訪問者数

カレンダー

03 | 2008/04 | 05
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

全記事(数)表示

全タイトルを表示

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メルマガ登録はこちらからどうぞ

この日記は、メルマガ「人生を成功に導く読書術!~おやじむしの3分書評~」の抜粋版です。 気に入っていただけましたらメルマガ登録をお願いします。

おやじむしの3分書評
メールアドレスを入力してボタンを押すと登録できます。

登録フォーム
メルマガバックナンバー

リンク

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おやじむし

Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

RSSフィード

人生を成功に導く読書術!?おやじむしの3分書評?
私「おやじむし」が発行するメルマガ のブログ版です。 みなさん一緒に「豊かな人生」を目指しましょう
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

そして中国の崩壊が始まる
そして中国の崩壊が始まる (マンガ 入門シリーズ)そして中国の崩壊が始まる (マンガ 入門シリーズ)
(2006/08)
波多野 秀行、井沢 元彦 他

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:そして中国の崩壊が始まる
 著者:井沢元彦(原作)、波多野 秀行(漫画)
 出版:飛鳥新社
 定価:1429円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4870317400/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4081436%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 止まらない中国の暴走
 第2章 共産主義と思想弾圧
 第3章 親中派の懲りない人々
 第4章 中国崩壊のシナリオ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2006年8月に出版されています。
 
 原作者の井沢元彦さんは作家で、歴史推理・ノンフィクション作品
 を出版しています。
 
 著書が多数あります。
 
 漫画を書いている波多野秀行さんは、青年誌、一般誌で活躍して
 いるそうです。
 
 著書も何冊かあります。



 この国も近いけど遠い国です。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)中国の現実とは?



 現実は厳しいみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)中国の現実とは?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 中国のことをもっと勉強しよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「中国の現実」はどうなっているのでしょうか?

▽最近、北京オリンピックの聖火リレーに関する内容が毎日のように
 報道されています。
 
 新聞は読まないし、しかも、一日に10分もテレビを見ない私でも
 聖火リレーの報道を知っているということは、それだけたくさん
 報道されているということだと思われます。
 
 その大騒ぎの主たる原因は「中国によるチベット弾圧」です。
 
 中国の言い分は「チベットは中国の一部」。
 
 チベットの言い分は「チベットは中国とは別の国」。
 
 今年の3月、チベット人のデモに対し、中国軍が武力行使を行った
 ために中国が世界の非難を浴びています。
 
 この中国軍による武力行使によって、80名の人が犠牲になった
 そうです。
 
 ウィキペディアによると、この問題の発端は、1949年に始まった
 毛沢東主導によるチベット国土の侵略に始まるそうです。
 
 この時、先日来日したダライ・ラマ14世はインドに亡命します。
 
 ダライ・ラマ14世はチベット国民の象徴でした。
 
 ダライ・ラマがチベットにいなくなったために、中国はチベットを
 中国の領土の一部である「自治区」と名付けてしまったのです。
 
 当然チベット人達は怒って、抵抗を試みますが、武力の差はいかん
 ともし難く、中国当局は虐殺、処刑、拷問等でチベット人を弾圧
 しました。
 
 中国の人民解放軍の文書によると、1959年から1960年に
 かけて、中央チベットだけで8,7000人のチベット人が殺さ
 れているそうです。
 
 分かっているだけで8,7000人ですから、実際はもっと殺さ
 れているみたいです。
 
 こうやって書くと、「日本も戦争当時、同じようなことをして
 きたじゃないか」という意見も聞こえてきそうです。
 
 私もまだまだ勉強不足で、日露戦争から太平洋戦争にかけて、
 日本軍がどのような行動をしてきたのかよく知りません。
 
 しかし、少なくとも戦争が終わってから、日本の政治家はひたすら
 近隣諸国に謝罪し、膨大な資金援助を行ってきました。
 
 そして、いくら謝罪しても「足りない」と言われています。
 
 このままだと、私のひ孫の世代以降も、謝罪と援助をしなければ
 なりません。
 
 その一番の援助先が中国です。
 
 過去のことを考慮して援助するのも良しとしましょう。
 
 でも、考えようによっては、日本からの多額の援助によって、
 チベットへの弾圧が行われていると考えることもできます。
 
 このような中国の理不尽さを訴えているのが、この本です。
 
 ちなみにその当時、「チベット自治区共産党書記」だったのが、
 現在、中国国家主席の「胡錦濤(こきんとう)」です。
 
▽思想の話をすると不快に思われる方もいると思われるので、詳しい
 話はしませんが、中国は「共産主義」の国です。
 
 共産主義の国に付きものなのが「大量粛正」です。
 
 以前読んだ「赤いツァーリ」は、ソビエトのスターリンのことを
 書いた本ですが、そこではナチスドイツによるホロコーストよりも
 多い人たちが殺されています。
 
 ソ連しかり、ベトナムしかり、カンボジアしかり、ポーランド
 しかり、ルーマニアしかり、そして北朝鮮もそうです。
 
 共産主義には必ず「粛正」があり、大量虐殺があります。
 
 中国も共産主義で、過去に「文化大革命」という、毛沢東による
 権力闘争がありました。
 
 この時は、1000万人以上が「粛正」すなわち、虐殺されて
 います。
 
 これも正確な数字は分かっていなくて、とりあえず1000万人
 以上の粛正が行われています。
 
 そして、中国の歴史を考えてみると、要は同じことを繰り返して
 いるだけみたいです。
 
 中国は昔から皇帝が変わると、関係する者は全て皆殺しでした。
 
 日本のように「残党を自軍に引き入れて」なんてことはせず、
 女、子どもに至るまで全て殺していた歴史があります。
 
 共産主義は、昔からの中国のやり方に見事にマッチした思想だった
 のかもしれません。
 
▽ソ連の例を見てみると、共産主義でいい目を見るのは支配階級
 だけです。
 
 そして一番苦しむのは農民です。
 
 共産主義は「平等という理想社会」を目標にしているはずですが、
 絶対に上手くいかないです。
 
 かならず一部の人間だけがリッチになって、理想社会からはかけ
 離れた存在になっていくのです。
 
 中国が必ずしもそうなるとは限りません。
 
 もしかしたら、これから理想社会を築いていくのかもしれません。
 
 資本主義社会が優れているとは決して言えませんが、共産主義
 社会よりはまだマシなのではないかと思います。
 
 共産主義社会でありながら、資本主義を導入している国、それが
 中国。
 
 かつてソ連も同じ事をしていました。
 
 ということは、やっぱり「崩壊」が...





 毎度のごとく書評になってませんね。
 
 申し訳ありません。
 
 この本は、現在の中国という国の状況と、歴史的な物ごとの考え方、
 問題点等をマンガにして分かりやすく書いてあります。
 
 中国とか韓国とか北朝鮮のことを知りたい本を選ぶときは、なか
 なか苦労します。
 
 称賛している本をほとんど見つけることができず、批判している
 本なら大量に出版されています。
 
 日本にとっては、経済的には必要な国であり、環境面で見ても、
 中国の影響をモロに受けてしまいます。
 
 それだけに、いろいろな面でしっかりして欲しい国でもあります。
 
 しかし、この本を読んだ限りでは、やはり「崩壊」が近づいて
 いるような気がしてなりません。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

なぜ日本人は日本を愛せないのか(2回目)
なぜ日本人は日本を愛せないのか―この不幸な国の行方なぜ日本人は日本を愛せないのか―この不幸な国の行方
(1998/03)
カレル ヴァン・ウォルフレン

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:なぜ日本人は日本を愛せないのか
 副題:この不幸な国の行方
 著者:カレル・ヴァン・ウォルフレン
 出版:毎日新聞社
 定価:1800円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4620312118/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f958702%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1部 「日本文化論」はいくらやっても愛国心は育たない
 第2部 日本 歴史をもたない国
 第3部 危機は永遠に先送りできるのか



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1998年3月に出版されています。
 
 著者は、オランダのジャーナリストで、主な関心は「政治文化」
 の研究で、とりわけ経済システムの政治的側面に関する専門家と
 紹介されています。
 
 前著、「人間を幸福にしない日本というシステム」は33万部
 売れているそうです。
 
 著書も多数あります。



 確かに日本が嫌いな人が多いみたいです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)憲法九条はどう考えるべきなのか?



 この部分は呪縛が強いです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)憲法九条はどう考えるべきなのか?

 「憲法は、日本というシステムのような政治的疲弊の発生を防ぐ
 ために設けられているものだ。しかし、現在の日本の憲法は、
 むしろ恣意的な権力の非公式システムを存続させるための重要な
 条件になっている」
 
 「官僚による支配からの司法の独立という、現在の憲法の決定的に
 重要な条文は、だれにとっても空虚なものになっている」
 
 「このように、憲法違反が日常的になっているような現状は、
 きわめて危険である。法律に対する市民の信頼?民主主義を守る
 ための重要な条文だ?を、破壊するからである」

 「憲法『改正』という表現は適切ではない、『改正』ではなく
 『創造』と言うべきだ、という意見もありうる。日本の現行憲法は、
 言葉の普通の意味での憲法ではないからだ」
 
 「触れることのできない神聖なものになっており、したがって、
 憲法としては役に立たない」
 
 「憲法の理論と日本の政治の実践とのあいだに、信じられない
 ほど大きなギャップがあるにもかかわらず、一度も改正された
 ことがないという事実からも、憲法が現実にあっていないことは
 明らかだ」

 「旧来の左翼は、憲法を改正すると旧来の右翼が日本を乗っ取って、
 戦前・戦中の思考様式と『軍国精神』を復活させる、と怒れている」
 
 「右翼勢力が再び日本を支配するようになりかねないと考えている」

 「この条文は、他国と同様の責任ある一人前のメンバーとして
 国際社会に参加するよう期待されている国にとっては、実現不可能
 なことを要求している」
 
 「戦争を行う『権利』を放棄する国は、その主権の不可欠な要素を
 みずから放棄することになる」

 「『平和憲法』は、幻想と、日本は?実際には何もしていないのに?
 世界平和の実現に役立っていると考えるうぬぼれを生んでいる」
 「日本は他のすべての国と同じく戦争を遂行する主権を持つ、
 と述べ、そのすぐあとにこう付け加えればよいのだ」
 
 「『自国の歴史における経験に基づき、日本国民は領土拡大の
 ために軍事力を行使するするという考えを忌避し、かかる目的の
 ための戦争は決して行わないことを、みずからと将来の世代の
 国民に対して厳粛に制約する』と」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 日本国憲法を勉強してみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「憲法九条はどう考えるべき」なのでしょうか?

▽著者が、日本と日本人に関してこれだけの分析ができているのは、
 やはり、著者が日本人ではなく外国人、しかもアメリカではなく
 オランダの人だからでしょうか。
 
 日本人の中にもこれほど日本と日本人について、欠点と長所を
 書ける人もなかなかいないと思います。
 
 日本の歴史についても、私よりも全然知識があるし、日本人の
 「ものの見方」についても、日本人よりも鋭い分析ができています。
 
 この本では、日本というシステムについて、著者の目から見た
 日本の欠点の分析が多々行われていて、最後に書かれているのが
 「憲法改正」に関することです。
 
 日本国憲法は、ご存じの通り太平洋戦争の敗戦後、1946年
 (昭和21年)11月3日に公布され、1947年(昭和22年)
 5月3日に施行されています。
 
 「現在の憲法は、日本人が独自に創ったものではなく、アメリカに
 押しつけられた憲法である」と考えられなくもないです。
 
 どうやってできたかはこの際あまり関係なく、何か不都合なことや
 現状の世界情勢とはかけ離れた内容があった場合、日本人自らの
 手で書き直してしまえば良いだけの話だと思います。
 
 ところが、日本では1947年に施行されてから今日まで「憲法
 改正」は行われていません。
 
 なぜかというと、「憲法改正」を主張する人たちのことを「右翼」
 だと勘違いしている人たちがたくさんいるためだというのが理由の
 一つでもあります。
 
 これは、著者によると危険な状況なのだそうです。
 
 著者は言います。
 
 「憲法は、日本というシステムのような政治的疲弊の発生を防ぐ
 ために設けられているものだ。しかし、現在の日本の憲法は、
 むしろ恣意的な権力の非公式システムを存続させるための重要な
 条件になっている」
 
 「官僚による支配からの司法の独立という、現在の憲法の決定的に
 重要な条文は、だれにとっても空虚なものになっている」
 
 「このように、憲法違反が日常的になっているような現状は、
 きわめて危険である。法律に対する市民の信頼?民主主義を守る
 ための重要な条文だ?を、破壊するからである」
 
 ここでも、日本人の「シカタガナイ」が生きていて、「憲法は
 自分とは関係がない」と思っている人、つまり私みたいな人が
 たくさんいるために、憲法違反が多々行われているという現状が
 あるのです。
 
▽私は「憲法が果たすべき役割」というのがよく分かっていません。
 
 これまでに誰にも教わってこなかったし、自ら知ろうとはしま
 せんでした。
 
 本来は小学校や中学校で教えるべき内容なのかもしれませんが、
 どうもそうはいかないみたいです。
 
 著者は、教師も憲法が果たすべき役割を理解していないために、
 それを教えることができないでいる、と書いています。
 
 憲法の役割を理解していないために、憲法を改正する重要性も
 理解していないということになります。
 
 著者は言います。
 
 「憲法『改正』という表現は適切ではない、『改正』ではなく
 『創造』と言うべきだ、という意見もありうる。日本の現行憲法は、
 言葉の普通の意味での憲法ではないからだ」
 
 「触れることのできない神聖なものになっており、したがって、
 憲法としては役に立たない」
 
 「憲法の理論と日本の政治の実践とのあいだに、信じられない
 ほど大きなギャップがあるにもかかわらず、一度も改正された
 ことがないという事実からも、憲法が現実にあっていないことは
 明らかだ」
 
 日本の実体とは違う憲法になっているのはごく一部分を見ても
 実感できます。
 
▽なぜ、日本の憲法は「触れることができない神聖なもの」となって
 しまったのでしょうか?
 
 政治家や、「左翼」と言われる人たちが「護憲」を主張するため
 です。
 
 その「左翼」がなぜ「護憲」を主張するかと言うと、著者は次の
 ように書いています。
 
 「旧来の左翼は、憲法を改正すると旧来の右翼が日本を乗っ取って、
 戦前・戦中の思考様式と『軍国精神』を復活させる、と怒れている」
 
 「右翼勢力が再び日本を支配するようになりかねないと考えている」
 
 私には、何が「左翼」で何が「右翼」なのか、実はほとんど理解
 していません。
 
 そして、「どちらが正しいのか?」ということも判断できません。
 
 私の現在の判断基準は、軍隊を容認する人が右翼、軍隊を許すと
 戦争を始めるからダメだと主張しているのが左翼、その程度です。
 
 いずれにしろ、現実の世界にまったく合っていない憲法が存在
 していることは事実です。
 
▽その中でも「憲法9条」は現実の世界とは違う条文になっています。

 憲法9条を全文載せておきます。
 
 「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
 国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際
 紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」
 
 「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを
 保持しない。国の交戦権は、これを認めない」
 
 憲法9条は3つの要素「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の
 否認」で構成されています。
 
 この中の「戦争の放棄」と「交戦権の否認」は、太平洋戦争後、
 今のところ戦争をしていないので、まだ守られていると考えて
 いいと思います。
 
 しかし、「戦力の不保持」に関しては、日本は現在アメリカ、
 中国、ロシアに続き第4位の軍事費を支出していて、その後に
 イギリス、フランス、ドイツと続きます。
 
 「戦力の不保持」を明記している割には、世界第4位の軍事費とは
 現実とのギャップがありすぎです。
 
 ここで著者は、「現実に合わせて憲法改正をした方が良い」と
 主張しているわけではありません。
 
 「第9条はおそらくアメリカ占領軍の最大のミスだろう、と考える
 のを、恐れないでいただきたい」
 
 「この条文は、他国と同様の責任ある一人前のメンバーとして
 国際社会に参加するよう期待されている国にとっては、実現不可能
 なことを要求している」
 
 「戦争を行う『権利』を放棄する国は、その主権の不可欠な要素を
 みずから放棄することになる」
 
 私は戦争は反対ですが、残念ながら現在の地球では戦争はなくなり
 ません。
 
 例え自分の国が「戦争を放棄した」と主張しても、戦争に巻き
 込まれることもあるのです。
 
 自らの国は自ら守るしかない、ということです。
 
 「平和憲法」という単なる言葉や文で戦争がなくなるなら、他の
 国も日本と同じように憲法に盛り込むことと思います。
 
 しかし、憲法に「戦力の不保持」を明記している国はおそらく
 存在しないのではないかと思います。
 
 著者は言います。
 
 「『平和憲法』は、幻想と、日本は?実際には何もしていないのに?
 世界平和の実現に役立っていると考えるうぬぼれを生んでいる」
 
 言葉だけでは何の効力もないし説得力もありません。
 
 そこで著者は、憲法9条を次のように改正すればいいのではない
 かと言います。
 
 「日本は他のすべての国と同じく戦争を遂行する主権を持つ、
 と述べ、そのすぐあとにこう付け加えればよいのだ」
 
 「『自国の歴史における経験に基づき、日本国民は領土拡大の
 ために軍事力を行使するするという考えを忌避し、かかる目的の
 ための戦争は決して行わないことを、みずからと将来の世代の
 国民に対して厳粛に制約する』と」
 
 私も著者の意見に賛成です。





 日本国憲法に関しては、なぜか改正がタブー視されています。
 
 理由は良く分かりません。
 
 公布されてからこれまで一度も改正されていないという、世界
 でもめずらしい憲法みたいです。
 
 ただ、現実と憲法が解離している状況です。
 
 著者はこの部分も「日本システム」の欠点である、と指摘してい
 ます。
 
 融通が利かないシステムです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

なぜ日本人は日本を愛せないのか
なぜ日本人は日本を愛せないのか―この不幸な国の行方なぜ日本人は日本を愛せないのか―この不幸な国の行方
(1998/03)
カレル ヴァン・ウォルフレン

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:なぜ日本人は日本を愛せないのか
 副題:この不幸な国の行方
 著者:カレル・ヴァン・ウォルフレン
 出版:毎日新聞社
 定価:1800円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4620312118/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f958702%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1部 「日本文化論」はいくらやっても愛国心は育たない
 第2部 日本 歴史をもたない国
 第3部 危機は永遠に先送りできるのか



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1998年3月に出版されています。
 
 著者は、オランダのジャーナリストで、主な関心は「政治文化」
 の研究で、とりわけ経済システムの政治的側面に関する専門家と
 紹介されています。
 
 前著、「人間を幸福にしない日本というシステム」は33万部
 売れているそうです。
 
 著書も多数あります。



 確かに日本が嫌いな人が多いみたいです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)なぜ日本が嫌いなのか?



 自分が住んでいる国なのに...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)なぜ日本が嫌いなのか?



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「なぜ日本が嫌い」なのでしょうか?

▽過去、太平洋戦争当時、全部が全部そうではないと思いますが、
 前線の日本兵たちの中には、自分の故郷とそこに住んでいる家族の
 ことをなんとかして守りたくて戦っていた人たちもいるのでは
 ないかと思います。
 
 日本という国が好きで戦っていたかどうかは分かりませんが、
 「故郷」が嫌いだという人はそんなにいないのではないかと勝手
 に予想しています。
 
 ところが戦後、日本に住んでいる日本人なのに、どうしても日本の
 ことが好きになれない人たちが現れてきました。
 
 これは考え方の問題なので、その人個々の考え方がいろいろあって
 仕方のないことだと思います。
 
 ただ、事実をねじ曲げて、でっち上げてまで自分が住んでいる
 国を嫌にならなくてもいいのではないかと思います。
 
 そんなに日本のことが嫌いならば、文句を言わず日本から出て
 行けばいいだけだと思うのですが...
 
 著者は、そういった「日本のことを愛することができない日本人」
 について、詳細に分析しています。
 
▽著者は言います。

 「現代の日本人が、将来に不安を持っているにもかかわらず、
 政治に対し無関心であるのは、いかにも奇妙に映る。矛盾した
 態度のように思える。だがこれは、日本人が全体として愛国心を
 持っていないという一つのことから生じている」
 
 日本人には「愛国心」が足りない。
 
 著者はそう主張しています。
 
 「愛国心」という言葉を使うと、一部の政治家や評論家、ジャーナ
 リストは、過去の軍国主義と直結して考えてしまいます。
 
 なぜそうなるのかは私にはわかりません。
 
 「自分の国を愛する心」を持っていたとしても、私にはごくごく
 普通のことのように思えてしまうのですが、なぜか過去の日本の
 軍国主義のことを思い浮かべてしまう人がたくさんいます。
 
 著者は「自国を愛することは国家主義的であることと同じではない」
 と言っています。
 
 どうやら「愛国心」という言葉に敏感に反応する人は、愛国心と
 国家主義を同じ言葉として捉えているのではないかと、著者は
 指摘しています。
 
 「言葉の違いは、われわれの人生を大きく左右する、言葉を取り
 違え、術語を無頓着に用いる悪習は、いずれ政治的に悲惨な事態を
 招きかねない。みずからの政治的状況を明快に捉えることができ
 なくなるからだ。これが、日本にあてはまる」
 
 「国家主義(ナショナリズム)と愛国心(ペイトリオティズム)
 との区別は決定的に重要である。前者はたいがい不健全である
 のに対し、後者は、成熟した政治観や謙抑と完全に両立するのみ
 ならず、それらに不可欠のものとさえ言える」
 
 ちなみに「謙抑」とは、辞書を引いてみると「へりくだって自分を
 抑えること」と書いてありました。
 
 「愛国心」は決して強制させるものではなく、「自国を大切に
 したい」と自然に考えることであるはずなのには、日本では
 「愛国心を持ちましょう」と公に言わなければならないという
 おかしな状況になっています。
 
 確かに、愛国心を感じられない理由が多々存在するのも分かります。
 
 しかし、それは主にこの国をコントロールしている(と思っている)
 政治家や官僚の施策に対して好きになれないだけで、自分が住んで
 いる土地に愛着を感じるとか、日本という国を大切にしたいという
 気持ちとは関係のない話です。
 
 逆に、日本を大切にしたい、故郷を大切にしたいと思っていれば
 政治に関心が出てきて、政治家も官僚も変わってくるかもしれま
 せん。
 
 私はまだ、政治に関心が出てくるまでには至っていませんが...
 
▽では、どうすれば愛国心を持てるようになるのでしょうか?

 著者は、前著でもそうでしたが、「シカタガナイ」という考え方を
 やめることだと主張しています。
 
 私も同じですが、政治に参加しても「シカタガナイ」と考えて
 しまいます。
 
 私とは関係のないところで何かが決定され、私とは関係のない
 ところで税金が無駄に使われ、私とは関係のないところで、誰かが
 私腹を肥やしている。
 
 そういった「私には関係ない。だからシカタガナイ」という考え方を
 やめるべきだと著者は主張しています。
 
 もっと関心をもたくてならないです。





 この本は、日本というシステムの欠点を外国人の視点から鋭く
 分析した内容となっています。
 
 何時の頃からか日本人は、「政(マツリゴト)は自分の知らない
 所で行われている」と思い込んでいて、どんなにつらい目にあっても
 「しかたがない」と言ってきました。
 
 時には「それが日本の文化だ」という言葉で納得させられていた
 のです。
 
 その考え方をやめなければならない、というのが著者の考えです。
 
 
 次回、もう一度紹介させてもらいます。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

愛の研究
いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:愛の研究
 著者:ひろさちや
 出版:新潮選書
 定価:1100円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4106035200/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1503105%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 人間が商品化された現代日本の悲劇
 第2章 愛してはならないという仏教の教え
 第3章 隣人は愛し、敵は憎めという神からの命令
 第4章 宗教と倫理の違いについて
 第5章 敵をも愛せというキリスト教の教え
 第6章 苦しみをじっと見つづける仏の慈悲



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2002年11月に出版されています。
 
 著者は、大正大学の客員教授で、教壇で哲学を講ずる傍ら、旺盛な
 執筆・講演活動で、仏教を中心とした宗教問題の啓蒙家として
 知られています。
 
 著書も多数あります。



 愛は人々を不幸にしているそうです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)なぜ、愛してはならないのか?



 人は愛してはならないそうです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)なぜ、愛してはならないのか?

 「縁による愛は、ある者にとっては愛される幸せをもたらして
 くれますが、別の者にとっては愛されない残酷さを味あわせる
 ものです」
 
 「それに対し絶対の愛は美しいけれども、ときに愛された者が
 傷つくことがあります。要するに、愛は人間を傷つける可能性が
 あります。だから愛してはいけないのです」
 
 「愛してはいけない」とは、普通の感覚からいうと、当然反論
 したくなります。

 「イエスは、?神は全ての人を愛しておられる?と考えました。
 『契約』を結んでいようといまい、そんなことには関係なく、
 神は全ての人を無差別平等に愛しておられるというのです」

 「ほとけさまは、いつも微笑みを浮かべて、われわれ凡夫の苦しみ
 を見てくださっています。その微笑みがほとけさまの慈悲です」
 
 「人間は、苦しいときは苦しみながら生きればよいのです。わたし
 たちが苦しむとき、かならずほとけさまが一緒に微笑みながら
 苦しんでくださっています」
 
 「嬉しいときは、うれしく生きればいい。わたしたちがうれしい
 とき、必ずほとけさまが微笑みを浮かべつつ、一緒に喜んでくだ
 さっています」
 
 「わたしたちは、ほとけさまの慈悲を信じて生きればいい。そう
 すると、もっと楽に生きられるようになります。すなわち、苦悩が
 軽減されるのです」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 「慈悲」についてもっと勉強してみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「なぜ、愛してはならない」のでしょうか?

▽普通、「人を愛すること」は悪いことではないと教えられます。

 「愛」にはいろいろな種類があって、夫婦愛、親子愛、兄弟愛、
 隣人愛等々、ペットから人類といった範囲まで、様々な言い方を
 します。
 
 しかし、愛には永続性がありません。
 
 心の中で持っている感情ですから、愛はいつか冷めてしまう可能性
 があります。
 
 そして、ある時は、愛は憎しみに変わったりします。
 
 それが、一番顕著なのは夫婦愛、兄弟愛ではないでしょうか。
 
 愛し合って結婚したはずなのに、いつしか愛は冷め、何の感情を
 持たなくなるならまだしも、憎しみを感じている夫婦もいます。
 
 また、親が死んでその遺産を巡って、遺された兄弟が醜い争いを
 展開したりするのも、愛は存在せず、強力な憎しみだけがあります。
 
 著者は言います。
 
 「縁による愛は、ある者にとっては愛される幸せをもたらして
 くれますが、別の者にとっては愛されない残酷さを味あわせる
 ものです」
 
 「それに対し絶対の愛は美しいけれども、ときに愛された者が
 傷つくことがあります。要するに、愛は人間を傷つける可能性が
 あります。だから愛してはいけないのです」
 
 「愛してはいけない」とは、普通の感覚からいうと、当然反論
 したくなります。
 
 しかし、よくよく考えてみると、「愛する」ということは、選択
 することを意味します。
 
 無条件の愛ではありません。
 
 結婚する場合も相手を選択するし、子どもはたくさんいるにも
 かかわらず、我が子だけを選択して愛を注ぎます。
 
 「愛する」ということは、「何かを切り捨て何かを選択する」
 ということであり、そこには全ての存在に対する無条件の愛は
 存在しません。
 
 そういうわけでお釈迦様は「愛するな!」と教えているそうです。
 
▽元もと、日本には「愛する」という言葉自体が存在していません
 でした。
 
 日本には「愛(め)でる」という言葉があって、これは目上の
 人間が目下の人間に目を掛けるときに使う言葉で、現在の「愛する」
 とは意味が違います。
 
 明治期に聖書を訳した日本人が「愛」という言葉を使ったために
 「愛する」という概念ができあがったそうです。
 
 したがって、日本には「愛」の概念がたくさん存在します。
 
▽それぞれの宗教では愛についてどのように教えているのでしょうか。

 キリスト教では「隣人を愛しなさい」という言葉があります。
 
 この「隣人」がくせ者で、キリスト教を知らない人たちには、
 「隣に住んでいる人」「近くにいる人」くらいしか考えていません。
 
 何を隠そう私もこの本を読むまでは、「隣人」は「隣近所の人」
 だと思ってました。
 
 ユダヤ教やキリスト教で言うところの「隣人」とは、同じ宗教を
 信じている人のことを言います。
 
 ユダヤ教では「自分自身を愛するように隣人を愛しなさい」と
 教えているそうです。
 
 ユダヤ教やイスラム教は「契約宗教」といって、人間一人ひとりが
 「神」と契約を結び、契約を結んだ者だけが神の愛を受けること
 ができます。
 
 そして、自分以外に神と契約を結んだ者を「隣人」と言って、
 自分自身を愛するように隣人(同じ神と契約を結んだ者)を愛し
 なさい、と教えています。
 
 違う方向から考えると、「隣人ではない者は愛さなくても良い」
 「同じ神と契約を結んだ者のみ愛すれば良い」ということになって
 います。
 
 これは「条件付きの愛」です。
 
 「条件付きの愛」を教えるユダヤ教のラビ(僧)だったのがイエス
 で、イエスはそのユダヤ教の教えを違うように解釈します。
 
 イエスは次のように言っています。
 
 「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と
 命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を
 迫害する者のために祈りなさい」
 
 ユダヤ教では「敵を憎め」とは教えていませんが、「隣人を愛せよ」
 と教えているということは、拡大解釈すると「隣人以外は愛さ
 なくてもよい。隣人以外は憎んでも良い」ということにもなります。
 
 そうじゃなくて、イエスは「隣人以外でも愛しなさい、敵も愛し
 なさい」と教えていたのです。
 
 著者は言います。
 
 「イエスは、?神は全ての人を愛しておられる?と考えました。
 『契約』を結んでいようといまいと、そんなことには関係なく、
 神は全ての人を無差別平等に愛しておられるというのです」
 
 キリスト教で教える「愛」とは、隣人だけではなく神が創った
 人間全て、つまり他人もあるがままに愛しなさい、ということに
 なります。
 
▽次に、仏教の愛の教えについて簡単に紹介します。

 仏教では、キリスト教でいうところの「愛」は「慈悲」と呼んで
 います。
 
 そして、お釈迦様が説いた「慈悲」について、著者は次のように
 書いています。
 
 「ほとけさまは、いつも微笑みを浮かべて、われわれ凡夫の苦しみ
 を見てくださっています。その微笑みがほとけさまの慈悲です」
 
 「人間は、苦しいときは苦しみながら生きればよいのです。わたし
 たちが苦しむとき、かならずほとけさまが一緒に微笑みながら
 苦しんでくださっています」
 
 「嬉しいときは、うれしく生きればいい。わたしたちがうれしい
 とき、必ずほとけさまが微笑みを浮かべつつ、一緒に喜んでくだ
 さっています」
 
 「わたしたちは、ほとけさまの慈悲を信じて生きればいい。そう
 すると、もっと楽に生きられるようになります。すなわち、苦悩が
 軽減されるのです」
 
 仏教で教える「慈悲」は、何もしてくれません。
 
 ただ、苦しいときも嬉しいときもいつも一緒にいてくれるのが
 「慈悲」という考え方のようです。





 この本は、それぞれの宗教が教えている「愛の概念」について、
 詳細に分析した内容となっています。
 
 私たちは普段「愛する」という言葉をなにげなく使ってますが、
 受け取る人によって、意味は全く違ってくるみたいです。
 
 愛とは何か?を知りたい方にはおすすめです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

読書力 (岩波新書)読書力 (岩波新書)
(2002/09)
斎藤 孝

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:読書力
 著者:齋藤孝
 出版:岩波新書
 定価:700円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4004308011/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1485867%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序 読書力とは何か
 1 自分をつくる?自己形成としての読書
 2 自分を鍛える?読書はスポーツだ
 3 自分を広げる?読書はコミュニケーション力の基礎だ




──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2002年9月に出版されています。
 
 著者は、明治大学文学部の教授で、専門は教育学です。
 
 著書も多数あります。
 



 読書力とはどのような力なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)読書力とは?



 著者なりの基準があります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)読書力とは?

 「本は読んでも読まなくてもいいというものではない。読まな
 ければいけないものだ。こう断言したい」
 
 「私は、自分自身の自己形成が読書に大きく負っているという
 ことを認識している。自分が考えるときに、読書によって培われた
 思考力が活かされているのを感じる」
 
 「対話をするときにも、読書経験が大きくプラスに働いていると
 日々感じている。読書を通じて得た様々な力を日々活用している
 ので、『読書はしなくても構わない』などと若い人に向かって
 言うことはできない」

 「書くことは読むことの氷山の一角だと私は考えている。読書は
 単に情報の摂取のためにあるばかりではない。思考力を鍛え、
 人間をつくるものだ」

 「読書力がある、とはどういうことか。この問いに対して、一定
 の基準を提示してみたい」
 
 「読書好きと『読書力がある』は違う。もちろん一致する場合も
 多いが、好きな推理小説作家の作品だけを読み続けている人は、
 読書好きとは言えるが、読書力があるという保障はない」

 「私が設定する『読書力がある』ラインとは、『文庫100冊・
 新書50冊を読んだ』というものだ。『力』を『経験』という
 観点から捉えた基準だ」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 もっともっと本を読もう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「読書力」とはどのような力のことなのでしょうか?

▽このメルマガを読んでいる読者の方は、おそらくそれなりに本を
 読んでいる方がほとんどだと思われます。
 
 常日頃本と接していて、「何か面白い本がないか?」と探すために
 目を通している人たちが、書評メルマガを読んでいると考えられ
 ます。
 
 現在の日本は「活字離れ」と言われていて、本を読まない人が
 たくさんいるそうです。
 
 著者が教えている大学で学生に聞いてみても、全く読書習慣が
 ない学生が3割はいて、きちんとした本に限定すると、半分以上が
 読書の習慣を持っていないそうです。
 
 私は大学に行ったことがないので、大学での勉強がどのくらいの
 読書を必要としているのかは分かりません。
 
 それでも、いろいろなことを専門に勉強しなくてはならないのが
 大学なので、それなりに本は読まなければならないと勝手に想像
 しています。
 
 大学生も本を読まなくてはならないとは思ってますが、個人的
 には「社会人こそ本を読まなくてはならない」と感じています。
 
 たまに聞くのは、「お父さん達が本を全く読まない」ということ
 です。
 
 毎日仕事で疲れていて、「本を読む暇がない」というのがその
 理由だと思います。
 
 しかし、社会人であるからこそ様々な本を読んで「幅を広げる」
 ことが必要だと思います。
 
 読書するのは、マンガでも何でも良いと思います。
 
 特に子どもとっては「本に親しむ」という点を考えてみると、
 読む本がマンガであっても問題ないと思ってます。
 
 現在は、マンガすら読まない子どもが多いみたいですから。
 
 社会人も、マンガを読んでも問題ないと思います。
 
 しかし、社会人の場合、マンガを読む以上に普通の本も読まなく
 てはならないのではないでしょうか。
 
 こればかりは、本を読んでみないことには、その理由は分から
 ないと思います。
 
 私にとって、毎日の読書と書評書きは、自分の仕事に相当活か
 されています。
 
▽著者は、「本は読まなければならない」と断言しています。

 「本は読んでも読まなくてもいいというものではない。読まな
 ければいけないものだ。こう断言したい」
 
 「私は、自分自身の自己形成が読書に大きく負っているという
 ことを認識している。自分が考えるときに、読書によって培われた
 思考力が活かされているのを感じる」
 
 「対話をするときにも、読書経験が大きくプラスに働いていると
 日々感じている。読書を通じて得た様々な力を日々活用している
 ので、『読書はしなくても構わない』などと若い人に向かって
 言うことはできない」
 
 私も読書の恩恵を受けている一人です。
 
 そして、読書は書くことにも通じています。
 
 著者は言います。
 
 「書くことは読むことの氷山の一角だと私は考えている。読書は
 単に情報の摂取のためにあるばかりではない。思考力を鍛え、
 人間をつくるものだ」
 
 確かに、読書をすることによって自己が形成される場合があり
 ます。
 
 現在の私にとっては、飯田史彦さんの「生きがいの創造」が、
 自分の人生の考え方の基礎となっています。
 
 もちろん、その1冊だけではなくて様々な本に書かれていたことが
 自分の思考の基礎となっているのが実感できます。
 
 また、文章を書く場合は、本を読む以上に思考力が必要となります。
 
 「文章を組み立てる力」といった方が正確かもしれません。
 
 仕事である程度の長文を読むと、書いた人がどの程度の読書量が
 あるか何となく分かります。
 
 文書構成力が弱い人の文章を読むと、意味が通じない部分が多々
 あります。
 
 自分の文章能力は棚に上げてますが...(笑)
 
 読書は、自己の思考力を形成するためには絶対に必要だと思い
 ます。
 
 しかも、さまざまなジャンルの本を読むべきだと思ってます。
 
▽著者が言う「読書力」とは、次のような定義となっています。

 「読書力がある、とはどういうことか。この問いに対して、一定
 の基準を提示してみたい」
 
 「読書好きと『読書力がある』は違う。もちろん一致する場合も
 多いが、好きな推理小説作家の作品だけを読み続けている人は、
 読書好きとは言えるが、読書力があるという保障はない」
 
 そこで、著者はある程度の基準を提示しています。
 
 「私が設定する『読書力がある』ラインとは、『文庫100冊・
 新書50冊を読んだ』というものだ。『力』を『経験』という
 観点から捉えた基準だ」
 
 もちろんどのような本でも良いというわけではありません。
 
 著者によると「精神の緊張を伴う読書」が可能な本を対象として
 います。
 
 具体例を挙げると、ヘッセや漱石は問題なく、司馬遼太郎さんの
 小説くらいまでが境界線になるとのこと。
 
 しかも、「本を読んだ」という基準は「要約が言える」という
 ことなのだそうです。
 
 皆さんの「読書力」はいかがでしょうか?





 この本は、読書の必要性と、読書の仕方、活かし方が解説されて
 います。
 
 こういった、「読書が必要だ」と主張している本や、「読書を
 肯定する」本は何冊読んでも楽しいです。
 
 そして、本当に「読書は必要だ」と感じている一人です。


最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

生物と無生物のあいだ
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
(2007/05/18)
福岡 伸一

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:生物と無生物のあいだ
 著者:福岡伸一
 出版:講談社現代新書
 定価:740円+税
 購入:ブックオフで550円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4061498916/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4399178%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 ヨークアベニュー、66丁目、ニューヨーク
 第2章 アンサング・ヒーロー
 第3章 フォー・レター・ワード
 第4章 シャガルフのパズル
 第5章 サーファー・ゲッツ・ノーベルプライズ
 第6章 ダークサイド・オブ・DNA
 第7章 チャンスは、準備された心に降り立つ
 第8章 原子が秩序を生み出すとき
 第9章 動的平衡とは何か
 第10章 タンパク質のかすかな口づけ
 第11章 内部の内部は外部である
 第12章 細胞膜のダイナミズム
 第13章 膜に形を与えるもの
 第14章 タイミング・ノックアウト
 第15章 時間という名の解けない折り紙



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2007年5月に出版されています。
 
 本の帯には「20万部突破」とあります。
 
 著者は、青山学院大学の教授で、分子生物学を専攻しています。
 
 著書も多数あります。



 生物とはどのような機能を持っているのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)生物とは?



 命は創り出せません。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)生物とは?

 「あるものは正20面体の如き多角立方体、あるもの繭状の
 ユニットがらせん状に積み重なった構造体、またあるものは無人
 火星探索機のようなメカニカルな構成。そして同じ種類のウィルス
 はまったく同じ形をしていた」
 
 「そこには大小や個性といった偏差がないのである。なぜか。
 それはウィルスが、生物ではなく限りなく物質に近い存在だった
 からである」
 
 「ウィルスは、栄養を摂取することがない。呼吸もしない。もち
 ろん二酸化炭素を出すことも老廃物を排泄することもない。つまり
 一切の代謝を行っていない」

 「ウィルスは生物と無生物のあいだをたゆたう何者かである。
 もし生命を『自己複製するもの』と定義するなら、ウィルスは
 まぎれもなく生命体である」
 
 「ウィルスが細胞に取りついてそのシステムを乗っ取り、自らを
 増やす様相は、さながら寄生虫とまったくかわるところがない」
 
 「しかし、ウィルス粒子単体を眺めれば、それは無機的で、硬質
 の機械的オブジェにすぎず、そこには生命の律動はない」

 「よく私たちはしばしば知人と久闊を叙するとき、『お変わり
 ありませんね』などと挨拶を交わすが、半年、あるいは1年ほど
 合わずにいれば、分子レベルでは我々はすっかり入れ替わっていて、
 お変わりありまくりなのである。かつてあなたの一部であった
 原子や分子はもうすでにあなたの内部には存在しない」
 
 「肉体というモノについて、私たちは自らの感覚として、外界と
 隔てられた個物としての実体があるように感じている。しかし、
 分子レベルではその実感はまったく担保されていない」
 
 「私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている分子の
 ゆるい『淀み』でしかない。しかも、それは高速で入れ替わって
 いる」
 
 「この流れ自体が『生きている』ということであり、常に分を
 外部から与えないと、出て行く分子との収支があわなくなる」

 「生命とは代謝の持続的変化であり、この変化こそが生命の真の
 姿である」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「生物」とはどのようなものなのでしょうか?

▽私のような科学の素人にとって、「生物とは?」と聞かれると、
 「命あるもの」と答えます。
 
 しかし、科学者にとっては「命あるもの」では通じないみたい
 です。
 
 例えば、自然界には「ウィルス」というモノが存在します。
 
 ウィルスは電子顕微鏡じゃないと見ることはできないくらい
 小さいもののようです。
 
 素人にとって「ウィルス」は生物と考え勝ちですが、科学者から
 すると、ウィルスは生物とは言い難いそうです。
 
 著者は言います。
 
 「あるものは正20面体の如き多角立方体、あるもの繭状の
 ユニットがらせん状に積み重なった構造体、またあるものは無人
 火星探索機のようなメカニカルな構成。そして同じ種類のウィルス
 はまったく同じ形をしていた」
 
 「そこには大小や個性といった偏差がないのである。なぜか。
 それはウィルスが、生物ではなく限りなく物質に近い存在だった
 からである」
 
 「ウィルスは、栄養を摂取することがない。呼吸もしない。もち
 ろん二酸化炭素を出すことも老廃物を排泄することもない。つまり
 一切の代謝を行っていない」
 
 科学的に見ると、ウィルスとは「鉱物」に近い物質のようです。
 
 しかし、ウィルスが鉱物とは違う点が1点だけあって、それは
 ウィルスが「自己複製機能」を持っていることなのだそうです。
 
 ウィルスは自ら増殖することができるけれど、生物ではない何とも
 不思議な存在です。
 
 著者は言います
 
 「ウィルスは生物と無生物のあいだをたゆたう何者かである。
 もし生命を『自己複製するもの』と定義するなら、ウィルスは
 まぎれもなく生命体である」
 
 「ウィルスが細胞に取りついてそのシステムを乗っ取り、自らを
 増やす様相は、さながら寄生虫とまったくかわるところがない」
 
 「しかし、ウィルス粒子単体を眺めれば、それは無機的で、硬質
 の機械的オブジェにすぎず、そこには生命の律動はない」
 
 著者の見解では、ウィルスは生物であるとは言わないそうです。
 
 つまり、「生命は自己複製するもの」だけではなく、何か別の
 定義が必要になる、ということになります。
 
 ウィルスの宇宙での存在意義は何なのでしょうか?
 
▽人間の身体は不思議なもので、生命であるため「自己複製」する
 ことができます。
 
 分身の術みたいなことではなくて、私たちの身体を構成している
 何十兆もの細胞のことです。
 
 細胞は受精して細胞分裂を始めてからずっと同じものが存在して
 いるわけではありません。
 
 常に新旧が入れ替わっています。
 
 これは大人になってからも同じで、常に自己複製して、古い細胞は
 破壊され、新しい細胞にとって変わります。
 
 細胞は自己複製する際に「DNA」をコピーします。
 
 細胞が持っているDNAは、どの細胞をとってみても同じDNAが
 存在します。
 
 髪の毛からも、爪からも、皮膚からも、心臓からも、全く同じ
 DNAが複製されています。
 
 それなのに、身体の各部分は別々の機能を有しています。
 
 例えば、身体に存在する脂肪組織は「脂肪が溜まっている」という
 言い方をしますが、実際は、かなりの速さで細胞を入れ替えながら、
 見かけ上溜まっているように見せかけているのです。
 
 「ほくろ」も同じで、ずっとそこに存在していますが、実際は
 細胞が入れ替わっています。
 
 これは癌細胞も同じです。
 
 考えてみると何とも不思議な構造になっています。
 
 著者は言います。
 
 「よく私たちはしばしば知人と久闊を叙するとき、『お変わり
 ありませんね』などと挨拶を交わすが、半年、あるいは1年ほど
 合わずにいれば、分子レベルでは我々はすっかり入れ替わっていて、
 お変わりありまくりなのである。かつてあなたの一部であった
 原子や分子はもうすでにあなたの内部には存在しない」
 
 「肉体というモノについて、私たちは自らの感覚として、外界と
 隔てられた個物としての実体があるように感じている。しかし、
 分子レベルではその実感はまったく担保されていない」
 
 「私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている分子の
 ゆるい『淀み』でしかない。しかも、それは高速で入れ替わって
 いる」
 
 「この流れ自体が『生きている』ということであり、常に分子を
 外部から与えないと、出て行く分子との収支があわなくなる」
 
 私たち人間も、宇宙を構成する何かの単なる「淀み」でしか
 ないみたいです。
 
 著者は「生命」を次のように定義しています。
 
 「生命とは代謝の持続的変化であり、この変化こそが生命の真の
 姿である」
 
 生命の代謝が終わると「死」を迎えることになります。
 
 その代謝を持続的に変化させているモノは何かというと...
 
 その答えは書いてありませんでした。





 この本は、生物化学に関する様々な発見や、著者の研究から得ら
 れた情報を、いろいろな角度から解説したものです。
 
 素人にも分かるように書かれてはいますが、かなり気合いを入れて
 読まないと、途中で訳が分からなくなります。
 
 生物とは何か?といったことも理解できますが、科学者達の苦労も
 理解できる内容になっています。


最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

宇宙の神秘 誕生の科学
宇宙の神秘 誕生の科学―生まれる命が地球を救う宇宙の神秘 誕生の科学―生まれる命が地球を救う
(1999/02)
天外 伺朗

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:宇宙の神秘 誕生の科学
 副題:生まれる命が地球を救う
 著者:天外伺朗
 出版:PHP研究所
 定価:1350円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569604005/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1040891%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 大人が知らない幼児の超能力?井深大氏との出会い
 第2章 宇宙は愛に満ちている
 第3章 母と子のファースト・コンタクトの重さ?ミシェル・オダン博士との出会い
 第4章 宇宙と一体になる?スタニスラフ・グロフ博士との出会い
 第5章 トラウマレス・ベイビー構想



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は1999年3月に出版されています。
 
 著者は、ソニーで、CDやAIBOの生みの親として知られてい
 ます。
 
 著書も多数あります。



 生物が誕生するということは、どういうことなのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)トラウマレス・ベイビーとは?



 胎教から始めなくてはならないみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)トラウマレス・ベイビーとは?

 「西洋医学だと、胎児というのはまだ知覚もないし、何も分かって
 いないと考えられているけれど、じつは胎児のときにも、周りで
 起きていることや、お母さんがどういう感情にあるか、すべて
 分かっているのだよ」

 「赤ちゃんは、生まれた瞬間、本当は目が見えるはずなのに、
 ものすごく明るい中に生まれてくるので、ビックリして目を閉じて
 しまい、しばらく目が見えなくなってしまう」
 
 「それに今の産院では、生まれるとすぐに母親と離されてしまう
 が、これぐらい残酷なことはないのだ。つまり、赤ちゃんとお母
 さんの絆を断ち切ってしまうことになる」
 
 「そのため、体内にいるときはお母さんと一体だった赤ちゃんが
 大変つらい思いをするし、お母さんは赤ちゃんに対して愛情を
 上手く育てることができなくなってしまうのだよ」

 著者はトラウマレス・ベビーを育てるために、出産前後の注意事項も
 提示しています。
 
 ・妊娠期における注意
  1.ゆったりと、平和で、楽しい精神状態を保つ。
  2.たえず、胎児に話しかけ、胎児の心に耳を傾ける。
  3.散歩、掃除など、運動を欠かさない。
  4.栄養に期をつける。
 ・周産期の九つの注意事項
  1.全てのプロセスを産婦の原初的、生理的、自発的な要求に
    ゆだねる。
  2.自然分娩を大切にし、緊急以外は医学的介入をしない。
  3.陣痛が始まった後は、産婦の大脳新皮質が刺激されない
    ように注意する。
  4.体温ぐらいの水温の風呂を有効に利用する。
  5.陣痛時や出産時の体位や動きや叫びは、産婦の自然な要求
    にまかせる。
  6.出産後すぐに新生児を母親の胸に抱かせ、心音を聞かせる。
  7.もし何も問題が生じなかったら、胎盤が出るまで母子に
    一切の介入をしない。
  8.出産後は、母親と新生児との2人だけの時間を大切にして
    あげる。
  9.初乳は必ず与える。その後もなるべく長期間母乳で育てる。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「トラウマレス・ベイビー」とはどのような赤ちゃんなのでしょうか?

▽今は亡きソニーの創業者の井深大さんは、子どもの早期教育の
 大切さを説いていました。
 
 以前、「幼稚園では遅すぎる(サンマーク出版)」を読んだことが
 あります。
 
 その本の中では「人生は3歳までにつくられる」ということで、
 幼児の早期教育によって、人間の人生が決まってしまう、という
 ようなことが書かれていました。
 
 その井深さんは著者に対し、次のように語っていたそうです。
 
 「西洋医学だと、胎児というのはまだ知覚もないし、何も分かって
 いないと考えられているけれど、じつは胎児のときにも、周りで
 起きていることや、お母さんがどういう感情にあるか、すべて
 分かっているのだよ」
 
 人間は、母親のお腹の中にいるころから、生まれて何歳かになる
 までは、その記憶をずっと持っているそうです。
 
 よく聞く話としては、3歳くらいまでの子どもに「生まれてくる
 ときはどんな感じだった」と聞くと、しっかり答える子どもが
 たくさんいるとのことです。
 
 しかし、3歳を過ぎた頃から次第にその記憶を忘れてしまうよう
 です。
 
 私の予想では、おそらく3歳くらいまでは前世の記憶等、その子に
 宿った魂が記憶していることを全て覚えているのではないかと
 考えています。
 
 それが、ある時にその記憶を自ら封印してしまうのです。
 
 生まれる前に自分の計画した人生をしっかり体験するために、
 魂の記憶を封印して、新たな体験を積むことになるのではないか
 と考えています。
 
▽井深さんは、著者との話の中で現在の産院での出産方法がいかに
 赤ちゃんのためになっていないか、と言うことを話していたそう
 です。
 
 「赤ちゃんは、生まれた瞬間、本当は目が見えるはずなのに、
 ものすごく明るい中に生まれてくるので、ビックリして目を閉じて
 しまい、しばらく目が見えなくなってしまう」
 
 「それに今の産院では、生まれるとすぐに母親と離されてしまう
 が、これぐらい残酷なことはないのだ。つまり、赤ちゃんとお母
 さんの絆を断ち切ってしまうことになる」
 
 「そのため、体内にいるときはお母さんと一体だった赤ちゃんが
 大変つらい思いをするし、お母さんは赤ちゃんに対して愛情を
 上手く育てることができなくなってしまうのだよ」
 
 出産直後に母親から引き離された赤ちゃんは、「自分は見捨て
 られたのではないか」という不安と恐怖に怯えてしまうそうです。
 
 このような赤ちゃんに対する冷酷な仕打ちが、後々の成長に害を
 与えていると考えられているそうです。
 
 生まれた時の不安と恐怖が「トラウマ」となって、その子の人生に
 影響を及ぼす、とのことです。
 
 そして、「トラウマレス・ベビー」を作ろうというのが、この本の
 主旨の一つになっています。
 
▽では、具体的にどうすれば良いのでしょうか?

 著者は「安産のための4つの条件」というのを提示しています・
 
 1.言語によるコミュニケーションは、産婦の大脳新皮質を刺激し、
   活動を促進して、トランス状態を破ります。
   なるべくなら言語による励ましもやめたほうがいいでしょう。
   
 2.明るい光は、わざわざ難産させようとしているようなものです。
   大脳新皮質を刺激しないように証明は薄暗くしておかなければ
   いけません。
   
 3.他人から見られているという感覚があると、大脳新皮質の
   働きは活発化してしまいます。
   プライバシーの確保が非常に重要です。
   
 4.あたたかく安心できる環境にあれば当然、大脳新皮質の働きは
   活発化しませんから、トランス状態が保たれます。
   気温が低かったり、不安とか、警戒しなければならないよう
   なことがあると人間はアドレナリンを分泌します。
   そうすると、大脳新皮質の働きは活発化し、トランス状態が
   破れてしまいます。
   
 安産するためには、ある種のトランス状態にいることが条件となる
 そうです。
 
 そのトランス状態は大脳新皮質を刺激することで破られてしまう
 みたいです。
 
 現在、産院で行われている出産は、安産にはあまり向いていない
 みたいです。
 
▽著者はトラウマレス・ベビーを育てるために、出産前後の注意事項も
 提示しています。
 
 箇条書きにしてみます。
 
 ・妊娠期における注意
 
  1.ゆったりと、平和で、楽しい精神状態を保つ。
  
  2.たえず、胎児に話しかけ、胎児の心に耳を傾ける。
  
  3.散歩、掃除など、運動を欠かさない。
  
  4.栄養に期をつける。
  
 ・周産期の九つの注意事項
 
  1.全てのプロセスを産婦の原初的、生理的、自発的な要求に
    ゆだねる。
    産婦には一切の指示、あるいは管理をしない。

  2.自然分娩を大切にし、緊急以外は医学的介入をしない。
  
  3.陣痛が始まった後は、産婦の大脳新皮質が刺激されない
    ように注意する。
    
  4.体温ぐらいの水温の風呂を有効に利用する。
  
  5.陣痛時や出産時の体位や動きや叫びは、産婦の自然な要求
    にまかせる。
    ただし、通常の産院で行われているような仰臥位での出産
    はさけるべき。
  
  6.出産後すぐに新生児を母親の胸に抱かせ、心音を聞かせる。
  
  7.もし何も問題が生じなかったら、胎盤が出るまで母子に
    一切の介入をしない。
    
  8.出産後は、母親と新生児との2人だけの時間を大切にして
    あげる。
    父親も介入しない。その後も新生児が手を伸ばせば母親に
    触れられる距離で過ごす。
    
  9.初乳は必ず与える。その後もなるべく長期間母乳で育てる。
 
 どうやら、産婦が出産に関して事前に勉強していることは忘れた
 方が良さそうです。






 この本は、早期教育の大切さを説いた井深さんの後を継いだ形で
 著者が「トラウマレス・ベビー」を育てるための方法と、他に
 宇宙の仕組みを解説している本です。
 
 確かに、トラウマのない幸せな人生を送ることが大切ではあり
 ますが、そうも上手くいかないのが宇宙の仕組みみたいです。
 
 人それぞれこの世で体験すべき内容が違っているために、幸せな
 人生を送る人もいれば、そうじゃない人もいます。
 
 妊娠期から気を使うことの方がよほどお母さんにも子どもにも
 良くないような気がします。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

北朝鮮 絶望収容所(2回目)
北朝鮮絶望収容所―完全統制区域の阿鼻地獄北朝鮮絶望収容所―完全統制区域の阿鼻地獄
(1997/05)
安 明哲、池田 菊敏 他

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:北朝鮮 絶望収容所
 副題:完全統制区域の阿鼻地獄
 著者:安明哲
 出版:KKベストセラーズ
 定価:1600円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4584182876/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1157587%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序章 完全統制区域11号
 1章 無慈悲たれ
 2章 人の脂をしぼる谷
 3章 風、風、風の歌声
 4章 秘密処刑場
 5章 悲しき姉弟相姦
 終章 自由への渡河



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、1997年5月に出版されています。
 
 著者は、北朝鮮で政治犯強制収容所で新兵として教育を受け、
 収容所の警備隊員として勤務していた人で、1994年9月に
 単身北朝鮮を脱出し、中国経由で韓国へ亡命しています。
 
 著書はこの他に1冊あります。



 北朝鮮とはどのような国なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)政治犯収容所では何が行われていたのか?



 人間はどこまで残虐になれるのでしょうか?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)政治犯収容所では何が行われていたのか?

 「服とは思えぬボロ布をまとい、鎌の柄で身体を支えるように
 して草取りをする姿は、なんとも哀れに思える。髪はいつ櫛を
 通したのかわからないほどだ」
 
 「骨に皮をかぶせただけのような人相。その顔も陽光と赤でうす
 汚くまだらに黒ずんでいる。男も女も子どもも食べるものがなく、
 ガリガリにやせ細り、気力も欠いているように見えた。通り過ぎて
 いく車をただうつろな目でみあげるだけだ」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「政治犯収容所では何が行われていた」のでしょうか?

▽北朝鮮に存在すると言われている「政治犯収容所」。

 北朝鮮は「収容所なるものはない」と、その存在を否定しています。
 
 この21世紀にそのようなものがあったとしたら、国際社会から
 非難を受けることになってしまいます。
 
 しかし、歴史的に見てみると、社会主義体制の国では必ず「粛正」
 が発生します。
 
 崩壊したソ連を始め、東欧諸国、カンボジア等々、階級や富を
 敵と見なした「革命思想」があり、その革命には必ず「粛正」が
 つき物です。
 
 粛正が行われると、粛正を行った方が絶大な権力を握り、敵だった
 はずの階級や富を独占し、革命以前の体制よりもひどい状態に
 なってしまうのです。
 
 したがって、ソ連の後押しを受けて誕生した北朝鮮には、正確な
 ことは分かりませんが、おそらく金日成時代から現在の金正日
 時代の現在まで、相当な粛正が行われ、収容所が存在している
 ことと思われます。
 
 「思われます」と書いているのは、あまりにも情報が少なすぎる
 ため、今回紹介する本1冊だけでは、真実なのかどうかはなかなか
 判断がしづらいためです。
 
 ただ、著者が命を賭けて北朝鮮を脱出してきたこと、その後も
 北朝鮮を命からがら脱出してくる人たちが絶えないことを考えると、
 この本に書いてあることが真実だと考えても良いのかもしれません。
 
 ここでは、この本に書いてあることが真実だとみなして紹介する
 ことにします。

▽「政治犯強制収容所」の完全統制区域は著者が知っているだけでも
 かなりの数が存在しています。
 
 おそらく実際はそれ以上の収容所が存在しているものと考えられ
 ます。
 
 その収容所では何が行われていたのでしょうか。
 
 そこには、とても同じ人間がすることとは思えない「地獄」が
 存在していました。
 
 著者が初めて見た収容所にいる「政治犯」たちは、とても人間とは
 思えない姿をしていたそうです。
 
 著者は言います。
 
 「服とは思えぬボロ布をまとい、鎌の柄で身体を支えるように
 して草取りをする姿は、なんとも哀れに思える。髪はいつ櫛を
 通したのかわからないほどだ」
 
 「骨に皮をかぶせただけのような人相。その顔も陽光と赤でうす
 汚くまだらに黒ずんでいる。男も女も子どもも食べるものがなく、
 ガリガリにやせ細り、気力も欠いているように見えた。通り過ぎて
 いく車をただうつろな目でみあげるだけだ」
 
 この辺りのことは以前読んだヴィクトール・フランクルが書いた
 「夜と霧」を思い出しました。
 
 第二次大戦下のナチスドイツによって、強制収容所に移送された
 ユダヤ人たちの姿と同じです。
 
 とにかく食べる物がなくて、骨と皮だけの身体になってしまい、
 まともな服がないために、ボロ布をまとっているだけの姿になって
 しまうのです。
 
 それでも、一日にわずかな食事が与えられるそうです。
 
 しかし、その政治犯たちの食料も、軍の高官たちの私腹を肥やす
 ために倉庫から盗まれ、横流しされてしまうのです。
 
 食べる物がない収容所の人たちは、食べられそうな物は何でも口に
 入れてしまいます。
 
 地面に生えている雑草や、身体に付いているシラミ、ネズミ等々、
 食べられそうな物は何でも食べてしまうそうです。
 
 したがって、収容所に入れられた者は普通は3ヶ月もしないで
 飢えのために死んでいくとのこと。
 
▽収容所の人々には、飢えによる死もありますが、それよりも、
 収容所を監視する警備隊たちの手によっていとも簡単にその生命を
 断たれてしまいます。
 
 何か気に入らないことがあると濡れ衣を着せて拷問し、殺して
 しまったり、「秘密処刑」といってどこかの山や谷へいって、
 相当数の政治犯をまとめて処刑したりと、まるで虫を殺すように
 簡単に人の命が奪われていました。
 
 著者が所属した警備隊では「秘密処刑」は行われなかったそう
 ですが、訓練で行った山や谷でたくさんの人の死骸が埋められて
 いたり、骨が出てきたり、洞窟の中にも死体が埋められていたりと、
 至る所で死体が発見できたそうです。
 
 政治犯を殺しても罪には問われず、むしろ誉められていたみたい
 です。
 
 最終的には自分が蒔いたタネはどこかで自分に返ってくるという
 のに...





 この本には、著者が目にした強制収容所における残虐非道ぶりが
 たくさん書かれています。
 
 その表面の極一部を紹介しました。
 
 読みながら思わず眉をひそめてしまう部分が多々あります。
 
 この本に書かれていることが真実だとしたら、とても「民主主義」
 な国家ではありません。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

北朝鮮 絶望収容所
北朝鮮絶望収容所―完全統制区域の阿鼻地獄北朝鮮絶望収容所―完全統制区域の阿鼻地獄
(1997/05)
安 明哲、池田 菊敏 他

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:北朝鮮 絶望収容所
 副題:完全統制区域の阿鼻地獄
 著者:安明哲
 出版:KKベストセラーズ
 定価:1600円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4584182876/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1157587%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序章 完全統制区域11号
 1章 無慈悲たれ
 2章 人の脂をしぼる谷
 3章 風、風、風の歌声
 4章 秘密処刑場
 5章 悲しき姉弟相姦
 終章 自由への渡河



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、1997年5月に出版されています。
 
 著者は、北朝鮮で政治犯強制収容所で新兵として教育を受け、
 収容所の警備隊員として勤務していた人で、1994年9月に
 単身北朝鮮を脱出し、中国経由で韓国へ亡命しています。
 
 著書はこの他に1冊あります。



 北朝鮮とはどのような国なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)強制収容所とはどのような所なのか?



 まだこんな場所があったんですね。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)強制収容所とはどのような所なのか?

 「北では、罪はどこにでも落ちている。金日成と金正日に尊称を
 使わなかったり、越南したり、日帝(日本統治下)時代に良い
 生活をしたり、金日成のバッジを落としたり汚したり、神である
 金日成・金正日以外の神を信じたり、日本からの帰国者(在日同胞)
 たちが資本主義思想、あるいは日本での風習を捨てられなかったり、
 配給所に米がないのを知らされて、『社会主義体制というのは
 米もろくにくれないのか』とつぶやいたりすれば、もうそれだけで
 罪になるのだ」
 
 「本人はもちろんのこと、幼い子どもまで含めたその家族全員が
 一夜にして消え去る。一度は入れば再び生きては出られない
 『完全統制区域』に収容されるのだ。そこからは、死体になって
 さえも出られない」
 
 「『完全統制区域』で命を長らえる方法は一つしかない。それは、
 人間であることを捨てることだ。保衛員と警備隊員たちに奴隷
 同様に扱われ、それでも犬ころのようにしっぽを巻き、しっぽを
 振らねなければ生きていけないのだ」
 
 「年老いた政治犯が、保衛員家族の子どもに対して『先生様』と
 ていねいにお辞儀をしなければ殴打され、少しでも反抗すれば
 残忍な処罰を受け、ささいな“罪”によって虫けらのように
 殺されてしまう場所?それが北朝鮮の政治犯収容所なのである」
 
 「政治犯たちの血と汗を搾り取り、過酷な労働と無慈悲な弾圧で
 私腹を肥やす保衛員たち。彼らは現代版の悪代官、悪徳地主、
 いや、この世に現れた悪鬼そのものなのだ」
 
 「これがまさに北朝鮮の現実であり、数知れない処刑と殺人で
 罪のない人々の血が、今もその地で流され続けている。第二次
 世界大戦のナチスドイツ、ヒトラーも顔負けの現代版アウシュ
 ビッツ、それが北朝鮮政治犯収容所『完全統制区域』の実体なの
 である」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「強制収容所とはどのような所」なのでしょうか?

▽近くても一番遠い国、それが現在の日本人にとって北朝鮮の印象
 ではないかと思います。
 
 テレビや新聞ではたびたび北朝鮮のことが報道されていますが、
 どこまでが正しい情報で、どこまでが嘘の情報なのかまったく
 分かりません。
 
 北朝鮮の正式な国名は「朝鮮民主主義人民共和国」と言います。
 
 ウィキペディアで調べてみると、日本は北朝鮮を国家としては
 認めてないとのこと。
 
 日本が国家として認めてなくても、事実上北朝鮮という国は存在
 しています。
 
 この北朝鮮という国は、報道等の限られた情報源から知る限り、
 「とんでもない国」という印象しかありません。
 
 本当はどのような国なのか、普通の日本人には分かりようがないと
 思われます。
 
 現在、報道されている内容がどのくらい正しいのか分かりませんが、
 事実だけ並べてみても、やっぱり「とんでもない国」としか言い
 ようがないです。
 
▽今回紹介する本を読むと、「今どき本当のことなの?」と疑い
 たくなるようなことばかり書いてあります。
 
 第二次大戦時のナチスドイツが作った強制収容所を彷彿とさせる
 北朝鮮の「政治犯収容所」が存在するみたいです。
 
 この本の著者は、北朝鮮の政治犯収容所の警備隊員だった人で、
 収容所の内情をよく知っています。
 
 北朝鮮は形式上は金正日(キムジョンイル)総書記を党首とする
 朝鮮労働党による一党独裁体制の国です。
 
 「政治犯」の収容所ですから、思想的に朝鮮労働党に従わない
 人たちが収容される刑務所かと思うと、実はそうではありません。
 
 そこに収容される人たちは「政治的犯罪」を犯した人たちでは
 ないようです。
 
 地主であった者、宗教家だった者、親日派と見なされた者、
 「解放」前に日本に住んでいてその後北朝鮮に「里帰り」した者、
 朝鮮戦争のときに現在の韓国にいてその後北越してきた者等が、
 「スパイ」の汚名を着せられ「政治犯」として収容所に送り込ま
 れてきたのです。
 
 日本は戦後、1950年代から1984年にかけて、北朝鮮を
 「地上の楽園」と称して、在日朝鮮人とその家族による日本から
 北朝鮮への集団的な永住帰国「在日朝鮮人の帰還事業」を行い
 ました。
 
 朝鮮総連が推進した運動で、多くの人たちが「地上の楽園」を
 目指して北朝鮮へ帰国しています。
 
 1984年というと、24年前なので、私が高校生の頃まで帰国
 事業が行われていたみたいです。
 
 地上の楽園へ行ったはずの人々はどうやら北朝鮮で「スパイ」
 とみなされ「政治犯強制収容所」へ送り込まれたみたいです。
 
 北朝鮮では、「政治犯」は本人だけではありません。
 
 その罪(?)を子と孫の代にまで及ぼしてしまいます。
 
 たとえ高い地位に就いていたとしても、その人が何らかの失敗を
 して「政治犯」と見なされると、その人の家族、孫に及ぶまで
 全員が「政治犯」とされ強制収容所へ送られてしまうのです。
 
 自分の父親が高い地位の人で、その部下に対し鼻先であしらって
 いたその娘が、父親の失脚とともに政治犯とみなされ、強制収容所
 に入れられ、その部下たちから執拗に暴行を加えられる、という
 場合もあったみたいです。
 
▽「政治犯強制収容所」には、大きく分けて二つの種類があるそう
 です。
 
 一つは「革命化区域」、もう一つが「完全統制区域」と呼ばれて
 います。
 
 「革命化区域」は、更正の余地がある政治犯が収容される場所で、
 「自らの誤った考えを深く反省し、革命思想が十分身についた」と
 見なされた者だけが出所できます。
 
 一方の「完全統制区域」は、絶対に出られることはないし、恩赦の
 可能性も全くありません。
 
 権力者たちが社会から抹殺したいと思う人とその家族たちが収容
 される場所なのです。
 
 「完全統制区域」に収容された人たちは、死ぬまで出所できません。
 
 たとえ死んだとしても、完全統制区域内に埋められるか放置されて
 しまうため、「死んでも出られない」場所なのです。
 
 著者はこの「完全統制区域」のことを次のように書いています。
 
 「北では、罪はどこにでも落ちている。金日成と金正日に尊称を
 使わなかったり、越南したり、日帝(日本統治下)時代に良い
 生活をしたり、金日成のバッジを落としたり汚したり、神である
 金日成・金正日以外の神を信じたり、日本からの帰国者(在日同胞)
 たちが資本主義思想、あるいは日本での風習を捨てられなかったり、
 配給所に米がないのを知らされて、『社会主義体制というのは
 米もろくにくれないのか』とつぶやいたりすれば、もうそれだけで
 罪になるのだ」
 
 「本人はもちろんのこと、幼い子どもまで含めたその家族全員が
 一夜にして消え去る。一度は入れば再び生きては出られない
 『完全統制区域』に収容されるのだ。そこからは、死体になって
 さえも出られない」
 
 「『完全統制区域』で命を長らえる方法は一つしかない。それは、
 人間であることを捨てることだ。保衛員と警備隊員たちに奴隷
 同様に扱われ、それでも犬ころのようにしっぽを巻き、しっぽを
 振らねなければ生きていけないのだ」
 
 「年老いた政治犯が、保衛員家族の子どもに対して『先生様』と
 ていねいにお辞儀をしなければ殴打され、少しでも反抗すれば
 残忍な処罰を受け、ささいな“罪”によって虫けらのように
 殺されてしまう場所?それが北朝鮮の政治犯収容所なのである」
 
 「政治犯たちの血と汗を搾り取り、過酷な労働と無慈悲な弾圧で
 私腹を肥やす保衛員たち。彼らは現代版の悪代官、悪徳地主、
 いや、この世に現れた悪鬼そのものなのだ」
 
 「これがまさに北朝鮮の現実であり、数知れない処刑と殺人で
 罪のない人々の血が、今もその地で流され続けている。第二次
 世界大戦のナチスドイツ、ヒトラーも顔負けの現代版アウシュ
 ビッツ、それが北朝鮮政治犯収容所『完全統制区域』の実体なの
 である」
 
 この時代にまだこんな場所があったんですね。





 この本は、北朝鮮の実体の一部を暴いた内容となっています。
 
 著者がたまたま働いていたのが政治犯強制収容所で、その実状が
 暴露されたわけですが、北朝鮮という国には、おそらくもっと
 隠された部分がたくさんあると思われます。
 
 次回もう一度、強制収容所で何が行われていたのかを紹介したいと
 思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

うるさい日本の私
うるさい日本の私 (新潮文庫)うるさい日本の私 (新潮文庫)
(1999/11)
中島 義道

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:うるさい日本の私
 副題:「音漬け社会」との果てしなき戦い
 著者:中島義道
 出版:洋泉社
 定価:1700円(文庫版が出版されています)
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4896912241/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1112587%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 1 言葉の氾濫と空転
 2 機械音地獄
 3 轟音を浴びる人々の群れ
 4 「優しさ」という名の暴力
 5 「察する」美学から「語る」美学へ



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■■□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は1996年8月に出版されています。
 
 著者は哲学者で、大学の教授をしていましたが、現在は哲学を
 学ぶ学生のために私塾を開設しています。
 
 著書も多数あります。



 何が「うるさい」のでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)音漬け社会とは?



 相当ひどいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)音漬け社会とは?
 
 「私はこうした音の暴力を耳にすると、赤い布を見せられた闘牛の
 ように興奮して突進してゆく」

 「私は、自分がつねに『思いやり』や『優しさ』という名の下に
 流されるアアセヨ・コウセヨ」という放送の犠牲になっている
 ゆえに、そこに気づかない彼の鈍感さにいらだつのである」
 
 「むしろ、彼にとっては、個人的信念に基づいて他人につっか
 かってゆく私のような人間こそ『思いやりや常識の欠ける』張本人
 なのではなかろうか」
 
 「大多数が不愉快に感じない放送を私が『やめてくれ』と言うのは、
 『自己中心的』であり『知らぬ間に人を傷つけている』ことに
 なるのではないか?」
 
 「本人に聞いたわけではないが、長いあいだの闘争を通じて?、
 私は注意をした多くの人から『思いやりがない』と言われている
 ので?、漠然とそう感じられるのである」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「音漬け社会」とはどのようなことなのでしょうか?

▽平日は毎朝会社へ通勤しますが、通勤途中でいつも気になって
 いることがあります。
 
 それは、駅で聞かされる「音」のことです。
 
 その中でも特に気になるのが、途中で一度だけ私鉄からJRへの
 乗り換えがあって、乗り換え駅は急行が止まります。
 
 私は、最寄り駅からその駅まではずっと各駅停車に乗っています。
 
 急行から各駅停車に乗り換える人、急行は死ぬほど混んでいる
 ため、最初から各駅停車に乗ろうとする人。

 その駅では、降りる人がたくさんいて、それ以上に乗る人がたく
 さんいます。
 
 特にこの時期、各駅停車に乗っていても身動きがとれないくらいで、
 やっとの思いで電車を降り、ホーム中央の階段まで歩いていると、
 構内放送ですさまじい怒鳴り声が響き渡っています。
 
 「間もなくドアが閉まります!駆け込み乗車はおやめください!
 お近くの空いているドアからお乗りください!間もなくドアが
 閉まります!お荷物お身体が挟まれませんようにお引きください!
 ドアを閉めさせていただきます!...」
 
 この構内放送は延々と1分くらい続きます。
 
 プロレスのリングアナが発する声の10倍くらいの絶叫音が1分も
 続くのです。
 
 そこへ反対のホームへ急行電車が滑り込んできたりすると、その
 絶叫は倍になります。
 
 「間もなく電車が到着します。危険ですから黄色い線の内側まで
 お下がりください!ホームの端を歩かないようにお願いします!」
 
 どちらのホームの放送をしているのか分からないくらいの声で
 絶叫しています。
 
 電車が発車した後も、延々と放送は続き、すぐに次の電車が入って
 くるためにさらに放送は続きます。
 
 毎朝のこの絶叫で、サラリーマンや学生は否応もなく「戦闘モード」
 へ突入してしまいます。
 
 まるで戦場で、「突撃!」と言われているような気分です。
 
 私の場合、仕事は戦争ではなくて半分楽しみに行くような場所
 なので、「戦闘モード」に入らなくてもいいのです。
 
 しかし、絶叫している駅員は、そんな人のことは全く考えていま
 せん。
 
 与えられた仕事をこなしているだけです。
 
 この様子をたまに外国のテレビ局が撮影している場面が見られ
 ます。
 
 どのように放送されているか気になる所ではあります。
 
▽「音がうるさい」と思うのは、これだけではありません。
 
 日本には、必要のない音がいたるところに散乱しています。
 
 それを一つ一つ指摘しているのがこの本です。
 
 著者は「戦う哲学者」と言われるように、こういった騒音を聞くと
 即座に講義しに行くそうです。
 
 それも納得するまで。
 
 実際に音を発している責任者にまで手紙を出したり、直接電話
 したり、会いに行ったり(!)して、厳重に抗議するそうです。
 
 それも、一度や二度ではありません。
 
 この本で書かれている「抗議の一部」だけでも、相当な数になって
 います。
 
 駅の構内放送に始まり、銀行、商店街、建物の中、海岸、選挙カー、
 竿竹屋、廃品回収等々、自分が気づいた「不快な音」の発生源に
 対して、妥協することなく抗議しにいくのです。
 
 その抗議の結果、音が無くなった、もしくは音量が下がった場所も
 たくさんあるそうです。
 
 著者はそのことを、次のように表現しています。
 
 「私はこうした音の暴力を耳にすると、赤い布を見せられた闘牛の
 ように興奮して突進してゆく」
 
▽おそらく日本は、どこへ行っても「音」にサラされることになり
 ます。
 
 観光地、歴史的建造物、お寺や神社等々、どこへ行ってもほとんど
 の場所でテープに吹き込んだ大音量の「騒音」や拡声器による
 「騒音」を聞くことになるのです。
 
 そして、私たちはその音のほとんどが気にならない状態になって
 います。
 
 「騒音」でうるさく指摘されたとしても、それを忠実に守る人は
 いません。
 
 ほとんどの人が聞いていないのです。
 
 にもかかわらず、意味のない騒音が延々とたれ流されているのです。
 
 例えば駅の構内放送は「お客様のためを思って...」という
 鉄道会社の「優しさ」をしめしている構図になっていますが、
 これは著者が言うには「優しさの暴力」でしかないのです。
 
 著者は言います。
 
 「私は、自分がつねに『思いやり』や『優しさ』という名の下に
 流されるアアセヨ・コウセヨ」という放送の犠牲になっている
 ゆえに、そこに気づかない彼の鈍感さにいらだつのである」
 
 「むしろ、彼にとっては、個人的信念に基づいて他人につっか
 かってゆく私のような人間こそ『思いやりや常識の欠ける』張本人
 なのではなかろうか」
 
 「大多数が不愉快に感じない放送を私が『やめてくれ』と言うのは、
 『自己中心的』であり『知らぬ間に人を傷つけている』ことに
 なるのではないか?」
 
 「本人に聞いたわけではないが、長いあいだの闘争を通じて?、
 私は注意をした多くの人から『思いやりがない』と言われている
 ので?、漠然とそう感じられるのである」
 
 確かに著者の言う通りだと思います。
 
 ごくわずかな一部の人への「思いやり」のために、その「思いやり」が
 とても迷惑な人たちのことは無視してしまうのです。
 
 無視するならまだしも、それを抗議しに行くと「思いやりがない人」
 と言われてしまうのです。
 
 こんなバカなことはないです。
 
 著者は、私がなんとなく感じていて、でもどうしてそうなって
 いるのか理解できなかったことを分析してくれています。





 この本は、日本中に溢れている「騒音」について、そこに関連
 する日本人の思想を詳細に分析しています。
 
 著者のように、毎回抗議に行くのも疲れるし、そういった勇気も
 ありませんが、私も「もっと静かな日本がいい」と思っている
 一人です。
 
 日本に溢れている「騒音」のほとんどは必要がないと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

サラリーマン残酷物語
サラリーマン残酷物語―起業か、転職か、居残るか (中公新書ラクレ)サラリーマン残酷物語―起業か、転職か、居残るか (中公新書ラクレ)
(2004/07)
風樹 茂

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:サラリーマン残酷物語
 副題:起業か、転職か、居残るか
 著者:風樹茂
 出版:中公新書ラクレ
 定価:760円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/412150142x/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1689502%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1部 会社地獄を生き抜いた人々
  第1章 転籍―仕事を与えられず、うつ病で労災が出る
  第2章 外資―部下のリストラに抵抗し、リストラされる
  第3章 商社―戦後史に残る大型倒産を乗り切って
  第4章 漂流―転職、転職、また転職
 第2部 職場を生き抜く八つの知恵の柱
  <1> 過労死・長時間労働撃退法
  <2> イジメ・パワーハラスメント撃退法
  <3> うつ病撃退法
  <4> 逆境で家族の絆を保つ方法
  <5> 転籍や出向を生き抜く
  <6> リストラの標的にされないために
  <7> 居残るか、転職するか、起業するか
  <8> 会社との闘い方アラカルト



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■■■■□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2004年7月に出版されています。
 
 著者は、様々な職を転々とし、リストラ退職後作家に転身した方
 で、現在は、地域再生のためのコンサルタント業をされています。
 
 著書も何冊かあります。



 サラリーマンは耐えるしかないのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)職場を生き抜く八つの知恵とは?



 受け身だけではだめみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)職場を生き抜く八つの知恵とは?

 「会社は戦後かつてなかったほど、強力、強大なのだ。社員に
 有無を言わせぬ権力を持つ。まるで専制君主国家の怪物リバイア
 サンのようである。失業率5%時代に、社員たちの血を吸って
 収益を上げ、生き延びようとする」
 
 「それに比べて個々の社員はひ弱で戦う術を持たない。組合は
 弱体化しているか、あるいは存在しない。リストラ解雇が進む
 オフィスにあっては、誰も信じることができない。上司も同期も
 部下も...」
 
 「そんな殺伐とした職場環境の中では、人は常に、うつ病、自殺、
 過労死の危機にさらされている」

 「しかし悲しいかな、生活するためには、サラリーマンは会社に
 居続けるか、あるいはリストラ解雇された場合は再就職しなければ
 ならない」
 
 「起業という手はあるがそのリスクは大きい。だからこそ、足下を
 見て、会社は、本来の尊大で冷酷な性を剥き出しにしているので
 ある」

 「職場を生き抜く8つの智恵の柱」

 1.過労死・長時間労働撃退法
 2.イジメ・パワーハラスメント撃退法
 3.うつ病撃退法
 4.逆境でも家族の絆を保つ方法
 5.転籍や出向を生き抜くために
 6.リストラの標的にされないために
 7.居残るか、転職するか、起業するか
 8.会社との戦い方アラカルト



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 <== ここに初めの一歩を記載 ==> 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「職場を生き抜く八つの知恵」とはどのような智恵なのでしょうか?

▽日本の労働者人口の86%を占めるサラリーマンは、ある意味
 気楽ではありますが、別な意味で不安定な職種です。
 
 以前は、「終身雇用」「年功序列」という良いのか悪いのか良く
 分からないシステムで、その身分はある程度守られていました。
 
 普通に働いてさえいれば、定年まで安定して働けて、退職金を
 もらって余生を静かに暮らすことができたのです。
 
 しかし、現在では「終身雇用」「年功序列」という言葉は過去の
 ものとなり、普通に働いていたとしても、それなりに会社に貢献
 していたとしても、会社の都合によって退職させられてしまうの
 です。
 
 現在のサラリーマンは、フリーターとあまり変わらない不安定な
 立場にいるのではないかと思われます。
 
▽大きな会社になると「組合」というのが存在します。

 しかし、この組合というのも弱体化しているか、あるいは存在
 していない場合もあります。
 
 社員数がそんなに多くない会社では、組合というものは存在して
 いません。
 
 そういった会社では、オーナー経営者のなすがままで、会社が
 上手くまわっているときは何ともありませんが、いったん下り坂
 になると、被雇用者の立場は弱くなってしまいます。
 
 著者はいいます。
 
 「会社は戦後かつてなかったほど、強力、強大なのだ。社員に
 有無を言わせぬ権力を持つ。まるで専制君主国家の怪物リバイア
 サンのようである。失業率5%時代に、社員たちの血を吸って
 収益を上げ、生き延びようとする」
 
 「それに比べて個々の社員はひ弱で戦う術を持たない。組合は
 弱体化しているか、あるいは存在しない。リストラ解雇が進む
 オフィスにあっては、誰も信じることができない。上司も同期も
 部下も...」
 
 「そんな殺伐とした職場環境の中では、人は常に、うつ病、自殺、
 過労死の危機にさらされている」
 
 身も心も会社のために捧げたあげく、身も心もボロボロになって
 しまう人もいるのです。
 
 そういった人たちにとっては、会社とは地獄のような存在なのです。
 
 著者は言います。
 
 「しかし悲しいかな、生活するためには、サラリーマンは会社に
 居続けるか、あるいはリストラ解雇された場合は再就職しなければ
 ならない」
 
 「起業という手はあるがそのリスクは大きい。だからこそ、足下を
 見て、会社は、本来の尊大で冷酷な性を剥き出しにしているので
 ある」
 
 サラリーマンにとってはつらい時代なのかもしれません。
 
▽著者は、自らの経験と、悲惨な目に遭っているサラリーマンへの
 取材から、そのような弱い立場にいるサラリーマンに対して、
 「職場を生き抜く8つの智恵の柱」と題して提言をしています。
 
 その要約が書かれているので紹介します。
 
 1.過労死・長時間労働撃退法
 
  時は個人のものである。人は刻一刻と死に向かって歩んでいる
  のだから。その論理のもとに、理不尽な長時間労働に対しては
  上司に文句を言い、サービス残業は断固拒否する。
 
 2.イジメ・パワーハラスメント撃退法
 
  自分の性格、相手との関係を考慮に入れて対応する。怒鳴り
  返すか、面従腹背で馬耳東風と聞き流すか、秘密録音をする。
  
 3.うつ病撃退法
 
  予防のためには、職場や家庭以外の利害関係のない所に自分の
  居場所を見出し、精神の三角形を構築する。うつ病に陥った
  場合は、
  1)会社を休職し、お金は制度に頼る
  2)妻と友に医者を訪れる
  3)友人と接する
  ことが大切である。
  
 4.逆境でも家族の絆を保つ方法
 
  夫も妻も見栄を張らずに、お互いの苦悩を共有しよう。夫は
  精神的に自立する。妻は夫にプレッシャーをかけない。むしろ
  夫の見栄を武装解除するように試みよう。
  
 5.転籍や出向を生き抜くために
 
  自分の今いる環境を見つめ直せば、決して暗くはないと気づく
  はずである。最低限の義務だけは果たし、自分の将来に必要な
  ことを学ぼう。
  
 6.リストラの標的にされないために
 
  リストラの標的にならないための方法はない。だから、リストラ
  されないために、自分自身を偽るのは、馬鹿げている。職場でも
  自分らしく生きよう。むしろリストラの標的になったときに、
  前もってどう対処するかを決めておく方が大切である。
 
 7.居残るか、転職するか、起業するか
 
  自分の性格、生活環境、職場での立場、などを考慮に入れ、
  それぞれの場合のメリットとデメリットを十分に配慮して、
  会社に居残るか、転職するか、起業するかを毎年一度は考えよう。
 
 8.会社との戦い方アラカルト
 
  一人で戦うか、労働組合に頼るか、裁判に訴えるか、それぞれの
  リスクとメリットがあるので、目的に応じて戦う手段を選ぶ
  べきである。事前に会社の悪意を察知して心の準備をしておく
  ことが重要である。
  
 以上、8つの提言を紹介しました。
 
 サラリーマンは、自分の身に何が起きても大丈夫なように、日々
 さまざまなことを考えていた方がいいかもしれません。
 
 それが心配で仕事も手に付かなくなったら元も子もないですが...





 この本は、現在のサラリーマンが抱える問題点を、いくつかの
 実際に存在するケースをいくつか紹介し、著者の体験も踏まえ
 いくつかの提言をしています。
 
 よく「経営者に比べサラリーマンはリスクが少ない」と言われます。
 
 しかし、現在では経営者もサラリーマンもリスクという点では
 そんなに変わらないのではないかと思います。
 
 仕事の責任とか会社の存在よりも、まずは自分の身体と心のことを
 考えることが大切です。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

おやじ論
おやじ論 (PHP新書)おやじ論 (PHP新書)
(2003/03)
勢古 浩爾

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:おやじ論
 著者:勢古浩爾
 出版:PHP新書
 定価:680円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4569626807/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1538266%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 世のなかを見てしまった者
 第2章 中年はつらいよ―団塊の世代はアホか
 第3章 「おやじ」を笑え―まぬけ中年群像
 第4章 中年男に魅力などあってたまるか
 第5章 これが中年の生きる道、か



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■□□□□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2003年3月に出版されています。
 
 著者は、洋書輸入会社に勤務しているサラリーマンで、「ふつう
 の人」の立脚点から「自分」が生きていくということの意味を
 問い、独自の思考を展開し続けているそうです。
 
 著書も多数あります。



 おやじとはいかなる生き物なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人はどのように生きるべきか?



 自分の人生は自分で責任を持つしかありません。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人はどのように生きるべきか?

 「ある程度、世の中を見てしまった。人間の愚劣さも見た、賢さも
 欺瞞も見た、ひととおりのこともやった。もう欲しいモノ(物)
 もそんなにない。そして、ほんとに欲しいもの(物以外)は手に
 入らない」
 
 「自分の欲望の実現の可否くらいわかるようになっている。欲望が
 実現したときの昂揚感と虚無感、仕事における充実感と徒労感も
 わかっている。だが、漠としたこの不全感はなにか。そしてほん
 とに欲しいものとはなにか」
 
 「何か確たる『意味』が欲しいのではないか。それが、自分が
 生まれてきたことの意味なのか、自分という存在の意味なのか、
 自分の人生の意味なのか、他人を愛することの意味なのか、この
 ままいずれは死んでいくことの意味なのか、それがわからない」
 
 「それともまだカネが欲しいのか、愛が欲しいのか、生きがいが
 欲しいのか、打ち込める仕事が欲しいのか。欲しいといえば欲しい。
 ただ、なぜそんなものがいまだに欲しいのか、それもまたわらない」
 
 「何も解らないのに、それでも何か確実な『意味』が欲しいような
 気がする。あるいは『理由』が。自分の『意味』、自分の『理由』
 が欲しい。だが、その『意味』や『理由』がなにを意味するのかが
 わからない。『自分』という意味がわからないからである」
 
 「なぜ欲しいのかもわからない。それでも、終わりと始まり、
 達成と不全、自尊と嫌悪、諦念と未練、既知と未知、自信と不安、
 これらに挟撃されている、この自分という『意味』、この自分の
 人生の『理由』が欲しい」
 
 「顔は老け、身体はたるんだ下降期の青春。悟りきれず、あきらめ
 きれない青い秋。これが終わりながら終わらず、始まりながら
 始まらない『人生の秋』である」

 「もっと若いときからがんばっていたら、という悔いはもはや
 無意味である。いま現在、たどり着いた地点、たどり着いた場所が、
 わたしの、そしてあなたの、とりあえずのゴールである」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 たのしい中年おやじになろう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「人はどのように生きるべき」なのでしょうか?

▽人は生まれた瞬間から死に向かって歩き始めます。

 若くして亡くなってしまう人は経験することができませんが、
 じいさん・ばあさんになるまで生きる人がかならず体験するのが
 「中年」です。
 
 男性も女性も必ず体験します。
 
 中年の定義が曖昧ですが、この本では50代を中年と定義してい
 ます。
 
 この本が書かれた時期は、ちょうど団塊の世代が50代で、それ
 から5年経過した現在は、団塊の世代が定年退職する時期です。
 
 この本は、おもしろおかしく団塊の世代の中年批判をしている本で
 あと何年もしないうちに「新人類」と呼ばれていた自分も、本に
 書いてあるような中年になるのかと思うとちょっとさびしい気が
 します。
 
 実はもう中年に見られているのかもしれませんが...
 
 「中年(50代)」とはどのような時期なのでしょうか?
 
 著者は次のように書いています。
 
 「ある程度、世の中を見てしまった。人間の愚劣さも見た、賢さも
 欺瞞も見た、ひととおりのこともやった。もう欲しいモノ(物)
 もそんなにない。そして、ほんとに欲しいもの(物以外)は手に
 入らない」
 
 「自分の欲望の実現の可否くらいわかるようになっている。欲望が
 実現したときの昂揚感と虚無感、仕事における充実感と徒労感も
 わかっている。だが、漠としたこの不全感はなにか。そしてほん
 とに欲しいものとはなにか」
 
 「何か確たる『意味』が欲しいのではないか。それが、自分が
 生まれてきたことの意味なのか、自分という存在の意味なのか、
 自分の人生の意味なのか、他人を愛することの意味なのか、この
 ままいずれは死んでいくことの意味なのか、それがわからない」
 
 「それともまだカネが欲しいのか、愛が欲しいのか、生きがいが
 欲しいのか、打ち込める仕事が欲しいのか。欲しいといえば欲しい。
 ただ、なぜそんなものがいまだに欲しいのか、それもまたわらない」
 
 「何も解らないのに、それでも何か確実な『意味』が欲しいような
 気がする。あるいは『理由』が。自分の『意味』、自分の『理由』
 が欲しい。だが、その『意味』や『理由』がなにを意味するのかが
 わからない。『自分』という意味がわからないからである」
 
 「なぜ欲しいのかもわからない。それでも、終わりと始まり、
 達成と不全、自尊と嫌悪、諦念と未練、既知と未知、自信と不安、
 これらに挟撃されている、この自分という『意味』、この自分の
 人生の『理由』が欲しい」
 
 「顔は老け、身体はたるんだ下降期の青春。悟りきれず、あきらめ
 きれない青い秋。これが終わりながら終わらず、始まりながら
 始まらない『人生の秋』である」
 
 長めの引用となりましたが、「中年」になるまでに積み重ねて
 きた人生と、これからまだ生きていくための迷いと、どうしようも
 ない現実の諦めが「中年」という時期のようです。
 
 「四十にして惑わず」のはずですが、実際は50になっても60に
 なっても分からないことは分からないし、諦めきれないことは
 諦めきれないのです。
 
 ただ、「中年」がそのようにさびしい時期になるかどうかは、
 本人次第だと思います。
 
 今から約10年後の自分に置き換えて想像してみても、おそらく
 人生なんて分からないことばかりで、諦めたことがたくさんあって
 まだまだ迷っていると予想されます。
 
 それでも、いまからやりたいことをずっとやっていければ、自分
 なりに「納得のできる人生だ」と胸張って言えるのではないかと
 思っています。
 
 絶対に寂しいだけの中年を迎えたくはないと思っています。
 
▽歳をとるにつれて、過去のことを悔やむことが多くなる人もいます。

 「あのときにああしていたら...」とか、
 「もっと真剣に勉強していれば」とか、
 私もたまに考えることがあります。
 
 しかし、過去を悔やむことはあまり意味のないことです。
 
 著者は言います。
 
 「もっと若いときからがんばっていたら、という悔いはもはや
 無意味である。いま現在、たどり着いた地点、たどり着いた場所が、
 わたしの、そしてあなたの、とりあえずのゴールである」
 
 人間は生まれる前に自分の人生のストーリーをあらかじめ描いて
 生まれてきます。
 
 したがって、過去のことをどれほど悔やんだとしても、その時点
 では、自分で描いたシナリオ通りの人生しか選択できませんでした。
 
 例えば、「あのときプロポーズしなきゃよかった」と後悔したと
 しても、シナリオはその人と結婚することになっているので、
 後悔することには何の意味もないのです。
 
 後悔するくらいなら自分の人生を思う存分楽しんだ方が良いの
 ではないかと思います。





 この本は、思う存分中年批判が書いてある本です。
 
 中年が中年批判をしているので、その分析には説得力があります。
 
 ただ、中年批判だけではなく、生きるための指針もいくらか書いて
 あります。
 
 「中年」という考え方は、自分次第です。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

死ぬ瞬間(2回目)
死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)
(2001/01)
エリザベス キューブラー・ロス

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:死ぬ瞬間
 副題:死とその過程について
 著者:エリザベス・キューブラー・ロス
 出版:中公文庫
 定価:1048円+税
 購入:ブックオフで550円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4122037662/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1352053%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 1 死の恐怖について
 2 死とその過程に対するさまざまな姿勢
 3 第一段階/否認と孤立
 4 第二段階/怒り
 5 第三段階/取り引き
 6 第四段階/抑鬱
 7 第五段階/受容
 8 希望
 9 患者の家族
 10 末期患者へのインタビュー
 11 死とその過程に関するセミナーへの反応
 12 末期患者の精神療法



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、2001年1月に出版されています。
 
 1998年4月に出版された単行本の文庫版となります。
 
 著者はスイスで生まれ、その後渡米し、シカゴにある大学病院で
 「死とその過程」に関するセミナーを始めた方です。
 
 1969年にこの本を出版し、国際的に有名になりました。
 
 著書も多数あります。



 残される家族にはどのように対すれば良いのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)患者の家族へのケアとは?



 勘違いしていることが多々あります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)患者の家族へのケアとは?

 「末期患者がつねに死を直視してはいられないように、家族も
 患者に付き添うためだけに、他のあらゆる関わりを排除することは
 できないし、してはならない」
 
 「本当に患者の側にいる必要があるときに現実にきちんと向き
 合えるように、家族もときどきは悲しい現実を否認したり、避け
 たりする必要がある」

 「患者は家族を含めた自分の世界から、徐々に自分を引き離して
 いく。しかし、死期が迫り、死に安らぎと受容を感じるように
 なった患者は、最も愛するものを含めたまわりの世界から少し
 ずつ自分を切り離していかなければならないのだということを、
 家族はなかなか理解できない」
 
 「だれにでも多くの大切な人間関係があるが、それらに関わって
 いては、死を迎える心の準備がどうしてできるだろう。患者が
 面会をあと数人の友達だけ、次は子ども、そして最後に妻だけと
 制限するようになったら、そうやって徐々に自分を切り離して
 いくのだなと理解しなければならない」
 
 「だがしばしば家族は、自分が拒絶されていると誤解することが
 ある。この正常で自然な行動に大げさに反応した夫や妻を何人も
 見たことがある」
 
 「死にいたる過程を通ってきたものだけが、こうしてゆっくりと
 穏やかに自分を切り離していけるのだ。それを家族にわからせる
 ことができれば、それ以上の手助けはない」
 
 「それを知ることは、家族にとって慰めや安堵の拠り所となっても、
 悲しみや怒りのもとにはならないはずである。この時期、家族は
 最も助けを必要とするが、患者の方はおそらく助けを最も必要と
 していない」
 
 「だからといって患者を放っておくべきだと言うのではない。
 私たちはつねに患者の求めに応じられるようにしておかねばなら
 ないが、受容と虚脱の段階に入った患者は、人間関係では普通は
 ほとんど何も必要としない」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 自分の死についてもう少し考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「患者の家族へのケア」とはどのように行えば良いのでしょうか?

▽この本は、主に医療に携わる人たちに向けて書かれた本で、ホス
 ピスの現場ではバイブルのようになっているそうです。
 
 とはいっても、専門的な用語はほとんど使われていないので、
 医療の素人の私が読んでもしっかり理解できる内容となっています。
 
 前回は、人が「死」という人生最後のイベントをどのような段階を
 経て受け入れるのかということを紹介しました。
 
 ほとんどの人は次の5段階を経て死に至るそうです。

 第1段階 否認と孤立
 第2段階 怒り
 第3段階 取り引き
 第4段階 抑うつ
 第5段階 受容

 それぞれの段階が明確に分かれているわけではなく、行きつ戻りつ
 しながらも、最終的には自分の死を受容して亡くなっていくのです。
 
 私の母方の祖母が病気になったとき、当時は場所が遠く離れて
 いたために現場にはいなかったのですが、祖母が亡くなった後に
 母の話を聞くと、
 
 「かなりわがままだったみたい」
 
 とのことでした。
 
 最後まで面倒を見ていたのは、伯母さんで特に文句も言わなかった
 そうです。
 
 「わがままだった」というのも、この本を読んでみるとなんとなく
 理由が分かるような気がします。
 
▽前回は、実際に死に行く人へのケアでしたが、他にもケアが必要な
 人たちがいます。
 
 それは患者の家族です。
 
 死に際して人は、死を否定し、そのために周りの人たちから孤立し
 解決の出来ない悩みから鬱状態になったり、と心理面での激しい
 葛藤が現れます。
 
 そのために、患者の家族にとってもそれなりの知識が必要となり、
 また、医療に携わる人たちも、患者の家族に対応するための正しい
 知識が必要となります。
 
 例えば、死期が近い患者には、家族の誰かがずっと付き添うのが
 当たり前だ、といったような考え方は間違いなのです。
 
 患者のために患者の家族が犠牲になるのは、患者にとってもその
 家族にとっても辛いことなのです。
 
 著者は言います。
 
 「末期患者がつねに死を直視してはいられないように、家族も
 患者に付き添うためだけに、他のあらゆる関わりを排除することは
 できないし、してはならない」
 
 「本当に患者の側にいる必要があるときに現実にきちんと向き
 合えるように、家族もときどきは悲しい現実を否認したり、避け
 たりする必要がある」
 
 どちらかというと、患者がいなくなった後に予想される家族の
 形態へと徐々に変化させなければならないのです。
 
▽死期が近くなると人間は自分で解るみたいです。

 自分で死期が近いことがわかるために、患者は少しずつ自分と
 この世とを切り離していくそうです。
 
 著者は言います。
 
 「患者は家族を含めた自分の世界から、徐々に自分を引き離して
 いく。しかし、死期が迫り、死に安らぎと受容を感じるように
 なった患者は、最も愛するものを含めたまわりの世界から少し
 ずつ自分を切り離していかなければならないのだということを、
 家族はなかなか理解できない」
 
 「だれにでも多くの大切な人間関係があるが、それらに関わって
 いては、死を迎える心の準備がどうしてできるだろう。患者が
 面会をあと数人の友達だけ、次は子ども、そして最後に妻だけと
 制限するようになったら、そうやって徐々に自分を切り離して
 いくのだなと理解しなければならない」
 
 「だがしばしば家族は、自分が拒絶されていると誤解することが
 ある。この正常で自然な行動に大げさに反応した夫や妻を何人も
 見たことがある」
 
 「死にいたる過程を通ってきたものだけが、こうしてゆっくりと
 穏やかに自分を切り離していけるのだ。それを家族にわからせる
 ことができれば、それ以上の手助けはない」
 
 「それを知ることは、家族にとって慰めや安堵の拠り所となっても、
 悲しみや怒りのもとにはならないはずである。この時期、家族は
 最も助けを必要とするが、患者の方はおそらく助けを最も必要と
 していない」
 
 「だからといって患者を放っておくべきだと言うのではない。
 私たちはつねに患者の求めに応じられるようにしておかねばなら
 ないが、受容と虚脱の段階に入った患者は、人間関係では普通は
 ほとんど何も必要としない」
 
 人が死に至る過程を家族に説明しておくことも、医療に携わる
 人たちに必要みたいです。





 今回は、患者の家族のケアについて、一部分だけですが紹介しま
 した。
 
 人は確実に死にます。
 
 そして、順番で行けば年齢の高い順に死はやってきます。
 
 確実にやってくる死に対して、私たちはあまりにも準備がなさ
 過ぎるのかもしれません。
 
 死というものをもう少し見つめてみる必要があると思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

死ぬ瞬間
死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)
(2001/01)
エリザベス キューブラー・ロス

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:死ぬ瞬間
 副題:死とその過程について
 著者:エリザベス・キューブラー・ロス
 出版:中公文庫
 定価:1048円+税
 購入:ブックオフで550円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4122037662/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1352053%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 1 死の恐怖について
 2 死とその過程に対するさまざまな姿勢
 3 第一段階/否認と孤立
 4 第二段階/怒り
 5 第三段階/取り引き
 6 第四段階/抑鬱
 7 第五段階/受容
 8 希望
 9 患者の家族
 10 末期患者へのインタビュー
 11 死とその過程に関するセミナーへの反応
 12 末期患者の精神療法



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、2001年1月に出版されています。
 
 1998年4月に出版された単行本の文庫版となります。
 
 著者はスイスで生まれ、その後渡米し、シカゴにある大学病院で
 「死とその過程」に関するセミナーを始めた方です。
 
 1969年にこの本を出版し、国際的に有名になりました。
 
 著書も多数あります。



 死が近くなると人間はどのように振る舞うのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)死に至るまでの5段階とは?



 ほとんどの人は5つの段階を経るそうです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)死に至るまでの5段階とは?

 「私たちの無意識は、自分の命が本当にこの世で終わるとは思って
 いない。自分の命が終わらなければならないとするなら、それは
 常に他人による外部からの悪意ある干渉のせいだ」
 
 「簡単にいえば、私たちの無意識にとっては、死ぬのは殺される
 時だけであり、自然現象や老齢のために死ぬなんて考えられない
 のだ」
 
 「そのために、死は、それ自体が報いや罰をまねくような悪い
 行い、恐ろしい出来事を連想させるのである」

 五つの段階は、以下の通りです。

 第1段階 否認と孤立
 第2段階 怒り
 第3段階 取り引き
 第4段階 抑うつ
 第5段階 受容



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 自分の死について考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「死に至るまでの5段階」とはどのようなものなのでしょうか?

▽著者の本は、以前「人生は廻る輪のように」(Vol.544,2007/11/6)
 を読んだことがあります。
 
 その本では、ずっと人の死を見つめてきた著者が、自分の死が
 近づいた時に得た一種の「悟り」を書いたものでした。
 
 「あらゆる人はひとつの同じ本源からやってきて、その同じ本源に
 帰っていく。わたしたちはひとしく、無条件に愛し、愛される
 ことを学ばなければならない」
 
 「人生に起こる全ての苦難、すべての悪夢、神がくだした罰の
 ようにみえるすべての試練は、実際には神からの贈り物である。
 それらは成長の機会であり、成長こそがいのちのただひとつの
 目的なのだ」
 
 ずっと死を見つめていくと、最終的にスピリチュアルな境地に
 達してしまうみたいです。
 
 今回紹介する本は著者の最初の作品で、末期患者へのインタビュー
 や観察によって、「死が近づいた人間が何を考えているのか」
 ということを研究した内容になっています。
 
▽なぜか人間は「死」に対して恐怖感を抱いています。

 死は人間にとって常に避けたいことであり、できれば死から遠い
 存在でいたい、と考えています。
 
 漠然とではありますが「最終的に自分は死ぬんだ」と頭の片隅
 にはありますが、それでいて
 
 「自分に限って死ぬことは絶対にありえない」
 
 とも考えています。
 
 死は確実にやってくるものだけど、今の自分には関係がない、
 対岸の火事だと思っているのが普通だと思います。
 
 人が死んだことがニュースで頻繁に報道されますが、人は皆
 「自分ではない。他人事」だと考えてしまいます。
 
 著者は言います。
 
 「私たちの無意識は、自分の命が本当にこの世で終わるとは思って
 いない。自分の命が終わらなければならないとするなら、それは
 常に他人による外部からの悪意ある干渉のせいだ」
 
 「簡単にいえば、私たちの無意識にとっては、死ぬのは殺される
 時だけであり、自然現象や老齢のために死ぬなんて考えられない
 のだ」
 
 「そのために、死は、それ自体が報いや罰をまねくような悪い
 行い、恐ろしい出来事を連想させるのである」
 
 だから、人間は死に対して恐怖を感じてしまうようです。
 
▽著者が、身近に確実に死を控えた末期患者たちにインタビューし、
 死へ至るまでに体験する様々な心の葛藤をまとめたところ、人の
 心理状態は、五つの段階を経るということが解ったそうです。
 
 その五つの段階は、以下の通りです。
 
 第1段階 否認と孤立
 第2段階 怒り
 第3段階 取り引き
 第4段階 抑うつ
 第5段階 受容
 
 それぞれを簡単に紹介します。
 
 第1段階 否認と孤立
  
  ほとんどの人は不治の病であることを知ったとき、はじめは
  「いや、私のことじゃない。そんなことがあるはずがない」と
  思ったという。誰にでも最初に訪れるのがこの否認である。
  
  予期しないショッキングな知らせを受けたときにその衝撃を
  やわらげるものとして、この否認という機能があるのだ。
  
  否認はいつでもどんな患者にも必要なものであり、重い病気の
  末期よりむしろ初期に必要である。
  
  死を否認するために、周りの人たち、看護婦や医師、家族や
  友人からみると、とてもわがままに見えてしまうため、孤立
  してしまう。
  
 第2段階 怒り
  
  第1段階の否認を維持することができなくなると、怒り・激情・
  妬み・憤慨といった感情がそれに取って代わる。そして必然的に、
  「どうして私なのか」という疑問が頭をもたげる。
  
  大切にされ、理解され、気にかけてもらい、わずかな時間でも
  割いてもらえる患者は、じきに声をやわらげ、怒って何かを
  要求をすることも少なくなるだろう。
  
 第3段階 取り引き

  患者はまず第1段階では悲しい事実を直視することができず、
  第2段階では自分以外の人間や神に対して怒りを覚える。
  そしてその後、その「避けられない結果」を先に延ばすべく
  なんとか交渉しようとする段階に入っていく。
  
  たいていの場合、願うのは延命であり、その次に、2、3日でも
  痛みや身体的な苦痛なしに過ごさせてほしいということである。
  
  ほとんどの取引相手は神である。
  
 第4段階 抑うつ

  手術をしなくてはならない、再入院を余儀なくされる、いま
  までになかった症状がいろいろ出てくる、体力がなくなって
  きて身体も痩せてくる?そうしたことによって、もはや自分の
  病気を否定できなくなると、末期患者が楽観的な態度をとり
  続けることはできない。無気力さや冷静さ、苦悩や怒りは、
  すぐに大きな喪失感に取って変わられる。
  
  死期の近い患者には、この世との永遠の別れのために心の準備を
  しなくてはならないという深い苦悩がある。
  
 第5段階 受容
 
  この段階に達するまでに、患者はかつてもっていた様々な感情、
  すなわち生きている者や健康な者への嫉妬、まだ死を直視する
  必要のない者達への怒りなどを表現した。多くの大切な人々や
  場所から切り離されえる喪失感を嘆いてきた。そうして患者は
  ある程度の期待をもって、最後の時が近づくのを静観するよう
  になる。
  
  受容を幸福な段階と誤認してはならない。受容とは感情がほと
  んど欠落した状態である。あたかも痛みが消え、苦闘が終わり、
  ある患者の言葉を借りれば「長い旅路の前の最後の休息」の
  ときが訪れたかのように感じられる。
  
  この時期は、患者自身よりもその家族に、多くの助けと理解と
  支えが必要になる。
  
  避けられない死を避けようともがけばもがくほど、死を否定
  しようとすればするほど、受容というこの最終段階に堂々と
  落ち着いて到達するのが難しくなる。
  
 以上、死へ至るまでの人間の心理状態の5段階を紹介しました。
 
 個人差はありますが、ほとんどの人は上記の過程を経て最終的に
 死を受容することになるそうです。
 
 もちろん、病気による末期患者を対象としているので、事故や
 心筋梗塞等、死までの余裕がない場合は違った過程を経るのかも
 しれません。
 
 いずれにしろ、最終的には受け入れざる終えない状況になります。





 この本は、死をテーマとして見つめてきた精神科医が到達した
 死への心理状態の変化を解説した内容となっています。
 
 この過程を知ることによって、周りにいる人たち、医師や看護士が、
 患者とその家族等身近な人たちへの対応を考えることができます。
 
 死への5段階が理解できると、患者が何を考えているのかを理解
 することができ、患者に不快な思いをさせずに死への支度をさせる
 ことができるようになるのです。
 
 次回、もう一度紹介します。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

「ニッポン社会」入門
「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)
(2006/12)
コリン ジョイス

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:「ニッポン社会」入門
 副題:英国人記者の抱腹レポート
 著者:コリン・ジョイス
 出版:生活人新書
 定価:700円+税
 購入:本屋さんで購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4140882034/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4242651%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 壱 基礎編?プールに日本社会を見た
 弐 日本語の難易度?日本語、恐るるに足らず
 参 おもしろい日本語?イライラ、しくしく、ずんぐりむっくり
 四 日本の第一印象?サムライ・サラリーマンなんていなかった
 伍 日本の日常?日本以外では「決して」見られない光景
 六 行儀作法?英国紳士とジャパニーズ・ジェントルマン
 七 独創性?日本人はすぐれた発明家だ
 八 ビールとサッカー?日本の「失われなかった」十年
 九 行動様式?日本人になりそうだ
 九(1/2) ジョーク?イギリス人をからかおう
 十 東京の魅力?わが町、東京を弁護する
 拾壱 東京案内?トーキョー「裏」観光ガイド
 拾弐 ふたつの「島国」?イギリスと日本は似ている!?
 拾参 メイド・イン・ジャパン?イギリスに持ち帰るべきお土産
 拾四 特派員の仕事?イギリス人が読みたがる日本のニュース
 拾五 ガイジンとして?日本社会の「和」を乱せますか?
 拾六 日英食文化?鰻の漬物、アリマス
 拾七 おさらい?ぼくの架空の後任者への手紙



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2006年12月に出版されています。
 
 著者は、英国高級紙「デイリー・テレグラフ」の記者をしていた
 人で、現在はフリーのジャーナリストです。
 
 著書はこの1冊だけです。



 イギリス人から見た日本とはどのような国なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本はどのように見られているのか?



 見る人にもよるみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本はどのように見られているのか?

 「多くの西洋人にとって日本は地球上で最もエキゾチックな国だ
 (日本好きのイギリス人がまさにそう口にするのを僕は聞いた
 ことがある)。あるオーストラリア人の作家は、日本を『不可知
 の国』と呼んだ?まるで、日本は理解されるのを拒んでいる国で
 あるかのように」

 「ただ理解するのに他の国より時間がかかるだけ、そして、探し
 ていた答えが予期していたものとは違うことが多いだけだ」

 「ひょっとしたら、ここまで言うと言い過ぎになってしまうかも
 しれないが、日本人はプールの中でも、彼らが社会で要求されて
 いる役割を演じているように見える」

 「大雑把に言って、日本で100人がうまく利用できるプールが
 あるとすれば、イギリスでは同じ大きさのプールは60人も入れば
 泳げなくなってしまうだろうし、80人を超えると暴動が発生する
 だろう」
 
 「もちろん、イギリスのプールにも規則はある。ただ誰もそれを
 守ろうとしないし、守らせようともしないだけだ。一方、日本は
 たくさんある規則にみんながしたがうことで、上手くやっている
 国である」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 外国人には親切にしよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本はどのように見られている」のでしょうか?

▽最近、外国人から日本がどのように見られているのか、という
 テーマを扱った本を読みました。
 
 山本七平さんの「危機の日本人」は、過去に日本に来た外国人が
 書き、現在でも残っている文献を読んで、室町時代から現在まで
 日本と日本人がどのように見られていたのか、そして、日本は
 今後どのように振る舞えばいいのか、ということを書いた本でした。
 
 また、カレル・ヴァン・ウォルフレンの「人間を幸福にしない
 日本というシステム」では、現代の日本の欠点を詳細に分析し、
 一市民としてどのように行動すればいいのか、ということを書いた
 本でした。
 
 いずれの本も詳細に日本を分析し、今後の日本人がとるべき道を
 真剣に述べた本です。
 
 今回紹介するのは、日本人を詳細に観察はしていますが、庶民的な
 見方をした内容となっています。
 
 著者はイギリス人のジャーナリストで、日本に来て14年になる
 人です。
 
 外国人による日本に関する一般的な意見が次のようにかかれてい
 ます。
 
 「多くの西洋人にとって日本は地球上で最もエキゾチックな国だ
 (日本好きのイギリス人がまさにそう口にするのを僕は聞いた
 ことがある)。あるオーストラリア人の作家は、日本を『不可知
 の国』と呼んだ?まるで、日本は理解されるのを拒んでいる国で
 あるかのように」
 
 「エキゾチック」とは国語辞典を引いてみると、「異国情緒が
 あるさま」と書かれています。
 
 多くの西洋人にとって、日本という国は、得たいの知れない理解
 し難い国のようです。
 
 著者の意見は少し違っています。
 
 「ただ理解するのに他の国より時間がかかるだけ、そして、探し
 ていた答えが予期していたものとは違うことが多いだけだ」
 
 著者はもう長いこと日本にいるので、上記のような意見になる
 みたいですが、日本に来たことがないほとんどのイギリス人に
 とっては、未知の国みたいです。
 
 日本では、たまにイギリスのことを紹介した内容がテレビ等で
 放送されることがありますが、イギリスでは日本のことはほとんど
 報道されないそうです。
 
 たまに新聞に載ったとしても、かなり記事がねじ曲げられて報道
 されているとのこと。
 
 おそらく欧米諸国の人たちにとって、日本は「未知の国」なのでは
 ないでしょうか。
 
▽著者が見た、日本の特徴にはどのようなことがあるのでしょうか?

 本の最初に書かれているのが、日本人のプールの使い方です。
 
 市民プールに言ってみると解りますが、日本のプールは規則が
 多いです。
 
 日本にいるとそんなに気になりませんが、外国人から見ると、
 日本のプールは、日本の縮図が見られるとのこと。
 
 泳ぐところと水遊びをするところとウォーキングするところは
 はっきりと分かれています。
 
 泳ぐところでは、上級者用と初心者用に分かれていて、自分に
 合ったレーンを自主的に泳ぎます。
 
 泳いでいてぶつかったとしても、お互いに頭を下げ合って解決し
 ます。
 
 著者は次のように言います。
 
 「ひょっとしたら、ここまで言うと言い過ぎになってしまうかも
 しれないが、日本人はプールの中でも、彼らが社会で要求されて
 いる役割を演じているように見える」
 
 生まれてからずっと日本に住んでいると、別になんとも思わない
 光景ですが、外国人から見ると、とても珍しい光景に見えるみたい
 です。
 
 また、一部のプールでは、60分毎等の決まった時間に「休憩
 時間」というのがあって、笛の合図とともに水から上がってプール
 サイドで体育座りして5分くらい待ち、再び笛の合図と供に泳ぎ
 始めます。
 
 日本人はこの笛の合図を自分に課せられた役割のように遵守します。
 
 こういったプールでのルールや暗黙のルールは、外国人からすると
 とてもめずらしいことみたいです。
 
 著者は言います。
 
 「大雑把に言って、日本で100人がうまく利用できるプールが
 あるとすれば、イギリスでは同じ大きさのプールは60人も入れば
 泳げなくなってしまうだろうし、80人を超えると暴動が発生する
 だろう」
 
 「もちろん、イギリスのプールにも規則はある。ただ誰もそれを
 守ろうとしないし、守らせようともしないだけだ。一方、日本は
 たくさんある規則にみんながしたがうことで、上手くやっている
 国である」
 
 たしかに、強制力はないにもかかわらず、日本人の習性として
 「規則」があればそれに従ってしまいます。
 
 こういったところにも「お上」に従ってしまう日本人がいます。





 この本には、外国人から見た日本、及び日本人の特徴を、庶民の
 方から観察した内容が書かれています。
 
 著者はかなりの日本通で、東京の良い場所や日本の素晴らしい
 部分をたくさん知っています。
 
 もしかしたら、日本人より日本に詳しいかもしれないし、日本人
 より日本人らしいかもしれません。
 
 一般のイギリス人が日本のことをどう見ているのか、ということを
 知ることができる本です。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

ジーキル博士とハイド氏
ジーキル博士とハイド氏ジーキル博士とハイド氏
(1967/02)
スティーヴンソン、田中 西二郎 他

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:ジーキル博士とハイド氏
 著者:スティーヴンソン
 出版:新潮文庫
 定価:286円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4102003010/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f692555%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、昭和42年2月に出版されています。
 
 著者は、イギリスの詩人・小説家と紹介されています。
 
 著書も何冊かあります。



 どのような物語なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 久々の小説です。楽しんでみましょう。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「ジーキル博士とハイド氏」は、題名はよく聞きますが、物語の
 方は、全く知りませんでした。
 
 同一人物が、ジーキル博士とハイド氏の二つの性格を持っている
 「二重人格」の人の話だと思っていました。
 
 「二重人格」であることは当たってましたが、私が思っていた
 ストーリーとは違っていました。
 
▽物語は弁護士のアタスンとその友人のエンフィールドの日曜の
 散歩途中の会話から始まります。
 
 ふたりはロンドンのとある繁華街の裏町を通りがかったときに、
 気味の悪い建物の前を通ります。
 
 その建物の戸口は1階に一つあるだけで、窓がありません。
 
 建物自体は荒れ放題で、長い間誰も住んでいないような感じです。
 
 その建物の前で、エンフィールドがこの家の戸口から出てきた
 住人の話を始めました。
 
 小柄な男と少女が出会い頭にぶつかった時、男は倒れた少女を
 踏みつけて行こうとしたのです。
 
 それを見ていたエンフィールドはその男を捕まえ、慰謝料を払わ
 せようとします。
 
 男は、ゾッとするほど厭な感じで、何かしら不愉快で、何かしら
 たまらなく憎々しく感じるような人物でした。
 
 男は、集まってきた人たちの前で、その荒れ放題の家の戸口から
 中へ入り、いくらかの現金と小切手を持って出てきたのです。
 
 その小切手が偽物なのではないかと疑ったエンフィールドは、
 その男を連れて銀行に行き、現金に換えるまで確認してきました。
 
 そのとき知った名前が「ハイド」という名でした。
 
▽その名前を聞いた時、アタスンはあることを思い出します。

 それは、アタスンの友人であるヘンリー・ジーキル博士の遺言状
 でした。
 
 その遺言状には、次のように書かれていました。
 
 「医学博士、民法学博士、法学博士、王立協会員、等、等、である
 ヘンリー・ジーキル死亡の場合は、その所有財産はすべて、
 『友人にして恩人たるエドワード・ハイド』の手に譲渡すべきこと」
 
 この遺言状を保管している弁護士のアタスンは、ハイドという
 人のことは全く知りません。
 
 奇妙な遺言状でしたが、確かにジーキル博士の筆跡でした。
 
▽ハイド氏の住居を知ったアタスンは、時間があるときは荒れ放題の
 家の戸口の前で待ち、やっとのことでハイド氏と遭遇します。
 
 ジーキル博士は背が高い人でしたが、ハイド氏は背が低く、顔も
 全く違っていました。
 
▽ある日、事件が起きます。

 上議院議員のカルーという人が、ある通りで何者かに無惨にも
 殴り殺されてしまいます。
 
 その一部始終を、通りに面した建物の2階から見ていた女性が
 いて、犯人のことを知っていたのです。
 
 その犯人とはハイド氏で、とうとう殺人まで犯してしまったのです。
 
▽ハイド氏とジーキル博士の関係を知っているアタスンは、早速
 ジーキル博士の元を訪れ話を聞きます。
 
 しかし、ジーキル博士はハイド氏から受け取ったとされる手紙を
 アタスンに見せました。
 
 その手紙には「迷惑をかけて申し訳ない」というお詫びの言葉が
 書かれていたのです。
 
 この時点でアタスンは、ジーキル博士とハイド氏は、何らかの
 繋がりがあるけれど、同一人物だとは思っていません。
 
 背格好が違うし、顔も違うし、筆跡も違っています。
 
 しかし、筆跡については、たまたまアタスンの友人に鑑定ができる
 人がいて、ジーキル博士の筆跡とハイド氏の筆跡が、大きく違う
 ように見えて、細かい部分が似ていたということが判りました。
 
 字の傾きだけが違っていたのです。
 
▽ジーキル博士とアタスンの古い共通の友人にラニョンという人が
 いました。
 
 ある日、アタスンがラニョンを尋ねたとき、数日前に会ったときは
 元気だったのに、その時見たラニョンには死相が出ていました。
 
 数週間後、ラニョンは死んでしまいますが、死の前にアタスンに
 当てた手紙がありました。
 
 その手紙には「アタスン以外の者、開封すべからず」と書かれて
 います。
 
 アタスンがその手紙を開封してみると、中からもう一通手紙が
 出てきて、そこには「ジーキル博士が死亡、あるいは失踪する
 まで、開封すべからず」と書かれていたのです。
 
 アタスンは、弁護士という職業柄、手紙を見ることなく金庫に
 しまいました。
 
▽ある晩のこと、アタスンの元にジーキル博士の召使いのプールと
 いう男が突然やってきます。
 
 プールはアスタンに、自分の主人、つまりジーキル博士が殺され
 たのではないか?と心配になって尋ねてきたのです。
 
 アスタンがプールと一緒にジーキル博士の家に行き、プールが
 ジーキル博士に声を掛けます。
 
 部屋の中からは「どなたにもお会いできないと言ってくれ」という
 返事がありますが、その声はジーキル博士の声ではありませんで
 した。
 
 アタスンとプールはドアを無理やりこじ開けて部屋の中に入る
 ことを決意します。
 
 そして、2人がジーキル博士の部屋へ踏み込んでみると、そこには...





 昔からよく聞いた「ジーキル博士とハイド氏」の物語は、私が
 勝手に考えていたストーリーとは違っていました。
 
 物語からは、イギリスの少し古い雰囲気が伝わってきます。
 
 全部で120頁くらいの薄い本なので、一日あれば余裕で読めます。
 
 続きが気になる方は読んでみてください。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

人間を幸福にしない日本というシステム(2回目)
人間を幸福にしない日本というシステム人間を幸福にしない日本というシステム
(1994/11)
カレル・ヴァン ウォルフレン

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:人間を幸福にしない日本というシステム
 著者:カレル・ヴァン・ウォルフレン
 出版:毎日新聞社
 定価:1800円(文庫版が出てます)
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4620310190/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f694066%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1部 よい人生を阻むもの
 第2部 日本の悲劇的使命
 第3部 日本はみずからを救えるか?



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1994年11月に出版されています。
 
 著者は、オランダのジャーナリストで、主な関心は「政治文化」
 の研究で、とりわけ経済システムの政治的側面に関する専門家と
 紹介されています。
 
 著書も多数あります。



 外国人から見た日本の欠点とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本システムとは?



 日本は欠点だらけ?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本システムとは?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本システム」とはどのようなシステムなのでしょうか?

▽先日読んだ山本七平さんの「危機の日本人」では、昔日本に来た
 外国人が日本をどの様に見ていたのかということが書かれていま
 した。
 
 その時代々で様々な「しきたり」に柔軟に対応し、現実性を追い
 求める日本人の性格は、長い年月を経ても変わらないみたいです。
 
 そして、どの国のどの民族にしても、同じように欠点はたくさん
 あるし、良い所もたくさんあります。
 
 今回紹介する本は、日本の構造を強烈に批判した内容となってい
 ます。
 
 この著者は「日本は人間を幸福にしない構造になっている」
 という前提でこの本を書いています。
 
 ただ、この本が書かれたのが1994年、今から14年前です。
 
 「その14年の間に日本の状況がどうなったのか」というのと
 「昔の日本人と比較して、今の日本人はどのように変化している
 のか」ということも含めて読んでみました。
 
▽著者は冒頭で次のように問いかけています。

 「『この人生はどこかおかしい』と多くの日本の人が感じている。
 それはなぜか?」
 
 「なぜ、この国には学校嫌いの子供がこれほど多いのか?」
 
 「なぜ、この国の大学には、表情が暗く、退屈そうで、なんの
 理想もないとすら見える学生がこれほど多いのか?」
 
 「なぜ、この国の女性は世界一晩婚なのか?そして、なぜ結婚
 しないと決めてしまった女性の数も驚くほど多いのか?また子供を
 産まないと決めた女性も多い。なぜか?」
 
 著者にはこの日本という国が「うちひしがれた人々の国」に見えて
 いるそうです。
 
 たしかに現在でも、同じようなことが言われていて、14年前と
 何ら変わっていません。
 
 年間3万人を超える自殺者がいて、自殺する理由は様々ですが、
 それだけ「生きていたくない」と感じる人がたくさんいます。
 
 我が家の子どもたちは、いつも「学校がつまらない」と愚痴を
 こぼします。
 
 「ゆとり教育」の結果、宿題プリントを毎日たくさんやるはめに、
 なっています。
 
 その父親である私は、小学校の頃ほとんど宿題もなく、たまに
 宿題が出ても、まともにやった記憶がないので、頭が下がる思い
 です。
 
 諸外国の人たちがどのような生活をしているのか、私には良く
 分かりません。
 
 著者がこれほど指摘するのは、やはり日本がきわだって「うち
 ひしがれた人々の国」だからでしょうか。
 
 しかし、ほとんどの日本人は「住みにくい」とは思いつつも、
 その理由が全く分かっていません。
 
 客観的に自分の国を見ることができないので、住みにくい理由が
 分からないのです。
 
 住みにくい原因を、どうやら著者は分かっているみたいです。
 
▽著者が書いている原因全てを紹介するのはとても無理なので、
 いくつかを箇条書きに書き出してみます。
 
 ・日本の民主主義(デモクラシー)はまだ実現していない。
 
 ・日本は「官僚独裁主義」である。
 
 ・日本では秘密主義が、いまなお権力行使の重要な技法である。

 ・秘密主義は日本の官僚独裁主義を成功させる必要条件である。
 
 ・日本のたいていの新聞は、新聞の第一の使命は市民に情報を
  提供することだなどとは思っていない。メディアは、日本では、
  政治・経済・生活上の「タテマエ」という表向きのリアリティを
  「管理」するための、つゆ払いの役目を果たしている。
  
 ・日本人の「受け身で受け入れる」態度、「シカタガナイ」。
 
 ・日本人の一般的のイメージでは、政治家は基本的に悪人。官僚は
  基本的に善人。
  
 ・日本では各産業部門で、企業の発展計画の方向を、政府省庁や
  経済界の管理者たち(アドミニストレーターズ)が望ましいと
  考える方向に一致させようとする強い強制力が働く。
 
 ・価格は大部分、談合によって決められる。市場占有率や業界内
  順位にいたるまで、多くのことが話し合いで決められている。
  こうした、非公式だがたいへん重要なカルテルのお膳立てを
  するのが、業界団体である。
 
 ・今日の日本は、どこからみても、官と民の協会がどこで始まり
  どこで終わるのかまったく分からない国になってしまった。
  官・民はいわば合併し、融合したのだ。
  
 ・日本の社会はほぼ完全に「政治化」されている。社会のほぼ
  全部が政治システムに組み込まれている。
  
 ・日本には政治勢力としての中間階級(ミドルクラス)がほぼ
  完全に欠落している。
  
 ・日本のサラリーマンには、会社以外で用いるための政治的技術を
  身につける機会が、事実上、ない。
  
 ・会社を、単なる収入源や単なる仕事場と考えるのは許されない。
 
 ・思考、時間、情動、その多くを、サラリーマンは会社に捧げる
  ように強いられる。
  
 ・サラリーマンは会社と結婚している。
 
 ・日本のサラリーマンのほとんどは、父親としての社会的役割を、
  まず果たせない。
  
 等々、ここに書いたのは著者が書いている、日本人が幸福になれ
 ないとする理由のほんの一部です。
 
 現在では状況が変わってきた部分もありますが、基本的に14年前
 とあまり変化はないような気がします。
 
 そして、江戸時代から、もしかしたらそれ以前から、日本システムは
 あまり変わっていないのかもしれません。
 
 山本七平さんが書いたように、日本人には、「お上の御威光」が
 必要みたいです。





 この本は、外国人から見た「日本システム」のおかしいと思われる
 点を詳細に指摘した内容となっています。
 
 他の国と比較すると、当然その違いが見えてくるわけで、もちろん
 良いところもあり、悪いところもあります。
 
 個人的に思うのは、他の国と違うのは当たり前の話で、個人同士の
 能力を比較しても何の意味もないのと同じように、それを比較して
 良いだの悪いだの指摘するのはあまり意味がないことだと思います。
 
 ただ、日本という国を知るには、外国人の意見を聞いてみるのが
 一番正確だと思われます。
 
 次回は、「日本人が個々にどうするべきか」を紹介したいと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

人間を幸福にしない日本というシステム
人間を幸福にしない日本というシステム人間を幸福にしない日本というシステム
(1994/11)
カレル・ヴァン ウォルフレン

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:人間を幸福にしない日本というシステム
 著者:カレル・ヴァン・ウォルフレン
 出版:毎日新聞社
 定価:1800円(文庫版が出てます)
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4620310190/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f694066%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1部 よい人生を阻むもの
 第2部 日本の悲劇的使命
 第3部 日本はみずからを救えるか?



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1994年11月に出版されています。
 
 著者は、オランダのジャーナリストで、主な関心は「政治文化」
 の研究で、とりわけ経済システムの政治的側面に関する専門家と
 紹介されています。
 
 著書も多数あります。



 外国人から見た日本の欠点とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本システムとは?



 日本は欠点だらけ?



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本システムとは?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本システム」とはどのようなシステムなのでしょうか?

▽先日読んだ山本七平さんの「危機の日本人」では、昔日本に来た
 外国人が日本をどの様に見ていたのかということが書かれていま
 した。
 
 その時代々で様々な「しきたり」に柔軟に対応し、現実性を追い
 求める日本人の性格は、長い年月を経ても変わらないみたいです。
 
 そして、どの国のどの民族にしても、同じように欠点はたくさん
 あるし、良い所もたくさんあります。
 
 今回紹介する本は、日本の構造を強烈に批判した内容となってい
 ます。
 
 この著者は「日本は人間を幸福にしない構造になっている」
 という前提でこの本を書いています。
 
 ただ、この本が書かれたのが1994年、今から14年前です。
 
 「その14年の間に日本の状況がどうなったのか」というのと
 「昔の日本人と比較して、今の日本人はどのように変化している
 のか」ということも含めて読んでみました。
 
▽著者は冒頭で次のように問いかけています。

 「『この人生はどこかおかしい』と多くの日本の人が感じている。
 それはなぜか?」
 
 「なぜ、この国には学校嫌いの子供がこれほど多いのか?」
 
 「なぜ、この国の大学には、表情が暗く、退屈そうで、なんの
 理想もないとすら見える学生がこれほど多いのか?」
 
 「なぜ、この国の女性は世界一晩婚なのか?そして、なぜ結婚
 しないと決めてしまった女性の数も驚くほど多いのか?また子供を
 産まないと決めた女性も多い。なぜか?」
 
 著者にはこの日本という国が「うちひしがれた人々の国」に見えて
 いるそうです。
 
 たしかに現在でも、同じようなことが言われていて、14年前と
 何ら変わっていません。
 
 年間3万人を超える自殺者がいて、自殺する理由は様々ですが、
 それだけ「生きていたくない」と感じる人がたくさんいます。
 
 我が家の子どもたちは、いつも「学校がつまらない」と愚痴を
 こぼします。
 
 「ゆとり教育」の結果、宿題プリントを毎日たくさんやるはめに、
 なっています。
 
 その父親である私は、小学校の頃ほとんど宿題もなく、たまに
 宿題が出ても、まともにやった記憶がないので、頭が下がる思い
 です。
 
 諸外国の人たちがどのような生活をしているのか、私には良く
 分かりません。
 
 著者がこれほど指摘するのは、やはり日本がきわだって「うち
 ひしがれた人々の国」だからでしょうか。
 
 しかし、ほとんどの日本人は「住みにくい」とは思いつつも、
 その理由が全く分かっていません。
 
 客観的に自分の国を見ることができないので、住みにくい理由が
 分からないのです。
 
 住みにくい原因を、どうやら著者は分かっているみたいです。
 
▽著者が書いている原因全てを紹介するのはとても無理なので、
 いくつかを箇条書きに書き出してみます。
 
 ・日本の民主主義(デモクラシー)はまだ実現していない。
 
 ・日本は「官僚独裁主義」である。
 
 ・日本では秘密主義が、いまなお権力行使の重要な技法である。

 ・秘密主義は日本の官僚独裁主義を成功させる必要条件である。
 
 ・日本のたいていの新聞は、新聞の第一の使命は市民に情報を
  提供することだなどとは思っていない。メディアは、日本では、
  政治・経済・生活上の「タテマエ」という表向きのリアリティを
  「管理」するための、つゆ払いの役目を果たしている。
  
 ・日本人の「受け身で受け入れる」態度、「シカタガナイ」。
 
 ・日本人の一般的のイメージでは、政治家は基本的に悪人。官僚は
  基本的に善人。
  
 ・日本では各産業部門で、企業の発展計画の方向を、政府省庁や
  経済界の管理者たち(アドミニストレーターズ)が望ましいと
  考える方向に一致させようとする強い強制力が働く。
 
 ・価格は大部分、談合によって決められる。市場占有率や業界内
  順位にいたるまで、多くのことが話し合いで決められている。
  こうした、非公式だがたいへん重要なカルテルのお膳立てを
  するのが、業界団体である。
 
 ・今日の日本は、どこからみても、官と民の協会がどこで始まり
  どこで終わるのかまったく分からない国になってしまった。
  官・民はいわば合併し、融合したのだ。
  
 ・日本の社会はほぼ完全に「政治化」されている。社会のほぼ
  全部が政治システムに組み込まれている。
  
 ・日本には政治勢力としての中間階級(ミドルクラス)がほぼ
  完全に欠落している。
  
 ・日本のサラリーマンには、会社以外で用いるための政治的技術を
  身につける機会が、事実上、ない。
  
 ・会社を、単なる収入源や単なる仕事場と考えるのは許されない。
 
 ・思考、時間、情動、その多くを、サラリーマンは会社に捧げる
  ように強いられる。
  
 ・サラリーマンは会社と結婚している。
 
 ・日本のサラリーマンのほとんどは、父親としての社会的役割を、
  まず果たせない。
  
 等々、ここに書いたのは著者が書いている、日本人が幸福になれ
 ないとする理由のほんの一部です。
 
 現在では状況が変わってきた部分もありますが、基本的に14年前
 とあまり変化はないような気がします。
 
 そして、江戸時代から、もしかしたらそれ以前から、日本システムは
 あまり変わっていないのかもしれません。
 
 山本七平さんが書いたように、日本人には、「お上の御威光」が
 必要みたいです。





 この本は、外国人から見た「日本システム」のおかしいと思われる
 点を詳細に指摘した内容となっています。
 
 他の国と比較すると、当然その違いが見えてくるわけで、もちろん
 良いところもあり、悪いところもあります。
 
 個人的に思うのは、他の国と違うのは当たり前の話で、個人同士の
 能力を比較しても何の意味もないのと同じように、それを比較して
 良いだの悪いだの指摘するのはあまり意味がないことだと思います。
 
 ただ、日本という国を知るには、外国人の意見を聞いてみるのが
 一番正確だと思われます。
 
 次回は、「日本人が個々にどうするべきか」を紹介したいと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

人生の実力
人生の実力―2500人の死をみとってわかったこと人生の実力―2500人の死をみとってわかったこと
(2006/07)
柏木 哲夫

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:人生の実力
 副題:2500人の死をみとってわかったこと
 著者:柏木哲夫
 出版:幻灯社
 定価:1300円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/434401183x/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4076665%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 悲しみが人を成長させる
 第2章 人の気持ちがわかる人
 第3章 人間は弱くもあり、強くもある



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■■□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2006年6月に出版されています。
 
 著者は現在、金城大学の学長、及び、淀川キリスト教病院名誉
 ホスピス長をされています。
 
 著書も多数あります。



 死に際して人は素直になれるみたいです。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)人生の実力とは?



 やはり、生きている時が大切みたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)人生の実力とは?

 「この機会を借りて、読者の皆さんに二つお勧めしたいと思う。
 それは誕生日に死を思い、結婚記念日に癌を語り合うということ
 である」
 
 「この世に生を受けた者は必ず死を迎える。となれば年に1度
 くらい、しっかり自分の死を思ってもよいのではないだろうか」

 「私自信のホスピスでの看取りの体験上、『人生で起こる様々な
 出来事が、たとえ不都合なことであっても、きっと何らかの積極的
 な意味がある』という基本的な信念のようなものを持っている
 人が、自己成長を告げることができるのではないか、と思う」

▽死に際しても自己成長を遂げることが出来る「人生の実力者」の
 定義を、著者は次のように書いています。
 
 「どのような状況に置かれても、その状況を幸せと思える力」

 「物事が順調に進んでいる時には、その人の本当の力は見えにくい。
 幸い、悲しい、苦しい、やるせない状況、すなわち自分にとって
 不都合な状況になった時、どのような態度で与えられた試練に
 対処できるかで、その人の『人生の実力』が決まる」
 
 「苦境の中にも、生きている証を見ることができ、その状況を
 幸せと思えるかどうかで、人間の実力が決まる。人生の実力者は、
 その実力を持っている」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 人生の実力者になろう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「人生の実力」とはどのようなことなのでしょうか?

▽人は、近い将来に必ず死にます。

 これは、この世に生きるどの人にも平等に与えられたイベントで、
 金持ちだから長生きできるとか、貧乏だから短命であるといった
 ことはないみたいです。
 
 期間の長短はありますが、かなり高い確率で死を迎えることに
 なっています。
 
 それなのに、人は死についてなかなか語り合いません。
 
 例えば夫婦に関して見ても、将来確実にやってくるはずの「死の
 場面」について、その時にお互いにどうすればいいのか、どちら
 かが先に死んでしまうわけですが、残された方は何をどうすれば
 いいのか?といった話はしないと思います。
 
 そういった場合、確実にやってくる「死」は「まさか」という
 言葉で表現されてしまいます。
 
 自分が死ぬ場合は
 
 「まさか自分が死ぬなんて...」
 
 ということになるでしょうし、例えば夫が亡くなって妻が遺される
 場合は
 
 「まさか夫が死ぬなんて、これからどうやって生きていけばいい
 の?」
 
 ということになってしまいます。
 
 著者は、このような「まさか」という現象のことを「矢先症候群」
 と名付けています。
 
 やっと定年まで働き通し、これから苦労を掛けた奥さんとゆっくり
 温泉にでも...と思っていた矢先、癌になってしまうとか、
 子ども5人がやっと全員独り立ちし、夫婦2人になり旅行にでも
 行こうか...と思っていた矢先、奥さんが癌になってしまう、
 という状況のことを「矢先症候群」というそうです。
 
 確実にやってくるはずの「死」について話をしておかないから
 「矢先症候群」に陥ってしまうことになります。
 
 これを防ぐために、著者は次のことを進めています。
 
 「この機会を借りて、読者の皆さんに二つお勧めしたいと思う。
 それは誕生日に死を思い、結婚記念日に癌を語り合うということ
 である」
 
 「この世に生を受けた者は必ず死を迎える。となれば年に1度
 くらい、しっかり自分の死を思ってもよいのではないだろうか」
 
 何も誕生日や結婚記念日に「死」や「癌」について話し合わなく
 てもいいかもしれませんが、普段から話し合っておくべき事なの
 かもしれません。
 
▽人は死の瞬間まで成長することができる生き物みたいです。

 著者がホスピスで人の死を看取ってきて分かったことは、人は
 死を前にすると、精神的に一段と成長するということです。
 
 中には成長しない人もいるそうですが、それはその人が持っている
 「基本的な信念」によるみたいです。
 
 著者は言います。
 
 「私自信のホスピスでの看取りの体験上、『人生で起こる様々な
 出来事が、たとえ不都合なことであっても、きっと何らかの積極的
 な意味がある』という基本的な信念のようなものを持っている
 人が、自己成長を告げることができるのではないか、と思う」
 
 スピリチュアル系の本を読んでいると「全ての出来事に偶然はない。
 全て自分で計画したこと」ということが書かれています。
 
 人生で起こる様々なイベントは、自分にとってそれぞれに意味が
 あります。
 
 例えば、自分以外の親しい人の死は、悲しみを体験するために
 必要なことである、といったようなことです。
 
 自分の身の回りに起きること全てを「偶然」と捉えてしまうと、
 自分に不都合なことが起きると全て「運が悪い」、自分に都合が
 良いことが起きると全て「運が良い」という表現になってしまい
 ます。
 
 そこには感謝も無いし、成長もありません。
 
 「人生に起きることをどのように捉えるか」ということを常々
 考えている人が、自分の死に際しても自己成長を告げることが
 できるのです。
 
▽死に際しても自己成長を遂げることが出来る「人生の実力者」の
 定義を、著者は次のように書いています。
 
 「どのような状況に置かれても、その状況を幸せと思える力」
 
 これは、私が今のところ考えている「幸せの定義」と同じです。
 
 究極は「生きていれば幸せ」だと感じることができれば、何に
 対しても幸せを感じることができるのではないかと思います。
 
 著者は言います。
 
 「物事が順調に進んでいる時には、その人の本当の力は見えにくい。
 幸い、悲しい、苦しい、やるせない状況、すなわち自分にとって
 不都合な状況になった時、どのような態度で与えられた試練に
 対処できるかで、その人の『人生の実力』が決まる」
 
 「苦境の中にも、生きている証を見ることができ、その状況を
 幸せと思えるかどうかで、人間の実力が決まる。人生の実力者は、
 その実力を持っている」
 
 死に際しても「人生の実力者」でいたいです。





 この本は、たくさんの人の死を看取ってきた著者が、その死から
 得た様々な教訓を伝えています。
 
 間違いなく確実にやってくる死に対して、どれだけ心の準備が
 できているかで、「死」を幸せにも不幸にも感じることができます。
 
 できることなら「幸せな死」を迎えたいです。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

危機の日本人(2回目)
危機の日本人 (角川oneテーマ21)危機の日本人 (角川oneテーマ21)
(2006/04)
山本 七平

商品詳細を見る



いつもありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:危機の日本人
 著者:山本七平
 出版:角川新書
 定価:686円+税
 購入:ブックオフで350円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4047100307/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4010662%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序 章 相手を知るにはどうするか
 第1章 欧米人の見た日本
 第2章 『看羊録』の日本
 第3章 『人鏡論』の日本
 第4章 未来への課題



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2006年4月に出版されています。
 
 1986年10月に出版された本に、附註を加えたものです。
 
 著者は、評論家・日本研究者と紹介されています。
 
 「日本人論」に関して大きな影響を読書界に与えているそうです。
 
 著書も多数あります。



 日本人とはどのような存在なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本がとるべき態度とは?



 歴史をひもといてみると答えがみつかります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本がとるべき態度とは?

 「日本人は“自然化された自然”によって形成され、“御威光”
 によってそれが保持されている秩序を、イデオロギーと無関係に
 自然的環境のように受け取り、それを“今の掟”として受容し、
 柔軟勝つ誠実にそれに対応することによって摩擦を避け、その
 中で現実に機能するもののみに価値を認め、その結果すべてを、
 経済性と有効性に還元しうる民族である」

 「こういう社会では、精神的救済まで買えるから、カネは無限の
 効用を持つと言ってよい。そうなれば、各人は無限に経済的に
 なりうる」

 「この行き方はきわめて合理的である。それが合理的であることは、
 日本の急速な発展が示しているであろう。日本人は、以上の思想を
 借りものとしてではなく、自らのものとして完全に身につけて
 いるので、自分の思想を少しも意識していない」
 
 「そして意識していないが故に、その合理性のもつ問題点をも
 意識していない」
 
 「問題はここにあり、日本の落とし穴は常にこの点にあるといわ
 ねばならない。過去において日本はそれにつまづいた。将来つま
 ずくのもその点であろう」
 
 「では、その問題点とは何なのか。日本の発展が、それが軍事力
 であれ経済力であれ、その発展を可能とした前提、すなわち
 『御威光によって保持され自然的に形成された国際秩序』を破壊
 させそうになることである」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 日本のことをもっとたくさん知ろう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本がとるべき態度」とはどのようなことなのでしょうか?

▽前回は、日本以外の外国の人たちがどのように日本を見ていたのか
 を紹介しました。
 
 文献が残っている室町時代から日本人の特性というのはそんなに
 変わっていないみたいです。
 
 たとえ時代が変わったとしても、その「国」、もしくは「地域」、
 小さな単位で見ると「家族」の性格というのは、そんなに変わる
 ものではないのかもしれません。
 
 意識はしていませんが、代々受け継がれていくみたいです。
 
 このことを踏まえると、今後日本がとるべき行動というのが見えて
 きます。
 
▽過去の文献や、太平洋戦争から現在までの日本人を観察した結果
 著者は日本人のことを以下のように分析しています。

 「日本人は“自然化された自然”によって形成され、“御威光”
 によってそれが保持されている秩序を、イデオロギーと無関係に
 自然的環境のように受け取り、それを“今の掟”として受容し、
 柔軟勝つ誠実にそれに対応することによって摩擦を避け、その
 中で現実に機能するもののみに価値を認め、その結果すべてを、
 経済性と有効性に還元しうる民族である」
 
 補足説明をします。
 
 ここで言う「自然」とは、「天地自然の理」つまり人間の社会を
 含めた自然的環境のことです。
 
 要するに、今の習わしに従い、今の掟を守ることです。
 
 日本人は、昔から法律や宗教の教えよりも、「今の掟」「その
 時々のしきたり」に従って生活してきました。
 
 次に、「御威光」とは「お上の御威光」のことで、徳川時代も
 幕府の御威光があり、明治になると明治天皇の御威光があり、
 国際社会での日本を見ても、明治期は大英帝国の御威光の元に
 バランスをとって存在していたし、戦後はアメリカが御威光と
 なっています。
 
 また、マルクス主義のような抽象的なイデオロギーは、日本人
 には不向きのようで、実効性のないものは評価しません。
 
 日本人は、抽象的な思想だけで現実味が薄いものには興味がなく、
 いつの時代も「機能至上主義」で生きてきました。
 
 これは、宗教に関しても、思想に関しても、教養・身分・地位・
 結婚・医師や技能士の資格までも「商品化」していることから
 分かります。
 
 したがって、産業革命のような機械と技術が直接的に役に立つと
 見れば、異常な好奇心をもってこれを導入・習得し、その機械を
 作り出します。
 
 「機能至上主義」と、上記のような「経済至上主義」とが結び
 つくと、全てが「産業化」します。
 
 日本はその歴史を見ると、昔から何でも産業化してきました。
 
 著者は言います。
 
 「こういう社会では、精神的救済まで買えるから、カネは無限の
 効用を持つと言ってよい。そうなれば、各人は無限に経済的に
 なりうる」
 
 これは現在にも十分言えることだと思います。
 
 さらに著者は言います。
 
 「この行き方はきわめて合理的である。それが合理的であることは、
 日本の急速な発展が示しているであろう。日本人は、以上の思想を
 借りものとしてではなく、自らのものとして完全に身につけて
 いるので、自分の思想を少しも意識していない」
 
 「そして意識していないが故に、その合理性のもつ問題点をも
 意識していない」
 
 「問題はここにあり、日本の落とし穴は常にこの点にあるといわ
 ねばならない。過去において日本はそれにつまづいた。将来つま
 ずくのもその点であろう」
 
 「では、その問題点とは何なのか。日本の発展が、それが軍事力
 であれ経済力であれ、その発展を可能とした前提、すなわち
 『御威光によって保持され自然的に形成された国際秩序』を破壊
 させそうになることである」
 
 この部分が未来への日本の課題のようです。
 
▽以上のようなことを踏まえると、国際社会の中で、今後日本がとる
 べき道というのが見えてきます。
 
 まずどうしても「御威光」が必要になります。
 
 そして、「今の掟」では、経済力だけでは御威光になれません。
 
 経済力の他に軍事力が必要になります。
 
 つまり、日本自体が「御威光」にはなれないのです。
 
 過去の日本は、経済力無しに軍事力だけで「御威光」になろうと
 しましたが、失敗しています。
 
 「御威光」になるには「総合的国力」を必要とします。
 
 「御威光」が創り出す秩序を「今の掟」として受容し、柔軟勝つ
 誠実にそれに対応することによって摩擦を避けていく、という
 のがこれからの国際社会での日本の立場となります。
 
 納得いかない方もいるかもしれませんが、歴史をひもといてみると
 どうもそうらしいです。





 今回は、日本の歴史を分析した結果、これからの日本のあり方に
 ついて著者の考えを紹介しました。
 
 よく「歴史は繰り返す」と言いますが、なぜ繰り返すのかというと
 時代が変わっても、その民族の性格が変わらないからだと思います。
 
 いくら、「歴史に学べ」と言っても少数人数が学んでも、民族の
 性格は変わりようもありません。
 
 だから「歴史は繰り返す」のかもしれません。



最後まで読んでいただきありがとうございます。ご協力お願いします(クリックしてください)→人気blogランキングへ


 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

 【メルマガバックナンバー】→ http://www.mag2.com/m/0000194014.html
 【豊かな人生研究委員会HP】→ http://www.oyajimushi.com/
 【楽天日記】→ http://plaza.rakuten.co.jp/successread
 【FC2ブログ】→ http://successread.blog66.fc2.com/
 【ライブドアブログ】→http://blog.livedoor.jp/oyajimushimushi/
 【アメバブログ】→http://ameblo.jp/oyajimushi

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。