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おやじむし

Author:おやじむし
私「おやじむし」の人生のメインテーマである「何をするためにこの世に生まれてきたのか」を知ること、そして、「豊な人生を送る」という目標のために日々読書し、そこから得たことをアウトプットしたものです。

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診療室にきた赤ずきん
診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界 (新潮文庫)診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界 (新潮文庫)
(2004/08)
大平 健

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:診療室にきた赤ずきん
 副題:物語療法の世界
 著者:大平健
 出版:新潮文庫
 定価:362円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101160813/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1703921%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ねむりひめ
 三ねんねたろう
 幸運なハンス
 食わず女房
 ぐるんぱのようちえん
 ももたろう
 赤ずきん
 うらしまたろう
 三びきのこぶた
 いっすんぼうし
 つる女房
 ジャックと豆の木



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■□□□



 この本は、平成16年9月に出版されています。
 
 平成6年6月に出版された単行本の文庫版となります。
 
 著者は、精神科医で、東大医学部卒業後、しばらくしてペルーに
 1年滞在し、貧民街で診療をしていたそうです。
 
 帰国後は聖路加病院に勤務されています。
 
 著書も多数あります。




 物語で病気を治すことができるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)物語療法とは?



 思いもよらないことが隠されているみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)物語療法とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「物語療法」とはどのような治療法なのでしょうか?

▽「赤ずきん」や「三匹のこぶた」、「ももたろう」や「うらしま
 たろう」等、日本の昔話や童話には不思議な話がたくさんあります。
 
 そういった中には、近代になってから創作された物語もありますが、
 ほとんどは、昔から伝わる物語です。
 
 そして、昔から伝わる話には何かしらの意味が隠されています。
 
 難しい解説を後世に伝えようとしても、時を経るに従って、語る
 人がいなくなります。
 
 そういった場合、何らかの簡単な例え話にして伝えると、枝葉の
 部分は変わっても、主題は変わらずに後世まで語られることに
 なります。
 
 昔話や物語は、人が生きていく中で昔の人達が気がついたことを
 教訓として子どもたちに教えるために、物語にしたものだと思わ
 れます。
 
 したがって、大昔から伝わる昔話や物語・伝説などは、無意味な
 物語ではないのかもしれません。
 
▽著者が精神科の医師として、患者を診察する際に、たまに昔話や
 物語を例として引用するそうです。
 
 そこにはやはり何らかのメッセージ隠されていて、それを患者の
 「鏡」として話して聴かせるそうです。
 
 すると、説明しても分からなかった問題点がハッキリと分かって
 くることがあるそうです。
 
 そして患者が何かに気づくのが、著者が「物語療法」と呼んでいる
 治療法です。
 
▽昔話や物語には様々な教訓が含まれていますが、そこにはある
 共通したテーマが含まれている物語が多いそうです。
 
 そのテーマとは「食」。
 
 例えば、「桃太郎」はきびだんご、「赤ずきん」も狼に食べられる
 話だし、「3匹のこぶた」や「狼と7匹のこやぎ」も同じです。
 
 「ヘンゼルとグレーテル」もお菓子の家が出てくるし、「ジャック
 と豆の木」も食べ物が出てきます。
 
 物語に出てくる「食」は、どうやら何かを象徴しているようです。
 
▽たとえば「狼と7匹のこやぎ」に登場する狼は飢えていて子山羊
 たちを食べようとします。

 著者は言います。
 
 「狼は飢えていましたが、食べ物に飢えていたのではありません。
 愛に飢え、愛を受ける者に嫉妬していたのです」
 
 「愛を受ける者とは子山羊たちのことです。子山羊たちは、母山羊
 が食べ物を持って帰るのを待っていました」
 
 「ところで、愛の原義は『饋(き)』」すなわち食物の贈り物
 です。子山羊たちは母の愛を待っていたのです」
 
 もし狼が空腹なだけなら、森へ出かけた母山羊を襲って食べて
 しまってもいいはずですが、狼はそうはしませんでした。
 
 そうなってしまうと、物語としてもイマイチ盛り上がりにかけます。
 
 なぜ、狼は母山羊を襲わなかったのでしょうか。
 
 著者は言います。
 
 「母山羊は食物を持って帰る『饋』すなわち愛の主だからです。
 愛に飢えている者は、愛を与えてくれそうな者を襲うことはでき
 ません」
 
 狼は、子山羊を6匹食べた時点で眠くなってしまい、結果的に
 お腹に石を詰められて死んでしまいます。
 
 狼は自らの嫉妬心で滅びてしまったと考えることができるのです。
 
 元もとの物語を作った人がどのように考えていたのかは今となって
 は分かりませんが、昔話や物語に含まれる「食」というテーマは
 人間の欲望を現しているのではないかと思われます。
 
▽このように、精神的に悩んでいる人達に、悩みを説くためのヒントを
 簡単に伝えられるのが昔話や物語なのです。





 この本は、実際に著者の所にやってきた患者の話を元に、事例
 としていくつかの治療過程を紹介しているものです。
 
 むりやりな部分がないでもないですが、それで患者の悩みが晴れる
 のであれば何の問題もないと思います。
 
 精神科医の書いた本を読むと、「人の話を聴く」ということの
 大切さが理解できます。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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天命の暗号
天命の暗号天命の暗号
(2006/08/29)
出口 光

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:天命の暗号
 著者:出口光
 出版:中経出版
 定価:1600円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4806125172/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4118066%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 天命を探求するための方法
 第2章 天命はどこに存在するのか
 第3章 嘆きから天命をつかむ
 第4章 人生の統合から天命をつかむ
 第5章 聴き方から天命をつかむ
 第6章 天命を仕事に人間関係に生かす
 第7章 命の暗号を解く
 第8章 天命に志す



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■■■
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、2006年9月に出版されています。
 
 著者は、大学で4年間教鞭ととった後、実業の世界へきた人で、
 メキキの会という会の会長をされています。
 
 著書も何冊かあります。



 人間一人ひとりに天命は与えられています。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)自分の天命を知る方法とは?



 ぜひ知りたいですね。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)自分の天命を知る方法とは?

 質問1:あなたは、自分だけの天命があるだろうか
 
 質問2:あなたは生活のために生きてますか、それとも、自分の
     本当にやりたいことにために生きてますか
 
 質問3:本当の自分とは何だろうか
 
 質問4:あなたは2人の自分を認識しているだろうか
 
 質問5:あなたが人生で、いやだいやだと、嘆きながら続けて
     きたことは何か
      
 質問6:なぜあなたは、嘆きながらも特定の行動を続けるのか
 
 質問7:あなたは人の心の動きと、どう関わっているのか
 
 質問8:あなたの過去の人生を貫いているもの、それは何か
 
 質問9:あなたは自分の未来をどれくらい肯定的に含んでいるのか
 
 質問10:あなたは、自分の人生をどのように観察しているのか
 
 質問11:あなたは、人の話をどのように聴いているのか
 
 質問12:あなたは、なぜ特定の聴き方をしているのだろうか
 
 質問13:あなたは、いつもどのように人を見ているのか
 
 質問14:あなたの仕事の中に、天命が表現されているだろうか
 
 質問15:あなたは、人をどのように動機づけているか
 
 質問16:あなたは、人とどのような関係をつくりたいのか
 
 質問17:あなたの本当にやりたいことは、どこにあるのだろうか
 
 質問18:あなたは自分の天命と、どのように関わっているのか
 
 質問19:あなたの天命は変化するだろうか
 
 質問20:どのように天命の封印を解けばよいのか
 
 質問21:あなたの魂が望む本当の成功とは、一体何だろうか
 
 質問22:あなたは、今までの人生を受け入れ、自分を認めることが
     できるだろうか



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 自分の天命をもう一度考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「自分の天命を知る方法」とはどのような方法なのでしょうか?

▽本をたくさん読むようになったとき、成功法則本を飽きるほど
 読みました。
 
 そこには、ほとんど同じことが書いてあって、

 「願望を紙に書くと実現する」とか
 「成功した自分を強くイメージすればそれは実現する」とか
 「失敗という言葉は無い、失敗はあきらめただけ」とか
 「ワクワクすることをやればかならず成功する」とか
 
 決まり文句が決められているような感じで書かれていました。
 
 読み始めの頃は、自分でも「必ずできる」と思い、書いてある
 通りにいろいろ試してみても、どこかで「何か違うな」と思って
 いたような気がします。
 
 結局、2年くらい経過しますが、成功法則本に書いてある巨万の
 富を得るような「成功」には、とんと縁がないようです。
 
▽そして、精神世界の本を読んで次第に考えるようになったのは、

 「人は一人ずつ役割が決まっていて、その役割をまっとうする
 ためにこの世に生まれてきている」
 
 ということです。
 
 つまり、目指せば誰もが成功法則本に書いてある「成功」が手に
 入るわけではなく、生まれる前に自分で描いてきたシナリオ通りの
 人生を送るだけなのだということです。
 
 自分の役割が分かれば、必ずしも成功法則本に書いてある「成功」
 にこだわる必要はなくなります。
 
 そう考えて、現在「自分のミッション」というのを考えて、それに
 沿って生活するということをやっています。
 
▽この本では、人間一人々が持っている役割のことを「天命」と
 呼んでいます。
 
 そして、この本に書いてある「22の特殊な質問」に答えることに
 よって、自分の天命を自覚できるようになるのです。
 
 その「22の質問」を書き出してみます。
 
 質問1:あなたは、自分だけの天命があるだろうか
 
 質問2:あなたは生活のために生きてますか、それとも、自分の
     本当にやりたいことにために生きてますか
 
 質問3:本当の自分とは何だろうか
 
 質問4:あなたは2人の自分を認識しているだろうか
 
 質問5:あなたが人生で、いやだいやだと、嘆きながら続けて
     きたことは何か
      
 質問6:なぜあなたは、嘆きながらも特定の行動を続けるのか
 
 質問7:あなたは人の心の動きと、どう関わっているのか
 
 質問8:あなたの過去の人生を貫いているもの、それは何か
 
 質問9:あなたは自分の未来をどれくらい肯定的に含んでいるのか
 
 質問10:あなたは、自分の人生をどのように観察しているのか
 
 質問11:あなたは、人の話をどのように聴いているのか
 
 質問12:あなたは、なぜ特定の聴き方をしているのだろうか
 
 質問13:あなたは、いつもどのように人を見ているのか
 
 質問14:あなたの仕事の中に、天命が表現されているだろうか
 
 質問15:あなたは、人をどのように動機づけているか
 
 質問16:あなたは、人とどのような関係をつくりたいのか
 
 質問17:あなたの本当にやりたいことは、どこにあるのだろうか
 
 質問18:あなたは自分の天命と、どのように関わっているのか
 
 質問19:あなたの天命は変化するだろうか
 
 質問20:どのように天命の封印を解けばよいのか
 
 質問21:あなたの魂が望む本当の成功とは、一体何だろうか
 
 質問22:あなたは、今までの人生を受け入れ、自分を認めることが
     できるだろうか

▽この質問の中で、「なるほど」と思ったのは、質問5と質問6です。

 どうやら自分の天命とは、嘆きながらもずっと続けてきたことに
 隠されているみたいです。
 
 自分が現在している仕事がいやでいやで仕方がないのだけれど、
 なぜか続けている場合、理由は分からないけど、もう10年も
 20年も続けている場合、どうやらそれは「天命」に関わっている
 みたいです。
 
 著者は言います。
 
 「残念ながら天命を仕事に、人生に生かすためには、自分が
 『いやだ、いやだ』と思っていることに、真摯に向き合わなければ
 ならない」
 
 また、「嘆き」とは形を変えて現れるそうです。
 
 著者は言います。
 
 「この嘆きは、形を変えて現れる。ときには『感謝しろ』という
 怒りとして、あるいは、人の助けになれるのか『自信がない』
 という不安として、私には、『無理だ』という諦めとして、また、
 『やらずにはいられない』という焦りとして、表出することもある」
 
 この2つの質問に自分で答えてみるだけでも「もしかして...」
 と思い当たることがあります。





 この本は、自分の天命を知るための方法が、22の質問に沿って
 詳細に説明されています。
 
 この本で定義されている「成功」は、自分の天命を志して生きる
 ことです。
 
 もしかしたらそこには富も名声も権力も何もないかもしれませんが
 自分の役割を生きることで、魂が納得するのではないかと思います。
 
 私にとって、巷にあふれる成功法則本よりは、この本の成功法則
 の方がしっくりきます。
 
 お勧めの本です。



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今日、ホームレスになった
今日、ホームレスになった―13のサラリーマン転落人生今日、ホームレスになった―13のサラリーマン転落人生
(2006/07)
増田 明利

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:今日、ホームレスになった
 副題:13のサラリーマン転落人生
 著者:増田明利
 出版:新風舎
 定価:1200円+税
 購入:ブックオフで650円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4289005144/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4081623%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 CASE 1 エリートビジネスマンの暗転
 CASE 2 漂流するホワイトカラー
 CASE 3 社長失格
 CASE 4 明日なき若者たち



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は、2006年7月に出版されています。
 
 著者は、不動産管理会社に勤務しながらルポライターとして取材
 活動を続けている方です。
 
 著書も何冊かあります。



 どのような理由でサラリーマンがホームレスになってしまう
 のでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)なぜ、ホームレスになってしまうのか?



 なるべくしてなったという人もいますが...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)なぜ、ホームレスになってしまうのか?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 支援できる方法を考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「なぜ、ホームレスになってしまう」のでしょうか?

▽私が勤務する会社の近くを流れる大きな川沿いに、ブルーシートで
 覆われた小屋がズラッと並んでいるのが見えます。
 
 また、東京ではどこに行ってもホームレスの姿を見ることができ
 ます。
 
 駅から会社まで歩く道にも、ホームレスの人達が座って、力無く
 うなだれている姿を見ることもあります。
 
 あるいは、固く冷たいコンクリートの上にダンボールを敷いて
 寝ている人もいます。
 
 そして、それを無視するようにたくさんのサラリーマンの群れが
 足早に通り過ぎていきます。
 
 見慣れた風景になってしまいました。
 
 しかし、この本を読んでみると、路上でうなだれているホーム
 レスと、しっかりした足取りで過ぎ去っていくサラリーマンは
 紙一重でしかないように感じられます。
 
▽2003年度の調査では、全国のホームレスは25296人に
 および、大阪府が一番多く、東京都、愛知県、神奈川県、福岡県の
 順になっています。
 
 そして、ホームレス全体の65%の人は何らかの仕事をしてい
 ますが、平均的な月収が5万円未満の人が80%を締めるそう
 です。
 
 この収入では、この日本で普通に生活できるように社会復帰する
 のは難しい状況です。
 
 そして問題は、ホームレスの状態が長い人ほど、社会復帰の意欲が
 低下する傾向にあることです。
 
 不運(?)にもホームレスになってしまい、最初は何とか普通の
 生活に戻りたいと思っていますが、どう頑張っても実現しそうも
 ない状況になってしまうのです。
 
 そのままズルズルとホームレスの期間が長くなってしまい、「もう
 どうでもいいや」と考えてしまうようになるのです。
 
▽では、どうやってサラリーマンがホームレスになっていくので
 しょうか、事例を一つ紹介します。
 
 元自動車部品メーカーの管理職だった57歳の男性は、現在代々木
 公園に住んでいます。
 
 都内の私大を卒業して、大手自動車会社系列の電子部品メーカーへ
 入社し、そこで管理職に昇進します。
 
 しかし、バブル崩壊とともに、会社の合理化があり、そのリストラ役
 を押しつけられることになります。
 
 最初は、コスト削減から始まり、給与の据え置き、賞与のカット
 が始まり、最終的に人員整理をすることになってしまったのです。
 
 リストラするのは自分より年上の技能職の人達が対象で、その
 人達に業務命令で仕方なく退職を要請しますが、「恨んでやる」
 とか、「お前、ただですむと思うな」と罵られ、神経性の
 胃炎にまでなってしまいます。
 
 こういった話を聞くといつも思うのですが、こういったリストラの
 宣告は会社の最高責任者の社長がやるべきだと思います。
 
 嫌な役を社員に押しつけるのは間違っているのではないかと思う
 のですが...
 
▽リストラが進むと、会社の業績も上がり、これで安泰と思った
 矢先、その会社の社長が「業績が回復してきた今こそ経営基盤を
 強めたい」と言い出し、さらなるリストラを始めてしまったのです。
 
 仕方がないとは言え、勝手な言い分です。
 
 そこで、人件費の高い管理部門の中高年を整理することになって
 しまいました。
 
 定年まで3年を切っている人達は規定の退職金に12ヶ月分上乗せ
 して退職させ、50歳以上の管理職のうち半分を降格させて配置
 転換するというものでした。
 
 この男性は、平社員に降格され、給料も7万円減らされて工場
 勤務を命じらてしまいます。
 
 ところが、数ヶ月経つと次から次へと配置転換され、最終的に
 工場の清掃員を命じられてしまいます。
 
 若い社員からは「何もあそこまでして会社にしがみつくことも
 ないのに」と陰口を言われていたそうです。
 
 以前、リストラ役をやっていたために、「ザマアミロ」と思って
 いた人もいたようです。
 
 そういった役を押しつけられたのは、この男性だけではなく、
 いろいろな部署の管理者達でした。
 
 いやがらせして「はやく退職しなさい」というメッセージだった
 のですが、それでもしがみついていると、専務に呼ばれ、
 
 「3月末で解雇ということになります」
 
 と軽く言われ、リストラされてしまったのです。
 
 30年勤めて退職金は1000万円。
 
 職安に通い、求人広告に100通以上履歴書を出しますが、まっ
 たく相手にされません。
 
 資格や専門的能力のない元中小企業の事務職は売り込めるものが
 何もないのです。
 
▽そこから再就職までに要した時間は2年4ヶ月後でした。

 退職金は使い果たしてしまい、息子のアパートに同居していました。
 
 再就職先は郊外の引っ越し運送会社の嘱託作業員でしたが、仕事中
 に別の作業員にケガを負わせてしまい、家具は壊れ、家の壁に
 大きなヒビを入れてしまったのです。
 
 「あなたの年齢ではこの仕事は無理ですよ。この先、また事故を
 起こされてはかないませんので辞めてもらいます」
 
 と解雇され、住んでいた寮は出て行かざるを得ず、収入も住まい
 も同時に無くなってしまいます。
 
 所持金はすぐに底をつき、弟のところへ行って用立ててもらいますが、
 3度目に行ったときに、「金をせびりにくるだけならもう来ないで
 くれ」と言われてしまいます。
 
 職安に行っても57歳の男性に求人はありません。
 
 お金はまったくなくなり、家族の元へ帰る電車賃もありません。
 
 その家族には「惨めな姿を見せたくない」という気持ちがあって、
 戻ろうかどうしようかと迷っている間に、気が付いたら公園で
 生活していました。
 
▽一人のサラリーマンがホームレスになる過程を簡単に紹介しました。

 ホームレスになる人は何か特別な事情があるわけではなく、私と
 同じように普通のサラリーマンをやっていた人が半数を占める
 そうです。
 
 考えなくてはならないのは、どうすればホームレスにならなくて
 すむのか、ということと、そこからどうやって普通の生活に戻るか
 ということです。
 
 そして、現在普通のサラリーマンである人たちは、ホームレス
 という社会的な弱者をどうすれば助け合うことができるのかを
 考えていかなければならないのではないかと思います。
 
 この本を読む限り、ホームレスになるサラリーマンは、決して
 ダメな人間ではなく、決して仕事を怠けていたわけでもなく、
 ただただ不運としか言いようがない人生を歩いてきた人達のように
 思えます。
 
 したがって、その姿を見てさげすむのではなく、支援の方法を
 考えなければならないように思います。





 この本は、サラリーマンや経営者がどのようにホームレスになって
 しまうのかが詳細に語られています。
 
 中には借金に追われしょうがなく、という人もいますが、そうでは
 なく、ごく普通のサラリーマンだった人がほとんどです。
 
 それでも、はいつくばって生きていく姿は、死を選ぶよりましだと
 思います。



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心の底をのぞいたら
心の底をのぞいたら (ちくま文庫)心の底をのぞいたら (ちくま文庫)
(1992/01)
なだ いなだ

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:心の底をのぞいたら
 著者:なだいなだ
 出版:ちくま文庫
 定価:440円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4480025952/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f512282%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 一 こころの底は深い
 二 おばけがこわいのは・・・
 三 二つのこわさ
 四 三十六計、逃げるにしかず
 五 痛いと、手をひっこめる
 六 あいつはくさいぞ
 七 人間と動物のこころ
 八 人間が忘れてきたこと
 九 無意識の世界
 十 自我の構造



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■□□□



 この本は、1992年1月に出版されています。

 1971年4月に「ちくま少年図書館12」として筑摩書房から
 刊行された単行本の文庫版となります。
 
 著者は、作家、評論家であり、精神科医でもあります。
 
 著書も多数あります。



 心の底にはなにがあるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)「こわい」とはどういうことか?



 怖かったら逃げるに限ります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)「こわい」とはどういうことか?

 「この感情が、なぜたいせつかというと、それは、この感情が、
 人間が安全に生きてゆくために、どうしても必要な本能に結び
 ついているからだ。その本能は、個体保存の本能と呼ばれるもので、
 危険から自分のからだを守り、いのちを守ろうと働く」

 「これは、ある意味ではいいことだ。人間は信じることで安心
 できるし、よい行動をするように仕向けられる。しかし、つごうの
 悪い面も持っていると、ぼくは思う」
 
 「正直者はけっして不幸にならないと信じている者は、不幸に
 なった人間は、不正直だと思うことになるからだ。人間は努力
 次第で、かならず成功すると思っている人間は、失敗して苦しんで
 いる不幸な人間を、みんな努力のたりないなまけものだと、決めて
 しまう」
 
 「こうした考えが、世の世の中の不幸な人たちを罪のない、ただ
 運の悪いだけの人達として、みんなで助けて平和な世界を作ろう
 とするのを邪魔するのである」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 不安をコントロールしよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「こわい」とはどういうことなのでしょうか?

▽この本は、たぶん思春期にあたる子どものために書いた本だと
 思われます。
 
 37年前に書かれた本で、その当時思春期を迎えていた人は、
 もしかしたら読んだかもしれませんが、現在思春期を迎えた人達が
 この本を読むかというと、おそらく読まないと思います。
 
 専門用語等の難しい言葉は使わずに書かれているので、大人が
 読んでも理解できる内容となっています。
 
▽何が書かれているかというと、半分哲学書みたいな内容であり、
 半分は心理学、若干自己啓発といったところでしょうか。
 
 明確な答えを示すわけではなく、青少年が考えるためのヒントを
 得られるような内容です。
 
 その中で、「こわい」という感情についての解説があるので、
 その部分を紹介したいと思います。
 
▽「怖い」という感情は、生きていくうえでとても大切な感情です。

 「怖い」というのは、何か別の対象が存在していて、その存在を
 回避するための感情です。
 
 著者は言います。
 
 「この感情が、なぜたいせつかというと、それは、この感情が、
 人間が安全に生きてゆくために、どうしても必要な本能に結び
 ついているからだ。その本能は、個体保存の本能と呼ばれるもので、
 危険から自分のからだを守り、いのちを守ろうと働く」
 
 動物は「怖い」という感情がないと、生きていくことができません。
 
 それは食物連鎖の頂点に立つ人間にしても同じです。
 
 例えば、道路を渡るときに「怖い」という感情がなければ、大変
 な危険にさらされます。
 
 人間にとって「怖い」という感情は必要です。
 
▽「怖い」という感情には対象があります。
 
 でも、その対象をしっかりと把握していると、年齢を重ねる毎に
 「怖い」という感情をコントロールすることができるようになって
 きます。
 
 先程の道路を渡る例でいうと、横断歩道で信号が青になるまで
 待って、左右を確認して渡れば安全ということがわかれば、「怖い」
 という感情をコントロールすることができるようになるのです。
 
 ところが、「怖い」という感情を抱いている対象が分からない
 場合があります。
 
 これが「不安」と言われる感情です。
 
▽この「不安」という感情があるために、人間は様々な行動を起こし
 ます。
 
 「不安」であるために、自分の胃に穴を開けたり、「がん」に
 なったりと、自分の身体を傷つけることもあります。
 
 また、「不安」であるために、人を傷つけたり、最悪の場合、
 戦争まで始めてしまいます。
 
 そして、「不安」は、自分の身体を自分自身で殺してしまうことも
 あるのです。
 
 この「不安」という感情は、よくよく考えてみると、未来に対して
 持つものです。
 
 過去の出来事に対して「不安」を抱くことはありません。
 
 過去の出来事に関連して未来が不安になることはたくさんあり
 ますが、すでに起きた出来事に対して不安になることはありません。
 
 まだ実現していない出来事を、「実現するのではないか?」と不安に
 なってしまうのです。
 
 心の働きを見ると、「実現するのではないか?」という不安の
 感情で心が押しつぶされると、その不安が実現する可能性が高く
 なります。
 
 不安に思っていることが実現するメカニズムは以外と簡単で、
 自分で招きよせているだけなのです。
 
▽ところが普通の人はそうは思いません。

 「不安」から遠ざかるために、いろいろなことを始めます。
 
 その一つが宗教で、神様を信じて正しいことをしていれば、心に
 抱いている「不安」な出来事は起こらないと信じられるのが宗教
 です。
 
 正義は必ず勝ち、邪悪はかならず罰せられると信じることで、
 不安を取り除こうとするし、人間は努力しだいで成功すると信じる
 ことで安心しようとします。
 
 ところが、この考え方はかなり危険です。
 
 著者は言います。
 
 「これは、ある意味ではいいことだ。人間は信じることで安心
 できるし、よい行動をするように仕向けられる。しかし、つごうの
 悪い面も持っていると、ぼくは思う」
 
 「正直者はけっして不幸にならないと信じている者は、不幸に
 なった人間は、不正直だと思うことになるからだ。人間は努力
 次第で、かならず成功すると思っている人間は、失敗して苦しんで
 いる不幸な人間を、みんな努力のたりないなまけものだと、決めて
 しまう」
 
 「こうした考えが、世の世の中の不幸な人たちを罪のない、ただ
 運の悪いだけの人達として、みんなで助けて平和な世界を作ろう
 とするのを邪魔するのである」
 
▽このような考え方は、宗教だけに特定されるわけではありません。
 
 現在の学校教育が同じような考え方をしています。
 
 「成績があがらないのは努力がたりない怠け者だ」
 
 と、子どもたちに必死になって努力して良い成績を取るように
 し向けています。
 
 日々のテストや、成績通知書等がその目安となります。
 
 学校で教える勉強は、人間を構成する要素のほんのわずかな部分で
 しかないのに、そのことだけに努力することを強いるのです。
 
 学校教育だけでなく、社会全体がそういう考え方になってしまって
 いるのが現在の日本です。
 
 もしかしたら日本だけではないかもしれません。
 
 
 「怖い」という感情は、人間が生きていくために必要な感情ですが、
 「不安」はできるだけ感じないで生きていくことが必要です。





 この本は、思春期を迎えた青少年に対して書かれた本です。
 
 はたして現在の青少年が読むかどうかは分かりません。
 
 逆に、現在、生きることに「不安」を抱えた大人が読んでもいい本
 かもしれないです。
 
 もう一つ、ここでは紹介できませんでしたが、怖いときは「逃げる」
 ことが必要です。
 
 大人はもう少し「逃げる」ことが必要だと思います。



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博士の愛した数式
博士の愛した数式博士の愛した数式
(2003/08/28)
小川 洋子

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:博士の愛した数式
 著者:小川洋子
 出版:新潮社
 定価:1500円+税(文庫版が出ています)
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/410401303x/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1588399%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 ※目次はありません。



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■□□□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2003年8月に出版されています。
 
 著者は作家で、1991年に「妊娠カレンダー」という作品で
 芥川賞を受賞しています。
 
 著書も多数あります。



 難しい数学の本かと思いきや...



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。



 小説は楽しんで読むに限ります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)楽しんで読もう。

 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
▽ブックオフに行って、買う本がなくブラブラ歩いているときに、
 目に止まったのがこの本でした。
 
 ふだんはあまり読まない小説というジャンルですが、本棚に何冊か
 並んでいたので、なぜか買ってしまったのです。
 
 本の帯には、「第1回本屋大賞受賞作」とあり、2006年に
 本屋さんが一番売りたい本として選んだのがこの本です。
 
 映画にもなったみたいです。
 
▽主人公は「博士」と呼ばれる老人です。

 語っているのは「私」で、家政婦の仕事をしています。
 
 博士は、17年前に事故に遭い、その時に頭を打って記憶が不自由
 になってしまいました。
 
 博士が記憶できる時間は80分。
 
 わずか1時間20分しか記憶を保持することができません。
 
 博士の記憶は1975年で止まったままになっています。
 
 それまで博士は、ある大学の数学研究所の教授をしていましたが、
 義姉と乗っていた車がセンターラインをはみ出してきた対向車と
 正面衝突し、頭を強く打ち重体となってしまいます。
 
 意識が戻ってみると、事故以前の記憶はありますが、事故以降は
 物事を80分しか覚えていることができなくなっていたのです。
 
▽「記憶が80分しか保持できない」ということは、どういう状態
 なのでしょうか。
 
 例えば、誰かと出会って話をして分かれ、それから80分後に
 出会ったとしても、先程出会った記憶がなくなっていて、「はじめ
 まして」ということになってしまうのです。
 
 出会った人とずっと一緒にいれば、その人のことを覚えていることは
 できます。
 
 しかし、人間は眠らなければなりません。
 
 博士は、朝目覚めるたびに全てがリセットされ、新たな一日が
 始まるのです。
 
 これはかなり辛そうです。
 
 朝起きた時は1975年の状態に戻ってしまうのです。
 
 博士はそんな記憶を補うために、メモ用紙に必要な情報を書いて、
 いつも着ている背広のいたる所に、クリップで留めているのです。
 
 ほとんどは、何かの数式が書かれていて、何の役にたっているのか
 分かりません。
 
 そのメモの中には、
 
 「僕の記憶は80分しかもたない」
 
 というのがあり、朝起きて背広を着ると、そのメモが一番目に
 つくところに貼ってあって、博士はそれを見て、自分の記憶が
 80分しか持たないことを認識するのです。
 
 毎朝、何も覚えていない自分がいて、全く新たな人生が始まるの
 です。
 
 「自分の記憶が80分しかもたない」と気が付いた時は、とても
 悲しくなってしまうのです。
 
▽その博士の元へ、「私」は家政婦として働きにいくことになりま
 した。
 
 依頼者は博士と一緒に車に乗っていて、事故で左足が不自由に
 なってしまった博士の義姉で、この人は未亡人です。
 
 博士は、この未亡人宅の離れに住んでいます。
 
 例え肉親が側にいるとしても、80分しか記憶が保持できない
 博士にとって、年老いていく肉親は自分の知らない人になって
 しまいます。
 
▽家政婦の仕事をしている「私」は、小学生の息子と2人で生活
 しています。
 
 ある時、博士に「子どもをほったらかしにして働いているのは
 ダメだ」と言われ、息子は小学校が終わってから博士の家に来る
 ようになります。
 
 そこで、3人で晩ご飯を食べるようになります。
 
 博士は最初に息子に会ったときに、息子の頭のてっぺんがルート
 記号のように平らだったため、この息子のことを「ルート」と
 呼びます。
 
 しかし、博士の記憶は80分しか持ちません。
 
 家政婦の「私」も、息子のルートも、毎日初めて出会う人なのです。
 
 背広の見やすい位置に、「私」の下手な似顔絵と、「家政婦さん」と
 書いた紙がクリップで留めてあるのです。
 
 やがてそこには「ルート。家政婦さんの息子」と書き足されました。
 
 その3人がいろいろなドラマを演じます。





 この本は、「本屋さんが一番売りたい本」に選ばれただけあって
 面白い物語になっています。
 
 ネットで検索してみると、単行本と文庫本遭わせて205万部を
 売り上げているそうです。
 
 物語としては面白かったのですが、さすがに205万部売れる
 だけあって、「毒」が全くありません。
 
 思いっきりハッピーエンドってわけでもなく、悲しい結末になる
 わけでもなく、ちょっとだけ心温まるお話です。



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コーランを知っていますか
コーランを知っていますか (新潮文庫)コーランを知っていますか (新潮文庫)
(2005/12)
阿刀田 高

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:コーランを知っていますか
 著者:阿刀田高
 出版:新潮文庫
 定価:552円+税
 購入:本屋さんで購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101255296/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f3709980%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1話 扉を開けると
 第2話 象の年に生まれて
 第3話 アラーは駱駝を創った
 第4話 預言者たちが行く
 第5話 妻を娶らば
 第6話 神は紙に描けない
 第7話 砂漠のフェミニズム
 第8話 救世者の称号
 第9話 君去りし後
 第10話 聖典の故里を訪ねて



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、平成18年1月に出版されています。
 
 平成15年8月に単行本が出版され、その文庫版となります。
 
 著者は作家で、国立国会図書館に勤務しながら執筆活動をされて
 いるそうです。
 
 様々な賞をもらっている方です。
 
 著書も多数あります。



 何が書いてあるのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)コーランの教えとは?



 神の啓示です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)コーランの教えとは?

 「慈悲あまねく慈悲深きアラーの御名において。
 
 万有の主、アラーにこそ全ての称賛あれ、
 
 慈悲あまねく慈悲深き御方、
 
 最後の審(さば)きの日の主宰者に。
 
 わたしたちはアラーにのみ崇め仕え、アラーにのみ御助けを請い願う。
 
 わたしたちを正しい道に導きたまえ、
 
 アラーが御(み)恵みを下された人々の道に、
 
 アラーの怒りを受けし者、また踏み迷える人々の道ではなく」
 
 
 「“わたしたちはアラーにのみ崇め仕え、アラーにのみ御助けを
 請い願う。”は、とても大切。うっかりしているとと見過ごして
 しまいそうだが、ここにある“アラーにのみ”はかりそめのもの
 ではなく、アラーが唯一の神であること、他の神にはけっして
 浮気しないことを宣言している。唯一神アラーに呼びかけて
 “正しい道”に導いて欲しいと願っているのだ」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「コーランの教え」とはどのようなものなのでしょうか?

▽宗教の勉強の一環として購入した本です。

 「コーラン」でアマゾンを検索しても、難しそうな本ばかり出て
 きます。
 
 大きな本屋さんに行って、いくつか手にとって中を読んでみると、
 この本が一番読みやすそうだったので買ってきました。
 
 一番簡単そうでも363ページあります。
 
▽「コーラン」とは、誰もが知っていると思いますが、世界第2位の
 信者、約10億人を持つイスラム教の聖典です。
 
 当然、イスラム教徒はこのコーランを大切にし、生きるための
 指針としています。
 
 コーランは、全部で114章で構成されていて、その内容は多岐
 に渡ります。
 
 人間であるマホメットが得た「神の啓示」を20年間に渡って
 書き連ねたのがコーランで、すべては「神の言葉である」という
 ことになっています。
 
▽雰囲気を味わってもらうために、コーランの一番最初「開端」
 という題名がついている章を紹介します。
 
 「慈悲あまねく慈悲深きアラーの御名において。
 
 万有の主、アラーにこそ全ての称賛あれ、
 
 慈悲あまねく慈悲深き御方、
 
 最後の審(さば)きの日の主宰者に。
 
 わたしたちはアラーにのみ崇め仕え、アラーにのみ御助けを請い願う。
 
 わたしたちを正しい道に導きたまえ、
 
 アラーが御(み)恵みを下された人々の道に、
 
 アラーの怒りを受けし者、また踏み迷える人々の道ではなく」
 
 著者は言います。
 
 「“わたしたちはアラーにのみ崇め仕え、アラーにのみ御助けを
 請い願う。”は、とても大切。うっかりしているとと見過ごして
 しまいそうだが、ここにある“アラーにのみ”はかりそめのもの
 ではなく、アラーが唯一の神であること、他の神にはけっして
 浮気しないことを宣言している。唯一神アラーに呼びかけて
 “正しい道”に導いて欲しいと願っているのだ」
 
 「唯一神」を信ずるのは、ユダヤ教とキリスト教も同じです。
 
 それもそのはずで、この3つの宗教はどうやら同じ「唯一神」を
 崇めているのです。
 
 最初にユダヤ教が現れ、旧約聖書(ユダヤ教の場合は単に聖書)
 が創られていました。
 
 そのユダヤ教からキリスト教が生まれます。
 
 イエスはユダヤ教のラビ(僧)でした。
 
 キリスト教は旧約聖書と、それに加えてキリストを中心として
 物語りが書いてある新約聖書を合わせて「聖書」としています。
 
 元もとの旧約聖書の全てを含んでいるわけではないですが、ほぼ
 同じ構成の旧約聖書+新約聖書を「聖書」としています。
 
 そして、紀元6世紀頃に、マホメットに降りた神の啓示を書いた
 のがコーランですが、その頃にはユダヤ教の聖書とキリスト教の
 新約聖書が存在していたので、コーランにはそれらの聖書に出て
 くる物語がたくさん出てくるのです。
 
 つまり、立場的には、旧約聖書に書かれているのも預言者を通して
 伝えられた神の啓示。
 
 新約聖書も預言者イエスを通して伝えられた神の啓示。
 
 「それだけでは足りなかったので」預言者マホメットを通して
 伝えられた神の啓示がコーランということになっています。
 
 コーランはユダヤ教もキリスト教も含んでいるという形になって
 いるのです。
 
 モーセも出てくるし、イエスも出てきます。
 
 したがって、イスラム教徒はユダヤ教徒やキリスト教徒との結婚
 は許されていますが、それ以外の宗教の信者とは結婚してはいけ
 ないことになっているそうです。
 
 ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じ一神教だから結婚しても
 良いそうです。
 
 イスラム教は仏教を認めていません。
 
 仏教の祖である「ブッダ」は人間だからダメなんだそうです。
 
 ということは、日本の「八百万の神々」なんて絶対に受け入れ
 られないのではないでしょうか。
 
▽ユダヤ教には聖書の他に「タルムード」という日々の生活を規定
 する膨大な量の文献がありますが、イスラム教にも「ハーディース」
 という、これはマホメットの言葉や行動や考えを示した、これも
 膨大な量の文献があるそうです。
 
▽読んでみて個人的に思うのは、「神の啓示」であるけれど、マホ
 メットに都合の良いように書かれているような気がしてならない
 です。
 
 しかたないですけど...





 この本は、コーランに書かれている事について、全てではありま
 せんが、そのエッセンスが書かれています。
 
 ただ、読んでいるうちにどうでもよくなってくるのは、私自身が
 コーランに興味が湧かないのか、言っちゃ悪いですが、コーランに
 書いてあることが、ところどころウソっぽいような感じがする
 からかもしれません。
 
 こんなことはイスラム教徒ではないから言えることかもしれませんが...
 
 コーランに出てくる神様は、人間に罰を与える、やけに厳しい
 神様です。



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死にゆく妻との旅路
死にゆく妻との旅路 (新潮文庫)死にゆく妻との旅路 (新潮文庫)
(2003/08)
清水 久典

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:死にゆく妻との旅路
 著者:清水久典
 出版:新潮文庫
 定価:362円+税
 購入:ブックオフで200円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101186219/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1587952%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 序 章 冬の日
 第1章 一緒に―西へ
 第2章 腕の温もり
 第3章 鳥取砂丘
 第4章 富士山
 第5章 夏の海辺、死の影
 第6章 鈴の音
 終 章 喪の時



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :□□□□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■■■■□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、平成15年9月に出版されています。
 
 元もとは「新潮45」という雑誌に掲載された後、大幅に加筆され
 出版されました。
 
 著者は、中学卒業後、縫製会社に勤務し、やがて自分の工場を
 持ち経営するようになります。



 なぜこんなことに?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)幸せとは?



 考え方を変えるしかないような気がします。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)幸せとは?

 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 幸せの意味をもう一度考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「幸せ」とは何でしょうか?

▽ブックオフで本を探している時に、ふと目に付いたのがこの本
 でした。
 
 著者は作家ではなく、ごく普通の一般の人です。
 
 1947年(昭和22年)に生まれ、中学校卒業と同時に縫製
 会社に就職します。
 
 その後、高度成長期を縫製業一筋に生き、やがで、小さいながらも
 自分の工場を経営するまでになります。
 
 しかし、時が経つに連れ、中国製の安価な製品が市場に出回る
 ようになり、工場の経営は傾き、やがて借金の保証人になりますが、
 借りた人は返せないまま行方不明となります。
 
 その後、絵に描いたような不幸が訪れます。
 
 金策に走り回り、あちこちでお金を借りますが、やがて行き詰まり
 最終的に膨大な謝金を抱えてしまうのです。
 
 自己破産寸前まで追いつめられた時、それまで黙って付いてきた
 妻がガンであることが判明します。
 
▽高度成長期からバブル崩壊後、現在に至るまで上記のように、
 自分で小さな工場を経営していた人が、どのくらい経営破綻し
 借金まみれになったのでしょうか。
 
 良くて自己破産、悪ければ夜逃げ、最悪は自殺といった構図が
 見えてきます。
 
 安価な製品を安い賃金の国に求めるのは、「儲け」を考えたときに
 はしかたのないことかもしれません。
 
 しかし、それは自分の国の同じような中小企業の息の根を止める
 ことになります。
 
 読んでみると、著者はそのような多くの人達の中の一人に過ぎま
 せん。
 
 しかも、借金まみれでにっちもさっちもいかなくなり、あちこち
 金策に走り回り、家に帰った時、妻の様子がおかしいことに気が
 付きます。
 
 この著者は、現実逃避する傾向が強く「従業員に給与を払うための
 金策」と言いつつ、何の確信もない昔の知り合いを追いかけて、
 2ヶ月とか3ヶ月とか家に帰らなくなります。
 
 車の中で一人で生活し、各地の職安を巡って職探しをしたりしま
 すが、単なる現実逃避で、膨大な借金という現実から逃れたい
 だけでした。
 
 2ヶ月ぶりに家に帰ってみると、妻の様子がおかしく、著者は
 病院に連れて行きます。
 
 そこでガンであることが判明し、手術を受けることになります。
 
 手術代は著者の姉に出してもらいます。
 
 著者の妻は大腸ガンで、手術して患部を取り除きますが、医者
 には「早くて3ヶ月で再発します」と冷たく言われます。
 
 その後も、著者は現実から逃れるために、また病気の妻を残した
 まま逃避生活入ってしまいます。
 
 そして、何ヶ月かしてどうしようもなくなってノコノコと帰って
 きます。
 
 しかし、帰ってきたときに妻はかなり弱ってました。
 
 著者は妻に「病院へ行こう」と言いますが、妻は「いやだ」と
 言い張ります。
 
 病院に行くと、また一人になるからいやだと言うのです。
 
 「離れたくない」と。
 
▽著者と妻は、著者が会社を経営する前に勤めていた工場で知り
 合います。
 
 著者はあまり妻のことを省みる人ではありませんでした。
 
 好き勝手に生活し、自分の工場を経営している時は、ほとんど
 家庭を省みなかったのです。
 
 著者は妻のことを「お母さん」と呼び、妻は著者のことを「オッサン」
 と呼びます。
 
 手術後の妻を放って逃避生活をして帰ってから、妻が弱っている
 のを見て、初めて「申し訳ない」と思うようになります。
 
 著者は、自分の兄弟や親戚にもお金を借りていて、もう親戚を頼る
 わけにもいかなくなっていました。
 
 弱っている妻をワゴン車に乗せ、なけなしの50万円を持ったまま
 妻と2人の逃亡生活に出ます。
 
 車の中で生活しながら、各地の職安で職を探し、住めるところを
 探しますが、なかなか上手く行きません。
 
 そのうち、職を探すのもしなくなります。
 
 そして、次第に妻が弱っていくのが手に取るように分かります。
 
 著者は「病院に行こう」と妻にいいますが、妻は「病院はいや。
 病院に行くと離ればなれになるから。これ以上一人になるのはいや」
 と言いはります。
 
 著者もお金の事を妻に言われるとそれ以上病院に行くことを勧める
 わけにもいかなくなるのです。
 
▽妻との逃亡生活も9ヶ月に入ったとき、著者は妻の最後の時が
 近いことを悟ります。
 
 やがて...





 結果的に著者は「保護者遺棄致死」という罪で逮捕されてしまい
 ます。
 
 車に乗ったホームレスのような生活をしていて、絵に描いたような
 不幸な夫婦でしたが、妻の死にゆく姿を毎日車の中で見つつ、
 「離れたくない」という妻に、結婚して初めて「いとおしさ」を
 感じるようになります。
 
 妻の呼び方も「お母さん」から名前に代わり、これまで一緒に
 いてやれなかった分、ずっと死ぬまで一緒にいました。
 
 他人が見ると不幸な2人ですが、2人にとっては濃密で幸せな
 時間だったのではないかと思われます。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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いつも「忙しい」を言い訳にする人たち
いつも「忙しい」を言い訳にする人たちいつも「忙しい」を言い訳にする人たち
(2003/03/25)
ベス・ソーイ

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:いつも「忙しい」を言い訳にする人たち
 著者:ベス・ソーイ
 出版:ソニー・マガジンズ
 定価:1500円+税(文庫版が出てます)
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4789720217/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1540437%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 プロローグ
  第一章 バランスの取れた生活を送るのが、どうしてこんなに
      むずかしいのだろう?
 PART1 心の内側に目を向ける
  第二章 自分にとって大切なものを見きわめる
  第三章 動機を理解する
  第四章 バランスの獲れた生活より野心
 PART2 自分の時間を取り戻す(時間はどこにあるのか
  第五章 時間はどこにあるのか
  第六章 繁忙期に使えるふたつのアプローチ
  第七章 あなたをそこまで働かせているのは誰?
  第八章 Eメール、ボイス・メール、携帯電話?主導権は誰の手に?
  第九章 自分に時間の贈りものをする
 PART3 特別な状況、特別な対応
  第十章 子育てとバランス
  第十一章 子どもなし、配遇者なし、バランスなし―どうして?
  第十二章 転職して、バランスの取れた生活を維持する方法
 PART4 未来に目を向ける
  第十三章 一生を通じてのバランス習慣



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2003年3月に出版されています。
 
 著者はオンライン証券会社最大手の副社長だった人で、自他共に
 認める仕事人間でしたが、出産を機に人生を見つめ直したそうです。
 
 現在は、全米で執筆・講演活動もこなし、人気を博しているそう
 です。



 この手の本は何冊も読みましたが...



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)どうやって時間を作るのか?



 時間が欲しい人はたくさんいます。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)どうやって時間を作るのか?

 「死ぬ前にあなたは、他にどんなことを達成したと思うだろうか。
 誰の記憶に、どんなかたちで残りたいだろう?つまりは、あなたは
 どんな人間になりたいのか」

 賢い時間の使い方には、次にあげる6つのテクニックがあるそう
 です。
 
 1.優先順位をつける
 
 2.人にまかせる
 
 3.簡略化する
 
 4.時間に制限をつける
 
 5.先送りする
 
 6.削除する



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 考え方を変えよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「どうやって時間を作る」のでしょうか?

▽久々にビジネス書を読みます。

 しかも、この手の本は過去に何冊読んだか分かりません。
 
 「このくそ忙しいのにどうやって読書する時間を作り出せばいい
 のか」
 
 そう思っている方もたくさんいると思います。
 
 「まとまった時間が取れたとき(例えば年末年始の休みとか)に
 読書しよう」
 
 このように思う方も多いのではないでしょうか。
 
 でも、今時間が捻出できないということは、おそらく1週間後も
 時間は無いし、もし時間ができたとしても、その時間を「読書」に
 使うでしょうか。
 
 多分使いません。
 
 書評メルマガを読んでいる方は、おそらく考え方が違うと思います。
 
 考え方とは「何を優先するか?」です。
 
 「読書する時間がない」と思っている方は、読書の優先順位が
 低いだけで、書評メルマガを読んで「どの本を読もうか」と
 考えている方は読書の優先順位が高いだけなのです。
 
 「人生において何を優先させるか?」
 
 ということが、生活していくためにはどうしても必要になります。
 
 家庭、仕事、趣味、人間関係、読書、旅行等々、全てを満足して
 やり遂げようとすると、パニックになります。
 
 もし全てをできたとしても、どれも少しずつしかできなくて、
 どれも満足しないと思います。
 
 優先順位を決めなくてはならないのです。
 
▽よく本に書いてあるのは、仕事と家庭の両立です。

 特に日本人はワーカーホリックが多くて、仕事の方に重きを置いて
 いる人がたくさんいます。
 
 仕事にたくさんの時間を割いて、平日は朝早くから夜遅くまで、
 ひどいときには休日まで仕事に時間を使っている人がいます。
 
 そうやって仕事に多くの時間を割いても、結局その仕事から、
 
 「もうあなたは必要ありません」
 
 と言われてしまう人もいます。
 
 しかたないので家庭に目を向けてみると、家庭からも
 
 「もうあなたは必要ありません。お金だけでいいです」
 
 と言われてしまう人もいます。
 
 こうなってしまうと悲しいですね。
 
 人生は優先順位を真剣に考えないと何も残らなくなります。
 
 著者は言います。
 
 「死ぬ前にあなたは、他にどんなことを達成したと思うだろうか。
 誰の記憶に、どんなかたちで残りたいだろう?つまりは、あなたは
 どんな人間になりたいのか」
 
 この部分がクリアになっていないと、人生さまようことになります。
 
 と偉そうなことを書きつつ、私自身、未だに明確な答えは出てま
 せん。
 
 誰の記憶にどんな形で残りたいかもあまり考えてませんが、ただ、
 死ぬときに「けっこう楽しかった」と思いつつ、満足感と共に
 死にたいと考えています。
 
▽優先順位を決めることが大切なのは分かりました。

 それでも時間は足りません。
 
 私も現在は好き勝手にやりたいことやってますが、今でも
 「1日が48時間あればいいのに」と思っています。
 
 いちおうこの本は「時間術」がメインの本なので、時間の節約
 方法も少し紹介します。
 
 賢い時間の使い方には、次にあげる6つのテクニックがあるそう
 です。
 
 1.優先順位をつける
 
 2.人にまかせる
 
 3.簡略化する
 
 4.時間に制限をつける
 
 5.先送りする
 
 6.削除する
 
 「優先順位をつける」は上記で説明しました。
 
 他に個人的に使えると思うのは、「時間に制限をつける」と
 「削除する」です。
 
 特に「削除する」はとても使えます。
 
 「自分にはどれもできない」そう思って削除すれば、以外とばっ
 さり切り捨てることができます。
 
 そして、あんまり困ることもないです。
 
 優先順位をつけて、可能ならばばっさり削除する。
 
 人生って短いです。





 この本は、基本的には時間術の本ですが、「生き方」を考えさせ
 られる本でもあります。
 
 時間の捻出テクニックは根本的な解決にはなりません。
 
 「何を大切にするか?」といった問題を解決しない限り、時間は
 作れないと思います。
 
 そのためには、自分が今持っている様々な価値観を変えることが
 必要だと思います。



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虜人日記
虜人日記 (ちくま学芸文庫)虜人日記 (ちくま学芸文庫)
(2004/11/11)
小松 真一

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:虜人日記
 著者:小松真一
 出版:ちくま学芸文庫
 定価:1300円
 購入:本屋さんで購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4480088830/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1729852%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 漂浪する椰子の実
 密林の彷徨
 虜人日記



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■■
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■■



 この本は2004年11月に出版されています。
 
 1975年6月に出版された本の文庫版となります。
 
 著者は、科学者として大蔵省醸造試験場、農林省米穀利用研究所を
 経て、台湾でブタノール工場を創設した方です。
 
 1944年、フィリピンに軍属としてブタノール生産のために
 派遣されます。
 
 敗戦と共に1946年まで捕虜生活をし、復員後、食品加工の
 企業を設立しています。



 捕虜の生活とはどのようなものだったのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)捕虜の生活とはどのようなものなのか?



 体験した人じゃないと分からないです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)捕虜の生活とはどのようなものなのか?

 「ここへ来てから糧秣を腹一杯食べたのは登校後2、3日だけで、
 その後は段々に減り、新しい所長になってからはめっきり悪くなり、
 唯の百グラムの米で2日間暮らせというような事になり、土民
 との物々交換も厳重に取り締まられたので、みな体力はめっきり
 衰えた」
 
 「栄養失調で死ぬ者が続出した。朝起きたら隣の男が死んでいた
 というようなこともあり、一日に平均7人も死亡者が出た。自分
 も腹がペッコリとへこんでしまい、生命の恐怖さえ感ずるように
 なった」
 
 「山の生活で人情味をすっかり失った者が捕虜になり、多少常人
 に返りかかったのが、また逆に戻ってしまった。人の食物を盗ん
 だり、かくれ食い等、盛んに行われた。収容所内の草原で、バッタ、
 蛙を捕らえ食べる者もあった」

 「レイテには、全ミンダナオ、全ビザヤ地区の傷兵が何万と集まった
 が、手足、ことに足を失った者は少なかった。それは戦争で手足
 を失った者が少なかったのではなく、負け戦なので傷病兵のほと
 んどは病死か、自決、他殺されてしまった。それで例外的な者
 以外は来ていないので、見た目には少なく感ずるのだ」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 平和に感謝しよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「捕虜の生活とはどのようなもの」なのでしょうか?

▽この本は、先日紹介した山本七平さんの「日本はなぜ敗れるのか」
 (Vol.573?Vol574,12/7?12/8)で取り上げられていた本です。
 
 太平洋戦争で日本陸軍に徴用され、ブタノールという燃料の研究
 のためにフィリピンへ派遣されますが、敗戦と共にアメリカ軍に
 投降し、その捕虜生活の時に書かれた内容です。
 
 軍人ではなく、一般人として戦争に参加し、その視線で、しかも
 現地でかかれたものであるため、戦争当時の一般人の考え方として、
 貴重な資料となっています。
 
 ところどころに絵も挿入されていて、その絵がまた上手く、当時の
 様子がよくわかるようになっています。
 
 また、文章も読みやすく、なかなか教養の高い人だと思われます。
 
▽日本の軍隊の問題点、そして、日本人の特性というのは、「日本
 はなぜ敗れたのか」でいくつか紹介したので、今回は捕虜の生活
 の様子についていくつか紹介します。
 
 捕虜としてアメリカ軍に投降する直前は、ジャングルの山の中を
 さまよい、食べるものもほとんど無く、中には戦友を殺して、
 その肉を食べて生き延びた人もいたそうです。
 
 捕虜になってみると、最初の数日は食べ物は豊富にあるし、収容所の
 所長も優しい人で、腹一杯食べられたそうです。
 
 しかし、所長が交代するとともに、捕虜の人数もかなり増えて
 しまい、逆に食べ物が不足するようになります。
 
 人間は「食べ物」が無いと、人間らしさを失います。
 
 最低限の食べ物があって初めて人間として生きていけるように
 なるのです。
 
 食べる物がなくなると、他の動物と同じで、食べ物を奪い合い、
 強い者が食物にありつくということになります。
 
 しかも、ジャングルでさまよっているときは、少なくとも自由に
 行動できるため、自然に存在するものは、自分で集めることが
 できれば食べることができましたが、捕虜になると外に出ることが
 できないため、食べ物を与えられないと、ジャングルにいたとき
 よりも「死」が身近になります。
 
 著者はその様子を次のように書いています。
 
 「ここへ来てから糧秣を腹一杯食べたのは投降後2、3日だけで、
 その後は段々に減り、新しい所長になってからはめっきり悪くなり、
 唯の百グラムの米で2日間暮らせというような事になり、土民
 との物々交換も厳重に取り締まられたので、みな体力はめっきり
 衰えた」
 
 「栄養失調で死ぬ者が続出した。朝起きたら隣の男が死んでいた
 というようなこともあり、一日に平均7人も死亡者が出た。自分
 も腹がペッコリとへこんでしまい、生命の恐怖さえ感ずるように
 なった」
 
 「山の生活で人情味をすっかり失った者が捕虜になり、多少常人
 に返りかかったのが、また逆に戻ってしまった。人の食物を盗ん
 だり、かくれ食い等、盛んに行われた。収容所内の草原で、バッタ、
 蛙を捕らえ食べる者もあった」
 
 文章は淡々と書かれていますが、それはおそらく地獄絵のような
 様子だったと思われます。
 
 捕虜となっていて、武器となる物は何もないので殺し合いは起きな
 かったのだと思います。
 
 捕虜となっても生き残るのは大変だったようです。
 
 また、収容所も色々な場所に移動させられ、そこの所長の考え方で、
 食べ物が楽に手に入ったり、厳しくなったりしたようです。
 
▽先日紹介した開高健さんの「ベトナム戦記」にもありましたが、
 捕虜収容所には傷病兵は少なかったみたいです。
 
 著者は次のように書いています。
 
 「レイテには、全ミンダナオ、全ビザヤ地区の傷兵が何万と集まった
 が、手足、ことに足を失った者は少なかった。それは戦争で手足
 を失った者が少なかったのではなく、負け戦なので傷病兵のほと
 んどは病死か、自決、他殺されてしまった。それで例外的な者
 以外は来ていないので、見た目には少なく感ずるのだ」
 
 傷ついた兵隊は、不衛生なジャングルにいて、しかも治療は受け
 られないために、細菌に感染しほとんどは死んでしまうか、移動に
 邪魔になるためにジャングルにおきざりにされるか、仲間に殺さ
 れるか、自殺するか、いずれにしても、戦争で生き残るというのは
 なかなか大変だったみたいです。
 
▽そして、もう一つ。

 所々何度も書かれているのが、現地の人々の対応です。
 
 捕虜になると人数等の関係で、さまざまな収容所に移送される
 ことになります。
 
 トラックに乗ったり歩いたりするのですが、その時沿道に土民
 (現地の人)が沢山並んでいて見物しているそうです。
 
 終戦以前に現地を統括していた日本の軍人の対応の仕方によって
 その人達の対応がまるで違っていたみたいです。
 
 現地の人を大切に扱った地区では、食べ物やたばこなどを差し
 入れてくれたりしたそうです。
 
 しかし、そうではない地区(ほとんどがみたいですが...)では
 「バカ野郎」「ドロボー」「コラー」「コノヤロー」「人殺し」
 「イカオパッチョン(こんちくしょう、ぶっ殺してやる)」等の
 憎しみを込めた言葉と表情で罵られ、石を投げられたり、パチンコを
 打ってきたりと、さんざんなめにあったそうです。
 
 地区によっては、日本軍はかなりひどいことをしてきたみたいです。
 
 また、当時日本領だった、朝鮮や台湾から連れてこられた人たち
 との間でも、トラブルはかなりあったみたいです。
 
 当時の一般的な考え方がそうだったのかもしれませんが、当時の
 日本人が反省すべき点かもしれないです。
 
 軍隊が掲げていたスローガン(アジアの解放等)とは全然違う
 行動をしていたような感じです。





 この本は、捕虜になった時に書かれた著者の日記を本にしたもの
 です。
 
 戦争の様子や、ジャングルをさまよう敗戦国の軍隊の様子がよく
 わかります。
 
 過去には、現在の平和な時代に生きている私たちからは想像も
 つかない世界が現実にあったのです。
 
 現在にいくら不満があったとしても、私たち日本人は平和に感謝
 しなくてはならないのではないかと思います。



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過労自殺
過労自殺 (岩波新書)過労自殺 (岩波新書)
(1998/04)
川人 博

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:過労自殺
 著者:川人博
 出版:岩波新書
 定価:640円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4004305535/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f967299%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 事例から
 第2章 特徴・原因・背景
 第3章 労災補償をめぐって
 第4章 過労自殺をなくすために



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、1998年4月に出版されています。
 
 著者は、弁護士をされています。
 
 著書も多数あります。



 「過労による自殺」とはどのような「死」なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)過労自殺を防ぐ方法とは?



 考え方を変えないとならないです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)過労自殺を防ぐ方法とは?

 「失敗が許容される職場」
 
 「義理を欠いてもよい職場」
 
 「失業してもやっていける社会」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 とにかく気づこう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「過労自殺を防ぐ方法」とはどのような方法なのでしょうか?

▽「すまん!申し訳ない!どうしようもない事態になり、もうどう
 処理したらよいか訳が分からなくなり、こんなことになった」

 「今のこの不安感では、もう生きていく気力がない。本当に申し訳
 ない。恨むなら俺と会社を恨めよ、ああ無念残念」
 
 これは、日立造船所に勤務する46歳の技術者のAさんが、家族へ
 宛てた遺書です。
 
 Aさんは全社的な開発プロジェクトに参加しますが、プロジェクトの
 構成員の全員がAさんの上司で、実際の作業はほとんどAさんが
 行っていました。
 
 プロジェクト会議の資料準備から、議事録作成、設計作業から
 試験機の試運転のトラブル対応までほとんどを一人でやっていたの
 です。
 
 Aさんが自殺する直前の1年間は、残業と休日出勤が続いていて、
 賃金明細表によると、1ヶ月の時間外労働は40時間を下回る
 ことはなく、自殺直前の1ヶ月に至っては月80時間を超える
 残業が続いていたそうです。
 
 しかし、これは会社に残されていた給与の支払い実績から算出
 されたもので、実際の残業時間は、これを大幅に上回っていた
 そうです。
 
 これだけ長時間残業をしても、仕事の絶対量が多いため、Aさんが
 抱えた仕事は終わらず、延々と働き続け機械の図面を完成させ、
 それを上司の机の上に置いて深夜に帰宅し、その朝に失踪し帰らぬ
 人になってしまったのです。
 
▽仕事がおわらないのは、どう考えてもAさんの責任ではなく、
 Aさんに全てを任せ、Aさんの健康面、精神面の管理を怠った
 上司、そして会社の責任です。
 
 それなのに、遺書の中でAさんはひたすら謝っています。
 
 そして残念無念だと。
 
 Aさんの気持ちが分からないと、「自殺する前に相談すればよ
 かったのに」と考えてしまいますが、周りは同じように忙しそうに
 見えるし、責任感が強いという性格もあって、なかなか苦しみを
 会社で相談することができなかったのです。
 
 家族には多少「つらい」といったことをもらしていたみたいですが、
 家族もまさか自殺するとは思っていません。
 
 そして、気づくのは本人が死んでから、ということになります。
 
 これが「過労自殺」のパターンの一つです。
 
▽「過労自殺」は自殺者の中ではそんなに数は多くありません。

 ただ、この数値も遺書が残っていて、明らかに勤務問題が原因だと
 いうことが分かっている数値で、実際には年間に1000人以上の
 人が過労自殺で亡くなっていると考えられるそうです。
 
 自殺の原因としてはどのようなことがあるのでしょうか。
 
 著者は次のように書いています。
 
 「自殺に至る原因として、長時間労働・休日労働・深夜労働・
 劣悪な職場環境などの過重な労働による肉体的負荷、および重い
 責任・過重なノルマ・達成困難な目標設定などによる精神的負荷が
 挙げられる」
 
 「これらは過労性の脳・心臓疾患にも共通している要素であるが、
 調査事例を見る限り、過労自殺の場合には、目標が達成できない
 などの行き詰まりから来る精神的なストレスの比重がより高い」
 
 「自殺・失踪前の約半年から1年間は長時間残業・休日出勤が
 繰り返され、また、納期の切迫・トラブルの発生などにより、
 被災者(自殺者)が精神的に追い込まれている」
 
 仕事をして糧を得ている限り、ある程度のプレッシャーは仕方が
 ないのかもしれません。
 
 相手がいての商売ですから、納期はあるし人間関係もあります。
 
 そこに責任を感じ、目標を達成するために無理して頑張ってしま
 います。
 
 さっさと弱音を吐いてしまえば楽になれるのですが、責任感が強く
 忍耐力も強いために、頑張ってしまいます。
 
 小学校の頃からの長年の教育によって、「必死に頑張ることは
 良いことで、目標を掲げ、その目標に向かって全力で取り組む
 べきである」といった考え方が当然になっていて、途中で投げ出す
 奴や弱音を吐くヤツは弱い人間だといった価値観ができあがって
 います。
 
 小さい頃から挫折感をたくさん味わっている人の方が、どちらかと
 いうと柔軟に考えられるのかもしれません。
 
▽では、過労自殺を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?

 著者はそのために以下の3つのことを挙げています。
 
 「失敗が許容される職場」
 
 「義理を欠いてもよい職場」
 
 「失業してもやっていける社会」
 
 どれも難しそうです。
 
▽ほとんどの企業では、社員の「がんばり」に期待しています。
 
 「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」
 
 どこかで聞いたことないでしょうか。
 
 それは仕方ないことなのかもしれませんが、今はその「がんばり」に
 失敗すると、職を失ってしまうという恐怖感があります。
 
 ギブ・アップは日本の職場では許されないことなのです。
 
 しかも、失敗すると上司も同僚もだれもフォローできない状況に
 あると、ギブ・アップしたくてもできなくなります。
 
 社内でフォローできる体制を作ることも必要です。
 
 また、「同僚や上司に迷惑を掛けるから辞められない」といった
 考え方も変えていかなければならないです。
 
 他者への配慮を優先する前に自分の精神と身体を優先すべきです。
 
 自殺していなくなってしまう方が会社にとっても損失になります。
 
 他者への義理を欠いても助け合える雰囲気を作ることも大切です。
 
 最後に「失業してもやっていける社会」。
 
 これを作るのはかなり困難です。
 
 それには、個人個人の考え方を根本から変えていかないとなら
 ないです。
 
 立派な家がなくても良い、車がなくても良い、子どもに高度な教育
 を与えなくても良い、そういった考え方から変えていかないと、
 実現は難しいと思います。
 
 失業しても、「まあいいか」と思えるくらいの社会的なゆとりが
 ほしいです。
 
 今の日本ではおそらく無理だと思いますが...





 この本は、過労自殺について、労災の認定を専門にする弁護士が
 書いた本です。
 
 日本の社会は自殺した者、そして残された肉親に対して、周りの
 人間が冷たい態度を取ることが多いそうです。
 
 一番助けが必要な時期に、冷たくされるのはとても精神的にこた
 えます。
 
 以前も書きましたが、必死に謝って死んでいくよりは、全てを
 投げ捨てて逃げた方がましです。
 
 とにかく絶えられなかったら逃げましょう。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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ベトナム戦記(2回目)
ベトナム戦記 (朝日文庫)ベトナム戦記 (朝日文庫)
(1990/10)
開高 健

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:ベトナム戦記
 著者:開高健
 出版:朝日文庫
 定価:520円+税
 購入:本屋さんで購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/402260607X/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f435666%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 日の丸をいつもポケットに・・・
 ベトナムのカギ握る?仏教徒
 バトナム人の“七つの顔”
 “日本ベトナム人”と高源人
 ベトコン少年、暁に死す
 “ベン・キャット砦”の苦悩
 姿無き狙撃者!ジャングル戦
 ベトナムは日本に期待する



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1990年10月に出版されています。
 
 1965年3月に出版された本の文庫版です。
 
 著者は芥川賞受賞作家でたくさんの作品を残しています。
 
 既に亡くなられています。



 この著者の本は初めて読みます。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)何が行われていたのか?



 何がって...それは戦争です。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)何が行われていたのか?

 「全身血みどろになった兵隊が一人、茂みの中から出てきたが、
 銃弾の走りまわるなかを彼はまるで散歩でもしているような顔つき
 で歩いた。のんびりと歩いてきて軍医のところへいき、しゃがみ
 こんで傷を見せた」
 
 「チラと見ただけでも大腿部の傷の一つはバラの花のように大きく
 はじけていた。軍医はそこへアルコールの綿をつっこみ、ぐるぐる
 とひっかきまわした」
 
 「ところが負傷兵はうめきもしなければ、悶えもせず、ぼんやりと
 自分の傷口を見下ろしていた。まるで神経がないみたいなのだ。
 ふしぎな光景であった。彼一人ではなく、どの負傷兵もみんな
 そうなのだ」
 
 「あとでジャングルのなかで集結したとき、私は30名ほどの
 負傷兵を見た。あたりはぼろぎれと血の氾濫であった。彼らは肩を
 抜かれ、腿に穴があき、鼻を削られ、尻を削がれ、顎を砕かれて
 いた」
 
 「しかし、誰一人として呻くものもなく、悶えるものもなかった。
 血の池の中で彼らは立ったり、しゃがんだりし、ただびっくり
 したようにまじまじと眼をみはって木気や空を眺めていた。そして
 ひっそりと死んだ」
 
 「ピンに刺さったイナゴのようにひっそりと死んでいった。いま
 たっていたのがふとしゃがんだなと思ったら、いつのまにか死んで
 いるのだった」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 戦争はやめよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「何が行われていた」のでしょうか?

▽ベトナム戦争は何が敵で何が味方なのか、はたしてあのベトナム人は
 味方なのか敵なのか、そういった戦争だったようです。
 
 戦っている南ベトナム政府軍の少尉が、戦っている相手の組織
 (ベトコン)の正式名称(民族解放戦線)や指導者の名前すら
 知らない状態にありました。
 
 戦っているのは、同じベトナム人の「ベトコン」だったのです。
 
 もしかしたら、何のために戦っているのかも知らなかった兵隊が
 たくさんいたのではないかと思われます。
 
 したがって、この国のほとんどを占める農民は、政府軍やアメリカ軍
 に村を追われればベトコンへ走り、ベトコンから被害を受けることが
 あれば政府軍へ走ります。
 
 思想的なことは何もありません。
 
 親子で殺し合いをするということもあったみたいです。
 
▽著者がベトナムにいた頃、アメリカ軍は「軍事顧問」といった
 形で戦争に参加していたようです。
 
 著者が日本に帰った後に、アメリカ軍は北ベトナムを爆撃し泥沼の
 戦争へ突入することになります。
 
 日中戦争に突入した日本と同じような構図です。
 
▽著者が実際に見た「戦争」とはどのようなものだったのでしょうか?

 この本の後半に、大きな作戦に参加した時の話が書かれています。
 
 作戦は簡単に言うと、これまで入ったことのないジャングルに
 分け入り、ベトコンを殲滅しようというものでした。
 
 トラックで行けるところまで行き、そこからジャングルを6時間
 歩いたところで、ベトコンが生活していた痕跡を発見します。
 
 武器や食料がいくつか置いてある小屋を発見します。
 
 武器を調達し、皆で小屋を破壊していると、突然ジャングルの中で
 銃声が響き渡りました。
 
 生活の痕跡を発見したということは、近くに潜んでいるという
 ことも当然考えなくてはなりません。
 
 マシンガンとライフル銃とカービン銃を乱射され、兵隊たちも
 著者も転げ回ります。
 
 著者は南ベトナム政府軍に従軍している戦争記者ですが、ベトコン
 から見ると、記者と兵隊の区別なんてありません。
 
 兵隊と同じように銃撃されます。
 
 頭上数センチを銃弾が飛び交い、身体のすぐ脇に「ピシッ、パチッ、
 チュンッ」と音を響かせ弾丸がはじけ飛びます。
 
 銃声はしばらくすると、別の方角から突然聞こえ始めます。
 
 さっきは右から、今度は左から。
 
 これは、囲まれているのではなくて、地下にトンネルが掘られて
 いて、ベトコンはそのトンネルを通ってあちらからこちらから
 銃撃をしてくるのです。
 
 このトンネルというのが、ベトコンの特徴みたいです。
 
▽砲兵隊の大尉が地図で目的地を確認し、発煙筒を投げ、電話で
 上空のヘリコプターに「この煙から北西何百メートルの位置を掃射
 しろ」といった指示が飛びますが、同時に味方から「ベトコンも
 発煙筒を投げた!」との声があがります。
 
 ヘリコプターからはロケット弾のジュウタン掃射が行われますが、
 ジャングルに向かってめくら撃ちしているために、効果が出ている
 のかいないのか、はたして敵を攻撃しているのか、味方を攻撃して
 いるのかすらわかりません。
 
 後に、アメリカ軍はジャングルを枯らすために「枯れ葉剤」を
 まくことになります。

▽著者は戦争における「死」を次のように書いています。

 長いですが引用します。

 「全身血みどろになった兵隊が一人、茂みの中から出てきたが、
 銃弾の走りまわるなかを彼はまるで散歩でもしているような顔つき
 で歩いた。のんびりと歩いてきて軍医のところへいき、しゃがみ
 こんで傷を見せた」
 
 「チラと見ただけでも大腿部の傷の一つはバラの花のように大きく
 はじけていた。軍医はそこへアルコールの綿をつっこみ、ぐるぐる
 とひっかきまわした」
 
 「ところが負傷兵はうめきもしなければ、悶えもせず、ぼんやりと
 自分の傷口を見下ろしていた。まるで神経がないみたいなのだ。
 ふしぎな光景であった。彼一人ではなく、どの負傷兵もみんな
 そうなのだ」
 
 「あとでジャングルのなかで集結したとき、私は30名ほどの
 負傷兵を見た。あたりはぼろぎれと血の氾濫であった。彼らは肩を
 抜かれ、腿に穴があき、鼻を削られ、尻を削がれ、顎を砕かれて
 いた」
 
 「しかし、誰一人として呻くものもなく、悶えるものもなかった。
 血の池の中で彼らは立ったり、しゃがんだりし、ただびっくり
 したようにまじまじと眼をみはって木気や空を眺めていた。そして
 ひっそりと死んだ」
 
 「ピンに刺さったイナゴのようにひっそりと死んでいった。いま
 たっていたのがふとしゃがんだなと思ったら、いつのまにか死んで
 いるのだった」
 
 けが人がたくさん出ますが、負傷兵が担ぎ込まれる病院はそんなに
 人はいないそうです。
 
 怪我をすると、ほとんどの兵隊が細菌に感染し死んでしまうとの
 こと。
 
 戦場の「死」は威厳もへったくれもないみたいです。





 著者が参加した作戦では、敵への被害は一切分かりません。
 
 ジャングルの中での戦闘なので、はっきりと分からないのです。
 
 勝っているのか負けているのか、被害を与えたのかそれ以上の
 被害を与えられたのか、それすらも分からないのです。
 
 分からないことだらけの戦争が過去に行われていました。
 
 一兵隊にとっての戦争は、いつも分からないままなのかもしれ
 ません。



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ベトナム戦記
ベトナム戦記 (朝日文庫)ベトナム戦記 (朝日文庫)
(1990/10)
開高 健

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:ベトナム戦記
 著者:開高健
 出版:朝日文庫
 定価:520円+税
 購入:本屋さんで購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/402260607X/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f435666%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 日の丸をいつもポケットに・・・
 ベトナムのカギ握る?仏教徒
 バトナム人の“七つの顔”
 “日本ベトナム人”と高源人
 ベトコン少年、暁に死す
 “ベン・キャット砦”の苦悩
 姿無き狙撃者!ジャングル戦
 ベトナムは日本に期待する



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1990年10月に出版されています。
 
 1965年3月に出版された本の文庫版です。
 
 著者は芥川賞受賞作家でたくさんの作品を残しています。
 
 既に亡くなられています。



 この著者の本は初めて読みます。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)ベトナム戦争とは?



 映画では見たことがありますが...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)ベトナム戦争とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 今の平和を満喫しよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「ベトナム戦争」とはどのような戦いだったのでしょうか?

▽最近、戦争関係の本を読むことが多くなってきました。

 平和な国、平成の日本に住んでいると「戦争」は身近ではありま
 せん。
 
 遠い遠い世界の話のように聞こえます。
 
 いや、もしかしたらとても近い話なのかもしれません。
 
 いずれにしろ、横浜に住んでいる限り、戦争を感じるものといえば
 たまに戦闘機が爆音を轟かせて飛んでいく姿くらいです。
 
 だからというわけでもないですが、
 
 「なぜ人間は愚かな戦争をするのか?」
 
 という疑問にぶち当たってしまいます。
 
 なぜなんでしょうね。
 
 それが知りたくて、戦争関連の本を読んでいます。
 
▽太平洋戦争以降、私が知っている中でアジアで起きた戦争は、
 「朝鮮戦争」と「ベトナム戦争」です。
 
 今回の本は「ベトナム戦争」について書かれています。
 
 著者が実際に戦場であるベトナムに、約100日間に渡って滞在し
 その目で見てきたことが書いてあります。
 
 著者の興奮が伝わってくる文章になってますが、実は前半部分を
 読んでみても「ベトナム戦争の構図」が分かりません。
 
 一体何と何が戦っているのか?
 
 アメリカ軍はどのように関わっていたのか?
 
 そのあたりの情報が明確に書かれていないので、読んでいても、
 しばらくは理解できませんでした。
 
 おそらくベトナム戦争が起きていた頃は、周知のことだったのだと
 思われます。
 
 そこで、困ったときのウィキペディア。
 
 ベトナム戦争は、1959年?1975年、インドシナ戦争後に、
 「ベトナムの南北統一」をめぐって戦われた戦争のことです。
 
 「インドシナ戦争」は全然知りませんでした。
 
 共産主義勢力の拡大を防ぐため、「北ベトナム」と対峙する
 「南ベトナム」を支援するアメリカ合衆国が中心となり大規模な
 軍事介入を行ったが、目的を達せずに撤退した。
 
 形式的には北ベトナムと南ベトナムの戦争であったが、実質的に
 共産主義勢力(ソビエト連邦、中華人民共和国)と資本主義勢力
 (アメリカ)が背後にあっての戦いであった。
 
 その為、「代理戦争」と呼ばれた。
 
 ここにも、大国の影響が見られます。
 
 この時代の覇権争いは仕方がなかったのでしょうね。
 
▽この本を読んで、何と何が戦っているのか良く分からなかった
 理由がなんとなく分かってきました。
 
 戦っているのは、どうやらベトコン(南ベトナム解放民族戦線)と
 「南ベトナム軍と政府」のようです。
 
 そして、ベトコンを支援していたのが共産主義勢力、ソビエトと
 中国です。
 
 日本で言うと、「共産党、全共闘」と政府の戦いといったところで
 しょうか。
 
▽ここまでの大まかな分け方は理解できました。
 
 分からなくなるのは、この構図の他に、「仏教徒」と「農民」が
 からんでるからだと思われます。
 
 「仏教徒」は、政府に弾圧されているために「反政府」側です。
 
 しかし、暴力は絶対に使いません。
 
 デモをやっても非暴力を貫きます。
 
 そして、ベトナム国民の約90%は仏教徒なのです。
 
 したがって、仏教の指導者を頭にした仏教徒も一つの勢力になって
 います。
 
▽ベトナム人のほとんどは「農民」です。

 著者の言葉を借りると、次のような表現になります。
 
 「この国は貧しい。おそろしく貧しい。男も女も貧しい。市民も
 農民も貧しい」
 
 その中でも特に「農民」は貧しかったみたいです。
 
 農民は、戦争のために南ベトナム政府に土地を奪われ、村を焼かれ、
 若い男性は兵隊に取られるなどされたために、「反政府」である
 「ベトコン」に参加してしまうのです。
 
 戦っている方は、お互いが敵なのか味方なのか分からない状況に
 なってしまいます。
 
 アメリカ軍が戦っているのは「ベトコン」ですが、そのベトコンは
 南ベトナム政府軍と同じベトナム人なのです。
 
 敵味方の区別がつかないのと、ジャングルで戦っているため、
 無差別攻撃、無差別爆撃が当たり前になっていたそうです。
 
 したがって、どこでだれが戦っているのか分からない。
 
 著者が、戦っている人達に「前線はどこだ?」と聞くと、
 「すべてが前線だ」と言われたそうです。
 
▽ついでに言うと、南ベトナム政府も、猫の目のように変わります。

 軍が実権を握ったり、別の政府になったりと安定しません。
 
 そのなかで延々と戦いは続いていくのです。
 
 
 そして、ここでもやはり「死」は軽いです。





 この本は、著者がベトナムに実際に取材しに行って、見てきたこと
 聞いてきたことをそのまま書いている内容です。
 
 著者の興奮はよく伝わってきて、当時の現地の様子が良く分かり
 ます。
 
 ただ、戦争資料的な本ではないので、戦争の構図が良く分かりま
 せん。
 
 もしかしたら、当時は常識だったのかもしれませんが、何も知ら
 ない私が読むと、かなり先まで読まないと、戦いの全体像がつかめ
 ません。
 
 
 次回、もう一度現地の戦いの様子を紹介します。



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ぼくらはみんな生きている
ぼくらはみんな生きている―18歳ですべての記憶を失くした青年の手記ぼくらはみんな生きている―18歳ですべての記憶を失くした青年の手記
(2001/05)
坪倉 優介

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:ぼくらはみんな生きている
 副題:18歳ですべての記憶を失くした青年の手記
 著者:坪倉優介
 出版:幻冬舎
 定価:1400円+税
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4344000889/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1344838%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第一章 ここはどこ?ぼくはだれ?
 第二章 これから何がはじまるのだろう
 第三章 むかしのぼくを探しにいこう
 第四章 仲間はずれにならないために
 第五章 あの事故のことはもう口にださない
 第六章 ぼくらはみんな生きている


──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■□□□□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2001年6月に出版されています。
 
 著者は、京都の染工房に入社。2001年5月に草木染作家として
 デビューしています。



 今までの記憶がなくなってしまうのは、想像しただけでかなり
 不安です。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)記憶がなくなるとはどのような状態なのか?



 想像もできないです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)記憶がなくなるとはどのような状態なのか?

 「なにがなんだかわからない。この家や部屋とよばれるところで、
 どうすればいいのだろう。うす暗い部屋に入ったのはいいけれど、
 これから何が始まるの。なににさわればいいの。どこへもいけ
 ない。何にも手が出せない」
 
 「すわって、周りを見るけれど、知らない物ばかり。手を引っ張ら
 れて、どんどん中へ入っていく。何を言っているのかも分からない、
 どうして、いろいろな顔をするのだろう」
 
 「それでぼくのきもちもかわってしまう、口が大きくあいて、
 体がゆれている顔を見るとあんしん。でも、目や口を小さくした
 顔で見られるのはいやだ。僕がなにをしたの」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 事故には気を付けよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「記憶がなくなるとはどのような状態」なのでしょうか?

▽1989年6月5日の雨の降る日夕方、帰宅途中に乗っていた
 スクーターがトラックに激突。
 
 救急車で救急センターへ搬送されるが、意識不明の重体に陥ります。
 
 集中治療室へ入って10日後、奇跡的に目覚めますが、目覚めて
 みると、両親のことも、友人のことも、自分自身のことさえも
 全て忘れていました。
 
▽著者が大学に通い始めて数ヶ月、スクーターで事故を起こし奇跡的
 に助かって起きてみると、周りには知らない人ばかりいます。
 
 その時は、医師に質問され自分の名前と住所は言えました。
 
 しかし、自分の母親さえも分からなくなっていたのです。
 
 暴れるために、ベッドにくくりつけられ、それとともに高熱が
 出始め、その状態のまま4,5日が経過しました。
 
 その状態から解放された時、著者は全てを忘れていたのです。
 
▽全てと言ったら全てです。

 自分が何者なのかも分からない、自分の名前も、年齢も、母親の
 顔も、父親の顔も、兄弟の顔すらもわからないのです。
 
 まさに生まれた状態で病院を退院します。
 
 できることは、歩くこと、覚えている範囲内で話すこと、感じる
 ことくらいです。
 
 自分の部屋に入っても、何が何だかぜんぜん分かりません。
 
 理解できるのは、人間の表情と仕草で、それが自分にとって嬉しい
 ことなのか、嫌なことなのかくらいです。
 
 著者は言います。
 
 「なにがなんだかわからない。この家や部屋とよばれるところで、
 どうすればいいのだろう。うす暗い部屋に入ったのはいいけれど、
 これから何が始まるの。なににさわればいいの。どこへもいけ
 ない。何にも手が出せない」
 
 「すわって、周りを見るけれど、知らない物ばかり。手を引っ張ら
 れて、どんどん中へ入っていく。何を言っているのかも分からない、
 どうして、いろいろな顔をするのだろう」
 
 「それでぼくのきもちもかわってしまう、口が大きくあいて、
 体がゆれている顔を見るとあんしん。でも、目や口を小さくした
 顔で見られるのはいやだ。僕がなにをしたの」
 
 この部分は、著者が本を書く段階、事故から約12年後に書いて
 いるので、文章になってますが、実際その時は「感じるだけ」
 だったのだと思います。
 
 連れて行かれた場所が分からないし、連れてきてもらった人
 (親兄弟)のことも誰だか分からないし、その人達が話している
 ことも全然理解できないのです。
 
 そして、感じることができるのは、その人のボディランゲージだけ。
 
 表情から、悲しんでいるのか、怒っているのか、笑っているのか、
 良いことなのか、悪いことなのか、を感じるだけしかできません。
 
 そうなると、人間と話をするのが怖くなります。
 
 自分が全く言葉を話せない国にきたと思えば少しは理解できる
 かもしれないです。
 
▽簡単に言ってしまうと、生まれたばかりの赤ん坊と同じ状態に
 あったのだと思います。
 
 ということは、赤ん坊は身近にいる人の表情から全てを読みとって
 いるのではないかと思います。
 
 表情って大切です。
 
▽各章毎に、著者の母親の手記が掲載されています。

 その手記を読むと、18歳で全ての記憶を無くした我が子を持つ
 母親の気持ちが痛いほど理解できます。
 
 母親である自分のことすら分かってもらえない。
 
 父親に対しても「誰やこのおっさん」という始末。
 
 しかし、このお母さんも根性入ってます。
 
 分からないなら分からないでいい、日常生活さえできるように
 なればいい、と赤ちゃんに教えるように、18歳の我が子に
 一から教え直します。
 
 根気のいる仕事です。
 
▽著者は事故を起こした頃、大阪芸大に入学していました。

 事故を起こして、全ての記憶がなくなったのだから、とうぜん
 大学も辞めると思いますが、そこらへんがこの親のすごいところで、
 大学側と相談し、無理やり大学に通わせます。
 
 その結果、著者は無事大学を卒業し、専科へ進み、そこで染め物を
 習得します。
 
 現在は、染工房で染師として活躍中です。
 
 18歳からもう一度全てをやり直そうと思えばできるみたいです。





 この本は、事故から12年たった頃の著者が書いた本です。
 
 したがって、当時の状況を言葉にして書いてますが、実際その時は
 言葉すら分からなかった状態でした。
 
 18歳から新たな記憶を重ねていくことになったのですが、怖い
 のは以前の記憶が戻ることなのだそうです。
 
 言われてみると怖いかもしれません。
 
 一度切れて、別人になってしまっているので無理もないです。
 
 この本を読んでいると、過去も大切ですが、過去が無くなっても
 そこから過去を積み重ねることは可能なんだということが分かり
 ます。



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ユダヤ5000年の智恵
ユダヤ5000年の知恵―聖典タルムード 発想の秘密 (講談社プラスアルファ文庫)ユダヤ5000年の知恵―聖典タルムード 発想の秘密 (講談社プラスアルファ文庫)
(1993/09)
M. トケイヤー

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:ユダヤ5000年の智恵
 副題:聖典タルムード 発想の秘密
 著者:ラビ・M・トケイヤー
 出版:講談社プラスアルファ文庫
 定価:740円
 購入:ブックオフで105円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4062560089/oyajimushicom-22/ref=nosim/
 楽天ブックス
 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1758823%2f



──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 タルムードの心
 タルムードの耳
 タルムードの目
 タルムードの頭
 タルムードの手
 タルムードの足



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■□□
 勇気  :■□□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、1993年9月に出版されています。
 
 1971年10月に出版された本の文庫版です。
 
 著者は紹介文によると、日本ユダヤ教団のラビとなり、在日ユダヤ人
 の生活相談役として活躍されているそうです。
 
 著書も多数あります。



 ユダヤ人が5000年溜め込んだ智恵とは?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)タルムードにはどのようなことが書いてあるのか?



 日本人はあまり知らないと思います。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)タルムードにはどのようなことが書いてあるのか?

 「タルムードは本ではない。これは文学である。この12000
 ページは紀元前500年から期限後500年までの口伝を、10
 年間もかかって、2000人の学者が編纂したものである」
 
 「同時にこれは、現代のわれわれをも支配しているので、いわば
 これはユダヤ人5000年の智恵であり、あらゆる情報の貯水池
 であると言える」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 いろいろな立場から考えてみよう 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「タルムードにはどのようなことが書いてある」のでしょうか?

▽ネットで調べてみると、ユダヤ教は全世界で約1300万人の
 信者がいて、6番目に信者が多い宗教です。
 
 世界で6番目といっても、日本人にとってはイスラム教と同様に、
 その内容をほとんど知らない宗教ではないかと思います。
 
 というよりも、日本人は自国の宗教のこともほとんど知らないと
 思われます。
 
 仏教にしても、どの様な書物が残されていて、何が書いてあるのか
 知っている人はほとんどいないでしょう。
 
 また神道にしても、聖典というものが残っているわけではないです。
 
 しかし、今回紹介するユダヤ教の聖典「タルムード」は、膨大な
 量の書物が残されています。
 
 どのくらいの量かと言うと、全部で20巻、12,000ページ
 に及び、語数にして250万語以上、重量75キロになるそうです。
 
 著者は言います。
 
 「タルムードは本ではない。これは文学である。この12000
 ページは紀元前500年から期限後500年までの口伝を、10
 年間もかかって、2000人の学者が編纂したものである」
 
 「同時にこれは、現代のわれわれをも支配しているので、いわば
 これはユダヤ人5000年の智恵であり、あらゆる情報の貯水池
 であると言える」
 
 タルムードの源流は旧約聖書であり、旧約聖書を補足し、旧約
 聖書をさらに広げたものなのです。
 
▽ユダヤ人というのは、このタルムードに「生き方」を規定されます。

 ユダヤ人のソウル(魂)と言われているそうです。
 
 ユダヤ人にとって、タルムードは宗教ではなく、生活そのもの、
 生き方そのものなのです。
 
 そして、タルムードは「読む物ではなく、勉強するもの」と書か
 れています。
 
 何が書いてあるのかを知るのではなく、書いてあることを自分で
 考え咀しゃくし、自分の智恵にするのが本来の使い方で、ユダヤ
 教のラビ(僧侶)は、ずっとそれをやってきた人達です。
 
 したがって、ユダヤ人でラビになるのはとても難しく、でもラビに
 なると、他の人達は自分の父親よりも大切に扱ってくれるそうです。
 
 父親がいなくてもラビさえいれば、ユダヤ教の智恵は代々語られる
 ことになるためです。
 
 ユダヤ人は迫害され続けた歴史の中で、タルムードとラビだけは
 守り続けてきたのです。
 
▽では、具体的にどのようなことが書いてあるのでしょうか?

 この本に書かれていることは、もちろんタルムードのごく一部です。
 
 そのごく一部の内容は、ほとんどが「教え」というよりも、
 「エピソード」になっています。
 
 そのエピソードを一つ紹介します。
 
 「王様が一人の娘を持っていた。娘は重い病にかかって死にそう
 だった。医者は妙薬を飲ませない限り、見込みはないと言った。
 そこで王は、自分の娘の病気を治した者には娘をめとらせ、次の
 王様にするであろうと布告を出した」
 
 「遠い地方に3人の兄弟がいた。一人が望遠鏡でそのおふれを
 見た。そして彼女に同情して、何とか3人で王女の病気を治して
 やろうと相談した」
 
 「一人は魔法のじゅうたんを持っていた。もう一人は魔法のりんご
 を持っていた。魔法のりんごを食べるとどんな病気でも治る。
 そこで3人は、魔法のじゅうたんに乗って王宮に出かけ、王女に
 りんごを食べさせると、王女の病気はケロッとよくなって、みんな
 非常に喜び、王様は宴会を開いて新しい王子を発表しようと思った」
 
 「すると一番上の兄弟は、『私が望遠鏡で見なかったら、われ
 われはここに来られなかった』と言い、2番目は『魔法のじゅうたん
 がなかったら、とてもこんな遠いところに来られなかった』と言い、
 3番目は『もし、りんごがなかったら、治らなかったではないか』
 と言った」
 
 「あなたが王だったら、この3人のうち誰に王女をめとらせるだ
 ろうか。答えは『りんごを持っていた男』である」
 
 「じゅうたんを持っていた男はまだじゅうたんを持っているし、
 望遠鏡を持っていた男もまだ望遠鏡を持っている。りんごを持って
 いた男は、リンゴを与えてしまったので、何も持っていない。
 かれはあらゆるものを娘のために与えてしまった」
 
 「タルムードによれば、『何かをして上げるときには、すべてを
 それにかけるものが一番尊い』ということである」
 
 という話が書かれています。

 タルムードにはこういった話が書かれているそうです。
 
▽格言や決まり事を書物にすると、それは人の頭の中に残らない
 ため、エピソードにして残してあるそうです。
 
 上記のような話が、12,000ページに渡って書かれている
 そうです。
 
 そして、タルムードに書かれている話に従ってユダヤ人の生き方が
 定まっているそうです。
 
 良いのか悪いのかは分かりません。





 この本は、膨大なタルムードの中から、ユダヤ教のラビである
 著者が、抜粋して分かりやすく編集したものです。
 
 それが、延々と書かれています。
 
 特定の宗教の聖典に縛られていない私から見ると、
 
 「もっと別な考え方もあるのに」
 
 と思えないこともないです。
 
 例えば、前掲の魔法のりんごの話は、選択を迫られた王様の側から
 見ているのでしかたがないかもしれませんが、もし私がこの話から
 何かを教えるとしたら「譲り合い」を教えるし、「平等」を教え
 ます。
 
 もしくは「遠慮」か「分かち合い」、「無償の愛」を教えます。
 
 もし、王様の側だったら、先に娘の意見を尊重することを考えるし、
 褒美は王女の婿ではなく、別の物にします。
 
 柔軟に、いろいろな考え方ができると思うのですが...



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日本はなぜ敗れるのか(2回目)
日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21) 日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)
山本 七平 (2004/03)
角川書店

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:日本はなぜ敗れるのか
 副題:敗因21ヵ条
 著者:山本七平
 出版:角川新書
 定価:781円+税
 購入:ブックオフで400円



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4047041572/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第一章 目撃者の記録
 第二章 バシー海峡
 第三章 実数と員数
 第四章 暴力と秩序
 第五章 自己の絶対化と反日感情
 第六章 厭戦と対立
 第七章 「芸」の絶対化と量
 第八章 反省
 第九章 生物としての人間
 第十章 思想的不徹底〔ほか〕
 第十一章 不合理性と合理性
 第十二章 自由とは何を意味するのか
 あとがきにかえて



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2004年3月に出版されています。
 
 野生時代という雑誌の1975年4月号から1976年4月号まで
 連載されていた記事を再編集したものです。
 
 著者は、最近読むようになった山本七平さんです。
 
 評論家で、その著書は日本文化論の基本文献として広く読まれて
 います。



 日本はなぜ敗れてしまうのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)生物としての人間とは?



 人間は生き物ですが...



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)生物としての人間とは?

 「平地で生活していた頃は、人間性悪説等を聞いてもアマノジャク
 式の説と思っていた。ところが山の生活で各人が生きる為には
 性格も一変して他人の事等一切かまわず、戦友も殺しその肉まで
 食べるという様なところまで見せつけられた」
 
 「そして殺人、強盗等あらゆる非人間的な行為を平気でやる様に
 なり良心の呵責さえないようになった。こんな現実を見るにつけ
 聞くにつけ、人間必ずしも性善にあらずという感を深めた」
 
 「戦争も勝ち戦や、短期戦なら訓練された精兵が戦うので人間の
 弱点を余り暴露せずに済んだが、負け戦となり困難な生活が続けば
 どうしても人間本来の性格を出すようになるものか」
 
 「シナの如く戦乱飢餓等に常に悩まされている国こそ性悪説が
 生まれたのだという事が理解できる」

 「人間とは生物である。そしてあらゆる生物は自己の生存のため
 に、それぞれが置かれた環境において、その生存をかけて力いっ
 ぱい活動して生きている。人間としてその例外でありえない」
 
 「平和は、自分たち人間だけは例外であるかのような錯覚を抱か
 す。しかしそれは錯覚に過ぎない、もちろんその錯覚を支える
 ため、あらゆる虚構の“理論”が組み立てられ、人々はその空中
 楼閣を事実だと信じている」
 
 「しかしその虚構は、『飢餓』という、人間が生物にすぎない
 ことを意識させる一撃で、一瞬のうちに消えてしまう」

 「人という『生物』がいる。それは絶対に強い生物ではない。
 あらゆる生物が、環境の激変で死滅するように、人間という生物も、
 ちょっとした変化であるいは死に、あるいは狂いだし、飢えれば
 『ともぐい』をはじめる」
 
 「そして、『人間この弱き者』を常に自覚し、自らその環境に
 落とさないため不断の努力をし続ける者だけが、人間として存在
 しうるのである」
 
 「日本軍はそれを無視した。そして、いまの多くの人と同じ
 ように、人間は、どんな環境においても同じように人間であって、
 『忠勇無双の兵士』でありうると考えていた」
 
 「社会機構といい体制といい、鉄の軍紀といい、それらはすべて
 基本的には、『生物としての人間』が生きるための機構であり、
 それはそれを無視したその瞬間に、消え去ってしまうものなので
 ある」



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「生物としての人間」とはどのようなことなのでしょうか?

▽この本は、小松真一さんという方が書いた「虜人日記」に書か
 れている「日本の敗因21カ条」を元に、著者が太平洋戦争に
 おける日本の敗因を分析しているものです。
 
 分析することによって、日本人の特性が理解でき、それが現在でも
 しっかり生きていることが分かります。
 
 今回は、「生物としての人間」という章を割いて、敗因21カ条
 の中から以下の二つの敗因について分析がされているので、その
 部分を紹介します。
 
 19.日本人は人命を粗末にし、米国は大切にした
 
 21.指導者に生物学的常識がなかった事

▽「日本人が命を粗末にした」という話を聞くと、すぐに思い浮か
 べるのは、「神風特攻隊」や「玉砕」といった言葉です。
 
 日本は戦国の昔から命は軽かったように思われます。
 
 武士の世界だけだったとは思いますが...
 
 それは、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」を読んでみると分かり
 ますが、日露戦争当時も兵士の命は軽かったようです。
 
 しかし、それは戦闘における日本人兵士の命の軽さです。
 
 ここで書いている「人命」とは、単純に「生きる」だけの人の命
 です。
 
 日本人はそれをとても簡単に考えていました。
 
 考えていたというよりは、「何も考えていなかった」と言った
 方が正しいのかもしれません。
 
 それは、「虜人日記」の次の文に現れています。
 
 「平地で生活していた頃は、人間性悪説等を聞いてもアマノジャク
 式の説と思っていた。ところが山の生活で各人が生きる為には
 性格も一変して他人の事等一切かまわず、戦友も殺しその肉まで
 食べるという様なところまで見せつけられた」
 
 「そして殺人、強盗等あらゆる非人間的な行為を平気でやる様に
 なり良心の呵責さえないようになった。こんな現実を見るにつけ
 聞くにつけ、人間必ずしも性善にあらずという感を深めた」
 
 「戦争も勝ち戦や、短期戦なら訓練された精兵が戦うので人間の
 弱点を余り暴露せずに済んだが、負け戦となり困難な生活が続けば
 どうしても人間本来の性格を出すようになるものか」
 
 「シナの如く戦乱飢餓等に常に悩まされている国こそ性悪説が
 生まれたのだという事が理解できる」
 
 いくら人間ができていたとしても、いくら兵士として訓練を積んで
 いたとしても、いくら上官であったとしても、人間が「飢え」と
 いう事態に直面すると、今まで積み上げた人間らしさを全てかな
 ぐり捨てて食べ物を求めてしまうのです。
 
 それが、今まで友人だったとしても、生きるためにその肉を食らう
 ところまで成り下がってしまうそうです。
 
 著者は言います。
 
 「人間とは生物である。そしてあらゆる生物は自己の生存のため
 に、それぞれが置かれた環境において、その生存をかけて力いっ
 ぱい活動して生きている。人間としてその例外でありえない」
 
 「平和は、自分たち人間だけは例外であるかのような錯覚を抱か
 す。しかしそれは錯覚に過ぎない、もちろんその錯覚を支える
 ため、あらゆる虚構の“理論”が組み立てられ、人々はその空中
 楼閣を事実だと信じている」
 
 「しかしその虚構は、『飢餓』という、人間が生物にすぎない
 ことを意識させる一撃で、一瞬のうちに消えてしまう」
 
 現代の日本人は「飢餓」という状態になることはまずありません。
 
 しかし、太平洋戦争当時、南方のジャングルで戦っていた兵士達の
 死亡原因の多くは「餓死」だったそうです。
 
 何の計画性もない軍の方針によって、食料を配給するシステムは
 考えられず、次から次へと兵士だけジャングルに送られ、武器も
 ないまま、とにかく逃げるだけ。
 
 武器もないので戦うこともできず、かといって生きて敵に降伏
 することは「恥」と訓練されている兵士にとっては、とにかく
 逃げて生き延びるしかありません。
 
 そして、生き延びるための食料は一切与えられず、食物を育てる
 という方針も与えられず、精神論だけで「戦え」といったところで
 何の役にも立たないのです。
 
 ジャングルで飢えに苦しんだ兵士で生き残った人達の話では、
 敵軍よりも、現地のゲリラよりも怖いのは、自軍の飢えた兵士
 だったそうです。
 
 「虜人日記」では、ジャングルの中ではあらゆるものを食べたと
 書かれています。
 
 しかし、栄養の無い物をいくら大量に食べても、身体は栄養失調で
 衰弱するだけなのだそうです。
 
 しかも、一度栄養失調になると、いくら食べても回復しないの
 です。
 
 最終的に、糖が足りないために脳細胞がやられてしまい、普通の
 生活にはもどれなくなるとのことです。
 
 著者は言います。
 
 「人という『生物』がいる。それは絶対に強い生物ではない。
 あらゆる生物が、環境の激変で死滅するように、人間という生物も、
 ちょっとした変化であるいは死に、あるいは狂いだし、飢えれば
 『ともぐい』をはじめる」
 
 「そして、『人間この弱き者』を常に自覚し、自らその環境に
 落とさないため不断の努力をし続ける者だけが、人間として存在
 しうるのである」
 
 「日本軍はそれを無視した。そして、いまの多くの人と同じ
 ように、人間は、どんな環境においても同じように人間であって、
 『忠勇無双の兵士』でありうると考えていた」
 
 「社会機構といい体制といい、鉄の軍紀といい、それらはすべて
 基本的には、『生物としての人間』が生きるための機構であり、
 それはそれを無視したその瞬間に、消え去ってしまうものなので
 ある」
 
 日本人は今でもいろいろな場面で「精神論」を持ち込む場合が
 多いです。
 
 「頑張ればなんとかなる」
 「とにかくもう少しだからこのまま頑張って」
 等々。
 
 基本的に長期的な計画を立てるのが難しい国民性なのかもしれま
 せん。
 
 国の政策を見ていると、10年、20年先のことはほとんど何も
 考えてないように見えます。
 
 それは、今も昔もこれからも変わらないのかもしれません。





 この本には、太平洋戦争における日本人の「負の特性」がかなり
 詳細に分析されています。
 
 読んでいると、日本軍は何の計画性も無しに、ごく短期間の戦争
 しか考えてなかったように思えます。
 
 やはり計画性が無い民族なのかもしれません。
 
 農耕民族なので、1年を上手く過ごせばそれで全てOKという
 意識があるのではないかと思います。
 
 ただ、希望を言えば、日本人の素晴らしい部分にも言及して欲し
 かったと思います。
 
 どの民族にも負の部分というのはありますから、それはそれで
 分析して認めるべきです。
 
 でも、どの民族にも素晴らしい部分はあると思います。
 
 そこに目を付けて、著者の分析が読みたかったです。


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日本はなぜ敗れるのか
日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21) 日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)
山本 七平 (2004/03)
角川書店

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 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:日本はなぜ敗れるのか
 副題:敗因21ヵ条
 著者:山本七平
 出版:角川新書
 定価:781円+税
 購入:ブックオフで400円



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 ◆今日の本 購入情報
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 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4047041572/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第一章 目撃者の記録
 第二章 バシー海峡
 第三章 実数と員数
 第四章 暴力と秩序
 第五章 自己の絶対化と反日感情
 第六章 厭戦と対立
 第七章 「芸」の絶対化と量
 第八章 反省
 第九章 生物としての人間
 第十章 思想的不徹底〔ほか〕
 第十一章 不合理性と合理性
 第十二章 自由とは何を意味するのか
 あとがきにかえて



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■□□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、2004年3月に出版されています。
 
 野生時代という雑誌の1975年4月号から1976年4月号まで
 連載されていた記事を再編集したものです。
 
 著者は、最近よく読むようになった山本七平さんです。
 
 評論家で、その著書は日本文化論の基本文献として広く読まれて
 います。



 日本はなぜ敗れてしまうのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本の敗因21カ条とは?



 日本人には変な特性があります。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本の敗因21カ条とは?

 1.精兵主義の軍隊に精兵がいなかった事。
   然るに作戦その他で兵に要求される事は、総て精兵でなければ
   できない仕事ばかりだった。
   武器も与えずに。
   米国は物量に物言わせ、未訓練でもできる作戦をやってきた
 
 2.物量、物質、資源、総て米国に比べ問題にならなかった
 
 3.日本の不合理性、米国の合理性
 
 4.将兵の素質低下(精兵は満州、支那事変と緒戦で大部分は
   死んでしまった)
 
 5.精神的に弱かった(一枚看板の大和魂も戦い不利となると
   さっぱり威力なし)
 
 6.日本の学問は実用化せず、米国の学問は実用化する
 
 7.基礎科学の研究をしなかった事
 
 8.電波兵器の劣等(物理学貧弱)
 
 9.克己心の欠如
 
 10.反省力なき事
 
 11.個人としての修養をしていない事
 
 12.陸海軍の不協力
 
 13.一人よがりで同情心が無い事。
 
 14.兵器の劣悪を自覚し、負け癖がついた事
 
 15.バアーシー海峡の損害と、戦意喪失
 
 16.思想的に徹底したものがなかった事
 
 17.国民が戦いに厭きていた
 
 18.日本文化の確立なき為
 
 19.日本人は人命を粗末にし、米国は大切にした
 
 20.日本文化に普遍性なき為
 
 21.指導者に生物学的常識がなかった事



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本の敗因21カ条」とはどのようなことなのでしょうか?

▽著者の本をまとめて何冊か購入し、手持ちではこの本が最後の本
 となります。
 
 難しい内容の本もありましたが、なかなか読み応えのある文章を
 書く人です。
 
 著者は、1921年生まれで、太平洋戦争当時、砲兵少尉として
 マニラで戦い捕虜となります。
 
 今回紹介する本は、戦争に参加し実際に現地で戦った人の視点から
 
 「日本がなぜ戦争に負けたのか」
 
 という日本の戦争の敗因を書いた内容になっています。
 
 この内容は、太平洋戦争の体験を通して「戦争になぜ負けたのか」
 を書いていますが、それは日本人の特性として、現在の日本でも
 同じ事が言えるのではないか、といった観点で読んでみると、
 うなづけるものがあります。
 
▽この本は、小松真一という人が書いた「虜人日記」という資料を
 基に書かれています。
 
 この人もエネルギーの研究者として戦争に参加し、米軍の捕虜に
 なり、そこで書かれたのが「虜人日記」です。
 
 こういった、戦争当時の実際を正確に物語るには、その資料の
 「現地性」と「同時性」が大切になるそうです。
 
 「現地性」とは、その資料がその場所で書かれたものであること。
 
 そして、「同時性」とは、その時に書かれたものであること。
 
 例えば、戦争体験者が戦争が終わって、日本に帰ってから書いた
 資料というのは、あまり役には立たないそうです。
 
 戦っているときの思想と、戦争が終わって落ち着いている時の
 思想は基本的に違うものになるそうです。
 
 その点、「虜人日記」は、現地性と同時性を満たした記録として
 かなり有効な資料になるのです。
 
▽「虜人日記」に書かれていた日本の敗因21カ条というのがあり
 ます。
 
 小松真一さんが、分析した太平洋戦争における日本の敗因が21
 項目に渡って書かれています。
 
 以下に書き出してみます。
 
 1.精兵主義の軍隊に精兵がいなかった事。
   然るに作戦その他で兵に要求される事は、総て精兵でなければ
   できない仕事ばかりだった。
   武器も与えずに。
   米国は物量に物言わせ、未訓練でもできる作戦をやってきた
 
 2.物量、物質、資源、総て米国に比べ問題にならなかった
 
 3.日本の不合理性、米国の合理性
 
 4.将兵の素質低下(精兵は満州、支那事変と緒戦で大部分は
   死んでしまった)
 
 5.精神的に弱かった(一枚看板の大和魂も戦い不利となると
   さっぱり威力なし)
 
 6.日本の学問は実用化せず、米国の学問は実用化する
 
 7.基礎科学の研究をしなかった事
 
 8.電波兵器の劣等(物理学貧弱)
 
 9.克己心の欠如
 
 10.反省力なき事
 
 11.個人としての修養をしていない事
 
 12.陸海軍の不協力
 
 13.一人よがりで同情心が無い事。
 
 14.兵器の劣悪を自覚し、負け癖がついた事
 
 15.バアーシー海峡の損害と、戦意喪失
 
 16.思想的に徹底したものがなかった事
 
 17.国民が戦いに厭きていた
 
 18.日本文化の確立なき為
 
 19.日本人は人命を粗末にし、米国は大切にした
 
 20.日本文化に普遍性なき為
 
 21.指導者に生物学的常識がなかった事
 
 日本は明治以降、戦いにおいて精神面を強調しすぎたのかもしれ
 ません。





 この本は、日本が太平洋戦争に負けた原因を、現地の戦争体験者の
 視点から書いたものです。
 
 元もと勝てる見込みのない戦いではあったのですが、その中でも
 これが負けた原因だ、というのが上記の21項目になります。
 
 次回、その詳細を抜粋して紹介します。



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歴史の謎研究会 (2007/08)
青春出版社

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:この一冊で日本の神話と世界の神話が面白いほどわかる!
 著者:歴史の謎研究会
 出版:青春出版社
 定価:500円
 購入:本屋さんで購入



──────────────────────────────
 ◆今日の本 購入情報
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 プロローグ 教養としておさえたい「神話」の基本
 第一章 天地創造神話
 第二章 人類誕生神話
 第三書 日本神話
 第四章 ギリシア神話
 第五章 ゲルマン神話(北欧神話)
 第六章 インド神話
 第七章 マヤ・アステカ神話



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 ▼本の成分解析
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 知恵  :■■■□□
 勇気  :□□□□□
 豊かな心:□□□□□
 おすすめ:■■■□□



 この本は、2007年9月に出版されています。
 
 歴史の闇にはまだまだ道の事実が隠されたままになっている。
 
 その奥深くうずもれたロマンを発掘し、現代に甦らせることを
 使命としている研究グループが著者の「歴史の謎研究会」と紹介
 されています。
 
 著書も多数あります。



 神話はどこまで事実なのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)日本の神話とは?



 実はあまり知りません。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)日本の神話とは?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「日本の神話」とはどのようなお話なのでしょうか?

▽「神話」と聞くと、単なる作り話のように思ってしまいがちです。

 確かに、人間が伝える話は、ほんのわずかな時間で「伝説」と
 化し、尾ひれが付いて話が伝わり、そしていつの間にか消えてし
 まいます。
 
 しかし、その言い伝えが何年経っても、何千年経っても消えずに
 残っている場合があります。
 
 それが、世界各地に伝わる「神話」と呼ばれる物語です。
 
 「神の話」ですから、登場人物は神様になっています。
 
 私の予想では、事実が代々口承で伝えられ、その間に伝説となり、
 話のスジはそのままで、登場人物が神に置き換えられ、現在に
 伝わっているのではないかと思います。
 
 日本の平家物語のように、琵琶法師の口承によって伝えられて
 きたような話が「神話」となって伝わっているのではないかと
 思われます。
 
 その何割かは実際にあった話だと思います。
 
▽その神話で多いのが「大洪水」の話なのだそうです。

 ノアの箱舟に代表されるような話が、世界各地に神話として残さ
 れているとのこと。
 
 ということは、おそらく「大洪水」は史実として実際に起きたこと
 なのではないかと考えられます。
 
 そして、現代は地球温暖化によって北極の氷がすさまじい勢いで
 溶け始めています。
 
 あながち「大洪水」は近い未来の話かもしれません。
 
▽そんな、神話の中から、日本の神話を紹介します。

 ギリシア神話を知っている人はたくさんいても、日本の神話を
 知っている人はあまりいないのではないでしょうか。
 
 日本の神話は「古事記」と「日本書紀」に書かれています。
 
 書かれた年代で言うと、古事記の方が古く、和銅5年(西暦712年)
 に完成しています。
 
 民間伝承として伝えられていた話を、大和朝廷がまとめたのが
 古事記になります。
 
 作者は「太安万侶(おおのやすまろ)」で、稗田阿礼(ひえのだあれい)
 という舎人(とねり)が暗唱していた、天皇家の歴史を聞いて
 それをまとめたのが「古事記」になったのです。
 
 また。日本書紀は、天武天皇の命令で作られたもので、完成した
 のは養老4年(西暦720年)です。
 
 古事記は全3巻、日本書紀は全30巻あって、日本書紀は資料集的な
 意味合いが強いそうです。
 
▽古事記によると、最初に表れた神様は「アメノミナカヌシ」という
 神様で、この神様は現れただけで何もせずに消えてしまいます。
 
 次に表れるのは「タカミムスヒの神」「カミムスヒの神」の2人
 の神様で、この神様も何もせずに消えてしまいます。
 
 三人会わせて「造化三神」と言います。
 
 続けて、「ウマシアシカビヒコジの神」「アメノトコタチの神」
 この2人の神様も何もしないで消えてしまいます。
 
 以上5人の神様が、「別格の天つ神」と言われているそうです。
 
 次に現れるのが「クニノトコタチの神」「トヨクモノの神」が
 現れ何もせずに消えてしまいます。
 
▽その次に現れるのが、男女と思われるカップルの神様たちです。

 「ウヒジニの神」と妹の「スヒジニの神」。
 「ツノグイの神」と妹の「イクグイの神」。
 「オオトノジの神」と妹の「オオトノベの神」。
 「オモダルの神」と妹の「アヤカシコネの神」。
 
 兄弟でもあり夫婦でもある神様たちです。
 
 これらの神様たちも何もせずに消えてしまいます。
 
 何もせずに消えるということは、神様の名前が何かを象徴して
 いると考えなければならないそうです。
 
 そして、ようやく私たちが良く知っている「イザナキの神と」妹の
 「イザナミの神」が登場します。
 
 ここまでが日本の創世の神話で、この後「イサナキ」と「イザナミ」
 のよる日本の「国生みの神話」につながっていくことになります。
 
 イザナキとイザナミは多くの神様を生むことになり、やがてその
 子孫が第一代天皇の神武天皇へつながっていくことになります。
 
 作られた話の部分と伝承の話の部分があるみたいなので、史実
 として読むよりは、物語として読んだ方が面白いかも知れないです。





 この本は、いくつかの国に伝わる神話を雑学的に書いている本です。
 
 ギリシャ神話は、聞いたことがある名前の神々がたくさん出て
 きてなかなか面白いです。
 
 神話に興味がある方は入門編として、面白いかもしれません。
 
 個人的には日本の神話をもう少し読んでみたいです。



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深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫) 深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)
沢木 耕太郎 (1994/03)
新潮社

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 ◆今日読んだ本
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 題名:深夜特急2
 副題:マレー半島・シンガポール
 著者:沢木耕太郎
 出版:新潮文庫
 定価:360円
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4101235066/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 ◆本の目次
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 第4章 メナムから?マレー半島1
 第5章 娼婦たちと野郎ども?マレー半島2
 第6章 海の向こうに?シンガポール
 対 談 死に場所を見つける(高倉健・沢木耕太郎)



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 ▼本の成分解析
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 知恵  :■■■□□
 勇気  :■■■■□
 豊かな心:■■□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、平成6年3月に出版されています。
 
 昭和61年(1986年)5月に出版された単行本の文庫版に
 なります。
 
 著者は、ノンフィクション作家、小説家、エッセイストと「書く」
 方面で活躍しています。
 
 著書も多数あります。



 次はどこへ向かうのでしょうか?



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
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 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)何が起きたのか?



 楽しんで読むことにします。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)何が起きたのか?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



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 ★今日から実行すること
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 【 旅に出よう 】



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 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「何が起きた」のでしょうか?

▽前回の「深夜特急1」は、Vol.502、2007/9/25で紹介しました。

 著者の旅の目的は、インドのデリーからイギリスのロンドンまで
 乗り合いバスで旅をするというものです。
 
 前回紹介した1巻目は、インドのデリーに到着する前の香港・
 マカオでギャンブルにはまる話でした。
 
 そして、今回も出発地点のインドのデリーには到達しません。
 
 その手前、タイのバンコクからマレー半島のシンガポールまでの
 話になります。
 
 ただ、実際に著者が旅をしたのが今から約20年前のことです。
 
 現在のバンコクやシンガポールがどうなっているのか分かりま
 せんが、当時の雰囲気を満喫することにします。
 
▽バンコクに行っても、シンガポールに行っても著者の文章から
 伝わってくるのは、現地の人達がとても親切だということです。
 
 言葉は通じないのに、話をしてみると、バス代やご飯代まで出して
 くれて、宿まで一緒に探し、値段の交渉をしてくれたりします。
 
 自分もそんなに裕福ではないにもかかわらずです。
 
 逆の立場に立ってみて、例えば日本で著者のような外国から来た
 旅の青年と話をしたときに、はたしてそこまで面倒を見られるか
 というと、おそらくできないのではないかと思います。
 
 以前に何度か電車の乗り方を聞かれたことはありますが、それ
 だけでした。
 
 それ以上のことができる日本人ってあまりいないのではないかと
 思います。
 
 もし今度、旅の途中の外国人に道を聞かれたらどこまで話せるか
 試してみようと思います。
 
▽バンコクでもシンガポールでも著者が泊まるのは、日本円にして
 一泊数百円の安宿です。
 
 そういう宿はほとんどが売春宿で、清潔とは言い難い部屋で何週間
 も寝泊まりし、そこを拠点にしていろいろと歩き回ります。
 
 外国を旅慣れてないと、身の危険を考えてしまいますが、著者の
 本を読んでいると、香港・マカオ・バンコク・シンガポールは
 そんなに治安が悪いわけではなさそうです。
 
 もしかしたら夜出歩かなければ大丈夫なのかもしれません。
 
 著者が寝泊まりするところは売春宿ですが、そこで客をとっている
 女性と仲良くなるし、その女性たちにくっついている「ヒモ」と
 よばれる男性たちと仲良くなったりと、さまざまな人間関係を
 楽しんでいるような感じです。
 
 それができるかどうかが、旅を楽しめるどうかにかかっているの
 かもしれません。
 
▽著者はシンガポールに滞在しているときに、ニュージーランドから
 来た2人の旅の若者に出会います。
 
 いろいろと話をしてみると、3年か4年かけて世界一周をする
 とのこと。
 
 著者は半年で旅を切り上げるつもりでいましたが、半年でロンドン
 まで行く理由は何一つなかったことに気がつきます。
 
 著者は旅に出る前は、フリーのライターでした。
 
 大学在学中に就職も決まっていましたが、学生ストライキのために
 卒業が遅れ、会社に入ることができたのは7月に入ってからだった
 そうです。
 
 著者は入社1日目に、東京駅から職場へ向かって人混みの中を
 歩いているときに、「会社へ入るのはやめよう」と決意します。
 
 つまり一日も出社せずに退職してしまうのです。
 
 「ミッドナイトエクスプレス」に乗って旅に出たかったのかも
 しれません。
 
 就職もせずにぶらぶらしている著者を心配して、大学のゼミの
 教官が、文章でも書いてみないかと雑誌社を紹介してくれたのが
 きっかけで物書きを始めます。
 
 少しずつ仕事が増え始め、最初は充分に楽しかったのですが、
 1冊の本が出てから仕事が増え始め、「楽しむ」という感覚が
 なくなってしまいます。
 
 そして春のある日、仕事の依頼を全て断わり、途中の仕事も全て
 放棄し、まだ手をつけていなかった初めての本の印税をそっくり
 ドルに替え、旅に出てしまったのです。
 
 著者の気持ちは良く分かります。
 
 私も専門学校の3年生の時に、就職が決まってもう少しで卒業と
 いう時期になって、とても不安になった記憶があります。
 
 それは「これで人生が決まってしまうのか?」という不安でした。
 
 ただ、しばらくそう思っていただけで、実際に何も行動することが
 できなくて、そのまま現在に至ります。
 
 著者のように全てを投げ捨てて旅にでる勇気があれば、もしか
 したら違った人生になっていたのかもしれません。
 
 そして、今でもたまに「旅に出たいな」と思うことがあります。
 
 私の旅はバイクに乗って気が向くままにひたすら走るだけですが...





 この本を読んでいると、何だかウズウズしてきます。
 
 「このままで良いのか?」
 「もっと旅をした方が良いのではないか?」
 
 でも、今一人だけで旅に出てしまうと、大変なことになりそうです。
 
 旅に出るなら全員で行かなければならないです。
 
 それとも、現在が旅の途中なのでしょうか。



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連合赤軍「あさま山荘」事件(2回目)
連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫) 連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫)
佐々 淳行 (1999/06)
文藝春秋

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──────────────────────────────
 ◆今日読んだ本
──────────────────────────────
 題名:連合赤軍「あさま山荘」事件
 副題:実戦「危機管理」
 著者:佐々淳行
 出版:文春文庫
 定価:514円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
──────────────────────────────
 アマゾン
 http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167560054/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/02bf9514.ebca5b49/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f1067681%2f



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 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 出陣
 第2章 苦杯
 第3章 爆弾
 第4章 戦略
 第5章 偵察
 第6章 死闘
 第7章 凱歌



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 ▼本の成分解析
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 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1999年6月に出版されています。
 
 1993年1月に単行本が出版され、その文庫版となります。
 
 著者は、先日紹介した「東大落城」を書いた、佐々さんです。
 
 警察庁の警備幕僚長として危機管理に携わってきた人です。
 
 著書も多数あります。



 ぜんぜん記憶にはありません。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)どの様に戦ったのか?



 外国から見ると信じられないみたいです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)どの様に戦ったのか?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照してください。



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 ★今日から実行すること
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 【 命は大切にしよう 】



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 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「どの様に戦った」のでしょうか?

▽「あさま山荘」へ逃げ込んだ連合赤軍は、管理人の牟田泰子さんを
 人質に立てこもります。
 
 もう一人の管理人である人質の夫に確認してみると、食料や暖房
 のための燃料はたっぷりとあるとのこと。
 
 しかも、たっぷりあるのはそれだけじゃなくて、犯人達がここに
 やってくるまでに銃砲店を襲い強奪してきたライフルや散弾銃と、
 その弾もたっぷりとあるみたいでした。
 
 そして、量は分かりませんが、爆弾類ももしかしたらたくさん
 持っているかもしれないのです。
 
 人質の命を第一に考えると、持久戦にならざるをえなくなります。
 
 「時間がかかっても犯人説得に全力をあげる」というのが方針と
 なりました。
 
 このあたりが日本の警察と外国の警察の違いでしょうか。
 
 テレビで見ていると、外国の立てこもり事件は、必ず早期解決し
 ます。
 
 人質のことを考えているのかどうか分かりませんが、銃を持った
 隊員が犯人の射殺を当然のこととして突入します。
 
 しかし、この日本では警察官が銃を一発発砲しただけで大問題に
 なってしまいます。
 
 発砲して犯人を射殺しようものなら、マスコミを含む世間から
 非難を浴びてしまいます。
 
 実際に、昭和45年6月に起きた「ぷりんす号シージャック事件」
 では、ライフルにより犯人は射殺されています。
 
 このときも世間(マスコミ)の非難は大変なものだったそうです。
 
 犯人は銃を持っているのに、それを捕まえようとする機動隊、
 警察は武器を使うと非難されるという、「じゃあどうすればいいの」
 という状態の中で、「東大落城」事件も含め、何年も戦ってきた
 のです。
 
▽ここで、警察組織について簡単に説明すると、著者が所属する
 警察庁は、各都道府県の警察(警視庁を含む)を管理する国の
 機関です。
 
 警視庁とは、東京都知事が給与支払者となる、東京都の組織で、
 監督は警察庁になります。
 
 著者が所属する警察庁警備局は国の機関ということになります。
 
 そして、「あさま山荘」は長野県にあるため、長野県警の管轄に
 なりますが、長野県警だけでは、極左暴力集団の籠城等に対する
 経験が少ないため、著者は当時の警察庁長官の後藤田正晴に指示
 され、陣頭指揮を執るように長野へ向かうことになったのです。
 
 国の組織と県の組織は、あまり仲がよくないらしく、最初はいがみ
 合っていますが、何年も同じようなことに対応している著者が
 属する組織「警備局」はさすがに慣れていて、次第に著者主導の
 状態になっていきます。
 
▽来る、突入する日「Xデー」に備え、著者はこれまでの経験を
 活かしあらゆるものを用意します。
 
 放水車や重装甲車、そして、テレビで何度か見たことがある鉄球を
 つり下げたクレーン車まで用意します。
 
 また、この「あさま山荘」での一番の敵は「寒さ」でした、
 
 零下15度となる場所で、機動隊員をはじめ外で警備に当たって
 いる人たちは寒さに苦しみます。
 
 そこで急遽、冬季オリンピックが開催された北海道警が警備に
 使用した電熱線入りの防寒具を送ってくれるように指示を出します。
 
 届いたのは、事件が解決した後でしたが...
 
▽昭和47年(1972年)2月28日午前10時、とうとう戦いが
 始まります。
 
 連合赤軍があさま山荘に籠城してから9日目のことです。
 
 その戦いは全国に生中継され、89.7%の視聴率をたたき出し
 ました。
 
 89.7%とはほとんどの日本国民が見ていたということになり
 ます。
 
 連合赤軍は銃を撃ち続け、警察側はクレーン車に鉄球をぶら下げ
 あさま山荘の破壊を始めます。
 
 しかし、鉄球による破壊の派手さとは裏腹に、警察側の銃による
 被害が続出します。
 
▽午前10時に始まった機動隊の突入劇は、午後6時17分、人質の
 救出を確認し終了します。

 最終的に警察側の銃による死者は2名、負傷者24名、犯人側の
 人数は5名、死亡はゼロ、という結果になったのです。
 
 わずか5名のために、1500名の警察官が10日もかかって
 しかも死者2名を出すのは「大失敗」との話もあったそうですが
 後藤田警察庁長官からは褒めてもらったそうです。
 
▽連合赤軍の目的だった革命による「共産化」は、現在の歴史では
 間違いだったと判断されています。
 
 そのために命をかけ、他人の命も犠牲にしていました。
 
 暴力による革命はどこかで破綻するような感じがします。





 この本は、一昔前、まだ多少戦争気分が残っていた時代の歴史の
 一頁です。
 
 機動隊の隊員の中にも軍隊経験者が多数いて、かなり軍隊のノリが
 あったと思われます。
 
 現在の機動隊がどのようなものか良く分かりませんが、今でも
 この本のような勇ましい人たちだと思いたいです。
 
 日本特有の、「犯人を殺さず生け捕りにし、公正な裁判を受けさせる」
 という考え方には、賛否両論あるかと思います。
 
 個人的には、命を大切に扱うことには大賛成です。
 
 でも、それによって警察の方達の命が軽くなってしまうのは、
 どうかと思います。



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連合赤軍「あさま山荘」事件
連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫) 連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫)
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★諸事情により、12月から休日の読書と書評をお休みします。
 ブログの更新は日曜日と月曜日がお休みになります。



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 ◆今日読んだ本
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 題名:連合赤軍「あさま山荘」事件
 副題:実戦「危機管理」
 著者:佐々淳行
 出版:文春文庫
 定価:514円+税
 購入:ブックオフで105円



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 ◆今日の本 購入情報
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──────────────────────────────
 ◆本の目次
──────────────────────────────
 第1章 出陣
 第2章 苦杯
 第3章 爆弾
 第4章 戦略
 第5章 偵察
 第6章 死闘
 第7章 凱歌



──────────────────────────────
 ▼本の成分解析
──────────────────────────────
 知恵  :■■■■□
 勇気  :■■■□□
 豊かな心:■□□□□
 おすすめ:■■■■□



 この本は、1999年6月に出版されています。
 
 1993年1月に単行本が出版され、その文庫版となります。
 
 著者は、先日紹介した「東大落城」を書いた、佐々さんです。
 
 警察庁の警備幕僚長として危機管理に携わってきた人です。
 
 著書も多数あります。



 ぜんぜん記憶にはありません。



 今回はこの本を次のような視点で読んでみました。
──────────────────────────────
 ■この本のどこを読むか
──────────────────────────────
 1)何が起きていたのか?



 これも日本の歴史の1ページです。



 忙しい方のために、結論を先に紹介します。
──────────────────────────────
 ■この本をどう読んだか
──────────────────────────────
 1)何が起きていたのか?
 
 ※「もっと知りたい方のために」を参照ください。



──────────────────────────────
 ★今日から実行すること
──────────────────────────────
 【 特にありません 】



──────────────────────────────
 ●もっと知りたい方のために
──────────────────────────────
●「何が起きていた」のでしょうか?

▽先日は同じ著者の本で「東大落城」(Vol.549:2007/11/11,
 Vol550:2007/11/12)を紹介しました。
 
 これは昭和44年頃の出来事で、私はまだ2歳の頃のことです。
 
 そして今回は、昭和47年2月の頃の話で、私は5歳。
 
 やはり、ぜんぜん覚えていません。
 
 「連合赤軍」が何なのか、なぜこんなに大騒ぎしていたのか、
 そのあたりのことを知りたくて購入しました。
 
▽この事件の様子は全国中継され、NHKの最高視聴率が89%を
 超えたそうです。
 
 日本全国のほとんどの国民がテレビを見ていたことになります。
 
 それほど当時の日本人には関心があったようです。
 
▽事件は、昭和47年2月19日に発生します。

 といってもこの日にいきなりこの事件が起きたのではなく、
 「東大落城」以前から様々な流れがあって、この事件につながって
 います。
 
 この日、連合赤軍のメンバーが軽井沢に現る、との通報があり
 ました。
 
 この連合赤軍は何をしていたかというと、全国を股にかけて銀行や
 郵便局など金融期間の連続強盗を働き、また警察署、交番、警察
 幹部の自宅及び家族を狙う爆弾テロなどの犯行を重ねていたそう
 です。
 
 何を主張していたのか知りませんが、今から見ると単なる犯罪者に
 しか見えません。
 
 しかし、当時の連合赤軍のメンバーはそんなことは思ってなくて、
 真剣に革命を起こそうと思っていたみたいです。
 
▽そもそも「連合赤軍」とは何なのでしょうか?

 書いてある通りに紹介していくと、昭和44年9月に共産同戦旗派
 から分裂して「赤軍派」というのが結成されます。
 
 日本の共産化革命を目指した人たちは、時が経つに連れ、主張に
 違いによって様々に分裂し、この頃にはかなりの派閥に分かれて
 いたみたいです。
 
 それぞれの派閥が「内ゲバ」と称して、互いにいがみ合い、リンチ
 によって多数の死者を出していました。
 
 内部分裂してその中で革命を起こしていたみたいです。
 
 最初は、共産党や朝鮮総連が主体で主に大学生が「学生運動」と
 してやっていましたが、時が経つと高校でも大学並みに授業放棄や
 バリケード封鎖というのが行われていたそうです。
 
 赤軍派は結成と同時に武装蜂起を始めます。
 
 また、赤軍派とは別に、「日共革命左派神奈川県委員会」という
 日共反党グループの中の親中共分子が「毛沢東主義」を掲げて
 「京浜安保共闘」と名乗る労学提携のウルトラ過激派を誕生させ
 ました。
 
 書いていて、何の事やらサッパリ分かりません(笑)
 
 赤軍派は爆弾闘争、京浜安保共闘は銃による闘争を特徴としてい
 ました。
 
 昭和45年は日米安保条約改定の年で、反安保大衆運動が盛んに
 なりますが、次第に沈静化していきます。
 
 しかし、赤軍派、京浜安保共闘などのウルトラ過激派のテロは、
 追いつめられ、学生からの支持を失うにつれて一層過激となり、
 、火炎ビン闘争から、銃器・爆弾闘争へ移行していきます。
 
 その後、赤軍派による「日航機よど号ハイジャック事件」が起き
 赤軍派の9人が北朝鮮へ亡命します。
 
 超過撃破の赤軍派と京浜安保共闘が合体して「連合赤軍」になり
 ます。
 
 昭和46年12月31日のことでした。
 
 全共闘として、大学に籠城していた派閥の流れからできた団体
 ですが、全く別物の凶悪殺人団体と化してしまったのです。
 
▽そして、昭和47年2月に入ると、連合赤軍のメンバーが次々と
 逮捕されます。
 
 2月19日「連合赤軍、軽井沢に現る」の報で、事件は始まります。
 
 最初は「あさま山荘」ではなく、「さつき山荘」で連合赤軍と
 機動隊が遭遇し、銃撃戦が始まりました。
 
 連合赤軍メンバーは「さつき山荘」を出て、「あさま山荘」に
 逃げ込み、管理人夫人の牟田泰子さんを人質に立てこもったの
 です。
 
 この日から、約9日間に及ぶ戦いが始まります。





 「東大落城」を読んでいたときは、投石、火炎ビン、薬品といった
 武器を使っていましたが、次第に過激になり、爆弾や銃を使い、
 銀行強盗をしたり、警察署を襲ったり、警察関係者の家族を襲っ
 たりと、何をもって「革命」と言いたいのか分からない集団と
 化していました。
 
 どのメンバーも20代前半から25歳くらいまでの青年で、良いか
 悪いかは別として、きっと最初は大きな志を持って「革命」と
 叫んでいたのだと思います。
 
 それが、次第に内部分裂を繰り返し、暴力に染まるようになり
 気が付いたら、革命集団ではなくて単なる犯罪集団になってし
 まったようです。
 
 次回、メインのあさま山荘での機動隊と連合赤軍の攻防戦を紹介
 します。



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 人生を成功に導く読書術! ?おやじむしの3分書評? より抜粋

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