訪問者数

カレンダー

07 | 2008/08 | 09
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

全記事(数)表示

全タイトルを表示

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メルマガ登録はこちらからどうぞ

この日記は、メルマガ「人生を成功に導く読書術!~おやじむしの3分書評~」の抜粋版です。 気に入っていただけましたらメルマガ登録をお願いします。

おやじむしの3分書評
メールアドレスを入力してボタンを押すと登録できます。

登録フォーム
メルマガバックナンバー

リンク

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おやじむし

Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

RSSフィード

人生を成功に導く読書術!?おやじむしの3分書評?
私「おやじむし」が発行するメルマガ のブログ版です。 みなさん一緒に「豊かな人生」を目指しましょう
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

金閣寺
金閣寺 (新潮文庫)金閣寺 (新潮文庫)
(1960/09)
三島 由紀夫

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:金閣寺
 著者:三島由紀夫
 出版:新潮文庫
 定価:476円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101050082/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1620961%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。
 


──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和35年9月に出版されています。
 
 平成8年5月で90刷となっています。
 
 長く読まれている本です。
 
 著者は、本を読む人なら名前を一度は聞いたことがあると思います。
 
 日本の昭和時代の文豪で、有名な作品がたくさん残されています。
 
 「ミシマ文学」として全世界で愛読されているそうです。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 理解できればいいのですが...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品で読んだことがあるのは「仮面の告白」だけでした。

 興味がある方は以下を参照ください(Vol.543,2007/11/05配信分)
 http://archive.mag2.com/0000194014/20071105060000000.html
 
 今回の「金閣寺」は、著者の作品の中でもかなり有名な作品です。
 
 ネットで検索してみると「難解」という言葉がたくさん出てくる
 作品です。
 
 私に理解ができるかどうか、心配して読み始めました。
 
 最初に言い訳しておくと、著者が作品の中で言わんとしている
 「美に対する哲学」というのがは、私にはよく理解できません
 でした。
 
 著者はこの本の中で、簡単な意味の「哲学」をしているのではなく
 真剣に「哲学」をしています。
 
 したがって、哲学者が書いた哲学書をしっかり読める、慣れた人で
 ないと、おそらく著者が言わんとしていることを理解するのは
 難しいと思います。
 
 しかし、哲学書のように全てが理解できないか、というとそうでも
 ありません。
 
 素人でも理解できる部分の方が多いです。
 
▽ウィキペディアで金閣寺という作品のことを調べてみると、以下
 のように書いてありました。
 
 「精緻な文体で記述され、日本近代文学の最高傑作と見なされる。
 海外でも評価は高い」
 
 意見はいろいろあると思いますが、確かに今まで読んだ日本の
 作家の中で、これだけの言葉で、これだけの文章を表現している
 人の作品を読んだことはありません。
 
 絶対に夏目漱石ではないし、森鴎外でもありません。
 
 どのような生き方をすると、このような文章を書くことができるの
 でしょうか。
 
 その人が書く文章というのは、その人が背負っているこれまでの
 人生が如実に現れてきます。
 
 生き方が文章を作っているといっても過言ではないと思います。
 
 私には絶対に書けない文章だし、それ以前にボキャブラリーが
 貧困過ぎて真似できないです。
 
 試しに、最後の方の一文を抜き出してみます。
 
 「そして美は、これら各部の争いや矛盾、あらゆる破調を統括して、
 なおその上に君臨していた!それは濃紺地の紙本に一字一字を
 的確に金泥で書き記した納経のように、無明の永夜に金泥で築か
 れた建築であったが、美が金閣そのものであるのか、それとも
 美は金閣を包むこの虚無の夜と等質なものなのかわからなかった」
 
 どうやったらこの文章が書けるようになるのやら見当もつきません。
 
 疲れた時の表現も、
 
 「私は激甚(げきじん)の疲労に襲われた」
 
 と表現されています。
 
 どうすれば、自分の頭の中に「激甚」なんていう語彙を持つこと
 ができるのか...
 
 おそらく勉強が足りないのでしょう。
 
▽個人的な感想として、ストーリー自体は、そんなに面白くありま
 せん。
 
 1950年7月に実際に起きた金閣寺炎上事件を題材に、著者が
 一つの作品に仕上げました。
 
 物語は、犯人の「私」の語りで進んで行きます。
 
 しかし、実際の事件の犯人とは、別人物だと思った方が良いみたい
 です。
 
 物語のストーリーを楽しむよりも、そのときどきの主人公の心理
 描写だとか、情景の表現だとか、そういった部分を楽しむ作品
 なのではないかと思われます。
 
 物語は遅々として進まず、じっくりと進んでいきます。
 
 「私」こと、主人公の青年は、自分の容姿が醜いことと吃音を
 気にして成長してきました。
 
 貧乏寺の僧侶だった父から、「金閣寺ほど美しいものは地上ない」
 と聞かされていました。
 
 主人公が実際に金閣寺を見た時は、さほど感動もしなかったみたい
 ですが、時間が経つに連れ、主人公にとって金閣寺は「絶対的な美」
 へと変貌していきます。
 
 次第に狂気に陥っていく主人公は、最終的に「金閣寺を焼かねば
 ならない」という考えに至ります。
 
 そこへ至るまでの心理状態が詳細にかかれている、と思われる
 のですが、難しくて良く理解できません。
 
 脳に汗して読む本です。





 この作品は、アマゾンの書評をいくつか読んでみても「難解」
 という言葉が出てきます。
 
 著者の文章が美しい文章なのかどうかは私には良く分かりません。
 
 ただ、至る所に見ることができる細かな表現は、他の作家には
 表現できないと思います。
 
 著者の、もっと分かりやすい別の作品も読んでみたいです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

砂の女
砂の女 (新潮文庫)砂の女 (新潮文庫)
(1981/02)
安部 公房

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:砂の女
 著者:安部公房
 出版:新潮文庫
 定価:476円+税
 購入:ブックオフで250円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/410112115x/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1657880%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和50年2月に出版されています。
 
 平成15年6月で55刷となっています。
 
 長く読まれている本です。
 
 著者は、日本の作家で、海外でも高い評価を受けていたそうです。
 
 著書も多数あります。
 
 
 
 どのような物語なのでしょうか。
 
 
 
 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 砂は恐ろしいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽ネットで、「日本の文豪」で検索して、いろいろとたどっていくと
 著者の名前が出てきました。
 
 「日本の文豪」も考え方は人それぞれで、夏目漱石、谷崎潤一郎、
 森鴎外、芥川龍之介、川端康成、志賀直哉、太宰治、三島由紀夫、
 といったところが挙げられています。
 
 著者の安部公房(あべこうぼう)は、ウィキペディアによると
 晩年はノーベル文学賞候補にも名が上がったそうです。
 
 というのも、今回紹介する「砂の女」は、日本で出版された後、
 英語、チェコ語、フィンランド語、デンマーク語、ロシア語等の
 二十数ヶ国語で翻訳されたためです。
 
 1968年には、フランスで最優秀外国文学賞を受賞しています。
 
 ノーベル文学賞を受賞するには、当然ですが、海外でも本が売れて
 ないとだめみたいです。
 
▽物語の登場人物は、いたってシンプルです。

 主人公の男性は、仁木順平という学校の教師です。
 
 もう一人は女性で、名前は分かりません。
 
 ただ、「女」とだけ表現されています。
 
 その他に村人が何人か登場するだけです。
 
 ある日男性は、休みを利用して趣味の昆虫採集に出かけます。
 
 目的は砂地に住むハンミョウという種の昆虫で、一度も足を踏み
 入れたことのない砂地の土地を目指していました。
 
 その村は、海岸沿いにありながら船が一艘もない、不思議な村
 でした。
 
 村人に出会ってもまともに話をしてくれません。
 
 そのうち、村長らしき男に声を掛けられ「役所から来たのか?」
 ということを聞かれます。
 
 男は昆虫採集できたことを伝えると、村長らしき男は「もし良ければ
 泊まるところを紹介するが...」と話をします。
 
 男は申し出にしたがって、一夜の宿を頼みます。
 
▽この村の家はとても変な構造をしていて、砂地の中のくぼみに家が
 建っていて、くぼみには縄ばしごが掛けられていました。
 
 縄ばしごがないとくぼみから出入りができません。
 
 もちろん、地上に立てられている家もあります。
 
 男は村長に、砂の中のある一件の家を指定され、そこに泊まり
 なさいと言われます。
 
 男性が縄ばしごを降りていくと、底に建っているおんぼろの家には
 30代前半の女性が一人で住んでいました。
 
▽大きな蟻地獄にも似た砂のくぼみの底にある家は、全てが砂を
 中心とした生活です。
 
 家の中にも砂は入り込み、どこもかしこも砂だらけです。
 
 ご飯にも砂が混じっていたりします。
 
 夜になると、女性は延々と外で「砂掻き」の仕事をします。
 
 どうやら砂を掻き出さないと家が潰れて大変なことになるとのこと。
 
 砂のくぼみの底で掻き出された砂は、くぼみの上に村人が数名
 やってきて、運んで行ってくれます。
 
 この村の、砂のくぼみにある家では、どの家も同じようなことを
 しているらしいです。
 
 女性は毎晩、朝方まで砂掻きの仕事をし、ようやく朝方眠りに
 つきます。
 
▽寝ている間にも砂に襲われます。
 
 家の中に降り注ぐ砂は、寝ている間に全身に降りかかり、口の中も
 砂だらけになってしまいます。
 
 それでも、一夜だけだと我慢して寝た男は、翌朝起きて家の外に
 出てみると、昨夜降りてきた縄ばしごがないことに気が付きます。
 
 何かの間違いだと思い、寝ている女性を起こしてみても、要領を
 得ません。
 
 理由はよく分からないけれど、男は砂の底に閉じこめられて
 しまったのです。
 
 どうやら、この女性の夫が死んでしまったため、砂掻きの人手が
 欲しかった村では、昆虫採集のために迷い込んできた男を蟻地獄
 さながらに砂のくぼみの中に閉じこめてしまったのです。
 
 このような家が何件かあるみたいです。
 
▽訳の分からないまま、理不尽にも閉じこめられてしまった男は、
 何とか脱そうすることを考えます。
 
 女性を脅して縛り上げて、村長とらしき男と交渉してみたり、
 日中にくぼみの砂を崩して這い上がろうとしたり、といろいろと
 試しますがどれも上手くいきません。
 
 それでも一度、外に出ることに成功しますが、途中で村人に
 掴まってしまい、また同じ家に連れ戻されてしまいます。
 
▽それから何ヶ月かが過ぎ、それでも男性はそこから抜け出すことを
 夢見ていました。
 
 そして...





 一度はまると抜け出すことができなくなる蟻地獄は、例え外に
 出ることができるようになったとしても、容易に抜けられなく
 なります。
 
 人間は環境に適応する動物みたいです。
 
 とても奇妙な感じがする作品です。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

ベロニカは死ぬことにした
ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)
(2003/04)
パウロ コエーリョ

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:ベロニカは死ぬことにした
 著者:パウロ・コエーリョ
 出版:角川文庫
 定価:552円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4042750052/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1552232%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、平成15年4月に出版されています。
 
 平成13年1月に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、ブラジルの小説家で、現在は世界を旅しながら精力的に
 執筆活動を続けているそうです。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 「死」を目前にしたときに、何が起きるのでしょうか?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 いつ死んでもいいように生きよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽この本は、本屋さんへ行くと「発見。角川文庫 夏の100冊」
 として並んでいます。
 
 ブックオフで発見したので、何となく買ってしまいました。
 
 実は、著者の名前は全然知りませんでした。
 
 「アルケミスト」という題名の本が、ベストセラーとなって世界
 38カ国で翻訳されたそうです。
 
 今度機会があったら読んでみます。
 
▽今回の紹介する本の主人公は、ベロニカという女性です。

 ベロニカはスロベニア出身の女性で、まだ20代です。
 
 スロベニアとは、現在人口200万人程度のヨーロッパの小さな
 国で、旧ユーゴスラビアから独立した国です。
 
 そこで生きてきたベロニカは、ごく普通の恵まれた女性でした。
 
 仕事はあるし、住むところもあるし、彼氏もいるし、食べる物に
 だって別に困ることはありません。
 
 普通に恵まれた生活を送っていたベロニカでしたが、ある理由に
 より自殺することを決意します。
 
 その理由の一つは、自分の人生がまったく変わりばえしないこと。
 
 このまま何の変化もない生活がずっと続き、そのうちに若さを
 失い、病気がちになり友人に先立たれたりして、生きているのが
 苦悩でしかなくなってしまうのではないか?
 
 「このままの人生が続くなんて耐えられない」というのが自殺の
 理由です。
 
 おそろしく贅沢な理由だと思えるのですが、自殺者が年間3万人
 を超えている日本で、同じ理由で自殺してしまう人はけっこう
 多いのではないでしょうか。
 
 恵まれた生活をしているにもかかわらず、「このままの人生が
 続くなんて耐えられない」とか、「このまま生きていても何も
 良いことはない」という理由で自殺してしまうのは、もちろん、
 人の勝手ですが、一言「もったいない」です。
 
 ベロニカが自殺する理由のもう一つは、「世の中全てがおかしく
 なっていくのに、自分には何もできることがなくて、自分の無力さ
 を感じてしまったから」です。
 
 世の中を自分の力で何とかしよう、と考える方が間違っていると
 思うのですが、とにかくベロニカはこのままの人生が続いてしまう
 ことに耐えられず、そして世の中に対して何もできない自分の
 無力さを感じで自殺することにしたのです。
 
▽不眠症だと言って、半年かけて集めた睡眠薬を飲み自殺を図ります。

 次第に意識が遠くなり...しかし、どうやら死にきれてなかった
 みたいです。
 
 目が覚めてみると、そこは「ヴィレット」という精神病院でした。
 
 ビレットは、この国が独立した時から存続していて、有名で、
 とても恐れられていた場所です。
 
 その精神病院では、本当の精神病患者もいたし、精神病患者の
 フリをしている人たちもいました。
 
 そこでは、院長の論文のために、「実験」と思われるような様々な
 治療と言う名の暴行が行われていました。
 
 何だか良く分からない注射を打たれて幽体離脱してしまい、その
 状況を楽しんでいる女性や、騒ぎ出すと頭に電気ショックを加え
 られ失神してしまう男性等々。
 
 しかし、その精神病院から逃げ出す人は誰一人いませんでした。
 
 本当の精神病患者は逃げるべくもなく、精神病患者のフリをして
 いる人たちは、世間から逃れて別世界で生きていけるためです。
 
▽ベロニカが目を覚ました時、そこはベッドの上で、鼻と口には
 チューブが差し込まれていて、体と腕はベッドに縛り付けられて
 いました。
 
 ベロニカも妙な注射を打たれます。
 
 そして、病院の院長からあることを伝えられます。
 
 「あなたの心臓は、大量の睡眠薬によって心室がダメージを受けて
 いて、あと数日しか生きられない」というものでした。
 
 当初ベロニカは、自殺には失敗したものの、とりあえず数日で
 死ぬことはできるらしい、と安心しましたが、いざ目の前で
 死の宣告を受けると、次第に死ぬことが恐くなってきます。
 
 そして、数日経過するうちに、ベロニカは「生きたい」と思う
 ようになります。
 
 人間は、死ぬ時が分かると「生きたい」と思うみたいです。
 
 しかし、彼女は「生きたい」と思いながらも、心臓の発作で何度か
 気を失いますが、そのたびに持ち直します。
 
 ビレットの患者のフリをしている人たちも、ベロニカが残り数日の
 命であることを知っていて、それでも彼女の「生きたい」と思う
 姿勢を見て、次第に考え方が変わっていきます。
 
▽タイムリミットまで残りわずかとなった時、ベロニカは精神病と
 して入院していた男性とヴィレットを脱走します。
 
 食事をして、酒を飲んで、健康な時にはできなかったことをたく
 さんやって死を待ちます。
 
 やがて心臓の発作に見舞われたベロニカは最後の時が来たことを
 自覚します。
 
 そして...





 ベロニカは、自分が残り数日の命であることを知ると「生きたい」
 と思うようになり、その姿勢が次第に他の患者の生きる姿勢にも
 影響を及ぼし始めます。
 
 人間が死を目前にしたとき、どのように考え、行動するのか?
 
 それは、普通に生きている時にこそやるべきことではないかと
 思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

フォーカス・リーディング
フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術
(2008/08/01)
寺田 昌嗣

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:フォーカス・リーディング
 副題:「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出すいいとこどり読書術
 著者:寺田昌嗣
 出版:PHP研究所
 定価:1100円+税
 購入:会社の同僚から頂きました



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569701620/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5786864%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 はじめに
 講座を始めるに当たって

 理論編
  第1講 あなたがはまりがちな"読書のワナ"
  第2講 読書に何を求めるのかをはっきりさせる

 鍛錬編
  第1講 速読は体育会系のノリで身につける
  第2講 「体」を極める
  第3講 「技」を極める
  第4講 「心」を極める

 実践編
  最終講義 フォーカスの力を最大限引き出す読書術



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2008年8月に出版されています。
 
 著者は、SRR速読教室の代表をしている方です。
 
 著書が何冊かあります。



 速読の極意とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)いかに本を読むべきなのか?



 心・技・体が大切みたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)いかに本を読むべきなのか?

 ・心…その本をどう読むのか、何を目的として読むのかという意識。
    目先の安心感、満足感を捨てて高いリターンを求める覚悟。
    
 ・体…ベースとなる読書力。読もうとする書籍の内容についての
    予備知識、ビジネスの経験値。高い集中力。情報を入力する
    れべる。
    
 ・技…フォーカスの設定のしかた。そのためにどう「体」を使うのか。
    達人の読書法。

 「読書は、基本的にスポーツと同じです。ベースとなる能力が
 まずあって、そこに技術を習得していくことでレベルアップが
 はかれます」
 
 「基礎的能力の向上を目指すなら、地道に経験値を積み重ねて
 いくしかありません。『読書力をアップさせたいなら本を読め!』
 という話です」
 
 「スポーツに王道なし。基礎練習、反復練習を抜きにして、高度な
 技術は身につきません」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●いかに本を読むべきなのか?

▽以前会社で、20台前半の「成功」を夢見る青年といろいろ話を
 している時に、読書の話になったことがあります。
 
 その時、速読の話になり、その青年は速読術の講習を受けてきた
 そうです。
 
 その速読術を開催しているのが今回紹介する本の著者です。
 
 その青年は、この本をアマゾンで3冊購入すると、何やら特典が
 着いてくるとのことで、講習は受けてきたものの売上げに協力して
 やろうと3冊購入したらしいです。
 
 先日、どのくらい早く読めるようになったかの話をしていた時に、
 この本の話題になって、「3冊あるので1冊どうぞ」ということで
 素直にもらってきました。
 
 どのくらい早く読めるようになるかと言うと、サブタイトルにも
 あるように「1冊10分」です。
 
 本当に1冊10分で読めるようになれば、平日1日に5?6冊は
 読めそうです。
 
 どのような技術なのでしょうか。
 
 これまでに沢山の速読術の本を読んできましたが、それらの技術と
 どこが違うのでしょうか。
 
▽はっきり言ってしまうと、基本的な「技」というのは他の速読法と
 そんなに代わりはないです。
 
 他の本に比べると、早く読む技術を詳細に分析し「誰でも早く
 読めるようになる技術」として紹介されています。
 
 この速読術のポイントは「心・技・体」。
 
 心と技と体が大切みたいです。
 
 それぞれが簡単に書いてあるので、抜粋します。
 
 ・心…その本をどう読むのか、何を目的として読むのかという意識。
    目先の安心感、満足感を捨てて高いリターンを求める覚悟。
    
 ・体…ベースとなる読書力。読もうとする書籍の内容についての
    予備知識、ビジネスの経験値。高い集中力。情報を入力する
    レベル。
    
 ・技…フォーカスの設定のしかた。そのためにどう「体」を使うのか。
    達人の読書法。
    
 本の題名にもなっている「フォーカス・リーディング」のフォーカス
 とは、「何を目的として本を読むのか、その焦点を絞る」という
 意味で使われているみたいです。
 
▽著者は「読書はスポーツだ!」と主張します。
 
 「読書は、基本的にスポーツと同じです。ベースとなる能力が
 まずあって、そこに技術を習得していくことでレベルアップが
 はかれます」
 
 「基礎的能力の向上を目指すなら、地道に経験値を積み重ねて
 いくしかありません。『読書力をアップさせたいなら本を読め!』
 という話です」
 
 「スポーツに王道なし。基礎練習、反復練習を抜きにして、高度な
 技術は身につきません」
 
 速読も練習無しには習得できないみたいです。
 
▽もちろん速読の技術も詳細にかかれています。

 「目」と「意識」と「フォーカス」を訓練することによって速読
 ができるようになるそうです。
 
 先程も書きましたが、技術的にはそんなに目新しいものではない
 です。
 
 私の予想では、この本を読んだだけで速読ができるようになる
 人はほとんどいないと思われます。
 
 おそらく、講習会(費用は10万円を超えるみたいです)を受講して
 何日も練習を繰り返さないと習得できません。
 
 ほとんどの人は「日々練習を繰り返す」ということができないため、
 本を読んだだけで速読を習得できる人はまずいません。
 
 高いお金を払い講習会を受ければ、「元を取りたい」という意識が
 働いて練習するかもしれませんが、速読を身につけたいという
 人は元もと忙しい人が多く、「読書に割く時間が取れないから」
 というのが理由だと思います。
 
 そういった人たちが反復練習のための読書の時間を作り出せるか
 どうかがポイントになると思います。
 
 いくら速読術を身につけたと言っても、知りたい内容にもより
 ますが、1冊分のポイントを理解するには最低30分くらいの
 時間は掛かると思います。
 
 したがって、私の考えでは「やる気と時間」がある人が速読術を
 習得できるのではないかと思います。
 
▽この本の速読の目的は「リターンを得ること」です。

 本を読んだら「成長」しなくてはならないみたいで、そのためか
 次のような言葉が出てきます。
 
 「読書をすればするほど、自分の頭で考えなくなる」
 
 「たくさん読むから悪くなる」
 
 等々。
 
 そのまま受け取ると、私はやってはいけない「読書」をしている
 ことになります(笑)
 
 ただ、読む人によっては「ただ読書を楽しみたい」という人が
 いてもおかしくはないはずです。
 
 いろいろな本を沢山読んで、もっともっと楽しみたいから速読術
 を身につけたい、と思っている人も多いはずです。
 
 したがって、本を読む目的についてはあまり批判的なことを書か
 ない方がいいと思います。
 
 たくさん読めば読むほど、良い本にめぐり会う確率が高くなります。





 この本は、あくまでも「ビジネス書を読んでリターンを得たい」
 という目的を持った人が読む速読術の本です。
 
 試してはいませんが、速読の技術は詳細に書いてあります。
 
 試して見たい方は読んでみるのも良いかもしれません。
 
 ただ、それを身につけるのは「やる気と時間」が必要です。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

武器よさらば
武器よさらば (新潮文庫)武器よさらば (新潮文庫)
(1955/03)
ヘミングウェイ大久保 康雄

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:武器よさらば
 著者:ヘミングウェイ
 出版:新潮文庫
 定価:590円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102100032/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4049474%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。


──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和30年3月に出版されています。
 
 著者はアメリカの作家で、「老人と海」でピューリッツア賞を
 受賞、1954年にはノーベル文学賞を受賞しています。
 
 しかし、1961年に猟銃自殺しています。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 期待できます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽ヘミングウェイの作品を読むのは、今回紹介する「武器よさらば」
 で二つ目です。
 
 1冊目は「老人と海」で、これはなかなか面白いです。
 
 Vol.495,2007/09/18配信分を参照ください。
 http://archive.mag2.com/0000194014/20070918060000000.html
 
 今回紹介する「武器よさらば」も有名な作品です。
 
 期待できます。
 
▽物語の背景は、第一次世界大戦のイタリアです。

 第一次世界大戦は、1941年から1918年にかけて行われた
 大規模な大戦で、戦場はヨーロッパを中心に、世界各地へ広がった
 そうです。
 
 主人公は、アメリカ人でありながらイタリア兵として戦っていた
 フレデリック・ヘンリーと、看護婦をしていたイギリス人のキャサリン・
 バークレイの2人です。
 
 この2人の恋愛物語が中心に描かれています。
 
 フレデリックは、イタリア軍でけが人を運搬する仕事を担当して
 います。
 
 位は中尉です。
 
 ある日、友人の軍医に連れられて行った場所でキャサリンと出会い
 ます。
 
 最初は2人とも興味がありませんでしたが、次第に惹かれあい、
 恋に落ちてしまいます。
 
 戦争が絡んだ物語ではよくある展開です。
 
 戦いが始まると、フレデリックは敵の砲撃に遭い、足と頭に大けが
 を負います。
 
 戦線を離れたフレデリックは、入院先の病院でキャサリンと再開し
 離れられなくなり、キャサリンは身ごもってしまいます。
 
 ケガがある程度治ったフレデリックは、前線に戻らなければなり
 ません。
 
 ところが、前線に戻ってみるとイタリア軍は退却を始めます。
 
▽戦争が負けに近づくと自軍の規律は乱れ、退却の際に自軍の兵隊に
 つかまり、中尉だったためその罪を問われ、殺されそうになり、
 命からがら逃亡します。
 
 やっとの思いで入院していた病院に戻ったフレデリックでしたが
 そこにはすでにキャサリンはいません。
 
 その後、やっとの思いで出会った2人は、イタリアは危険なので
 スイスに逃げることにしました。
 
 陸づたいに国境を越えることができないため、国境にまたがる湖を
 手こぎボートで超えます。
 
 この辺りはハラハラドキドキです。
 
 無事スイスに逃亡した2人は、そこでしばらく幸せな時間を過ごし
 ます。
 
▽物語に一貫して登場するアイテムが「酒」。

 兵隊たちも戦地で葡萄酒やらコニャックやらを浴びるように飲んで
 います。
 
 どうやらそれが普通だったみたいです。
 
 太平洋戦争の日本軍では、戦地で酒を飲みながら戦争していた
 という話は読んだことがありません。
 
 しかし、日露戦争のことを書いた司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」
 に登場する、秋山兄弟の兄、好古は酒を飲みながら戦争をしてい
 ました。
 
 けがをして入院していたフレデリックは、あまりやることがない
 ので、病室で隠れて酒を飲んでいて、終いには飲み過ぎで黄疸
 になってしまいます。
 
 この物語の登場人物は、ひたすら酒を飲んでいます。
 
 水を飲んだとかお茶を飲んだという場面はそんなに描かれてなくて、
 何処へ行っても葡萄酒とコニャックとビール等々、お酒を飲む
 場面ばかりが描かれています。
 
 この物語は、著者の従軍体験をもとに描かれているので、あながち
 間違いではなさそうです。
 
▽物語の最後はキャサリンが出産する場面が描かれています。
 
 そして、結末は...





 この物語は、淡々と進行していきます。
 
 「カラマーゾフの兄弟」を読んだ後だったせいか、それとも日本語訳
 のせいか、ごくあっさりと物語は進行します。
 
 出来事の表面をさらっとなぞっている感じで、登場人物の心理描写
 がほとんどないような気がします。
 
 もしかしたらそこが、スピーディーな感じを与え、物語をテンポ
 良く読ませるテクニックなのかもしれません。
 
 460ページくらいあってぶ厚い本ですが、とにかくあっと言う
 間に読めてしまう小説です。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

カラマーゾフの兄弟 下(4回目)
カラマーゾフの兄弟 下    新潮文庫 ト 1-11カラマーゾフの兄弟 下  新潮文庫 ト 1-11
(1978/07)
ドストエフスキー

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:カラマーゾフの兄弟 下
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:667円+税
 購入:ブックオフで400円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010122/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1733925%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第四部
  第十編  少年たち
  第十一編 兄イワン
  第十二編 誤審
  エピローグ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和53年7月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 有名な作品はどのよう物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 面白い!



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
▽上巻、中巻、下巻の途中までの内容が知りたい方は、以下のバック
 ナンバーを参照してください。
 
 上巻1回目(Vol.720,2008/07/22配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080722060000000.html
 上巻2回目(Vol.721,2008/07/23配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080723060000000.html
 上巻3回目(Vol.722,2008/07/24配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080724060000000.html
 中巻1回目(Vol.726,2008/07/30配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080730060000000.html
 中巻2回目(Vol.727,2008/07/31配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080731060000000.html
 中巻3回目(Vol.728,2008/08/01配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080801060000000.html
 下巻1回目(Vol.738,2008/08/19配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080819060000000.html
 下巻2回目(Vol.739,2008/08/20配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080820060000000.html
 下巻3回目(Vol.740,2008/08/21配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080821060000000.html


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 これ以降読み進めるとフョードル殺害の犯人が誰なのか答えが
 書いてあります。
 
 もし、これからカラマーゾフの兄弟を読もうと思っている方、
 もしくは、死ぬまでには一度は読みたいと思っている方は、
 これ以降は読まない方がいいです。
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

▽事件後、スメルジャコフとイワンの3回目の対面により、ようやく
 真犯人がスメルジャコフだということが判明しました。
 
 しかし、その事実が分かっているのはスメルジャコフとイワン
 だけでした。
 
 イワンはスメルジャコフから、盗まれたお金の現物を渡されたにも
 かかわらず、それが証拠にならないことをスメルジャコフは指摘
 しています。
 
 現代の警察の捜査技術があれば、指紋や血痕などから犯人は誰
 なのかすぐわかりそうですが、時代は19世紀後半、日本でいうと
 明治の最初の頃のことです。
 
 状況はドミートリィの犯行でしかなく、真犯人のスメルジャコフは
 仮病のてんかんの発作と、本物のてんかんの発作が上手い具合に
 重なって、誰もスメルジャコフを犯人だと思っていません。
 
 グリゴーリィもマルファも、スメルジャコフは数日前のてんかんの
 発作でずっと呻いていたと証言し、スメルジャコフは犯人ではない
 と断定されています。
 
 しかも、スメルジャコフは心理的な不安からか、何度もてんかんの
 発作を起こしていて、医者からもそんなに長くはないと言われて
 います。
 
 状況的にはドミートリィはかなり不利です。
 
▽スメルジャコフの家を出たイワンは自分の下宿先へ戻ります。

 フョードルが殺される前はフョードルの家に住んでいましたが、
 事件後は、殺人現場である家には住む気にはなれず、下宿先を
 探し、そこで部屋を借りていました。
 
 イワンは少しノイローゼ気味で、医者からは「せん妄症」の一歩
 手前だと言われています。
 
 そのせいかイワンは最近よく幻覚を見ます。
 
 一人でいるはずの部屋のソファに、男性が座っていることがあって
 その男性とイワンは会話をします。
 
 イワンは最初、その男性は自分が作りだした幻覚だと認識して
 いましたが、次第にその認識が危うくなってきました。
 
 その男性との会話で、自分がフョードルが殺されることを知りつつ
 モスクワへ帰ったこと等を指摘され、イワンは次第におかしく
 なります。
 
 そこへ、アリョーシャがイワンを訪ねてきます。
 
▽アリョーシャは、スメルジャコフが1時間ほど前に自殺したことを
 イワンに伝えました。
 
 「誰にも罪を着せぬため、自己の意志によってすすんで生命を絶つ」
 
 という、謎めいた遺書が見つかっていました。
 
 唯一真実を語ることができるスメルジャコフが自殺してしまった
 ために、いよいよドミートリィが危うくなってきました。
 
 イワンはアリョーシャへ幻覚を見たことを伝え、とうとう倒れて
 しまいます。
 
 真実を知る2人のうち一人は自殺、一人は精神異常に近い状態に
 なってしまいました。
 
▽この状態のまま、翌日公判が開かれました。

 ロシアで有名になったカラマーゾフ事件は、ロシア全土から傍聴人
 が詰めかける騒ぎとなりました。
 
 公判で、ドミートリィは無実であることを主張しますが、証言に
 立ったドミートリィに関係する人々が次々にドミートリィに不利
 となる証言をしてしまいます。
 
 その証言に対し、ドミートリィの弁護士であるフェチェコーウィチ
 は鋭い指摘をして、証人の証言に信憑性がないことを示します。
 
 なかなかできる弁護士です。
 
 アリョーシャはドミートリィが無実であることを主張しますが、
 兄弟であることもあって、決定打とはなりません。
 
 また、イワンも半分おかしい状態で証言台に立ち、スメルジャコフの
 犯行を伝え、スメルジャコフから預かった現物の3000ルーブル
 を証拠として提出しましたが、これも兄弟ということもあって、
 自らがどこからか調達してきたお金だと思われ、あまり重要な
 証拠だとは思われていません。
 
 カテリーナは、ドミートリィが事件の前に書いた、犯行声明文とも
 思われるメモを証拠として提出してしまいます。
 
 この辺りのカテリーナの心理状態は複雑です。
 
 この手紙の出現で、形成は一気にドミートリィ不利となってしまい
 ます。
 
▽証人の証言も終了し、検事のイッポリートの論告が始まります。

 論告は20分に及び、もちろんドミートリィの犯行であることを
 主張していました。
 
 検事の論告は拍手で迎えられます。
 
 次に、弁護人のフェチェコーウィチの弁論が始まりました。
 
 検事の論告より優れた弁護人の弁論に、傍聴人は皆拍手を送り、
 見た目にも弁護人の方に分があるような感じになってきました。
 
 一発逆転か?との期待もありましたが、陪審員に選ばれていた
 役人や町人、商人たちの結論は、ドミートリィの有罪でした。
 
 刑が確定してしまったのです。
 
▽公判後5日目の早朝、アリョーシャはカテリーナの家に行きます。

 カテリーナの家にはイワンがいて、寝たきりのイワンをカテリーナ
 が面倒を見ていました。
 
 アリョーシャはカテリーナにドミートリィを訪問するように説得し
 刑務所へ向かいます。
 
 そこにはグルーシェニカも来ていて、そこにカテリーナが来て
 しまったため、また一波乱起きます。
 
 アリョーシャは改めてドミートリィに脱走を勧めます。
 
▽アリョーシャは刑務所を出ると、指を噛んだ少年イリューシャの
 葬式へ参加しました。
 
 イリューシャはコーリャをはじめ友人たちの期待も虚しく、亡く
 なってしまったのです。
 
 アリョーシャは葬儀に参列した少年達に少しだけ演説をしたところ
 で長かった物語は終わります。





 かなり荒いあらすじを紹介してきました。
 
 物語の流れが何となくつかめたでしょうか?
 
 おそらく、荒すぎてよく分からなかったのではないかと思います。
 
 その面白さは、ぜひ本を買って体験してください。
 
 
 「カラマーゾフの兄弟」は、ドストエフスキーの最後の作品ですが、
 実は続編が計画されていました。
 
 しかし、ドストエフスキーが亡くなってしまったため、続編を
 読むことはできません。
 
 残念でならないです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

カラマーゾフの兄弟 下(3回目)
カラマーゾフの兄弟 下    新潮文庫 ト 1-11カラマーゾフの兄弟 下  新潮文庫 ト 1-11
(1978/07)
ドストエフスキー

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:カラマーゾフの兄弟 下
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:667円+税
 購入:ブックオフで400円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010122/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1733925%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第四部
  第十編  少年たち
  第十一編 兄イワン
  第十二編 誤審
  エピローグ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和53年7月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 有名な作品はどのよう物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 面白い!



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
▽上巻、中巻、下巻の途中までの内容が知りたい方は、以下のバック
 ナンバーを参照してください。
 
 上巻1回目(Vol.720,2008/07/22配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080722060000000.html
 上巻2回目(Vol.721,2008/07/23配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080723060000000.html
 上巻3回目(Vol.722,2008/07/24配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080724060000000.html
 中巻1回目(Vol.726,2008/07/30配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080730060000000.html
 中巻2回目(Vol.727,2008/07/31配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080731060000000.html
 中巻3回目(Vol.728,2008/08/01配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080801060000000.html
 下巻1回目(Vol.738,2008/08/19配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080819060000000.html
 下巻2回目(Vol.739,2008/08/20配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080820060000000.html


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 これ以降読み進めるとフョードル殺害の真犯人が誰なのか答えが
 書いてあります。
 
 もし、これからカラマーゾフの兄弟を読もうと思っている方、
 もしくは、死ぬまでには一度は読みたいと思っている方は、
 これ以降は読まない方がいいです。
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

▽イワンとスメルジャコフの3回目の対面が始まります。

 スメルジャコフというカラマーゾフ家の召使いは、頭が良いのか
 悪いのか良く解りません。
 
 誰にも会いたくない、と言っているスメルジャコフに対し、無理
 矢理部屋に入るイワン。
 
 事件後3度目の対面です。
 
 スメルジャコフはイワンに対し「フョードルを殺したのはあなた
 ではない」と言います。
 
 しかし、「殺したのはあなただ」とも言います。
 
 「あなた(イワン)が主犯で、私(スメルジャコフ)が共犯だ」と。
 
 どういうことかというと、スメルジャコフはイワンの直接の言葉
 ではなく、言動によって「フョードルを殺せ」というメッセージを
 受け取り、そのメッセージ通りに実行に移した、ということのよう
 です。
 
 もちろん、イワンは明確な言葉でスメルジャコフに伝えたわけでは
 ありません。
 
 何か事件が起きそうな予感がするのに、それを知りつつモスクワへ
 旅立ってしまったイワンの行動を、スメルジャコフは「フョードルを
 殺してもかまわない」というメッセージとして受け取ったのです。
 
 スメルジャコフは、イワンが全てを知っていながら、彼一人に罪を
 かぶせるために演技していると思っていたようです。
 
▽スメルジャコフは、靴下の中に手を入れ、紙包みを引っ張り出し、
 机の上に置きました。
 
 その中には100ルーブル札の束が3つ、3000ルーブルが
 入っています。
 
 フョードルを殺害したのはスメルジャコフでした。
 
 スメルジャコフはその時の様子を告白し始めます。
 
 イワンがモスクワへ旅立った後、スメルジャコフは穴蔵(地下倉庫)
 へ行って自ら横たわり、てんかんの発作の仮病を使います。
 
 そこから病院に運ばれる前に、本当のてんかんの発作が起きて
 しまい、2日間意識不明に陥ります。
 
 スメルジャコフはてんかんの発作が起きると、自分の部屋では
 なく、グリゴーリィとマルファの部屋のベッドの衝立の陰に寝か
 されるのを分かっていました。
 
 そのために仮病を使ったのですが、偶然にも本当のてんかんの発作
 が起きてしまったのです。
 
 意識を取り戻したスメルジャコフは、そのままグリゴーリィの
 部屋で呻きながらドミートリィが来るのを待っていました。
 
 これまでフョードルの家の様子をドミートリィに詳細に伝えていた
 のはスメルジャコフでした。
 
 しかし、スメルジャコフがてんかんの発作で寝たきりになって
 しまったため、フョードルの家の様子が分からず、もしかしたら
 フョードルの元へグルーシェニカが来ているかもしれないと思い、
 ドミートリィが様子を探りにくることが、スメルジャコフには
 分かっていたのです。
 
 それを見越してスメルジャコフのてんかんの仮病でした。
 
 もちろん、ドミートリィが来なければ事件は起きなかったのです。
 
 スメルジャコフはドミートリィの性格を予想し、例の合図(ノック)
 を使って屋敷に入り込むに違いないと思っていました。
 
 お金の隠し場所はスメルジャコフの進言により、別の所へ移されて
 いました。
 
 しかし、スメルジャコフはそのことをドミートリィに伝えていま
 せん。
 
 スメルジャコフはドミートリィに「お金は布団の下にある」と
 伝えていたのです。
 
 つまり、スメルジャコフはフョードルが死んでも死ななくても
 隠してあるお金を奪い取り、全てをドミートリィのせいにしようと
 企んでいました。
 
 スメルジャコフはイワンがフョードルの死を望んでいたことを
 利用して、言葉は交わさなかったけれど、全て同意の上で犯行に
 及んだと主張します。
 
 殺人の動機はイワンの無言の同意、責任はドミートリィに押し
 つける、というかなりの悪人です。
 
▽スメルジャコフは意識を取り戻してから、物音でドミートリィが
 来ていることを知ります。
 
 そして、グリゴーリィのわめき声がして、ひっそりとしたところで
 ベッドを出て行き、フョードルに話しかけます。
 
 フョードルはドミートリィが来たことを伝え、グリゴーリィが
 やられたことも伝えます。
 
 スメルジャコフがグリゴーリィが倒れているところへ行ってみると
 グリゴーリィは気を失っていました。
 
 それを確認したスメルジャコフは、ドミートリィが来ていたことを
 確信し、一気にけりを付ける決心をします。
 
▽スメルジャコフはフョードルに対し、グルーシェニカがそこに来て
 いると嘘を付き、部屋へ入るドアを開けるようにフョードルに言い
 ます。
 
 フョードルがなかなか信じないので、スメルジャコフは決められた
 合図(ノック)をして、フョードルの部屋に入るためのドアを
 開けさせます。
 
 ドミートリィに恐れをなしているフョードルは、スメルジャコフ
 すら部屋の中に入れようとしません。
 
 そこで、スメルジャコフは出窓の下の茂みのなかにグルーシェニカが
 いることをフョードルに伝えます。
 
 グルーシェニカはドミートリィが恐ろしくて姿を見せられない、
 と嘘をついて。
 
 スメルジャコフは、出窓から乗り出してグルーシェニカを探す
 フョードルの後頭部を狙って、テーブルの上にあった鋳造の1キロ
 くらいの文鎮をつかんで脳天めがけて打ち下ろしました。
 
 2度3度と打ち下ろし、フョードルを確実に殺します。
 
 それから、隠しておいた金を抜き取ると、封筒から出して、
 中身だけを別の所へ隠しました。
 
 ドミートリィの犯行に見せるために、破り捨てた封筒はそのまま
 現場に置いて出て行きます。
 
 スメルジャコフはベッドに戻ると呻き声を上げ、マルファを起こし
 ます。
 
 隣に寝ているはずのグリゴーリィがいないことを知ったマルファは
 ベッドから起きて、グリゴーリィを探しに行き、そこで気を失って
 いるグリゴーリィと殺されたフョードルを発見します。
 
 スメルジャコフは、全てをあらかじめ考えた上での犯行でした。
 
▽スメルジャコフの告白を聞いていたイワンは「明日の法廷で全てを
 証言する」とスメルジャコフに言いますが、スメルジャコフは
 そのことも見越して、イワンに全てを伝えていました。
 
 イワンがスメルジャコフの話を法廷でしたとしても、誰もそんな
 ことは信じてくれないし、自分も「そんなことは知らない」と
 言えば誰も信じる人はいない、と自信を持っています。
 
 3000ルーブルの現物はイワンが持って帰り、証拠として法廷に
 提出することになりますが、それさえ兄を思った弟が自分のお金を
 用意したと思われるだけだと言います。
 
 スメルジャコフは全てを計算した上で犯行に及んでいました。
 
 イワンは金を持ってスメルジャコフの家を出ます。
 
 
 続きは次回。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

カラマーゾフの兄弟 下(2回目)
カラマーゾフの兄弟 下    新潮文庫 ト 1-11カラマーゾフの兄弟 下  新潮文庫 ト 1-11
(1978/07)
ドストエフスキー

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:カラマーゾフの兄弟 下
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:667円+税
 購入:ブックオフで400円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010122/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1733925%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第四部
  第十編  少年たち
  第十一編 兄イワン
  第十二編 誤審
  エピローグ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和53年7月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 有名な作品はどのよう物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 充分楽しんでます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
▽上巻、中巻の内容が知りたい方は、読むのに気合いが必要ですが、
 以下のバックナンバーを参照してください。
 
 上巻1回目(Vol.720,2008/07/22配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080722060000000.html
 上巻2回目(Vol.721,2008/07/23配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080723060000000.html
 上巻3回目(Vol.722,2008/07/24配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080724060000000.html
 中巻1回目(Vol.726,2008/07/30配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080730060000000.html
 中巻2回目(Vol.727,2008/07/31配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080731060000000.html
 中巻3回目(Vol.728,2008/08/01配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080801060000000.html
 下巻1回目(Vol.738,2008/08/19配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080819060000000.html
 
▽刑務所のドミートリィを訪ねたアリョーシャは、刑務所を出て
 カテリーナの所へ向かいます。
 
 カテリーナの家にはイワンが来ていました。
 
 カテリーナはドミートリィの許嫁で、精神鑑定を依頼したり、
 さまざまなことでドミートリィを助けようとしています。
 
 ただ、本人は気が付いてなくて、ドミートリィのことは愛して
 なんかいませんでした
 
 カテリーナが愛していたのは、イワンの方だったのです。
 
 この辺り、少し複雑な人間心理が描かれていて、明日の裁判での
 カテリーナの証言が、ドミートリィの運命を左右しそうです。
 
 イワンもスメルジャコフが犯人だと思っていました。
 
 その話を聞いて、カテリーナもスメルジャコフの所を訪ねたことも
 あったみたいです。
 
▽イワンとアリョーシャはカテリーナの家を出て話をします。
 
 イワンは最近、神経性の熱病に犯されているとのこと。
 
 いわゆるノイローゼ気味になっているみたいです。
 
 アリョーシャはイワンに、ホフラコワ夫人の娘リーズから預かった
 手紙を渡しますが、イワンは読まずに破り捨ててしまいます。
 
 アリョーシャは、カテリーナの日頃の言動を聞いていて、カテ
 リーナがイワンのことを愛していることを解っていました。
 
 イワンもそのことは理解していて、カテリーナの気を持たせようと
 していました。
 
 イワンがカテリーナとの関係を切ると、ドミートリィにとっては
 破滅者となりうるし、イワンがドミートリィを助けようとすれば
 カテリーナはドミートリィにとって救世主となりえます。
 
 複雑な人間関係です。
 
▽カテリーナはドミートリィの犯行を決定付けるような証拠を持って
 いました。
 
 それは犯行の数日前に、ドミートリィが飲み屋で酔っぱらった時に
 書いた犯行声明文で、「父親のフョードルを殺して金を奪う」と
 いったことが書いてある自筆の文章でした。
 
 それをドミートリィが、過去にカテリーナに送金を依頼されて
 使い込んでしまった3000ルーブルの返済計画として、カテ
 リーナに手渡されていたのです。
 
 それをカテリーナが明日の裁判で公表すると、ドミートリィに
 とっては決定的な打撃となってしまいます。
 
 カテリーナからそのメモを見せてもらった当初、イワンは確実に
 ドミートリィが犯人だと思っていたくらいです。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 これ以降読み進めるとフョードル殺害の真犯人が分かる可能性が
 あります。
 
 もし、これからカラマーゾフの兄弟を読もうと思っている方、
 もしくは、死ぬまでには一度は読みたいと思っている方は、
 これ以降は読まない方がいいです。
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
▽次に、行動の視点はアリョーシャからイワンに移ります。
 
 アリョーシャと分かれたイワンは、カラマーゾフ家の召使いだった
 スメルジャコフの元へ向かいます。
 
 スメルジャコフはフョードルの死後、カラマーゾフ家のかつての
 隣人だったマリヤ・コンドラーチエブナ母娘と一緒に、マリヤの
 婚約者として掘っ立て小屋に一緒に住んでいました。
 
▽フョードル殺害事件以降、イワンとスメルジャコフはこれまでに
 2度対面しています。
 
 イワンは殺人事件が発生した前日、モスクワへ向けてフョードルの
 家を出発していました。
 
 したがって確実に犯人ではありません。
 
 イワンはフョードルが死んだときモスクワにいて、フョードル
 死亡の報を4日後に受け取って、5日目に戻ってきました。
 
▽スメルジャコフは事件の前後から度重なるてんかんの発作で、
 命が危うくなっていました。

 そんなスメルジャコフとイワンの1回目の対面は、事件の直後
 でした。
 
 イワンは様々な疑念をスメルジャコフに問いただします。
 
 事件の前、スメルジャコフはイワンにてんかんの「予定」の話を
 していました。
 
 てんかんの発作は予想できないはずなのに、近々てんかんの発作が
 起きそうな気がする、とスメルジャコフが話をしていたのをイワン
 は思い出したのです。
 
 そのことをスメルジャコフに問いただすと、てんかんの発作は
 「予感がするだけだ」と言います。
 
 そして、スメルジャコフは何かが起きそうな予感がするので、
 イワンに残ってもらおうと、モスクワではなく、いつでも戻る
 ことができる近場のチェルマーシニャへ、フョードルの使いとして
 行くことを勧めていました。
 
 それを無視してイワンがモスクワへ帰ってしまったために事件
 が起きた、とスメルジャコフはほのめかします。
 
 1度目の対面はそれで終わります。
 
▽2度目の対面は、その何週間か後に行われました。

 スメルジャコフはイワンに「実の父親が殺されるのをあらかじめ
 承知の上でモスクワへ出発し、見殺しにした」と責任を押しつけ
 ます。
 
 つまり、イワンも父フョードルの死を望んでいたと指摘したのです。
 
 スメルジャコフはイワンに対して、「自分は殺さないけど、誰かが
 殺せばいい、と思っていたはず」との指摘をします。
 
 スメルジャコフはイワンに「当てにされている」と感じていました。
 
 スメルジャコフに何か悪い予感を感じながらも、イワンがモスクワ
 へ旅立ったということは、スメルジャコフにフョードルを「殺して
 もいい」というメッセージを投げかけたのも同然だと、スメルジャ
 コフはイワンを責めます。
 
 イワンは怒ってスメルジャコフの家を出ます。
 
▽イワンはその足でカテリーナの家へ向かいます。

 カテリーナにスメルジャコフの家で話したことを全て伝えますが、
 そこで、イワンはカテリーナからドミートリィが酔って書いた
 「犯行予告文」を見せられます。
 
 スメルジャコフを疑っていたイワンはその文を見て、犯人は
 ドミートリィだと確信します。
 
 そして、イワンとスメルジャコフの3回目の対面が始まります。
 
 
 続きは次回。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

カラマーゾフの兄弟 下
カラマーゾフの兄弟 下    新潮文庫 ト 1-11カラマーゾフの兄弟 下  新潮文庫 ト 1-11
(1978/07)
ドストエフスキー

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:カラマーゾフの兄弟 下
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:667円+税
 購入:ブックオフで400円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010122/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1733925%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第四部
  第十編  少年たち
  第十一編 兄イワン
  第十二編 誤審
  エピローグ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和53年7月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 有名な作品はどのよう物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 結末は?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽ロシアの文豪ドストエフスキーの長編もやっと結末を迎えます。

 登場人物の紹介と、上巻のあらすじを知りたい方は、以下のバック
 ナンバーを参照ください。

 上巻1回目(Vol.720,2008/07/22配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080722060000000.html
 上巻2回目(Vol.721,2008/07/23配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080723060000000.html
 上巻3回目(Vol.722,2008/07/24配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080724060000000.html

 また、事件が起きる中巻のあらすじを知りたい方は、以下のバック
 ナンバーを参照ください。
 
 中巻1回目(Vol.726,2008/07/30配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080730060000000.html
 中巻2回目(Vol.727,2008/07/31配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080731060000000.html
 中巻3回目(Vol.728,2008/08/01配信分)
  http://archive.mag2.com/0000194014/20080801060000000.html

 下巻は完結編。

 いよいよ真犯人が判明します。
 
▽では、かなり荒いあらすじを紹介します。

 下巻は、カラマーゾフ家の三男アリョーシャの指を噛んだ少年、
 イリューシャの友人の話から始まります。
 
 イリューシャは、以前ドミートリィに暴行を受けた二等大尉スネリ
 ギョフの息子です。
 
 イリューシャは病気で学校を休んでいて、寝たきりの状態です。
 
 そのイリューシャが尊敬している14歳の少年、コーリャ・クラ
 ソートキンはクラスの人気者で、命知らずで通っています。
 
 学校の成績も良く、授業ではある部分においては教師よりも知識が
 あったりします。
 
 コーリャは、1ヶ月くらい前から皮膚病のペレズヴォンという犬を
 拾ってきて芸を教えていました。
 
 ペレズヴォンはコーリャによくなついていて、様々な芸をやる
 ようになっています。
 
▽コーリャとその子分スムーロフは、イリューシャの家に向かいます。

 コーリャは14歳にしては相当ませていて、通りすがりの大人を
 からかいながら歩いて行きます。
 
 コーリャはイリューシャの家の前で毎日のように訪れている
 アリョーシャと出会います。
 
 この頃、アリョーシャは修道院を出て普通の服装をして、普通の
 生活をしていました。
 
 毎日イリューシャの家を訪れているアリョーシャは、イリューシャや
 その友人達からコーリャのことを聞き、皆から尊敬されている
 少年のことにとても興味が湧いていました。
 
 アリョーシャとコーリャはいろいろと話をします。
 
 また、アリョーシャはイリューシャの命がそんなに長くないことを
 コーリャに伝えます。
 
▽以前、イリューシャはカラマーゾフ家の召使いスメルジャコフと
 親しくなり、そのスメルジャコフから残酷なことを教わります。
 
 パンの中にピンを埋めて、それをヂューチカという名の犬に与えて
 しまったのです。
 
 犬は、悲鳴を上げて逃げ出して消えてしまいます。
 
 それがショックでイリューシャはかなり悩んでいました。
 
 そして、そのことをコーリャに伝えたイリューシャは、コーリャ
 から絶交を言い渡されていたのです。
 
▽イリューシャは、自分が病気になったのは、ジューチカを殺して
 しまったからだと思っていました。
 
 寝たきりのイリューシャの家には、アリョーシャの他に、イリューシャ
 の家族、イリューシャの友人が何人かいました。
 
 そこへ、コーリャと犬のペレズヴォンが入って行き、イリューシャの
 前で芸をします。
 
 実は芸をしている犬ペレズヴォンは、イリューシャがパンにピンを
 埋めて飲ませた犬、ジューチカだったのです。
 
 コーリャはイリューシャやその友人達からジューチカの特徴を
 聞き、ジューチカを探し出し、約1ヶ月掛けて芸を仕込んで、
 病気のイリューシャを喜ばせようとしていたのです。
 
 イリューシャは喜びますが、その後にやってきた医者の診断は
 やはりそんなに長くはないということでした。
 
▽イリューシャの家を出たアリョーシャはグルーシェニカの所へ
 向かいます。
 
 アリョーシャは兄ドミートリィが逮捕されてから、何度かグルー
 シェニカ所へ出入りしていました。
 
 グルーシェニカはドミートリィの逮捕後しばらく病気になって
 いたのです。
 
 アリョーシャはグルーシェニカから、次兄イワンがドミートリィの
 所へ現れていることを知ります。
 
▽アリョーシャはグルーシェニカの家を出てホフラコワ夫人の娘
 リーズの所へ向かいます。
 
 アリョーシャは急いでいたのでホフラコワ夫人にわ会わずにリーズ
 に会いたかったのですが、ホフラコワ夫人に掴まってしまいます。
 
 ホフラコワ夫人は相変わらず人の話は聞かずにしゃべりまくりです。
 
 そして、イワンがリーズの所へもきたことを知ります。
 
 アリョーシャはやっとリーズと会い、イワンへの手紙を託されます。
 
▽次にアリョーシャはドミートリィが収監されている刑務所へ向かい
 ます。
 
 アリョーシャがドミートリィの所へ現れると、ラキーチンが来て
 いました。
 
 ラキーチンは、ロシアで有名になったカラマーゾフ事件について
 評論を書いて、その分野で活躍するつもりでいました。
 
 アリョーシャはドミートリィからラキーチンの野望を聞かされます。
 
▽兄ドミートリィは、召使いのスメルジャコフが犯人だと思ってい
 ます。
 
 しかし、自分が犯人じゃないことは解っていますが、状況証拠は
 確実にドミートリィが犯人であることを示していました。
 
 ドミートリィは裁判がどうなるかまったく見当が付かない状況です。
 
 アリョーシャはイワンのことをドミートリィに訪ねてみると、
 イワンは何度か来ていて、ドミートリィに脱走を勧めていました。
 
 次回いよいよ真犯人が判明します。





 続きは次回。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

イワン・デニーソヴィチの一日
イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)
(1963/03)
ソルジェニーツィン木村 浩

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:イワン・デニーソヴィチの一日
 著者:ソルジェニーツィン
 出版:新潮文庫
 定価:438円+税
 購入:本屋さんで購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102132015/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f133541%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和38年3月に出版されています。
 
 著者は、先日亡くなったロシアの作家で、1970年にノーベル賞
 を受賞しています。
 
 著書も多数あります。



 ラーゲリとはどのような所なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 著者自信は楽しくなさそうですが...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者は、先日(2008/08/03)亡くなったと新聞で報道されていた
 ロシアの作家です。
 
 正式な名前は「アレクサンドル・イサーエヴィチ・ソルジェニーツィン」。
 
 紹介文には次のように書いてあります。
 
 砲兵中隊長だった対ドイツ戦の1945年、思想的理由で逮捕
 され、強制収容所生活を送る。
 
 1962年、その経験をもとに描いた「イワン・デニーソヴィチの一日」
 を発表、一気に世界的名声を得る。
 
 1970年ノーベル文学賞受賞。
 
 1973年、「収容所群島」第1巻をパリで出版、ソ連当局の
 批判を受け、翌年国家反逆罪で国外追放となる。
 
 ソ連崩壊後の1994年、20年ぶりにロシアに帰国した。
 
 なかなか過酷な人生を送っていた人です。
 
▽今回紹介する作品は、著者が体験したソ連の強制収容所「ラーゲリ」
 での一日を描いたものです。
 
 背景はスターリン時代のソビエト連邦で、全く言論の自由がない
 時代の話です。
 
 著者自信も、友人に宛てた手紙に、名指しはしませんでしたが
 スターリン批判らしい文章を書いてしまい、それが検閲で引っか
 かり、強制収容所に入れられています。
 
 しかも、裁判は「欠席裁判」という、当時よくあった本人不在の
 裁判で、懲役8年が言い渡されます。
 
 ソ連の暗黒時代と言っていいのではないかと思います。
 
 似たような状況は、現在の北朝鮮で見られるようです。
 
▽主人公は、「イワン・デニーソヴィチ・シューホフ」という男性で、
 戦争中にドイツ軍の捕虜になり、そこから脱走してソ連軍に戻り
 ますが、「ドイツ軍の捕虜だった」と正直に言ってしまったために、
 ソ連当局に逮捕されてしまいます。
 
 自ら敵の手中から脱走してきたのですが、その事実は信用されず、
 祖国を裏切ったスパイということになりました。
 
 「スパイとしてラーゲリ送りになるか、それとも死ぬか」という
 選択肢しかなく、ラーゲリを選択します。
 
▽同じラーゲリの、同じ104班の仲間が何人か登場します。

 班長のチューリン、元海軍大佐のブイノフスキイ、インテリの
 ツェーザリ等々、魅力的なキャラクターが何人か描かれています。
 
 主人公のシェーホフが収容されているラーゲリには、どうでも
 いいような罪で投獄されている人がたくさんいます。
 
▽極寒の地にある収容所での生活は過酷です。
 
 寝床があるバラックの天井には、寒くてつららができています。
 
 外は零下30度の「酷寒(マローズ)」にもかかわらず、囚人達
 には、満足な布団や服、手袋、靴は与えられません。
 
 そして、一番満足できないのは食事。
 
 毎日11時間労働が待っているのにもかかわらず、食事は実のない
 粥(カーシャ)、もしくはスープ一杯、そして200グラムのパン
 だけです。
 
 囚人達にとっては、その貧しい食事が唯一の楽しみでもあります。
 
 本当は、もっと多くの食物が囚人達にも配給されているはずですが、
 運送途中でピンはねされ、ラーゲリの倉庫でピンはねされ、ラーゲリ
 でピンはねされ、食堂でピンはねされ、残りがやっと囚人達に
 廻ってきます。
 
 これは、どの社会主義国でも同じ現象が起きていて、現在の北朝鮮
 でも同じような状況らしいです。
 
 「ピンはね」は当然の権利として存在しています。
 
▽収容所での生活は、持ちつ持たれつの精神で上手くやって行か
 なくては生きて行けません。
 
 自分勝手にわがままに行動する囚人は、皆から嫌われ、満足な
 食事にもありつけなくなります。
 
 仕事も同じで、多くの囚人は少しでも暇があるとさぼろうとするの
 ですが、仕事のでき次第では食事の配給量が変わってきます。
 
 仕事の出来は班全体で評価されるため、そこそこ真剣にやらないと
 ならないのです。
 
▽語られる内容は過酷なことばかりですが、文章自体は淡々として
 いて、悲壮感といったものがあまり感じられません。
 
 収容所生活が長くなると、何事もなく一日が過ぎ、普通に寝られる
 ことに感謝ができるようになるみたいです。





 この本は、著者の実体験を元に、収容所での一日を描いた作品です。
 
 ナチスのアウシュビッツや北朝鮮の強制収容所の話のような悲惨な
 状況とは違っているような気がします。
 
 もしかしたら、それは著者の淡々とした力強い文章のせいかも
 しれません。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

中陰の花
中陰の花 (文春文庫)中陰の花 (文春文庫)
(2005/01)
玄侑 宗久

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:中陰の花
 著者:玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)
 出版:文春文庫
 定価:381円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167692015/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1750838%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 中陰の花
 朝顔の音



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■□□□



 この本は、2005年1月に出版されています。
 
 2001年8月に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、臨済宗妙心寺派福聚寺というお寺の住職をされています。
 
 福島県警の英語と中国語の通訳もされているそうです。
 
 著書も多数あります。



 芥川賞作家の作品とはどのようなものなのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 期待が持てます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽今回は2001年上半期芥川賞を受賞した作品の紹介です。

 先日、芥川龍之介の作品を紹介したので、芥川つながりでの紹介
 です。
 
 芥川賞とはウィキペディアで調べてみると、「純文学の新人に
 与えられる文学賞」という解説がされています。
 
 「純文学」とは、これもウィキペディアで調べてみると「大衆
 小説、あるいは小説一般に対して、商業性よりも『芸術性』・
 『形式』に重きを置いていると見られる小説の総称とされる」
 と書かれていました。
 
 川端康成とか谷崎潤一郎、三島由紀夫、大江健三郎、遠藤周作、
 村上春樹といった作家が純文学作家です。
 
 大衆小説・小説一般と純文学の区別がよく分からないですが、
 とにかく優れた短編・中編作品に送られるのが芥川賞です。
 
 というわけでかなり期待して読み始めました。

▽物語は、お寺の住職である則道という名の40過ぎの男性と、
 その妻圭子を中心として描かれるストーリーです。
 
 ウメさんという「おがみや」と呼ばれる霊能者が亡くなる場面
 から始まります。
 
 おがみやのウメさんは自分が死ぬ日を予言していました。
 
 一度目の予言は、心臓が止まったにもかかわらず、医者の心臓
 マッサージにより生き帰ってしまいます。
 
 しかし、ウメさんは「同じ月の二十日後に死ぬ」ともう一度自ら
 予言をしていました。
 
 そしてその日、ウメさんは予言通り旅だって行きます。
 
▽ウメさんは、霊能者ということもあって人々の様々な相談に乗って
 いて、その人々は信者さんと呼ばれていたそうです。
 
 仏教では霊能者が持つような能力を「神通力」と言うそうです。
 
 則道の両親もお寺の住職夫婦で、則道は子供の頃からウメさんを
 知っていて、ウメさんの家で覚えたてのお経を唱えたりしていま
 した。
 
▽則道と圭子の間には子供がいません。
 
 かつて、2人の間にやっとできた子供を流産したことがありま
 した。
 
 物語はウメさんの死を契機に、人間の魂の成仏とはどのような
 ことなのか、ということを2人が考えるようになります。
 
 そして則道は、圭子がかつて流産した子供のことをずっと心に
 気に掛けていたことをはじめて知ります。
 
 そして、ウメさんと流産した子供の供養を2人だけでやろうという
 ことになります。
 
▽物語自体は、ドキドキハラハラするような展開ではありません。

 なんとなく抑揚のない感じで進展します。
 
 則道は、お寺の住職でありながら、人間の魂の成仏について、
 ハッキリとした主張を持っていません。
 
 仏教の知識は持っていますが、それを頭から信じているわけでは
 ないのです。
 
 もちろんお寺の住職なので葬式にも呼ばれ、檀家の法事にも呼ばれ、
 集まった人たちの前でいろいろな話もしますが、死を体験した
 ことがないために、やはりハッキリしたことは分からない、というの
 が本音のようです。
 
 もしかしたら、現職のお坊さんである著者の本音かもしれません。
 
▽ほとんどの人は死んだことがないので、死後どうなってしまうのか、
 魂は仏教で定義されている通りになるのか、ハッキリしたことは
 わかりません。
 
 お釈迦様は、「人間の死後どうなるのか?」という弟子の質問に
 対して何も答えなかったそうです。
 
 「そんなことを考えるよりも、現実で生きることを考えなさい」
 というのがお釈迦様の答えだったそうです。
 
 確かに言われる通りで、死んだ後のことは死んでから体験する
 ことで、しかも人間は100%の確率で死を体験します。
 
 だとしらた、生きている間に「死後の世界」を考えるのはあまり
 意味のないことかもしれません。
 
 逆にいつ死んでも良いように、現実をどうやって生きるか、という
 ことを考えた方がいいように思います。





 この本は、現職のお寺の住職が書いた小説です。
 
 個人的には、小説としてはそんなに感動する場面もなく、淡々と
 流れていくので、そんなに面白いとは思えませんでした。
 
 ただ、人間の死について少しだけ考えることはできます。
 
 ちなみに表題になっている「中陰」とは仏教用語で、いわゆる
 四十九日の期間のことです。
 
 「中陰の花」とは...物語を読んでもらえば解ると思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

地獄変
地獄変 (集英社文庫) (集英社文庫)地獄変 (集英社文庫) (集英社文庫)
(1991/03/20)
芥川 龍之介

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:地獄変
 著者:芥川龍之介
 出版:集英社文庫
 定価:360円
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4087520110/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f458154%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 大川の水
 羅生門
 鼻
 芋粥
 地獄変
 蜘蛛の糸
 奉教人の死
 蜜柑
 舞踏会
 秋
 薮の中
 トロッコ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1991年3月に出版されています。
 
 著者は、きっと誰もが知っている日本の作家です。
 
 著書も多数あります。




 いくつかは読んだことありますが、真剣に読むのは初めてです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 短編集は読みたい部分から読めます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽著者の作品で読んだことがあったのは「蜘蛛の糸」「鼻」「杜子春」
 くらいしかありません。
 
 目次を見てみると、知らない題名の短編がたくさんあります。
 
 「芥川賞」の元になった作家なので、有名どころの作品は面白い
 です。
 
▽今回読んだのは、集英社文庫から出版されている短編集です。

 現在、本屋さんに「集英社文庫の夏の一冊」として並んでいる
 本の表紙にはカッコイイ?絵が描かれています。
 
 この絵のお陰で集英社の本を購入する人が増えているそうです。
 
 書いてあることは変わらないのに不思議です。

▽この本には12の作品が掲載されています。

 その中でも一番長くて題名にもなっている「地獄変」のあらすじを
 紹介します。
 
 主人公は、50歳近い「良秀」という高名な絵師で、意地の悪い
 老人で、人柄も卑しく、容姿も気味が悪く獣を思わせる人でした。
 
 立ち居振る舞いも猿のようで、「猿秀」というあだ名までついて
 います。
 
 良秀には一人娘がいて、父親とは違って愛嬌のある娘です。
 
 意地の悪い良秀でしたが、娘のことは目に入れても痛くないくらい
 溺愛していていました。
 
 良秀の娘は、堀川の大殿様のお屋敷に小女房として奉公していま
 した。
 
 堀川の大殿様は剛胆な人で、さまざまなエピソードがあります。
 
▽ある日、良秀の娘が大殿様の屋敷で廊下を歩いていると、一匹の
 猿が逃げてきて、娘に助けを求めます。
 
 その猿は、若殿様に献上された、人に慣れた猿で、ある国の人に
 献上されたのでした。
 
 若殿様は猿に「良秀」という名を付け、何かにつけていじめて
 いました。
 
 娘に助けを求めた猿はケガをしています。
 
 娘は何とかして「良秀」と名の付いた猿を助けます。
 
 それから、猿の良秀は良秀の娘になついてしまい、娘のそばを
 離れなくなりました。
 
 猿を助けたエピソードは大殿様も知ることとなり、娘は褒美を
 もらい、皆からも好かれていました。
 
▽一方、父親は娘とは対照的に、弟子は何人かいましたが、誰からも
 嫌われています。
 
 娘が奉公に上がっている大殿様の所へ呼ばれたときも、娘を引き
 取らせて欲しいとお願いしますが、大殿様は娘のことを考えて断り
 ます。
 
 ある日、良秀は大殿様に呼ばれ「地獄変」の屏風を描くように
 言われます。
 
 良秀は嫌われ者でしたが、絵師としての腕は良く、地獄変のような
 絵を描かせると他人とは比較にならないくらい上手く描きます。
 
▽良秀は、それから何ヶ月間か描けて屏風の絵にかかりきりになり
 ます。
 
 かなりの集中力です。
 
 ただ「見たものしか描けない」ということで、自分の弟子をモデル
 として使います。
 
 しかし、描いているのが「地獄変」なので、弟子も過酷な要求を
 されます。
 
 鎖で身体を縛り上げられたり、みみずくに目を襲わされたりし
 ますが、良秀は弟子が苦しむ姿を見ながら平然と絵を描くのです。
 
 実際、師匠に殺されると思った弟子も何人かいました。
 
▽ある日、良秀は大殿様のところへ中間報告へ行きました。

 屏風はほぼできあがっているけれど、一つだけ描けない部分が
 あると言います。
 
 その描けない部分とは、地獄の炎の中へ落ちていく牛車で、その
 牛車の中には、ひとりのあでやかな女性が、猛火の中に黒髪を乱し
 ながら、悶え苦しんでいる様子でした。
 
 良秀は実際見たものしか描けません。
 
 地獄の炎は実際に起きた火事を見て描いたし、弟子を使ってモデル
 にしたりと、何かヒントになるようなことがあれば描けます。
 
 しかし、燃えさかる牛車の中で苦しむ女性はみたことがありません。
 
 そこで良秀は「燃えさかる牛車の中で苦しむ女性」を大殿様に
 見せてくれるようにお願いします。
 
 大殿様は快く引き受け、その2、3日後に良秀を呼び、実際に
 牛車が燃える場面を見せてくれることになりました。
 
 用意された牛車に実際に火が放たれ、そこには...
 
 続きが気になる方は読んでみてください。





 この本には、著者の作品が12編収められています。
 
 有名どころの作品から、聞いたことがない作品までありますが、
 面白いと思った作品がたくさんあります。
 
 一度は読んでみて良いと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

ハツカネズミと人間
ハツカネズミと人間 (新潮文庫)ハツカネズミと人間 (新潮文庫)
(1994/07)
ジョン スタインベック

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:ハツカネズミと人間
 著者:ジョン・スタインベック
 出版:新潮文庫
 定価:324円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/410210108X/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f676814%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、平成6年7月に出版されています。
 
 著者(1902?1968)は、アメリカの作家で大学で海洋生物学を学ぶ
 かたわら、農場や商店で働き、創作を始めたとのこと。
 
 「怒りの葡萄」という作品ががピューリツァー賞、全米図書賞を
 受賞しています。
 
 また、1962年にはノーベル文学賞を受賞しています。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 楽しめます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽今回の作品の著者もノーベル文学賞を受賞しています。

 これまでにいくつかノーベル賞受賞作家の本を読んで見ましたが、
 やっぱり面白いですね。
 
 今回も期待できそうです。
 
 著者の作品で題名を知っているのは「エデンの東」。
 
 見たことはありませんが、ジェームス・ディーンが主演して映画
 になった作品です。
 
 ただ、「エデンの東」は大作なので、今回はお試し版ということで
 150頁程度の短い小説を読んでみました。
 
▽では、あらすじを紹介します。

 物語の主人公はレニーという大男です。
 
 レニーは、力が強く、与えられた力仕事は人の何倍も働きますが、
 発達障害があって、小説の言葉を借りると「頭が弱い」です。
 
 顔に締まりがなく、のそのそと歩きます。
 
 もう一人、ジョージという男性がいて、小柄で機敏、抜け目のない
 顔をしていて、キビキビしています。
 
 レニーとジョージはいつも2人で行動します。
 
▽2人は、労働斡旋所みたいな所から紹介されて、大きな農場を
 渡り歩く「フリーの農夫」のような存在で、しばらくどこかの
 農場で働いて、しばらく遊んで生活し、お金がなくなったらまた
 働く、という生活を繰り返しています。
 
 そして、いつしか狭いながらも自分たちの土地を持って、そこで
 楽しく暮らすことを夢見て生活しています。
 
▽ジョージはなにかと文句を言いながらも、頭の弱いレニーの面倒を
 よくみています。
 
 レニーは普段はおとなしい存在ですが、恐怖を覚えると我を忘れ
 てしまい、力のコントロールができなくなってしまいます。
 
 小さな動物、ハツカネズミや子犬やウサギ等が好きな優しい男性
 ですが、可愛がりながらも力の加減ができずに殺してしまいます。
 
▽ふたりは、ある農場へ働きにきました。
 
 そこには、農場主の親方、その息子のカーリー、そしてジョージ
 たちと同じようにフリーの農夫たちが何人か働いています。
 
 親方との対応はいつもジョージが担当します。
 
 すぐにレニーのことはばれてしまいますが、レニーは力仕事で
 あれば普通の人の数倍働くことができるため、最初に追い出され
 なければしばらくは働くことができます。
 
 でも、ジョージとレニーは、レニーのコントロールできない力の
 ため、そこへいられなくなることが何度かあったみたいです。
 
▽親方は普通の人でしたが、その息子のカーリーはいわるゆゴロ
 ツキで、昔ボクシングをやっていました。
 
 そして最近綺麗で派手な女性と結婚し、カーリーは妻の行動が
 心配でなりません。
 
 一日の内の半日は妻を捜しています。
 
 そして、妻が他の農夫と話をしていると嫉妬し、それを農夫に
 ぶちまけます。
 
 農夫たちはカーリーが親方の息子であるために、あまり強く出る
 ことができません。
 
 カーリーは新しく来たジョージとレニーに目を付けます。
 
 レニーは身体は大きいけれど、弱そうな顔をしているために、
 そこに目を付けたカーリーは、ある日レニーに暴力を振るいます。
 
 レニーは最初、殴られるままでしたが、恐怖に我を忘れ、カーリーの
 拳を握ったまま話さず、拳のまま握りつぶしてしまいます。
 
 その場は、農夫たちのリーダー格のスリムという男性が「機械に
 挟まれたことにしろ」とカーリーを説得します。
 
▽ジョージとレニーは、いつも自分たちの農場を持つ話をしながら
 空想にふけっていました。
 
 ジョージはそんな話をしながら、実現できないことは承知していた
 みたいです。
 
 しかし、レニーは本気で信じていました。
 
 自分たちの農場を持って、そこでウサギの世話をする、それが
 レニーの夢でした。
 
▽レニーは農場で生まれた子犬を一匹もらいます。

 ものすごく可愛がりますが、力加減ができずに殺してしまいます。
 
 こんなんじゃ、農場を持ったときにウサギの世話をさせてもらえ
 ない、またジョージに怒られる、と途方にくれていたとき、カーリー
 の妻がレニーに近づいてきます。
 
 最初は普通に話をしていました。
 
 そして、カーリーの妻の頭をなでたとき、悲劇が起きます。
 
 続きが気になる方は読んでみてください。





 この作品は、フリーの農夫たちの淡い夢と、現実を描いた作品です。
 
 彼らは役に立たなくなると、即「死」を意味します。
 
 そのため少しでもお金があると自分の楽しみのために使ってしまい
 淡い夢は実現しません。
 
 レニーは頭が弱いため、夢は実現すると固く信じています。
 
 しかし、現実はなかなか厳しいです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

イワンのばか 他八篇
トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇 (岩波文庫)トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇 (岩波文庫)
(1966/01)
トルストイ

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:イワンのばか 他八篇
 副題:トルストイ民話集
 著者:トルストイ
 出版:岩波文庫
 定価:560円+税
 購入:ブックオフで350円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4003261925/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f381349%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 イワンのばかとそのふたりの兄弟
 小さい悪魔がパンきれのつぐないをした話
 人にはどれほどの土地がいるか
 鶏の卵ほどの穀物
 洗礼の子
 三人の隠者
 悔い改むる罪人
 作男エメリヤンとから太鼓
 三人の息子



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1932年9月に出版されています。
 
 著者は、ロシアの文豪です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 充分に楽しめました。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 欲張りはやめよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽子供の頃に「イワンのばか」という題名だけは知っていて、誰かに
 「読みなさい」と言われていたような記憶があります。
 
 有名な作品ですが、これまで読んだことはありませんでした。
 
 この本に掲載されている民話集は、ロシア各地に伝わる民話を
 元に、トルストイが編集したものです。
 
 全部で9編の民話が掲載されています。
 
▽9編の民話の中から、やはり題名にもなっている「イワンのばか」
 を簡単に紹介します。
 
 正式な題名は、「イワンのばかとそのふたりの兄弟」。
 
 副題に「軍人セミョーンと、ほてい腹のタラースと、唖の妹マラーニャと、
 老悪魔と、3人の小悪魔についての話」と書かれています。
 
 この物語には「ばかのイワンは...」という言い方で、「ばか」
 が沢山出てきます。
 
 ここで言う「ばか」とは、決して頭は良くないけれど、ロシア人の
 底抜けの善意の大きさ、愚直さの象徴として「ばか」と付いている
 そうです。
 
▽むかし、ある国にひとりの裕福な百姓が住んでいて、この百姓には
 3人の息子(軍人セミョーン、ほてい腹のタラース、ばかのイワン)と、
 生まれつき唖の妹マラーニャが住んでいました。
 
 セミョーンは王様に仕えるために戦争に行き、タラースは商売を
 するために街の商人のところへ行きましたが、ばかのイワンは
 マラーニャと一緒にうちに残って、身を粉にして働いています。
 
 セミョーンは貴族の娘と結婚し高給取りでしたが、妻が使って
 しまうのでいつもお金が足りません。
 
 そこで、父親のところへ行って「財産を分けてくれ」と頼みます。
 
 父親は、「イワンとマラーニャに悪いから分けられない」と言い
 ますが、イワンは「なあにかまうもんですか、あげて下さい」と
 財産の1/3を分けてしまいます。
 
 タラースもセミョーンと同じように、父親の元へ行って「財産を
 分けてくれ」と頼みます。
 
 そして、今回もイワンの一言でタラースに財産の1/3を分けて
 しまいます。
 
 財産が1/3になったイワンは、残った財産だけで百姓をして
 両親と妹を養っていくことになります。
 
▽ここで老悪魔が登場し、兄弟がケンカせずに財産分与が終了した
 ことに腹を立て、3匹の小悪魔を呼び、3人の兄弟がケンカする
 ようにとの指令を伝えます。
 
 それから小悪魔たちの作戦が始まり、セミョーンとタラースは
 文無しになってしまいます。
 
 イワン担当の小悪魔も、イワンを困らせようと色々な作戦に出ます。
 
 百姓仕事の邪魔をして、イワンが仕事をできないようにしますが、
 イワンの愚直な仕事の方法にことごとく失敗し、とうとうイワンに
 見つかり殺されそうになります。
 
 小悪魔はイワンに命乞いをし、そのお礼に病気を何でも治して
 しまう木の根を3本もらいます。
 
▽最初の小悪魔の失敗を知った次の小悪魔も、イワンの仕事の邪魔を
 しますが、いくら邪魔をされてもイワンは強引に働き、同じように
 イワンに見つかって殺されそうになります。
 
 小悪魔はイワンに命乞いをし、そのお礼にどの様な物からでも
 兵隊を作ることができる方法を教わります。
 
 最後の小悪魔がイワンの所へやってきて同じように仕事の邪魔を
 しますが、またもやイワンに見つかってしまいます。
 
 小悪魔はイワンに命乞いをし、そのお礼に樫の葉でお金を作る
 方法を教わります。
 
▽小悪魔のせいで一文無しになってイワンのもとへ帰ってきていた
 セミョーン夫妻とタラース夫妻は、居候のくせに態度がでかいです。
 
 イワンが兵隊をいくらでも作れることを知ったセミョーンは、
 イワンにお願いして軍隊を作ってもらい戦争をしに行きます。
 
 イワンがお金をいくらでも作れることを知ったタラースは、イワンに
 お願いしてお金をたくさん作ってもらい、それを持って商売をしに
 行きます。
 
 2人の兄はまたそれぞれ財産を手に入れました。
 
 でも、セミョーンにはお金がなく、タラースには財産を守って
 くれる人がいません。
 
 そこで、再度イワンの元を訪れ、また兵隊とお金を作ってくれと
 頼みます。
 
 しかし、イワンは断ります。
 
 セミョーンの軍隊がイワンの知り合いの夫を戦争で殺してしまった。
 
 だから兵隊は作らない、ということでした。
 
 またタラースの場合は、タラースのお金がイワンの知り合いの
 牡牛を取り上げてしまった。
 
 だからお金は作らない、ということでした。
 
 2人の兄は、仕方がないのでお互いの持ち物を分け合って、裕福に
 くらすことになりました。
 
▽ある日イワンは、お姫様の病気を治してしまい、そのお姫様と
 結婚することになり、王様が亡くなってしまったためにイワンが
 王様になってしまいます。
 
 3人の兄弟はそれぞれに裕福にくらしていましたが、2人の兄は
 人々を苦しめていました。
 
 一方、イワンは王様だけど自ら百姓として働きます。
 
 イワンは何でも「そうか、よしよし!」で済ませてしまい、賢い
 人はイワンの元を去り、ばかだけがイワンの国に残ることになり
 ます。
 
▽小悪魔の失敗を知った老悪魔は、自ら3人の兄弟に非道いことを
 やり始めます。
 
 セミョーンはまた無一文になり、タラースもお金はあるけれど
 食べる物すらなくなってしまいます。
 
 老悪魔は最後にイワンの元へ行って、イワンを破滅させようと
 色々と策を労します。
 
 しかし、頭を使わないばかの国であるため、なかなか老悪魔の
 思った通りにはなりません。
 
▽最後に、老悪魔は「頭を使って働く方法を教える」と行って、
 その方法の演説を始めます。
 
 ばかの聴衆が集まって老悪魔の話を聞きますが、ばかの国のばかの
 聴衆は、老悪魔が「頭を使って働く」ところを見ようとしていま
 した。
 
 しかし、話をするばかりでなかなか頭を使わない老悪魔を見て、
 話を聞く者もいなくなってしまいます。
 
 やがて老悪魔は、疲れてしまいふらついたところで柱に頭をぶつ
 けてしまいます。
 
 「とうとう頭を使って働きだした」との報を受けて老悪魔を見に
 行ったイワンが見たものとは...





 この本に掲載されている、他の8編もそれぞれ面白い話ばかりです。
 
 キリスト教の教えに根ざした民話が多いですが、それぞれ何らかの
 メッセージが含まれています。
 
 おすすめの本です。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

三四郎
三四郎 (新潮文庫)三四郎 (新潮文庫)
(1948/10)
夏目 漱石

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:三四郎
 著者:夏目漱石
 出版:新潮文庫
 定価:240円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101010048/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1745867%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、昭和23年10月に出版されています。
 
 明治41年に朝日新聞に連載されたのが最初です。
 
 著者は、きっと誰もが知っている日本の文豪です。
 
 著書も多数あります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 漱石の前記三部作の1作目です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽最近、世界の文豪の本ばかり読んでいたので、たまには日本の
 文豪も、ということで夏目漱石を選んでみました。
 
 著者の本は、ずいぶん前に「坊っちゃん」を読んだことがあります。
 
 また、「門」をメルマガで紹介したことがあります。
 
 興味がある方は下記(Vol.694,2008/06/13配信分)を参照してください。
 
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080613060000000.html
 
 今回紹介する「三四郎」は、「それから」そして「門」へ続く
 三部作の最初の作品になるそうです。
 
 本棚には、「三四郎」と「吾輩は猫である」が並んでいましたが
 「三四郎」の方が薄かったのでとりあえず読んでみることにしま
 した。
 
▽あらすじを書こうと思ってましたが、物語的にはごく普通の日常
 を描いて、それに主人公の心の動きを描いただけなので、あらすじ
 を書くのはやめて、雰囲気だけお伝えします。

 この作品のテーマは「恋愛」。
 
 しかも、「淡い」という言葉が付きます。
 
 物語の主人公は題名にもなっている三四郎という23歳の青年で、
 熊本の田舎から出て来て、東京の大学で学ぶことになりました。
 
 冒頭で、田舎から出てきて汽車で東京へ向かう場面が描かれて
 ます。
 
 途中、名古屋で宿を取ることになりますが、ひょんなことから
 乗り合わせた女性と一緒の宿の一緒の部屋に泊まることになり、
 一緒の布団で寝ることになります。
 
 三四郎は、一つの布団の上で自分の寝る場所をつくり、何事もなく
 一夜が過ぎます。
 
 翌日、その女性と別れるときに言われた言葉が、
 
 「あなたは余っ程度胸のない方ですね」
 
 という言葉です。
 
 三四郎の弱点がその「度胸がない」ことでした。
 
▽三四郎の本名は、小川三四郎。

 東京へ出てきて下宿して大学に通います。
 
 東京に頼る人が一人いて、「光」の研究をしている野々宮宗八
 という理科大学に通っている知り合いの親戚です。
 
 野々宮宗八には妹、野々宮よし子がいます。
 
 大学に通うようになって、佐々木与次郎という友人ができます。
 
 与次郎と知り合うことから、物語の登場人物何人かにめぐり会い
 ます。
 
 まずは、もう一人の主人公、三四郎と同じ歳の里見美禰子(みねこ)
 と出会います。
 
 美禰子と野々宮の妹よし子は知り合いです。
 
 そして、与次郎が師事している高校教師の広田。
 
 主な登場人物はこれくらいで、他に何人か登場するだけです。
 
▽簡単に言ってしまうと、三四郎が美禰子に恋心を抱いて、美禰子
 の言動や、美禰子に関係する人々の言動によって揺れ動く男心を
 描いた作品です。
 
 与次郎が師事している広田の引っ越しの手伝いにかり出された
 三四郎は、そこで美禰子と出会い、三四郎はそこで美禰子に一目
 惚れしてしまったみたいです。
 
 しかし、度胸がない三四郎のこと、気持ちを伝えることができま
 せん。
 
 この作品が書かれた明治という時代に、男女関係がどの様に見られ
 ていたのか良く分かりませんが、読んでいるうちに三四郎のはっきり
 しない態度に多少イライラしてきます。
 
 いろいろな時に、いろいろな場面で気持ちを伝えるチャンスは
 いくらでもあるのに、三四郎は美禰子にその思いを伝えることが
 できないでいます。
 
 美禰子もすでに結婚する年齢になっていますが、学生の三四郎とは
 釣り合わないくらい大人の女性です。
 
 でも好きな人がいるわけでもなさそうな感じです。
 
 また、その美禰子も三四郎に対して思わせぶりな態度をとります。
 
 思わせぶりだと思うのは、三四郎の受け取り方なのかもしれません
 が、美禰子の言動に三四郎はあれやこれや、あることないことを
 想像して、不安になったり嬉しくなったりと、心が揺れ動きます。
 
▽物語も終盤になって、ようやく三四郎も自分の気持ちをストレートに
 表現するようになります。
 
 「あなたに会いにきました」というのがこの物語の中で、三四郎が
 美禰子に伝えた一番ストレートな言葉です。
 
 結果的にどうなったか、書いてしまうと面白くないので、書くのは
 やめます。
 
 気になる方は読んでみて下さい。





 物語を読んでいると、当時の生活がわずかながら理解できます。
 
 ただ、好きになった女性にはストレートに言葉にして気持ちを
 伝えることを信条としてきた私には、三四郎の言動が歯がゆくて
 なりません。
 
 そして欲を言えば、もう一波乱欲しかったように思います。
 
 でも、文章表現はさすがです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

恐るべき子供たち
恐るべき子供たち (岩波文庫)恐るべき子供たち (岩波文庫)
(1957/01)
コクトー

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:恐るべき子供たち
 著者:ジャン・コクトー
 出版:角川文庫
 定価:340円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4042047017/oyajimushicom-22/ref=nosim/



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■□□□



 この本は、昭和28年3月に出版されています。
 
 著者は、フランスの詩人、作家です。
 
 紹介文によると、少年時代から詩の才能を認められ、前衛の先端を
 行く芸術家たちと親交を結んでいたそうです。
 
 詩、小説、批評、デッサン、演劇、映画などあらゆるジャンルの
 最先端を駆け抜けた天性のマルチタレントだったとのこと。
 
 著書も多数あります。
 
 
 
 天才の小説はどのような物語なのでしょうか?
 
 
 
 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 楽しめたか?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽最近は、世界の文豪たちの小説をたくさん読んでいます。

 数年前に成功を夢見た頃から、小説はあまり読まなくなりました。
 
 あまり得るものがないと思ったためです。
 
 でも、ジャンルを広げて小説を読んでみるとやはりおもしろいです。
 
 今回紹介する本の著者は、フランスの有名な詩人で、生きていた
 年代は、1889/07/05?1963/10/11。
 
 この作品は、著者が阿片中毒の療養中に書き上げたようです。

▽著者の他の作品を全く知らないので、元もとどのような文章を
 書く人なのかもちろん知りません。
 
 読んでみた感想は「良く分からん」です。
 
 最初、岩波文庫から出版されている本を買って読んだのですが、
 翻訳が良くないせいか、ストーリーは何となく理解できましたが、
 詳細の部分の描写はほとんど理解できず、薄い本にもかかわらず
 半分くらいで読むのを辞めてしまいました。
 
 しかし、小説というのは途中まで読んでしまうと、結末が気に
 なります。
 
 角川文庫で同じ題名の違う訳者の本を見つけたので、再チャレンジ
 してみました。
 
 私には角川文庫の訳者の方がまだ分かりやすいです。
 
 分かりやすくはなってますが、細部の描写はやはり私には理解
 するのは難しいです。
 
 例えば、
 
 「空間に吊るされているように思われるこの部屋の錯覚は、軒蛇腹
 と地面との間に、不動のスペクトルをつくっているにぶいガラスの
 ためにいっそう強められていたのである。ときどき、自動車が、
 太い真っ黒な光線を動揺させて行った」
 
 自動車が云々という部分はなんとなく理解できますが、その他の
 部分はよく分かりません。
 
 この作品は随所にこのような描写がちりばめられていて、単純に
 小説を楽しもうとしていると邪魔をされるような感じがします。
 
 アマゾンのレビューは普段あまり読まないのですが、この本の
 レビューを読んでみると、「難解」という言葉がいくつか見えます。
 
 短い物語で、ストーリーもそんなに難しくないですが、細かい
 描写が難解です。
 
▽小説の場合はいつもあらすじを紹介しています。

 でも、この作品のあらすじを紹介しても、特にドキドキするような
 こともなく、そんなにおもしろくもないのでごく簡単にどのような
 感じの物語なのかを紹介します。
 
 物語の主人公は、姉と弟の姉弟。
 
 姉はエリザベート、弟はポール。
 
 最初2人は、高校生と中学生くらいでしょうか。
 
 家に寄りつかなかった父親は既に亡くなっていて、少しおかしい
 母親も亡くなってしまいます。
 
 残された2人は、母親のことを看ていた医者と、ポールの友人の
 ジェラールの伯父さんに生活費の援助をしてもらいますが、2人
 には感謝のかけらもなく、援助は当たり前のようにいい加減な
 暮らしをしています。
 
 物語は、エリザベートとポールの姉弟、ポールの友人のジェラール、
 最初はその3人で進行します。
 
 途中エリザベートがアルバイトに出て、そこで知り合ったアガート
 という女の子も加わって、合計4人で物語りが進んで行きます。
 
 部屋の中での心理描写が多く、思春期から大人になる時期に大人達
 から何の制限もなく生活するとこうなってしまうのか、という
 くらい、堕落した生活をしています。
 
▽ポールの友人のジェラールは、エリザベートに思いを寄せていて、
 エリザベートの友人のアガートは密かにポールに思いを寄せて
 いました。
 
 そして、ポールもアガートに思いを寄せていました。
 
 ポールとアガートの2人の思いを知ったエリザベートは、近親姦的な
 嫉妬から、2人に残酷な仕打ちをしてしまいます。
 
 アガートにはジェラールと結婚することをすすめ、ポールには
 アガートが何の感情も持っていないことを伝えてしまいます。
 
 アガートとジェラールは結婚するに至り、再び姉弟2人きりに
 なりますが、アガートにふられたポールは精神的に不安定になり...
 
 続きが気になる方は読んでみてください。





 この本は、題名だけを見ると、無邪気な子どもたちの残酷な世界を
 描いているのかと思われますが、主人公たちの年齢はもう少し上で
 「青年」と言った方が正しいと思われます。
 
 子供の残酷さを残したまま青年になってしまった姉弟の物語です。
 
 ストーリーを拾うだけなら、読むのにそんなに時間はかかりません。
 
 でも、全てを理解しようと思うと時間がかかります。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

14歳からの哲学
14歳からの哲学―考えるための教科書14歳からの哲学―考えるための教科書
(2003/03/20)
池田 晶子

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:14歳からの哲学
 副題:考えるための教科書
 著者:池田晶子
 出版:トランスビュー
 定価:1200円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4901510142/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1542673%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 1 14歳からの哲学A
   1 考える1
   2 考える2
   3 考える3
   4 言葉1
   5 言葉2
   6 自分とは誰か
   7 死をどう考えるか
   8 体の見方
   9 心はどこにある
   10 他人とは何か
 2 14歳からの哲学B
   11 家族
   12 社会
   13 規則
   14 理想と現実
   15 友情と愛情
   16 恋愛と性
   17 仕事と生活
   18 品格と名誉
   19 本物と偽物
   20 メディアと書物
 3 17歳からの哲学
   21 宇宙と科学
   22 歴史と人類
   23 善悪1
   24 善悪2
   25 自由
   26 宗教
   27 人生の意味1
   28 人生の意味2
   29 存在の謎1
   30 存在の謎2



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■□□□



 この本は、2003年3月に出版されています。
 
 著者は、慶應義塾大学の哲学科を卒業されています。
 
 紹介文によると、専門用語による「哲学」についての論ではなく、
 哲学するとはどういうことかを日常の言葉を用いて示し、多くの
 読者を得ているそうです。
 
 著書も多数あります。



 中学生や高校生でも理解できる哲学とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)哲学とは何を考えればいいのか?



 やはり一般的ではないような気がします。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)哲学とは何を考えればいいのか?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●哲学とは何を考えればいいのか?

▽何年か前、本をたくさん読み始めた頃から哲学が嫌いでした。

 哲学が嫌いというよりは、哲学者が書いた本が嫌いと言った方が
 正しいかもしれません。
 
 入門書も何冊か挑戦しましたが、入門書すら何を言いたいのかが
 理解できず、哲学は自分とは関係のないジャンルだと考えていま
 した。
 
 最近、中島義道さんの哲学書ではない本を何冊か読むようになって
 「哲学をやる人でも普通の文章が書けるんだ」と少しだけ見方が
 変わりました。
 
 何冊か本を読んで私が感じていたのは、哲学の本を書く日本人の
 「哲学者」と呼ばれている人たちは、どうやら「哲学研究者」で
 あって、本当の「哲学者」ではないのではないか、ということです。
 
 簡単に言うと、「哲学研究者」は素人の私が読んでも、自分の
 言葉では書いていない、たぶん過去に存在した著名な哲学者の
 言葉を使って文章を書いているだけなんじゃないか、そのように
 感じていました。
 
 実際、哲学をやるには過去の哲学者の書いた本を読んでおくことは
 大切らしいです。
 
 ところが、過去の著名な哲学者が書いた本は、言葉が難解でなか
 なか理解できません。
 
 これは、外国語を日本語に翻訳する壁があるからだと思われます。
 
 おそらく「日本語」というのは、抽象的な事象を的確な言葉を
 使って表現するには向いていない言語なのではないかと思われます。
 
 他の国の言語がどのようなものであるか全く知りませんが、日本語
 は曖昧な表現が得意なような気がします。
 
 でも、せっかく「私でも読める哲学者の書いた本」と巡り会えたの
 で、これを良い機会にしようと思い、数冊哲学書を購入しましたが
 難解であることには変わりなく、さっぱり理解できません。
 
 そこで、入門書を何冊か読んで「哲学とは何をどのように考えれば
 良いのか」を掴むことにしました。
 
 今回紹介する本もその目的で購入した1冊で、タイトルにある
 ように「14歳でも分かる哲学」ということで、きっと40過ぎの
 私にも理解できるのではないかと期待して購入しました。
 
▽14歳と言えば中学2年生くらいでしょうか。

 自分が14歳の時に考えていた事と言えば、女の子と野球と遊ぶ
 ことでした。
 
 目次を参照していただければ、だいたい何について書かれているか
 分かるかと思いますが、この本に書いてあるようなことを考えて
 いたかというと、まったく考えていなかったように思います。
 
 もしかしたら忘れているだけかもしれないですが、記憶には残って
 いません。
 
▽具体的にどのようなことが書いてあるかと言うと、例えば「言葉」
 について書かれている章があって、そこには
 
 「言葉の意味がわかるということは、いったいどういうことなの
 だろう」
 
 「どうして言葉はその意味なのか」
 
 と書いてあります。
 
 しかし、この時点で「ちょっと厳しいなぁ」と感じてしまう私には、
 やはり哲学に向いていないのかもしれません。
 
 「物事を考える」ということは、考える対象になにがしかの
 「興味」もしくは「理解したいという気持ち」がないと考えられ
 ないと思います。
 
 本を読む場合も同じだと思います。
 
 義務的に理解しなくてはならない本は別として、どちらかと言うと
 趣味的に本を読んでいる私には、「興味がある」というのが結構
 重要で、自分には関係がないテーマだと、読み飛ばしてしまいます。
 
 この本に書かれていることは「哲学」するためのテーマが書かれて
 いて、その入り口を示しているに過ぎません。
 
 もちろん答えなんて書いてなくて、「自分で考えよう」というのが
 答えです。
 
 そのテーマに興味が持てない私にはやはり「哲学」は向いていない
 のかもしれないです。
 
 14歳のための入門書で自信をなくすのもしゃくに障りますが、
 興味がないものは仕方がないです。
 
 14歳でも考えている人は考えているんでしょうね。





 この本は、中学生や高校生のための「哲学」に誘うための入門書
 です。
 
 著者が使っている言葉は、もちろん中学生にも理解できる言葉を
 使っているので、大人でも読むことはできます。
 
 ただ、上記しましたが、「興味あるテーマか?」という点では
 私にはさっぱり興味は湧かないテーマばかりです。
 
 あくまでも「私にとっては」ですから、興味がある方は入門書と
 して読んでみてもいいかもしれません。
 
 この本を読んで理解できたのは、巷に出回っている「?の哲学」
 といった題名の本は、本当の哲学ではないということです。
 
 「哲学」は考えるべきテーマが違っていて、「?の哲学」は
 「思想」というジャンルになるのではないかと思います。
 
 それがわかっただけでも収穫かもしれません。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

死、それは成長の最終段階
死、それは成長の最終段階―続 死ぬ瞬間 (中公文庫)死、それは成長の最終段階―続 死ぬ瞬間 (中公文庫)
(2001/11)
エリザベス キューブラー・ロス

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:死、それは成長の最終段階
 副題:続 死ぬ瞬間
 著者:エリザベス・キューブラー・ロス
 出版:中公文庫
 定価:800円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4122039339/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1394542%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 1 序説
 2 どうして死ぬことはこんなにも難しいのか
 3 他の窓から見た死
 4 死ぬことは易しいが、生きることは難しい
 5 死と成長?ありえない組み合わせか?
 6 死、それは成長の最終段階
 7 結び



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2001年11月に出版されています。
 
 1999年4月に出版された単行本の文庫版です。
 
 著者は、アメリカの精神科医で、1965年に「死とその過程」に
 関するセミナーを始め、1969年に「死ぬ瞬間」を出版して
 国際的に有名になった人です。
 
 著書も多数あります。



 死ぬ時にも人間として成長できるみたいです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)死と成長の関係とは?



 人生の最後の成長とは?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)死と成長の関係とは?

 「不思議に思われるかもしれないが、成長するための最も有効な
 方法は、死を研究し、死を経験することである」
 
 「死を直視することは非常につらい。だから私たちは、直視しな
 ければならないのに、避け、逃げようとする。だがもし死があなた
 の人生に入り込んできたとき、それに対処する勇気?それを人生の
 重要で貴重な一部として受け入れる勇気?があれば、たとえそれが
 自分の死であろうと、自分が世話している患者の死であろうと、
 愛する人の死であろうとあなたは成長するだろう」

 「人が目的のない虚しい人生を送ってしまう原因の一つは、死の
 否認である。なぜなら、永遠の命をもっているかのように生きて
 いると、今しなければならないとわかっていることを先延ばしに
 しがちだからだ」
 
 「明日の準備として今日を生き、昨日の記念として今日を生きて
 いると、一日一日は無為に過ぎるだけだ」
 
 「逆に、朝目覚めたときに今日が人生最後の日になるかもしれない
 と充分理解していれば、人は成長するために、もっと本当の自分
 になるために、そして他の人間と接するために、その大切な一日の
 時間を使うものだ」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 何時死んでも良いように生きよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●死と成長の関係とは?

▽「人生をより良く生きたい」と考えたとき、どうしても考えざる
 終えないのが人生の終わり、つまり「死」です。
 
 より良く生きることを「成長」と言うなら、死は人生で体験する
 イベントの中で一番成長できる出来事のようです。
 
 著者は次のように言います。
 
 「不思議に思われるかもしれないが、成長するための最も有効な
 方法は、死を研究し、死を経験することである」
 
 「死を直視することは非常につらい。だから私たちは、直視しな
 ければならないのに、避け、逃げようとする。だがもし死があなた
 の人生に入り込んできたとき、それに対処する勇気?それを人生の
 重要で貴重な一部として受け入れる勇気?があれば、たとえそれが
 自分の死であろうと、自分が世話している患者の死であろうと、
 愛する人の死であろうとあなたは成長するだろう」
 
 病院で末期患者へのインタビューを多数行ってきた著者が得た
 結論は、人生の成長のために最も有効な方法は死を体験すること
 でした。
 
 でも、なぜ人生の一番最後に成長しなければならないのでしょうか?
 
 これは実際のところ死んでみなければわからないことでもあり
 ますが、人生の最後の総仕上げとして、それまでの人生に関わって
 くれた人たち、動物、物に対して感謝するためなのではないかと
 考えられます。
 
 そのチャンスのために死があるのではないでしょうか。
 
 しかし、死にもいろいろな形があって、一概にそうとも言えない
 かもしれません。
 
▽著者は末期患者へのインタビューを多数行い、その著書「死ぬ瞬間」
 で大部分の人間が死に至るまでに経験する段階について解説して
 います。
 
 その段階とは、否認、憤慨と怒り、取り引き、抑うつ、受容の
 5段階です。
 
 詳細は、Vol.651?Vol.652、2008/04/10?2008/04/11を参照ください。
 
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080410060000000.html
 http://archive.mag2.com/0000194014/20080411060000000.html
 
 ほとんどの人が、5段階の過程を行きつ戻りつしながら死に至る
 そうです。
 
 もちろん否認をしたまま死ぬ人もいて、必ずしも死を受け入れて
 死ぬ人ばかりではないみたいです。
 
 他者が死に至るまでの5段間を、遺る人間が一緒に体験することが
 できれば、その人も一緒に成長することができるそうです。
 
 「死」とは昔から忌み嫌う出来事でしたが、本来は死に関わる
 人たちが成長できる出来事だったのです。
 
 自分の体験を思い返して見ても、身近に死があったことがありま
 せん。
 
 死んだ後、葬式だとか墓参りで死を意識することはありましたが、
 人生の終焉に向かう人と一緒に生活したことはないです。
 
 現代では、「死」は病院での出来事のように考えられているので
 なかなか一緒に生活することが難しいかもしれません。
 
▽この本には、著者の講演を聞いたり本を読んだりした医師が体験
 した、死に関する手記が記載されています。
 
 その中にこのような一文がありました。
 
 「しょせん私たちはみな同じ船に乗っていて、あと××日かを
 生きるということです。仮にガンが治っても、今日は昨日よりは
 一日死に近づいているのです。私たち全員が。だとすれば、私たち
 一人ひとりにとって重要なのは、生きる長さではなく、生きる
 質なのです」
 
 私も含め皆そうですが、死は遠い未来のことだと思いがちです。
 
 年取った者から死んでいくのが当たり前で、40代前半の人間には
 死はもっと先の話だと思いがちです。
 
 しかし、先日も私の知人が40半ばで突然亡くなったことを考え
 ると、死はずっと遠くの話ではなく、本当はあと3分後にやって
 くるかもしれないのです。
 
 人生は何時終わるかなんておそらくほとんどの人には分かりません。
 
 ほとんどの人には分からないので何時死んでも良いような人生を
 生きなければならない、という結論になりそうです。
 
 著者は言います。
 
 「人が目的のない虚しい人生を送ってしまう原因の一つは、死の
 否認である。なぜなら、永遠の命をもっているかのように生きて
 いると、今しなければならないとわかっていることを先延ばしに
 しがちだからだ」
 
 「明日の準備として今日を生き、昨日の記念として今日を生きて
 いると、一日一日は無為に過ぎるだけだ」
 
 「逆に、朝目覚めたときに今日が人生最後の日になるかもしれない
 と充分理解していれば、人は成長するために、もっと本当の自分
 になるために、そして他の人間と接するために、その大切な一日の
 時間を使うものだ」
 
 人の死をずっと見つめてきた著者が書くと、説得力があります。
 
 人間は未来に生きるのではなく、過去に生きるのでもない、「今」
 に生きているだけなのです。
 
 「今」を見つめて生きましょう。





 この本は、さまざまな形で死を見つめて来た人たちの手記を、
 著者がまとめたものです。
 
 死には様々な形があって、一概に「成長できるもの」とは言い
 切れないと思います。
 
 この世に禍根を遺しつつ死に行く人もいれば、そんなことを考える
 暇もなく死んでいく人もいます。
 
 いろいろな死のパターンがありますが、生あるうちに死を考え
 ながら生きていれば、「何時死んでもよい」状態になるのでは
 ないでしょうか。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

カラマーゾフの兄弟 中(3回目)
カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)
(1978/07)
ドストエフスキー

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:カラマーゾフの兄弟 中
 著者:ドストエフスキー
 出版:新潮文庫
 定価:590円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102010114/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1698251%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第二部(続)
  第五編 プロとコントラ(続)
  第六編 ロシアの修道僧
 第三部
  第七編 アリョーシャ
  第八編 ミーチャ
  第九編 予審



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、昭和53年7月に出版されています。
 
 著者は、19世紀のロシア文学を代表する世界的な巨匠、と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 有名な作品はどのよう物語なのでしょうか。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 推理小説のようになってきました。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●楽しんで読もう。

▽いよいよ、カラマーゾフ家の父親フョードルが殺害されました。

 状況証拠としては長男ドミートリィの犯行と考えるのが一番素直な
 考え方です。
 
 しかし、ドミートリィはフョードルを殺してはいないみたいです。
 
 ドミートリィは、塀を乗り越えようとした脚にしがみついてきた
 召使いのグリゴーリィの頭を、銅の杵で塀の上から殴りつけ、
 大けがをさせただけでした。
 
 ドミートリィは心配になって一旦庭に降りてグリゴーリィの頭から
 流れる血を止めようとしますが、ハンカチを当てても血は止まらず、
 「やがて死んでしまう」と勝手に思い込み、現場を後にします。
 
 ドミートリィは血まみれのままグルーシェニカの家に向かいます。
 
▽ドミートリィはグルーシェニカの家の召使いを脅し、無理矢理
 グルーシェニカの行き先を聞き出します。
 
 そこから、先程決闘用の拳銃を担保に10ルーブル貸してもらった
 若い官吏(ピョートル・イリイチ・ペルホーチン)の家に向かい
 ます。
 
 ペルホーチンは血まみれのドミートリィを見て驚きます。
 
 しかもドミートリィの手には札束が握られていました。
 
 先程、お金がなくて拳銃を担保に10ルーブル借りた貧乏人が
 今は、血まみれになって札束を握りしめていたのです。
 
 どこかで罪を犯してきたと思われても仕方がないです。
 
 ドミートリィはどの地点からか、札束を手に、それを前へ着き
 出したままペルホーチンの家まで歩いて来たようです。
 
 手に持っていた札束はペルホーチンが見る限り2千?3千ルーブル
 ありました。
 
 ドミートリィは先程担保として預けた銃を返して欲しいと、ペル
 ホーチンに頼みます。
 
 ドミートリィは高額紙幣しか持っていなかったので、ペルホーチンは
 召使いに紙幣を1枚渡し両替に走らせます。
 
 ペルホーチンはドミートリィに色々と質問を浴びせます。
 
 いくら持っているのか聞いてみると、ドミートリィは「3千ルーブル」
 と答えました。
 
 ネットで調べてみると、1960年当時の換算でのお金の価値は
 1ルーブル=1000円、1コペイカ=10円、1ルーブル=
 100コペイカとなっているそうです。
 
 今から48年前の価値なので、現在の価値に直すとまた違った額に
 なります。
 
 3千ルーブルは、1960年当時の円に直すと300万円となり
 ます。
 
▽ペルホーチンはドミートリィにいろいろな質問をしますが、ドミー
 トリィはハッキリしたことは言いません。
 
 そして、これからモークロエという場所へ行って、どんちゃん
 騒ぎをする予定でいることを告げます。
 
 モークロエは1ヶ月くらい前に、許嫁のカテリーナに送金を依頼
 された3千ルーブルで、グルーシェニカとふたりで行って、使い
 果たしてきた場所でした。
 
 現在はその時の宿にグルーシェニカが5年前の将校に会いに行って
 いる所でもあります。
 
 更なる犯罪の匂いがします。
 
 手に着いた血を洗い落としたドミートリィは、ペルホーチンに
 紙とペンを借り、遺書らしきものを書きます。
 
▽そこから食料品店にいってあれやこれや買い物をします。

 いい加減に買いまくるドミートリィは、後からモークロエへ持って
 来るように指示します。
 
 ペルホーチンは店の者がお金を誤魔化さないように見張っていた
 くらいいい加減に買っていました。
 
 それほどいい加減に買い物をして、モークロエに出発しようと
 したところ、馬車の前にグルーシェニカの召使いの女性が出てきて
 「主人を殺さないで欲しい」と懇願されます。
 
 血まみれの人間が嫉妬に狂って女性の滞在先に行こうとしている
 ということは、その女性(グルーシェニカ)を殺しに行こうと
 していると思われても仕方がありません。
 
 しかし、ドミートリィはグルーシェニカを殺そうとは思ってません。
 
 ドミートリィはペルホーチンと分かれ、馬車でモークロエに向かい
 ました。
 
 ペルホーチンは何が起きたのか知りたくて、いろいろと探り始め、
 最初はグルーシェニカの家に向かいます。
 
▽ドミートリィは何のためにグルーシェニカのいるモークロエに
 向かっているのか?
 
 心の中では様々な葛藤が起きていました。
 
 ドミートリィは銃で自殺しようと思ってましたが、その前にひと目
 だけグルーシェニカを見たかったみたいです。
 
 ドミートリィはモークロエに行く途中、駆者のアンドレイから
 モークロエの宿の様子を聞き出します。
 
 そこにはポーランド人男性2人と、別に2人の男性がいることを
 知ります。
 
▽ドミートリィはグルーシェニカがいる宿へ到着してみると、そこ
 にはポーランド人2人、その内の1人は5年前にグルーシェニカを
 捨てて行った男です。
 
 もう一人は、その男性の連れ。
 
 別の2人は最初の頃に「場違いな会合」で登場してきた、ミウー
 ソフの親戚のカルガーノフと地主のマクシーモフでした。
 
 ドミートリィは宿屋の主人のトリフォンに、以前グルーシェニカと
 一緒に来た時みたいに、人を呼んでバカ騒ぎをしようと話します。
 
 1ヶ月くらい前に来たときも3千ルーブルをばらまいていた
 ドミートリィでしたが、「今回も3千ルーブル持ってきた」と
 告げます。
 
▽ドミートリィは、4人の男性とグルーシェニカがいる部屋へ乗り
 込みます。
 
 グルーシェニカは驚きますが、5年前の将校はでっぷりとした
 嫌みな男になっていて嫌気がしていました。
 
 ドミートリィは音便に騒ぎ始めます。
 
 そんな中、ドミートリィはポーランド人に「金を渡すからどこかへ
 行け」と交渉します。
 
 しかし、手持ちの金額が少なかったためポーランド人はそれを
 断ります。
 
 その断り方を見てドミートリィは、このポーランド人が金目当てに
 グルーシェニカと結婚しようとしていることを知ります。
 
 グルーシェニカは自分がバカだったことを知り、本心は分かりま
 せんが、ドミートリィのことが好きだと言います。
 
 そこからさらにどんちゃん騒ぎが始まります。
 
 しばらくすると、その宿へ警察所長と検事補、予審調査官、分署長
 が乗り込んできます。
 
 ドミートリィは「父親殺し」の嫌疑を掛けられていて、その場で
 予審が始まりました。
 
▽なぜ、こんなに早く警察が乗り込んできたのかと言うと、ドミー
 トリィと食料品店で分かれたペルホーチンがいろいろと行動して
 いたのが理由の一つです。
 
 最初は、グルーシェニカの家に行き、召使いにいろいろと情報を
 聞き出し、次にホフラコワ夫人の家に行って情報を聞き出します。
 
 しかし、ホフラコワ夫人はドミートリィにお金は渡していない、
 と言います。
 
 ペルホーチンはその足で、警察署長マカーロフの家に行ってみると
 そこにもすでにフョードルが殺され、お金が奪われたらしいという
 情報が入っていました。
 
 フョードルの家では、グリゴーリィの妻マルファが、スメルジャコフ
 のてんかんの発作の悲鳴で起きて、グリゴーリィがベッドにいない
 ことに気が付き、夫を捜し始めます。
 
 グリゴーリィは庭で倒れていましたが意識はあって、ドミートリィ
 が父親を殺したとマルファに告げます。
 
 マルファが主人の部屋を覗いてみると、確かにフョードルは血を
 流して倒れています。
 
 マルファは隣家へ助けを求め、ドミートリィがモークロエに
 向かっている最中に証人の事情聴取と現場検証が終了していました。
 
 フョードルはグリゴーリィの頭を殴った銅の杵と同じような物で
 頭をかち割られ死んでいて、倒れていた部屋にはお金が入って
 いたはずの封筒が空の状態で捨てられていました。
 
 ドミートリィの犯行でしかないような状況です。
 
▽モークロエの宿での予審で、ドミートリィはフョードルが殺され
 たこと、グリゴーリィが死んでいないこと、スメルジャコフが
 てんかんの発作で朝まではもたないこと等を知ります。
 
 ドミートリィは金の出所を聞かれますが、なかなか言いません。
 
 何やら自分の名誉に関わることのようです。
 
 それでも、ぽつりぽつりと喋り始めました。
 
 なぜ大金を持っていたか?
 
 1ヶ月前に、カテリーナから送金を依頼された3千ルーブルを
 持って、グルーシェニカと2人でモークロエへ乗り込んできま
 したが、「3千ルーブル」と公言しながら、実は半分の1500
 ルーブルを分けて、布で袋を縫い肌身離さず持っていたのです。
 
 1ヶ月前は残りの1500ルーブルで豪遊していたと主張します。
 
 しかし、当時の状況を覚えている人達は、口を揃えて「3千ルー
 ブルはあった」と証言してしまいます。
 
 ドミートリィは「3千ルーブル持ってきた」とあちこちで皆に
 言いふらしていたので、皆そのように思っていたみたいです。
 
 1500ルーブルをカテリーナに返さずに、ドミートリィはグルー
 シェニカとの新しい生活のための資金にしようと考えていたみたい
 です。
 
 それはドミートリィにとっては羞恥と恥辱でしかなく、誰にも
 言い出せなかったとのこと。
 
 ドミートリィは、グルーシェニカがモークロエに行った事を知り、
 残りの1500ルーブルを持ってペルホーチンの所へ行ったのです。
 
 状況証拠はドミートリィが犯人、殺人及び殺人未遂で連行される
 ことになりました。





 多少長くなりましたが、ここまでがカラマーゾフの兄弟の中巻です。
 
 犯人は状況証拠から考えてドミートリィでしかありません。
 
 しかし、ドミートリィはフョードルは殺していません。
 
 一体犯人は誰なのか?
 
 下巻は、また時間を掛けて読むことになると思うので、いつの
 紹介になるか分かりません。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。