えを広めているとか、
 誰かに影響を与えているといったことはなく、ただ家で本を読み、
 自分なりに哲学をして過ごしているだけです。
 
 こういう生活ができるのも、代助の父親が実業家で成功した人で、
 実家からお金を工面してもらってて、そのお陰で何もせず暮らして
 います。
 
 代助の兄もお金には困っていない人で、代助は実家が裕福なお陰で
 自分で自由になる大金は持っていませんが、生活するにはなんの
 苦労もいりません。
 
 無駄遣いして生活費が無くなれば、実家の嫂(あによめ)のところへ
 言ってお金の都合を付けてもらっていました。
 
▽気楽な無職生活を送っている代助でしたが、精神的に細かいところが
 あって、自分の思索にはまると、多少神経症気味になります。
 
 本を読むくらいしかやることがないので、考えることを始めると
 とことん考えてしまいます。
 
 しかし、そのことをあまり外には出しません。
 
▽30歳にもなって職も持たないでぶらぶらしているため、父親から
 「結婚しろ」と強制されています。
 
 結婚する気のない代助は、そのたびにのらりくらりとかわして
 いました。
 
 今回もまた、ある地主の娘を代助の嫁に、といって紹介していま
 した。
 
▽そんなある日、代助の友人の平岡に3年ぶりに会います。

 平岡と代助は中学生時代からの知り合いで、親しくしていました。
 
 平岡は三千代という女性と結婚し、勤めていた銀行の京阪地区へ
 転勤になります。
 
 その3年後、勤めていた銀行で部下が横領を働いてしまい、その
 被害が支店長にまで及びそうになったため、自らが引責辞任を
 することになり、銀行を辞め東京へ戻ってきました。
 
 部下の横領の穴埋めは平岡がお金を借りて埋めていました。
 
▽3年ぶりにあった平岡夫婦は、代助にはかなり変わっているように
 見えます。
 
 それは、時間が経つに連れて次第に解ってきます。
 
 平岡夫婦には、転勤になって子どもができますが、すぐに亡く
 なってしまい、妻の三千代も心臓が悪くなってしまいます。
 
 そこへ、平岡の遊蕩や仕事のことで夫婦関係はかなり悪化してい
 ました。
 
 そのような状態で、職を探しに東京へ舞い戻ってきたのです。
 
▽平岡の妻三千代は、結婚する前から代助と知り合いで、三千代の兄が
 代助と親友で、三千代とも親しくしていました。
 
 三千代の兄、平岡、代助、三千代、と四人でいたときはなんとなく
 バランスがとれていましたが、三千代の兄が死んでしまうと、その
 バランスがくずれてしまいます。
 
 物語も後半になってようやく解ることですが、三千代と代助は
 平岡と三千代が結婚する前に、お互いに惹かれあっていましたが、
 代助は三千代を棄てて、平岡に譲ってしまった形になっていたの
 です。
 
 このあたりの関係は、「三四郎」に登場する三四郎と美禰子(みねこ)
 の関係に似ています。
 
 そんなこともあって、代助は実家から縁談の話があっても結婚する
 気にはなれずに全て断っていました。
 
 しかし、今回父親が勧める縁談は、不況に悩む父親の会社のため
 にも地主の娘をもらって欲しい、という個人的な策略もありました。
 
 今回の縁談を断ることは、代助の生活資金の後ろ盾が無くなって
 しまうかもしれない状況です。
 
 
 続きは次回。



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手紙
手紙手紙
(2000)
S.モーム

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:手紙
 著者:サマセット・モーム
 出版:角川文庫
 定価:270円
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4042129048/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f136786%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 手紙
 環境の力


──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和31年2月に出版されています。
 
 著者は、イギリスの小説家、劇作家です。
 
 著書も多数あります。




 どの様な物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽ブックオフで、新潮文庫の外国人作家コーナーでよく見かけるのが
 「月と六ペンス」と「人間の絆」という題名の本です。
 
 「人間の絆」は何巻かに別れていて長そうだったのと、「月と
 六ペンス」は題名から内容が全く想像できないので、これまで
 全く手にしませんでした。
 
 しかし、ある雑誌に「おすすめの本」として、サマセット・モーム
 の本が何冊か紹介されていたので、読んでみることにしました。
 
 その時買ったのが、たまたま新潮文庫の棚にあった「月と六ペンス」。
 
 そしてもう一つ、角川文庫の棚にあったのが今回紹介する「手紙」
 です。
 
 「月と六ペンス」は長そうなので、先に105頁の「手紙」を
 試しに読んでみることにします。
 
▽著者は、1874年(明治17年)にパリで生まれます。
 
 その後、イギリスに渡り医学を修めますが、文筆活動に入り、
 それ以来ずっと作家を続けていました。
 
 主な作品は、「ランペスのライザ」「人間の絆」「月と六ペンス」
 「お菓子とビール」「劇場」等があります。
 
▽この本には、短編小説が二つ収録されています。

 本の題名にもなっている「手紙」と、「環境の力」という作品です。
 
 「手紙」を簡単にあらすじを紹介します。
 
 ある日、リプリー・ジョイス・アンド・ネイラー法律事務所の
 ジョイス氏の元へロバート・クロスビーという一人の男性が訪ねて
 きます。
 
 クロスビーは問題を抱えていました。
 
 その問題とは、妻のレズリーが殺人を犯し、逮捕されてしまったの
 です。
 
 レズリーはおとなしい女性で通っていました。
 
 クロスビーはレズリーと結婚して12年になりますが、自分の妻が
 蝿一匹殺せない女性だと思っています。
 
 レズリーに殺されたハモンドは、女性にだらしのない、あまり
 評判の良くない男性で、レズリーは正当防衛を主張して裁判を
 戦っていました。
 
 状況から、弁護士の予想ではレズリーの正当防衛が認められるのは
 間違いないと考えていました。
 
 ただ、一つだけ問題点があります。
 
 ハモンドは拳銃で撃たれて死亡していましたが、拳銃に入っていた
 弾丸6発全てを至近距離から撃たれていたのです。
 
 この部分が正当防衛とみられるかどうかが問題でした。
 
 が、日頃のハモンドの言動とレズリーの様子から、正当防衛は
 ほぼ間違いない状況でした。
 
▽レズリーの証言によると、以前はいくらか夫婦で交際があったけど
 最近はほとんど交際のないハモンドが、夫の留守中に家を訪ねて
 きて襲われそうになったため、机にあった拳銃で撃ってしまった
 とのこと。
 
 レズリーは恐怖でいっぱいになり、自分で何をしているかわから
 なくなり、無我夢中で撃ってしまったと証言していました。
 
 レズリーの証言は何度聞かれてもぶれることはなく、落ち着いて
 同じ証言を繰り返していたので、まず正当防衛は間違いないと
 思われています。
 
▽ジョイス氏の事務所には、王芝孫という有能な中国人の書記が
 勤めていました。
 
 ある日、その書記がジョイス氏にある情報をもたらします。
 
 その情報とは、事件当日にレズリーからハモンドに当てた手紙が
 存在する、というものでした。
 
 手紙には「今晩、夫は留守なので家に来て欲しい」という内容が
 書かれていたとのこと。
 
 レズリーは、ここ何週間もハモンドと手紙のやり取りは無かったと
 証言していました。
 
 中国人の書記は手紙の写しを持っていて、本物はハモンドが同棲
 していた中国人女性が持っているとのこと。
 
▽ジョイス氏はこの手紙の存在を、刑務所にいるレズリーに確認しに
 行きます。
 
 最初はしらばっくれていたレズリーでしたが、この手紙の存在が
 検察側から提出されるとかなりまずいことになるとジョイス氏に
 言われ、結局「その手紙を手に入れる方法がないか」とジョイス氏に
 問います。
 
 その手紙を手に入れるには、多額のお金が必要でした。
 
 ジョイス氏は夫のクロスビーにその手紙の存在を話し、妻を助けた
 ければお金を用意するように言います。
 
 被疑者と弁護氏が結託してお金で証拠のもみ消しを謀ろうとして
 いました。
 
 ジョイス氏とクロスビーはお金を持って、取り引き現場に到着し
 手紙の現物を手にします。
 
 手紙は、夫のクロスビーが手に入れます。
 
 夫は手に入れた手紙を釈放された妻に渡し、妻は愕然とします。
 
 レズリーはジョイス氏に真実を話し始めます。
 
 そこには、思いもよらない事実とレズリーの正体が隠されていま
 した。





 この本には、今回紹介した「手紙」の他に、「環境の力」という
 作品も収録されています。
 
 この作品も、短いですがなかなか面白い作品です。
 
 「月と六ペンス」も楽しみになってきました。



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放浪記
放浪記 (新潮文庫)放浪記 (新潮文庫)
(1979/09)
林 芙美子

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:放浪記
 著者:林芙美子
 出版:新潮文庫
 定価:640円
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101061017/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1761170%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1部
 第2部
 第3部



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■□□□



 この本は、昭和54年9月に出版されています。
 
 初版は1930年(昭和5年)に出版されています。
 
 著者は、日本の小説家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような人生を送ってきたのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽この作品は、第1部、第2部、第3部と別れています。
 
 第2部、第3部がそれぞれの続編かというと、そうではありません。
 
 大正11年(1922年)から大正15年(1926年)まで、
 著者が5年にわたって書きためてきた日記のなかから抜粋し、
 昭和3年に雑誌に連載され、この年に単行本が出版されます。
 
 この時出版した「放浪記」がベストセラーとなり、続編として
 日記の中からさらに抜粋し「続放浪記」が出版されました。
 
 このような構成のため、読んでも話のつながりが良く分かりま
 せん。
 
 物語として読むには少しつらいものがあります。
 
 戦後に発表された第3部も、同じで、日記から抜粋されているので
 ひとつの物語として読むよりは、他人の日記を抜粋して読んでいる
 と思った方が良いと思います。
 
 逆に、日記の中から抜粋されているため、当時の著者の考えや
 行動が「当時性」を持って甦ります。
 
 それぞれの文章のつながりはないけれど、どの日記も生き生きと
 したその時の著者の心情が描かれています。
 
▽著者の林芙美子さんは、1903年(明治36年)に生まれ、19
 51年(昭和26年)に亡くなっています。
 
 下関市のブリキ屋で生まれました。
 
 母親は鹿児島県桜島の温泉宿の娘でしたが、家出して行商人の
 父親に連れ添っていました。
 
 しかし、父親が店を持ち、他の女性をひきいれるようになると、
 両親は離婚します。
 
 その時、母親に同情を寄せていた20歳年下の番頭と結婚し、
 北九州を行商して歩くようになります。
 
 この時、著者は8歳でした。
 
 行商で各地を転々としていたため、小学校もろくに通えない状態
 でした。
 
 後に家族で定住した尾道で、著者は無理して高等女学校へ進学し、
 アルバイトをしながらほぼ自力で卒業まで頑張ったそうです。
 
 その女学校時代に文学に触れ、自分で表現する手法を学びました。
 
▽少女時代に親子で行商して歩いていたせいか、著者には放浪癖が
 ありました。
 
 冒頭の「放浪記以前」の最初に書かれている一文は
 
 「私は宿命的に放浪者である」
 
 で始まります。
 
 著者の言う通り、家を出てから著者は各地を転々とします。
 
 とにかく貧乏で、日々の食事もままならない状況でした。
 
 住み込みの仕事を見つけては働き、お金がないのに旅に出て、
 気が向いた所で降りて、そこで仕事を見つけたり、と私から見ると
 わざわざ苦労を拾って歩いているような感じがします。
 
 日記の抜粋版なので、文章のつながりがよくわからないため、
 なぜその仕事を辞めたのか、なぜその仕事に就いているのか、
 といったことがわからない場合が多いです。
 
 楽な仕事には精神的に耐えられないようで、体力的に辛い仕事を
 選んで、辛そうにしている自分を誉めているような感じです。
 
 著者が「カフエー」で働く場面がよく描かれています。
 
 当時の「カフエー」がどのような場所かよく分かりませんが、
 大正時代は「カフエー」が流行っていたみたいです。
 
▽母親は男運の悪い人でしたが、娘はさらに輪を掛けて男運が悪い
 です。
 
 著者の放浪癖は、女学校を卒業し在学中から恋愛関係にあった青年が
 明治大学に進学したのを頼って上京し同棲を始め、職を転々とした
 頃から始まります。
 
 この青年は、翌年に著者を捨てて故郷へ帰ってしまいます。
 
 一度は、青年を追って故郷へ戻りますが、青年の家族の反対が
 あって、とうとう捨てられてしまいます。
 
 そこから、著者の職と土地と男性を転々とする放浪が始まります。
 
▽読んでいると、とにかく貧乏で、とにかく不幸です。

 少しでもお金ができると、田舎で病んでいる母親にお金を送ったり、
 行商に出ている養父にお金を送ったり、親孝行で申し分ないとは
 思いますが、わざわざ貧乏と不幸に向かって進んでいるような
 気がしてならないです。
 
 大正時代の普通の女性が一人で生きて行くのは、辛かったのかも
 しれません。
 
 結果的に、この時の貧乏な放浪体験が、後に小説として出版され
 ベストセラーになるのですから「貧乏と不幸」の体験も無駄では
 なかったみたいです。
 
 人生何が起きるかわかりません。





 この本は、著者の辛かった放浪時代の日記を抜粋したもので、
 当時の生活の様子も断片的にですがよく解ります。
 
 著者が偉いのは、いくら貧乏していても本を読んでいたことです。
 
 その本も、お金がなくなると古本屋に売ってしまいますが、貧乏
 しながらも本を読むことをやめなかったのが、後の役に立っていた
 のではないかと思います。
 
 第1部、第2部、第3部とあって、第1部を読んだ時点で同じ事の
 繰り返しだったので、読むのは止めました。
 
 人生が辛い女性が読むと、貧乏と不幸の中でもけなげに生きる著者
 に共感できるかもしれません。



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守護霊との対話
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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:守護霊との対話
 副題:中川昌蔵の世界
 著者:小林正観
 出版:弘園社
 定価:1500円
 購入:講演会会場で購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 弘園社
 http://www.koensha.com/



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 覚醒まで
 第2章 経営論
 第3章 人の生きかた
 第4章 不可思議世界
 第5章 雑談対話編



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、1998年7月に出版されています。
 
 著者は、心学研究家、心理学博士、教育学博士、社会学博士、
 コンセプター、作詞家&歌手、デザイナー、ブランドオーナー等々
 多才な方です。
 
 著書も多数あります。



 中川昌蔵とは何者なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)守護霊とは?



 見えないですが確実にいます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)守護霊とは?

 「謙虚でないと守護霊が動けないのです。本人が『私が、私が』
 という意識を持っていると、守護霊が動けないのですが、常に
 謙虚でいると連絡が密にとれて守護霊も働きやすくなります」
 
 「謙虚でないと、わがままだとか、独りよがりや放漫であったり
 すると、守護霊は働けずにしょぼんとしています。かといって
 帰るわけにもいかず、そこで本人が気が付くのを待っています」
 
 「一生気付かない人もいますから、その場合はしょぼんとした
 まま帰っていくのです」
 
 「守護霊の方から、気が付くように働きかけることはしないの
 ですか」
 
 「しません、それは神もしませんね。悪いことをしていても、
 神は『お前、悪いじゃないか』とは言いません。守護霊も何も
 言わないのです。というのも人間は神の子ですから、外から注意
 するのでなく本人が自覚するのを最優先にしているのです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 謙虚になろう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●守護霊とは?

▽先日、著者の「5時間講座」の会場で購入した2冊のうちの1冊
 です。
 
 中川昌蔵という人は何者かと言うと、大阪・日本橋にあった
 「中川無線電機」の創業者ということです。
 
 ネットで調べてみると、「中川無線電機」はすでになく、別の
 会社の傘下に入り、別の会社名で存続しているみたいです。
 
 この本は、著者と中川昌蔵さんが、何日間かホテルに缶詰になって
 対談した内容が書かれています。
 
▽中川さんは、会社を経営されていて、60歳の時に謎の病気に
 かかり臨死体験をします。
 
 病気の原因はわからず、いったん危篤状態になりますが、臨死体験
 の最中に「この者の使命はまだ終わっていない」という声がして
 生き返ったそうです。
 
 それから、会社の経営から身を引き、講演会活動をやり始めた
 そうです。
 
 中川さんは、2002年8月に亡くなっています。
 
▽本の題名からすると、中川さんと中川さんに付いている守護霊
 との対話集かと思われますが、そうではなく、中川さんが守護霊と
 対話をしながら生きてきてわかったことの一部を、著者との対談で
 話をし、その内容が書かれています。
 
 前半は、中川さんの自伝的な内容がかかれています。
 
 講演会や他人にも、家族にさえ自分のことをこんなに話した
 ことがなかったそうで、著者との対談を守護霊に聴いてみると
 「やりなさい」という返事だったので、この本が出ることになった
 そうです。
 
▽「守護霊」とは何かというと、この世に生を受けている私たちは
 ほとんどの人が見ることはできませんが、一人ひとりに必ず付いて
 いて、私たちを守ってくれている存在なのだそうです。
 
 「守護霊」という言葉は、昔からその存在の話はあって、最近では
 江原啓之さんが登場してから、一般的になったように思います。
 
 著者によると、右脳の45度40センチのところに存在する「モヤの
 かたまり」が守護霊なのだそうです。
 
 守護霊が付いてない人はなくて、必ず一人に一体ずつ付いていて
 私たちを守ってくれています。
 
▽「守護霊に守られている」と書いてしまうと、守護霊が主体に
 なって私たちの言動をコントロールしてそうな感じがしますが、
 実際は、そんなことはないそうです。
 
 守護霊は、付いている人が「謙虚」じゃないと、動けないそうです。
 
 その部分を中川さんは次のように話されています。
 
 「謙虚でないと守護霊が動けないのです。本人が『私が、私が』
 という意識を持っていると、守護霊が動けないのですが、常に
 謙虚でいると連絡が密にとれて守護霊も働きやすくなります」
 
 「謙虚でないと、わがままだとか、独りよがりや放漫であったり
 すると、守護霊は働けずにしょぼんとしています。かといって
 帰るわけにもいかず、そこで本人が気が付くのを待っています」
 
 「一生気付かない人もいますから、その場合はしょぼんとした
 まま帰っていくのです」
 
 「守護霊の方から、気が付くように働きかけることはしないの
 ですか」
 
 「しません、それは神もしませんね。悪いことをしていても、
 神は『お前、悪いじゃないか』とは言いません。守護霊も何も
 言わないのです。というのも人間は神の子ですから、外から注意
 するのでなく本人が自覚するのを最優先にしているのです」
 
 私たちは、守護霊に守られてはいますが、それも本人次第という
 ことになりそうです。
 
 私たちが何かに気が付いて「おごり、たかぶり、うぬぼれ、傲慢」
 の心がなくなり、「謙虚」になって初めて守護霊と対話することが
 できるようです。
 
 けっこう放任主義です。
 
 ということは、私たちが願いごとを叶えたくて神社にお参りしたり
 「これが欲しい、あれが欲しい」と神様にお願いしたりするのは
 あまり意味がないということになりそうです。
 
▽この本には、神の世界の構造図が書かれています。
 
 神の世界も階層構造になっていて、私たちの魂は神と直接対話
 することはできないそうです。
 
 したがって、自分本位な願い事をいくらしたところで聞き入れて
 もらえることはできません。
 
 それよりも、「謙虚」な心になった時点で、つまり他人の言葉を
 しっかり聞き入れることができるような心になった時に初めて
 守護霊と対話することができるようになるようです。
 
 そのような状態になると、守護霊の方でその人の気持ちを読み
 とって、答えてくれるようになるそうです。
 
 守護霊のことを、別名「お陰さま」と言うそうで、謙虚になって
 お陰様に「お任せ」する人生が一番楽な生き方みたいです。





 この本は、著者が中川昌蔵さんにインタビューした内容が書かれて
 います。
 
 「守護霊」とか「神」という言葉が出ると、一見あやしく思えて
 しまいますが、それを信じる信じないは別の話で、「いかに生きるか」
 ということが大切になります。
 
 そして、「いかに生きるか」ということを追求し始めると、「神」
 とか「守護霊」の存在を考えざるを得なくなってきます。
 
 まずは謙虚になることが大切です。



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進化しすぎた脳(2回目)
進化しすぎた脳 (ブル-バックス)進化しすぎた脳 (ブル-バックス)
(2007/01/19)
池谷 裕二

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:進化しすぎた脳
 副題:中高生と語る「大脳生理学」の最前線
 著者:池谷裕二
 出版:講談社
 定価:1000円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN//oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4274546%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない
 第2章 人間は脳の解釈から逃れられない
 第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない
 第4章 人間は進化のプロセスを進化させる
 第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2007年1月に出版されています。
 
 2004年10月に出版された単行本の新書版です。
 
 著者は、東京大学大学院薬学研究科講師をしている方で、神経薬理学、
 光生理学が専門です。
 
 著書も多数あります。



 人間の脳の役割とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)脳の記憶の方法とは?



 記憶力とは曖昧なものみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)脳の記憶の方法とは?

 「記憶というのは正確じゃダメで、あいまいであることが絶対必要。
 たとえば僕は今日この緑色のチェック柄の服を着てるね。そして
 こんな髪型だね。もし記憶が完璧だったら、次に僕と会ったときに、
 着ている服が違ったり、髪に寝癖がついていたりしたら別人に
 なっちゃうんじゃない」

 「基本的に完璧な記憶というのは役に立たないんだ。それで、
 脳というのはあいまいにものを蓄えようとしているんだね」

 「記憶があいまいであることは応用という観点から重要なポイント。
 人間の脳では記憶はほかの動物に例を見ないほどあいまいでいい
 加減なんだけど、それこそが人間の臨機応変の源にもなっている
 わけだ」
 
 「そのあいまい性を確保するために、脳は何をしているかというと、
 ものごとをゆっくり学習するようにしているんだよね。学習の
 速度がある程度遅いというのが重要なの、特徴を抽出するために」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●脳の記憶の方法とは?

▽脳の機能として重要なことのひとつが「記憶する」ことです。

 記憶することができないと大変なことになります。
 
 ついさっき話をした人のことと話の内容を覚えていない、食事した
 ことも覚えていない等々、記憶することができないと、おそらく
 普通に生きていくことはできません。
 
 以前外国の映画で、記憶が10分しかもたない男性が主人公の
 映画を見たことがあります。
 
 次から次へと忘れてしまうので、とにかくメモをしておかないと
 自分が何をしていたのかすら忘れてしまいます。
 
 他には、小川洋子さんの作品で「博士の愛した数式」に出てくる
 博士も、記憶が一日しか持ちません。
 
 寝て翌日起きると、前日の記憶は全く無くなってしまいます。
 
 この博士も体中にメモを貼り付けていました。
 
 また、荻原浩さんの「明日の記憶」に出てくる男性は、若年性
 アルツハイマーを患っていて、この人も次第に身近な記憶がなく
 なってしまい、ポケットの中はメモだらけでした。
 
 記憶というのは人間に限らず、生物にとって大切な機能です。
 
▽しかし、大切な機能にもかかわらず、人間にとって記憶とはかなり
 あいまいなものです。
 
 私は昔から「暗記」が不得意で、暗記力が必要な科目はまるで
 ダメでした。
 
 物忘れも激しく、小学生の時は「忘れ物王」の異名を頂戴し、
 成績通知表の先生が書く所感には、「忘れ物が多い」と書かれて
 いたことが何度もあります。
 
 この場合は、「物忘れ」が激しいというよりも「物覚え」が悪い
 といった方が正しいかもしれません。
 
 私だけではなく、人間の記憶というのはかなりあいまいにできて
 います。
 
 もっと、正確に記憶できればどれほど素晴らしいことかと思って
 ましたが、どうやらそうでもないようです。
 
 著者によると、人間の記憶は完璧だと困ったことになるとのこと。
 
 著者は言います。
 
 「記憶というのは正確じゃダメで、あいまいであることが絶対必要。
 たとえば僕は今日この緑色のチェック柄の服を着てるね。そして
 こんな髪型だね。もし記憶が完璧だったら、次に僕と会ったときに、
 着ている服が違ったり、髪に寝癖がついていたりしたら別人に
 なっちゃうんじゃない」
 
 確かに言われる通りです。
 
 コンピューターのように、デジカメで撮った写真を記憶していると
 同じ人が映っている別の写真は全く別物と判断されてしまいます。
 
 人間の記憶はあいまいであるがために、特徴を「抽出」し、それを
 記憶することによって汎用的に記憶がきるようになります。
 
 一度会ったことがある人は、その特徴を記憶しているため、いつ
 出会っても同じ人と判断することが可能なのです。
 
 道を覚えるのも、他人の書いた文字を読みとるのも、使ったことが
 ない方言がなんとなく理解できるのも、記憶があいまいなためです。
 
 著者は言います。
 
 「基本的に完璧な記憶というのは役に立たないんだ。それで、
 脳というのはあいまいにものを蓄えようとしているんだね」
 
 なんで完璧に記憶できるように人間の脳はできていないんだろう、
 とずっと思っていました。
 
 学んだことを全て完璧に記憶できたら、いろいろなことが覚えられて
 いろいろな場面で役に立ちそうです。
 
 しかし、完璧に記憶するということは良いことばかりではなさ
 そうです。
 
▽また、人間の脳は他の動物と違って「ゆっくり」学習するそうです。

 著者は言います。
 
 「記憶があいまいであることは応用という観点から重要なポイント。
 人間の脳では記憶はほかの動物に例を見ないほどあいまいでいい
 加減なんだけど、それこそが人間の臨機応変の源にもなっている
 わけだ」
 
 「そのあいまい性を確保するために、脳は何をしているかというと、
 ものごとをゆっくり学習するようにしているんだよね。学習の
 速度がある程度遅いというのが重要なの、特徴を抽出するために」
 
 例えば、ある人のことを覚えようとしたときに、学習のスピードが
 コンピューターのように早いと、特徴が抽出できません。
 
 したがって脳は、「記憶の保留」ということをするそうです。
 
 人の姿を見て、とりあえず記憶を保留しておいて、次に横を向いた
 姿を見て、二つの記憶の共通点を抽出します。
 
 共通点を抽出した時点で初めて学習するようになっているのです。
 
 したがって、勉強をする時は学習スピードが遅いことが必須条件で、
 しかも、繰り返すことが必要です。
 
 人間の「記憶システム」はかなり上手くできています。





 この本は、脳の研究に関する面白い最新情報が優しい言葉で分かり
 やすく書かれています。
 
 人間の体は、まだまだ分からないことばかりで、脳に関しても、
 その全貌はほとんど分かっていません。
 
 それをひとつひとつ解き明かしていく脳科学者の研究は、大変
 そうだけど、なかなか面白そうでもあります。
 
 いつかは、脳の全貌が明らかになる日がくるのではないかと思われ
 ます。
 
 でも、いったいどうやって人間の脳は作られたのでしょうか。
 
 不思議です。



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進化しすぎた脳
進化しすぎた脳 (ブル-バックス)進化しすぎた脳 (ブル-バックス)
(2007/01/19)
池谷 裕二

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:進化しすぎた脳
 副題:中高生と語る「大脳生理学」の最前線
 著者:池谷裕二
 出版:講談社
 定価:1000円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN//oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4274546%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 人間は脳の力を使いこなせていない
 第2章 人間は脳の解釈から逃れられない
 第3章 人間はあいまいな記憶しかもてない
 第4章 人間は進化のプロセスを進化させる
 第5章 僕たちはなぜ脳科学を研究するのか



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2007年1月に出版されています。
 
 2004年10月に出版された単行本の新書版です。
 
 著者は、東京大学大学院薬学研究科講師をしている方で、神経薬理学、
 光生理学が専門です。
 
 著書も多数あります。



 人間の脳の役割とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)進化しすぎた脳とは?



 脳にはすごい機能が満載です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)進化しすぎた脳とは?

 「じつは、ここに重要なトリックがあって、脳が大きければ大きい
 ほど、それから脳のシワの数が多ければ多いほど賢い、という
 通説は正しくないんだ」
 
 「イルカの知能は人間の3歳児くらいと言われている。確かに、
 イルカは賢いかもしれない、他の動物に比べればね。でも人間には
 はるかにかなわない。こんなに立派な脳をもっているにもかか
 わらずだ」

 「腕をとってしまうと脳自身が変わってしまう。つまり、生まれ
 持った体や環境に応じて、脳は『自己組織的』に自分をつくり
 あげていく。構造の上では、イルカの脳は本当は人間以上のポテン
 シャルを秘めているのに、残念ながら『宝の持ち腐れ』でしか
 なかった、というわけ」

 「脳というのは進化に最小限必要な程度の進化を遂げたのではなく、
 過剰に進化してしまった、と言えるのではないか。進化の教科書を
 読むと、環境に合わせて動物は進化してきた、と書いてあるけど、
 これはあくまでも体の話」
 
 「脳に関しては、環境に適応する以上に進化してしまっていて、
 それゆえに、全能力は使いこなされていない、と僕は考えている。
 脳のリミッターは脳ではなく体というわけだ」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●進化しすぎた脳とは?

▽何年か前、本をたくさん読み始めた頃によく読んだ本が、脳科学
 に関する本でした。
 
 人間の脳は、量の割にはほんのわずかしか機能していなくて、
 なぜこんなに大きな脳が必要なのか、実はまだよく分かっていない
 ということでした。
 
 脳科学に関しては日進月歩で進化しています。
 
 それでもまだ分かっていない部分がほとんどです。
 
 おそらく、3次元の世界にいて、現実世界のことしか考えない
 のであればずっと分からないままだと思われます。
 
 素人の私の予想では、脳は「魂」との関係を考えなければ、その
 機能のほとんどは理解できないのではないかと考えられます。
 
 ということは、現代の科学では解明できないということになり
 そうです。

▽人間に限らず、生物の脳はとても自然にできたモノだとは思えま
 せん。
 
 生物が生きるために無意識に動かしている臓器、これも脳が管理
 しています。
 
 人間の脳は、他の生物に比べ「大脳皮質」という部分が発達して
 います。
 
 また、生きるために必要な機能を管理してるのが「小脳」と呼ば
 れる部分で、動物はこの部分が発達しています。
 
 また、運動とか知覚とか意識といった部分を管理しているのが
 「大脳皮質」です。
 
 一般的には「大脳皮質の表面積が多ければ多いほど、知能は高く
 なる」と言われています。
 
 よく言われる「脳のしわ」というやつです。
 
 「脳のしわ」が多いのがイルカで、人間よりも脳のしわは多い
 らしいです。
 
 確かに「イルカが賢い」という話はよく聞きますが、実際はそう
 でもないらしいです。
 
 著者は言います。
 
 「じつは、ここに重要なトリックがあって、脳が大きければ大きい
 ほど、それから脳のシワの数が多ければ多いほど賢い、という
 通説は正しくないんだ」
 
 「イルカの知能は人間の3歳児くらいと言われている。確かに、
 イルカは賢いかもしれない、他の動物に比べればね。でも人間には
 はるかにかなわない。こんなに立派な脳をもっているにもかか
 わらずだ」
 
 「脳のしわ」と「知能の発達」にはあまり関連がなさそうです。
 
 「脳のしわ」が何のために必要なのか、ということはまだ分かって
 ないみたいです。
 
▽コンピュータと人間の違いは何かと言うと、コンピュータは、
 それにつながっているハードウェアを交換しても、本体は何も
 変わらないけれど、脳は体によって変わる、ということです。
 
 著者は言います。
 
 「腕をとってしまうと脳自身が変わってしまう。つまり、生まれ
 持った体や環境に応じて、脳は『自己組織的』に自分をつくり
 あげていく。構造の上では、イルカの脳は本当は人間以上のポテン
 シャルを秘めているのに、残念ながら『宝の持ち腐れ』でしか
 なかった、というわけ」
 
 人間で考えると、人間の体、腕や手足といった、自分が持っている
 体の機能や、育ってきた環境によって自分の脳を作り上げることに
 なります。
 
 そうやって作り上げた脳は、大きな脳のなかのほんのわずかな
 部分しか必要としないということです。
 
 一説には、脳の機能の3%?15%くらいしか使っていないとも
 言われます。
 
 目に見える機能だけ考えると、まさに「宝の持ち腐れ」です。
 
 著者は言います。
 
 「脳というのは進化に最小限必要な程度の進化を遂げたのではなく、
 過剰に進化してしまった、と言えるのではないか。進化の教科書を
 読むと、環境に合わせて動物は進化してきた、と書いてあるけど、
 これはあくまでも体の話」
 
 「脳に関しては、環境に適応する以上に進化してしまっていて、
 それゆえに、全能力は使いこなされていない、と僕は考えている。
 脳のリミッターは脳ではなく体というわけだ」
 
 つまり、「脳は必要以上に進化し過ぎた」というのが著者の主張
 です。
 
 でも、体や環境によって脳が変化するならば、過剰に脳が進化
 することはありえないのではないかと思うのは素人の発想でしょうか。
 
 もし、著者の説が正しいならば、脳がここまで発達したのは、
 何か別の機能を有しているからではないかと考えられます。
 
 何のために「進化し過ぎた脳」が必要なのか知りたいです。





 けっこう面白いので、次回もう一度紹介させてもらいます。



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狭き門
狭き門 (新潮文庫)狭き門 (新潮文庫)
(1954/03)
ジッド山内 義雄

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:狭き門
 著者:ジッド
 出版:新潮文庫
 定価:400円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102045031/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f136264%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。


──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和29年7月に出版されています。
 
 著者は、フランスの作家で、1947年にノーベル文学賞を受賞
 しています。
 
 著者も多数あります。



 「狭き門」とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者のアンドレ・ジッドの作品を読むのは、今回で2冊目です。

 以前、「田園交響楽」という本を紹介しました。
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080610060000000.html
 
 著者は厳格なプロテスタントの家庭に生まれたため、その作品には
 キリスト教の影響が色濃く感じられます。
 
 キリスト教を主体とした道徳の遵守、それに対する反逆、背徳を
 テーマにした作品が多いようです。
 
 今回の「狭き門」もキリスト教の影響が感じられます。
 
 題名の「狭き門」とは、新約聖書に書いてあるキリストの言葉で
 
 「力を尽くして狭き門より入れ。滅びにいたる門は大きく、その
 路は広く、之より入る者おおし。生命にいたる門は狭く、その路は
 細く、之を見いだす者すくなし」
 
 という一節から付けられています。
 
 物語中では、
 
 「幸福への道には狭い門があって2人では通れない。だから一人で
 通らなくてはならない」
 
 という意味で使われています。
 
▽物語の時代背景は著者が生きていた時代、1869年?1951年
 だと思われます。
 
 作品が発表されたのは1909年、日本では明治42年頃のこと
 です。
 
 主人公は、ジェロームという男性で、登場した時は12歳の少年
 でした。
 
 12歳で父親を亡くしたジェロームはしばらく母親と2人で生活
 します。
 
 ジェロームには叔父がいて、毎年6月になるとジェロームの家族を
 叔父の家に呼んでくれました。
 
 叔父の家族は、叔父の妻(つまり叔母)と、従弟のロベール、
 ジェロームより2歳年上の従姉のアリサ、アリサより3歳年下の
 従妹のジュリエットの4人です。
 
 ジェロームは従姉のアリサが好きで、アリサもジェロームのことが
 好きでした。
 
 叔母は奔放な人で、娘のアリサとは合いません。
 
 ある日叔母は、どこかの若い男性とともに家を出てしまいます。
 
 アリサは叔母の反動もあって、キリスト教に多少入れ込んでいます。
 
▽思春期に入ったジェロームはアリサのことで頭がいっぱいになり
 ます。
 
 アリサ一筋で、アリサもジェロームのことが好きでしかたがあり
 ません。
 
 相思相愛、言うこと無しです。
 
 ジェロームはこれといってやってみたいことがあるわけではなく、
 内気な性格で、自分に克つことだけを考えるような人間でした。
 
 ジェロームには「ええカッコしい」のところがあって、アリサに
 出す手紙にもカッコイイ事ばかり書いています。
 
 叔父の家を訪ねる度に、アリサとの愛を確認し、周りの人間も
 それを認めていました。
 
 年頃になるにつれて、アリサとの結婚のことを考えるようになり
 ます。
 
 これも、周りの人たちは当然のごとく認めていて、叔父もジェローム
 のことを自分の息子のように扱っていました。
 
 アリサの妹のジュリエットも、いつもジェロームからアリサの話を
 聞かされていました。
 
▽ある年、ジェロームは友人のアベルとともに叔父の家に行くことに
 なりました。
 
 友人のアベルは妹のジュリエットのことが気に入り、お互いが
 気に入っていると思い込みます。
 
 ジュリエットの態度もアベルのことが好きなように見えました。
 
▽ジェロームとアリサの2人は、会えない時期は頻繁に手紙のやり
 取りをします。
 
 しかし、手紙にはジェロームが不安になるようなことが書かれて
 くるようになりました。

 次に訪れたとき、アベルはジュリエットに結婚の申し込みをする
 積もりでいます。
 
 それに弾みをつけて、ジェロームもアリサに結婚の申し込みを
 する積もりでいました。
 
 しかし、アベルがジュリエットに結婚を申し込むと拒絶されて
 しまいます。
 
 ジュリエットが好きだったのはジェロームでした。
 
 しかも、アリサは妹のその気持ちに気づいて、ジェロームの申し
 出は受けられないと言います。
 
▽ここから、2人の関係はややこしいことになってきます。
 
 ジュリエットは諦めて別の男性と結婚します。
 
 ジェロームもアリサも結婚して一緒になりたい気持ちは人一倍強く、
 手紙では会いたくてしかたがないことを伝えますが、実際に会って
 みると話すらまともにできません。
 
 読んでいて歯がゆい状態が何年か続き、やがて...





 私にはこの物語が、お互いを愛する気持ちが人一倍強い2人にも
 かかわらず、アリサが持つ「キリスト教」の信仰が2人を邪魔し
 てしまう内容に思えます。
 
 宗教は、解釈によっては人の人生を縛り、人であることのささいな
 幸福を掴むことの障害になってしまいます。
 
 宗教に傾倒するのは人の勝手ですが、何にでものめり込んでしまう
 のは良くないのではないかと思います。



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沈黙(2回目)
沈黙 (新潮文庫)沈黙 (新潮文庫)
(1981/10)
遠藤 周作

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:沈黙
 著者:遠藤周作
 出版:新潮文庫
 定価:476円
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101123152/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和56年10月に出版されています。
 
 著者は、日本の小説家で、多数の賞を受賞しています。
 
 紹介文によると、一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を
 追求する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある、とのこと。
 
 著書は多いです。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽キリスト教が迫害されていた当時の日本に、危険を承知で布教
 活動をしに密入国した、ポルトガルからやってきたセバスチャン・
 ロドリゴとフランシス・ガルペの2人。
 
 役人の詮索から逃れるために、二手に分かれて逃れようとします。
 
 2人で捕まると、そこで終わってしまうけれど、バラバラに逃げ
 れば、どちらか一方が残る可能性が倍になります。
 
 しかし、当時の長崎でキリシタンが潜伏するのは至難の業でした。
 
 セバスチャン・ロドリゴは、キリストを裏切り役人に銀30枚で
 売ったユダと同じように、キチジローという男に、役人に引き
 渡されてしまいます。
 
 キチジローはキリシタンでしたが、意志は弱く、踏み絵は恐怖の
 ため何の躊躇もなく踏んでしまうし、役人の脅しで隠れキリシタン
 のいる村を通報したり、セバスチャン・ロドリゴのような司祭を
 役人に売ったりしてしまいます。
 
 このキチジローは物語の最後まで登場し、ロドリゴの心に中に
 「ユダ」の代わりとなります。
 
▽役人に捉えられたロドリゴは、牢屋で3人の信者と一緒になります。
 
 牢屋とは言え、日本に来て始めて十分な食事を与えられ、日中
 堂々とキリスト教の司祭としての役割を果たすことができたロドリゴ
 でした。
 
 役人は、ロドリゴに「転べ」と迫ります。
 
 「転べ」とは、「キリスト教を捨てよ」ということです。
 
 キリスト教の司祭にキリスト教を捨てることができるのか?
 
 ロドリゴは、どのような拷問を受けようともキリスト教を捨て
 ようとは思っていませんでした。
 
 しかし、以前日本に密入国するまえに、司祭たちの教父でフェレイラ
 という人が「転んだ」という情報を聞いていたロドリゴは多少
 拷問に恐怖があります。
 
 教父とは、司祭を指導する立場の人で、フェレイラはロドリゴの
 先生みたいなものでした。
 
 その教父が「転んだ」のです。
 
 その理由は何だったのか?
 
 キリストが受けたような拷問に耐えられなかったのか?
 
 ロドリゴは自分なら耐えてみせると誓っていました。
 
▽ロドリゴを取り調べる役人たちは、無茶なことはしないし言い
 ません。
 
 形式的でいいから「転べ」と言うだけです。
 
 ロドリゴはそれだけの事では絶対に転ばないし、肉体的苦痛にも
 耐える事ができます。
 
 しかし、ロドリゴに与えられた苦痛は肉体的なものではなく、
 精神的な苦痛でした。
 
 ロドリゴが転ばないと、捕まった信者の農民が拷問に掛けられ
 死んでいきます。
 
 ロドリゴは苦悩し神に問いかけます。
 
 「なぜ、あなたは黙っている。あなたは今、あの百姓が『あなたの
 ために』死んだということを知っておられる筈だ。なのに何故
 沈黙するのか」
 
 農民が拷問に掛けられ死ぬことを「殉教」と言います。
 
 農民は踏み絵を踏むことができず、キリスト教を捨てることは
 教えによって禁じられています。
 
 死を掛けて棄教を拒む農民たちに待っているのは、拷問による
 長い苦痛と惨めな死だけです。
 
▽ロドリゴの苦悩は続きます。

 しかし、その間にも信者である農民の命が何人か消えて行きました。
 
 役人の主張は、次の通りです。
 
 「パードレ(司祭のこと)、お前らのためにな、お前らがこの
 日本国に身勝手な夢を押しつけるためにな、その夢のためにどれ
 だけ百姓らが迷惑したか考えたか。見い。血がまた流れよる。
 何もしらぬあの者たちの血がまた流れよる」
 
 事実を見てみると、実際その通りです。
 
 キリスト教さえ入って来なければ、年貢には苦しんだかもしれ
 ないけど、拷問に掛けられることも、死ぬこともなかった農民達は、
 キリスト教を知ってしまったがために苦痛と死を受けることに
 なってしまったのです。
 
▽ある日ロドリゴは、縄で手を縛られ騾馬に乗せられて奉行所へ
 連れて行かれました。
 
 ロドリゴはいよいよ拷問が始まると覚悟を決めていました。
 
 汚く狭い場所に閉じこめられたロドリゴは、苦悩しながらも耐え
 抜く積もりでいました。
 
 ロドリゴがいる場所には「鼾(いびき)」が聞こえてきます。
 
 門番が酒でも飲んで眠りこけているような鼾の音で、自分の境遇と
 のあまりのギャップに思わず笑ってしまう程でした。
 
 そこでロドリゴは「転んだ」フェレイラと話をします。
 
 フェレイラはロドリゴに「転べ」と諭します。
 
 実は、鼾のように聞こえていた音は、穴の中に逆さに吊られた
 農民の呻き声でした。
 
 そのままだと早く死んでしまうので、耳の後ろに小さな穴を開け
 そこから少しずつ血が抜けるようになっています。
 
 それでも、鼻に血が溜まり鼾のような呻き声になってしまうのでした。
 
 ロドリゴが転ばない限り、吊された農民は死ぬまで苦しむことに
 なります。
 
 そのことを知ったロドリゴはもはや耐えられなくなってきます。
 
 フェレイラはロドリゴに自分が転んだ理由を次のように語ります。

 「わしが転んだのはな、いいか。聞きなさい。ここに入れられ
 耳にしたあの声に、神が何ひとつ、、なさらなかったからだ。
 わしは必死で神に祈ったが、神は何もしなかったからだ」
 
 神の僕であるキリスト教の司祭が、いくら神に祈ったとしても、
 穴に吊された農民の苦痛を和らげることも、命を助けることも
 できません。
 
 フェレイラが「転んだ」理由は、「神の沈黙」だったのです。
 
 フェレイラはロドリゴにこう言います。
 
 「もし、基督がここにいられたら、たしかに基督は、彼らのために、
 転んだだろう」
 
 この言葉を聞いたロドリゴはついに...





 この物語は、キリスト教に限らず、あらゆる一神教に言えること
 だと思いますが、「神の沈黙」を題材に、宗教の弱点を突いた
 作品です。
 
 宗教素人の私が言うのもどうかと思いますが、宗教は「神」
 というのを勘違いしているような気がします。
 
 「神」は人格を持った擬人化された存在ではなく、おそらく
 「こうすれば、こうなる」といった「宇宙の法則」みたいなもの
 なのではないでしょうか。
 
 悪や善、努力や怠慢、美とか醜といった存在は神にとっては何の
 意味もなく、全て中立的なな現象で、それを判断する人間が存在
 するだけなのではないかと思います。
 
 太陽の周りを地球が回っているように、また、地球が自転して
 いるように「宇宙の法則」が存在していて、それに則って魂が
 存在し、宇宙の法則に則って、魂の計画したとおりに私たちが
 生きているのではないでしょうか。
 
 ということは「神の沈黙」は当たり前の話で、神に祈ったからと
 言って、その祈りが通じて神が何とかしてくれる、ということは
 あり得ないことになります。
 
 宗教を捨てることで、他人が助かるのであれば、宗教なんて捨てて
 しまえばいいと思います。



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沈黙
沈黙 (新潮文庫)沈黙 (新潮文庫)
(1981/10)
遠藤 周作

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:沈黙
 著者:遠藤周作
 出版:新潮文庫
 定価:476円
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和56年10月に出版されています。
 
 著者は、日本の小説家で、多数の賞を受賞しています。
 
 紹介文によると、一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を
 追求する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある、とのこと。
 
 著書は多いです。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品は、過去にいくつか読んだことがありますが、どの作品を
 読んだのか良く覚えていません。
 
 唯一覚えているのは「侍」という作品だけです。
 
 著者の作品は、キリスト教に関するものが多いです。
 
 ウィキペディアで調べてみると、12歳の時にカトリックの洗礼を
 受けていて、そのせいか小説家になってからはキリスト教に関する
 作品を多く手掛けています。
 
 今回紹介する「沈黙」をはじめとして、様々な作品は欧米で翻訳
 され高い評価を受けていて、ノーベル賞候補にもあがったことが
 あるそうです。
 
 ただ、「沈黙」のテーマと結論が選考委員の一部に嫌われ、受賞
 することはなかったとのこと。
 
 日本では、キリスト教に関する問題はそんなに大きなことには
 なりません(たぶん)。
 
 しかし、キリスト教が日常に浸透している国では、キリスト教を
 扱った作品は、神とキリストの取り扱いを間違えると嫌われます。
 
▽今回紹介する「沈黙」は、「神の沈黙」を扱った作品です。

 時代は、3代将軍徳川家光の時代です。
 
 フランシスコ・ザビエルによって初めて日本にキリスト教が持ち
 込まれてから、日本は特にキリスト教を弾圧することはありま
 せんでした。
 
 織田信長もキリスト教を特に禁止するわけではなく、大名の中には
 キリスト教の信者になる者もいました。
 
 しかし、豊臣秀吉の時代、秀吉はキリスト教の迫害を始めます。
 
 日本の主導者が恐れていたのは農民の「一揆」でした。
 
 その宗教が農民を扇動しなければ、日本は宗教に寛大な国でした。
 
 太古から「八百万の神」が身についていた日本人は、仏教が入って
 きても神様の一人として迎え入れ、キリスト教が入ってきても
 神様の一人として迎え入れてます。
 
 統治する側としては、どのような宗教があってもかまわないの
 ですが、宗教が民衆を扇動して暴動を起こすことを恐れていました。
 
▽九州の長崎は貿易港ということもあって、キリスト教は広く広まって
 いました。
 
 しかし、キリスト教の宣教師達の横暴もあって秀吉は「バテレン
 追放令」を出し迫害を始めます。
 
 徳川時代になってからもキリスト教は迫害されます。
 
 1614年にすべてのキリスト教聖職者が海外に追放されました。
 
 1637年に起きた島原の乱では、多くのキリスト教信者が殺され
 ています。
 
▽物語は、このような時代に日本への布教活動をしにポルトガルから
 きた宣教師クリストヴァン・フェレイラが棄教、つまりキリスト教を
 捨てて改心したという情報が、ローマ教会に情報がるところから
 始まります。
 
 この情報が信じられないと、キリスト教が迫害されている日本へ
 志願して布教しに行くことになった、セバスチャン・ロドリゴと
 フランシス・ガルペの2人。
 
 物語はセバスチャン・ロドリゴの手記と、その後の物語で構成
 されています。
 
 2人の宣教師は危険を承知で日本へ密入国します。
 
 密入国を支援したのが、マカオで知り合った狡そうな顔をした
 キチジローという日本人男性で、2人は一抹の不安を感じつつも、
 頼る者はキチジローしかなく、彼について長崎のある村に到着
 しました。
 
 その村は「隠れキリシタン」がいるところで、2人の宣教師は
 歓迎されます。
 
 2人は、山にある炭小屋に連れて行かれ、そこで隠れることに
 なりました。
 
 夜、密かに訪れる村人たちを相手に教えを説いていました。
 
 しかし、明るい間は外に出ることができません。
 
 次第に布教活動に焦りを感じ始める2人の宣教師は、キチジローの
 依頼によって、その部落から船で渡ったところにある島に布教
 活動をしにいくことになりました。
 
 布教活動は一応成功しますが、出発の直前に布教しに行った村は
 役人の探索が入り、島から元の場所へ戻った時、村では役人たちの
 探索が行われていました。
 
 キチジローの先導によって布教活動をしていましたが、行く先々で
 役人の探索があります。
 
 セバスチャン・ロドリゴは、キリストを役人に売ったユダと同じ
 ようにキチジローを疑い始めます。
 
 その頃、キリスト教の宣教師を役人に差し出すと幾ばくかのお金が
 もらえていました。
 
▽ある日、さらに役人の探索を受けた村では、3人の村人が役人に
 連れて行かれます。
 
 その中にキチジローがいました。
 
 踏み絵は3人ともパスしましたが、その後にためされた「マリヤ像に
 唾を吐きかける」ということがキチジロー以外の2人には実行する
 ことができませんでした。
 
 2人は村に連れ戻され、満潮時に首が出るくらいの深さに海の中に
 死ぬまで磔にされてしまいます。
 
 村人に、出て行って欲しいと言われた2人の宣教師は、二手に
 分かれ船で別の場所へ移動します。
 
 セバスチャン・ロドリゴは山の中を逃げまどいますが、そこで
 またキチジローと出会います。
 
 キチジローを疑っていた宣教師は、疑っていた通りキチジローの
 密告によって役人に捕まってしまいます。
 
 キチジローもキリスト教の信者でしたが、恐怖と報酬に勝てず
 隠れキリシタンの村と宣教師を役人に売ってしまったのです。
 
 捕まったセバスチャン・ロドリゴに苦悩が始まります。
 
 
 続きは次回。



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人間そっくり
人間そっくり (新潮文庫)人間そっくり (新潮文庫)
(1976/04)
安部 公房

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:人間そっくり
 著者:安部公房
 出版:新潮文庫
 定価:362円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101121125/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和51年4月に出版されています。
 
 平成14年12月時点で37刷となっています。
 
 長く読まれている本です。
 
 著者は、日本の作家で、海外でも高い評価を受けていたそうです。
 
 日本でも多くの賞を受賞しています。
 
 著書も多数あります。



 今回はSFです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 どちらが狂っているのか?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品は、今回で2度目の紹介です。

 以前、「砂の女」という作品を紹介しました。
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080828062234000.html
 
 この作品は、海外でも高い評価を受けている作品です。
 
 不思議な感覚の作品でした。
 
 不思議でしたが、何となく雰囲気に惹かれるものがあって、今回
 2冊目を読んでみることにしました。
 
▽今回は、「SF長編」と紹介されています。

 「砂の女」も登場人物は少なかったですが、今回も少ないです。
 
 主人公は、毎週日曜日を除く毎日、昼前30分間のラジオ番組の
 構成作家をしています。
 
 ラジオ番組のタイトルは「こんにちは火星人」。
 
 番組の内容は、「社会戯評風」の番組で、それでも2年近く続いて
 います。
 
 ところが、火星探査ロケットの打ち上げもあって、風向きが変わって
 しまい、ふざけた番組が支持されなくなってきました。
 
 この男性は、収入の大半をこの番組から得ていて、番組が終わって
 しまうと困ったことになってしまいます。
 
▽そんなある日、男性の家に奇妙な男性が訪ねてきます。

 その男性は、何かのセールスマンのような感じで「火星人のことで
 相談したい」と来意を告げます。。
 
 主人公の男性の妻が応対に出て、男性が玄関に行こうとすると、
 そこへ女性の声で電話が掛かってきました。
 
 その女性は、
 
 「火星人のことで話があるとうちの主人が訪ねてきていると思うが
 分裂症なので話を信じないで欲しい。『こんにちは火星人』の
 大ファンで自分が火星人だと思い込んでいる。3日前に精神病院
 から退院してきたばかりで、狂暴性があるので言うことには逆らわ
 ないで欲しい。30分以内に連れ戻しに行くので、到着するまで
 待っていて欲しい」
 
 と男性に告げます。
 
 自称火星人の男性は、とても分裂症のようには見えません。
 
 その男性は、口が上手く本物のセールスマンのように見えます。
 
 まんまと家に上がり込んだ火星人の男性は、ペラペラと話を始め
 ます。
 
 電話で「狂暴性がある」と言われ、内心ビクビクしながら対応
 していた主人公の男性は、自称火星人の男性に口を合わせて会話
 をしますが、男性にそのことを見破られてしまい、逆に責められ
 ます。
 
 どう対応して良いのかわからなくなってきたところに、男性が
 文鎮代わりに使っていたナイフが見つかってしまい、自称火星人
 の男性はそのナイフを使って強迫はしないまでも、軽くゲームを
 します。
 
 逆らってはいけないと思っている主人公の男性は、ナイフの恐怖
 と、巧みで何を指摘しても筋が通っているように思える男性の
 会話から、疑いつつも次第に男性の話に乗ってしまいます。
 
▽自称火星人の男性は、最初火星の土地を売買するセールスマンと
 名乗って話をしていましたが、本当は自分は「人間そっくり」の
 火星人で、地球と火星の橋渡しをする人物を捜していて、「こん
 にちは火星人」の番組の構成作家の主人公の男性を地球人の代表に
 選んだ、と話をします。
 
 主人公の男性は、会話の中のおかしい部分を指摘して、会話を
 破綻させようと試みますが、ことごとく解説されてしまいます。
 
 やがて、本当は主人公の男性も実は地球を調査に来た火星人で、
 地球病に掛かってしまい、火星人であることを否定しているだけだ
 と指摘しはじめます。
 
▽主人公の男性の妻は、自称火星人の男性を見かけたことがあって、
 同じマンションの上の階の人じゃないか?と夫に話します。
 
 電話を掛けてきた女性が30分経過しても迎えにこないので、妻が
 上の階に訪ねていくことになりました。
 
 その間、2人の会話は続き、自称火星人の男性の話を疑いつつも、
 次第に真実が何か分からなくなってきた男性は、妻が帰って来ない
 のを理由に、自称火星人の男性の家に行こう、ということになり
 ました。
 
 2人でマンションの階段を上がり、男性の家に入って行きます。
 
 そして、そこで起きたのは...





 この本は、「砂の女」に引き続き、やはり奇妙な感じのする話です。
 
 でも、心理的にそうなってしまうのかなと、多少恐くなってきます。
 
 著者の別の作品も読みたくなってきました。



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クリスマス・カロル
クリスマス・カロル (新潮文庫)クリスマス・カロル (新潮文庫)
(1952/11)
ディケンズ村岡 花子

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:クリスマス・カロル
 著者:ディケンズ
 出版:新潮文庫
 定価:280円
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
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 楽天ブックス
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第一章 マーレイの亡霊
 第二章 第一の幽霊
 第三章 第二の幽霊
 第四章 最後の幽霊
 第五章 事の終り



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 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和27年11月に出版されています。
 
 著者(1812?1870)は、イギリスの絶頂期を代表する小説家です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 クリスマスは特別な日みたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 今を大切にしよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽この著者の本は初めて読みます。

 ウィキペディアで調べてみると、イギリスを代表する作家で、
 紙幣にも肖像が描かれていたとのこと。
 
 物語の構成としては、最近ではありがちなものですが、この作品を
 真似たのではないかと思われます。
 
▽時代背景は、著者が活躍した時代、産業革命が成功したイギリス
 の絶頂期あたりでしょう。
 
 主人公は、エブニゼル・スクルージという名の老人です。
 
 スクルージはスクルージ・マーレイ合名会社を経営しています。
 
 合名会社ですが、もう一人の経営者のマーレイは7年前に亡く
 なっていました。
 
 スクルージはけちな男で有名です。
 
 「絞り取る、捻り取る、ひっかく、かじりつく、貪欲な、がりがり爺」
 と表現されています。
 
 秘密を好み、交際を嫌い、牡蠣の殻のように孤独な老人でした。
 
 商売以外では誰からも相手にされていません。
 
 もうけることしか興味がないスクルージの会社には、ボブという
 書記が一人勤めています。
 
 スクルージはけちだったので、ボブの給料も低く抑えられていま
 した。
 
▽ある年のクリスマス・イブに、スクルージの甥が事務所に訪ねて
 きました。
 
 この甥は、毎年クリスマス・イブになると伯父をパーティに招待
 しにやってきます。
 
 しかし、ひねくれ者のスクルージは誘いに乗りません。
 
 俺にかまわないでくれ、といって誘いを断ります。
 
 寄付集めに事務所にやってきた人にも、びた一文払わずに追い
 返してしまいます。
 
 そんなスクルージは、書記のボブがクリスマスに一日休む事さえ
 嫌々ながら許可します。
 
 キリスト教徒にとってクリスマスは特別な日です。
 
 感覚は分かりませんが、日本の正月みたいなものなのでしょうか。
 
▽クリスマス・イブの夜、スクルージが一人で家に帰ってくると、
 幽霊が訪ねてきました。
 
 それは、かつての共同経営者マーレイでした。
 
 マーレイは生前の自分の行いのために、成仏できず重い鎖を引き
 ずったまま、死んでからずっと旅を続けているとのこと。
 
 マーレイは、スクルージが自分のような運命から逃れるチャンスを
 やろうと幽霊となってスクルージの前に現れたのです。
 
 「これから毎夜、三日連続で三人の幽霊がお前の前に現れるので
 その幽霊の指示に従うこと」と、マーレイはスクルージに告げ
 いなくなってしまいます。
 
▽翌日のクリスマスの午前1時、マーレイの予言通り第一の幽霊が
 やってきました。
 
 この幽霊は「過去のクリスマスの幽霊」と名乗ります。
 
 幽霊に触れていると、スクルージの子ども時代の風景が見えてき
 ました。
 
 自分が子どもだった時代を見せられ、いろいろなことを思い出し
 ます。
 
 また、青年時代に妻と別れる場面を見せられ、その後妻が幸せに
 暮らしている場面も見せられます。
 
▽第二の幽霊は「現在のクリスマスの幽霊」と名乗ります。

 その幽霊は、現在スクルージに関係している人物のクリスマスの
 様子を見せます。
 
 そして、スクルージの事務所ではたらく書記のボブ・クラチットの
 家庭を見せられます。
 
 ボブには、ティムという名の足の悪い病気がちの子どもがいて、
 長くは生きられないことも知ります。
 
 ボブは給料が安いため家は貧乏ですが、家族はけなげに生きてい
 ます。
 
 それでもボブは、スクルージに感謝の言葉を口にしていました。
 
▽最後の幽霊は「未来のクリスマスの幽霊」と名乗ります。

 この幽霊は、ある男性が死んでその死を誰も悲しむ人がなく、逆に
 その死が喜ばれている場面を見せます。
 
 スクルージは、この男性のような死を迎えたくないと思います。
 
 しかし、その幽霊が見せてくれた墓には、スクルージの名が刻
 まれていました。
 
▽最後の幽霊も消え、スクルージが目を覚ますとまだクリスマス
 当日でした。
 
 スクルージは、過去・現在・未来のクリスマスの様子を見せられて、
 人生には何が大切なのか気が付き、改心します。
 
 そして...





 この本は、人間にとって何が大切なのか、人間としてどう生きるのが
 良いのか、ということを教えてくれる物語です。
 
 産業革命が成功し絶頂期のイギリスで、このような物語が書かれた
 のは、時代を反映しているのかもしれません。
 
 人間一人では生きていけません。



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人蕩術奥儀
人蕩術奥儀―人蕩術とは人たらしの術である人蕩術奥儀―人蕩術とは人たらしの術である
(1986/03)
無能 唱元

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:人蕩術奥義
 副題:人蕩術とは人たらしの術である
 著者:無能唱元
 出版:竹井出版
 定価:1000円
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4884741250/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序 章 真の魅力は余裕から生まれる
 第1章 魅力の正体とその秘密
 第2章 生命活動とはどういうことか(生存本能)
 第3章 人々は飢え渇いている(群居衝動と自己重要感)
 第4章 自らの心を救済すること(性欲衝動について)
 第5章 遊戯三昧の心境で(好奇心)
 終 章 人蕩術奥儀




──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和61年3月に出版されています。
 
 著者は、紹介文によると、飛騨の臨済宗円空庵善通寺に入山、
 小倉賢堂師に師事し、唱元の法名を授かったそうです。
 
 禅の修行で悟りを得て各地で説法しているそうです。
 
 著書も多数あります。



 「人蕩術」とは一体何なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人間の魅力とは?
 2)人蕩術奥義とは?



 魅力のある人間とはどういった人たちなのでしょうか?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人間の魅力とは?

 「魅(み)は与(よ)によって生じ、求(ぐ)によって滅す」
 
 「すなわち、あなたは他人に何かくれれば、あなたに『魅きつける力』
 は生じ、あなたが他人から何かを取ろうとすれば、その力は即座に
 消えてしまうのであります」

 人間には「本能的衝動」として、5つ持っているそうです。
 
 1.生存本能
 2.群居衝動
 3.自己重要感
 4.性欲衝動
 5.好奇心

 「私たちは、この五つの本能を自らの手をもって充足し、その
 うえで、他人のその不足をも充足してあげるならば、その時、
 無数の人々を自分のもとに吸引してやまない、すばらしい魅力を
 身につけることができるのです」


 2)人蕩術奥義とは?

 「右にもとらわれず、左にもとらわれず、そして必要とあれば、
 右にも左にもあえてとらえられる、このような自由自在の境地に
 至った人」
 
 「あたかも自然の一部と化してしまったような人。気負いもなく、
 淡々と自らの生を楽しみ、人々を明るくし、人生をあたかも一場の
 芝居のように、またゲームのように遊びながら生きている人」
 
 「このような『遊行者』に私は心から憧れ、魅きつけられずには
 いられないのです」
 
 「しかし、このような遊行者にも、最初から一変になれるわけでは
 ありません。それには、この人生を即、修行の道場と心得て、
 まず『与える』という実修から始めてみることです」
 
 「すなわち他の人の五大本能をいかにして充足してあげられるか、
 そのことについて絶えず考えをめぐらしてみることなのです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 与えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●人間の魅力とは?

▽著者の本は始めて読みます。

 以前、知人から著者の本を勧められていましたが、なかなか出会えず
 にいました。
 
 ブックオフでうろうろしていたときに、ふと目に入ってきたのが
 今回紹介する本です。
 
 著者は悟りを得た禅僧ということです。
 
 「悟り」というのがどういうものかよく知りません。
 
 きっと、「宇宙の法則」みたいなものに気が付いた、ということ
 なのでしょうか。
 
 もし、そういうことなら「悟り」とは、数え切れないくらいたく
 さんあるということになります。
 
▽「女蕩し(おんなたらし)」という言葉がありますが、あまり良い
 イメージではありません。
 
 「人蕩し」という言葉は、著者の造語で「自分の方へ人々の心を
 引きつけてしまう力」のことです。
 
 そのための技術を「人蕩術」と言い、その技術のコツを「人蕩術奥義」
 と言います。
 
 簡単に言うと「魅力のある人間」になるにはどうすれば良いのか?
 ということを技術としたのが今回紹介する本です。
 
▽人の魅力とは何でしょうか?

 著者は、「人蕩の極意」を次のように書いています。
 
 「魅(み)は与(よ)によって生じ、求(ぐ)によって滅す」
 
 「すなわち、あなたは他人に何かくれれば、あなたに『魅きつける力』
 は生じ、あなたが他人から何かを取ろうとすれば、その力は即座に
 消えてしまうのであります」
 
 「物で釣る」ということではありません。
 
 著者は、人間の本能を満たしてやることで魅力のある人間になれる
 と言います。
 
 人間には「本能的衝動」として、5つ持っているそうです。
 
 1.生存本能
 2.群居衝動
 3.自己重要感
 4.性欲衝動
 5.好奇心
 
 著者は言います。
 
 「私たちは、この五つの本能を自らの手をもって充足し、その
 うえで、他人のその不足をも充足してあげるならば、その時、
 無数の人々を自分のもとに吸引してやまない、すばらしい魅力を
 身につけることができるのです」
 
 魅力のある人間になるためには、姿形等、見た目が美しいという
 のはあまり必要ではないみたいです。
 
 他人が持っている、上記した5つの「本能的衝動」を満たして
 やることで、魅力のある人間になることができます。
 
 そして、与えるだけではなく、自らの「本能的衝動」も満たして
 やらなくてはなりません。

●人蕩術奥義とは?

▽では、「人蕩術の奥義」とはどのようなことなのでしょうか?

 著者は次のように言います。
 
 「右にもとらわれず、左にもとらわれず、そして必要とあれば、
 右にも左にもあえてとらえられる、このような自由自在の境地に
 至った人」
 
 「あたかも自然の一部と化してしまったような人。気負いもなく、
 淡々と自らの生を楽しみ、人々を明るくし、人生をあたかも一場の
 芝居のように、またゲームのように遊びながら生きている人」
 
 「このような『遊行者』に私は心から憧れ、魅きつけられずには
 いられないのです」
 
 「しかし、このような遊行者にも、最初から一変になれるわけでは
 ありません。それには、この人生を即、修行の道場と心得て、
 まず『与える』という実修から始めてみることです」
 
 「すなわち他の人の五大本能をいかにして充足してあげられるか、
 そのことについて絶えず考えをめぐらしてみることなのです」
 
 宇宙は投げかけたモノが返ってくると言われます。
 
 人蕩術とは、自分以外の人の本能を満たしてやることによって、
 魅力のある人間になることの他に、「自らも与えられる」という
 ことなのではないかと思います。





 この本には、いかに魅力のある人間になるか、その方法が書かれて
 います。
 
 魅力のある人は「なろうと思ってなれるものではない」と考えて
 いましたが、どうやらそこにはある法則があるみたいです。
 
 まず、自ら与えてみることが大切です。



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少将滋幹の母
少将滋幹の母 (新潮文庫)少将滋幹の母 (新潮文庫)
(1953/10)
谷崎 潤一郎

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:少将滋幹の母
 著者:谷崎潤一郎
 出版:新潮文庫
 定価:438円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和28年10月に出版されています。
 
 著者は、明治期から昭和にかけて活躍した日本の小説家です。
 
 「日本の文豪」というと、著者の名があがります。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 谷崎文学を楽しもう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品は、以前「春琴抄」を読んだことがあります。

 著者の作品では「痴人の愛」や「細雪」が有名です。
 
 「痴人の愛」は本棚に並んでますが、なにぶん厚いので、その時に
 一緒に買った「少将滋幹の母」を先に読むことにしました。
 
▽物語は、「平中(へいじゅう)」という男性の話から始まります。

 平中とは、源氏物語にも出てくる人物で、好色な男性で女性にもて
 ます。
 
 実在の人物らしく、古今集等に和歌も遺しています。
 
 時代背景は、平安時代の前記。
 
 平中は歌人でしたが、平姓をもらい臣下となります。
 
 その時平中は、位の高いある女性にアタックしていました。
 
 昔は、和歌を詠んでそれを紙にしたためて渡してもらい、それが
 気に入ったらおつきあいをする、という風習?があったらしいです。
 
 それは、人妻であろうがなかろうがあまり関係のないことで、
 日本は昔からそういった男女関係には寛大な国だったみたいです。
 
 明治期以降、外国の宗教文化が輸入されてから表面上は厳しい国に
 なったみたいです。
 
 平中が狙っていた女性は、左大臣藤原時平の邸に宮仕えをしていた
 女性です。
 
 藤原時平とは、醍醐天皇の時代にライバル菅原道真を陥れ太宰府に
 左遷させた人物です。
 
 菅原道真が亡くなってから祟られ若くして亡くなり、一族も絶えて
 しまいます。
 
 平中は、狙っていた女性をなかなか落とすことができずにいました。
 
▽平中と時平は、位は左大臣の時平の方が断然上です。

 しかし、「好色」という点に関して2人はウマが合うようで、
 平中と時平は2人きりでよく女性の話をしていました。
 
 女性に関しては平中の方が上手で、この時も時平は平中からある
 女性の話を聞き出そうとしていました。
 
 その女性とは、大納言藤原国経の妻で、かなりの美人です。
 
 藤原国経は80歳に近い老人で、妻の「北の方」は20代、年の
 離れた夫婦です。
 
 平中は北の方とも関係があり、時平は美しいと評判の北の方の話を
 平中から聞きだそうとしていました。
 
 最終的に平中は、北の方の話を時平にしてしまいます。
 
 北の方の夫、大納言藤原国経は左大臣藤原時平の伯父にあたります。
 
 伯父ではありますが、官位は左大臣の方が上で、普通だと口も
 聞いてもらえない程の差があるとのこと。
 
 しかし、平中から「北の方」の話を聞いてから、時平は国経に
 対して言葉を掛けたり、豪華な贈り物を渡したりします。
 
▽北の方と国経の間には、4、5歳になる息子がいました。
 
 この息子が後に少将滋幹となります。
 
 時平は、夫がいて子どもがいる女性に狙いを定め、夫から攻めて
 いきました。
 
▽あるとき、時平は国経の邸へいって宴会をやろうと伝えます。
 
 大納言国経にとっては、親類と言っても位の違う左大臣が家に来る
 というのは名誉なことでした。
 
 時平の狙いはもちろん北の方。
 
 皆が泥酔し、帰ろうとする時になって、時平は国経に向かって、

 「いままでいろいろな贈り物をしてきたから、お前が一番大切に
 している物をよこせ」と強引にせまります。
 
 時平は「北の方」をよこせ、と強引にせまり、しかも国経は常々
 北の方は老いぼれの自分にはふさわしくない、もっと若い男性の
 ほうが似合っているのではないか、と自問していました。
 
 そこに酒の勢いも手伝って、強引な申し出に応えてしまい、北の方を
 時平に渡してしまいます。
 
 その後、北の方は時平の妻となってしまい、二度と国経と会う
 ことはありませんでした。
 
 国経は、北の方を渡してしまった割には、寂しさのあまり悲嘆に
 くれ、数年して亡くなってしまいます。
 
▽その後、北の方は時平との間に何人かの子どもを授かります。

 しかし、菅原道真の祟りで時平は死に、その一族もことごとく
 早死にしてしまいます。
 
 北の方は出家し、どこかで尼僧として生きていました。
 
▽北の方と国経の子滋幹は、母親が邸から奪い去られてから、わず
 かな回数しか会うことはできませんでした。
 
 母親のことで覚えているのは、美しかったということだけ。
 
 わずかな記憶しかありません。
 
 成人してからも母親への気持ちはずっと持っていました。
 
 ある日、滋幹が何かに引っ張られるように、廃屋の近くにある
 滝の上に出てみると、そこには...





 この物語は、日本に残っている古典を元に、実際にあった話と、
 著者の創作とを上手く結びつけ、一つの物語にしています。
 
 昔の公家の様子や、男女関係のことも良く分かります。
 
 母親を思う気持ちは、1000年以上昔も今も変わらないようです。



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和解
和解 (新潮文庫)和解 (新潮文庫)
(1949/12)
志賀 直哉

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:和解
 著者:志賀直哉
 出版:新潮文庫
 定価:324円+税
 購入:ブックオフで200円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和24年12月に出版されています。
 
 平成19年3月時点で95刷となっています。
 
 長く読まれている本です。
 
 著者は、中学か高校の時に習ったことがある同人雑誌「白樺」を
 創刊した人で、紹介文によると、自我の絶対的な肯定を根本とする
 姿勢を貫き、父親との対立など実生活の問題を見据えた私小説や
 心境小説を多数発表しているとのことです。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 自分のことを書いているみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 全てを受け容れよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽本当は、著者の「暗夜行路」という作品を読もうと思いブックオフ
 に探しに行きました。
 
 探し当ててみると、かなりぶ厚くて600頁くらいあったので
 躊躇し、隣に並んでいた「和解」という薄い本を選んでしまいま
 した。
 
 著者の作品はまだ一度も読んだことがなかったので、100頁
 足らずのこの作品を試しに読んでみることにします。
 
 著者の作品で名前を知っているのは「暗夜行路」だけです。
 
 ウィキペディアで調べてみると、代表作は「暗夜行路」の他に
 今回紹介する「和解」、「小僧の神様」、「城の崎にて」といった
 ところです。
 
 著者は基本的に短編小説家で、唯一の長編が「暗夜行路」のよう
 です。
 
▽著者の作品は、自分の人間関係を題材にした作品が多く、特に
 父親との人間関係を書いた作品が今回紹介する「和解」です。
 
 自分を主人公に置き換えて書いているようです。
 
 主人公は、順吉という名の男性で、年の頃は分かりません。
 
 詳しい理由は書かれていませんが、3年半ほど前、父との会話の
 中で不快な思いをし、それがきっかけで東京麻布の実家を出て
 しまいます。
 
 その後、妻との結婚のことでも一悶着あって、父親との関係は
 悪化したまま膠着状態が続いていました。
 
 主人公の順吉は、著者を置き換えた人物らしく、職業は物書きです。
 
 家を出た順吉は、妻と京都等いろいろな土地へ住んで、最終的に
 千葉県の我孫子という土地へ家を構えます。
 
 順吉は父親との関係は悪化していますが、祖母のことが気に掛かって
 いて、いく度となく麻布の家を訪れます。
 
 そのたびに家に電話を掛け、父親が家にいるかいないか母親に聞き
 できるだけいない時を見計らって実家を訪ねていました。
 
 順吉と父親との不和は、実家に住む他の家族や親戚を皆巻き込んで
 緊張状態を作りだしていました。
 
 つまり、皆が2人の関係で迷惑していたのです。
 
▽人間関係は、一度こじれるとなかなか修復するのが難しいです。

 特に一番問題が起きやすいのが夫婦で、その次が親子関係です。
 
 一番身近な存在から問題が起きやすくなっています。
 
 人間は、この世に人間関係の修行をしに生まれてきているので、
 人間関係で悩むのはごく普通のことです。
 
 人間関係で悩みがなくなると、人生の問題はぐっと減ります。
 
 自分のことを考えてみると、今関係している人間関係はそんなに
 多くないこともあってか、今のところ人間関係による悩みはほと
 んどありません。
 
 幸せな方だと思います。
 
 悩む人は悩みます。
 
 家庭で家族との関係に悩み、職場で上司や同僚、客との関係で
 悩み、友人・知人関係でも悩みがあります。
 
 自給自足で山の中で全く一人で生きていけるなら別ですが、人間は
 人間関係を逃れて生きることはできません。
 
 必ず人間の中で生きていくしかないのです。
 
 そして、人間関係で悩む人は、たとえ何処の土地に逃げたとしても
 必ず何らかの人間関係で悩むことになっているみたいです。
 
 自分が許容できる人間の幅を広げるしか、人間関係の悩みを解決
 する方法はなさそうです。
 
▽詳しい理由は書いてありませんが、父親との不和に何年も悩んで
 きた順吉は、物書き業ということもあってか、個人的にはかなり
 わがままな印象を受けました。
 
 家長制度の明治期の男性が皆そうだったのかもしれません。
 
 最終的に、順吉の方から「今のままではいけない」と感じ、父親と
 話す機会を作り、和解へ持ち込みます。
 
 最後は、家族から親類まで皆ハッピーになって終わります。





 個人的に、小説には物語性を求めていて、日常のことを書いた
 作品は面白いとは感じていませんでした。
 
 川端康成の作品を読んでいてそう感じたのですが、どうやら少し
 違っているみたいです。
 
 夏目漱石の作品も淡々とした日常を描いているものが多く、でも
 面白い作品が多いです。
 
 今回紹介した「和解」も、著者の実体験を文章にしていて、単なる
 日常を描いているだけ、でも面白いです。
 
 気が付いたのは、川端康成の作品は、これまで読んだ「雪国」に
 しろ、「眠れる美女」にしろ、どちらかというと「非日常」です。
 
 一般人が体験する日常ではない場面を文章にしています。
 
 でも、夏目漱石も今回紹介したこの作品も、いかにもありそうな
 「日常」を文章にしていて、だから感情移入し易いのかもしれ
 ません。
 
 家族を含めた和解のシーンには、体験したことはないけれど、
 なぜかジーンと心に響くものがあります。
 
 100頁くらいの短編なのですぐ読めます。
 
 機会があったら読んでみることをお勧めします。



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眠れる美女
眠れる美女 (新潮文庫)眠れる美女 (新潮文庫)
(1967/11)
川端 康成

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:眠れる美女
 著者:川端康成
 出版:新潮文庫
 定価:400円+税
 購入:ブックオフで250円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 眠れる美女
 片腕
 散りぬるを


──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和42年11月に出版されています。
 
 著者は、日本人初のノーベル文学賞を受賞した方です。
 
 著書も多数あります。



 どのような話なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 今回はどうでしょうか。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品は、何日か前に「雪国」を紹介しました。
 
 Vol.762,2008/09/24配信分
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080924060000000.html
 
 趣味の問題でもありますが、個人的にはどちらかと言うと小説に
 物語性を求めてしまうため、なにげない日常について語られて
 いたりすると、飽きてきてしまいます。
 
 「雪国」は、物語性がないわけではありません。
 
 でも、どちらかというと日常の話を、著者の美しい文章で語る
 のを楽しむといった感じが強いです。
 
 たまたま「雪国」がそうだったのかもしれません。
 
 試しに、先日紹介した雑誌「一個人」で、浅田次郎さんが「もう
 一度読み返したい本」として紹介されていた「眠れる美女」を
 読んでみることにしました。
 
 浅田次郎さんが「川端さんの作品から1冊選ぶとしたら」今回紹介
 する「眠れる美女」なのだそうです。
 
 最も川端世界を堪能できる作品ということです。
 
 今回の作品の出だしは、
 
 「たちの悪いいたずらはなさらないで下さいませよ、眠っている
 女の子の口に指を入れようとなさったりすることもいけませんよ、
 と宿の女は江口老人に念を押した」
 
 です。
 
 かなり妖しい雰囲気です。
 
▽登場人物は多くはありません。

 主人公は江口という名の60代半ばの老人で、ある日江口老人は、
 知り合いの木賀という老人からある場所を紹介されます。
 
 そこは、身元が確かな人の紹介でしか行くことができない会員制
 クラブのような場所で、その家を訪ねていくと、40半ばの女性が
 出てきて、ある部屋に通されます。
 
 その部屋は八畳と隣の寝室しかなく、宿とは呼べない建物です。
 
 寝室には、若い全裸の美しい女性が眠っています。
 
 女性は薬で前後不覚に眠らされていて、何をしても起きないように
 なっています。
 
 江口老人はこの部屋で一晩女性と過ごすことになるのですが、
 ここを紹介される老人たちは、皆男性としての機能は既に失って
 いる人たちばかりということになっているそうです。
 
 眠らされている女性たちも、そのことは知っていて、安心して(?)
 アルバイトをしているそうです。
 
 若い女性は、老人達が来る前から薬で眠らされ、朝老人達が帰った
 後で眠りから覚めます。
 
 したがって、どのような人たちと一晩過ごしたのか分かりませんが、
 身の安全(?)は保障されていているとのこと。
 
 ところが主人公の江口老人は、まだ男性としての機能は有していま
 した。
 
 といっても60代半ば、若い男生と違って十分に自制は可能です。
 
▽簡単に言ってしまうと「スケベじじい」が、現実世界では触れる
 ことのできないモノに触れることができる場所で、一晩過ごす
 だけの話です。
 
 その間、昔関係のあった女性を思い出して感慨にふける、といった
 内容です。
 
 簡単に言ってしまうとそうなのですが、そこは川端康成。
 
 見事な文章で表現しています。
 
▽江口老人は「眠れる美女」の横で一晩を過ごした後、その美女が
 忘れられず、半月後にもう一度電話をして訪ねることにしました。
 
 その日に訪ねてみると、急に電話したせいか別の女性が眠らされて
 いるとのこと。
 
 江口老人は前回の女性に未練がありましたが、今回の女性を見て
 さらに気に入ります。
 
▽何度めかに来た後、この場所を紹介してくれた老人と共通の知り
 合いの葬儀に参列します。
 
 そこで木賀老人から、知人の死因を聞き出します。
 
 その知人はどうやら、眠れる美女の家で死んだらしく、発見された
 のは別の温泉宿でしたが、どうやら死んだ後にその宿に運び込まれた
 らしい、とのことでした。
 
 「眠れる美女の館」にくることができるのは、成功した老人たち
 ばかりで、秘密がばれるとまずいことになってしまいます。
 
 でも、客が老人ということは「死」に近いということでもあり、
 いつかはばれそうです。
 
▽江口老人の何度目かの訪問の際は、女性が2人眠らされていました。
 
 その夜、江口老人が目覚めてみると...





 この作品は、1961年(昭和36年)に発表されています。
 
 個人的に、小説に物語性を求めていたのですが、著者の作品に
 関しては物語性を求めてはいけないようです。
 
 違う愉しみ方をした方が味わい深く楽しめるようなような気が
 します。



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冷血(2回目)
冷血 (新潮文庫)冷血 (新潮文庫)
(2006/06)
トルーマン カポーティ

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:冷血
 著者:トルーマン・カポーティ
 出版:新潮文庫
 定価:895円+税
 購入:ブックオフで500円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、平成18年7月に出版されています。
 
 著者は、アメリカの作家で、賞をいくつか受賞しています。
 
 「ティファニーで朝食を」という作品は聞いたことがあります。
 
 著書も多数あります。



 どのような事件なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 殺す必要はなかったのに...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽1959年11月16日、アメリカカンザス州のホルカムという
 農村で発生した一家4人惨殺事件の犯人は、リチャード・ユージーン・
 ヒコック(通称ディック)とペリー・エドワード・スミスの2人
 でした。
 
 この2人は服役していた刑務所で知り合います。
 
 刑務所はまだ入った事がないのでどのような場所か知りません。
 
 また、アメリカの刑務所と日本の刑務所の違いというのも知り
 ません。
 
 アメリカの刑務所では、刑務所の中で知り合った囚人達が知り合い
 になり、出所してからさらに罪を犯すことがあるみたいです。
 
 出所した人が社会復帰しづらいのは日本と同じようです。
 
 刑務所の中で知り合ったディックとペリーは、先にペリーが出所し、
 その後ディックが出所します。
 
 後に出所したディックがペリーを探し出し、今回の犯行の計画を
 打ち明けています。
 
▽ディックとペリーの2人は、カンザス州ホルカムのクラッター家
 とは全く関係がありません
 
 クラッター氏にも会ったことはないし、農場を訪れたこともないし
 家族の誰とも会ったことはありません。
 
 それでも、2人は犯行を「計画」して実行に移しました。
 
▽一家4人が惨殺されているのが発見され、警察が動き出しますが、
 捜査は難航します。
 
 証拠が少なく、犯人につながる物証は2人の靴跡だけでした。
 
 凶器の散弾銃の空薬莢は全て回収してあり、犯人につながる手が
 かりがまるで掴めない状態です。
 
 犯行の手口からすると、かなりの恨みを持った犯人の犯行に見え
 ます。
 
 ホルカムの近辺では、クラッター氏は現金を持ち歩かず、小切手
 で支払いをするので有名で、家にも現金を置いていないことを
 知られています。
 
 家の中は何やら荒らされた感じはありますが、一家4人の殺害
 方法があまりにも悲惨なので、怨恨による犯行だと思われていま
 した。
 
 一家4人は、手と足をつなげて縛られ、身動きができない状態で
 至近距離から散弾銃で頭を吹き飛ばされています。
 
 壁も床も辺り一面に血痕が飛び散っていました。
 
 クラッター氏に至っては、ナイフで喉を裂かれて苦しんでいる
 状態で頭を打ち抜かれています。
 
▽怨恨説が浮かびますが、クラッター氏はこの地方の名士で、誰からも
 信頼は厚く、決して恨まれるような人間ではありません。
 
 殺された他の家族も、他人から恨みを買うような人は誰もいません。
 
 捜査は行き詰まります。
 
 広い農場がある土地で、犯行は夜行われたうえ、犯行現場から
 一番近くの家に住んでいたのが農場の使用人一家ですが、銃声は
 まったく聞こえていませんでした。
 
 物証は靴底だけ、怨恨から洗っても犯人は浮上せず、お手上げの
 状態でした。
 
▽犯行から何週間か経過したある日、思わぬ所から犯人がディックと
 ペリーであることが判明します。
 
 カンザス州の刑務所に服役していたフロイド・ウェルズという
 囚人が、独房でラジオを聞いていた時に、クラッター一家殺害事件
 のニュースを聞きます。
 
 フロイドは驚きます。
 
 彼はディックがまだ服役していた頃、刑務所で知り合っていました。
 
 刑務所内で知り合いになると、出所してからの話で盛り上がる
 そうです。
 
 俺はこんなビッグな事(犯罪)をやってやるんだ、といった話を
 好んでするそうです。
 
 しかし、それは普通は言葉だけの話で、実際に出所してから犯行に
 及ぶ人はほとんどいないそうです。
 
 フロイドはディックから、クラッター家を襲って金を奪う与太話を
 何度となく聞かされていました。
 
 なぜ、ディックがクラッター家のことを知ったかと言うと、以前
 フロイドがクラッター家の農場で1年くらい働いていたことが
 あって、クラッター氏が金持ちであることや、農場や敷地の様子、
 家族構成、金庫の場所等を覚えているだけディックに語って聞か
 せてしまったのです。
 
 ディックはそのことを知り、犯行を計画します。
 
 フロイドは普通の囚人の例に漏れず、まさか犯行を実行に移すとは
 思っていませんでした。
 
 ところが、ラジオから自分が以前働いていたクラッター一家の惨殺
 事件の様子が報道されているのを聞いてビックリします。
 
 その当時、犯人には懸賞金が掛けられていて、フロイドは懸賞金と
 刑期短縮を条件にその情報を警察に提供します。
 
 ディックはペリーと組んでクラッター家を襲う計画を詳細にフロイド
 に語っていました。
 
 マヌケと言えばマヌケです。
 
 ただ、囚人達には掟みたいなものがあって、そういった話は口外
 してはならないことになっているみたいで、ディックも安心して
 計画をフロイドに話していました。
 
▽メキシコに逃げていた2人は、途中で小切手詐欺を働き、いくら
 かの現金を持っていましたが、あっと言う間になくなってしまい、
 またアメリカに舞い戻っていました。
 
 手配された2人はとうとう逮捕されます。
 
 その後、裁判が開かれ死刑が言い渡されます。
 
 アメリカは州毎に死刑があったりなかったりします。
 
 2人が裁かれたカンザス州には絞首刑がありましたが、刑が確定
 してからも、刑の執行は引き延ばされていました。
 
 しかし、逮捕から6年後2人の死刑が執行されることになります。
 
 カンザス州の刑の執行は、呼ばれた人たちの前で公開で行われます。
 
 1965年6月22日、ディックとペリーの2人の刑が執行され
 ました。





 この本は、実際に起きたクラッター一家惨殺事件を、著者が5年の
 歳月を掛けて取材し、それをノンフィクション・ノベルという
 形式で発表した作品です。
 
 小説も面白いですが、「事実は小説よりも奇なり」で現実は小説
 よりもすごいことが起きます。
 
 面白い作品ではありますが、600頁を超えているので読むには
 それなりの根性が必要です。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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